JPS6344072A - ゴンドラ昇降方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、構築物の壁面の外側にワイヤロープで吊り下
げたゴンドラをモータの駆動によって昇降させる方法に
関するもので、外壁を補修する場合等において使用され
る。

（従来技術とその問題点） 構築物の外壁を補修する場合、低い箇所では空中作業車
を利用して工事が行われるが、高い壁面や壁面に車を位
置させることができない場合には、第２図に示したよう
なゴンドラが使用される。

このゴンドラは、構築物（１）の屋上から壁面の外側に
向かって突梁（３）　（３）を固定Ｌ（構築物によって
は既に屋上に固定式ヌは移動式の梁が設置されているも
のもある）、突梁（３）の先端と地上（２）に設置した
ウェイトボックス（４）との間にワイヤローブ（５）　
（５）を張設し、ゴンドラ（６）の両側に固定したエン
ドレスワインダ（７）にワイヤ（５）を捲回し、ワイン
ダ（７）を操作することによってゴンドラ（６）を昇降
させている。

しかしながら、この方法では、ゴンドラは左右に張設し
たワイヤを利用して昇降するめに、作業範囲がゴンドラ
の昇降する縦方向の範囲に限られてしまい、連続して横
方向や科目方向で作業することはできない。

従って、壁面全体に対して作業を行おうとするど、ゴン
ドラの幅に対応してワイヤを張設してゴンドラを掛は変
えるか、予め多数のワイヤを張設して同時に複数のゴン
ドラを掛けておく必要があり、作業能率が悪く補修コス
トも高価なものとなっていた。

（技術的課題） 本発明は、構築物の壁面の外側にワイヤ１：７−ブで吊
り下げたゴンドラをモータの駆動によって昇降させる方
法において、ゴンドラを上下左右のいずれの方向にも自
在に移動できるようにすることを課題としたものである
。

（技術的手段） この技術的課題を解決するだめの技術的手段は、 （イ）ゴンドラの幅より大きい間隔で配置し７た左右の
支持部からワイヤローブでゴンドラを吊り下げ、 （ロ）少なくとも二個の巻取り手段でワイヤローブの長
さを制御してゴンドラを移動させること、 である。

（技術的手段の作用） ゴンドラは、その幅より間隔を大きくした左右の支持部
から、ワイヤローブによって、吊り下げられ、ワイヤは
略Ｖ字形を形成する。

左右のワイヤの長さは、巻取り手段を操作することによ
って、自由に調整することができるため、ワイヤの全長
及び左右のワイヤの長さを選択調整することによって、
ゴンドラの位置を自由に変更することが可能となる。

左右のワイヤを同じ長さにしてワイヤの全長を伸縮させ
ると、ゴンドラは、縦方向で移動し、一方のワイヤを長
くして他方を短くすると、ゴンドラは横方向乃至科目方
向へ移動する訳である。

（本発明の効果） ゴンドラを上下左右のいずれの方向にも自在に移動でき
る結果、通常の構築物の場合には、一台のゴンドラを使
用して壁面に対する作業を連続的に行・うことができる
利点がある。

ゴンドラは、ワイヤの長さを制御することによって科目
方向にも移動できるため、壁面の左右及び高さにおいて
異なる地点での作業を平行して、或いは往復しながら作
業を進められる利点があり、作業能率が大幅に上昇する
。

その結果、限られた時間帯に作業を完了させる必要のあ
る場合、例えば壁面の温度分布の測定作業、クランク内
への液状接着剤の注入作業等において好適である。

（実施態様） 上記の技術的手段におけるワイヤローブば、一本または
二本で操作される。

ワイヤローブを一本で構成する場合は、その一端を一方
の支持部に固定してゴンドラに固定したエンドレスワイ
ンダを通過させ、他端を他方の支持部側で巻上げるよう
に構成する。エンドレスワインダは、シーブに巻掛けた
ワイヤにテンションが掛かっているために、シーブを回
転させることによって、ゴンドラの左右のワイヤ長さを
変更することができ、左右方向への移動を容易に調整す
ることができる。

ワイヤローブを二本で構成する場合には、各ワイヤロー
ブの一端を左右の支持部側又はゴンドラ側に固定し、他
端をゴンドラ又は支持部側で巻取るようにすれば良い。

ワイヤロープの巻取りは、巻取り機自体を支持部に固定
して直接ワイヤを巻上げるように構成する他、ワイヤを
支持部に固定したプーリを通過させて地上で巻取ったり
、更には、屋上や壁面に沿って組み立てた足場上で巻取
るように構成しても良い。

ワイヤロープの長さは、巻取り機やエイドレスワインダ
をコンピュータを利用して制御してやることによって、
ゴンドラの移動を迅速且つ正確に行うことが可能となる
。

（実　施　例） 次に、上記技術的手段の具体例を図面を参酌して説明す
る。

第１図は、ゴンドラ（１１）を構築物の壁面（１０）に
吊り下げた状態を示した概略正面図で、構築物屋上の両
端部には、先端部にプーリ（１３）　（１３）を固定し
た突梁（１４）　（１４）が固定されている。

ゴンドラ（１１）の吊り下げ枠（１２）の中央部には左
右に係止孔（１５）　（１５）が突設してあって、ワイ
ヤロープ（１６）　（１７）の先端部に固定したフック
が掛けである。

左右のワイヤロープ（１６）　（１７）は、各突梁（１
４）（１４）に固定されたプーリ（１３）　（１３）を
通って地上に設置した巻上げ機（１８）　（１９）のド
ラムで巻上げられるようになっている。

巻上げ機（１８）　（１９）を操作してワイヤ（１６）
　（１７）を巻上げると、ゴンドラ（１１）は上昇する
が、巻上げ機（１８）　（１９）を個別に操作して左右
のワイヤ（１６）　（１７）の長さを調節すると、ゴン
ドラ（１１）は科目方向、左右方向へ移動する。

ゴンドラ（１１）の左右の底部には、それぞれ揺れ止め
用のワイヤロープ（２１）　（２２）が固定してあって
、それぞれ他端を地上に設置したトルクモータ（２３）
　（２４）の回転ドラムに巻き付けてあり、ゴンドラ（
１１）の移動に伴って揺れが生ずるのを防止している。

上記の実施例では、ゴンドラ吊り下げ用のワイヤを地上
で巻上げる構成をとっているが、ワイヤの先端部を地上
又は突梁に固定し、ゴンドラでワイヤを巻取るようにし
てもよい。

一本のワイヤロープでゴンドラを吊り上げる場合には、
一方の梁にワイヤロープを係止し、ワイヤをゴイドラに
固定したエンドレスワインダに掛けてワイヤの他端側で
巻上げる構成とし、左右のワイヤ長さをエンドレスワイ
ンダで調節するようにすれば良い。

尚、屋上でワイヤロープを巻取る場合には、突梁（１４
）　（１４）に取り付けたブーりを二個以上組み合わせ
る等してワイヤの走行に支障をきたさないようにしなけ
ればならない。

【図面の簡単な説明】

図面は、技術的手段の具体例を説明するためのもので、
第１図は壁面に吊り下げたゴンドラの概略正面図、第２
図は従来のゴンドラ昇降装置の概略正面図である。 （１０）壁面、（１１）ゴンドラ、（１２）ゴンドラの
吊り下げ枠、（１３）プーリ、（１４）突梁、（１６）
　（１７）ワイヤロープ、（１８）　（１９）巻上げ機
特許出願人　　　コニシ株式会社 第１図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）構築物の壁面の外側にワイヤロープで吊り下げた
   ゴンドラをモータの駆動によって昇降させる装置におい
   て、ゴンドラの幅より大きい間隔で配置した左右の支持
   部からワイヤロープでゴンドラを吊り下げ、少なくとも
   二個の巻取り手段でワイヤロープの長さを制御してゴン
   ドラを移動させるゴンドラの昇降方法。
2. （２）ワイヤロープが一本で構成され、その一端を一方
   の支持部に固定してゴンドラに固定されたエンドレスワ
   インダを通過せしめ、他端を他方の支持部から巻上げて
   ワイヤロープの長さを制御する特許請求の範囲第１項に
   記載の方法。
3. （３）ワイヤロープが二本で構成され、各ワイヤロープ
   の一端を左右の支持部側又はゴンドラ側に固定し、他端
   をゴンドラ又は支持部側で巻上げてワイヤロープの長さ
   を制御する特許請求の範囲第１項に記載の方法。
4. （４）ワイヤロープが支持部に固定したプーリを通って
   地上で巻上げられる特許請求の範囲第１、第２又は第３
   項に記載の方法。
5. （５）巻上げ機及び／又はエンドレスワインダの動作が
   コンピュータで制御される特許請求の範囲第１、第２、
   第３又は第４項に記載の方法。
6. （６）支持部が突梁に取り付けられている特許請求の範
   囲第１項乃至第５項のいずれかに記載の方法。