JPS63284571A - 電子写真記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は、感光体上部の転写部でトナー像が下面に転写
された用紙を横方向に伸びる用紙搬送路を通して定着部
へ搬送する背面搬送方式の電子写真記録装置において、
転写部から定着部まで用紙を安定して搬送するようにす
ることを目的とじたもので、転写部と定着部の間及び定
着部付近の空気を用紙搬送路の上方から吸引するように
して目的の達成を図っている。

〔産業上の利用分野〕

本発明は背面搬送方式の電子写真記録装置の改良に関す
るものである。

電子写真記録装置には、感光体に形成されたトナー像を
、感光体上部の転写部において用紙の下面に転写し、そ
の移譲用紙を横方向に伸びる用紙搬送路を通して定着部
へ搬送する背面搬送方式のものがある。この方式の装置
は、定着部で定着された用紙をそのまま排出するだけで
、特別な用紙姿勢変換を必要とせずにフェースダウンス
タック（記録面が下側の状態で順にスタックされる）が
実現できるため、最近多く使用されるようになっている
。

〔従来の技術〕

この種の電子写真記録装置の構造概要を第４図に示す。

第４図において、■は感光ドラム（感光体）、２，３，
４，５．及び６は感光ドラムｌの周囲に配置された前帯
電器、露光装置（潜像形成手段）、現像器、転写器、及
びクリーナ、７は定着部８に配置されたヒートローラ式
の定着器である。転写器５は感光ドラム１の上部の転写
部９に設けられている。感光ドラム１は矢印で示す反時
計方向に回転し、記録用の用紙１００は矢印で示すよう
に転写部９に感光ドラムｌの回転と同期して供給される
。感光トラム１に対するトナー像の形成及び用紙１００
に対するトナー像の転写は次のように行われる。

感光ドラム１の表面はまず前帯電器２により一様に帯電
され、次に露光装置３により記録画像に対応した潜像が
形成される。この潜像はトナーを用いた現像器４により
現像され、現像されたトナー像１０１は転写部９で転写
器５により用紙１００の下面に転写される。

転写を完了した用紙１００は、横方向に伸びる用紙搬送
路を通して定着部８に搬送され、ここで定着器７による
トナー像定着が行われる。定着を完了した用紙１００は
定着部８の左方に設けられた図示しないスタッカにフェ
ースダウン状態で排出される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような背面搬送方式の電子写真記録装置では、転写
部、定着部の間の用紙搬送路を通る用紙の下面に未定着
のトナー像があるため、用紙下面をローラ５ガイド板等
で支持することはできない。

このため、従来、用紙の腰を利用して定着部に導く方式
等が採用されているが、腰の弱い用紙の場合定着器への
進入が円滑に行われず、紙ジヤムが発生しやすい。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上述の問題点を解決することのできる電子写真
記録装置を提供するもので、第１図はその原理図である
。

第１図において、１１は感光体、１５は転写器、１８は
加熱定着式等の定着器、１９は吸引手段である。また、
１２は前帯電器、１３は潜像形成手段、１４は現像器、
１はクリーナで、これらは参考に付記したものである。

転写器１５は感光体１１の上部の転写部２０に設けられ
、定着器１８は転写部２０の左側の定着部２１に設けら
れている。２６は転写部２０と定着部２１の間で水平方
向に伸びる用紙搬送路である。

吸引手段１９は、転写部２０と定着部２１の間の空気を
吸引、排出するためのもので、用紙搬送路２６の上方に
設けられている。なお、第１図では吸引手段１９が囲い
板２２とファン２３と吸着板２４とより構成された例を
示している。

〔作用〕

転写部２０で下面にトナー像の転写を受けた用紙１００
は用紙搬送路２６に進入するが、この用紙１００は吸引
手段１９による吸引力により水平状態に保持される。従
って用紙１００は円滑に定着器１８に進入して祇ジャム
発生が防止される。また、吸引手段１９の吸引によって
、定着器１８の熱が感光体１１等に伝わるのが防止され
る。

〔実施例〕

以下、第２図及び第３図に関連して本発明の詳細な説明
する。

第２図は本発明に係る電子写真記録装置の構造を示す正
面図で、図中、１１は感光ドラム（感光体）、１２は前
帯電器、１３は潜像形成手段、１４は現像器、１５は転
写器、１６は除電器、１７はクリーナ、１８は加熱定着
式の定着器、１９は吸引手段である。

転写器１５は、感光ドラム１１の上部の転写部２０に設
けられ、定着器１８は転写部２０から左方に所定距離離
れた定着部２１に設けられている。

吸引手段１９は、囲い板２２と、該囲い板２２の上部に
設けられた吸排気用のファン２３と、吸着板２４とより
構成されている。吸着板２４は、複数個の貫通孔２５を
具え、囲い板２２に固定されている。

囲い板２２の下面は、転写部２０から定着部２１へ横方
向に伸びる用紙搬送路２６に近接して配置されている。

従来と同様の手順により感光ドラム１１に形成されたト
ナー像は、図示しないカットシートフィーダの送りロー
ラ２７により用紙通路２８を通り転写部２０へ供給され
る用紙の下面に転写器１５により転写される。なお、２
９は別のカソトシ一トフィーダからの用紙通路である。

その後、用紙は定着部２１へ向けて搬送されるが、囲い
板２２内には、ファン２３の回転によって、貫通孔２５
等を通る矢印線で示す空気の流れを生じさせる吸引作用
が働いているため、搬送される用紙は吸着板２４の下面
に軽く吸着された状態で用紙搬送路２６に沿って確実に
搬送されて定着器１８に進入し、紙ジヤム発生は防止さ
れる。

定着器１８に進入した用紙のトナー像は定着器１８によ
り定着され、定着を完了した用紙は、図示しないスタッ
カにフェースダウン状態で排出される。

ところで、定着器１８は発熱しており、この熱が感光ド
ラム等に伝達されると装置の性能に悪影響を与えるが、
本発明では上述のような吸引手段１９による吸引２排気
が行われているため、装置内に熱が伝達されるのを防止
することができる。

第３図（８１，（ｂ）は、本発明の他の実施例の説明図
である。図において、第２図に示す実施例と異なる点は
吸引手段１９に用紙１００を吸着して搬送するための搬
送手段３０を設けた点である。

搬送手段３０は、囲い板３１に設けられた長孔３１ａ〜
３１ｆの幅よりも広い幅を有する搬送ベルト３２ａ〜３
２ｆと、搬送ベルト３２ａ〜３２ｆを案内するガイドロ
ーラ３３ａ〜３３ｄと、ガイドローラ３３ａ〜３３ｄの
うちの１つを駆動するための図示しない駆動手段とより
構成される。

なお、搬送ベルト３２ａ〜３２ｆは６本設けられており
、夫々、用紙１００を吸引するための吸引孔３４２〜３
４ｆを備えている。

また、囲い板３１は吸引開口３１ａを有しており、この
間口３１ａを介して定着器２１の雰囲気空気を吸引する
。

以上説明した構成とすることにより、用紙１００を確実
に保持した状態で、定着器２１に搬送することが可能と
なる。

なお、ファン２３は、印刷時、すなわち、用紙１００が
ホッパから繰り出された時から、ホッパに収納されるま
での間だけ、回転駆動するよう構成することによって、
定着器２１の過冷却を防止している。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、構造の簡単な吸引
手配を配置するだけで定着器への用紙搬送を安定して行
わせることができ、祇ジャムの発生を防止することが可
能になる。また、定着器に加熱定着式のものを使用して
も、その熱が感光体等の装置内部に伝達されることはな
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、 第２図は本発明の実施例の電子写真記録装置の要部構造
を示す正面図、 第３図（ａｌ、　ｆｂ）は本発明の他の実施例の電子写
真記録装置の要部構造を示す正面図、 第４図は従来の電子写真記録装置の要部構造を示す正面
図で、 図中、 １１は感光ドラム（感光体）、 １５は転写器、 １８は定着器、 １９は吸引手段、 ２０は転写部、 ２１は定着部、 ２６は用紙搬送路、 １００は用紙、 １０１はトナー像である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 感光体（１１）の上部の転写部（２０）でトナー像が下
   面に転写された用紙を定着部（２１）へ向けて横方向に
   搬送し、該定着部（２１）で前記トナー像を定着器（２
   １）により定着する電子写真記録装置において、 前記転写部（２０）と前記定着部（２１）の間の空気を
   上方に吸引して外部に排出する吸引手段（１９）を設け
   たことを特徴とする電子写真記録装置。