JPS6327277B2 - - Google Patents

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JPS6327277B2
JPS6327277B2 JP15902379A JP15902379A JPS6327277B2 JP S6327277 B2 JPS6327277 B2 JP S6327277B2 JP 15902379 A JP15902379 A JP 15902379A JP 15902379 A JP15902379 A JP 15902379A JP S6327277 B2 JPS6327277 B2 JP S6327277B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jib
sheave
rope
hoisting
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15902379A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5682792A (en
Inventor
Isao Myazawa
Masayoshi Harada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPS5682792A publication Critical patent/JPS5682792A/ja
Publication of JPS6327277B2 publication Critical patent/JPS6327277B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジブクレーン、特に、荷役作業時に作
業半径を小さくして行く際に巻上ロープに加わる
力を自動的に小さくするようロープを懸回させた
ジブクレーンに関するものである。
クライミングクレーン、造船所用クレーン等の
如きジブを起伏させて荷役作業を行うクレーンに
おいては、クレーンの頂部フレームからジブ先端
にかけた巻上ロープで荷を吊り、ジブの起立で荷
を引込んでいるが、荷重が一定であると、クレー
ン頂部フレームとジブ先端間のロープに加わる力
は一定であり、このときジブが起立すれば、上記
ロープに加わる力と荷重との合力がジブの軸心と
は違つた方向に作用して来る。
ジブが最大作業半径の位置から最小作業半径の
位置まで移動(起立)する間でも上記合力がジブ
の軸心に向くようにすれば、ジブの根本ピン部の
トルクが小さくなつて巻上げが楽になり水平引込
みができると共に、ジブの撓みもなくなるため、
上記合力を極力ジブの軸心に向けることが理想で
ある。
従来は、この理想実現のため、第1図に示す如
く、ロープAとロープBの条数の比を1:2又は
1:3等とするようにロープかけをし、ジブaに
加わる力、即ち、合力Fをジブ根本ピンbに向け
るように頂部フレームcのポイントxを選び、荷
重の水平引込みを行わせている。これによれば、
合力Fは常にジブaの軸心に向くよう作用できる
ことになる。
ところが、荷重が一定であればロープBに加わ
る力Wは一定であるため、ジブaが起立して荷を
引込んで来ると、ジブaに与える軸力(合力)
は、モーメントの関係で段々大きくなり、これに
耐え得なくなつてしまう。そのため、ジブaを最
小半径近くまで起立させることができなくなつて
来る。特に、最大作業半径Mと最小作業半径Nの
比が大きくなると、第1図のような構造ではポイ
ントxを決定できなくなる。即ち、合力Fによる
ジブ根本ピンb周りの反時計方向モーメントが大
きくなり、ジブaを支えている起伏ロープが緩ん
でしまいジブが不安定となる欠点がある。
このように従来では、クレーンの大型化に伴
い、クレーン全体の撓みが大きくなり、地切時に
荷物が大きく動いてしまい作業性が損われてしま
うこと、特にジブの長いクレーンにおいてはジブ
に曲げ作用を与えること、等を避けるためのロー
プ懸けの方法が考えられていたが、前記のように
最小半径を小さくできない等の欠点があり、十分
なものではなかつた。
本発明は、前記従来の如き作業半径が変化した
ときでもロープに加わる力と荷重との合力が極力
ジブの軸心に向くようにすると同時に、クレーン
の容量である、作業半径とそのときの荷重を掛け
合せたモーメントに合致した最も効率的な外力を
ジブに与えるようにして従来の欠点を除去し、ジ
ブに作用する軸力を最小半径になるに従い小さく
なるようにして最小半径を小さくできて水平引込
みが容易にできるようにすることを目的としてな
したもので、頂部フレームの左右両端にシーブを
有し更に中央部にシーブブロツクを並設し、該頂
部フレームと、シーブを有するジブ先端との間
に、左右のフローテイングシーブブロツクを前記
シーブブロツクの対峙間隔よりも広くして配し、
左右巻上ウインチからの巻上ロープを、それぞれ
頂部フレームのシーブ、ジブ先端のシーブにかけ
た後、フツクのシーブとジブ先端のシーブとの間
に複数条懸回して更に前記シーブブロツクとフロ
ーテイングシーブブロツク間に複数条懸回し、左
右巻上ロープを結着し、フツクシーブとジブ先端
のシーブ間のロープ条数よりシーブブロツクとフ
ローテイングシーブブロツクのロープ条数を多く
したことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
第2図は本発明のクレーンの全体図であり、第
3図は本発明の要部であるロープの懸回状態を示
す斜視図であり、第4図は巻上ロープの懸回状態
の概略図である。
旋回フレーム1に、頂部フレーム2を固定させ
ると共に、ジブ3の根本部を起伏可能に取り付
け、該頂部フレーム2には、左右両端側に巻上ロ
ープ用シーブ4,4′をり付けると共に、中央部
分に複数のシーブを上下に重ねた巻上ロープ用シ
ーブブロツク5,5′を左右別々に且つ上下方向
に変向可能に取り付け、又ジブ3の先端には、左
右別々に巻上ロープ用シーブ6,6′を取り付け
るほか、巻上ロープ7,7′を上記シーブブロツ
ク5,5′との間で複数条かけさせるフローテイ
ングシーブブロツク8,8′を上記左右のシーブ
ブロツク5,5′の配置間隔よりも広い間隔で配
し、2個の巻上ウインチドラム9,9′に巻かれ
ている別々の巻上ロープ7,7′を左右別々にか
ける。即ち、片側のみで説明すると、ドラム9か
ら巻き戻した巻上ロープ7を、シーブ4を経てジ
ブ先端のシーブ6とフツク10のシーブ11との
間に複数条かけした後、フローテイングシーブブ
ロツク8とシーブブロツク5との間に複数条かけ
し、同様に巻上ウインチドラム9′から他の片側
にかけ渡した巻上ロープ7′と結着させ、左右の
各フローテイングシーブブロツク8,8′とシー
ブブロツク5,5′間の巻上ロープ7,7′は平面
的にみて八字状となつているようにする。フロー
テイングシーブブロツク8,8′とシーブブロツ
ク5,5′間にかけ渡す巻上ロープの条数は、実
施例では8条づつとしてあり、ジブ先端のシーブ
6,6′とシーブ11,11′間では4条づつとし
てある。尚、上記左右のフローテイングシーブブ
ロツク8,8′は、フレーム12の両端に支持さ
れており、ジブ3が起立するとき頂部フレーム2
側へ移動して、フローテイングシーブブロツク8
とシーブブロツク5間及びフローテイングシーブ
ブロツク8′とシーブブロツク5′間のロープ長さ
が短かくなつて逆にジブ先端のシーブとフツク1
0のシーブ間のロープ長さが長くなるようにして
ある。第3図中、13,13′は起伏ウインチド
ラム、14,14′、15,15′は起伏ロープ用
シーブブロツク、16,16′は起伏ロープ、1
7,17′は巻上下用ステーロープ、18,1
8′は起伏用ステーロープであり、前記フローテ
イングシーブブロツク8,8′は、両側の起伏ロ
ープの展張により空中に保持されており、巻上ロ
ープに張力がないときでも垂れ下ることがないよ
うになつている。
次に、本発明のジブクレーンの作用を説明する
と、フツク10に荷を吊り、ジブ3を最大作業半
径状態から起立させて行くと、ジブ先端のシーブ
6,6′とフツク10のシーブ11,11′間にか
け回されている巻上ロープ7,7′が長くなり、
フローテイングシーブブロツク8,8′が頂部フ
レーム2の方向へ移動し、該フローテイングシー
ブブロツク8,8′と頂部フレーム2のシーブブ
ロツク5,5′間にかけ回されている巻上ロープ
7,7′の長さは短かくなつて行き、荷は水平に
引込まれることになる。このとき、フローテイン
グシーブブロツク8,8′の移動により、フロー
テイングシーブブロツク8,8′とシーブブロツ
ク5,5′間にかけられている左右の巻上ロープ
の角度が大きく変化して来る。この平面的にみて
八字状の左右の巻上ロープ7,7′のなす角度が
大きくなつて来ると、巻上ロープ7,7′に加わ
る力の一部は左右のフローテイングシーブブロツ
ク8,8′を互に相対する方向、即ち、内側へ押
す力として作用する。この力は、ジブ3が起立し
てフローテイングシーブブロツク8,8′が頂部
フレーム2側へ近づけば近づくほど大きくなつて
来る。このため、シーブ6,6′とフローテイン
グシーブブロツク8,8′間に張られたロープ方
向の張力(第7図T方向に相当)は、作業半径が
小さくなるに従い小さくなつて行き、恰もロープ
条数を変えたと同じ効果が得られ、ジブ3の軸心
に向けられる軸力(合力)も小さくして行くこと
ができることになる。
従来のようにジブ先端のシーブとフツクのシー
ブ間の巻上ロープの条数と、頂部フレームとジブ
先端間の巻上ロープの条数の比率を、予め1:2
又は1:3の如くして、合力をジブの軸心に向け
るようにしただけでは、最小作業半径となるよう
ジブが起立して来るに従いジブの軸力が大きくな
つて来るが、本発明では、上記のように徐々に分
力は小さくなつて行き、合力が小さくなつて行く
ようにしているので、ジブの軸力を小さくでき最
小作業半径をより小さくすることができる。
以上のことを原理的に説明すると、例えば、
今、第5図に示すように、ジブ3が角度θ1からθ2
に起立移動したとき、ジブ3に作用する合力は、
ジブ先端に作用するロープの条数の比を1:2と
すると、合力F1の作用角αが合力F2の作用角β
に変化する。この場合、F2>F1、β>αとなり、
ジブの角度θが大きくなればなるほどこの傾向が
大きくなる。そこで、角度θ2のとき恰もロープ条
数の比が1:1になるようになつていたとする
と、合力は第6図の如くF3のようになり、合力
は小さくなり且つ作用角αも小さくなる。
このように作業半径の変化により恰もジブ先端
のロープ条数の比を徐々に変えてやるようにする
と、ジブに作用する力は小さくなり、ジブ根本ピ
ン周りのモーメントも小さくなることになる。
そこで、本発明の特徴であるフローテイングシ
ーブブロツクを用いて、第7図の如く、シーブブ
ロツク5,5′とフローテイングシーブブロツク
8,8′間のロープ7,7′は、ジブ先端からフツ
クに至るロープ条数の2倍とすると、ロープ張力
の合計は、荷重をWとすると、2Wとなる。ジブ
の片側について考えると、FW=荷重の大きさW
となる。このロープによるジブ先端に作用する力
Tは、 T=FWcosθ となる。
上式において、FWは荷重が変化しない限り一
定である。角度θは、作業半径Lが小さくなる
と、フローテイングシーブブロツク8,8′の位
置が二点鎖線で示す〜に移ることによつて大
きくなる。このとき左右のフローテイングシーブ
ブロツク8,8′を接近させようとする力が作用
するので、Tは上記式により、コサインカーブに
沿つて小さくなる。このTと分力とは等しいので
合力は小さくなる。即ち、第6図における合力
F3の如くなるよう変化させることができること
になる。従つて、本発明においては、ポイントx
をある程度任意に決定することができる。
以上本発明について説明したが、本発明では、
頂部フレーム2とジブ先端との間にフローテイン
グシーブブロツク8,8′を採用しているが、同
様な考えで頂部フレーム2の後方にフローテイン
グブロツクを採用してもできる。又頂部フレーム
2のシーブブロツク5,5′のうちの一部のシー
ブを第7図に示す如きシーブSのような位置に変
えることにより、前記Tを自由自在に変化させる
ことができる。
以上述べた如く本発明のジブクレーンによれ
ば、作業半径とそのときの荷重をかけ合せたモー
メントが一定となるような外力をジブに作用させ
ることができ、ジブの自重を無視すれば作業半径
50mのとき100t吊れるならば作業半径25mのとき
200t吊れることになり、しかもジブの軸心に作用
する力は作業半径が小さくなればなるほど小さく
できるので、安全に荷役でき、水平引込みを行う
ことができる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のジブクレーンの概略図、第2図
は本発明のジブクレーンの全体を示す側面図、第
3図は本発明のジブクレーンにおけるロープの懸
回状態を示す斜視図、第4図は本発明における巻
上ロープの懸回状態を示す概略図、第5図乃至第
7図は本発明の原理を示す説明図である。 2…頂部フレーム、3…ジブ、5,5′…シー
ブブロツク、7,7′…巻上ロープ、8,8′…フ
ローテイングシーブブロツク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 頂部フレームの左右両端にシーブを有し更に
    中央部にシーブブロツクを並設し、該頂部フレー
    ムと、シーブを有するジブ先端との間に、左右の
    フローテイングシーブブロツクを前記シーブブロ
    ツクの対峙間隔よりも広くして配し、左右巻上ウ
    インチからの巻上ロープを、それぞれ頂部フレー
    ムのシーブ、ジブ先端のシーブにかけた後、フツ
    クのシーブとジブ先端のシーブとの間に複数条懸
    回して更に前記シーブブロツクとフローテイング
    シーブブロツク間に複数条懸回し、左右巻上ロー
    プを結着し、フツクシーブとジブ先端のシーブ間
    のロープ条数よりシーブブロツクとフローテイン
    グシーブブロツクのロープ条数を多くしたことを
    特徴とするジブクレーン。
JP15902379A 1979-12-07 1979-12-07 Jib crane Granted JPS5682792A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15902379A JPS5682792A (en) 1979-12-07 1979-12-07 Jib crane

Applications Claiming Priority (1)

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JP15902379A JPS5682792A (en) 1979-12-07 1979-12-07 Jib crane

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Publication Number Publication Date
JPS5682792A JPS5682792A (en) 1981-07-06
JPS6327277B2 true JPS6327277B2 (ja) 1988-06-02

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ID=15684559

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JP15902379A Granted JPS5682792A (en) 1979-12-07 1979-12-07 Jib crane

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW533186B (en) * 2000-08-09 2003-05-21 Ishikawajima Harima Heavy Ind Jib crane
JP4759120B2 (ja) * 2000-08-09 2011-08-31 Ihi運搬機械株式会社 ジブクレーン
JP4674938B2 (ja) * 2000-08-09 2011-04-20 Ihi運搬機械株式会社 ジブクレーン
JP4708067B2 (ja) * 2005-04-05 2011-06-22 Ihi運搬機械株式会社 クレーン装置

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JPS5682792A (en) 1981-07-06

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