JPS63145483A - 獣毛調風合を有する立毛製品 - Google Patents

獣毛調風合を有する立毛製品

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JPS63145483A
JPS63145483A JP28812886A JP28812886A JPS63145483A JP S63145483 A JPS63145483 A JP S63145483A JP 28812886 A JP28812886 A JP 28812886A JP 28812886 A JP28812886 A JP 28812886A JP S63145483 A JPS63145483 A JP S63145483A
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Japan
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fibers
fabric
product
raised
napped
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JP28812886A
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岡本 種男
松井 雅男
村田 太郎
成瀬 勉
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は優れた獣毛調の風合を有する合成d維からなる
立毛製品(ζ関する。更に詳しくは、耐久性のある獣毛
調の風合と反発性を有する立毛製品に関する。
(従来の技術) ミンク、キツネ、テンテラなとの天然の高級毛皮は、そ
の素晴らしい触感、光沢及び反発性並びにy1!aな立
毛構造により、高価な衣料素材や超高級ファツジ重ン素
材としてゆるぎない地位にある。
従来から、人工的に天然毛皮調の製品を作ろうとする試
みは古くから行なわれており、致多くの提案や改善案が
提示されているが、その殆どは天然毛皮とは掛は離れた
不満足なものであり、未だ満足できるものは得られてい
ない現状にある。
例えば、立毛構造として、繊維の熱収縮差を利用し、2
ノー構造の立毛布帛としたもの(例えば特公昭48−7
912号公報、特公昭49−8456号公報)があるが
、風合は粗硬である。風合の改良の一つとして刺毛様立
毛繊維の先端を尖鋭化処理する方法(特公昭48−49
10号公報)が開示されている。か\る先端尖鋭化によ
り柔軟性が著るしく改善されるが、合成繊維特有のワキ
シー感があり、天然毛皮とはほど遠い触感と光沢を有す
る。一方繊維表面改質の試みとして、特公昭48−17
514号公報1こアミノ変性シリコンとエポキシ変性シ
リコンを付与する方法が開示されている。か\る処理で
得られたものは、合成繊維特有のワキシー感が著るしく
収容されるが、シリコン樹脂特有のヌメリ感とワックス
的触?δを呈し、未だ不満足なものである。従って従来
の方法で得られる毛皮様製品の殆どは、多くの欠点を有
し、低級なイミテーションの域を脱していないのが現状
である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明音等は、か−る従来の欠点を改良し、より天然毛
皮に酷似の製品を得るべく鋭意研究した結果、合成1維
からなる立毛布帛に待:こ先端尖鋭化された刺毛調子1
維と綿毛調繊維から実質的(ζ構成された立毛布帛に、
特定の変性シリコン化合物を処理することにより、晋る
しく風合及び反侘性が改善される上、手で触ったのちの
ワックス的ヌメリ感もなく、天然の毛皮と酷似の製品が
10られることを見い出し、本発明を完成した。
本発明の第1の目的は、天然毛皮に酷似の僅れた触感、
風合をイイし且つ耐久性の優れた立毛製品を提供するに
ある。第2の目的は、天然毛皮に匹敵する弾力性に富み
且つ防汚性に優れた立毛製品を提供するにある。更に@
8の目的は、4重維間摩擦抵抗が小さく、交絡な(嵩高
で保温性に富んだ製品を提供するにあり、更には超高級
〕1ツシ冒ン素材を工業的容易Iζ裂造し得る立毛製品
を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 即ち本発明の立毛製品は、0)合成繊維からなる長さ5
mm以上の立毛イーmを有する立毛布帛であり、 (1該立毛繊維維表面(こia維型重量対して、下記一
般式(1)で示されるりん酸エステル基含有シリコン化
合物を0.1〜10這瓜%付着せしめてなることを特徴
とする。
(但しR1@ Raは水素又は炭素数1〜20の1価炭
化水素基、助は2価の炭化水gi、zは−i−P(0(
−OR)2又はR19mは1以上の正数、nはO又は1
以上の正数)。
か\る合成繊維からなる立毛長さ5mm以上のカットパ
イル布帛は通帛のスライバーニット法、静イ植毛法、或
いはパイル編機や2重パイル織機等によるaaa法があ
り、目的用途により選択することができる。中でもパイ
ル編織性は製品を計画的、意図的に意匠性をも付与でき
4破裂品が碍られ、本発明に好適である。
該カットパイル布帛は刺毛調繊維のみからなるもの、又
綿毛調w4紬のみからなるものも本発明に包含されるが
、多くの場合、実質的に刺毛調繊維と綿毛調繊維からな
る複数ノー構造を何する布帛と量れば、より効果が発揮
され好ましい。か−る複数層構造とする場合は、予め、
パイル編織物にする前にパイル糸に両端尖鋭化した刺毛
−短繊維と綿毛調短繊維を混紡する方法、或いは刺毛調
立毛長と綿毛副長コ維を混偏し、製纒繊後加工により長
短複数層構造化や、先端尖鋭化を行なう方法、例えば本
発明者等が特公昭59−45788号公報で開示した方
法で行なうことができる。立毛の先端は尖鋭化されてい
てもよく、されていなくてもよいが、尖鋭化されたもの
は本発明効果をより発揮され好ましい。か−る刺毛調と
綿毛調からなる複数ノー立毛構造の場合の多くは、刺毛
調立毛長は綿毛立毛長より少なくともBmm、好ましく
は5mm以上、最も好ましくは8mm以上長いとより効
果が発揮される。
しかしながらいずれにしても立毛製品の立毛長は少なく
とも5mmが必要である。5mm未満の場合は、たとえ
本発明のりん酸変性シリコンが付着されても風合は粗硬
で好ましくない。立毛長は5mm以上、好ましくは10
mm以上、最も好ましくは15mm以上のときに顕著な
効果が発揮される。この場合の立毛長とは最大(平均直
で)立毛長を指し、例えば刺毛調と綿毛調からなる2 
/d層構造場合、最も長い刺毛調立毛の長さをいう。
か\る立毛製品はバッキングされていなくても良いが通
常、高分子弾性体が基布の裏面より塗布(バッキング)
されている方が、毛抜は防止等の点で好ましい。該バッ
キング剤に顔料、炭素粉末や炭素繊維などが混合するこ
とは有用な方法である。
本発明の・ム ・・′        ・   −合或
囁維としては、ポリエチレン テレフタレート、ポリブチレンチレフタレート及びこれ
らを主体とするポリエチレングリコール、イソフタル酸
金属塩等で変性したポリエステル類、6ナイロン、66
ナイロン、610ナイロン及びこれらを主体とするブレ
ンドや共重合で変性したポリアミド類、アクリロニトリ
ルを80%以上含有するアクリル繊維類及び塩化ビニル
、塩化ビニリデン、その他のビニル化合物を共重合した
アクリロニトリル含百率7096以下のモダクリル繊維
類、ポリオレフィン繊維やビニル化合物からなる繊維類
が挙げられるが、中でもポリエステル繊維類、ポリアミ
ド類A類、アクリルa維、モダクリル繊維が好適である
。特にポリエステル系繊維はより効果を発揮され好まし
い。これらはフィラメントJ維であってもよく、ステー
ブル椙維であっても良い。
刺毛調t4維は通常単糸1度が10d以上、好ましくは
15d以上が本す6明に好適である。刺毛調繊維は巻縮
していてもよいが、滑り、光沢の点で実質的にストレー
ト状のものが好ましい場合が多い。又該iJ雑の横断面
は丸断面でもよく、異形断面であってもよい。中でもカ
バリング性、適度の剛直性及び処理剤の強固な固着性な
どの点で異形で且つ扁平な断面が本発明に好適である。
綿毛調繊維は単糸磁度が5d以下、好ましくは8d以下
のものが最も好ましい。該繊維は巻縮が実質的になくて
も良いが、反況性、嵩高性、保温性等を付与するため巻
縮のある方が好ましい場合が多い。巻縮は余り強すぎる
と系交絡が生じピリングや開繊不能が生じ好ましくない
現象を生じることがあるので、強さについては好ましい
範囲がある。例えば巻縮数(張力1my/ct下の山数
)は2〜80ケア25mm、好ましくは8〜20ケア2
5mm%巻縮伸長率は30%以下、好ましくは20%以
下、特に5〜15%のものが好ましく使用される。こ−
で巻縮伸長率は20’C,65%RHの室内で荷重2m
f/d時の長さ11、及び荷重50mg/dを加えて2
分後の長さe2を測定しく (1−1)/111)Xi
 00 (%) として求める。
本発明の立毛製品に於いて、基布は編物、織物、不織布
などとくに限定されるものではないが、高密度、高品位
の立毛製品とするには編物又は繊物が好ましく採用され
る。該基布に使用されるゼ試維は、合成/I4維、半合
成繊維、天然繊維などが挙げられるが、いかなる素材で
あってもよい。しかし耐熱性、M燃性、耐薬品性等の特
性を要求する場合は例えばポリエステル系、芳香族ポリ
yE F系、難燃アクリル系1維など熱可塑性合成繊維
が好適である。か\る地糸に使用する1mはステーブル
からなる紡績糸であってもマルチフィラメント糸であっ
ても良く、目的用途により選択すればよい。
本発明の立毛製品は、合成ta維からなる、長さ5mm
以上の立毛mAを有する布帛で、該立毛繊維維表面にa
維重量に対して、固形分として前記一般式(1)で示さ
れるgT規なりん酸エステル基含有シリコン化合物が0
.1〜10道量%付着してなるものであり、従来のアミ
ノ変性シリコン、エポキシ変性シリコンの如きヌメリ感
のあるワックス的な風合のものとは異なり、天然毛皮と
酷似の風合を有するものである。
該りん駿エステル基含有シリコンの付着量が0、1%未
満の場合は、顕著な効果が発揮されず好ましくない。又
逆に1096を越えると効果、は飽和される上、繊維間
接着が生じたり4座などに伴なう樹脂の脱落が惹起する
等好ましくないξとが多い。好適な付着量は立毛繊維の
形態などによっても若干異なるが好ましくは0.2〜6
%、更に好ましくは0.8〜5%、最も好ましくは0.
4〜8%である。
本発明の一般式(1)で示されるりん酸エステル基含有
シリコン化合物としては、例えばR1,几8は水素又は
メチル、エチル、プロピル、t−ブチル、ブチル、ヘキ
シル、オクチル、ドデシル等のアルキル基、シクロペン
チル、シクロヘキシルなどのシクロアルキル基、2−フ
ェニルエチル、4−メチルフェニルなどのアラルキル基
、フェニル基、トリル基、ナフチル基、キシリル基など
炭素数1〜20の1価の炭化水素基が挙げられる。又、
りん酸エステル基を含有するシロキサン単位としては (H8 等が挙げられる。
か−るりん酸エステル変性シリコンは通常室温で肢体で
あり、その粘度はl Oas  のものから1.000
万C3のものまで使用可能であるが、作業性からは10
0〜1 oto o o csの範囲のものが好まれて
用いられる。又、このりん酸エステル変性シリコン善ζ
ついて、1分子中に少なくとも1個以上、好ましくは2
個以上のりん酸エステル基を含有したものは本発明の効
果をより発揮し好ましいO 該りん酸エステル基含有シリコン化合物を立毛m維表面
に付着させることにより、繊維間Jl!擦特に静摩擦係
数が著るしく小さくなり、ソフトな風合、立毛amの弾
力性、反発性に富み、シリコン化合物特有のワックス的
ヌメリ感がなく、天然毛皮に酷似の風合を有する製品が
得られる。更に篤くべきこと湯ζは防汚性と制電性を併
せ有することである。通常のシリコン化合物、例えばア
ミノ変性シリコンで処理されたものは、著しく静電気が
発生し、汚れ易いため制電剤との併用が必須である。か
\る理由は明確ではないが、りん酸エステル基が制電、
防汚に寄与しているものと考えられる。
か−るしん酸エステル基含有シリコン化合物を立毛繊維
に付着させる方法としては、通常の各皿方法を採用する
ことができる。例えば、立毛布帛を処理浴巾着ζ浸漬し
、マングル等で絞る方法、或いはスプレーで噴霧し、液
滴で付着させる方法、処理液を泡立て泡状で付着させる
方法、或いは特公昭59−45788号公報で開示した
遠心力を作用させ立毛繊維を起立させながら処理液と接
触させる遠心加工方法等があり、必要に応じて還択すれ
ばよい。これらの処理液は非水系であってもよく、水系
エマルジョンであってもよいが、取扱い易さの点、デ全
性の点で水系エマルジョンが好ましい。
か−るりん酸エステル変性シリコンを1維表面に強固に
付着させ、厘久性と風合改良効果をより発揮させるため
には、通常行なわれている乾燥したのち熱処理(キユア
リング)を行うのが望ましい。通°帛、キャリング温度
は100°C以下では樹脂皮膜形成が不充分で圏脂の脱
落が生じたり、長時間処理が必要で生産性に欠ける。又
220℃を越えると色焼けしたり、立毛布量が損傷をう
けることが多く、時には色焼は縮れや融着を生じたりす
るので好ましくない。好適な熱処理温度は通常100〜
220°C1好ましくは180〜200 ”C。
最も好ましくは150〜180°Cである。熱処理時間
は処理温度によって異なるが、通常15秒以上である。
余り高温で短時間処理では樹脂被膜形成能が不充分であ
ったり、又逆に低温長時間処理はエネルギーコストアッ
プとなり生産性に劣る欠点を有する。従って、好適な処
理時間としては、15秒〜80分、好ましくは1〜20
分、更に好ましくは8〜15分がよい。
本発明の立毛製品は、立毛密度がa、ooo〜10.0
000本/am”、特に好ましくは5,000〜go、
ooo本/cm” である。刺毛/綿毛多層構造の場合
は、刺毛の立毛密度が50〜5000本/ Cm 、好
ましくは100〜1.000本/ Crn 。
綿毛の立毛密度は1.000〜50.000本/ C1
n 1好ましくは5.000〜80.000本/Cmで
ある。
か\る立毛構成であれば、本発明の効果が充分発揮され
、天然毛皮と酷似の風合、光沢、そよぎ感、反発性、弾
力性及び恒久性に厘んだ製品が得られる。
(発明の効果) 本発明の立毛製品は、天然毛皮製品をも凌駕するもので
、防寒衣、衣料、ファツジ1ン素材、インテリア材、人
形や縫ぐるみなどの素材として極めて有用なものである
(実施例) ゛  以下、実施例により本発明をより具体的に説明す
る。
実施例中「部」、「%」は特記ない限り重量部、重】%
を表わす。尚、実施例中の摩擦係数、圧縮回復率、風合
判定は次の様にして行なった。
(1)  摩擦係数・・・第1図は使用したFi!i係
数測定器の模式図である。第1図に於いて、 試料1を試料台2に乗せ、その上に摩 擦布8(JIS  L−0808綿布)を取付けた摩擦
子4(荷重150f、横 5 cmX[10cm  )を試料1の上に垂直に乗せ
、19cm7’分の定速度で動かせてテンシ嘗ンゲージ
5で摩擦力 (ト)を測定し、垂直圧力(几:単位面積当りの荷重)
とからμ=F/Rの式よ り静、#jXgl係数μs、μdを求めた。
(2)圧縮回復率・・・横IQcm、縦10cmの立毛
製品を2枚重ね、4黄11cm、縦 11cm、高さ11 Cmの内向の中に入れ、5fIの
ムた(初荷!りを載せた時の高さaを測定し、その上に
I Klの荷重を載せ1時間後の高さbを測定 し、次いで除重して5分後のdさCを 測定して次の式より求めた。
(C−b)/(a−b)X100(%)(3)  風合
官能テスト・・・5人の判定者により、手で触れて官能
検査し、各人5点法で採 点し、その累計数値で表わした。判定 基準は、天然ミンクと同等の風合のも のを5点とし、未処理合成%[mのガサツキ感を有する
ものを1点とした。
実施例1 顔料を含まない分子m18.000のポリブチレンテレ
フタレート(以下PBTと略記する)を270°Cで溶
融紡出し、スピンドロー紡糸にて8500 m 7分で
120d、/3f(7)糸をJH,得L/ f:。
この糸をFlとする。Flは長径/短径(扁平率)=2
.2の菱形断面を有したもので、こnを刺毛用a維に供
する。
TlO2微粒子0.7%を含むナトリウムスルホイソフ
タル酸2.5モル%、共重合ポリエチレンテレツクレー
ト(以下PETと略記する)を295°Cで出題紡糸し
、通常の延伸温度85°C1熱処理温度150’Cで延
伸し150d/72fの円形断面糸F2を得を二。この
糸をフィード圧4.5 Kg/ Cm2、第1ヒーター
190’C,第2ヒーター115’Cで320m/分の
速度で押込巻縮加工を行ない、巻縮伸長率5.8%の加
工糸を得た。この糸をYlとする。
FlとYlを合糸し、100 T/Mの撚りをかけ、合
撚糸FYlを得た。この合撚糸をパイル糸用に供する。
一方、TiO□微粒子0.7%含;ぽした分子量17.
000のPETを溶融紡糸し、8.5倍に延伸し熱処理
したのら、al減巻編を厖した単糸デニー・ル1.5の
3インチ、バイアスカットKA (F4 )を紡績し、
64番手双糸を得た。この紡績糸をYsとする。このY
s糸は地糸に供した。
パイル糸FY1と地糸Y8の経糸を別々に整経し、緯糸
にYs糸を用いて、二重パイル織機でパイル長5 Q 
WIWIで製織し、カッターで半分にu reftし3
0mmパイル長の立毛布帛CP1を得た。OPIは経糸
密度60本/インチ、パイル糸密度30本/インチ、綿
糸打込密度75本/インチ、W型、!li1毛であり、
植毛密度は120ケ所/ am2(04120Cmの布
帛であった。
OFlを特公昭59−45788号公報に詳述した遠心
加工機に取付け、綿毛処j」/刺毛細化処理を行った。
即ち直径1ms 41.257/2からなる円筒(円筒
)にパイル布帛CP1を取付け(特公昭60−7749
号公報で開示したパイル布帛を面ファスナーで円筒に取
付は固定する)4締めし、回転速115oOrpnl 
(m心力約1400)で回転させ遠心力により立毛を8
立させた状態で処理液として98゛Cの20%NaOH
水m IJ、を、内局と同軸同速で回転する直径1.1
mの外側円筒d器(外筒)に、内側液面が基布から12
ynmの点まで流入し、外筒の外側より非接触糸で赤外
線にて加熱しながら処理液内温を一定に保らつ″>7分
向処理して、綿毛(Yl )を基布から12rnm長と
なるよう溶解切断した。次いで処理液を系外に排出し、
第2処理液としてネオカチオンG(日華化学工業g)0
.8%含汀の98°C115%NaOH水溶液を間歇的
に流入し、内側液面が基布から26ノnmの点で20分
間、25mmで15分間、24mmで10分間、23m
mで5分間、順次処理した。次いで処理液を排出せしめ
、酢酸0.IN水溶液で中和し、次いで水洗したのち脱
水し回転を止め、処理パイル布帛CP2を取り出した。
処理されたパイル布帛CP2は、綿毛立毛長12mm、
刺毛立毛& 26 mWlで先端はBmmの長さに亘っ
てテーバ−状に尖鋭化されていた。
次いで高分子弾性体であるポリウレタン系バッキング剤
を基布に対し固形分で15%付着させ、立毛と基布を固
−aせしめて立毛布W40P8をiGた。
次いで一役式(1)に於いて、殉=メチル基、R2=メ
チレン基、几8=フェニル基、m=10、n=800か
らなる8、000csのりん酸エステル変性シリコンを
ノニルフェノール系乳化剤でシリコン濃度1.5%の水
分散エマルジョンを1塵した。
この浴中に前記立毛布帛CP8を浸漬しマングルで絞り
(絞り率70%)乾燥後、160℃×5分キエアリング
し、針径0.82Inln%針Jri2oo本/インチ
のブラッシング機にて正逆合計8回通して充分に綿毛を
開繊し、更に熱ローラ付きの賦型機に通し立毛傾斜角度
60″で賦型処理を行ない立毛製品ZPIを得た。
比収例1 アミノ変性シリコンとしてX−61−487<+a越七
学工iX裂)の51000 C8の半逗明欣体ヲノニオ
ン型乳化剤でエマルジョンとし有効成分1.5%に副長
した。この浴中iこ立毛布帛CP、を浸漬し、実施例1
と同様に絞り率7096として乾燥後、160’CXS
分キユアリングし、ブラッシング(8回)後実施例1と
14様i(賦型して立毛製品ZP2を得た。
比較例2 比較例1のアミノ変性シリコンの代わりにエポキシ変性
シリコン(X−51−606信越化学工業)を用いて、
比較例1に準じ立毛製品ZP、を得た。
実施例1で得た立毛製品zPl及び比較例のZPg、Z
P、並びに対照品として実施例1のシリコン処理前の立
毛布帛cpHについても毛並び順方向のJ31!m係致
、圧縮回復率、風合官能テスト、及び防汚試験(JIS
 L−1021−6,17グレ一スケール評価に準じた
。)、摩擦帯電圧(JIS L−1094B法のロータ
リースタチックテスターによる方法)を測定した結果を
第1表に示した。
第1表 第1表から明らかなように、本発明品はM擦係数が小さ
く、特に静J!j!顔係数が著しく小さい為、風合が良
好で且つソフト感を存する上、手触り後のシリコン特有
の手にワックス的ヌメリ感が残らない点も評価され、風
合評価点は妬い値を示した。
又圧縮回復率が高く反溌力に富んだものである上、54
擦帯或圧も低く、防汚性も著るしく良好な製品であった
実施例2 実施例1の立毛布帛CP9を吊染機でカチオン染料(カ
チロンブラウ:/G)0.9%owf、100°C×6
0分で綿毛立毛のみ染色したのちミンクの毛皮の背腹の
縞状に、分散染料として、カヤロンポリエステルダーク
ブラウンA3−200(日本化薬製)0.8F/lと増
粘剤(アルギン製ソーダ)、均染剤から副系した第1染
液、及びカヤロンポリエステルダークブラウンA3−2
00 8f/1と増粘剤、均染剤よりなる第2染液を調
薬し、スクリーン捺染を施した。即ち、第1染牧で刺毛
立毛の先端より禰毛先端面迄捺染し、乾燥役第2染液で
刺毛立毛の先端4mmを捺染し乾燥したのち、X温蒸熱
法で発色し、水洗した。得られたものは実質的に立毛長
さ方向に濃淡の色を仔する立体染色立毛布帛cp4でめ
った。
次いで、一般式(1)に於いて、R1=メチル基% R
2=メチレン基、几8=エチル基、m = 7、n =
865からなる4、0OOC3のりん酸エステル変性シ
リコンをノニオン活性剤で乳化分散し、絞り率とシリコ
ン一度を変化させ立毛布帛OP4に処理し付着量を変化
せしめ、ブラッシング薗で5回通ししたのち立毛の傾斜
角度を45°に試型し立毛製品ZP4−%−9を得た。
得られた立毛製品の性能特性を実施例1に準じて測定し
た結果を第2表に示した。
第2表 第2表で明らかなように0.1%未満のシリコン付着(
本発明外)のものは風合が不充分であるが、本発明範囲
のものは浸れたノ虱合を有した製品であった。
実施例8 実施例1の立毛布帛CP1を遠心加工機で・6B毛切断
、刺毛細化処理に献し那工欣量を変化させ立毛長の異な
るパイル処理布帛CP4.7を漫だ。該CP4−.7の
立毛布帛を実施例1に準じてりん酸エステル変性シリコ
ンを立毛繊維に対して1%付aせしめて立毛製品zP 
 を得た。この製品につき10〜18 手触りによる風合官能テストを行った結果を第3表に示
す。
第8辰で明らかなように本発明外のZPloの如く立毛
長が短かすぎると立毛が直立し、粗硬でりん酸エステル
変性シリコンの効果が発揮されなかった。
【図面の簡単な説明】
@1図は摩擦係数測定袋はの説明図である。 第1図 3 岸擦布

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(イ)合成繊維からなる長さ5mm以上の立毛繊
    維を有する立毛布帛であり、 (ロ)該立毛繊維維表面に繊維重量に対して、下記一般
    式( I )で示されるリン酸エステル基含有シリコン化
    合物を0.1〜10重量%付着せしめてなることを特徴
    とする獣毛調風合を有する立毛製品。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) (但しR_1、R_3は水素又は炭素数1〜20の1価
    炭化水素基、R_2は2価炭化水素基、Zは−R′−P
    (O)−(OR)_2又はR_1、mは1以上の正数、
    nは0又は1以上の正数)。
  2. (2)立毛繊維が実質的に複数層構造の刺毛調繊維と綿
    毛調繊維からなる特許請求の範囲第1項記載の製品。
  3. (3)刺毛調繊維の繊度が10d以上、且つ先端尖鋭化
    されている特許請求の範囲第2項記載の製品。
  4. (4)綿毛調繊維の繊度が5d以下、立毛長さは刺毛調
    繊維より少なくとも3mm短かく、且つ巻縮を有してい
    る特許請求の範囲第2項記載の製品。
  5. (5)合成繊維がポリエチレンテレフタレート、ポリブ
    チレンテレフタレート、及びこれらを主体とするポリエ
    チレングリコール、スルホイソフタル酸金属塩等の共重
    合体又はこれらの混合体から選ばれた少なくとも1種か
    らなる特許請求の範囲第1項記載の製品。
  6. (6)立毛布帛の基布の裏面が弾性高分子化合物が固着
    され、且つ一般式( I )のりん酸エステル基含有シリ
    コン化合物が付着されている特許請求の範囲第1項記載
    の製品。
  7. (7)立毛布帛が染色工程を経た布帛である特許請求の
    範囲第1項記載の製品。
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