JPS63264179A - 穀粒選別機における制御装置 - Google Patents

穀粒選別機における制御装置

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JPS63264179A
JPS63264179A JP9667087A JP9667087A JPS63264179A JP S63264179 A JPS63264179 A JP S63264179A JP 9667087 A JP9667087 A JP 9667087A JP 9667087 A JP9667087 A JP 9667087A JP S63264179 A JPS63264179 A JP S63264179A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、籾を説稈機構で脱稈し、次いで脱稈後の摺落
米から玄米のみを選別して取り出すようにした籾摺選別
機における、穀粒の選別制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
説稈後の摺落米から玄米を選別するには、揺動式の選別
機構を使用しているのが多かったが、この揺動式の選別
機構は、大型であり振動及び騒音が大きい等の欠点を有
することから、最近では、内周面に多数個の凹所を形成
した横向きの回転式の選別胴内に玄米受樋を設けて成る
回転式選別機構を使用することが行なわれている。
そして、この回転式選別機構は、選別胴内における供給
側に供給した摺落米(籾と玄米の混合物)が、選別胴の
回転によって成る高さまで掻き上げられたのち底面に落
下する流動を繰り返し、流動層を形成しながら排出側に
移動する途次において、摺落米のうち玄米は凹所に嵌ま
った状態で高い位置まで持ち上げられたのち落下し、摺
落米のうち籾は凹所に嵌まっても前記玄米よりも低い高
さ位置から落下する運動を行うことを利用して、高い位
置から落下する玄米を玄米受樋に受けて取り出すもので
あるが、この場合、選別胴によって持ち上げられる玄米
及び籾の高さは、これらの粒径が大きいときには低く、
粒径が小さいときには高くなり、また、これらの水分が
少ないときには低く、水分が多いときには高くなる傾向
を呈するものであるから、選別胴の回転速度を一定にし
ておくと、玄米受樋に入る玄米量が少なくなって玄米の
選別能力が低下したり、玄米受樋に入る籾の量が多くな
って玄米の選別精度が低下したりすることになる。
そこで先行技術としての特開昭59−222281号公
報は、前記玄米受樋における後ろ側板に、当該玄米受樋
内への玄米の飛び状態を検出する穀粒感知センサーを設
け、この穀粒感知センサーの出力に応じて前記回転選別
胴の回転速度を増減制御することを提案している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この回転式選別機構において、その選別精度を
高い状態に維持するためには、当該回転式選別機構にお
ける回転選別胴内には、一定量の摺落米が必要である。
すなわち、選別胴内における摺落米の量(以下胴内量と
いう)が少ない場合、つまり摺落米の流動層の厚さが薄
い場合には、籾が選別胴の回転によって踊り上がる現象
が発生することにより、玄米受樋に入る籾の数が増大す
ることになるから、玄米の選別精度が低下する。
しかるに、前記先行技術の制御は、選別胴内における摺
落米の量(胴内量)とは無関係に、選別胴の回転速度を
、当該選別胴の回転によって掻き上げた玄米が、玄米受
樋内における穀粒感知センサーに当たるように制御する
ものであって、胴内量が脱稈選別作業の開始時のように
極めて少ないときには、玄米が穀粒感知センサーに当た
るべく選別胴の回転速度を増速することになるので、選
別胴内における摺落米の踊り上がり現象は益々盛んにな
って、選別精度が極端に低下するのであった。
本発明は、この問題、つまり玄米の選別精度が、選別胴
内における摺落米の量が少ないときに低下するのを防止
することを目的とするものである。
〔問題を解決するための手段〕
この目的を達成するために本発明は、説稈機構と、内周
面に多数個の凹所を形成した横向きの回転式の選別胴内
に玄米受樋を設けた回転式選別機構とを備え、前記選別
胴の回転速度を増減する変速手段を備えて成る籾摺選別
機において、選別胴内に、当該選別胴内における摺落米
の量を検出するための胴内量センサーを設ける一方、選
別胴内の玄米受樋における左右両側板のうち選別胴内に
おける摺落米の掻き上げ側と反対側に位置する後ろ側板
には、飛行して来る穀粒を感知する複数個の穀粒感知セ
ンサーを上下方向に設け、該穀粒感知センサーに関連さ
せた穀粒感知レベル設定器にて目標レベルを設定し、前
記選別胴内における摺落米の量の多少に応じて前記目標
レベルを変更し、この変更した目標レベルに前記飛行し
て来る穀粒が多く当たるように、選別胴の回転速度を増
減制御し、前記選別胴内における摺落米の量が極めて少
ないときには選別胴の回転速度を減速制御するようにし
た手段を設けた構成にしたものである。
〔発明の作用・効果〕
このように、選別胴内の玄米受樋における左右両側板の
うち選別胴内における摺落米の掻き上げ側と反対側に位
置する後ろ側板には、飛行して来る穀粒を感知する複数
個の穀粒感知センサーを上下方向に適宜間隔で設け、該
穀粒感知センサーに関連させた穀粒感知レベル設定器に
て目標レベルを設定するように構成すると、選別胴内に
供給される穀粒が米の場合と麦の場合等、選別すべき穀
粒の種類に応じて玄米受樋に飛び入る穀粒の量、即ち選
別される穀粒の量が最適値になるように目標レベルを任
意に変更させることができる。
そして、選別胴内における摺落米の量(胴内量)に応じ
て前記目標レベルを自動的に変更する。
目標レベルを自動的に変更する度合は、制御手段におけ
るプログラムに従って対応でき、また穀粒の種類によっ
ても目標レベルの変更度合を変更することができる。
例えば、選別すべき穀粒が玄米の場合で、胴内量が多い
ときには、選別胴の回転によって玄米受樋内に飛び入る
穀粒が、各穀粒感知センサーのうち上部側等、前記目標
レベルに対応する位置の穀粒感知センサーに多く当たる
ように、選別胴の回転数を変速手段を介して増減制御す
るのである。
このように、胴内量の多少に応じて、玄米受樋に入る玄
米等の選別すべき穀粒の量を多くすることができる。
一方、胴内量が極端に少ないときには、籾の踊り上がり
現象により玄米受樋に玄米と一緒に籾が入るというよう
に、選別制御が不確実または不能の状態である。
従って、選別胴内における摺落米の量が極めて少ないと
きに選別胴の回転速度を減速制御するようにした手段を
、制御の初期においては穀粒感知センサーによる感知に
関係なく一定の低速度になるように選別胴の回転数を制
御する手段と、一度選別胴内の摺落米の量が一定以上あ
ると判断した後に極めて少ない状態になったときには前
記目標レベルを小さい側に変更する手段とにより構成し
たものである。
このように構成すると、作業開始時のように制御の初期
の状態では、目標レベルの設定如何に拘わらず、取敢え
ず、穀粒感知センサーによる判別を待つことなく、選別
胴の回転数を極めて低速度に減速させることにより、穀
粒が玄米受樋に入らないようにし、もって選別胴内に適
宜量の摺落米が速やかに溜るようにして、正常な選別作
業に入るまでの時間を短縮し、選別作業の能率化も図る
ことができるのである。
また、胴内量が一定以上溜って一旦選別制御が開始され
た後に、再度この胴内量が極めて少なくなったとき(後
述のd1ゾーン以下)に選別胴の回転数を極端に減少さ
せることは、制御のやり直しになり、正常状態までの移
行時間が長く掛り過ぎ、得策でないから、穀粒感知セン
サーによる目標レベルの低下(小さい側)方向への変更
により、選別制御を続行するのである。
従って、本発明によると、選別胴内における摺落米の量
の変動が通常の範囲内で変動する場合には、玄米受樋へ
の取り込み量が最適となるように、目標レベルを自動変
更すると共にその目標レベルに合うように選別胴の回転
速度を増減制御できるものでありながら、選別制御の初
期の胴内量が極端に少ない場合には、一旦選別胴の回転
速度を落とし選別胴内に摺落米を速やかに溜めて正常な
選別作業に迅速に入ることができるのである。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面について説明すると、籾tM
iI別機は、横に長い箱型の風選装置1、該風選装置l
の左上面に載置した説稈機構2、及び前記風選装置1の
右上面に載置した回転式選別機構3によって全体が構成
されている。
前記説稈機構2は、籾供給ホッパー5付きケース4と、
該ケース4内に設けられた左右一対の脱稈ロール6とを
備えている。
前記風選装置1は、大気を吸引する圧風ファン7と、排
塵ファン8と、該両ファン7.8の間に設けた摺落米用
風選部9及び玄米用風選部lOとから成り、その摺落米
風選部9は、前記脱稈機構2の略直下に位置して脱性後
の摺落米から籾殻を風選別するもので、この風選によっ
て籾殻を除いた摺落米は、a旋コンベヤ12付き摺落米
樋11からパケットコンベヤ13にて前記回転式選別機
構3に送られる。また、前記玄米用風選部10は、前記
回転式選別機構3で選別された玄米を更に仕上げ風選別
するもので、風選後の仕上げ玄米は、螺旋コンベヤ15
付き玄米樋14からパケットコンベヤ16にて、機外に
取り出される。
一方、前記回転式選別機構3は、箱型ケース17内に上
下二段に横設した回転式の選別胴18を備え、該両選別
胴18は、前記箱型ケース17の内面から突出する左右
一対のローラ19,19にて各々回転自在に支持され、
且つ、これらローラ19.19を、前記風選装置1に設
けたモータ40から変速手段41を介して、第2図に矢
印Aで示す方向に回転駆動されている。
変速手段41は、第3図及び第4図に示すように、モー
タ41の駆動軸に固着したプーリ42と、ローラ19.
19の軸19aに設けた割すプーリ43.43との間に
巻掛けするベルト44.44と、これらのベルl−44
,44を押圧する押さえローラ45,45を駆動するア
クチェータ46゜46とから成り、前記各割すプーリ4
3は、軸19aに位置固定的に固着した固定円錐車43
aに対面し且つばね47カに抗して軸19aに沿って摺
動自在な可動円錐車43bとから成り、前記アクチェー
タ46により押圧する押さえローラ45の押圧力が大き
いと、可動円錐車43bがばね47カに抗して固定円錐
車43aより離れるように後退するから、ベルト44の
割すプーリ43に対する巻掛は直径が少なくなり、各ロ
ーラ19の回転数が増大する。このアクチェータ46の
駆動制御は後述の制御装置50による。
前記両選別胴18は、前記脱性機構2より遠い−を部を
供給側18aに、税稈機構2に近い他端部を排出側18
bに各々形成され、且つ、その各々の内面には、玄米が
嵌まる程度の大きさの凹所21が多数個凹み形成されて
いる。
更に、前記両選別胴18内には、螺旋コンベヤ23付き
玄米受樋22が、その両端を前記箱型ケース17に支持
して各々設けられていると共に、該玄米受樋22の左側
、つまり選別胴18内における摺落米の掻き上げ側の部
位に螺旋コンベヤ25付き摺落米受樋24が各々並設さ
れている。なお、これら谷樋22.24における螺旋コ
ンベヤ23.25は、回転速度可変式のモータ20によ
って同時に回転駆動される。
前記パケットコンベヤ13から送られて来る摺落米は、
シュート26を介して前記両摺落米受樋24に略等しい
量づつ入り、該両摺落米受樋24によって送られたのち
その終端の供給口24aから、両選別胴18内における
供給側18aに供給される一方、前記両選別胴18にお
ける玄米受樋22内に入った玄米は、シュート27に合
流したのち前記玄米用風選部lOに流下するように構成
されている。
また、前記両選別胴18の排出側18bには、その内面
に複数枚の籾種き揚げ羽根28を設けると共に、前記説
稈機構2における籾供給ホンパー5との間に、籾還元シ
ュート29を装架して、前記籾種き揚げ羽根28によっ
て掻き揚げた籾を籾供給ホッパー5に還流するように構
成する。
前記両選別胴18内の好ましくは供給側18aには、当
該選別胴18内における摺落米の量を検出するためのセ
ンサー板30が回動自在に各々設けられ、このセンサー
板30には、当該センサー板30の回動角度によって選
別胴18内における摺落米の流動の厚さ、つまり選別胴
18内における摺落米の量を検出するための胴内量セン
サー31が連結されている。
なお、前記両選別胴18内の玄米受樋22における左右
両側板のうち左側、つまり、選別胴18内における摺落
米の掻き上げ側に位置する前側板22aの上端には、仕
上関節板32が、選別胴18の円周方向に自在に揺動回
動するように軸33を介して取付けられ、この両仕上調
節板32は、各々アクチェータ34にて回動するように
構成されている。
一方、前記玄米受樋22における左右両側板のうち左側
、つまり、選別胴18内における摺落米の掻き上げ側と
は反対側に位置する後ろ側板22bは、選別胴18の内
面に接近するように延び、該後ろ側板22bの上面には
、複数個(実施例では5個)の穀粒感知センサーSEI
、SE2.SE3.SR4,SR5を、上下方向に適宜
ピッチPの間隔で設ける。
この各穀粒感知センサーSEI、SE2.SR3、SR
4,SR5は、例えば圧電素子にて構成され、且つ、こ
れら、各穀粒感知センサーSE 1゜SR2,SR3,
SR4,SR5、及び前記センサー板30は、選別胴1
8における供給側18aの部位に配設されている。
そして、図中符号50は、前記胴内量センサー31、各
穀粒感知センサーSE1.SE2.SR3、SR4,S
R5及び穀粒感知レベル設定器57からの信号を入力と
して、前記選別胴18に対する変速手段41のアクチェ
ータ46の進退量、延いては両選別胴18の回転速度、
又は必要に応じで前記仕上調節板32の回動角度を制御
するためのマイクロコンピュータの制御装置である。
該制御装置50は、中央制御回路51とROM(読み出
し専用メモリ)52とRAM (ランダムアクセスメモ
リ)53とインターフェース54から成る。前記各選別
胴18ごとの穀粒感知センサーSE1.SE2.SE3
.SR4,SR5のセットは入力マルチプレクサ55か
らAD変換M56を経てインターフェース54に接続し
、作業者が前記穀粒感知センサーのどのレベルに穀粒(
玄米)を多く当てるかを最初に設定する穀粒感知レベル
設定器57もインターフェース54に接続する。
前記胴内借センサー31は演算増幅回路、いわゆるoP
アンプ58からAD変換器59を経てインターフェース
54に接続する。胴内量センサー31による選別胴1B
のty落米のMkQの検出結果は、後述のようにサンプ
リングされ量子化されて所定ゾーンであるか否かの判別
を経る。
また、前記アクチェータ46はDA変換器60を介して
インターフェース54に接続するものである。
しかして、籾のa作選別作業に際して、脱枠機構2にお
ける籾供給ホンパー5に籾を供給すると、籾供給ホッパ
ー5内の籾は、脱稈ロール6間に流下して脱枠され、脱
枠後の摺落米は、その直下の摺落米風選部9において籾
殻が除かれたのち、バケットコンベヤ13、シュート2
6及び摺落米受樋24を介して両選別胴18内における
供給側18aに供給される。
このようにして両選別胴18内における供給側18aに
供給された摺落米は、選別胴18の回転により成る高さ
まで掻き上げられたのち底面に落下する流動を繰り返す
流動層を成形した状態で、排出側18bに向って移送さ
れる。この流動移送の途次において摺落米中の玄米は、
凹所21に嵌まった状態で比較的高い位置まで持ち上げ
て落下し、摺落米のうち籾は前記玄米よりも低い位置よ
り落下する運動を行うことにより、玄米受樋22には玄
米のみが、摺落米受樋24には玄米と籾とが入ることに
なる。
玄米受樋22に入った玄米は、シュート27に合流した
のち前記玄米用風選部lOに流下し、ここで小米が除か
れるように仕上げ選別されたのち、バケットコンベヤ1
6にて機外に取り出される。
一方、摺落米受樋24に入った玄米及び籾は、摺落米風
選部9からの摺落米と共に、両選別胴18内に戻って再
び選別が行なわれる。
また、両選別胴18内をその排出側18bに向って流動
しながら移動する摺落米は、玄米が玄米受樋22に入る
ように除かれることにより、排出側18bに近付くにつ
れて殆ど籾のみとなり、前記籾種き揚げ羽根28によっ
て掻き揚げられたのち籾還元シェード29を介して脱稈
機構2における籾供給ホッパー5に還流して再度の脱枠
作用が行なわれるのである。
そして、こf?JBl!稈選別作業に際して、前記両ア
クチェータ46の出没量、延いては両選別胴18の回転
速度は、前記胴内量センサ−31及び各穀粒感知センサ
ー5(1)、  5(2)、  5(2)、 5(4)
からの信号を入力として第6図に示すフローチャートの
もとに各々制御される。
これを詳しく説明するに際して、先づ 前記入力マルチ
プレクサ55では穀粒感知センサーSE1、SR2,S
R3,SR4,SR5に穀粒が−定時間当たりに当たる
量を電気信号として検出するいわゆるサンプリングと複
数の穀粒感知センサーのうち、いずれのセンサーに穀粒
が最も多く当たるかを判別するものであり、そしてAD
変換器56にて前記判別結果を量子化(レベル化)し、
後の制御の判断基準の際の目標レベルに用いる。
穀粒感知レベル設定器57は、選別すべき対象である穀
粒の種類、例えば米と麦との相違に応じて、作業者が初
期値として設定するものであり、穀粒が多く当たる穀粒
感知センサーの箇所に対応させた目標レベルとして設定
する。従って、目標レベルや前述の穀粒感知センサーに
より検出された結果の量子化された値としてのレベルは
、穀粒感知センサーの個数と一致するものではなく、例
えば、5個の穀粒感知センサーにより検出される範囲を
10のレベルに区分するというように中央制御回路51
でのプログラミングやデジタル解析に通するように数値
化したものと解されたい。
スタートに続くステップ1において、以下の制御を実行
するため、まずフラッグz−0にする。
このフラッグZは、後述の制御中、分岐の判断に使用さ
れるものであり、フラッグZは、一度胴内iQが一定以
上(例えば後述のd2ヅーン以上)あり、穀粒感知セン
サーによる選別制御が行われると1となり、それ以外の
ときには0となる。
ステップS2において、穀粒感知レベル設定器57にて
作業者が目標レベル(S S N)を設定する。例えば
このSSN値を全レベル10の略半分である5または、
4,5若しくは3.5等の目盛に合せる。
他方、前記胴内量センサー31はインターフェース54
に接続する。胴内量センサー31による選別胴18の摺
落米の量Qの検出結果は、演算増幅回路、いわゆるOP
アンプ58からAD変換器59を経てサンプリングされ
量子化されて所定ゾーンであるか否かの判別を経る。
すなわち、選別胴18内における摺落米の量を少ない側
から多い側に適宜に、Ql、Q2.Q3゜Q4を設定し
、現実の摺落米の量(胴内Wk> Qが0からQl迄の
範囲、つまり0≦Q<Qlのときをdiゾーン、Ql≦
Q<Q2の範囲をd2ゾーン、Q2≦Q<Q3の範囲を
d3ゾーン、Q3≦Q<Q4の範囲をd4ゾーンという
ように4つゾーンに区分する。
そして、ステップS3にて選別胴18内における胴内1
iQを読み込み、図示しないサブルーチンにおいて胴内
量Q;frQ1.Q2.Q3と各々比較することにより
、゛胴内量がd1ゾーンからd4ゾーン迄のいずれに属
するかを判定する。
次にステップ4にて胴内iQがdiゾーン以下であるか
否かの判断を実行し、yesのときには可成り少ない状
態である。
この胴内量が可なり少ない状態の選別胴の回転数制御は
2通りある。前述のフラッグZ−0のときには、未だ一
度も穀粒感知センサーによる制御が行われていないこと
を示しくいわゆる作業が開始されたばかりの初期で制御
がほぼスタートしたばかりの時期である)。
このときには、ステップ5におけるフラッグZ=1であ
るか否かの判断はnoとなり、胴内量が可なり少ないこ
とがら穀粒感知センサーによる判別を待つことなく、ス
テップ6にてアクチェータ46の突出量をblとし、こ
のblの値を大きくして選別胴18の回転数を最小にす
る命令を適宜時間だけ実行し、■にて元に戻す。この命
令の実行により、当該選別胴18内に摺落米を溜め込む
ことができる。
ステップ5にてフラッグZ=1である、即ちyesのと
きには、一度は(おそらく直前まで)穀粒感知センサー
による制御が行われていたのであるから、上述のように
センサーの回転数を一気に低下させてしまうのは得策で
ないから、前記複数の穀粒感知センサーのうち側板22
bの低い位置にあるセンサーに穀粒が多く当たるように
、ステップ7にて前記目標レベルであるSSNの値を大
きくずらせる。このとき5SN=SSN−a lとし、
例えばこのal=1.5の値とする。
前記 ステップ4にて胴内壁がdiミゾ−以上即ちno
のときには、ステップ8にてフラッグZ=1にし、つい
でステップ9にて胴内IQがd2ゾーン以下であるか否
かの判断を実行し、yesのときには、胴内量Qがd1
ゾーンより大きく、d2ゾーンの範囲に入っていること
になり、このときはステップ10にて前記目標レベルで
あるSSNの値を中程度だけずらせる。このとき5SN
=SSN−a 2とし、例えばこのa2=1.0の値と
する。
前記ステップ9にてnoのとき、つまり胴内量Qがd2
ゾーンより大きい範囲であるときには、ステップ11に
てさらにd3ゾーン以下であるか否かの判定を実行する
そして、yesのときには、胴内NQがd2ゾーンより
大きく且つd3ゾーンの範囲に入っていることになり、
このときはステップ12にて前記目標レベルであるSS
Nの値を小程度だけずらせる。このとき5SN=SSN
−a 3とし、例えばこのa3=0.5の値とする。
反対にステップ11にてnoのときには、胴内IQがd
3ゾーンより大きい範囲であるd4ゾーンであるから、
目標レベルは前記最初に設定したSSN値に保持する。
このように、選別胴18の回転により持ち上がって玄米
受樋22の側122bに向かって飛び込んで来る穀粒が
前記複数の穀粒感知センサーのうち何れに最も多く感知
されるかの基準である目標レベルSSNを、胴内i1Q
の多少に応じて変更することにより、後の選別胴18の
回転速度の増速、減速の制御の比率も変わることになる
前記のごとく目標レベルの設定、変更の制御が終わると
■からステップ13にて、実際に選別胴18の回転によ
り持ち上がって玄米受樋22の側板22bに向かって飛
び込んで来る穀粒が前記複数の穀粒感知センサーのうち
何れに最も多く感知されいるかを検出し、その検出レベ
ル値SNを読み込む。
ステップ14では、前記検出レベル値SNが所定の出力
値以下であるか否かを判定し、出力値がない場合、つま
りnoのときには、選別胴18内に溜っている胴内量Q
が極めて少ないため、玄米受樋22内に取り込むべき玄
米の量が非常に少ないことを意味するのであるから、ス
テップ15にてアクチェータ46の突出量をb2にする
。これにより選別胴18の回転数を大きく減速させ、選
別胴18内に摺落米が所定量だけ溜るようにする。
なお、このステップ15の命令を実行することは、極端
な異常状態か制御が初期の段階であるから、ステップ1
8にてフラッグz=0とする。
前記ステップ14にて検出レベル値SNが所定の出力値
以上あるときはyesとなり、ステップ16にて該検出
レベル値SNと前記目標レベルSSNとを比較する。
そしてSSN#SNの状態であると判別するときには、
yesで、アクチェータ46の突出量は現状維持して、
選別胴18の回転数も現状保持し、■で元のステップ1
に返る。
SSNSSNの状態でなく一定の差があるときには、n
oとなり、ステップ17にて、5SN−3Nの値に応じ
て、(S S N −S N) xαの値に基づき、ア
クチェータ46の出没量を決定し、もって選別胴18の
回転数を増速または減速制御するのである。
このルーチンを通る制御を適宜時間の間隔で行うことに
より、選別胴18内における摺落米の量が多いときには
、選別胴18の回転によって玄米骨tjl122内に入
る玄米が、各穀粒感知センサーSEl、SE2.SE3
.SE4.SE5のうち上部寄りに位置する穀粒感知セ
ンサーに多く当たるように、目標レベルが設定された状
態で、選別胴18の回転速度が増速制御される一方、選
別胴18内における摺落米の量が少ないときには、選別
胴18の回転によって玄米受樋22内に入る玄米が、各
穀粒感知センサーSEI、SE2.SE3゜SE4.S
E5のうち下部寄りに位置する穀粒感知センサーに多く
当たるように、目標レベルが設定された状態で、選別胴
18の回転速度が減速制御することができるのである。
なお、前記選別胴18の変速制御においては、変速手段
41におけるアクチェータ46による変速制御ばかりで
なく、割すプーリ43の一方の可動プーリの軸線方向の
進退動をパルスモータ等により実行すると、デジタル信
号であっても変速制御をきめ細かく行うことができる。
また、モータ40を可変速度制御モータに構成して、直
接該モータの回転数を増減するように制御しても良い。
また、選別胴18の増速制御に加えて仕上調節板32を
第2図に一点鎖線で示すように下向き回動し、反対に選
別胴18の減速制御に加えて、仕上調節板32を第3図
に二点鎖線で示すように上向きに回動するようにすれば
、選別胴18内における摺落米量が多い場合において玄
米受樋22に入る玄米の量をより多くすることができる
一方、選別胴内における摺落米量が少ない場合において
玄米受樋22に籾が入ることをより低減することができ
るのであり、また、前記各穀粒感知センサーの数は、前
記実施例の5個に限らないことは言うまでもなく、上下
方向に並ぶ穀粒感知センサーSEI、SE2.SE3.
SE4.SE5を側板22b上面において左右千鳥状に
配設すれば、各穀粒感知センサー間のおけるピッチPを
狭くした状態のもとで、穀粒感知センサーの数を多くす
ることができるのである。
さらに、第5図に示すごとく穀粒感知センサーSE1.
SE2.SE3.SE4.SE5・・・・を、傾斜角度
の緩い側板22b上面に配設するのではなく、ブラケッ
ト62を介して略垂直に近くに立てた支持板61の上面
に穀粒感知センサーを上下に配設することにより、上寄
りの位置に当たった穀粒が跳ね返って再度下位置の穀粒
感知センサーに当たるという、いわゆる二度検出の誤差
を生じさせないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は籾摺選別機の縦断正面図、第2図は本発明によ
る実施例制御装置の制御回路図を含めて示す第1図のn
−u視拡大断面図、第3図は変速手段の平面図、第4図
は側面図、第5図は穀粒感知センサーの配設の他の実施
例を示す側面図、第6図は制御のフローシートを示す図
である。 1・・・・風選装置、2・・・・a秤機構、3・・・・
回転式選別機構、18・・・・選別胴、20・・・・モ
ータ、21・・・・凹所、22・・・・玄米受樋、22
b・・・・玄米受樋の後ろ側板、30・・・・センサー
板、31・・・・胴内量センサー、32・・・・仕上調
節板、40・・・・モータ、41・・・・変速手段、4
2・・・・プーリ、43・・・・割すプーリ、44・・
・・ベルト、45・・・・押えローラ、46・・・・ア
クチェータ、SEI、SE2.SE3.SE4.SE、
5・・・・穀粒感知センサー、50・・・・制御装置、
51・・・・中央制御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、脱■機構と、内周面に多数個の凹所を形成した
    横向きの回転式の選別胴内に玄米受樋を設けた回転式選
    別機構とを備え、前記選別胴の回転速度を増減する変速
    手段を備えて成る籾摺選別機において、選別胴内に、当
    該選別胴内における摺落米の量を検出するための胴内量
    センサーを設ける一方、選別胴内の玄米受樋における左
    右両側板のうち選別胴内における摺落米の掻き上げ側と
    反対側に位置する後ろ側板には、飛行して来る穀粒を感
    知する複数個の穀粒感知センサーを上下方向に設け、該
    穀粒感知センサーに関連させた穀粒感知レベル設定器に
    て目標レベルを設定し、前記選別胴内における摺落米の
    量の多少に応じて前記目標レベルを変更し、この変更し
    た目標レベルに前記飛行して来る穀粒が多く当たるよう
    に、選別胴の回転速度を増減制御し、前記選別胴内にお
    ける摺落米の量が極めて少ないときには選別胴の回転速
    度を減速制御するようにした手段を設けたことを特徴と
    する穀粒選別機における制御装置。
  2. (2)、選別胴内における摺落米の量が極めて少ないと
    きに選別胴の回転速度を減速制御するようにした手段を
    、制御の初期においては穀粒感知センサーによる感知に
    関係なく一定の低速度になるように選別胴の回転数を制
    御する手段と、一度選別胴内の摺落米の量が一定以上あ
    ると判断した後に極めて少ない状態になったときには前
    記目標レベルを小さい側に変更する手段とにより構成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の穀粒選
    別機における制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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