JPS6353310B2 - - Google Patents

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JPS6353310B2
JPS6353310B2 JP54046583A JP4658379A JPS6353310B2 JP S6353310 B2 JPS6353310 B2 JP S6353310B2 JP 54046583 A JP54046583 A JP 54046583A JP 4658379 A JP4658379 A JP 4658379A JP S6353310 B2 JPS6353310 B2 JP S6353310B2
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JP
Japan
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artificial leather
fibers
nonwoven fabric
color fastness
excellent color
Prior art date
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Application number
JP54046583A
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English (en)
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JPS55142756A (en
Inventor
Masataka Ikeda
Takeo Ishikawa
Tsukasa Shima
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS55142756A publication Critical patent/JPS55142756A/ja
Publication of JPS6353310B2 publication Critical patent/JPS6353310B2/ja
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
本発明はチペヌクマヌク性、耐摩耗性及び染色
堅ろう床に優れた起毛人工皮革に関するものであ
る。 倩然皮革は第図に瀺すような組織を有しおい
る。第図においお、倩然皮革の肉面偎には倪い
コラヌゲン繊維束が分垃しおいお、この倪い繊
維束は、銀面偎に近づくに぀れお次第により现に
繊維束に分岐し、銀面偎においおは極めお现い繊
維束又は単繊維に分かれ、これらが盞互に均䞀
か぀緻密に絡み合぀お銀面を圢成しおいる。埓぀
お、倩然皮革の肉面偎を起毛すれば、倪い束状の
毛矜を有する肌目の荒いスり゚ヌド皮ずなる
が、銀面偎を起毛すれば極めお现い束状の毛矜又
は単繊維状の緻密な毛矜を有する肌目の现かい
ヌバツク皮が埗られる。このヌバツク皮は、皮革
補品のうち、最も高玚品であるずされおいる。 この様な起毛皮革は、緻密な立毛ずその立毛の
配向状態の倉化に䌎う光反射効果チペヌクマヌ
ク性による独特な倖芳ず、柔軟で充実感に富ん
だしなやかな颚合により衣料、むンテリア等の分
野で高く評䟡されおいる。 この様な倩然皮革の優れた性質を持぀たスり゚
ヌド調人工皮革を目的ずした提案ずしお、特公昭
47−44605号公報に蚘茉された皮革状シヌト物が
知られおいる。この皮革状シヌト物は極现繊維束
からなる絡合䜓ずこの絡合䜓の組織間隙に充填さ
せた匟性重合䜓ずからなり、その衚面に極现繊維
束の立毛を有したものである。この皮革状シヌト
物は、倩然皮革の肉面偎を起毛させたスり゚ヌド
皮ず圢の䞊では類䌌しおいるが、繊維亀絡䜓の芋
かけ密床が倩然皮革に比べ著しく䜎いため、倩然
皮革のような緻密な毛矜は埗られない。特にヌバ
ツク皮のような毛矜長の短い補品の堎合、この補
品は繊維亀絡䜓の芋かけ密床が䜎い䞊に、実質䞊
戻状の毛矜ずなり、戻状毛矜間に匟性重合䜓が倚
く露出しお肌目の荒い衚面倖芳を粗硬な感觊のも
のずなり、チペヌクマヌク性も殆んど瀺さず、倩
然ヌバツク皮ずはほど遠いものであ぀た。 本発明者等は、前蚘のような埓来の人工皮革の
有する問題点を解決するため、先に特開昭53−
65471号公報、同53−31866号公報及び同53−
61766号公報においお、互に䞉次元的に亀絡しお
いる平均繊維埄0.1〜5.0Όの極现繊維により構成
されおいる䞍織垃を提案した。この䞍織垃は衚面
ず起毛するず均䞀で緻密な毛矜局が発珟し、チペ
ヌクマヌク性に優れたヌバツク調人工皮革を䞎え
るが、染色堅ろう床特に湿床擊堅ろう床が䜎いず
いう問題が芋い出された。 本発明はかかる欠点をも解決させたものであ
る。 本発明の第の目的は、均䞀で高密床な毛矜を
有し、倩然ヌバツク皮に酷䌌した倖芳特に優れ
たチペヌクマヌク性ず感觊を有する人工皮革を
提䟛するこずにある。 本発明の第の目的は、濃色に染色するこずが
でき、しかも染色堅ろう床に優れた人工皮革を提
䟛するこずにある。 本発明の第の目的は、匷力に優れ、耐摩耗性
等の実甚特性が特に優れた人工皮革を提䟛するこ
ずにある。 本発明の第の目的は、柔軟でか぀充実感に富
んだ人工皮革を提䟛するこずにある。 䞊蚘目的は本発明により達成される。即ち、第
の発明は、平均繊維埄が0.8〜5.0Ό、固有粘床
が0.45〜0.80である実質的に熱融着を有しおいな
いポリ゚ステル系メルトブロヌ極现単繊維が盞互
に䞉次元的に亀絡しおなる䞍織垃の繊維間隙に匟
性重合䜓が該䞍織垃重量に察しお10〜100介圚
し、衚面に該極现繊維の未端がうぶ毛状の毛矜を
圢成しおいるこずを特城ずする染色堅ろう床に優
れた起毛人工皮革である。 第の発明は、固有粘床が0.50〜0.90のポリ゚
ステル重合䜓を加熱溶融埌、0.05〜0.50分
オリフむス吐出量で玡糞オリフむスから吐出さ
せ、このオリフむスの開口端近傍から、290〜355
℃に加熱されたガスを1.5Kgcm2以䞊の高圧で
噎射せしめるこずにより前蚘吐出ポリ゚ステル重
合䜓を牜匕现化しお、0.45〜0.80の固有粘床を有
する平均繊維埄が、0.8〜5.0Όの実質的に熱融着
を有しおいない極现単繊維からなるランダムり゚
ブを圢成しこのランダムり゚ブに倚数の高速液䜓
流を噎き圓おるこずにより前蚘極现単繊維を互に
䞉次元的に絡み合せお䞍織垃ずし、しかる埌にこ
の䞍織垃の衚面を起毛する前たたは埌に匟性重合
䜓を該䞍織垃の重量に察しお10〜100含浞させ
る事を特城ずする染色堅ろう床に優れた起毛人工
皮革の補造方法である。 本発明の人工皮革は、埓来の海島繊維やブレン
ド玡糞法で埗られた繊維のような繊維束状の極现
繊維の亀絡䜓ではなく、平均繊維埄0.8〜5.0Όポ
リ゚ステル極现繊維が実質的に繊維束を圢成せず
に䞉次元的亀絡した構造を有しおいる。この構造
のため、倩然皮革なみの高密床な繊維亀絡䜓を埗
るこずができる。本発明の人工皮革の芋かけ密床
は奜たしくは0.20〜0.50cm3、極めお充実感に
富んだものである。この様な高霧密床であるにも
かかわらず、繊維が著しく现く、しかも繊維束状
でない亀絡構造に加え、その繊維間隙に匟性重合
䜓が䞀定量介圚しおいる極めお優れた柔軟性を有
するものである。衚面を起毛しお埗られる毛矜は
䞍織垃の亀絡構造により決定される。本発明の䞍
織垃は繊維束状でない極现繊維の高密床な亀絡䜓
であるため、束状でない高密床の毛矜が均䞀に発
生する。この様に繊維亀絡構造、立毛状態、繊維
埄等が倩然ヌバツク皮に酷䌌したものであり、こ
の結果、倩然ヌバツク皮に酷䌌した衚面倖芳特
に優れたチペヌクマヌク性、感觊、颚合等が達
成されたものである。 本発明に甚いられるポリ゚ステル繊維は、0.8
〜5.0Ό奜たしくは、1.5〜3Όの平均繊維埄を有す
るものである。この範囲の繊維埄を有する䞍織垃
の衚面を起毛するず、極めお優れたチペヌクマヌ
ク性を瀺し、し぀ずりずした倩然皮革様の感觊が
埗られる。しかも、しなやかな颚合を瀺し、染色
性にも優れたものずなる。平均繊維埄が0.8Όより
小さくなるず濃色に染色するこずができず、しか
も繊維毛矜の匷力が䞍十分であり、摩擊堅ろ
う床、特に湿摩擊染色堅ろう床が䞍良ずなる。䞀
方、平均繊維埄が5Όを超えるず、チペヌクマヌ
ク性が劣り、倩然ヌバツク皮に䌌た衚面効果は埗
られない。 本発明のポリ゚ステル極现繊維は、0.45〜0.80
の固有粘床を有する。このため、耐摩耗性䞊びに
摩擊堅ろう床、特に衣料甚人工皮革ずしお重芁な
湿摩擊染色堅ろう床が優れおいる。固有粘床が
0.45以䞋では、耐摩耗性䞊びに湿摩堅ろう床が䜎
い、䞀方、固有粘床が0.80以䞊では衚面毛矜がも
぀れた感じになりピリングが発生し、しかも繊維
埄が现いにもかかわらずチペヌクマヌク性が劣る
ようになり、ヌバツク調人工皮革にはならない。 本発明においお、極现単繊維が䞉次元的に亀絡
した䞍織垃衚面は実質的に平面であるこずが高密
床で均䞀な毛矜を発生させる䞊で奜たしい。た
た、発色性䞊びに皮々の染色堅ろう床に優れた起
毛人工皮革を埗るために、極现単繊維が䞉次元的
に亀絡した䞍織垃の倀が2.5〜7.0、特に3.0〜
6.0であるこずが奜たしい。倀は、シヌト物、
垃垛の発色皋床を瀺す倀であり、この倀が小さい
皋濃色に芋える。この倀の枬定方法は埌蚘す
る。倀が7.0より倧きいず、起毛人工皮革は淡
色にしか染たらず、しかも耐光染色堅ろう床が䞍
良ずなり奜たしくない。䞀方、倀が2.5より小
さいず起毛人工皮革は十分な濃色が埗られ、染色
堅ろう床も向䞊するが、チペヌクマヌク性が劣る
様になり奜たしくない。ポリ゚ステル繊維の繊維
埄が倧きい皋、たた固有粘床が高い皋、倀は小
さくなる。 本発明で甚いられるポリ゚ステルは特に限定は
ないが、䟋えば、テレフタル酞、む゜フタル酞、
−ビス−カルボプノキシ゚タン、
−ナフタリンゞカルボン酞などの芳銙族ゞ
カルボン酞やアゞピン酞、セバシン酞、シナり酞
などの脂肪族ゞカルボン酞ず、゚チレングリコヌ
ル、プロピレングリコヌル、ブチレングリコヌ
ル、−ビス−β−ヒドロキシ゚トキシ
プニルプロパン、ネオペンチルグリコヌル、
プリ゚チレングリコヌル、グリセリン、ペンタ゚
リスリトヌルなどのグリコヌルずの瞮合䜓が挙げ
られる。これらのゞカルボン酞成分およびグリコ
ヌル成分の倫々皮づ぀から圢成されおいおもよ
く、いずれか䞀方又は双方の成分が皮以䞊甚い
られおもよい。たた、぀や消し剀、改染剀、顔
料、垯電防止剀などが共重合又は含有されおいお
もよい。ポリ゚ステルずしおは、特に、ポリ゚チ
レンテレフタレヌトが実甚特性䞊びに染色性が優
れおおり人工皮革甚ずしお奜たしい。 本発明でいうメルトブロヌ極现単繊維ずは、メ
ルトブロヌ法で埗られる極现単繊維のこずであ
る。メルトブロヌ法ずは、溶融した重合䜓を加熱
されたガス流により牜匕现化した埌に固化しお繊
維を圢成する玡糞方法のこずであり、䟋えば、む
ンダストリアル・アンド・゚ンゞニアリング・ケ
ミストリヌ48巻、第号P.1342〜1346、1956
幎及び特公昭41−7883号公報に開瀺されおいるも
のなどが挙げられる。 本発明でいう䞉次元的な亀絡ずは、繊維がシヌ
トの平面方向のみならず、厚み方向にも高床に絡
み合぀た状態のこずである。 たた、本発明の䞻目的である倩然ヌバツク皮に
酷䌌した衚面効果優れたチペヌクマヌク性、
倖芳、感觊、䞊びに優れた染色性を達成するに
は、平均繊維埄0.8〜0.5Ό、固有粘床0.45〜0.80の
ポリ゚ステル系メルトブロヌ極现単繊維が盞互に
䞉次元的に亀絡した䞍織垃局が人工皮革の衚面局
に存圚し、該䞍織垃局の繊維間隙に匟性重合䜓が
介圚し衚面はこの極现繊維の毛矜が圢成しおいれ
ばよい。したが぀お、匷力向䞊、寞法安定性等の
実甚性胜を向䞊させる目的により極现繊維䞍織垃
局の内郚又は裏面に、織物、線物、他の䞍織垃等
を補匷垃ずしお甚いるこずができる。この補匷垃
ず極现単繊維ずは絡み合いにより䞀䜓化させた方
が、匷力、充実感の面で奜しい。 この極现繊維䞍織垃の奜適な目付量は50〜300
m2、奜たしくは100〜250m2である。た
た、補匷垃の目付量は10〜150m2、特に25〜
100m2が奜たしい。 起毛人工皮革は、優れたチペヌクマヌク性を瀺
し、良奜な発色性ず染色堅牢床を有し、しかも充
実感ず柔軟性を有しおいるのでこのたたで衣料、
むンテリア分野等で甚いるこずができる。本発明
の起毛人工皮革は䞉次元的に亀絡した極现単繊維
䞍織垃の繊維間隙に匟性重合䜓を該䞍織垃に察し
お10〜100介圚しおいるため、チペヌクマヌク
性が向䞊するのみならず、耐摩耗性や、湿摩擊染
色堅ろう床、䞊びに匕匵り匷床等が顕著に向䞊す
る。 匟性重合䜓ずしおは、人工皮革、合成皮革のバ
むンダヌずしお䞀般に知られおいるものであれば
䜕でも䜿甚できるが、ポリりレタン、特にポリア
ルキレン゚ヌテルグリコヌルず有機ゞむ゜シアネ
ヌトの反応物をゞアミンで鎖䌞長させたものが耐
熱性、染色時の颚合倉化などの面より奜たしい。 たた、ポリりレタン等の匟性重合䜓の含浞に際
しおは、䞍織垃構成繊維ず匟性重合䜓ずの接着が
ないこずが補品の柔軟性の面から奜たしく、この
ため必芁に応じおポリビニルアルコヌル、カルボ
キシメチルセルロヌスなどの氎溶性重合䜓をあら
かじめ繊維絡合䜓に付着せしめた䞊で匟性重合䜓
の含浞凝固を行い、埌で氎溶性重合䜓を抜出陀去
するこずが行われる。たた、介圚せしめる匟性重
合䜓の量は狙う補品物性によ぀お決たるが、䞍織
垃に察しお10〜100、奜たしくは30〜80であ
る。匟性重合䜓の量が10以䞋では顕著なチペヌ
クマヌク性や耐摩耗性が埗られない。たた、その
量が100を越えるず䞍織垃の柔軟性が損われ、
硬いペヌパヌラむクな颚合の人工皮革しか埗られ
ず、本発明の目的をはずれる。 䞍織垃の繊維間隙に匟性重合䜓を介圚せしめ、
衚面を起毛させた人工皮革の芋かけ密床は奜たし
くは0.20〜0.50cm3、特に奜たしくは0.25〜
0.45cm3であり、倩然皮革に䌌た充実感に富む
ものである。 本発明の人工皮革の衚面に発生しおいるポリ゚
ステル極现繊維の毛矜は実質的に繊維束状でない
平均繊維埄0.8〜5.0Ό、固有粘床0.45〜0.80の毛矜
であり、均䞀か぀緻密に発生しおいる。倩然ヌバ
ツク皮に酷䌌した衚面倖芳ずし、チペヌクマヌク
倀50以䞊の優れたチペヌクマヌク性を埗るために
は、平均毛矜長が0.05〜1.0mmであるこずが奜た
しい。平均毛矜長が0.6mm以䞋の立毛においおは、
チペヌクマヌク倀100以䞊の顕著なチペヌクマヌ
ク性が発珟し、曎に平均繊維埄が3Ό以䞋、平均
毛矜長が0.4mm以䞋においおは、チペヌクマヌク
倀150以䞊ずいう倩然ヌバツク皮䞊ないしはそれ
以䞊の優れたチペヌクマヌクを瀺す。䞀方、平均
毛矜長が1.0mm以䞊では衚面毛矜がも぀れた感じ
になり、補品の耐摩耗性、ピリング発生等の面か
ら奜たしくない。 次に本発明の人工皮革の補造方法に぀いお詳现
に説明する。 本発明のメルトブロヌ法の䞀䟋を第図及び第
図を甚いお説明する。ポリ゚ステル重合䜓を抌
出機により溶融しおダむに送り蟌み、䞀列に
䞊んだ倚数の玡糞オリフむスから抌出す。そ
れず同時に、パむプを経お䟛絊された加熱され
た高圧のガスをオリフむスの䞡偎に蚭けられ
たスリツトから噎射させ、抌出された溶融ポ
リマヌの流れに吹き圓お、その高速気流の䜜甚に
より抌出された溶融ポリマヌを極现繊維の圢状
に匕き延ばし、固化させる。このようにしお圢成
された極现繊維は、気流により撹乱されながら、
察の回転ロヌラヌの間で埪環しおいるスク
リヌンコレクタヌ䞊に堆積されおランダ
ムり゚ブを圢成する。この堎合、極现繊維は気
流によ぀おランダムに撹乱されるので、実質的に
繊維束を圢成しない。 本発明で甚いるポリ゚ステル重合䜓の初期固有
粘床は0.50〜0.90である。固有粘床が0.90を超え
るず、溶融ポリマヌの溶融粘床が高くなりすぎ、
り゚ブ䞭にポリマヌ玉が倚発する。このポリマヌ
玉を少なくするためには、370℃以䞊の高ガス枩
床を甚いる必芁があるが、この条件ではポリマヌ
の熱劣化が激しくなりり゚ブ粘床が䜎くなり、高
固有粘床重合䜓を甚いる意味がなくなる。しか
も、この際に最も問題ずなるこずは、ポリマヌの
熱劣化に䌎う目付斑が発生し巟以䞊の均䞀な
広巟り゚ブが埗られないこずである。 䞀方、初期固有粘床が0.50以䞋の堎合は、り゚
ブ粘床が0.45以䞋ずなりり゚ブ匷床が䜎く、この
り゚ブから埗た起毛人工皮革の耐摩耗性、摩擊染
色堅ろう床が劣る。したが぀お、初期固有粘床が
0.50〜0.90であるこずが、り゚ブ匷床が高く、ポ
リマヌ玉の発生が少なく、しかも均䞀な広巟り゚
ブを埗る䞊で重芁である。 このポリ゚ステル重合䜓に可塑剀や他の改質剀
を添加しおもよい。 ポリ゚ステル重合䜓のオリフむス玡口圓り
の吐出量は0.05〜0.50分、奜たしくは0.10〜
0.35分である。0.05分以䞋ではポリマヌ
玉が発生し、たた、0.50分以䞊ではガス枩床
を360℃以䞊の高枩にしないずポリマヌ玉の発生
を抑制できず、この様な高枩条件ではポリマヌの
粘床䜎䞋が倧きくなる。 ブロヌガスずしおは、スチヌム、空気がポリマ
ヌの劣化が少なくコスト面からも有利である。 本発明方法ではガス条件の蚭定が特に重芁な意
味をも぀おいる。ガス枩床は䜎い皋、埗られる極
现繊維の粘床が高くなり、り゚ブ匷床が著しく高
たる。この結果、このり゚ブを甚いお起毛人工皮
革を埗た堎合、耐摩耗性、摩擊染色堅ろう床が向
䞊する。たた、平均繊維埄は倧きくなり、り゚ブ
の収瞮率が小さくなる。差動走査熱量蚈の熱分析
から、配向結晶化が促進された構造ずなる。これ
らから、り゚ブの染色性が向䞊濃色染めし、
しかも掗たく染色堅ろう床など皮々の染色堅ろう
床が向䞊する。曎に、目付の均䞀な広巟り゚ブが
埗られる。 しかしながら、ガス枩床が290℃以䞋であるず
玡口郚にポリマヌが付着し安定した玡糞が行え
ず、り゚ブ䞭に倚量のポリマヌ玉が発生する。し
かも繊維埄が倧きすぎるものずなる。䞀方、ガス
枩床が355℃以䞊では、ポリマヌ玉の発生はほず
んどなくなるが、繊維の固有粘床が0.45以䞋ずな
りり゚ブ匷床が䜎いものずなる。たた、ダむ䞭
でのポリマヌの熱劣化が倧きくなり目付斑の倧き
いり゚ブずなり、人工皮革甚ずしおは甚いられな
くなる。以䞊より、本発明ではガス枩床は290〜
355℃、奜たしくは300〜345℃である。本発明で
いうガス枩床は、リツプガスヘツダヌ内郚で
の枩床である。 ガス圧力は高い皋、り゚ブ匷床が高くなる。た
た、り゚ブ収瞮率が小さくなり、繊維密床が高た
る。曎に、り゚ブ䞭の繊維埄分垃の巟が狭たり、
適床な繊維埄分垃のり゚ブが埗られる。しかも、
り゚ブ䞭のポリマヌ玉の発生が激枛する。この結
果、このり゚ブから本発明によ぀お埗られる起毛
人工皮革は、耐摩耗性、染色性、染色堅ろう床が
優れたものずなる。たた、り゚ブの目付分垃が均
䞀化される。本発明では、ガス圧力はリツプガス
ヘツダヌ内郚で、1.5Kgcm2・以䞊、奜た
しくは1.8〜6.0Kgcm2・である。 本発明のメルトブロヌ法で埗られた極现繊維り
゚ブは、平均繊維埄が0.8〜5.0Όの範囲にあ぀お、
適床な繊維埄分垃を有する混合繊維である。実質
的に等しい繊維経のみの亀絡䜓であるより、適床
な繊維埄分垃を有する混合繊維の亀絡䜓である方
がより緻密な䞉次元的亀絡構造の䞍織垃が埗ら
れ、起毛人工皮革の毛矜密床も高たり、その結果
チペヌクマヌク性もより優れた倩然皮革調のもの
ずなる。たた、メルトブロヌ法で埗られた繊維は
極めお小さな繊維埄を有しおいるため、繊維の平
均長さを枬定するこずが困難であるが、30mm以
䞊、倚くの堎合は100〜300mm皋床ず掚定される。 本明现曞でいうポリマヌ玉ずは、り゚ブ構成繊
維の盎埄の玄10〜500倍皋床の盎埄を有する玉埄
ポリマヌたたは繊維の端郚や䞭間郚に生成したコ
ブ状ポリマヌのこずである。このポリマヌ玉は極
めお小さく肉県で芋出すこずができないものが倚
い。顕埮鏡を甚いお芳察するか、たたは、り゚ブ
をそのたた、もしくはり゚ブをプレス、カレンダ
ヌ、亀絡凊理その他の手段によ぀お繊維密床を高
めたうえで染色するこずによ぀お怜知できる。こ
のポリマヌ玉が倚く存圚するず、甚途が倧きく制
限され、特に人工皮革甚基垃ずしおは甚いられな
くなる。 メルトブロヌ法で埗られたランダムり゚ブにお
いお、極现繊維は互に熱融着するこずなく、再配
列のための自由床を有しおいるこずが必芁であ
る。埓぀お、極现繊維補造時の繊維盞互の熱融着
を防止し、しかも均䞀な目付に分垃させるため
に、玡糞オリフむスずスクリヌンずの距離即ち集
積距離は20〜90cmであるこずが奜たしく、曎に奜
たしくは30〜80cmである。 䞊蚘メルトブロヌランダムり゚ブにおいお、極
现繊維は盞互の絡み合いが極めお䜎く、特にり゚
ブの垂盎方向の繊維盞互の亀絡は殆んどない。埓
぀お、このランダムり゚ブは䞉次元的亀絡を有し
おいない。 䞊蚘のようにしお埗られたランダムり゚ブに察
しお、その䞊方から高速液䜓流を噎き圓おお亀絡
凊理を斜す。この高速液䜓ずしおは、䞀般には氎
を甚いるのが有効である。この亀絡操䜜によ぀
お、極现単繊維を互に高床に亀絡するこずができ
る。 本発明における亀絡凊理は、䟋えば、第図に
瀺されおいるような装眮を甚いお行なうこずがで
きる。 第図においお、矢印の方向に回動するスク
リヌンの䞊にランダムり゚ブを䟛絊する。
高圧氎䟛絊源図瀺されおいないから、高圧の
氎が䟛絊パむプを経お、オリフむスヘツド
に䟛絊され、この高圧氎は倚数の现オリフむス
に分配され、そこから现い高速氎流を圢
成しながら、ランダムり゚ブに向぀お噎射され
る。 このずき、ランダムり゚ブの党面にわた぀お均
䞀にくたなく高速氎流を噎き圓おお、極现単繊維
をり゚ブの党面にわた぀お均等に絡み合わすよう
にする。このため、オリフむスヘツドを揺動
させお氎流がり゚ブ党面に均等に圓るようにし、
曎に、液䜓流の総衝突面積比が少なくずも1.5、
特に2.0〜50ずするのが奜たしい。総衝突面積比
ずは、単䜍面積圓りのり゚ブに衝突する液䜓の総
面積のこずである。この条件で高速液䜓流凊理を
行えば、り゚ブ党面にわた぀お均質な絡み合いが
起り、亀絡した䞍織垃衚面が実質的に均䞀か぀平
滑にするこずができる。この結果、衚面を起毛し
た人工皮革はより均䞀で毛矜密床の高いものずな
る。 液䜓を倚数の现いオリフむス、即ち奜たしくは
盎埄0.05〜0.30mm、曎に奜たしくは0.10〜0.25mm
のオリフむスから、奜たしくは圧力〜60Kg
cm2、曎に奜たしくは10〜35Kgcm2で噎出させる。
噎射圧力がKgcm2以䞋ではランダムり゚ブは十
分な亀絡が起らず、䞀方、60Kgcm2以䞊の圧力で
は亀絡した䞍織垃衚面に液䜓流路跡が深く残぀お
凹凞な衚面状態ずなる。衚面の凹凞が著しいず人
工皮革の毛矜が䞍均䞀ずなり、たた立毛密床も枛
少するので奜たしくない。そしお、この噎出液䜓
流を氎透過性のスクリヌン䞊に眮かれたランダム
り゚ブの䞊方からその衚面に噎き圓おるようにす
る。この堎合、スクリヌンの裏偎に吞匕凊理を斜
すこずが望たしい。この吞匕によ぀お、スクリヌ
ン䞊のランダムり゚ブ䞭の空気や液䜓を陀去し、
液䜓噎出流がり゚ブ䞭に䟵入し易くし、繊維間の
亀絡を助長する。この吞匕のためには、真空床10
〜250mm絶察圧力510〜750mmHgの枛圧域
をスクリヌンの裏偎に圢成するこずが奜たしい。
過床の吞匕は、り゚ブ内の繊維の運動を劚害し、
繊維間亀絡を困難にするので望たしくない。た
た、スクリヌンずしおは金網が甚いられ、その目
の现かいものが、衚面が平滑で均䞀な䞍織垃を埗
るために奜たしい。 たた、必芁に応じおこの極现繊維のランダムり
゚ブず線織垃、䞍織垃たたは他のシヌト物を積局
しお亀絡凊理を斜すこずも可胜である。 この様にしお補造された䞉次元亀絡した䞍織垃
の衚面をサンドペヌパヌ、又はワむダブラシなど
で摩擊しお起毛凊理を斜し、䞍織垃衚面に極现単
繊維からなる毛矜を発生させるが、この起毛凊理
の前たたは埌に、ポリりレタン、SBR、NBRな
どの匟性重合䜓を䞍織垃の繊維間隙に該䞍織垃に
察しお10〜100含浞させるこずによりチペヌク
マヌク性や耐摩耗性、匕匵り匷床等の実甚特性を
向䞊せしめる。 この起毛人工皮革を染色し、぀いで掗浄し、也
燥埌、堎合によりブラツシングような仕䞊凊理を
行うずヌバツク調の人工皮革が埗られる。この掗
浄時に柔軟剀を加えるずより柔軟なものずなる。
たた、本発明の起毛人工皮革の衚面にポリりレタ
ンなどの重合䜓を付着させるず、銀面付の゜フト
な人工皮革を埗るこずができる。 本発明の特城は、衚面の毛矜が均䞀で、しかも
毛矜密床の高い人工皮革が埗られるこずにある。
しかもこの毛矜が特に平均繊維埄0.8〜5.0Όのメ
ルトブロヌ法で埗られた束状でない極现繊維であ
るため埓来の人工皮革補品では埗られなか぀た平
均立毛長0.6mm以䞋たで短くしおも顕著なチペヌ
クマヌクが珟われ、たた、倩然皮革特有のし぀ず
りした衚面タツチずなめらかで肌目の现かいヌバ
ツク調の人工皮革が埗られるこずにある。たた、
チペヌクマヌクが皮革状シヌト衚面のあらゆる方
向でほが同皋床に認められるこずも埓来のチペヌ
クマヌクの発珟に方向性を持぀おいた補品には芋
られなか぀た特長である。 本発明の別の特城は、ポリ゚ステル極现繊維の
固有粘床が0.45〜0.80ず比范的高いため、耐摩耗
性等の実甚特性䞊びに染色堅ろう床に優れた人工
皮革が埗られるこずにある。 本発明の曎に別の特城は、芋掛け密床が高いた
め倩然皮革に匹適する充実感に富んだものが埗ら
れ、しかもこの様に高密床であるにもかかわら
ず、束状でない平均繊維埄0.8〜5.0Όの極现繊維
の䞉次元的亀絡䜓であるため優れた柔軟性を有し
た皮革状シヌト物ずなるこずにある。 以䞋に実斜䟋を挙げお本発明を曎に具䜓的に説
明する。ただし、実斜䟋及び比范䟋䞭に瀺される
諞物性の枬定は䞋蚘の方法により実斜した。 芋かけ密床cm320cm2の䞀定荷重䞋で
厚みを枬定しお蚈算により求めた倀である。 匕匵り匷床Kgcm長さ20cm×幅cmのサン
プルを取り、把持長cmずしおオヌトグラフに
より䌞長切断し、その時の最倧匷力を求める。 柔軟床mmJIS L1079−19665.17剛軟床法
45゜カンチレバ包により枬定を行぀た。数倀
は詊料のスラむド距離を瀺すものであり、倀が
小さいほど柔軟である。 湿摩擊染色堅ろう床JIS L0823−1971に蚘茉さ
れた摩擊詊隓機を甚い、JIS L0849−1971に蚘
茉された湿摩擊詊隓法により詊隓した倀であ
る。 平均繊維埄Ό サンプルの任意な10箇所を電子顕埮鏡で倍率
2000倍で10枚の写真撮圱を行う。枚の写真に぀
き任意の10本の繊維の盎埄を枬定し、これを10枚
の写真に぀いお行う。合蚈100本の繊維埄枬定倀
を求め平均倀を蚈算する。 目付斑 ランダムり゚ブの巟方向にわた぀お連続的に10
cm×10cmのサンプルを切り取り、この重量を量
る。この倀の平均倀ず、最倧倀ず最小倀の
差を求め、次匏により蚈算した倀である。  倀 䞉次元的亀絡させた䞍織垃に10〜20のポリビ
ニルアルコヌルを付着せしめ糊固定た埌に、
120〜130℃で分間也熱凊理を行い熱セツトす
る。次いで、70〜80℃の枩氎で䞊蚘ポリビニルア
ルコヌルを陀去しおサンプルずする。このサンプ
ルを、分散染料Kayalon Polyester Navy
Blue2G−SF200日本化薬瀟補を10owf、分
散剀ずしおデむスパヌTL明成化孊瀟補
、济比80〜100、PH〜に調合した染
液で120℃で時間染色する。次に、この染色サ
ンプルをデクロリン、济比80〜100
で80℃、20分の環元掗浄を行い、぀いで也燥す
る。このサンプル衚面の反射率を、スガ詊隓機瀟
補デゞタル枬色色差蚈算機ハロゲンランプ光
源、入射角45゜を甚いお明床差△を求め
る。 チペヌクマヌク倀 サンプルの起毛面の異物を陀去するために、人
工皮革の起毛面を毛先の柔かいブラシで、サンプ
ルの長手方向の䞀方向順方向ぞ軜くブラツシ
ングする。匕続いお、同じ方向に指先で起毛面が
均䞀になるようになぜたのち、スガ詊隓機瀟補の
デゞタル倉角光沢蚈UGV−4D型を甚いお、ハロ
ゲン電球絞り板は取り倖すの光を、指先でな
ぜ初めた方向より入射角80゜で照射し、なぜ終぀
た方向より受光角15゜の反射率I1を枬定する。
次いでサンプルの起毛面を、䞊蚘ずは逆の方向に
指先で均䞀になぜた埌、なぜ初めた方向ずは逆の
方向より䞊蚘ず同じ入射角及び受光角の条件で反
射率I2を枬定する。次に、反射率差△
を次匏で求める。 △I1−I2I2×100 即ち、チペヌクマヌク倀は、䞊蚘の△の倀で
瀺され、その倀が倧きい皋チペヌクマヌク性は良
奜である。 固有粘床35℃でプノヌルテトラクロル゚タ
ン容積比の混合溶媒で枬定した。 実斜䟋  固有粘床が0.65のポリ゚チレンテレフタレヌト
チツプを抌出機で溶融埌、295℃に加熱したダむ
第図に瀺すに送り蟌んだ。mmピツチで
1500個䞀䟋に䞊んだ0.3mmφのオリフむスから
0.15分オリフむスの吐出量で、高速スチヌ
ム流䞭に吐出させた。前蚘スチヌムは、リツプヘ
ツダヌ内第図、での枩床が322℃、圧
力は2.5Kgcm2であ぀た。生成した繊維矀をダ
むオリフむス䞋60cmに䜍眮せしめた移動する捕集
面䞊に連続的に集積し、目付200m2のランダ
ムり゚ブずしお巻取぀た。 埗られた極现繊維り゚ブは、平均繊維埄2Ό、
固有粘床0.55であり、ポリマヌ玉の発生は認めら
れない良質なものであ぀た。たた、り゚ブの巟
1500mmにおける巟方向での目付斑はず極めお
良奜な結果であ぀た。 次に、第図に瀺した装眮を甚いお、このラン
ダムり゚ブを金網䞊に茉せ、䞋方から真空床50mm
Hgで吞匕しながら、mmピツチで䞀盎線に配列
された0.2mmの埄のオリフむスより30Kgcm2の圧
力で連続的に噎出する高速氎流をシヌト党面に噎
き圓お、次いで10Kgcm2の圧力で同様に凊理し
た。このずきの総衝突面積比は10であ぀た。この
シヌト物は芋掛け密床0.23cm3、匕匵り匷床
2.2Kgcm、倀5.0であり極めお柔軟でしかも充
実感に富んだものであ぀た。 次に前蚘シヌト物にのポリビニルアルコヌ
ルPVA氎溶液䞭に浞挬しお、シヌト物に察
しお15付着させた埌也燥した。次いでポリりレ
タン15DMF溶液に浞挬しお、付着量が60に
なるように含浞させ、぀ぎに氎溶液䞭で湿匏凝固
后、枩氎でPVAを抜出陀去し、掗浄、也燥后、
衚面を250メツシナのサンドペヌパヌでバフむン
グし、曎に分散染料で染色し、぀いでデクロリン
で還元掗浄を行぀た。この起毛人工皮革衚面を顕
埮鏡で芳察したずころ、平均繊維埄2Ό、平均立
毛長0.2mmからなる毛矜が認められた。このよう
な短い毛矜にもかかわらず、チペヌクマヌク倀
200の顕著なチペヌクマヌク性を有した優れたヌ
バツク調人工皮革であ぀た。 この人工皮革の物性を次に瀺す。 芋掛け密床0.31cm3 匕匵り匷床3.0Kgcm 柔軟床 43mm 湿摩擊染色堅ろう床玚 比范䟋  島成分ずしおポリ゚チレンテレフタレヌト50重
量郚、海成分ずしおポリスチレン50重量郚を甚い
お海島繊維を埗た。この海島繊維を抌蟌加工によ
り捲瞮を付䞎埌、長さ45mmにカツトしおステヌプ
ルずした。このステヌプルをカヌド及びクロスレ
むダヌを甚いお目付300m2のクロスレむドり
゚ブにし、このり゚ブをニヌドルパンチで亀絡さ
せ、次いで熱凊理により30収瞮させた。この䞍
織垃にポリビニルアルコヌルを15付着させた
埌、トリクロル゚チレンで凊理しお、海成分のス
チレンを抜出陀去した。 抜出埌の䞍織垃は単糞圓り0.1デニヌル繊維
埄玄3Όの極现繊維が繊維束状に絡み合぀た構
造のものであり、芋掛け密床は0.15cm3ず䜎く
充実感に欠けるものであ぀た。これに実斜䟋ず
同様にしおポリりレタンを含浞せしめ、次いでバ
フむング、染色、掗浄を行぀お、衚面に平均立毛
長0.2〜0.4mmの繊維束状の毛矜を有する人工皮革
を埗た。このシヌトのチペヌクマヌク倀は20ず䜎
く衚面颚合もし぀ずりずしたタツチに欠けるもの
であり、倩然ヌバツク皮ずはほど遠いものであ぀
た。 実斜䟋〜及び比范䟋 実斜䟋のメルトブロヌ玡糞法のうち、スチヌ
ム枩床、スチヌム圧力を衚に瀺した劂く倉化さ
せ、目付200m2のランダムり゚ブを埗た。 このランダムり゚ブを実斜䟋ず同様に凊理し
お起毛人工皮革を埗た。この結果を衚に瀺す。
【衚】 実斜䟋  固有粘床が0.80のポリ゚チレンテレフタレヌト
チツプを抌出機で溶融后、305℃に加熱したダむ
に送り蟌んだ。1.2mmピツチで䞀列に䞊んだ0.4mm
φのオリフむスから0.25分オリフむスの吐
出量で、空気枩床340℃、圧力3.5Kgcm2で噎射
させた空気流䞭に吐出させお、目付150m2の
ランダムり゚ブずしお巻取぀た。 このり゚ブは、平均繊維埄3Ό、固有粘床0.68で
あり、ポリマヌ玉の発生はほずんどなか぀た。 このり゚ブを実斜䟋ず同様にしお高速氎流で
亀絡させた䞍織垃は、芋掛け密床0.25cm3、匕
匵り匷床2.5Kgcm、倀2.6であり、柔軟か぀充
実感に富むものであ぀た。たた、実斜䟋ず同様
に凊理しお埗た起毛人工皮革の物性は䞋蚘の劂く
であ぀た。 芋掛け密床0.33cm3 匕匵り匷床3.8Kg 柔軟床 45mm 湿摩擊染色堅ろう床玚 実斜䟋  実斜䟋においお、メルトブロヌ時の捕集面の
速床を倉えお目付80m2のランダムり゚ブを埗
た。このり゚ブ枚の間に目付50m2の織物を
はさみ蟌み、䞉局シヌトずした。このシヌトを金
網䞊に茉せ、䞋方から真空床100mmHgで吞匕しな
がら、シヌト党面に0.15mmの埄のノズルより35
Kgcm2の圧力で噎出する高速氎流を圓お、次いで
15Kgcm2の圧力で圓おた。この䞍織垃は、柔軟
で、充実感に富みしかも匕匵り、匕裂匷床の高い
ものであ぀た。 たた、実斜䟋ず同様に凊理しお埗た起毛人工
皮革の物性は䞋蚘の劂くであ぀た。 芋掛け密床0.35cm3 匕匵り匷床12Kgcm 柔軟床 45mm 湿摩擊染色堅ろう床玚 実斜䟋  実斜䟋のメルトブロヌ法により、目付50
m2のランダムり゚ブを埗た。このり゚ブず目付
120m2のトリコツト線地ずを重ね合せお局
シヌトずした。このシヌトの䞋方から真空床150
mmHgで吞匕しながら、0.15mmの埄のオリフむス
より圧力50Kgcm2で氎を噎射させ亀絡䞀䜓化した
䞍織垃ずした。このずきの総衝突面積比はであ
぀た。぀いで散氎凊理しお衚面を平滑にした。 次に、この䞍織垃にポリビニルアルコヌル氎溶
液を含浞后也燥した。぀いで䞍織垃衚面をサンド
ペヌパヌで摩擊しお起毛し、この立毛局にカルボ
キシメチルセルロヌス氎溶液をコヌト后也燥し
た。次に、ポリりレタン溶液を含浞量が30にな
るように含浞し、凝固埌枩氎で䞊蚘皮の糊剀を
抜出陀去した。染色、掗浄后䞍織垃衚面をナむロ
ンブラシでブラツシングしたずころ、均䞀で緻密
な毛矜平均毛矜長mmを有する人工皮革が埗
られた。この皮革は、匷床が高く、チペヌクマヌ
ク性、湿摩擊染色堅ろう床の優れたものであ぀
た。
【図面の簡単な説明】
第図は倩然皮革の構造を暡匏的に瀺した断面
図である。第図はメルトブロヌプロセスの䞀䟋
を瀺す斜芖図である。第図はメルトブロヌプロ
セスに甚いるダむの䞀䟋を瀺す断面図である。第
図は高速液䜓流による亀絡凊理装眮の䞀䟋を瀺
す斜芖図である。 倪いコラヌゲン繊維束、倪い束状の毛
矜、现い繊維束又は単繊維、単繊維状の
毛矜、抌出機、メルトブロヌダむ、
ガス甚パむプ、極现繊維矀、ランダムり
゚ブ、駆動ロヌラヌ、スクリヌン、
カレンダヌロヌル、ダむ玡口、
リツプ、溶融ポリマヌ流路、玡
糞オリフむス、ガス導入口、リツプ
ガスヘツダヌ、ガススリツト、スク
リヌン、䟛絊パむプ、オリフむスヘ
ツド、液䜓オリフむスノズル、
高速液䜓流、駆動ロヌラヌ。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  平均繊維埄が0.8〜5.0Ό、固有粘床が0.45〜
    0.80である実質的に熱融着を有しおいないポリ゚
    ステル系メルトブロヌ極现単繊維が盞互に䞉次元
    的に亀絡しおなる䞍織垃の繊維間隙に匟性重合䜓
    が該䞍織垃重量に察しお10〜100介圚し、衚面
    に該極现繊維の末端がうぶ毛状の毛矜を圢成しお
    いるこずを特城ずする染色堅ろう床に優れた起毛
    人工皮革。  ポリ゚ステル系メルトブロヌ極现単繊維の平
    均繊維系が1.5〜3.0Όである特蚱請求の範囲第
    項蚘茉の染色堅ろう床に優れた起毛人工皮革。  ポリ゚ステルがポリ゚チレンテレフタレヌト
    である特蚱請求の範囲第項蚘茉の染色堅ろう床
    に優れた起毛人工皮革。  毛矜の平均長が0.05〜1.0mmである特蚱請求
    の範囲第項蚘茉の染色堅ろう床に優れた起毛人
    工皮革。  人工皮革のチペヌクマヌク倀が50以䞊である
    特蚱請求の範囲第項蚘茉の染色堅ろう床に優れ
    た起毛人工皮革。  人工皮革の芋かけ密床が0.20〜0.50cm3で
    ある特蚱請求の範囲第項蚘茉の染色堅ろう床に
    優れた起毛人工皮革。  固有粘床が0.50〜0.90のポリ゚ステル重合䜓
    を加熱溶融埌、0.05〜0.50分オリフむスの
    吐出量で玡糞オリフむスから吐出させ、このオリ
    フむスの開口端近傍から、290〜355℃に加熱され
    たガスを1.5Kgcm2以䞊の高圧で噎射せしめる
    こずにより前蚘吐出ポリ゚ステル重合䜓を牜匕现
    化しお、0.45〜0.80の固有粘床を有する平均繊維
    埄が、0.8〜5.0Όの実質的に熱融着を有しおいな
    い極现単繊維からなるランダムり゚ブを圢成し、
    このランダムり゚ブに倚数の高速液䜓流を噎き圓
    おるこずにより前蚘極现単繊維を互に䞉次元的に
    絡み合せお䞍織垃ずし、しかる埌にこの䞍織垃の
    衚面を起毛する前たたは埌に匟性重合䜓を該䞍織
    垃の重量に察しお10〜100含浞させるこずを特
    城ずする染色堅ろう床に優れた起毛人工皮革の補
    造方法。  前蚘高速液䜓流が盎埄0.05〜0.30mmのオリフ
    むスから噎射される特蚱請求の範囲第項蚘茉の
    染色堅ろう床に優れた起毛人工皮革の補造方法。  前蚘高速液䜓流が〜60Kgcm2の圧力で噎
    射される特蚱請求の範囲第項蚘茉の染色堅ろう
    床に優れた起毛人工皮革の補造方法。  前蚘高速液䜓流の噎き圓お凊理においお、
    総衝突面積比が1.5以䞊である特蚱請求の範囲第
    項蚘茉の染色堅ろう床に優れた起毛人工皮革の
    補造方法。  前蚘高速液䜓流を噎き圓おる際、前蚘ラン
    ダムり゚ブの噎き圓お反察面から真空床10〜250
    mmHg絶察圧力510〜750mmHgで吞匕凊理を斜
    す特蚱請求の範囲第項蚘茉の染色堅ろう床に優
    れた起毛人工皮革の補造方法。
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