JP4096914B2 - 浴剤用水性ゲル - Google Patents

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本発明は、浴剤に用いられる浴剤用水性ゲルに関するものである。
浴槽に投入して使用する浴剤として、香料、色素、その他の浴剤成分を含む浴剤が市販されている。このような浴剤としては、通常上記の各浴剤成分を配合した粉剤、ゾル等の薬剤形態が一般的であり、アルミ箔等のパッケージに封入された状態で市販され、これを開封して浴槽に投入し溶解して使用されるが、商品形態、外観、使用状態での美観、楽しさ等に考慮は払われていない。
従来、ゲル状の浴剤として特許文献1には、香料、色素等の油状の浴剤成分を、高濃度のゼラチン等の水溶性ゲル皮膜で被覆した浴剤が記載されている。しかしこの浴剤は、高濃度ゼラチンゲル等で被覆しているため、浴槽に投入した時の溶解速度は遅い。このように高濃度のゼラチン皮膜で被覆した場合、ゼラチンゲルは水に溶解するため、被覆する浴剤成分が水溶液、水性ゾルなどであると、ゲル皮膜自体が溶解するので、全体を水性ゲルとすることができず、油性の成分しか被覆できない。またエタノールなどが浴剤成分中に配合されている場合は、ゼラチン皮膜に含まれている水分を脱水してゼラチンを縮合させるため、ゼラチン皮膜が硬化して不溶性となり、浴剤としては使用できない。このため上記浴剤成分中に水溶性の香料、エタノール、界面活性剤等を配合することはできない。
特許文献2には、化粧品効果をねらって入浴剤成分中に加水分解コラーゲンを配合することが記載されているが、これは化粧品効果をねらったもので、粉剤中に少量配合するものであり、水性のゲルとすることは示されていない。
特開昭62−223111号 特開平11−209264号
本発明の課題は、水性ゲル状の製品形態で、優れた外観および特性を有し、高温においてもゾルとならず、温水に対する溶解速度が速い浴剤用水性ゲルを提供することである。
本発明は次の浴剤用水性ゲルである。
(1) ゼラチン、ゲル化温度調整剤、溶解速度調整剤および水性溶媒を含み、
ゲル化温度調整剤がヌクレオチドおよびヒドロキシ酸を含むものであり、
溶解速度調整剤がポリビニルピロリドンである浴剤用水性ゲル。
(2) 香料または他の浴剤成分をさらに含む上記(1)に記載の浴剤用水性ゲル。
(3) ゲル化温度調整剤が、酸アミドおよびグリセリンから選ばれる1種または2種以上をさらに含む上記(1)または(2)に記載の浴剤用水性ゲル。
(4) 水性溶媒が水または、水と水溶性溶媒の混合物である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の浴剤用水性ゲル。
(5) 浴剤用水性ゲルが、ゼラチン2〜30重量%、ゲル化温度調整剤0.5〜15重量%、溶解速度調整剤1〜10重量%、香料または他の浴剤成分0〜10重量%、残部が水性溶媒からなる上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の浴剤用水性ゲル。
(6) ゲル化温度が30〜50℃である上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の浴剤用水性ゲル。
ゼラチンはコラーゲンを熱、酵素等により変性した水溶性の蛋白である。このような水溶性のゼラチンはコラーゲン蛋白としての保湿性、皮膚への凝集効果(リンス効果)、皮膚の保護等のスキンケア効果を有しており、本発明ではこのようなゼラチンを浴剤の基剤として用いる。この浴剤は、浴槽に投入したときにゼラチンおよび他の浴剤成分が速やかに湯に溶解するように、水性ゲルを形成する。この場合、優れた外観および特性を有するように、透明な水性ゲル状の製品形態とすることにより、商品価値を高くすることができる。
このようなゼラチンは水溶性であるが、水に溶解してゾルを形成するのは温度が高い状態であり、低温例えば常温(室温)では通常ゲル化してゲルを形成する。またアルコール等の有機溶媒には不溶であるが、水溶性有機溶媒はゼラチンが水に溶解したゾルまたはゲルには溶解する。このためゼラチンの水性ゲルを形成するには、ゼラチンを高温の水に溶解し、必要によりさらに水溶性有機溶媒を加え、ゾルの状態から冷却すると、全体がゲル化してゲルを形成するこができる。このようなゲルを浴剤として用いるためには、予めゲル中に殺菌剤や香料その他の浴剤成分を配合することにより、浴剤用水性ゲルとすることができる。このような透明水性ゲルからなる浴剤は、ゲルの状態で浴槽に投入すると、ゲル状のゼラチンは温水に溶解していき、ゲル中の香料、その他の浴剤成分も溶解する。
市販のゼラチンを用いて水性ゲルを形成すると、室温例えば25℃ではゲル状であるが、夏季のように高温例えば30℃を超える温度ではゾル化または流動化状態となって、ゲル状の製品形態を維持できなくなり、商品価値が低下する。一般にこのようなゼラチンのゾル化または流動化を防止するためには、ゼラチンを架橋してゲル化することが行われるが、架橋ゲルは水に溶解しないため、浴剤としては使用できない。本発明ではこのようなゾル化または流動化を防止し、しかも水への可溶性を維持するために、水性ゲルにゲル化温度調整剤および溶解速度調整剤を配合し、ゲル状の製品形態を維持して商品価値を高く維持するとともに、溶解速度を高くして使い勝手をよくする。
ゲル化温度調整剤を配合することにより、ゾル化または流動化を防止し、しかも温水への可溶性を維持することができるが、温水に対する溶解速度が遅い場合がある。本発明の浴剤用水性ゲルは、ゲル状の浴剤であるので、入浴の際に浴槽に投入して溶解する様子を楽しむことができるが、溶解速度が遅いと、入浴している間に浴剤としての効果が得られない場合がある。本発明では溶解速度調整剤を配合し、水性ゲルの温水に対する溶解速度を任意の速さに調整する。
本発明で用いるゼラチンは、高温例えば40〜60℃の水に溶解し、冷却して低温例えば30〜50℃にすることによりゲル化してゲルを形成し、しかも浴槽中の温水例えば30〜45℃の温水に溶解するものであればよく、市販品が使用できる。生成したゲルは浴槽中の温水例えば30〜45℃の温水に溶解するものであればよい。水性ゲルを形成するためのゼラチンとしては、平均分子量50000〜400000、好ましくは100000〜200000のものが使用できる。
本発明で用いるゼラチンとしては、水性ゲルを形成するための平均分子量50000〜400000、好ましくは平均分子量100000〜200000の高分子量ゼラチンとともに、平均分子量1000〜12000、好ましくは1000〜5000の低分子量ゼラチンを配合して使用するのが好ましい。高分子量ゼラチンは水性ゲルを形成するのに適するのに対し、低分子量ゼラチンは化粧料として適しており、両者を配合することにより、ゲル化したときの離型性が良好になる。ゼラチンとして高分子量ゼラチンと低分子量ゼラチンとを配合して使用するときは、高分子量ゼラチン:低分子量ゼラチンの配合比は1:0.1〜1、好ましくは1:0.1〜0.5(重量比)のものが好ましい。
本発明の浴剤用水性ゲルに用いるゲル化温度調整剤は、ゲル化温度を調整するための物質である。ゲル化温度とは、ゾル状態からゲル状態になる温度をいい、ゲル状態を維持できる温度と考えることができる。ゼラチンのゲル化温度は、一般的には15〜20℃程度であるが、ゲル化温度調整剤を用いることにより、例えばゲル化温度を30〜50℃に上げることができる。これにより、夏季のように高温で30℃を超える温度でもゾル化することはなく、ゲル状の製品形態を維持することができる。
ゲル化温度調整剤としては、ヌクレオチドおよびヒドロキシ酸を含むものが使用できる。特にヌクレオチドおよびヒドロキシ酸と、酸アミドおよびグリセリンから選ばれる1種または2種との組み合わせ使用が好ましい。
ヌクレオチドはヌクレオシドのリン酸エステルであり、特にグアニ−ル酸ナトリウム例えば5´−グアニ−ル酸2−Na、イノシン酸例えば5´−イノシン酸2−Naなどが挙げられる。ヌクレオチドを用いることにより、浴剤用水性ゲルの耐熱性を向上させることができる。
ヒドロキシ酸はカルボキシル基とアルコール性水酸基を有する有機酸で、特にα−ヒドロキシ酸が好ましく、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸などが挙げられる。
酸アミドはカルボン酸のカルボキシル基とアンモニアまたはアミンから1分子のH
がとれて縮合した化合物であり、特にニコチン酸アミドなどが挙げられる。
ゲル化温度調整剤は、ヌクレオチドおよびヒドロキシ酸を使用することにより、特にこれらと、酸アミドおよびグリセリンから選ばれる1種または2種以上を組み合わせて使用することにより、大気中での耐熱性が高く、かつ透明性、溶解性が高い浴剤用透明水性ゲルを得ることができる。
ゲル化温度調整剤は、酸アミドとして例えばニコチン酸アミドを組み合わせて配合すると、ゲル強度を増すことができ好ましい。
本発明の溶解速度調整剤は、浴剤用水性ゲルの温水に対する溶解速度を上げることができる物質であり、例えば、浴剤用水性ゲルを温水中で1分〜10分間、好ましくは2〜7分間、さらに好ましくは3〜5分間で溶解できるよう溶解速度調整するものが好ましい。
このような溶解速度調整剤として、ポリビニルピロリドンを使用する。ポリビニルピロリドンとしては、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニル−3−ピロリドンなどの重合体が挙げられるが、N−ビニル−2−ピロリドンの重合体が好ましい。ポリビニルピロリドンの平均分子量(重合度)は特に制限されないが、平均分子量の大きさによって浴剤用水性ゲルが白濁する場合があるため、透明性の面からは平均分子量1万〜120万のものが使用に適しているが、溶解速度を上げるためには平均分子量1万〜20万のものが好ましい。また製造の面からは粘度の低い平均分子量1万〜10万のものがさらに好ましい。
本発明の浴剤用水性ゲルは、水性溶媒を含むゲルである。水性溶媒は、水を含む溶媒であり、水または、水と水溶性溶媒の混合物などが使用できる。このような水性溶媒としては、水、水とアルコールの混合物などが挙げられ、水とエタノールの混合物が好ましい。エタノールは、殺菌効果もあり、また、水よりも比重が小さいので、エタノールの配合量を調節することにより浴剤用水性ゲルの比重を調整することができ、これにより水性ゲルを温水中または上に浮遊させることもできるので好ましい。水とエタノールの混合物を用いる場合は、水とエタノールの比(重量比)は、例えば、1:0.1〜10、好ましくは1:0.5〜5とすることができる。本発明では、水性ゲル中にエタノールが均一に分散しているので、ゼラチン膜でエタノールを被覆するものとは異なり、ゼラチンが硬化して不溶性となることはない。
本発明は、さらに香料および他の浴剤成分を含むことができる。他の浴剤成分としては、一般に浴剤成分として使用されているものが制限なく使用でき、例えば、色素、化粧料、殺菌剤などが挙げられる。その他の成分としてはさらに、開環型還元糖として例えばエリスリトール、キシリトール、マンニトール、ソルビトール、アラビノース、ズルシトール、グルコン酸カルシウムなどを配合することができる。これによりゲルの温水溶解性及び透明度に寄与し、温水溶解性に優れたゲルが得られる。また、ビタミン類として例えばビタミンB2、アスコルビン酸などを配合することができる。これによりゼラチンの三次元的構造に影響を及ぼし、その複合的な作用により耐熱性を向上させることができる。
本発明の浴剤用水性ゲルは、美観に優れることから透明性を有するものが好ましい。配合するゲル化温度調整剤や溶解速度調整剤などの種類、量、組み合わせなどによって浴剤用水性ゲルが白濁することがあるので、これらを調節することにより透明性を保つことができ、これにより商品価値の高い浴剤用水性ゲルを得ることができる。
本発明の浴剤用水性ゲルにおける各成分の配合割合は、ゼラチン2〜30重量%、好ましくは10〜20重量%、ゲル化温度調整剤0.5〜15重量%、好ましくは0.5〜10重量%、溶解速度調整剤1〜10重量%、好ましくは2〜8重量%、香料および他の浴剤成分0〜10重量%、好ましくは0〜8重量%、残部の水性溶媒とすることができる。各成分の配合割合は、浴剤用水性ゲルの可溶性、溶解速度、耐熱性などを考慮して決めることができる。
ゲル化温度調整剤ヌクレオチドとヒドロキシ酸を含む、ヌクレオチド:ヒドロキシ酸の配合比(重量比)は1:0.5〜10、好ましくは1:1〜5であるのが望ましい。
ゲル化温度調整剤がさらに酸アミドを含む場合は、ヌクレオチド:酸アミドの配合比(重量比)は1:0.1〜2とすることができる。
ゲル化温度調整剤がさらにグリセリンを含む場合は、ヌクレオチド:グリセリンの配合比(重量比)は1:0.1〜20とすることができる。
本発明の浴剤用水性ゲルは、ゼラチンに水を加えて膨潤させ、色素などの非揮発性の成分を加えながら、45〜55℃に加熱して緩やかに攪拌し、ゼラチンを水に溶解させ、ゾルを形成する。このゾルにゲル化温度調整剤および溶解速度調整剤ならびにアルコール、香料などの揮発性の成分を加えながら、容器に充填してシール剤でシールし、室温に冷却してゾルをゲル化して製造される。製造の都合により各成分の添加順序ならびに処理温度、時間等は任意に選択可能である。成形型に充填してゲル化したのち離型し、ゲルを容器に充填してシールしてもよい。
こうして製造される本発明の浴剤用水性ゲルは、水性ゲルであり、例えば45℃以下の大気中、あるいは包装状態では流動化せずゲルの状態を保ち、30℃以上の温水中にすばやく溶解し、また−10℃程度でも凍結しない。このため保管、輸送または店頭販売中、流動化することなく水性ゲルの状態を保ち、商品価値は高く、しかも使用に際しては保管、浴槽への投入、温水への溶解などは容易であり、外観、特性、取扱性が良好である。
本発明の浴剤用水性ゲルは、入浴に際し、ゲルのまま浴槽の温水に投入することにより、浴剤として使用することができる。入浴前や入浴中に浴剤用水性ゲルを温水に投入すると、水性ゲルは速い溶解速度で温水へ溶解していき、ゲルに含まれる香料、化粧料、色素、その他の浴剤成分が温水に溶解して、入浴中にそれぞれの機能を発揮させることができる。特に本発明の浴剤用水性ゲルは溶解速度が速いため、入浴中に浴槽に投入すると溶解する様子を楽しむことができ、溶解に伴って浴剤としての効果も得ることができる。
本発明の浴剤用水性ゲルは、ゼラチン、ゲル化温度調整剤、溶解速度調整剤および水性溶媒を含み、ゲル化温度調整剤がヌクレオチドおよびヒドロキシ酸を含むものであり、溶解速度調整剤がポリビニルピロリドンであるため、水性ゲル状の製品形態で、優れた外観および特性を有し、高温においてもゾルとならず、温水に対する溶解速度が速い浴剤用水性ゲルを得ることができる。
実施例1:
高分子量のゼラチン(平均分子量10万〜40万)および低分子量のゼラチン(分子量3000以下)に水を加えて膨潤させ、非揮発性成分を加えながら、45〜55℃に加熱して緩やかに攪拌し、ゼラチンを水に溶解させ、ゾルを形成した。このゾルにゲル化温度調整剤として5´−グアニ−ル酸2−Naおよび乳酸、溶解速度調整剤としてN−ビニル−2−ピロリドンの重合体であるポリビニルピロリドンA(平均分子量8万〜12万)ならびにエタノールなどの揮発性成分を加えながら、容器に充填してシール剤でシールし、室温に冷却してゾルをゲル化して浴剤用水性ゲルを製造した。浴剤用水性ゲルの配合成分比および結果を表1に示す。
Figure 0004096914
*1:目視にて外観観察を行い、外観の評価を行った。◎:透明であった、○:概ね透明であった、△:白濁した、ことを示す。
*2:熱電対により温度45℃の温度で加温した状態で、浴剤用水性ゲルが流動化するまでの日数を測定した。“0”は5時間以上1日未満で流動化した、“1”は、1日以上2日未満で流動化したことを示し、以下“2”〜“6”も同様である。“7”は、7日以上流動化しなかったことを示す。
*3:40℃の温水5Lに浴剤用水性ゲル1gを入れ、溶解するのに要するおよその時間(分)を測定した。溶解したかどうかの判断は、目視により行った。
実施例2〜6:
表1に記載の配合成分、配合比とした以外は実施例1と同様に浴剤用水性ゲルを製造した。結果を表1に示す。
実施例7:
表1に記載の配合成分、配合比とした以外は実施例1と同様に浴剤用水性ゲルを製造した。ただし、溶解速度調整剤としてN−ビニル−2−ピロリドンの重合体であるポリビニルピロリドンB(平均分子量105万〜120万)も用いた。結果を表1に示す。
実施例8:
表1に記載の配合成分、配合比とした以外は実施例1と同様に浴剤用水性ゲルを製造した。ただし、溶解速度調整剤としてN−ビニル−2−ピロリドンの重合体であるポリビニルピロリドンC(平均分子量1万〜5万)を用いた。結果を表1に示す。
比較例1〜4:
表2に記載の配合成分、配合比とした以外は実施例1と同様に浴剤用水性ゲルを製造した。結果を表2に示す。
Figure 0004096914
*1〜*3は、表1と同じ。

Claims (6)

  1. ゼラチン、ゲル化温度調整剤、溶解速度調整剤および水性溶媒を含み、
    ゲル化温度調整剤がヌクレオチドおよびヒドロキシ酸を含むものであり、
    溶解速度調整剤がポリビニルピロリドンである浴剤用水性ゲル。
  2. 香料または他の浴剤成分をさらに含む請求項1に記載の浴剤用水性ゲル。
  3. ゲル化温度調整剤が、酸アミドおよびグリセリンから選ばれる1種または2種以上をさらに含む請求項1または2に記載の浴剤用水性ゲル。
  4. 水性溶媒が水または、水と水溶性溶媒の混合物である請求項1ないしのいずれかに記載の浴剤用水性ゲル。
  5. 浴剤用水性ゲルが、ゼラチン2〜30重量%、ゲル化温度調整剤0.5〜15重量%、溶解速度調整剤1〜10重量%、香料または他の浴剤成分0〜10重量%、残部が水性溶媒からなる請求項1ないしのいずれかに記載の浴剤用水性ゲル。
  6. ゲル化温度が30〜50℃である請求項1ないしのいずれかに記載の浴剤用水性ゲル。
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