JPS6327872A - 熱定着ロ−ラ用芯軸内面の黒色塗料の焼付方法 - Google Patents

熱定着ロ−ラ用芯軸内面の黒色塗料の焼付方法

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JPS6327872A
JPS6327872A JP17260486A JP17260486A JPS6327872A JP S6327872 A JPS6327872 A JP S6327872A JP 17260486 A JP17260486 A JP 17260486A JP 17260486 A JP17260486 A JP 17260486A JP S6327872 A JPS6327872 A JP S6327872A
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heat fixing
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Shuji Kon
修二 今
Masataka Kadowaki
門脇 優香
Toshimitsu Iwata
岩田 俊光
Toshinobu Asai
浅井 敏信
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    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電子複写機等に使用される熱定着ローラの金
属芯軸内面に黒色塗料を焼付ける方法に関する。
(従来の技術) 従来より、電子複写機等の熱定着部に使用される熱定着
ローラとして、シリコーンゴムやフッ素ゴム等のゴム材
料を金属円筒に被覆し金属円筒内部にヒーターを挿入し
たものが使用されている。
またこのような熱定着ローラにおいては、ヒーターから
の輻射熱を効率よく芯軸に吸収させるため、その内面に
黒色塗料を焼付けることが行われている。
この方法では、伸管加工、塑成加工等により製造された
アルミ管や鉄管のような金属芯軸を、トリクレン蒸気洗
浄等により清浄にし、その内面に黒色の金属や金属酸化
物からなる耐熱製の顔料を含有する黒色塗料を塗装した
後、恒温槽内て焼付加工が行われる。このようにして黒
色塗料を内面に焼付加工された金属芯軸は、摩隙圧接加
工等によりその両端に軸受部が形成され、外周にゴム材
料が被覆されて製品とされる。
またこのような芯軸の製造過程にあける黒色塗料の焼付
は、一般に芯軸サイズ、ローラの使用条件等を考慮し、
耐久性に支障がない範囲で焼付条件か設定され、通常4
00℃で1時間程度行なわれている。
(発明が解決しようとする問題点) ところでヒーターからの輻射熱の吸収率は、塗膜の色濃
度が高いほど大きくなるが、本発明者等の実験によれば
、焼付は後の塗膜の色濃度は焼付は条件により変化し、
従来の方法では、往々にして低い色濃度しか得られない
ことがあり、このためウオームアツプの立上り時間が長
くなったり、熱効率が低くなるという問題があった。
本発明はこのような従来の問題を解消すべくなされたも
ので、塗膜の色濃度が高く、したがってつt−ムアップ
の立上り時間が短く、熱効率の高い熱定着ローラ用芯軸
内面の黒色塗料の焼付方法を提供することを目的とする
[発明の構成コ (問題点を解決するための手段) すなわら本発明の熱定着ローラ用芯軸内面の黒色塗料の
焼付方法は、熱定着ローラ用芯軸内面に黒色塗料を塗布
した後、250〜300℃で1〜3時間焼付けることを
特徴とする。
本発明に使用される黒色塗料は、黒色金属顔料または黒
色金属化合物顔料をシリコーン樹脂バインダとともに溶
剤に分散、溶解させたもので、市販の黒色塗料としては
、[おきつも#8000J  (三重油脂化工社製、商
品名)をあげることができる。
本発明において焼付は温度を上記のように設定したのは
、焼付は温度が250℃未満では焼付けが不完全となり
、逆に300℃を越えると塗膜が熱劣化するおそれがあ
るうえに色濃度が低下するようになるためである。
また本発明において焼付は時間を上記のように設定した
のは、焼付は時間が1時間未満の場合には焼付けが不十
分となるうえに色濃度の向上がなく、逆に3時間を越え
ると塗膜の劣化のおそれがあるうえに一旦高くなった色
濃度が低下するようになるためである。
また黒色塗料は、通常芯軸の内面の全面にわたって塗布
してもよいが、その両端部のみに塗布するようにしても
よい。
すなわち熱定着ローラでは、トナーの定着を均一に行う
ため、通紙中全体にわたって温度配向が均一となるよう
に設計される必要があるが、一般にウオームアツプ直後
では、用紙の端部側の温度上昇が遅くなるため温度分布
が不均一となり、定着不良がおこりやすい。したがって
このように両端部内面のみに黒色塗料を塗布焼付けるこ
とにより温度上昇を均一に行うことが可能となる。
なお、黒色塗料塗層面を、端部のみに環状に設けるので
はなく、中心から外側に向かって濃度勾配をつけるよう
にしてもよい。
また金属芯軸の内面は、黒色塗料の塗布焼付に先立って
サンドブラストして、表面粗ざRzを30〜60μm程
度にすることが望ましい。
(実施例) 以下本発明を実施例に従い説明する。
実施例1 アルミ製芯軸(A5052、肉厚6mm)の内面に、「
おきつも#8000 Jを、焼付条件を変えて塗布、焼
付けしその色Ii1度をマクベス色差計により測定した
。第1図にその結果を示す。なお[おぎつも38000
 jの配合は次の通りである。
黒色顔料     ・・・・・・・・・・・・15%無
機質顔料    ・・・・・・・・・・・・20%シリ
コーン樹脂  ・・・・・・・・・・・・18%(メチ
ルフェニルシリコーンベース) 溶  剤       ・・・・・・・・・・・・47
%このようにして得られた芯軸を使用し、常法により熱
定着ローラを製造した。これを電子複写機の定着部に組
込み、実機計画試験を行なったところ、芯軸内部のヒー
ターを作動させヒートアップまでの所要時間が、従来の
ものに比較して短縮されていた。
またローラ使用時のヒータの0N10FF制御への追随
が早くなり、またローラ表面温度を200℃に設定した
ところ、その表面温度は194〜200°Cであり、温
度幅は9°Cであった。
一方焼付は条件を400℃で1時間とした以外は実施例
1と同じ条件で製造した熱定着ローラの実機評価試験で
は、200℃の表面温度の設定に対して実際の表面温度
は190〜208°Cとなり温度幅は18°Cとなった
実施例2 第2図に示すように、アルミ製芯軸(A5052、肉厚
4mm)1の内面に、両端部のみ幅60mmの環状に実
施例1で使用した黒色塗料2を塗布し、300℃で2時
間焼付けを行った。次にこの外周にシリコーンゴム被覆
3を施し、さらにフッ素樹脂ディスパージョンの塗布、
焼付けによりフッ素樹脂被膜4を形成して、外径32m
m、胴部長440m頂のフッ素樹脂被覆熱定着ローラ5
を製造した。そして芯軸内部に1囮のヒータを挿入し、
表面中央部の温度を180℃に設定した。このときヒー
タのワット密度の配向を端部/中央部=1.4とした。
′この熱定着ロールのヒートアップ2分後におけるロー
ラ端部10mmと中央部の温度差は5°Cであった。
またヒータ一端部の温度上昇も最大で230°Cに止ど
まり、許容限界380℃を大幅に下回った。
一方黒色塗料を塗布しなかった点を除いて実施例2と同
一条件で熱定着ロールを製造し、同様にして温度上昇さ
せたところ、ヒータのワット密度の配向を端部/中央部
=2にしなければ温度差を5°C以内とすることができ
なかった。またこのとき、ヒータ端部の温度は320′
Cに上昇し非通紙部の表面温度も260℃にまで上昇し
た。
実施例3 表面粗さくR2)5〜15μmのアルミ製芯軸(肉厚4
 nv+ )の内面をサンドブラストして、表面粗さ(
Rz)30〜60μ■に仕上げた後実施例2と同一条件
で内面全面に黒色塗料塗装焼付けを行って熱定着ローラ
を製造した。この熱定着ローラのローラ表面温度190
″Cに設定したところ、1kWハロゲンランプを用いて
18分でヒートアップすることができた。
一方、サンドブラスト処理のみで黒色塗料塗装焼付せず
に製造した熱定着ローラでは、ヒートアップに25分を
要しまたサンドブラスト処理なしで実施例2と同一条件
で黒色塗料を塗布、焼付けした熱定着ローラではヒート
アップに30分を要した。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のローラ芯軸内面黒色塗料の
焼付方法によれば、芯軸内面を熱吸収性の良い状態とす
ることができるため、短時間でヒートアップ可能でロー
ラ表面の温度ムラの少ない熱定着ローラを製造すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は黒色塗料焼付条件と色濃度の関係を示す図、第
2図は本発明の一実施例の断面図である。 1・・・・・・・・・・・・アルミ製芯軸2・・・・・
・・・・・・・黒色塗料 3・・・・・・・・・・・・シリコーンゴム被覆4・・
・・・・・・・・・・フッ素樹脂被膜5・・・・・・・
・・・・・フッ素樹脂被覆熱定着ローラ第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱定着ローラ用芯軸内面に黒色塗料を塗布した後
    、250〜300℃で1〜3時間焼付けることを特徴と
    する熱定着ローラ用芯軸内面の黒色塗料の焼付方法。
  2. (2)黒色塗料は、熱定着ローラ用芯軸内面の両端部に
    のみ塗布されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の熱定着ローラ用芯軸内面の黒色塗料の焼付方法。 (2)熱定着ローラ用芯軸内面が、黒色塗料の塗布に先
    立って表面粗さ(Rz)30〜60μmにサンドブラス
    ト処理されることを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の熱定着ローラ用芯軸内面の黒色塗料の
    焼付方法。
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