JPH0546042Y2 - - Google Patents

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JPH0546042Y2
JPH0546042Y2 JP1986004155U JP415586U JPH0546042Y2 JP H0546042 Y2 JPH0546042 Y2 JP H0546042Y2 JP 1986004155 U JP1986004155 U JP 1986004155U JP 415586 U JP415586 U JP 415586U JP H0546042 Y2 JPH0546042 Y2 JP H0546042Y2
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roller
fixing
gap
rotary body
coating
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は複写機やレーザビームプリンタ等の画
像記録装置の定着装置に係り、特に定着ローラ上
に離型剤を塗布する定着装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の定着装置としては、特開昭52−
48327号(特公昭60−18071号)に記載されている
のがある。これは、一部がオイルパン内のシリコ
ーンオイルに浸漬された塗布ローラを、定着ロー
ラに対して非接触状態に配置することにより、オ
フセツトの発生を防止すると共に、トナーが塗布
ローラに転移するのを防止可能としている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、斯かる従来技術の場合には、塗布ロー
ラによつて直接オイルパン内のシリコーンオイル
を汲み上げて定着ローラに塗布しているため、該
定着ローラ表面に不均一でしかも層が厚いシリコ
ーンオイルの塗布しか行なえないという問題点が
ある。また、これを均一化するために、上記非接
触の塗布ローラを定着ローラの周囲に2個設ける
ことも前記公報に開示されているが、この場合に
は装置全体が大型化すると共に、シリコーンオイ
ル等の離型剤を2箇所に補給しなければならず、
複雑な操作を必要とするという問題点がある。
そこで、本考案は、上記従来技術の問題点を解
決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、小型でしかも操作性が良く、離型剤の塗
布を均一化して安定供給でき、オフセツトの発生
をより一層防止可能とした定着装置を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の目的を達成するために、定着
用回転体と、この定着用回転体に離型剤を塗布す
る塗布用回転体と、定着用回転体と塗布用回転体
間に所定の間隙を形成する間隙形成部材と、塗布
用回転体に離型剤を供給する供給用回転体と、塗
布用回転体と供給用回転体間に所定の間隙を形成
する間隙形成部材と、を有し、この間隙によつて
塗布される離型剤塗布層厚さが決定されることを
特徴とする。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。第1図において、1は定着用回転体としての
定着ローラで、アルミの芯金2の上に2mm厚の
RTVシリコーンゴム3を被覆したものである。
4は加圧ローラで、アルミの芯金5の上に5mm厚
のLTVシリコーンゴム6を被覆したものである。
7は600Wのハロゲンヒータ、7′は100Wのハロ
ゲンヒータ、8は入口ガイド、9はウエブクリー
ニング装置、20は規制ブレードである。上記定
着ローラ1及び加圧ローラ4は不図示の駆動装置
により矢印の方向に回転される。
10は2本のローラを備えた離型剤塗布装置で
あり、11は表面層が5mm厚のHTVシリコーン
ゴムで構成された塗布用回転体としての塗布ロー
ラ、12は同じく表面層が5mm厚のHTVシリコ
ーンゴムで構成された供給用回転体としての汲み
上げローラである。13は両ローラ11,12が
互いに間隙d1を介して離間するようにこれらを回
転自在に支持する支持部材である。汲み上げロー
ラ12はオイルパン14内に貯えられた離型剤と
してのシリコーンオイル15中に浸漬されてお
り、該汲み上げローラ12はその表面に塗布され
たシリコーンオイル層を介して塗布ローラ11に
シリコーンオイル15を伝達する。なお、オイル
パン14の一側壁14aは規制ブレード16の下
方にまで延長されている。塗布ローラ11上のシ
リコーンオイル15は、不図示の駆動機構によ
り、後に述べる機構及びタイミングで定着ローラ
1に塗布される。この時、塗布ローラ及び汲み上
げローラ11,12は、不図示の駆動機構により
図示の方向に回転される。定着ローラ1及び加圧
ローラ12は、ハロゲンヒータ7,7′により加
熱され、定着ローラ1の表面温度がサーミスタ1
6により所定の温度(例えば180℃)になるよう
にコントロールされる。
しかして、公知の方法で画像形成されたトナー
像を担持した転写材17は矢印の方向に搬送され
る。転写体17が定着ローラ1及び加圧ローラ4
間に進入する約3回転前に、塗布ローラ11が後
述するように定着ローラ1にシリコーンオイル1
5を塗布する。こうして塗布されたオイル15
は、転写材17が定着ローラ1及び加圧ローラ4
間に進入するまでの回転により、定着ローラ1上
のオイル15は均一にならされる。トナー像を担
持した転写材17は、加熱及びオイル塗布された
定着ローラ1及び加圧ローラ4間を通過すること
により定着される。
本実施例では、上記の構成に加えて、離型剤塗
布時、塗布ローラ11と定着ローラ1との間に、
塗布ローラ11上のシリコーンオイル15が定着
ローラ1に転移し得る間隙d2(なお、d2≧d1とす
るのが好ましい)を形成する間隙形成部材18が
設けられている。この間隙形成部材18は、第3
図に示すような角材からなり、定着装置の側板
(図示せず)に突設されている。前記ローラ支持
部材13は、オイル塗布時、第2図に示す如く間
隙形成部材18に当接し、塗布ローラ11は定着
ローラ1に対して50μmの間隙を持つて離間する
ように位置決めされる。なお、間隙形成部材とし
ては、スペーサ、同軸にスペーサコロ等を用いて
もよい。また、上記のように、d2≧d1とした場合
には、離型剤層の受け渡しをより均一に行なえる
ので好ましい。
また、塗布ローラ11と定着ローラ1とのなす
近接部は、塗布ローラ11の最上部より下方で回
転方向下流にあり、上記塗布ローラ11と汲み上
げローラ12とのなす近接部は、汲み上げローラ
12の最上部より下方で回転方向下流に設定され
ている。こうした場合には、ローラ11,12表
面のシリコーンオイルは、重力により表面上で均
一化していき、その後に近接部へ至るため、塗布
をより均一に行なえる。
そのため、定着ローラ1にオフセツトするトナ
ーが生じ、クリーニング装置9によつて完全にク
リーニングしきれなくなつた場合でも、塗布ロー
ラ11と定着ローラ1との間には間隙が形成され
ているため、定着ローラ1上にオフセツトしたト
ナーが塗布ローラ11に転移することがない。定
着ローラ1にオフセツトしたトナーは、クリーニ
ング装置9の複数回のクリーニングにより除去さ
れる。
なお、上記の実施例では、オイル塗布時の塗布
ローラ11と定着ローラ1との間隙を50μmとし
た場合について説明したが、これに限定されるわ
けではなく、上記間隙は、非接触状態で、かつ塗
布ローラ11上にコートされたシリコーンオイル
15が定着ローラ1に転移する距離であればよい
が、好ましくは10〜500μmの範囲が良い。この
値は、小さい程定着ローラ1上にコートされるオ
イルの厚み及び量は少なくなり、大きい程多くな
る。上記間隙は10μmより少ないと、定着ローラ
及び塗布ローラの表面粗さにより、間隙の精度を
出すのが難かしくなると共に、定着ローラにオフ
セツトしたトナーが塗布ローラに転移してしまう
虞れがある。また、間隙が500μmをこえると塗
布ローラ上のオイルが定着ローラ側に転移しづら
くなると共に、転移しても不均一となる。塗布ロ
ーラ上のオイルのコート量は、定着条件等により
塗布ローラと汲み上げローラとの間隙d1等によつ
て調節され、定着ローラ上へ塗布されるオイルの
量は塗布時間を変えることにより変化される。そ
の他、上記間隙は、オイルの粘度や塗布ローラの
表面粗さ等に応じて設定される。
また、前記の実施例では、塗布ローラ及び汲み
上げローラの材質をHTVシリコーンゴムとした
場合について説明したが、これはローラのシリコ
ーンオイルに対する漏れ性がよく、ローラ上のシ
リコーンオイルの均一性が良いためであるが、他
にアルミ等の金属製ローラとしても良い。この場
合、HTVシリコーンゴムを使用したローラがオ
イルの膨潤により径変化が起こり、定着ローラと
塗布ローラの間隙が変化する虞れがあるのに対
し、常に一定の間隙を保つことができる。
供給用回転体は複数あつても良いが、離型剤を
汲み上げるローラであることが装置の小型化と離
型剤の損失防止となるので好ましい。
又、規制ブレード16を定着ローラと順方向に
設けることが離型剤の表面ならし効果が高くオフ
セツト防止をより安定化できる。
オイルパン14を延長して規制ブレード16の
下方にまで設けることは離型剤の紙面への落下を
防止できるので好ましい。
(考案の効果) 本考案は以上の構成及び作用よりなるもので、
定着用回転体と塗布用回転体間に所定の間隙を形
成する間隙形成部材と、塗布用回転体と供給用回
転体間に所定の間隙を形成する間隙形成部材と、
を有し、これら間隙形成部材によつて間隙が正確
に一定に保たれ、この正確に一定に保たれた間隙
によつて、離型剤塗布層厚さが決定されることに
より、正確に均一化された適量の塗布が、間隙形
成部材で間隙を形成するだけで行える。
そして、定着用回転体と塗布用回転体との間に
正確に一定に保たれた間隙が形成されているの
で、定着用回転体にトナーがオフセツトした場合
でも、定着用回転体にオフセツトされたトナー
が、塗布用回転体に転移することが確実に防がれ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る定着装置の一実施例を示
す離型剤を塗布しない状態の概略図、第2図は同
装置の離型剤塗布時の状態を示す概略図、第3図
は第2図の要部を示す斜視図である。 符号の説明、1……定着ローラ、11……塗布
ローラ、12……汲み上げローラ、15……シリ
コーンオイル、17……転写材、18……間隙形
成部材。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 定着用回転体と、この定着用回転体に離
    型剤を塗布する塗布用回転体と、定着用回転体
    と塗布用回転体間に所定の間隙を形成する間隙
    形成部材と、塗布用回転体に離型剤を供給する
    供給用回転体と、塗布用回転体と供給用回転体
    間に所定の間隙を形成する間隙形成部材と、を
    有し、この間隙によつて塗布される離型剤塗布
    層厚さが決定されることを特徴とする定着装
    置。
  2. (2) 上記供給用回転体は、離型剤を貯える容
    器から離型剤を汲み上げる汲み上げローラで、
    上記定着用回転体と上記塗布用回転体とのなす
    間隙に対して、塗布用回転体に対する間隙を同
    一かそれ以上である実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の定着装置。
  3. (3) 上記塗布用回転体と上記定着用回転体と
    のなす近接部は塗布用回転体の最上部より下方
    で回転方向下流にあり、上記塗布用回転体と上
    記供給用回転体とのなす近接部は供給用回転体
    の最上部より下方で回転方向下流にある実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の定着
    装置。
JP1986004155U 1986-01-16 1986-01-16 Expired - Lifetime JPH0546042Y2 (ja)

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JP1986004155U JPH0546042Y2 (ja) 1986-01-16 1986-01-16

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JP1986004155U JPH0546042Y2 (ja) 1986-01-16 1986-01-16

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JPS62116268U JPS62116268U (ja) 1987-07-23
JPH0546042Y2 true JPH0546042Y2 (ja) 1993-12-01

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0668655B2 (ja) * 1985-08-28 1994-08-31 キヤノン株式会社 定着装置用離型液塗布装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5248327A (en) * 1975-10-14 1977-04-18 Xerox Corp Roll fixing device
JPS5589878A (en) * 1978-12-28 1980-07-07 Canon Inc Fixing device

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5339556Y2 (ja) * 1974-12-09 1978-09-26

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