JPS63267361A - 賦香等性ゲル状物

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、芳香性、殺菌性、殺虫性その他を有する水
性ゲル状物に係るものであり、品質に優れた賦香等性ゲ
ル状物を工業的に有利に収得することを目的とする。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来、賦香等性ゲル状物にはゲル化剤としてカラギーナ
ン、寒天、ゼラチン、ゲル組織の改良剤としてローカス
トビンガム、グアーガム、キサンタンガム、ＣＭＣ，ポ
リビニルアルコール等が使用されている。しかしながら
これらを使用した水性ゲル状物には種々の欠点がある。

■芳香剤、殺菌殺虫剤等の保持能が劣り、芳香、殺菌殺
虫等能力の経時的減退塵が著しく大きい。

■ゲル状物に離水現象がみられる。離水現象は商品価値
を減じ、種々の性能劣化の原因となる。

■ゲル状物を高温に保持した場合にゲルが融解して型状
を維持出来ない。

欠点として以上の諸点があげられる。

〔発明の構成〕

この発明が採用するゲル化物質はジェランガムである。

ジェランガムを使用することによって上記の様な欠点が
ない賦香等性ゲル化物が得られる。

賦香等性ゲル化物に対するジェランガムの使用量は３％
（重量、以下同じ）以下量でよい。この範囲において０
６２％〜１．５％量が有用である。

ジェランガムは高分子多糖類の１４ａでありそのゾル化
温度が約８５°Ｃ１ゲル化温度が約３５°Ｃであり、耐
熱性にすぐれ、無味無臭である。そのゲル化に際しては
ゲル化助剤としてカルシウム、マグネシウム、カリウム
、ナトリウム等の金属イオン、有機酸、無機酸等の酸類
その他の介在を必要とする。

芳香性、殺菌殺虫性物質の添加は糸がゲル化する以前に
行えばよく、その時期は任意である。この混合系を所定
の型に充填し、冷却してゲル化させる。ここにこの発明
はその目的を達成する。さらに、他の高分子多糖類例え
ばカラギーナン、ローカストビンガム、キサンタンガム
、寒天、ＣＭＣ。

その他を併用することによってゲル状物の離水性、芳香
保持性を改善することが出来る。この場合、ジェランガ
ムとの併用比率は他の高分子多糖類の品質により異なる
ので一義的には決められないがタトエば、ジェランガム
１００部に対して１〜１００部が採用される。

〔発明の効果〕

以下に、この発明の実験例を記載してその効果を説明す
る。

（実験方法）配合芳香剤　１５％グリセリン　　　　５塩化カルシウム　　　０．０８水にて全量　　１００％とする操作ゲル化剤を水に加え分散させた後９０’Ｃに加熱溶解し
た後塩化カルシウムを加え７０°Ｃに冷却、グリセリン
、芳香剤を加え混合し、５５°Ｃに冷却後型に入れ、放
冷、ゲル化させる。

実験結果離水率ニゲル状物を型よシ取り出し密閉容器に入れ、２
５°Ｃに２週間保存。

耐熱性：容器に密封したゲル状物を湯浴に浸漬し１００
°Ｃ，１時間ボイルした時の状態。

芳香保持性：室温に３週間放置し、経時的に残留する芳
香成分を試製直後のものをコントロールとして官能的に
調べた。

〔実　施　例〕

実施例１次にこの発明の実施態様を示す。

芳香剤（ジャスミン）１０部、エチルアルコール（９５
％）５部、グリセリン５部、保存料０．５部、ジェラン
ガム１部、塩化カルシウム０．０８部、水７８．４２部
を常法通＃）溶解混合し型に入れ室温に放置して冷却、
ゲル化させた。

このものは離水なく、耐熱性および芳香保持性にすぐれ
ていた。

実施例２芳香剤（薬草タイプ）１５部、グリセリン７部、保存料
０．５部、ジェランガム０．８部、塩化力）ｖ　Ｓ／ウ
ム０．０８部、カラギーナン０．３部、水７６．３２部
を常法通り溶解、混合して得たゲル状物は１ｌＩｉｔ　
ｐＩ！惟、芳香保持性に優れ、離水のないものであった
。

【特許請求の範囲】

芳香剤、殺菌剤、防ばい剤、殺虫剤等の１種以上を保持
し、かつゲル化剤としてジェランガム単独又はジェラン
ガムとカラギーナン、寒天、ゼラチン、ローカストビン
ガム、キサンタンガム、ＣＭＣ、その他を１種もしくは
２種以上併用してなる水性賦香等性ゲル状物。