JP3361127B2 - ロングスパンリフト - Google Patents

ロングスパンリフト

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JP3361127B2
JP3361127B2 JP23022392A JP23022392A JP3361127B2 JP 3361127 B2 JP3361127 B2 JP 3361127B2 JP 23022392 A JP23022392 A JP 23022392A JP 23022392 A JP23022392 A JP 23022392A JP 3361127 B2 JP3361127 B2 JP 3361127B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は高揚程で用いられる長尺
荷台を備えたロープ吊下げ駆動式のロングスパンリフト
に関する。 【0002】 【従来の技術】建築工事現場で使用されている長尺荷台
を備えたロングスパンリフトは、相対向して立設される
一対の支柱に沿設されたガイドレールに案内されてそれ
ぞれ装備の昇降フレーム間に長尺の荷台が架設され、こ
れら一対の昇降フレームが等しい速度で昇降できるよう
に一連のロープを調整して吊下げ駆動される構成になっ
ている。このような構成のリフトについては既に多くの
ものが提案され、例えば実公平2−18060号公報な
どによって知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】近時、建築工法の進歩
によって建築物の高さが200m以上に及ぶような超高
層建築物が建設されるようになり、このような建築物の
建設工事に際して使用されるリフトとしては、可能な限
り1回の揚降に際してより多くの機材等を運搬できるよ
うにして作業能率の向上を図ることが課題として重要視
されるようになった。このために、荷台の搭載重量も従
来に比べて大きくなり、作業性を高めるために長尺の荷
台を用いるロングスパン型のリフトが要求されるように
なった。 【0004】このような高揚程で搭載荷重が大きくなる
と、昇降する搬器と付随する機器などの重量を許容でき
る限り軽量化して巻上げ機の負荷を少なくする必要があ
る。しかしながら、この種のリフトでは構造上、搬器の
吊下げロープが最大揚程の4倍以上の長さのものを用い
て駆動することになるので、例えば吊下げロープに18
mm径のものを使用するとして揚程200mとするとその
ロープの引き上げ重量だけでも約1150Kgに達し、こ
れに搬器重量が加わることになるので、非常に大型の巻
上げ機を必要とする。また、吊下げロープは途中で接続
して使用できないので、著しく長い寸法のものを必要と
する。 【0005】したがって、搬器の昇降フレームが左右の
ガイドレールにそれぞれ案内されて昇降する際に、これ
ら両昇降フレームが同調できるようにする吊下げロープ
の吊掛け手段として、前記先行技術のような方式を採用
するとどうしてもその吊下げロープの使用長さが過剰に
なり、巻上げ機の負荷が大きくなる欠点が生じる。ま
た、昇降時にその吊下げロープをしごきながら昇降する
ようなことになるので、昇降速度を高めようとすると巻
上げ機の負荷をさらに増加させることになり不都合であ
る。 【0006】本発明では、このような問題点を解決し
て、巻上げ機の負荷を小さくできて、無理なく安全に昇
降駆動でき、経済性を高め得る構成のロープ駆動機構を
備える高揚程に適したロングスパンリフトを提供するこ
とを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、ガイドレールを備える一対の支柱
に沿って装備された各昇降フレーム間に荷台を架設され
て搬器が構成され、この両昇降フレームが下層位置に設
置される巻上げ機により前記各支柱頂部付設の滑車を巡
る吊下げロープで昇降駆動されるロングスパンリフトに
おいて、前記一方の昇降フレームの吊下げロープは当該
昇降フレーム装備の支柱側下部で一端を固定されて他端
部を巻上げ機により駆動されるように巻掛けられ、前記
他方の昇降フレームの吊下げロープは一端を当該昇降フ
レーム装備の支柱側下部でドラムに巻き付けられて巻取
り・繰り出し可能に固定されて他端部を前記巻上げ機と
別の巻上げ機により駆動されるように巻掛けられ、前記
両巻上げ機は同調駆動されるように制御されることを特
徴とする。 【0008】 【作用】このように構成された本発明のロングスパンリ
フトによれば、両巻上げ機を同調駆動させて搬器を昇降
させ、搬器の荷台に傾きが生じた場合、一端をドラムに
巻き付け固定された側の吊下げロープを、このドラムを
駆動して一方の吊下げロープを繰り出しもしくは巻き取
って荷台のレベルを水平に戻すように補正することで巻
上げ機の負荷を低減して安定状態で昇降運転ができる。 【0009】 【実施例】次に、本発明のロングスパンリフトについ
て、その一実施例を図面を参照しつつ説明する。図1に
示されるのは本発明のロングスパンリフトの正面図であ
り、図2は搬器の昇降用の吊下げロープ巻掛け態様を示
す図である。 【0010】図1において、所要の間隔で相対向して立
設される支柱1,1は建物の躯体Aからのサポート3に
よって支持され、その各支柱1の対向する前側面にガイ
ドレール2が沿設されている。なお、これら各支柱1は
揚程の変更に応じて順次接続延長できる構造にされてい
る。そして、その各支柱1,1の前面にガイドレール2
によって案内される昇降フレーム11,11' がそれぞれ装
備され、これら両昇降フレーム11,11' の間に長尺の荷
台15が両端部をそれぞれ可動的にその昇降フレーム11,
11' に支持架設されて、搬器10が構成されている。な
お、前記昇降フレーム11,11' にはいずれも吊下げ滑車
12が設けられ、この吊下げ滑車12を介して周知の断索に
対する安全機構13が付設され、また、別個に支柱1の縦
部材もしくはガイドレール2をクランプするクランプ機
構(図示省略)が付設されている。 【0011】搬器10の前記両昇降フレーム11,11' 間に
架設される長尺の荷台15は、その両端部で各昇降フレー
ム11,11' に付設されている支持ブラケットにて両支柱
1,1間の間隔の寸法差に対応できるように、周知の手
段でその荷台の長手方向にスライドできる機構をもって
連結支持されている。また、この荷台15の適所に昇降転
用の図示されない制御盤が搭載され、かつ荷台15の水平
度を計測できるレベルスイッチ(図示省略)が設けら
れ、このレベルスイッチは運転用の制御盤もしくは下層
部に配設される各巻上げ機20A ,20B の駆動制御部に電
気的に接続されて設定値を越えると昇降駆動が停止され
るように関係付けられている。 【0012】前記搬器10の昇降駆動手段としての吊下げ
ロープは、図2で示されるように、左右両昇降フレーム
11,11' がそれぞれ単独の巻上げ機20A ,20B で駆動操
作される。一方の昇降フレーム11の吊下げロープ21は、
巻上げ機20A からターンシーブ23及び支柱1下部の滑車
24を経て支柱1に沿いその支柱1頂部に取り付く連台4
上の第1の滑車25を巡り、その昇降フレーム11付設の吊
下げ滑車12を経て、再び連台4上の第2の滑車25' を巡
って支柱1下部近傍に配設されるドラム26に端部が所要
量巻き付けられて固定される。これに対して他方の昇降
フレーム11' の吊下げロープ22は、巻上げ機20B からタ
ーンシーブ23' 及び支柱1下部の滑車24' を経て支柱1
に沿いその支柱1頂部に取り付く連台4'上の第1の滑車
27を巡り、その昇降フレーム11' 付設の吊下げ滑車12を
経て、再び連台4'上の第2の滑車27' を巡って支柱1下
部近傍に他端を取付金具28によって固定される。 【0013】前記両巻上げ機20A ,20B としてはいずれ
もエンドレスウインチが採用され、図示されない巻取り
リールに巻き付けられた吊下げロープ21または22が揚程
の延長に応じて繰り出されるようにされている。また、
前記ドラム26にはブレーキ機構とロック装置とが付設さ
れて、吊下げロープ21が繰り出し・巻取りされない間
は、そのドラム26の回転を固定してその吊下げロープ21
の張力を一定に保たれるようにされている。そして、前
記両巻上げ機20A ,20B は同調して駆動されるようにそ
の電気制御機構(図示省略)において制御される。 【0014】このように構成される本発明のロングスパ
ンリフトによれば、搬器10を昇降駆動させるのに、両巻
上げ機20A ,20B を同時に駆動して両吊下げロープ21,
22をそれぞれ同時に巻取れば両昇降フレーム11,11' が
等しい速度で上昇して長尺の荷台15が引き上げられる。
その逆に両吊下げロープ21,22が繰り出されれば、搬器
10が下降される。この昇降動作で長尺の荷台15上に搭載
されているレベルスイッチが設定値以上の傾きを検出す
ると、制御機構における指令によって直ちに両巻上げ機
20A ,20B の駆動が停止される。したがって、その傾斜
の状態により、例えば吊下げロープ21側が反対側に比べ
て下がりすぎている場合は、ドラム26を駆動して吊下げ
ロープ21の先端部側を巻取り、レベルスイッチが水平に
復帰するまでその吊下げロープ21を巻取って補正させ
る。また、昇降フレーム11' 側が下がり過ぎている場合
には、前述と逆にドラム26を回転させて吊下げロープ21
の先端部を繰り出し、レベルスイッチが水平になるまで
昇降フレーム11を下げて水平に補正させ、正常に戻れば
そのドラム26の回動を固定して運転状態に復帰できる。
なお、この吊下げロープ21の繰り出し・巻取りによる荷
台15のレベル調整に際しては、両昇降フレーム11,11'
に付設される図示されないクランプ機構を作動させて昇
降フレーム11,11' を支柱1,1に固定させた後に行う
ようにすることで安全性が保たれる。 【0015】本発明によれば、このように一方の吊下げ
ロープ21のみを調整することによって、他方の吊下げロ
ープ22を操作しなくとも簡単にレベル調整ができるの
で、制御部が簡単になり、特に両巻上げ機20A ,20B を
単独で駆動しなくともよいから駆動条件が一定に保た
れ、以後の運転に支障を来すことがない。なお、本発明
のロングスパンリフトは、前述のような超高揚程のみな
らず、それ以下の揚程のリフトにも採用できる。 【0016】 【発明の効果】上述のように本発明によれば、左右一対
の昇降フレームを吊下げ駆動させる吊下げロープを、そ
れぞれ独立して駆動できるようにして、その一方の吊下
げロープのみを駆動部と反対の側で繰り出し・巻取りし
て長尺の荷台の昇降の繰り返しによるレベルの狂いを補
正できるようにしたことで、簡単な操作によって確実に
調整ができ、しかも過剰な吊下げロープを使用すること
なく、かつ巻上げ機の負荷を軽減できて、高揚程用とし
てのロングスパンリフトとして安全で経済性の高いもの
が提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のロングスパンリフトの正面図である。 【図2】搬器の昇降用の吊下げロープ巻掛け態様を示す
図である。 【符号の説明】 1 支柱 2 ガイドレール 4,4’ 連台 10 搬器 11,11’ 昇降フレーム 12 吊下げ滑車 15 長尺の荷台 20A,20B 巻上げ機 21,22 吊下げロープ 24,24’ 下部の滑車 25,27 支柱頂部の連台に取り付く第1の滑車 25’,27’ 支柱頂部の連台に取り付く第2の滑車 26 吊下げロープを調整するためのドラム 28 吊下げロープの端部の取付金具

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ガイドレールを備える一対の支柱に沿っ
    て装備された各昇降フレーム間に荷台を架設されて搬器
    が構成され、この両昇降フレームが下層位置に設置され
    る巻上げ機により前記各支柱頂部付設の滑車を巡る吊下
    げロープで昇降駆動されるロングスパンリフトにおい
    て、 前記一方の昇降フレームの吊下げロープは当該昇降フレ
    ーム装備の支柱側下部で一端を固定されて他端部を巻上
    げ機により駆動されるように巻掛けられ、前記他方の昇
    降フレームの吊下げロープは一端を当該昇降フレーム装
    備の支柱側下部でドラムに巻き付けられて巻取り・繰り
    出し可能に固定されて他端部を前記巻上げ機と別の巻上
    げ機により駆動されるように巻掛けられ、前記両巻上げ
    機は同調駆動されるように制御されることを特徴とする
    ロングスパンリフト。
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