JP2002530438A - 持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズ - Google Patents

持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズ

Info

Publication number
JP2002530438A
JP2002530438A JP2000584751A JP2000584751A JP2002530438A JP 2002530438 A JP2002530438 A JP 2002530438A JP 2000584751 A JP2000584751 A JP 2000584751A JP 2000584751 A JP2000584751 A JP 2000584751A JP 2002530438 A JP2002530438 A JP 2002530438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beads
water
release polymer
sustained
volatile component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000584751A
Other languages
English (en)
Inventor
シャニ,アルノン
マグダッシ,シュロモ
ヨシャ,イド
Original Assignee
ベン グリオン ユニバーシティ オブ ザ ネゲブ リサーチ アンド ディベロップメント オーソリティ
イースム リサーチ ディベロップメント カンパニー オブ ザ ヒーブル ユニバーシティ オブ エルサレム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベン グリオン ユニバーシティ オブ ザ ネゲブ リサーチ アンド ディベロップメント オーソリティ, イースム リサーチ ディベロップメント カンパニー オブ ザ ヒーブル ユニバーシティ オブ エルサレム filed Critical ベン グリオン ユニバーシティ オブ ザ ネゲブ リサーチ アンド ディベロップメント オーソリティ
Publication of JP2002530438A publication Critical patent/JP2002530438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/18Vapour or smoke emitting compositions with delayed or sustained release

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、複数のエマルション液滴を含むポリマー性マトリクスを含む持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズであって;前記液滴は、少なくとも1つの界面活性分子、少なくとも1つの揮発性の疎水性成分、および水から形成され、前記揮発性の成分が、前記水不溶性ビーズから大気中に放出されるビーズを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズに、およびその製造方
法に関する。より詳しくは、本発明は、そこから大気中へ放出するための少なく
とも1つの揮発性疎水性成分を含む、持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビー
ズに関する。
【0002】 米国特許第4,400,391号および第4,401,458号は、その中に
分散された生物活性材料を含むアルギネートゲルのビーズを記述し、権利を主張
している。これらのビーズは、水性環境において浮遊し、または沈めるようにす
ることができ、陸上または水性環境に適用されるとき、それらの生物活性材料の
制御された放出を与えることができる。
【0003】 その先行技術は、水性または湿潤の環境へのアルギネートゲルのビーズから等
の、多糖ビーズからの種々の材料の制御および/又は持続性放出を扱っている。
しかしながら、このようなビーズからの大気への疎水性揮発性材料の放出は、先
行技術において教示も、示唆もされていない。
【0004】 当該技術のこの状態を考慮に入れて、本発明によれば、複数のエマルション液
滴を含むポリマー性マトリクスを含む持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビー
ズであって;前記液滴は、少なくとも1つの界面活性分子、少なくとも1つの揮
発性の疎水性成分、および水から形成され、前記揮発性の成分が、前記水不溶性
ビーズから大気中に放出されるビーズが提供される。
【0005】 本発明の好ましい態様において、前記ポリマー性マトリクスは、タンパク質、
多糖および合成のポリマーからなる群から選ばれる少なくとも1つのポリマーを
含む。
【0006】 本発明の特に好ましい態様において、前記多糖は、アルギン酸ナトリウム、カ
ラギーナン、グアーガム、キチン、ローカスビーンガム、キトサン、ペクチン、
カルボキシメチルセルロースからなる群から選ばれる。
【0007】 本発明の他の好ましい態様において、前記タンパク質は、ゼラチン、アルブミ
ン、カゼイン、およびラクトグロブリンからなる群から選ばれる。
【0008】 本発明の好ましい態様において、前記界面活性分子は、タンパク質、モノマー
性の界面活性剤、およびポリマー性の界面活性剤からなる群から選ばれる。
【0009】 本発明の特に好ましい態様において、前記界面活性分子は、エトキシル化ソル
ビタンエステル、アルキルエーテル、ブロックコポリマー、およびゲレチンから
なる群から選ばれる。
【0010】 好ましい界面活性分子は、トゥイーン(Tween)80(登録商標)、トゥイー
ン20(登録商標)、スパン(Span)80(登録商標)、プルロニック(Pluron
ic)F68、およびドデシル硫酸ナトリウムからなる群から選ばれる。
【0011】 好ましくは、前記ビーズが0.5ミクロン(μm)〜1mmの間のサイズであ
り、5〜80ミクロン(μm)の間のサイズのビーズが特に好ましい。
【0012】 前記ビーズは、農業において用いられる通常の噴霧器によってスプレーするこ
とができる。
【0013】 ミクロン(μm)サイズにおける前記ビーズは、好ましくは、水溶液中でディ
スパージョンとして維持され、そのディスパージョンは、所望により固着剤、湿
潤剤、UV安定剤、粘度調整剤、およびヒュメクタント等の処方助剤を含むこと
ができる。
【0014】 本発明の好ましい態様において、前記揮発性成分は、好ましくはオイゲノール
、ベンジルアルコール、リーフアルコール、アルデヒド、およびアセテートから
なる群から選ばれる誘引剤である。
【0015】 本発明の他の好ましい態様において、前記揮発性成分は、好ましくは、(Z)
−9−テトラデセニルホルメート、および(E,E)−10,12−ヘキサデカ
ジエノールからなる群から選ばれる誘因阻害剤である。
【0016】 本発明の他の面において、それから大気中に揮発性の疎水性成分を放出するた
めの、持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズを製造するための方法であっ
て:
【0017】 a)少なくとも1つの界面活性分子を用いて、揮発性の疎水性成分を水中に均
質化することによって、油/水エマルションを製造し;
【0018】 b)前記エマルションと少なくとも1つの水溶性ポリマーを混合し、および所
望によりその混合物をレオメナイジング(rehomenizing)させ;および
【0019】 c)ステップ(b)で製造されたエマルションを、ゲル化剤溶液に滴状で加え
て、前記水不溶性ビーズを形成する、 ことを含む方法が提供される。
【0020】 本発明の好ましい態様において、前記方法は、前記組成物中に存在するポリマ
ーを化学的に架橋するステップを更に含み、およびそれらのビーズを乾燥するス
テップを更に含む。
【0021】 本発明の方法によって製造されるビーズは、大気に晒された際に、その中に含
まれる揮発性材料の持続放出性を与えるのに有用である。ビーズが水中に保持さ
れる限り、揮発性の材料は放出されない。
【0022】 前記水中油型のエマルションは、好ましくは、ゼラチン溶液中の揮発性の疎水
性成分を均質化することによって製造される。アルギン酸の水溶性の塩は、水と
混合され、その溶液に添加される。その混合物は、次いで再び均質化されて、ア
ルギネートにゲルを形成させるであろう二価、三価または四価の金属塩の溶液(
ゲル化剤溶液と称される)に滴下で加えられる。各滴が金属塩溶液と接触する際
に、ゲル化が開始され、およびビーズが形成される。揮発性の材料の放出の長期
の遅延が望まれるならば、タンニン酸溶液により水不溶性のビーズを一晩中更に
処理してもよい。
【0023】 より詳しくは、本発明はフェロモンの遅い放出のための処方である生成物およ
び方法を記述する。発明の詳細な説明
【0024】 米国特許第4,401,456号と実質的に同様に、本発明の方法を実施する
ために必要とされる 必要条件の単純さは、装置の設計における多くの許容範囲
を可能とする。以下に述べるような適当な装置は、例証のみの目的で記述され、
本発明を制限するものとは解釈されるべきでない。その装置は、オリフィスを通
して混合物の滴状の添加を可能とするストップコックまたは同様の器具を備えて
いる、アルギネート/タンパク質/揮発性材料/水エマルションを含むためのリ
ザーバから成る(consists of)。ゲル化剤溶液は、任意の好都合な容器に含ま
れてもよい。
【0025】 ゲル化剤溶液内の時間の適当な量の時間の後、結果として生じるゲル・ビーズ
は、濾過、スクリーニングまたは濾し(straining)等の手段で除去される。必
要に応じて、それらは淡水内で濯いでもよい。
【0026】 揮発性の材料のより長い放出時間が望まれるならば、ビーズをタンニン酸溶液
で更に攪拌し、次いで再び濯いでもよい。
【0027】 ビーズは、それらの有効性を失うことなく、この充分に水和した状態または任
意の所望の含水量に乾燥した状態で用いることができる。ビーズが乾燥されると
き、小さい硬い粒剤(granules)が生じる。ビーズ内で存在する疎水性油、例え
ばフェロモンは、大気に対して、ゆっくり放出することができる。放出の速度は
、アルギネート、タンパク、タンニン酸、および追加の成分(例えばポリエチレ
ングリコール、尿素、および電解質)の濃度の適当な選択によって持続させるこ
とができる。
【0028】 リザーバからの混合物の添加速度は、用いられるオリフィスのサイズおよびオ
リフィスの数の関数である。上記の速度は、空気またはピストン圧力を印加する
ことによって増大させることができる。
【0029】 オリフィスとゲル化剤溶液の表面間の距離は、液滴がゲル化剤溶液の表面を貫
通するのを可能とするために遙かに充分であるべきである。
【0030】 結果として生じるアルギネートゲルのビーズのサイズは、アルギネート/揮発
性材料/水混合物の粘度、ビーズ内に保持される水の量、およびオリフィスのサ
イズに依存する。直径0.1〜5mmのオリフィスが適当であるが、好ましい範
囲は0.8〜2mmである。ビーズは、一般に0.1〜6mmの平均直径を有す
る球形または楕円体である。ミクロン(μm)までのサイズまで、より小さいビ
ーズは、アルギネート/揮発性材料/水混合物をゲル化剤浴にスプレーすること
によって製造することができる。
【0031】 ビーズを製造する連続的な方法は可能であり、ゲル・ビーズの連続的な除去、
およびゲル化剤濃度の維持を必要とする。アルギネート/揮発性材料/水混合物
をゲル化剤中に押し出して、紐状のゲルを形成することは可能であり、それは種
々の長さにカットし、または乾燥し、および粒剤に摩砕することができる。
【0032】 水和された(未乾燥の)ビーズは、通常は水中に貯蔵される。離液(syneresi
s)の周知の現象は、多くの他の多糖ゲルのみならずアルギネートゲルでも起こ
る可能性がある。特に、それは、収縮に起因するゲルからの、流体(本発明にお
いて多くは水)の減少である。大部分の流体減少は製造の後24時間の間で起こ
るが、それは平衡に至る前に2、3(a few)週間続く可能性がある。離液の量
に影響するいくつかの要素は、アルギネート組成、タンニン酸によるゼラチンの
架橋、温度、ゲル化剤、および揮発性の材料の化学的性質である。通常、最初の
36の時間の間に発散される(exuded)流体は、主に水であり、および揮発性材
料の比較的少ない量のみが消失する。
【0033】 本発明のエマルション製造で用いられるタンパク質はBタイプゼラチンである
が、他のタンパクも同様に使用することができる。タンパク質の濃度は、広く変
化することができ、1以上の揮発性成分の放出速度に影響する。
【0034】 本発明において用いられるアルギネートは、アルギン酸の任意の水溶性の塩で
である。これらは、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、およびアンモニウム
アルギネート、およびアミン等の有機塩基のアルギネートを含む。アルギン酸ナ
トリウムは、好ましい。アルギネートの粘度は変えることができ、ある程度ゲル
強度に影響する可能性がある。高度に精製されたアルギネートは、本発明の実施
のために必須ではない。
【0035】 特に好ましいアルギネートは、アルギン酸、ナトリウム塩、および43 lb
s/立方フィート(cu ft)のバルク密度、1%の水溶液で7.2のpH、
1%で400、2%で3500の粘度(60RPMでブルックフィールドLVF
により行う)を有するMCS製造化学社(MCS Manufacturing Chemists Inc.、
シンシナティ、オハイオ州)から入手可能なLX0450である。
【0036】 当初のアルギネート/揮発性材料/水混合物において処方化されたアルギネー
トの濃度は0.1〜3重量%(質量%)であるが、通常1〜1.5%が好ましい
。本発明において言及される揮発性の材料は、フェロモン、精油、農薬(pestic
ides)、芳香剤、その他等の任意の揮発性の生物活性材料である。
【0037】 アルギネートの優れた化学的適合性(compatibility)は、本発明の混合材に
対して、上記したもの等の揮発性材料の非常に広い選択を可能とする。それらは
、それらの全部をリストするにはあまりに多数である。以下は、例証の目的で与
えられた、ほんの少しの使用可能なフェロモンであり、本発明の範囲を制限しな
いと解釈されるべきである。慣用名が第一に与えられ、化学名が続く。
【0038】 慣用名 化学名
【0039】 ムスカモン(Muscamone) (Z)−9−トリコセン
【0040】 ゴシップルーレ(Gossyplure) (ZZ)−7,11−ヘキサデカジエン−
1−オールアセテート、および (Z,E)−7,11−ヘキサデカジエン−1−オールアセテート
【0041】 マイマイガ誘引物質(Disparlure) シス−7,8−エポキシ−2−メチル
オクタデカン
【0042】 グランドルーレ(Grandlure) (1R−シス)−1−メチル−2−(l−
メチルエテニル シクロブタンエタノール;
【0043】 (Z)−2−(3,3−ジメチルシクロヘキシリデン)エタノール
【0044】 (Z)−(3,3−ジメチルシクロヘキシリデン)アセトアルデヒド;お
よび
【0045】 (E)−(3,3−ジメチルシクロヘキシリデン)アセトアルデヒド。
【0046】 揮発性材料のこれらのタイプの放出速度に対する追加的なコントロールが達成
できることが、本発明の重要な部分である。これは、処方の成分と、活性物質と
の間の相互作用によって達成することができる。
【0047】 アルギネート/タンパク質/揮発性材料/水混合物において処方化される揮発
性の材料の濃度は、50重量%(質量%)程度に高くすることができるが、好ま
しくは0.1〜20%の範囲にある。この混合物の成分は、エマルション化プロ
セスの前に、所望の任意の順で取り入れることができる。混合物の好ましいpH
範囲は、4〜12である。混合物の通常の、および好ましい温度は、20〜30
℃であるが、粘度を低減するために、より高くしてもよい。
【0048】 アルギネート溶液をゲル化するカチオンは、バリウム、鉛、銅、鉄、ストロン
チウム、カドミウム、カルシウム、亜鉛、ニッケル、アルミニウム、スズ、酸(
+)のカチオン、およびこれらの混合物である。本発明のゲル化剤溶液は、上
記でリストした金属の可溶性のイオン化された塩、酸またはこれらの混合物の溶
液から成る。ゲル化剤の選択は、ゲル物性に、およびおそらくアルギネートゲル
のビーズ内に分散された揮発性の材料の放出速度の影響する。好ましいゲル化剤
は、カルシウム、バリウム、および銅のクロライドおよびアセテートであり;好
ましい酸は塩酸および酢酸である。ゲル化剤中の金属塩または酸の濃度は50重
量%(質量%)までとすることができるが、1〜15%が好ましい。濃度が増大
するにつれて、ゲル化はより速く進行する。アルギン酸ナトリウムとある揮発性
の材料との反応は、ゲル化剤なカチオンの有効濃度を低減するであろう、したが
って、所望の性質を与えるために充分な濃度が維持されなければならない。
【0049】 ゲル化剤溶液の温度は、ゲル物性に影響を及ぼす可能性がある。加熱の使用が
必須ではなく、大部分の生成物が1〜30℃で作製できることは、揮発性物質を
含む本発明の利点である。好ましい範囲は、20〜30℃である。しかしながら
、ゲル化剤溶液の沸点まで(該温度自体を含む)の任意の温度を用いることがで
きる。アルギネート/揮発性材料/水混合物と、ゲル化剤溶液との反応は、非常
に速く、直ちに明瞭なゲル・ビーズを与える。ゲル化は、外部表面からビーズの
中心まで進行する。硬度、細孔サイズ、表面積、強度、弾性、サイズ、耐久性等
の最終的なゲル物性、および揮発性の材料の放出速度は、ゲル化剤溶液内の時間
によって影響され、各生成物に対して最適化されるべきである。通常、0.1〜
25分の滞留時間を使用することができるが、通常は1〜10分で充分である。
【0050】 特定の適用において、他の成分をアルギネート/揮発性材料/水混合物に、ま
たはゲル化剤溶液に、または最終的なゲルビーズに加えることは、好ましい可能
性がある。これらの添加剤は、揮発性の材料の放出の速度を変え、ゲル・ビーズ
を微生物の攻撃または酸化から保護し、製造過程を容易にし、離液を低減するた
めに役立つことができる。それらは、可溶化剤、ホルムアルデヒド等の殺生物剤
(biocide)、酵素、有機溶媒、界面活性剤、粘度調整剤、フィルム形成剤、天
然および合成ガム、金属イオン封鎖剤(sequestering agent)、デンプン、タル
ク、繊維、光スクリーニング化学剤、および酸化防止剤を含む。
【0051】 持続放出性とは、定常的な速度で、ある期間にわたって環境内にそれらの活性
成分を分配する(dispense)処方または材料を言う。本発明の目的のために、こ
の時間の期間は、分または時間(hours)で計ることができ、またはより長く、
日または月で計ることもできる。本発明においては、アルギネート・ビーズから
の揮発性の材料の放出は、大気中での浸出(leaching)、拡散、溶解および分解
等の方法を通して起こる。
【0052】 特定の作業を行うために必要な適用の数を低減するために、任意の一時におけ
る環境において効果的な(あまりに高過ぎない)濃度を可能とし、ターゲット種
に対する有効性を強化するために、持続放出性材料を使用することができる。
【0053】 本発明は、揮発性材料を含むアルギネートゲルのビーズを製造するために適し
ており、前記ビーズは、農業、工業、家庭、および健康に関連した目的のために
有用である。
【0054】 本発明の面がより充分に理解および認識できるように、以下の例において特定
の好ましい態様と関連して本発明を記述するが、本発明をこれらの特定の態様に
制限することは意図さない。それとは逆に、添付の請求項によって定義される本
発明の範囲内にそれらを含むことができるように、全ての代替、変形および均等
をカバーすることが意図される。したがって、好ましい態様を含む以下の例は本
発明の実施を説明するために役立ち、示される詳細は例として、および本発明の
好ましい態様の実例となる議論の目的のためのみであって、それらは、本発明の
原理と概念上の面、並びに同様に処方手順の最も有用で容易に理解されると思わ
れる記述を提供するために提示されると理解される。
【0055】 例1
【0056】 3グラムのゼラチン−タイプBを97グラムの水に溶解した。その溶液の16
.6グラムに、5グラムの酢酸ドデシルと3.4グラムの水を加え、およびその
混合物を5分間(9500R.P.M)均質化した。2グラムのアルギン酸ナト
リウムを98グラムの水に溶解し、その溶液の25グラムを、ゼラチンと酢酸ド
デシルの溶液に加えた。全部の混合物を、5分間(9500R.P.M)均質化
した。
【0057】 その溶液を22G×1 1/2ニードルを装着したシリンジを通して、60m
mの距離で、150mlの1%CaCl2溶液に滴下で加えた。そのCaCl2
液を、150mm直径の容器に入れ、約120R.P.Mの速度で、磁気撹拌機
で攪拌した。添加速度は、50gの添加が生ずるために5分間が必要となるよう
なものであった。形成されたビーズ(直径2mm)を、更に5分間その溶液中に
放置した。それらの次いで、篩を通す濾過によってビーズを分離し、水中で洗浄
して、水中に貯蔵した。風乾した際に、ビーズは直径が約1mmの硬い粒剤にな
った。放出速度を測定した(表1中のサンプルAを参照)。
【0058】 例2
【0059】 ゲル化剤溶液として0.25%CaCl2を用いて、例1と同様にビーズを作
製した。
【0060】 放出速度を測定した(表1中のサンプルBを参照)。
【0061】 例3
【0062】 ゲル化剤溶液として0.1%CaCl2を用いて、例1と同様にビーズを作製
した。
【0063】 放出速度を測定した(表1中のサンプルCを参照)。
【0064】 例4
【0065】 タンパク質として1%のゼラチンを用いて、例1と同様にビーズを作製した。
【0066】 放出速度を測定した(表1中のサンプルDを参照)。
【0067】 例5
【0068】 タンパク質として0.5%のゼラチンを用いて、例1と同様にビーズを作製し
た。
【0069】 放出速度を測定した(表1中のサンプルEを参照)。
【0070】 例6
【0071】 タンパク質として0.6%のアルギネートを用いて、例1と同様にビーズを作
製した。
【0072】 放出速度を測定した(表1中のサンプルFを参照)。
【0073】 例7
【0074】 ゲル化剤溶液としてFeCl3を用いた以外は、例1のように酢酸ドデシルを
含むアルギネートビーズを製造した。
【0075】 例8
【0076】 ゲル化剤溶液としてSnCl4を用いた以外は、例1のように酢酸ドデシルを
含むアルギネートビーズを製造した。
【0077】 例9
【0078】 例1のように酢酸ドデシルを含むアルギネートビーズを製造したが、形成され
たビーズを1%タンニン酸の溶液中で、一晩中放置した。ビーズを、次いで水中
で洗浄して、水中に貯蔵した。
【0079】 放出速度を測定した(表1中のサンプルGを参照)。
【0080】 例10
【0081】 3グラムのゼラチンを97グラムの水に溶解した。その溶液の1l.6グラム
に、5グラムのゴシプルーレ(ピンクのボウルワームのフェロモン)と、3.4
グラムの水を加え、その混合物を5分間(9500R.P.M)均質化した。2
グラムのアルギン酸ナトリウムを、98グラムの水に溶解し、その溶液の12.
5グラムを、ゼラチンとゴシプルーレの溶液に加えた。全部の混合物を、5分間
(9500R.P.M)均質化した。生じたエマルションを、例1の場合のよう
に処理して、ゴシプルーレを含むアルギネートゲルのビーズを製造した。
【0082】 放出速度を測定した(表1および図1におけるサンプルHを参照)。
【0083】 例11
【0084】 3グラムのゼラチンを97グラムの水に溶解した。その溶液の16.6グラム
に、5グラムのオイゲノールと3.3グラムの水を加え、およびその混合物を5
分間(9500R.P.M)均質化した。3グラムのアルギン酸ナトリウムを9
7グラムの水に溶解し、その溶液の25グラムを、ゼラチンとオイゲノールの溶
液に加えた。全部の混合物を、5分間(9500R.P.M)均質化した。
【0085】 その溶液を18G×1 1/2ニードルを装着したシリンジを通して、500
mmの距離で、150mlの0.25%CaCl2溶液に滴下で加えた。そのC
aCl2溶液を150mm直径の容器に入れ、約120R.P.Mの速度で、磁
気撹拌機で攪拌した。添加速度は、50gの添加が生ずるために5分間が必要と
なるようなものであった。形成されたビーズ(直径2mm)を、更に5分間その
溶液中に放置した。次いで、篩を通す濾過によってビーズを分離し、水中で洗浄
して、1%タンニン酸の溶液中に一晩中放置した。ビーズを、次いで水中に貯蔵
した。風乾した際に、ビーズは直径が約0.5mmの硬い粒剤になった。
【0086】 放出速度を測定した(表1中のサンプルIを参照)。
【0087】 例12
【0088】 上記と同様の方法で、10%のオイゲノール、1%のゼラチン、および1.5
%のアルギネートのエマルションからビーズを作製した。ピーナッツ畑に置かれ
たトラップ中に、それらのビーズを配置した。これらのトラップと共に、甲虫Ma
ladera Matrida Argamanの生きている処女雌を入れた参照トラップを畑に置いた
。10日の後、オイゲノール・ビーズを含むトラップは、生きている雌を有する
トラップと同じくらい多くの甲虫を捕らえた。
【0089】 例13
【0090】 上記と同様の方法で、ピンク・ボウルワーム蛾の10%のフェロモン、1%の
ゼラチン、および1%のアルギネートのエマルションから、ビーズを作製した。
ビーズを、バッグの個々が200mgの乾燥ビーズを含むようにバッグ中に置い
た。25個のバッグを50×50メートルの正方形を形成する綿畑に配置した。
厚紙(cardboard)中に含浸したフェロモンを含む参照トラップを、正方形の中
央、および実験から離れた畑に配置した。後述する表2で記述したように、43
日の期間で、実験の周囲の畑における参照トラップが、正方形の中央のトラップ
より遙かに多くの蛾を捕らえた。
【0091】 例14
【0092】 3グラムのゼラチン−タイプB75 ブルームを97グラムの水に溶解した。
その溶液の16.6グラムに、5グラムのピンク・ボウルワームのフェロモンと
3.4グラムの水を加え、およびその混合物を5分間(9500R.P.M)均
質化した。2グラムのアルギン酸ナトリウムを98グラムの水に溶解し、その溶
液の25グラムを、ゼラチンと酢酸ドデシルの溶液に加えた。全部の混合物を、
5分間(9500R.P.M)均質化した。
【0093】 その溶液を、アトマイザー(BETEフォッグ・ノズルFC7、1/4XA、
キャップAC1201)を通して、150mlの1%CaCl2溶液にスプレー
した。そのCaCl2溶液を150mm直径の容器に入れ、約120R.P.M
の速度で、磁気撹拌機で攪拌した。スプレー速度は、50gの添加が生ずるため
に数秒(few seconds)が必要となるようなものであった。形成された(直径0
.01〜0.3mm)ビーズを、更に5分間その溶液中に放置した。次いで、篩
を通す濾過によってビーズを分離し、水中で洗浄して、水中に貯蔵した。室温で
乾燥した際に、ビーズは直径が約0.005〜0.15mmの硬い粒剤になった
【0094】 放出速度を長期間屋外で測定し、その処方が揮発性の疎水性成分の遅い放出を
与えることが判明した。放出された量は、表3および表1におけるサンプルJで
示す通りであった。
【0095】 例15
【0096】 タンパク質としてゼラチンタイプ B225 ブルームを用いた以外は、例1
4におけると同様にミクロン(μm)サイズの粒子を製造した。
【0097】 そのスプレー可能な処方(50mlの水中のミクロン(μm)サイズ粒子)を
、15Lの水に加え、バックパック噴霧器を用いて綿畑にスプレーした。
【0098】 放出速度を長期間屋外で測定し、その処方が揮発性の疎水性成分の遅い放出を
与えることが判明した。放出された量は、表3および表1におけるサンプルKで
示す通りであった。
【0099】 厚紙中に含浸したフェロモンを含む参照トラップを、正方形の中央、および実
験から離れた畑に配置した。表4で記述したように、21日の期間で、実験の周
囲の畑における参照トラップが、正方形の中央のトラップより遙かに多くの蛾を
捕らえた。
【0100】 例16
【0101】 3グラムのゼラチン−タイプB 75ブルームを97グラムの水に溶解した。
その溶液の16.6グラムに、5グラムのコドリング(Codling)蛾フェロモン
と3.4グラムの水を加え、およびその混合物を5分間(9500R.P.M)
均質化した。24グラムのアクリレート溶液(ジョンクリル(Joncryl)SCX
8089)を6グラムの水に溶解し、その溶液の25グラムを、ゼラチンとフェ
ロモンの溶液に加えた。全部の混合物を、5分間(9500R.P.M)均質化
した。
【0102】 その溶液を22G×1 1/2ニードルを装着したシリンジを通して、60m
mの距離で、150mlの5%CaCl2溶液に滴下で加えた。そのCaCl2
液を、150mm直径の容器に入れ、約120R.P.Mの速度で、磁気撹拌機
で攪拌した。添加速度は、50gの添加が生ずるために5分間が必要となるよう
なものであった。形成されたビーズ(直径2mm)を、更に5分間その溶液中に
放置した。次いで、篩を通す濾過によってビーズを分離し、水中で洗浄して、水
中に貯蔵した。風乾した際に、ビーズは直径が約1mmの硬い粒剤になった。
【0103】 例17
【0104】 コドリング蛾フェロモンを用いて、例1と同様の方法でビーズを作製した。
【0105】 例18
【0106】 例16と同様の方法で、エマルションを作製した。例14におけると同様のス
プレー器具を用いて、そのエマルションを5%CaCl2のゲル化剤溶液に加え
、ミクロン(μm)サイズの粒子を形成した。
【0107】 例19
【0108】 例16と同様の方法でエマルションを作製し、150mlの氷酢酸に滴状で加
えて、直径約2mmのビーズを形成した。それらのビーズを、その酸中に約5分
間放置し、次いで濾過して、水で充分に洗浄して酸を除去した。
【0109】 例20
【0110】 例16と同様の方法でエマルションを作製した。スプレー器具を用いて、例1
4と同様にエマルションを氷酢酸に加えて、ミクロン(μm)サイズの粒子を形
成した。それらの粒子をその酸中に数分間放置し、次いで濾過し、水で洗浄して
、水中に保持した。
【0111】 例21
【0112】 0.5gのトゥイーン 80を、5グラムの5グラムのコドリング蛾フェロモ
ン、および19.5グラムの水に加え、その混合物を5分間(9500R.P.
M)均質化した。2グラムのアルギン酸ナトリウムを98グラムの水に溶解し、
その溶液の25グラムを、フェロモンとトゥイーン80のエマルションに加えた
。全部の混合物を、5分間(9500R.P.M)均質化した。
【0113】 その溶液を22G×1 1/2ニードルを装着したシリンジを通して、60m
mの距離で、150mlの5%CaCl2溶液に滴下で加えた。そのCaCl2
液を、150mm直径の容器に入れ、約120R.P.Mの速度で、磁気撹拌機
で攪拌した。添加速度は、50gの添加が生ずるために5分間が必要となるよう
なものであった。形成されたビーズ(直径2mm)を、更に5分間その溶液中に
放置した。次いで、篩を通す濾過によってビーズを分離し、水中で洗浄して、水
中に貯蔵した。風乾した際に、ビーズは直径が約1mmの硬い粒剤になった。
【0114】 例22
【0115】 例21と同様の方法で、エマルションを作製した。例14におけると同様にス
プレー器具を用いてエマルションをCaCl2 1%のゲル化剤溶液に加え、ミ
クロン(μm)サイズ粒子を形成した。
【0116】 例23
【0117】 0.5gのトゥイーン 80を、5グラムのコドリング蛾フェロモン、および
19.5グラムの水に加え、その混合物を5分間(9500R.P.M)均質化
した。24グラムのアクリレート溶液(ジョンクリルSCX8089)を6グラ
ムの水に溶解し、その溶液の25グラムを、フェロモンとトゥイーン80の溶液
に加えた。全部の混合物を、5分間(9500R.P.M)均質化した。
【0118】 その溶液を22G×1 1/2ニードルを装着したシリンジを通して、60m
mの距離で、150mlの5%CaCl2溶液に滴下で加えた。そのCaCl2
液を、150mm直径の容器に入れ、約120R.P.Mの速度で、磁気撹拌機
で攪拌した。添加速度は、50gの添加が生ずるために5分間が必要となるよう
なものであった。形成されたビーズ(直径2mm)を、更に5分間その溶液中に
放置した。次いで、篩を通す濾過によってビーズを分離し、水中で洗浄して、水
中に貯蔵した。風乾した際に、ビーズは直径が約1mmの硬い粒剤になった。
【0119】 例24
【0120】 例23と同様の方法で、エマルションを作製した。例14におけると同様にス
プレー器具を用いてエマルションをCaCl2 5%のゲル化剤溶液に加え、ミ
クロン(μm)サイズ粒子を形成した。
【0121】 例25
【0122】 例23と同様の方法でエマルションを作製し、150mlの氷酢酸に滴状で加
えて、直径約2mmのビーズを形成した。それらのビーズを、その酸中に約5分
間放置し、次いで濾過して、水で充分に洗浄して酸を除去した。
【0123】 例26
【0124】 例23と同様の方法でエマルションを作製した。そのエマルションを例14に
おけると同様にスプレー器具を用いて氷酢酸に加えて、ミクロン(μm)サイズ
の粒子を形成した。それらの粒子を、その酸中に数分間放置し、次いで濾過して
、水で洗浄し、水中に保持した。
【0125】 上記した例によって作製されたビーズおよびミクロン(μm)サイズ粒子を用
いて、大気に放出された揮発性材料の量を測定し、表1に概略を示す量を得た。
【0126】
【表1】
【0127】
【表2】
【0128】 *カウントの1日後、PBWに対して畑をスプレーした。
【0129】
【表3】
【0130】
【表4】
【0131】 本発明が前述した実例となる例の詳細に限定されないこと、および本発明がそ
の本質的な属性から逸脱することなく、他の形で具体化することができることは
当業者に明らかであり、したがって、本発明の態様および例は全ての点で制限的
でなく実例とみなされ、前述の記述によるよりも、むしろ添付の請求項を参照す
ることが望まれ、および請求項の意味、および均等の範囲内に至る全ての変化は
、したがって、その中に包含されることが意図される。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年6月27日(2000.6.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項52】 前記アルギネートが、約1〜1.5重量/重量%(質量/
質量%)の間の量で存在する請求項47に従う方法。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月14日(2000.11.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】 本発明は、水不溶性ビーズの持続放出性ディスパージョンに、およびその製造
方法に関する。より詳しくは、本発明は、個々のビーズが、タンパク質および多 糖から構成されるポリマー性マトリクスを含み、且つ そこから大気中へ放出する
ための少なくとも1つの揮発性疎水性成分を含む、水不溶性ビーズの持続放出性 ディスパージョン に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】 米国特許第4,400,391号および第4,401,458号は、その中に
分散された生物活性材料を含むアルギネートゲルのビーズを記述し、権利を主張
している。これらのビーズは、水性環境において浮遊し、または沈めるようにす
ることができ、陸上または水性環境に適用されるとき、それらの生物活性材料の
制御された放出を与えることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 その先行技術は、水性または湿潤の環境へのアルギネートゲルのビーズから等
の、多糖ビーズからの種々の材料の制御および/又は持続性放出を扱っている。
しかしながら、このようなビーズからの大気への疎水性揮発性材料の放出は、先
行技術において教示も、示唆もされていない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 当該技術のこの状態を考慮に入れて、本発明によれば、個々のビーズが、タン パク質および多糖から構成され、且つ 複数のエマルション液滴を含むポリマー性
マトリクスを含む水不溶性ビーズの持続放出性ディスパージョンであって;前記
液滴は、少なくとも1つの界面活性分子、少なくとも1つの揮発性の疎水性成分
、および水から形成され、前記揮発性の成分が、前記水不溶性ビーズから大気中
に放出されるビーズが提供される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 本発明の特に好ましい態様において、前記多糖は、アルギン酸ナトリウム、カ
ラギーナン、グアーガム、キチン、ローカスビーンガム、キトサン、ペクチン、
カルボキシメチルセルロースからなる群から選ばれる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 本発明の他の好ましい態様において、前記タンパク質は、ゼラチン、アルブミ
ン、カゼイン、およびラクトグロブリンからなる群から選ばれる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 本発明の好ましい態様において、前記界面活性分子は、タンパク質、モノマー
性の界面活性剤、およびポリマー性の界面活性剤からなる群から選ばれる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 本発明の特に好ましい態様において、前記界面活性分子は、エトキシル化ソル
ビタンエステル、アルキルエーテル、ブロックコポリマー、およびゲレチンから
なる群から選ばれる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 好ましくは、前記ビーズが0.5ミクロン(μm)〜1mmの間のサイズであ
り、5〜80ミクロン(μm)の間のサイズのビーズが特に好ましい。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 本発明の好ましい態様において、前記揮発性成分は、好ましくはオイゲノール
、ベンジルアルコール、リーフアルコール、アルデヒド、およびアセテートから
なる群から選ばれる誘引剤である。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 本発明の他の好ましい態様において、前記揮発性成分は、好ましくは、(Z)
−9−テトラデセニルホルメート、および(E,E)−10,12−ヘキサデカ
ジエノールからなる群から選ばれる誘因阻害剤である。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 本発明の他の面において、それから大気中に揮発性の疎水性成分を放出するた
めの、持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズを製造するための方法であっ
て:
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 a)少なくとも1つの界面活性分子を用いて、揮発性の疎水性成分を水中に均
質化することによって、油/水エマルションを製造し;
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 b)前記エマルションと少なくとも1つの水溶性ポリマーを混合し、および所
望によりその混合物をレオメナイジング(rehomenizing)させ;および
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 c)ステップ(b)で製造されたエマルションを、ゲル化剤溶液に滴状で加え
て、前記水不溶性ビーズを形成する、 ことを含む方法が提供される。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 本発明の好ましい態様において、前記方法は、前記組成物中に存在するポリマ
ーを化学的に架橋するステップを更に含み、およびそれらのビーズを乾燥するス
テップを更に含む。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 本発明の方法によって製造されるビーズは、大気に晒された際に、その中に含
まれる揮発性材料の持続放出性を与えるのに有用である。ビーズが水中に保持さ
れる限り、揮発性の材料は放出されない。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 前記水中油型のエマルションは、好ましくは、ゼラチン溶液中の揮発性の疎水
性成分を均質化することによって製造される。アルギン酸の水溶性の塩は、水と
混合され、その溶液に添加される。その混合物は、次いで再び均質化されて、ア
ルギネートにゲルを形成させるであろう二価、三価または四価の金属塩の溶液(
ゲル化剤溶液と称される)に滴下で加えられる。各滴が金属塩溶液と接触する際
に、ゲル化が開始され、およびビーズが形成される。揮発性の材料の放出の長期
の遅延が望まれるならば、タンニン酸溶液により水不溶性のビーズを一晩中更に
処理してもよい。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 より詳しくは、本発明はフェロモンの遅い放出のための処方である生成物およ
び方法を記述する。 JP58121212(Dl)のアブストラクトは、揮発性物質の持続放出性 のためのゲル状体を開示している。そのポリマーは、一分子当たり少なくとも1 つのエポキシ基を有するポリアクリル酸ナトリウムと、カチオン性界面活性剤と から構成される。結果として生じる合成的ポリマーから構成されるゲル状体は、 バイオポリマー、タンパク質と多糖に基づく本発明のポリマー性ビーズと異なる 。バイオポリマーの使用は、環境性の点から重要な利点を有する。 GB2,129,302(D2)は、ポリマー性物質内に分散された物質で、 グランドエリアを処理する方法を記述している。その中に記述された生成物の製 造法は、本発明のそれと完全に異なっており、ポリマー性物質の大きい物体を形 成する合成モノマーの重合に基づき、それはスライスする、さいの目に切る、等 により小さい粒子に分割する必要がある。これとは対照的に、本発明は、小さい 粒子を与える多価の電解質によってすでに形成されたポリマーの架橋と、バイオ ポリマーのみを扱う。加えて、この方法が化学反応に基づくため、モノマーは活 性物質とともに反応することができる。 米国特許第4,401,456(D3)は、主に浸出(leaching)によって放 出される生物活性材料を含むアルギネート・ビーズを製造する方法を記述してい る。それらのビーズは、本発明におけるように、アルギネートに加えてタンパク 質を含まず、且つ前記特許は、アルギネートの使用のみを示唆し、および他の多 糖の使用を示唆しない。 GB 2,141,932(D4)は、フェロモンを放出させる液状または半 液状のポリマー性耐水性マトリクス中のフェロモンに基づく有害動物(pest)防 除用組成物を開示している。本発明と異なり、その組成物がビーズに基づかず、 水および界面活性剤を含まず、且つ合成的ポリマーに基づく。 EP 0 617 051は、含浸またはコーティング物品のために使用され るエマルションの形の、物質の制御放出のためのポリマー性組成物を記述してい る。前記特許においては、本発明と異なり、ポリマーは合成的であり、活性物質 がモノマーと直接接触し、したがって、モノマーと反応して、その活性を失う可 能性がある。 Journal of Economic Entomology、 82(6)、1989年12月1日、頁1 830〜1835において、マインケ(Meinke)L Jらは、デンプン・ボレートマ トリックスでカプセル化されたフェロモン・デリバリー系を記述している。その 処方は、本発明において記述された組成物と完全に異なる。 発明の詳細な説明
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】 米国特許第4,401,456号と実質的に同様に、本発明の方法を実施する
ために必要とされる 必要条件の単純さは、装置の設計における多くの許容範囲
を可能とする。以下に述べるような適当な装置は、例証のみの目的で記述され、
本発明を制限するものとは解釈されるべきでない。その装置は、オリフィスを通
して混合物の滴状の添加を可能とするストップコックまたは同様の器具を備えて
いる、アルギネート/タンパク質/揮発性材料/水エマルションを含むためのリ
ザーバから成る(consists of)。ゲル化剤溶液は、任意の好都合な容器に含ま
れてもよい。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 ゲル化剤溶液内の時間の適当な量の時間の後、結果として生じるゲル・ビーズ
は、濾過、スクリーニングまたは濾し(straining)等の手段で除去される。必
要に応じて、それらは淡水内で濯いでもよい。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 揮発性の材料のより長い放出時間が望まれるならば、ビーズをタンニン酸溶液
で更に攪拌し、次いで再び濯いでもよい。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 ビーズは、それらの有効性を失うことなく、この充分に水和した状態または任
意の所望の含水量に乾燥した状態で用いることができる。ビーズが乾燥されると
き、小さい硬い粒剤(granules)が生じる。ビーズ内で存在する疎水性油、例え
ばフェロモンは、大気に対して、ゆっくり放出することができる。放出の速度は
、アルギネート、タンパク、タンニン酸、および追加の成分(例えばポリエチレ
ングリコール、尿素、および電解質)の濃度の適当な選択によって持続させるこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 63/00 A01N 63/00 B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 シャニ,アルノン イスラエル国,84965 オメール,ハオレ ン ストリート 18 (72)発明者 マグダッシ,シュロモ イスラエル国,96626 エルサレム,ハネ ルド ストリート 36 (72)発明者 ヨシャ,イド イスラエル国,85142 モービル ポスト ハネゲブ,キッブツ クファー−アザ Fターム(参考) 4H011 AC07 BA01 BB03 BB06 BB23 BC03 BC06 BC19 DA02 DC05 DC06 DD04 DE15 DH10 DH11

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のエマルション液滴を含むポリマー性マトリクスを含む
    持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズであって;前記液滴は、少なくとも
    1つの界面活性分子、少なくとも1つの揮発性の疎水性成分、および水から形成
    され、前記揮発性の成分が、前記水不溶性ビーズから大気中に放出されるビーズ
  2. 【請求項2】 前記ポリマー性マトリクスが、タンパク質、多糖および合成
    のポリマーからなる群から選ばれる少なくとも1つのポリマーを含む請求項1に
    従う持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズ。
  3. 【請求項3】 前記タンパク質が、ゼラチン、アルブミン、カゼイン、およ
    びラクトグロブリンからなる群から選ばれる請求項2に従う持続放出性ポリマー
    ベースの水不溶性ビーズ。
  4. 【請求項4】 前記多糖が、アルギン酸ナトリウム、キチン、カラギーナン
    、グアーガム、ローカスビーンガム、キトサン、ペクチン、カルボキシメチルセ
    ルロースからなる群から選ばれる請求項2に従う持続放出性ポリマーベースの水
    不溶性ビーズ。
  5. 【請求項5】 前記界面活性分子が、タンパク質、モノマー性の界面活性剤
    、およびポリマー性の界面活性剤からなる群から選ばれる請求項1に従う持続放
    出性ポリマーベースの水不溶性ビーズ。
  6. 【請求項6】 前記界面活性分子が、エトキシル化ソルビタンエステル、ア
    ルキルエーテル、ブロックコポリマー、およびゲレチンからなる群から選ばれる
    請求項1に従う持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズ。
  7. 【請求項7】 前記ビーズが0.5ミクロン(μm)〜1mmの間のサイズ
    である請求項1に従う持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズ。
  8. 【請求項8】 前記ビーズが5〜80ミクロン(μm)の間のサイズである
    請求項1に従う持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズ。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つのタンパク質のエマルションと、その中に含
    まれた少なくとも1つの揮発性の疎水性成分を含み、前記揮発性成分が前記水不
    溶性ビーズから大気中に放出される請求項1に従う持続放出性の、多糖−タンパ
    ク質の水不溶性ビーズ。
  10. 【請求項10】 前記揮発性成分が生物活性材料である請求項1に従う持続
    放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズ。
  11. 【請求項11】 前記揮発性成分がフェロモンである請求項1に従う持続放
    出性ポリマーベースのビーズ。
  12. 【請求項12】 前記フェロモンがグランドルーレ(grandlure)、ムスカ
    ルーレ、ゴシプルーレ、およびディスパルーレ(disparlure)からなる群から選
    ばれる請求項11に従う持続放出性ポリマーベースのビーズ。
  13. 【請求項13】 前記揮発性成分が精油である請求項1に従う持続放出性ポ
    リマーベースのビーズ。
  14. 【請求項14】 前記揮発性成分が農薬である請求項1に従う持続放出性ポ
    リマーベースのビーズ。
  15. 【請求項15】 前記揮発性成分が誘因剤である請求項1に従う持続放出性
    ポリマーベースのビーズ。
  16. 【請求項16】 前記誘引剤が、オイゲノール、ベンジルアルコール、リー
    フアルコール、アルデヒド、およびアセテートからなる群から選ばれる請求項1
    5に従う持続放出性ポリマーベースのビーズ。
  17. 【請求項17】 前記揮発性成分が誘因阻害剤である請求項1に従う持続放
    出性ポリマーベースのビーズ。
  18. 【請求項18】 前記誘因阻害剤が、(Z)−9−テトラデセニル ホルメ
    ート、および(E,E)−10,12−ヘキサデカジエノールからなる群から選
    ばれる請求項17に従う持続放出性ポリマーベースのビーズ。
  19. 【請求項19】 前記揮発性成分が、50重量/重量%(質量/質量%)ま
    での量で存在する請求項1に従う持続放出性ポリマーベースのビーズ。
  20. 【請求項20】 前記揮発性成分が、20重量/重量%(質量/質量%)ま
    での量で存在する請求項1に従う持続放出性ポリマーベースのビーズ。
  21. 【請求項21】 前記タンパク質がゼラチンである請求項1に従う持続放出
    性ポリマーベースのビーズ。
  22. 【請求項22】 前記タンパク質が、タイプBゼラチンである請求項21に
    従う持続放出性ポリマーベースのビーズ。
  23. 【請求項23】 前記揮発性成分がオイゲノールである請求項1に従う持続
    放出性ポリマーベースのビーズ。
  24. 【請求項24】 より遅い放出速度を与えるためにタンニン酸を更に含む請
    求項1に従う持続放出性ポリマーベースのビーズ。
  25. 【請求項25】 それから大気中に揮発性の疎水性成分を放出するための、
    持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズを製造するための方法であって: a)少なくとも1つの界面活性分子を用いて、揮発性の疎水性成分を水中に均
    質化することによって、油/水エマルションを製造し; b)前記エマルションと少なくとも1つの水溶性ポリマーを混合し、および所
    望によりその混合物をレオメナイジングさせ;および c)ステップ(b)で製造されたエマルションを、ゲル化剤溶液に滴状で加え
    て、前記水不溶性ビーズを形成する、 ことを含む方法。
  26. 【請求項26】 前記組成物中に存在するポリマーを化学的に架橋するステ
    ップを更に含む請求項25に従う方法。
  27. 【請求項27】 前記ビーズを乾燥するステップを更に含む請求項25に従
    う方法。
  28. 【請求項28】 前記ゲル化剤溶液が、電解質溶液、多価イオン溶液、低p
    H溶液、および高pH溶液からなる群から選ばれる請求項25に従う方法。
  29. 【請求項29】 前記揮発性成分が生物活性材料である請求項25に従う方
    法。
  30. 【請求項30】 前記揮発性成分がフェロモンである請求項25に従う方法
  31. 【請求項31】 前記フェロモンがグランドルーレ、ムスカルーレ、ゴシプ
    ルーレ、およびディスパルーレからなる群から選ばれる請求項30に従う方法。
  32. 【請求項32】 前記揮発性成分が精油である請求項25に従う方法。
  33. 【請求項33】 前記揮発性成分が農薬である請求項25に従う方法。
  34. 【請求項34】 前記揮発性成分が誘因剤である請求項25に従う方法。
  35. 【請求項35】 前記誘引剤が、オイゲノール、ベンジルアルコール、リー
    フアルコール、アルデヒド、およびアセテートからなる群から選ばれる請求項3
    4に従う方法。
  36. 【請求項36】 前記揮発性成分が誘因阻害剤である請求項25に従う方法
  37. 【請求項37】 前記誘因阻害剤が、(Z)−9−テトラデセニル ホルメ
    ート、および(E,E)−10,12−ヘキサデカジエノールからなる群から選
    ばれる請求項36に従う方法。
  38. 【請求項38】 前記揮発性成分が、50重量/重量%(質量/質量%)ま
    での量で存在する請求項25に従う方法。
  39. 【請求項39】 前記揮発性成分が、20重量/重量%(質量/質量%)ま
    での量で存在する請求項25に従う方法。
  40. 【請求項40】 前記界面活性分子がゼラチンである請求項25に従う方法
  41. 【請求項41】 前記タンパク質がタイプBゼラチンである請求項40に従
    う方法。
  42. 【請求項42】 前記ゲル化剤が金属塩水溶液である請求項25に従う方法
  43. 【請求項43】 前記金属塩水溶液が、二価、三価または四価の金属塩を含
    む請求項42に従う方法。
  44. 【請求項44】 前記金属塩溶液が、カルシウム、バリウム、銅およびスズ
    のクロライドおよびアセテートを含む請求項42に従う方法。
  45. 【請求項45】 前記ステップ(b)のエマルションが、前記ゲル化剤にス
    プレーされてミクロン(μm)サイズのビーズを形成する請求項25に従う方法
  46. 【請求項46】 前記ポリマーが多糖である請求項25に従う方法。
  47. 【請求項47】 前記多糖がアルギネートである請求項46に従う方法。
  48. 【請求項48】 前記アルギネートがアルギン酸の水溶性塩である請求項4
    7に従う方法。
  49. 【請求項49】 前記アルギネートが有機塩基の水溶性塩である請求項47
    に従う方法。
  50. 【請求項50】 前記アルギネートが、ナトリウム、カリウム、マグネシウ
    ム、アンモニウム アルギネート、およびアミンからなる群から選ばれる請求項
    47に従う方法。
  51. 【請求項51】 前記アルギネートが、約0.1〜5重量/重量%(質量/
    質量%)の間の量で存在する請求項47に従う方法。
  52. 【請求項52】 前記アルギネートが、約1〜1.5重量/重量%(質量/
    質量%)の間の量で存在する請求項47に従う方法。
JP2000584751A 1998-12-03 1999-12-03 持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズ Pending JP2002530438A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IL12739698A IL127396A0 (en) 1998-12-03 1998-12-03 A sustained-release polysaccharide-protein water insoluble bead and a process for preparing the same
IL127396 1998-12-03
PCT/IL1999/000660 WO2000032043A1 (en) 1998-12-03 1999-12-03 Sustained release polymer-based water insoluble beads

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002530438A true JP2002530438A (ja) 2002-09-17

Family

ID=11072224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000584751A Pending JP2002530438A (ja) 1998-12-03 1999-12-03 持続放出性ポリマーベースの水不溶性ビーズ

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20060051389A1 (ja)
EP (1) EP1135021B1 (ja)
JP (1) JP2002530438A (ja)
AT (1) ATE268545T1 (ja)
AU (1) AU770670B2 (ja)
CA (1) CA2352218A1 (ja)
DE (1) DE69917930T2 (ja)
ES (1) ES2222749T3 (ja)
IL (1) IL127396A0 (ja)
PT (1) PT1135021E (ja)
WO (1) WO2000032043A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273826A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd アルギン酸ナトリウム含有錠剤の製造方法及び該製造方法により得られる錠剤

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10163142A1 (de) 2001-12-20 2003-07-10 Henkel Kgaa Polymere Duftkapseln und ihre Herstellung
EP1691631A4 (en) 2003-11-07 2012-09-05 Us Smokeless Tobacco Co TOBACCO COMPOSITIONS
US8627828B2 (en) 2003-11-07 2014-01-14 U.S. Smokeless Tobacco Company Llc Tobacco compositions
CN101869115A (zh) * 2009-04-23 2010-10-27 迟德富 纳米除虫脲微胶囊制备方法
MX350120B (es) 2010-07-20 2017-08-28 Bayer Ip Gmbh Cebo en gel para combatir insectos rastreros perjudiciales.
CN102380352B (zh) * 2011-09-02 2013-07-10 郑州大学 壳聚糖交联树脂制备中使用的滴加装置及壳聚糖交联树脂的制备方法
CN104094930A (zh) * 2014-07-23 2014-10-15 山东农业大学 蚜虫行为调控缓释剂及其制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5097585A (ja) * 1973-12-28 1975-08-02
JPS614527A (ja) * 1984-06-14 1986-01-10 Nitto Electric Ind Co Ltd 複合コアセルベーション法によるマイクロカプセルの製造方法
JPH0356403A (ja) * 1989-03-27 1991-03-12 Bend Res Inc 有効成分の制御放出ディバイス

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4401456A (en) * 1980-01-09 1983-08-30 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Controlled release of bioactive materials using alginate gel beads
US4400391A (en) * 1980-01-09 1983-08-23 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Controlled release of bioactive materials using alginate gel beads
JPS58121212A (ja) * 1982-01-11 1983-07-19 Nitto Electric Ind Co Ltd 徐放体
GB2129302B (en) * 1982-08-21 1986-04-03 Chemical Discoveries Sa Ground treatment
IL69070A0 (en) * 1983-06-24 1983-10-31 Blank Izhak Pest control composition comprising a pheromone or pheromone inhibitor
US4795642A (en) * 1986-05-01 1989-01-03 Pharmacaps, Inc. Gelatin-encapsulated controlled-release composition
EP0617051A3 (en) * 1987-08-24 1994-11-02 Allied Colloids Ltd Polymer compositions.

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5097585A (ja) * 1973-12-28 1975-08-02
JPS614527A (ja) * 1984-06-14 1986-01-10 Nitto Electric Ind Co Ltd 複合コアセルベーション法によるマイクロカプセルの製造方法
JPH0356403A (ja) * 1989-03-27 1991-03-12 Bend Res Inc 有効成分の制御放出ディバイス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273826A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd アルギン酸ナトリウム含有錠剤の製造方法及び該製造方法により得られる錠剤
WO2006106889A1 (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. アルギン酸ナトリウム含有錠剤の製造方法及び該製造方法により得られる錠剤

Also Published As

Publication number Publication date
ES2222749T3 (es) 2005-02-01
US20060051389A1 (en) 2006-03-09
ATE268545T1 (de) 2004-06-15
CA2352218A1 (en) 2000-06-08
DE69917930T2 (de) 2005-06-23
IL127396A0 (en) 1999-10-28
DE69917930D1 (de) 2004-07-15
AU1582300A (en) 2000-06-19
WO2000032043B1 (en) 2000-09-08
PT1135021E (pt) 2004-10-29
AU770670B2 (en) 2004-02-26
EP1135021B1 (en) 2004-06-09
EP1135021A1 (en) 2001-09-26
WO2000032043A1 (en) 2000-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6375968B1 (en) Encapsulated active material immobilized in hydrogel microbeads
US6562361B2 (en) Pheromone immobilized in stable hydrogel microbeads
AU775877B2 (en) Active material within hydrogel microbeads
AU776909B2 (en) Hydrogel microbeads having a secondary layer
US20060051389A1 (en) Sustained release polymer-based water insoluble beads
JP2522506B2 (ja) ダニ駆除剤の組成及びハダニ個体数の抑制方法
AU2002340552A1 (en) Active material immobilized in stable hydrogel microbeads
JP2001519807A (ja) 生物的に活性な成分を含有する接着性マイクロカプセル
KR900006515B1 (ko) 에토프로포스의 마이크로캡슐제
US20190335749A1 (en) Adjustable Release Pesticide Tablet Formulations
Şanlı et al. Controlled release formulations of carbaryl based on copper alginate, barium alginate, and alginic acid beads
US6103793A (en) Composition and process for retarding drift and promoting deposition in a spraying operation
US4206197A (en) Chemical encapsulation and distribution
JPS63225301A (ja) 農薬製剤の製造方法
JPH02288813A (ja) クロルピリホス含有マイクロカプセルの水懸濁液
JPS6123682A (ja) 土壌被覆組成物
MXPA99009066A (en) Adherent microcapsules containing biologically active ingredients
JPS604111A (ja) 徐放性フエロモン組成物およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101019