JPS63282379A - 立毛製品及びその製造方法 - Google Patents

立毛製品及びその製造方法

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JPS63282379A
JPS63282379A JP62114949A JP11494987A JPS63282379A JP S63282379 A JPS63282379 A JP S63282379A JP 62114949 A JP62114949 A JP 62114949A JP 11494987 A JP11494987 A JP 11494987A JP S63282379 A JPS63282379 A JP S63282379A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な立毛製品及びその製造方法1こ関する。
詳しくは、刺毛/綿毛2層構造を有する柔軟で且つ逸水
性、防汚性蚤こ優nた立毛製品及びその製造方法1ζ関
するものである。
ミンク、フォックス、チンチラ等天然の毛皮は複雑な立
毛構造を有し、極めて柔軟で心地よい触感並びに反撓性
に富み、高価な衣料素材として或いは高級ファツジ嘗ン
素材としてゆるぎない地位にある。
〔従来の技術及び 発明が解決しようとする問題点〕
従来、合成4amを用いて天然毛皮様の柔軟なヌメリ性
や防汚性、逸水性を付与する方法1ζついては種々提案
さnている。
例えば合成ia紬や立毛布帛にシリコン系樹脂を主成分
とする処理剤を付与し、柔軟性及び逸水性の改良する発
明として持分ff11148−17514号公報、特公
昭61−2555号公報、特公昭51−2556号公報
、特開昭52−77229号公報、特公昭51−879
96号公報、特公昭61−9482号公報、特開ff!
357−199878号公報、特公昭60−54484
号公報などが挙げられる。こnらの技術は、従来のもの
に比べ著しく獣毛ライクGζなり大きな進歩をもたらし
たが、天然毛皮に比べると米だ不満足である上、シリコ
ン特有のワックス的なヌメリ感を有しており、更に耐久
性のある溌水性撹欠け、極めて汚n易いという欠点を有
Tる。
一方耐久性ある逸水、防汚加工として、例えば特開昭5
5−76167号公報量ζは弗素系逸水処理剤を付与後
、水酸基又はカルボキシル基含有不飽和単鰍体と架橋剤
で処理する方法、特開昭55−84477号公報には弗
素樹脂とエポキシ化合−物を処理する方法などが提案さ
れている。しかしながら、これらの方法では逸水性も耐
久性も向上するが、風合はガサツキ感があり粗硬で、お
よそ天然毛皮とは比べもの暑こならないという欠点を有
している。
このガサツキ感を改良し、柔軟で逸水性を付与。
する方法として、例えば特開昭54−55697号公報
、特開昭57−15.4466号公報、特公昭61−4
68号公報(ζは、弗素系化合物とシリコン系化合物を
併用して処理する方法が提案されている。かかる方法で
は、柔軟性もかなり改善されているものの天然毛皮と比
べて不満足であり、特に反撓性Cζ欠ける上、防汚性が
不充分という欠点を有している。
こnらのことを要約すると、 (1)  シリコン系処理剤で処理されたものは、柔軟
性1反撓性に富み獣毛ライクな風合を有するが、ワック
ス的ヌメリ感が強くその上汚れ易い欠点を有する。
(2)  弗素系処理剤で処理されたものは、逸水性。
防汚性6ζ優れているが、柔軟性9反撓性が乏しく、ガ
サツキ感があり風合も粗硬であるという欠点を有する。
(3)  シリコン系処理剤と弗素系処理剤で併用処理
さnだものは、上記(1)と(2)の特徴と欠点が共に
半減した中途半端なものとなり、天然毛皮と比べて撓水
注、防汚性、柔軟性9反撓性、風合等が共に不充分であ
るという欠点を有する。
本発明の第1の目的は、立毛長手方向に少なくとも2種
の異なる樹脂で被覆さn7:立体構造を有する新規な立
毛製品を提供する1ζある。第2の目的は、天然毛皮と
類似の風合及び反撓性を有し、耐久性のある防汚性、逸
水性に優れた立毛製品を提供するにある。また第8の目
的は、かかる立毛製品を工業的容易に製造し得る方法を
提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、上記従来技術の問題点を改良し、より天
然毛皮に酷似の風合を有する立毛製品を得るべ(鋭意研
究した結果、刺毛/綿毛2層構造から実質的1ζなる立
毛布帛曇こおいて、立毛a、m長手方同憂ζ綿毛長Cζ
相当する下層部(刺毛の下層部と綿毛層)にはシリコン
系樹脂を付着せしめて柔軟性9反抗性及び立毛のそよぎ
感を付与し、上層部(綿毛層より上部の刺毛部分)iζ
は主成分として弗素系樹脂を付着せしめてワックス的ス
メリ感を排除すると共に、防汚性、R水性を付与せしめ
ること1こより、著しく天然毛皮1こ類似の特性を有す
る立毛製品が得られることを見い出し、本発明に到達し
た。
即ち本発明は、立毛長が7 mm以上である刺毛調立毛
と、該刺毛立毛長よりB mm以と短かい綿毛調立毛の
少なくとも2層の立毛構造を有する立毛布帛Eこおいて
、該立毛は立毛長手方向の綿毛立毛長に相当する下層部
普こシリコン系樹脂が付着しており、且つ上層部に主成
分として弗素系樹脂が付着してなることを特徴とする立
毛製品である。
更に本発明方法は、立毛長が7 mm以上である刺毛調
立毛と、該刺毛立毛長よりB mm以上短かい綿毛調立
毛の少なくとも2層の立毛構造を有する立毛布帛にシリ
コン系処理剤を付与せしめたのち遠心力を作用せしめる
第1工程と、刺毛調立毛の上層部Cζ弗素系処理剤を付
与せしめる第2工程からなることを特徴とする立毛製品
の製造方法である。
本発明舒ζ係る立毛布帛は、少なくとも刺毛調立毛繊維
と綿毛調立毛繊細からなる多層立毛構造物で、特定の立
毛長を有する。即ち刺毛調立毛長さは7mm以上であり
、該立毛長よりB mm以上短かい綿毛調立毛繊細から
なる。刺毛調立毛長が7mm未満の短かいものは、立毛
が倒伏し難く直立するため、カバリング性が不充分であ
り、風合、も粗硬である。例え適正な角度で立毛を倒伏
せしめたとしても、本発明の効果が充分Cζ発揮さnな
い。
本発明の効果を充分Cζ発揮するには、刺毛立毛長は7
 mm以上、好ましくは10mm以上、更督ζ好ましく
は15 W1m以上である。綿毛調立毛長は刺毛調立毛
長よりB mm以上、短かくする必要があり、好ましく
は5mm以上、更に好ましくは7mm以と短かくする。
立毛長差が3 mm未満と小さい場合は、後述する如く
、綿毛立毛長より上部の刺毛部分(以下上層部ともいう
)奢ζ付着した弗素系樹脂の付着層が短かいため本発明
効果を充分舒ζ発揮できない。又綿毛調立毛長が余り暑
こ短かいと保温性9弾力性が劣る上、後述の如く、シリ
コン系処理剤が遠心力の作用普こより容易に飛散消失す
る等製造工程とのトラブルが発生し易く好ましくない。
かかる点より綿毛調立毛長は4 mm以上であり、好ま
しくは6 mm以上、更iζ好ましくは6mm以上が望
ましい。
本発明に係る立毛布帛とは、少なくとも刺毛立毛群と綿
毛立毛群とからなる多層立毛構造物をいい、該刺毛/綿
毛の立毛群が各々均質なものであってもよ(、立毛繊維
の太さ、横断面形態、立毛長さ・立毛密度、繊維素材9
巻縮状態等が異なる複数のものが混、在していてもよい
本発明Gζ係る立毛布帛の繊維基材であるベース素材は
、羊毛、絹、麻、木綿などの天然繊維、レーヨン、キエ
ブラ、スフ、アセテートなどの再生繊維、ポリアミド、
ポリエステル、ポリエーテルエステル、ポリアクリロニ
トリル、ポリオレフィン、ビニル系ポリマー、ポリウレ
タンなどの合成繊維等、いかなるものであってもよいが
、中でも加工などが容易な合成繊維、特にポリエステル
系繊維が好ましく用いらnる。
又立毛布帛は織物、B物、不縁布、at脂加工布。
静電植毛等あらゆる形態のものであってもよい。
立毛布帛の製法1ζ於いても、通常のスライバーニット
法、起毛法、静電植毛法、或いはパイル編織機による製
編、!!!織法があるが、こnらの方法に限定されるも
のではなく、目的や用途により適宜選択することができ
る。中でもパイル製編、製織法は、製品に計画的に意匠
性を付与でき且つ高密度植毛ができるなど、高級な立毛
製品が得られ本発明−と好適である。本願の様な複数層
の立毛構造とする督ζは、例えば予めパイル編織物にす
る前に°パイル糸に両端尖鋭化した刺毛調短繊維と綿毛
調短繊維を混繊混紡して製編織する方法、或いは刺毛調
長繊維と綿毛調長II、IIを合糸しパイル布帛を製編
織した後、薬剤によう長毛/短毛化加工や先端細化加工
を行なう方法、例えば本発明首らが特公昭59−457
88号公報で開示した方法で行なうことができる。
本発明の立毛製品は、刺毛/綿毛複層構造を有する立毛
布帛であり、該立毛が立毛長手方向の綿。
毛立毛長iζ相当する下11部はシリコン系樹脂が付着
しており、且つ綿毛よりと部の刺毛部分は主成分として
弗素系tMII&が付着した立f$構造を葡するもので
ある。
本発明の特長は、この様1ζ立毛の長さ方向1こ相異な
る樹脂が付着しているCとであり、それゆえiζ相乗効
果が発揮され欠点を補完するものである。
即ち、綿毛調立毛群を主体とする下層部は柔軟性。
反挽性、a総量の滑り易さに富み、刺毛調立毛群のJ:
層部はワックス的ヌメリ感がなく逸水性、防汚性に富ん
だものからなり、立毛製品としての風合や特性は各々単
独或いは混合状態で付着したものでは到底得られないも
のである。
第1.2図は、本発明製品の具体例を示すパイル織物の
断面模式図である。図に於いて、(1)は太く長く比較
的少数の先端細化した刺毛であり、(2)は細(短か(
比較的多数の巻縮した綿毛であり、(3)は刺毛用繊維
と綿毛用WaSとが集束さnたパイル糸であり、(4)
及び(5)は地糸である。第1図は刺′毛、綿毛共立毛
長が比較的均整な立毛の例であり、(2)が綿毛調立毛
長層ζ相当する立毛繊維の下#部で、の)は立毛繊維の
上層部で、初は上、下r1部の境界部である。第2図は
刺毛、綿毛の立毛長が分布した立毛の例であり、立毛繊
維の下層部(4)は綿毛の平均立毛長から基布までの距
離を採り、境界層to)は幅が広い例である。従うてこ
の境界層初ではシリコン系樹脂と弗素系樹脂が混在して
いる。この境界層aは立毛の形態や処理条件等で異なる
が0.1〜6 mmであり、多くの場合1〜Bmmの範
囲である。
本発明の立毛製品は、立毛繊維の下/i1部(4)にシ
リコン系樹脂が付着しており、上層g03)は主成分と
して弗素系樹脂が付着したものである。本発明に於ける
シリコン系樹脂としては、例えばジメチルポリシロキサ
ン、ジメチルハイドロジエンポリシロキサン、エポキシ
変性シリコン、アミノ変性シリコン、りん酸変性シリコ
ン、カルボン酸変性シリコンなどが挙げられるが、こn
らに限定されるものではない。しかしながら、耐久性に
優れ弗素系樹脂との相乗効果が顕著1ζ発揮されるもの
としで、主成分がエポキシ変性シリコン、アミノ変性シ
リコン、りん酸変性シリコンの少なくとも1種から選ば
れた変性シリコンが好ましい。かかる変性シリコンとし
ては、次の反覆単位をもったアミノシロキサン、エポキ
シシロキサン、りんeエステルシロキサンが好適である
但し、Rは低級アルキル又はアリール基、人は炭素数2
〜5のアルキレン基、炭素数6〜10のアリーレン基或
いは置換基を有するアリーレン基、</は水素、低級ア
ルキル又はアリール基、rは低級アルキル又はアリール
基)である。Xが−NH−R’の場合には、R’及びA
は1個より多くの芳香環か直結していないように選ばn
る。変性シリコン1こは、こnらのエポキシ基、アミノ
基、りん酸エステル基を1分子中に少なくとも2個含有
するポリオルガノシロキサンが好ましく用いられる。
立毛繊維の下層部1ζ該シリコン系樹脂が付着してなる
が、その付着量は0.1〜10%(対侭維重巖ンが好ま
しく、0.2〜8%がより好ましく、0.8〜5%が最
も好ましい。付W量が0.1%未満の場合は、顕著な効
果が認められない。逆に10%を超えても効果は飽和し
、逆にm総量の接着や摩擦による樹脂の脱落が生じたり
する場合があり、好ましくない。
本発明奢ζ於ける弗素系樹脂としては、例えば下記一般
式面で表わされる化合物を少なくとも含有したビニル系
化合物の重合体が挙げられる。
畳 Coo −Y−OHFzn+t (上記式中、几は水素又は炭素1〜4のアルキル基、Y
は炭素数1〜6のアルキレン基を含有する基、nは1〜
80の整数を表わす。)こnらの弗素系化合物からなる
重合体は公知のものであり、多くの製造メーカーより市
販さnでいるものを使用できる。
本発明においては立毛繊維の上層部に該弗素系樹脂が付
着しているが、その付着量は0.1〜10%(対繊維重
量)が好ましく、0.2〜8%が更に好ましく、0.8
〜5%が最も好ましい。付着量が0.1%未満の場合は
、顕著な逸水、防汚効果が認められない。一方10%を
超えて付着せしめた場合、撓水、防汚効果は飽和する上
、逆に繊維間の接着や摩擦等奢ζよる樹脂の脱落成いは
ガサツいたキシtIsが太き(風合を損うなどの問題点
が生ずる場合があり、好ましくない。該立毛@雑の上層
部醗ζはかかる弗素系樹脂以外の樹脂として、前述のシ
リコン系樹脂が少量混在していてもよい。しかしながら
立毛繊維の上層部に付着せる樹脂の総重量に対して、弗
素系m詣が少なくとも50%、好ましくは60%以上を
占めていなけnばならない。弗素系樹脂の付着割合が5
0%未滴になると、防汚性が劣るので好ましくない。尚
、立毛繊維の上層部の)と下層部囚の境界層重)はこの
限りでなく、弗素系樹脂:シリコン系樹脂の比率が10
0:0〜O:100fζ分布していてもよい。境界層(
6)は立毛構造により異なるが高々数mm以内であり、
実質的に境界線に相当するものであるから、該層が本発
明効果を阻′MTることはない。
次に本発明の製造方法について説明する。
本発明の立毛繊維の立毛長手方向醗こ上層部と下ag+
ζ相異なる樹脂が付着せる立毛製品を得る方法の原理と
しては、太く表面積の小さい且つ立毛密度の粗な刺毛と
、細(巻縮した表面積の大きい且つ立毛密度の密な綿毛
との保液能力差を利用し、遠心力を作用せしめて綿毛層
と刺毛の上層部に処理液の付着差を生ぜしめる第1工程
と、刺毛上層部醗ζ異なる処理液を付与せしめる第2工
程により得らnる。かかる第1工程の処理方法としては
、本発明者等が特公昭59−46788号公報、特公昭
59−48580号公報に提示した遠心加工機を用いる
方法が極めて好適であるが、これ舒ζ限定されるもので
はない。第2工程の処理方法としては、同じく前述の遠
心加工機を用いる方法、霧状の液滴付与するスプレー法
、泡状で付与する方法、捺染機の様な付与方法等いずれ
の方法であってもよい。更に、第1工程と第2工程を本
発明者等が特公昭59−40951号公報で提示した如
き遠心加工機で一拠に行なうこともできる。また第1.
第2工程を逆醗こ行なう方法も場合によっては採用でき
る。即ち本発明の製造方法には、第1゜@2工程の少な
くとも1工程で遠心力を利用する方法が全て包含される
。中でも、@1工程で遠心力を作用せしめたのち、第2
工程で立毛繊維のと1部に異種の処理剤を処理せしめる
方法が好ましく用いらnる。
@8図は本発明の立毛製品を製造する方法普ζ好適な遠
心加工機の模式図である。図に於いて、(6)が回転軸
、(7)が回転軸と共Cζ回転する回転体(円筒) 、
(8)が回転体に取付けた立毛布帛、(9)は遠心力で
液面を形成した処理液であり、QQは回転体と共に回転
する処理液を収める容器(外筒ンである。
例えば処理液(9)がシリコン系処理液とし、立毛の根
元a<又は基布が浸る位[)まで回転上給液したのち液
を排出し、綿毛層に充分尿水するが刺毛層は飛散する遠
心力を作用せしめたのち排液し、次いで容器aQの外側
より加熱して立毛4aMの下層部に樹脂被膜を形成せし
める。次いで、やや粘度を高めた弗素系処理剤液を給液
して立毛繊維の上層部に付与したのち排液し、乾燥後熱
処理する。
他の例としては、QQの容器をクラッチで回転軸より切
り離して非回転体とし、容器00円にシリコン系処理液
(9)を回転体(7)に取付けた立毛布帛(8)の一端
が完全に浸る位置進入01次いで回転体(7)を低速で
回転して立毛布帛(8)全部を浸漬したのち、排出する
。次いで回転体(7)の回転速度を太き(し、例えば8
0Gの遠心力を立毛に8分間作用させたのち回転を止め
、立毛布帛を収り出して80゛Cで1時間乾燥後、温度
160℃で5分間処理して樹脂被膜を形成せしめる。次
いで弗素系処理液全立毛の上層部1ζ45″′の角度か
らスプレー1ζて噴霧状で付与し、乾燥後熱処理する。
かかる処理液は、いずnも非水系であって水系エマルジ
冒ンであってもよく、適宜選択することができる。
シリコン系及び弗素系樹脂被膜を繊維表面をζ強固に付
着せしめるため、熱処理(キユアリング)を施すことが
望ましいが、本発明はかかる処理についても持重ζ限定
さnるものではない。通常キユアリング温度が100℃
以下の場合は、長時間処理が必要で生産性に欠けたり、
或いは樹脂被膜形成性が不充分でamの脱落が生じたり
、好ましくないことが生じたりすることがある。又28
0℃を越えると立毛布帛が損傷をうけたり、色焼は或い
は縮れや融着が生じたり°することがあるので、より好
ましいキユアリング温度は100〜280℃であり、特
に180〜200℃が最も好ましい。
キユアリング時間はキユアリング温度、触媒などGζよ
って異なるが、樹脂波膜が充分形成さnる時間であれば
よい。通常、10秒以上であnば充分強固な樹脂被膜を
形成する。余り長時間処理しても、!I!Ia!被膜形
成性は飽和さnるばかりでなく、生産性、エネルギーコ
ストの点で劣るなど問題が生じることがある。従って好
適な処理時間は10秒〜80分、より好ましくは1〜2
0分である。
本発明の立毛製品は、立毛繊維の密度について特に限定
されるものではないが、本発明の風合。
反撓性及び耐久性等の特性効果をより発揮せしめるIζ
は、立毛密度は8,000〜100,000本/Cm2
が好ましく、5,000〜30,000本/Cm2がよ
り好ましい。刺毛の立毛密度は50〜5,000本7c
m2が好ましく、100〜1,000本/ Cm2がよ
り好ましく、また綿毛の立毛密度は1,000〜50,
000本/cm”が好ましく、5,000〜go、oo
o本/ cmaのものは天然毛皮と酷似の風合、光沢、
そよぎ感9反撓性9弾力性及び恒久性に富んだ製品が得
られ、特をζ好ましく用いられる。
本発明の立毛製品に好適な刺毛調繊維の単糸繊度は10
〜100dが好ましく、15〜80(1が更沓こ好まし
く本発明に好適である。一度が10(1未満であnば刺
毛としての効果が乏しく、逆に100d以上のものは太
過ぎて粗硬となり好ましくない。刺毛調繊維は巻縮して
いてもよいが、滑り、光沢、外観の点で実質的1ζスト
レート状のものが好ましい場合が多い。刺毛調繊維の横
断面は丸断面であってよいが、カバリング性や適度の剛
直性或いは処理剤の付着性、見掛けの太さなどの点で異
形断面が好ましく、例えば多翼突起のめる扁平な異形断
面などは特に好適である。
綿毛W4繊紬は単糸繊度が0.1〜4dが好ましく、1
〜8dのものがより好ましく本発明1ζ好適である。@
度が0.1d未満のものは嵩に性9反R1!:に欠は好
ましくない。一方1度が4dを越えると、綿毛調として
のソフト感が欠は粗硬となり好ましくない。該綿毛調4
1M!は実質的にストレート状であっでもよいが、反挽
注、嵩高性、保温性、基布カバリング性などを付与する
ため及びシリコン系処理剤を充分奢ζ取込み易くするた
め、巻縮のある方が好ましい場合が多い。巻縮は強すぎ
ると、系交絡が生じ開繊性が不良になるなど好ましくな
い現象が生じることがあるので、巻縮の強さについては
好適な範囲がある。例えば巻縮数(張力1mダ/d下の
山数ンは2〜80ケア25mm、  より好ましくは8
〜20ケ/ 25 mmであり、また巻縮伸長率は80
%以下、より好ましくは20%以下、特に3〜15%の
ものが本発明に好適である。
ここで巻縮伸張率は式中で定めらn、20”0゜65%
nHの室温で測定する。
但しlo:荷重2mf/dの時の試料長(cm)! =
荷31:60 my/lX it加えて2分後の試料長
(Cm) 試料がパイル用の原糸(連続フィラメント)の場合は、
約1000デニール、長さ3QCmの東とし、無荷重で
100℃の水中で20分間処理し20℃、65%RHの
空気中で24時間自然乾燥したものについて20回測定
して平均値を求める。
試料が立毛製品より切り出した短かい綿毛の場合は、出
来るだけ長いもの(例えば試料長5〜50mm程度)を
用い、約50デニールの束とし20回測定して平均値を
求める。
本発明の立毛製品に於いて、基布は編物、織物。
不繊布など何であってもよく、限定さnるものではない
が、高密度、高品位の立毛製品とするには編物または織
物が好ましい。基布に使用される繊維としては合成4!
l維、半合成礒維、天然a紬などが挙げらCるが、いか
なる素材であってもよい。
しかし耐熱性、難燃性、耐薬品性等の特性を要求する場
合は、例えばポリエステル系、芳香族ボリア廻ド系、難
燃アクリル系a紬など熱可塑性合成繊維が好適である。
かかる地糸に使用するia維はステーブルからなる紡績
糸であってもマルチフィラメント糸であっても良く、目
的用途により選択すnばよい。
本発明の立毛製品において、立毛が植毛さnでいる基布
の裏面は、公知の羅分子弾性体を塗布(パフキング)し
た方が立毛の毛抜けを防止でき好ましい。該バッキング
剤Cζは難燃剤、顔料や染料或いは炭素粉末や炭素繊維
などを混合することは用途によっては有用である。
〔発明の効果〕
次に本発明の効果を要約する。
(1)  風合が極めて天然獣毛に酷似している。即ち
シリコン系m脂及び弗素系樹脂が各々単独で付着したも
の或いは混合されて付着したものに比べ、ワックス的な
ヌメリ感も少な(、天然獣毛ライクな適度のヌメリ感を
有する。
(2)  立毛製品のガードヘアーである刺毛上層部が
防汚性、逸水性に富んだSUV被膜で覆われ、立毛の下
層部は反撓性、9a総量摩擦係数の小さい樹脂で覆われ
、立毛長平方向暑ζ特性の異なる樹脂被膜”が形成され
たことによる相乗効果及びそn以上の特性効果が発揮で
きる。
(3)  耐久性が著しく向上する。染色などの工程。
家庭洗濯やドライクリーニングに耐える。
本発明の立毛製品は、天然毛皮製品をも凌駕するもので
、防寒衣、衣料、フ1ツシ冒ン素材、インテリア材9人
形や縫ぐるみなどの素材として極めて有用なものである
〔実施例〕
次に実施例で本発明をより具体的に説明する。
尚、実施例中「部」、「%」は特記ない限り重量部1重
量%を表わす。また実施例中の摩擦係数。
圧縮回復率、風合判定は次の様にして行なった。
(1)  摩擦係数 第4図は使用した摩擦係数測定器の模式図である。第4
図に於いて、試料(6)を水平の試料台(財)にWlき
、その上に摩擦布Q3(JIS  L−0808(7)
綿布カナキン8号)を取付けた摩擦子α4(荷重15(
1,横5cmx縦IQem)を試料1の上に垂直に乗せ
、糸(至)によって10 Cm1分の定速度でμS、μ
dを求めた。
(2)  圧縮回復率 横10 cmm縦10 cm の立毛製品を2枚重ね、
横11 cm、縦11cm、?i1Mさ11cmの角筒
の中ζζ入れ、61のふた(初荷711)を載せた時の
高さaを測定し、その上6ζI Kfの荷重を戦せ1時
間後の高さbを測定し、次いで除重して5分後の高さC
を測定し、次の式より求めた。
(c−b)/ (a−b) X 100 (%)(3)
  風合判定 6人の判定者により、手で触れて官能検査し各人5点法
で採点し、その累計数値で表わした。判定基準は、天然
ミンクと同等の風合のものを5点とし、未処理合成11
Mのガサツキ感を有する立毛布帛を1点とした。
実施例1 顔料を含まない分子ji18,000のポリブチレンテ
レフタレート(以下PBTと略記する)を温度265°
Cで溶融紡出し、スピンドロー紡糸機で8.5007F
J/分の速度で巻取り、120d/8fのマルチフィラ
メントP1 を得た。F、は長径/短径(層平率) =
 2.2の菱形の横断面を葡したものであった。仁のF
lを刺毛用繊維に供するC艶消剤T10!微粒子0.7
%を含有するナトリウム曵ルホイソフタル酸2.5モル
%共重合ポリエチレンテレフタレートを296℃で溶融
紡出6し、1.500Fff/分で巻取り、通常の延伸
条件(延伸温度86°C1熱処理m度150″C)で延
伸熱セットを施し横断面が円形の150d/96fマル
チフィラメントPgを得た。このF、をフィード圧4、
5 Ky/cm”、第1 ヒータ一温度190℃、gi
2?ニーターm度115℃で820m1分の速度で押込
巻縮加工を行ない、巻縮伸長率5.2%の加工糸を得t
こ。この糸をYlとし、綿毛用a総督こ供する。
マルチフィラメントFl  1本とマルチフィラメント
Yl  1本を合糸し、100T/mの撚りをかけて2
70d/99fの合撚糸IFYl を得た。このFYI
糸をパイル糸用に供する。
一方’1’10!!微粒子0.7%含有した分子j11
7,00Gのポリエチレンテレフタレート(以下PII
T↓略記するンを溶融紡糸し、8.5倍の熱延伸及び熱
処理を施したのち機械巻縮を付与した単糸1.5デニー
ルの8インチバイアスカット綿81を得た。次いでこの
Slを紡績して60番手双糸を得た。この紡績糸をY2
とし、地糸に供しrS。
パイル糸FYI及び地糸Y2を各々整経したのち、二重
パイル織機を用いてパイル長60 mmで製織し、次い
でカッターでパイル糸を切断して、パイル長36 mm
の立毛布帛UPI  を得た。CPlは立毛密度的10
,000本icm”w型植毛の布帛であった。
このOPl を特公昭59−45788号公報で開示し
た遠心加工機に取りつけ、綿毛切断処理及び刺毛細化処
理を行った。即ち直径1m、幅1.6mからなる円筒(
円筒)にパイル布帛OPI を取付け(特公昭60−7
749号公報で開示した面)1スナーで固定)蓋締めし
、回転速度500rpm (遠心力約140G)で回転
させて遠心力により立毛を起立させた状態で、処理液と
して温度98℃、16%NaOH水溶液を円筒と同速で
回転する直径1.1mの外側円筒容器(外筒ンに内側液
面が基布から11styxの点まで供給し、外筒の外側
より非接触系で赤外線で加熱して処理液内温を一定に保
ちながら7分間処理して、綿毛(Yl)を基布から11
 mm長になるよう溶解(分解)切断した。次いで処理
液を系外へ排出したのち、@2処理液として分解促進剤
ネオカオチンG(日華化学工業裂)0.8%含有の温度
98℃、16%NaOH水溶液を間歇的に供給し、内側
液面が基布から26 mmの位置で20分間* 25 
mmで16分間。
24 mmでlO分間* 28 mmで6分間順次処理
した口次いで処理液を排出せしめ、酢酸0.IN水溶液
で中和し、次いで水洗したのち脱水したのち回転を止め
処理パイル布帛WP、を取り出した。
処理パイル布帛WP1は、綿毛立毛長lxmm*刺毛立
毛長26 mme 刺毛先端はB mmの長さ1ζ亘っ
てテーパー状に尖鋭化されていた。次いでこの布帛の基
布の裏面よりポリウレタン系バッキング剤を固形分12
%斬ζなるよう塗布し、乾燥して立毛と基布を固着した
。この得らnた立毛布帛をFPI  とする。
次fこと記立毛布帛FPI を遠心加工機に取付けて8
 rpmでゆっくり回転(液面を形成しない低遠心力下
)しながら、外筒容器にアミノ変性シリコン濃度1%(
固形分)のエマルジ菖ン水溶液を該立毛布帛FP、の基
布が充分浸る位置まで供給し、5分間回転して立毛布帛
FP、全体を浸漬したのち、処理液を系外へ排出した。
次いで回転を15゜rpm (遠心力約80G)で5分
間遠心脱水した。
次いで向回転下外筒より赤外線ヒーターで加熱昇温しな
がら乾燥し、温度150°Cで10分間キエアリング処
理をしたのち回転を止め、立毛布帛を取り出した。この
第1次処理した立毛布帛は0.8%の重量増加していた
。手の触感では綿毛部分は極めてヌメリ感のあるソフト
な爪台を示していrこが、刺毛部分(綿毛立毛長より長
い部分)はシリコン特有のスメリ感が余り感じらnなか
った。
次いでこの@1次処理立毛布帛を吊し、弗素系処理剤と
してアサヒガードAG700の1.0%エマルジ冒シン
水溶液角度45″から刺毛立毛の上層部(綿毛立毛長よ
り、1:M部)にスプレー1cて固形分で約0.8%(
対刺毛上層部繊維重量)lこなるよう均−舒ζ噴霧し、
次いで乾燥後120℃で10分間熱処理を行った。この
処理布帛をブラッシング機1こ8回通して綿毛を開綿し
たのち、立毛傾斜角度がほぼ45°1こなるよう熱ロー
ラー間を通して賦型を行ない人工毛皮zPl を得た。
比較例1 実施例1で得らnた立毛布帛i’ p 1  を実施例
1で用いたアミノ変性シリコン処理液中Eこ浸漬し、固
形分付着法が0.8%(ζなるようにマングルで絞り、
乾燥後温度160″Cで10分間熱処理した。
次いで実施例1と同様開綿、賦型処理を行ない、人工毛
皮ZPz を得た。
比較例2 実施例1で得らnr:、立毛布帛FP、  を実施例1
の第2工程で用いた弗素系処理剤の水溶液中に浸漬し、
0.8%になるようマングルで絞り、次いで乾燥後12
0°Cで5分間熱処理した。次いで実施例1と同様1ζ
開綿、賦型を行ない、人工毛皮ZP$を得た。
比較例8 実施例1で得らnた立毛布帛FP、  を実施例1で用
いたアミノ変性シリコンと弗素系処理剤の1:2混合液
を調整し、比較例1と同様に処理して、人工毛皮zp4
 をFJr:。
以との実施例1.比較例1〜8で得らnた人工毛皮の性
能評価を測定し、その結果を第1表に示した。
尚机水度はJIS  L 1092−5・2(スプレー
試@)に中じた。ドライクリーニングはJISL101
8−5・86・2・E−2法(こ学じた。
又汚れ試験はJIS  L 1021−6・17に準じ
て行ない、汚染の測定はJIS  L1021−6・1
7・2・(2)のグレースケールにて判定しf二。
比較例1のシリコン系処理剤のみで処理した人工毛皮Z
P、の風合は比較力良好であったが汚れ易く、汚nも落
ち難いものであった。比較例2の弗素系処理剤のみで処
理した人工毛皮ZPg は防汚性は優れていたが風合は
キシ主感が強く天然ミンクの風合とはかけ離nたもので
あった。又比較例8のシリコン系処理剤と弗素系処理剤
の併用したものは風合も防汚性も共に不充分であったが
本発明の製品zPlは適度の風合を有し防汚性も優れた
ものであった。
実施例2〜4 実施例1で得られrこ立毛布帛apl  を用いて遠心
加工機でアルカリ加工処理する際、加工液の液量を変化
させて綿毛立毛長及び刺毛立毛長を変化させ、各種の立
毛処理布帛FPg〜FP6 を得た。
この立毛処理布帛FP、〜FP、を実施例1に準じて立
毛の下層部(2)はシリコン系処理剤を処理し、立毛上
層部但)は弗素系処理剤を処理して、人工毛皮Z p5
 % Z P、を得た。
この立毛製品の防汚性、逸水度、風合官能テス第2表で
明らかなように、Z P *の立毛長が7mm未満のも
のは風合が著しく粗硬で嵩高性に欠けたものであり、ま
たZP? の刺毛と綿毛の立毛長差が3mm未満のもの
は刺毛のカバリング性に欠けるため防汚性、風合共擾ζ
不充分であった。これに対し、本発明品は極めて天然ミ
ンクに近似の風合を有し、逸水性、防汚性に優nだもの
であった。
実施例5〜7 実施例1で得られた立毛布帛FP、  を用い、実施例
I In準じて、但し処理剤付着量を変化して、人工毛
皮zp1.〜ZP14を得た。
この立毛製品の特性評価を行ないその結果を第8表に示
した。尚、立毛上層部CB)の樹脂付着の組成は、81
を蛍光X線で、Fは化学分析法で測定した。
第8表で明らかなようξこ、・喜毛上層部CB)に付着
している樹脂が弗素系が60%未満であるZPIIは逸
水度及び防汚性が不充分であり、又弗素系の比率が50
%以上でも付MRが0.1%未満であるZP14も逸水
性、防汚性並びCζ風合に於いて劣ったものであった。
こnに対し、本発明品はいずれも逸水性、防汚性に優n
且つ天然ミンクに類似の風合を有したものであった。
【図面の簡単な説明】
第1.2図は本発明の具体例を示す立毛布帛をモデル的
に示す側面概略図である。第8図は本発明の立毛製品を
得るに好適な遠心加工機の横断画模式図である。第4図
は摩擦係数測定器を示す概略図である。 第1図 第2図

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)立毛長が7mm以上である刺毛調立毛と、該刺毛
    立毛長より3mm以上短かい綿毛調立毛の少なくとも2
    層の立毛構造を有する立毛布帛において、該立毛は立毛
    長手方向の綿毛立毛長に相当する下層部にシリコン系樹
    脂が付着しており、且つ上層部に主成分として弗素系樹
    脂が付着してなることを特徴とする立毛製品。
  2. (2)立毛繊維の下層部はシリコン系樹脂が0.1〜1
    0%(対繊維重量)付着してなり、且つ上層部は弗素系
    樹脂が0.1〜10%(対繊維重量)付着してなる特許
    請求の範囲第1項記載の立毛製品。
  3. (3)立毛繊維の上層部に付着せる樹脂の少なくとも6
    0%が弗素系樹脂であり他の樹脂がシリコン系樹脂であ
    る特許請求の範囲第1項記載の立毛製品。
  4. (4)刺毛調立毛繊維の繊度が10d以上で且つ先端が
    細化されている特許請求の範囲第1項記載の立毛製品。
  5. (5)立毛繊維がポリエチレンテレフタレート、ポリブ
    チレンテレフタレート及びこれらを主成分とするポリエ
    ステル共重合体からなる特許請求の範囲第1項記載の立
    毛製品。
  6. (6)綿毛調立毛繊維が繊度4d以下で巻縮を有する特
    許請求の範囲第1項記載の立毛製品。
  7. (7)シリコン系樹脂が主成分としてアミノ変性シリコ
    ン、エポキシ変性シリコン、りん酸エステル変性シリコ
    ンから選ばれた少なくとも1種からなる特許請求の範囲
    第1項及び第3項記載の立毛製品。
  8. (8)立毛長が7mm以上である刺毛調立毛と、該刺毛
    立毛長より3mm以上短かい綿毛調立毛の少なくとも2
    層の立毛構造を有する立毛布帛にシリコン系処理剤を付
    与せしめたのち遠心力を作用せしめる第1工程と、刺毛
    調立毛の上層部に弗素系処理剤を付与せしめる第2工程
    からなることを特徴とする立毛製品の製造方法。
  9. (9)シリコン系処理剤及び/又は弗素系処理剤を付与
    せしめたのち熱処理を施す特許請求の範囲第8項記載の
    製造方法。
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