JP2502323Y2 - 工事用エレベ―タ - Google Patents

工事用エレベ―タ

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JP2502323Y2
JP2502323Y2 JP1993021423U JP2142393U JP2502323Y2 JP 2502323 Y2 JP2502323 Y2 JP 2502323Y2 JP 1993021423 U JP1993021423 U JP 1993021423U JP 2142393 U JP2142393 U JP 2142393U JP 2502323 Y2 JP2502323 Y2 JP 2502323Y2
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JP
Japan
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cage
mast
wire rope
floor
construction elevator
Prior art date
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JP1993021423U
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JPH0680774U (ja
Inventor
清蔵 行武
洋一 滝瀬
康博 佐藤
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Publication date
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  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築中の現場で人員及
び仕上げ材等を運搬するケージを備えた昇降フレームに
マスト側のラックに対する駆動装置及び落下防止装置等
が設けられた工事用エレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、図3及び図4を参照して従来の工
事用エレベータの一例を説明する。
【0003】建築中の建物の各階の梁部材Aには、マス
ト20が設けられている。そのマスト20に付設された
1条のラック21には、ケージ31を備えた昇降フレー
ム30が、ケージ31上方の3個及びケージ31下方の
1個の図示しないピニオンを備えた駆動装置32により
昇降自在に設けられ、また、ケージ31上方の落下防止
装置33により落下が防止されるようになっている。
【0004】その昇降フレーム30の頂部に設けられた
ワイヤロープ用のブラケット30aには、ワイヤロープ
34の一端が連結され、そのワイヤロープ34は、マス
ト20頂部のトップシーブ25とワイヤロープ余巻きド
ラム27とを介し他端は、カウンタウエイト28に連結
されている。
【0005】そして、工事の進捗に従ってマストを継ぎ
足していくので、その分のワイヤをあらかじめカウンタ
ーウエイト側のドラムに巻いておく。
【0006】上記の工事用エレベータにおいては、ケー
ジ31の上方に3台の駆動装置32が直列に設けられ、
更にブラケット30aが設けられているので、昇降フレ
ーム30の全高が高くなり、また、マスト20の頂部に
トップシーブ25が設けられているなどの理由から、エ
レベータに必要とする最上階の階高H1は、6〜8m必
要とする。しかし、一般の建物における最上階の階高
は、通常、3.8〜5.5mが主流であるので、このエ
レベータは最上階の1階下の階までしか人員及び仕上げ
材等を運搬することができない。したがって、最上階に
は、人員及び仕上げ材等の直接運搬が不可能で、作業性
が悪い。なお、実公平2−18061号公報には、工事
用エレベータにおいて、駆動装置および安全装置がケー
ジ下方に設けた点が記載されており、また、実願昭57
−109573号のマイクロフィルムにおいてカウンタ
ウエイト用ワイヤロープの取付部を昇降フレームの下方
にした点が記載されている。しかし、これらの公知例で
は、ケージ上方の高さを低くするものではない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案
は、エレベータに必要とする最上階の階高を、一般建築
物の通常の階高の範囲内に納め、最上階まで人員および
仕上げ材等を直接運搬することができる工事用エレベー
タを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、ケージ
を備えた昇降フレームにマスト側のラックに対する駆動
装置および落下防止装置等が設けられた工事用エレベー
タにおいて、前記ラックは2条設けられ、それぞれのラ
ックに対して各2台の前記駆動装置と各1台の前記落下
防止装置とがそれぞれ前記昇降フレームのケージ下方に
配設され、前記マストの頂部には一対のトップシーブが
設けられ、そのトップシーブにはそれぞれ2条、合計4
条のワイヤロープが掛けられ、そのワイヤロープの一端
はそれぞれ前記昇降フレームのケージ下方に設けられた
取付けブラケットに固着され、そのワイヤロープの他端
はそれぞれ余巻き装置を介して上下に配設された2個の
カウンタウエイトに連結されている。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】上記のように構成された工事用エレベータにお
いては、2条のラックに対してそれぞれ2台の駆動装
置、1台の落下防止装置およびのカウンタウエイト用ワ
イヤロープのブラケットをそれぞれケージの下方に設け
て昇降フレームのケージ上方の高さを縮小することがで
きる。そして、カウンタウエイト用ワイヤロープをそれ
ぞれ2条、合計4条としてワイヤロープの外径を縮小
し、シーブ外径はワイヤロープ外径で決まるのでマスト
頂部に設けたトップシーブの外径を小さくすることがで
き、前記各装置のケージ下方取付けと相俟って、エレベ
ータに必要とする最上階の階高を、例えば約4mに縮小
し、最上階に人員および仕上げ材等を直接運搬すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
【0013】図1及び図2において、各階の梁部材Aに
設けられたマスト1の正面には、2条のラック2が付設
されている。このマスト1の頂部には、図示しないピニ
オンを備えた一対の電動機4で駆動されるヘッドフレー
ム3が昇降自在に設けられ、このヘッドフレーム3の両
側には、それぞれトップシーブ5が設けられている。ま
た、マスト1の両側には、カウンタウエイト用ガイドレ
ール6が設けられ、このガイドレール6に、上下2個の
カウンタウエイト8a、8bがスライド自在に設けられ
ている。
【0014】他方、マスト1の正面には、ラック2を介
して昇降フレーム10が昇降自在に設けられ、ケージ1
1の下方に設けられた2個の駆動装置12により昇降さ
れ、落下防止装置13により落下が防止されるようにな
っている。その昇降フレーム10の下部両側には、ワイ
ヤロープ用ブラケット10aが突設され、そのブラケッ
ト10aには、2条のカウンタウエイト用のワイヤロー
プ14の一端が連結されている。そのワイヤロープ14
は、トップシーブ5とワイヤロープ余巻き装置(余巻き
ドラム)7a、7bとを介し、他端は、それぞれ上下の
カウンタウエイト8に連結されている。この余巻きドラ
ムに巻回されたワイヤは工事の進捗に伴ってマストが伸
びるので、その分を補償するものである。なお、図中の
符号9は昇降フレーム10の緩衝装置、15は天井作業
時の手摺である。
【0015】したがって、ケージ11の下方に駆動装置
12及び落下防止装置13が設けられ、ワイヤロープ用
のブラケット10aも昇降フレーム10の下部に設けら
れているので、昇降フレーム10の全高は、従来に比べ
て大巾に縮小される。
【0016】また、ワイヤロープ14は各2本掛けでト
ップシーブ5に掛けられているので、ロープ径を小さく
することができ、したがって、トップシーブ5の外径は
従来に比べて縮小される。
【0017】その結果、この工事用エレベータに要求さ
れる最上階の階高Hは、例えば約4mに縮小され、前記
した建物の通常の階高3.8〜5.5mの範囲に略収め
られる。したがって、ケージ11により最上階に人員及
び仕上げ材等を直接運搬することができる。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、下記のような効果を奏する。 (a) 昇降フレームのケージ上方の高さの減少と、マ
スト頂部のトップシーブ径の減少とにより、エレベータ
の必要とする最上階の階高を一般建築物の通常の階高範
囲内に納めることができ、最上階まで人員および仕上げ
材等を直接運搬することができ、作業性を向上すること
ができる。 (b) 駆動装置、落下防止装置、カウンタウエイト等
を小型な2組で構成し、対称に配置することができ、マ
スト等に無理な荷重がかからず、また、一方が故障して
も安全な装置とすることができる。 (c) 余巻き装置を備えた上下配置のカウンタウエイ
トにより、設置スペースを節約することができ、そし
て、余巻き装置にあらかじめ必要分のワイヤを巻いてお
けるので、工事の進捗によるマストの継ぎ足しに容易に
対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】従来の工事用エレベータを示す正面図。
【図4】図3の側面図。
【符号の説明】
A・・・梁部材 H、H1・・・最上階の階高 1、20・・・マスト 3・・・ヘッドフレーム 4・・・電動機 5、25・・・トップシーブ 6・・・ガイドレール 7a、7b、27・・・ワイヤロープ余巻き装置 8a、8b、28・・・カウンタウエイト 9・・・緩衝装置 10、30・・・昇降フレーム 10a、30a・・・ワイヤロープ用ブラケット 11、31・・・ケージ 12、32・・・駆動装置 13、33・・・落下防止装置 14、34・・・ワイヤロープ 15・・・天井作業時の手摺
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−22789(JP,A) 実開 昭59−15666(JP,U) 実開 昭59−74975(JP,U) 実公 平2−18061(JP,Y2) 実公 昭56−29350(JP,Y2) 実公 昭51−32184(JP,Y2) 実公 昭46−28350(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケージ(11)を備えた昇降フレーム
    (10)にマスト(1)側のラック(2)に対する駆動
    装置(12)および落下防止装置(13)等が設けられ
    た工事用エレベータにおいて、前記ラック(2)は2条
    設けられ、それぞれのラック(2)に対して各2台の前
    記駆動装置(12)と各1台の前記落下防止装置(1
    3)とがそれぞれ前記昇降フレーム(10)のケージ
    (11)下方に配設され、前記マスト(1)の頂部には
    一対のトップシーブ(5)が設けられ、そのトップシー
    ブ(5)にはそれぞれ2条、合計4条のワイヤロープ
    (14)が掛けられ、そのワイヤロープ(14)の一端
    はそれぞれ前記昇降フレーム(10)のケージ(11)
    下方に設けられた取付けブラケット(10a)に固着さ
    れ、そのワイヤロープ(14)の他端はそれぞれ余巻き
    装置(7a、7b)を介して上下に配設された2個のカ
    ウンタウエイト(8a、8b)に連結されたことを特徴
    とする工事用エレベータ。
JP1993021423U 1993-04-23 1993-04-23 工事用エレベ―タ Expired - Lifetime JP2502323Y2 (ja)

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JPH0680774U JPH0680774U (ja) 1994-11-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5629350U (ja) * 1979-08-10 1981-03-19
JPS57109573A (en) * 1980-12-27 1982-07-08 Mitsubishi Electric Corp Pulse arc welding method
FR2501313A1 (fr) * 1981-03-06 1982-09-10 Skf Cie Applic Mecanique Articulation a rotule
JPH0218061U (ja) * 1988-07-15 1990-02-06

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