JPS6323782A

JPS6323782A - 籾摺選別機における制御装置

Info

Publication number: JPS6323782A
Application number: JP16715786A
Authority: JP
Inventors: 神山　英機
Original assignee: Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Current assignee: Yanmar Co Ltd
Priority date: 1986-07-16
Filing date: 1986-07-16
Publication date: 1988-02-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、籾を脱■機構で脱■し、次いで脱珪後の摺落
米から玄米のみを選別して取り出すようにした籾摺選別
機において、その制御装置に関するものである。

〔従来の技術〕

脱珪後の摺落米から玄米を選別するには、揺ＵＪ式の選
別機構を使用しているのが多かったが、この揺動式の選
別機構は、大型であり振動及び騒音が大きい等の欠点を
することから、最近では、内周面に多数個の凹所を形成
した横向きの回転選別胴内に玄米受樋を設けて成る回転
式選別機構を使用することが、例えば特開昭５９−２２
２２８１号公報等によって提案されている。

そして、この回転式選別機構は、回転選別川内における
供給側に供給した摺落米（籾と玄米の混合物）が、回転
選別胴の回転によって成る高さまで掻き上げられたのち
底面に落下する流動を繰り返し、流動層を形成しながら
排出側に移動する途次において、摺落米のうち玄米は凹
所に嵌ま゛った状態で晶い位置まで持ら上げられたのち
落下し、１Ｍ落米のうち籾は凹所に嵌まっても前記玄米
よりも低い高さ位置から落下する運動を行うことを利用
して、高い位置から落下する玄米を玄米受樋に受けて取
り出すものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、この回転式選別機構において、その回転選別胴
内における籾が当該回転選別胴の回転によって持ち上げ
られる高さは、当該籾と回転選別胴内面との摩（察係数
に比例し、この摩擦係数は、籾に含まれる水の比率つま
り水分に比例するもので、水分が多い籾の場合には、回
転選別胴の回転によって持ち上げる高さが高くなって、
玄米と共に玄米受樋に入る籾の数が多（なるから、玄米
の選別精度が低下するのであった。

本発明は、この問題を解消できる制御装置を提供するこ
とを目的とするものである。

〔問題を解決するだめの手段〕

この目的を達成するために本発明は、脱■機構と、内周
面に多数個の凹所を形成した横向きの回転選別胴内に玄
米受樋を設けた回転式選別機構とから成る籾摺選別機に
おいて、前記回転式選別機構の玄米受樋における左右側
板のうち回転選別胴内における摺落米の掻き上げ側の側
板の上端に、回転選別胴の円周方向に回動自在に構成し
た仕上調節板を設ける一方、前記脱■機構又は回転選別
胴には、籾に含まれる水分を検出するための水分センサ
ーを設け、該水分センサーと前記仕切調節板とを、籾の
水分が高いとき仕切調節板が回転選別胴の回転方向と同
じ方向に回動するように関連した構成にしたものである
。

〔発明の作用・効果〕

このように構成すると、回転式選別機構における回転選
別胴内に供給される摺落米における籾の水分が多い場合
において、当該籾が回転選別胴の回転によって高い位置
まで持ち上げられても、玄米受樋に設けた仕切調節板は
、籾における水分が多いことに関連して、回転選別胴の
回転方向と同じ方向に回動し前記玄米受樋における開口
面積を自動的に狭めていることにより、玄米受樋に玄米
と共に入る籾の数を低減することができる。

従って、本発明によると、水分の多い籾の脱■選別に際
して、玄米の選別精度が低下することを自動的に防止で
きるから、玄米の選別性能を、籾に含まれる水分に拘わ
らず高い状態に自動的に維持することができる効果を奏
する。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面について説明すると、籾摺選
別機は、横に長い箱型の風選装置ｌ、該風選装置１の左
上面に載置した脱■機構２、及び前記風選機構ｌの右上
面に載置した回転式選別機構３によって全体が構成され
ている。

前記脱■機構２は、籾供給ホンパー５付きケース４と、
該ケース４内に設は左右一対の脱■ロール６．７と、該
両脱■ロール６．７と前記籾供給ホッパー５との間に設
けた手動開閉式のシャッター８と、籾供給量調節弁９と
、リードロー、ルｌＯとを備えており、前記両脱■ロー
ル６．７は、モータ１１にて回転駆動され、そのうち一
方の脱■ロール６は、位置固定式であるが、他方の脱■
［１−ルアは、アクチェータ１２にて駆動される間隔調
節機構１３によって前記一方の脱■ロール６に対して接
近又は離れ移動するように構成され、また、前記籾供給
量調節弁９もアクチェータ１４にて回動操作するように
構成されている。

前記風選装置１は、大気を吸引する圧風ファン１５と、
排塵ファン１６と、該両ファン１５，１６の間に設けた
摺落米川風還部１７及び玄米用風選部１８とから成り、
その摺落米風選部１７は、前記脱■機構２の略直下に位
置して脱■後の摺落米から籾殻を風選別するもので、こ
の風選によって籾殻を除いた摺落米は、！ｌ！！旋コン
ヘヤ２０付き摺落米樋１９からバケットコンベヤ２１に
て前記回転式選別機構３に送られる。また、前記玄米用
風選部１８は、前記回転式選別機構３で選別された玄米
を更に仕上げ風選別するもので、風選後の仕上げ玄米は
、螺旋コンベヤ２３付き玄米ｊＡ２２からバケソトコン
ペ−１−２４にて、機外に取り出される。なお、前記両
ファン１５．１６及び各螺旋コンベヤ２０．２３並びに
両バケットコンベヤ２１．２４は、モータ２５にて駆動
されている。

一方前記回転式選別機構３は、箱型ケース２６内に上下
二段に横設した回転選別胴２７を備え、該再回転選別胴
２７は、前記箱型ケース２６の内面から突出する左右一
対のローラ２８，２８にて各々回転自在に支持され、且
つ、これらローラ２８．２８を、前記風選装置１に設け
た回転速度可変式モーフ２９にて、第３図に矢印Ａで示
す方向に回転駆動されている。

この再回転選別胴２７は、前記脱■機構２より遠い一端
部を供給側２７ａに、脱■機構２に近い他端部を排出側
２７ｂに各々形成され、且つ、その各々の内面には、玄
米が嵌まる程度の大きさの凹所３０が多数個凹み形成さ
れている。

更に、前記再回転選別胴２７内には、螺旋コンベヤ３２
付き玄米受樋３１が、その両端を前記箱型ケース２６に
支持して各々設けられていると共に、該玄米受樋３１の
左側、つまり回転選別胴２７内における摺落米の掻き上
げ側の部位に１！！ｌｉ！旋コンベヤ３４付き摺落米受
樋３３が各々並設されている。なお、これら谷樋３１．
３３における螺旋コンベヤ３２．３４は、前記再回転選
別胴２７に対するモーフ２９によって同時に回転駆動さ
れる。

前記バケソトコンヘヤ２１から送られる来るＩｇ落米は
、シュート３５を介して前記両摺落米受樋３３に略等し
い量づつ入り、該両摺落米受樋３３によって送られたの
ちその終端の供給口３３ａから、両回ｉ云９選別胴２７
内における供給側２７ａに供給される一方、前記再回転
選別胴２７における玄米受樋３１内に入った玄米は、シ
ュート３６に合流したのち前記玄米用風選部１８に流下
するように構成されている。

また、前記再回転選別胴２７の排出１１２７　ｂには、
その内面に複数枚の籾播き揚げ羽根３７を設けると共に
、前記脱作機構２における籾供給ホンパー５との間に、
籾シュート３８を装架して、前記籾種き揚げ羽根３７に
よって掻き揚げた籾を籾供給ホンパー５に還流するよう
に構成する。なお、前記再回転選別胴２７内には、当該
回転選別胴２７内における摺落米の量を検出するための
センサー板３９が回動自在に各々設けられている。

更に、前記再回転選別胴２７内の玄米受樋３１における
左右両側板のうち左側、つまり、回転選別胴２７内にお
ける摺落米の掻き上げ側の側板３１ａの上端には、仕上
調節板４０が、回転選別胴２７の円周方向に自在に揺動
回動するように軸４１を介して取付けられ、この両仕上
調節板４０は、各々アクチェータ４２にて回動するよう
に構成されており、また、前記脱■機構２における籾供
給ホッパー５には、籾に含まれる水分を検出するための
水分センサー４３を設ける。

そして、図中符号４４は、前記水分センサー４３からの
信号を入力として、前記両仕上調節坂４０の各々におけ
るアクチェータ４２に出力を出す制御回路であり、籾に
おける水分が、当該制御回路４４に予め設定した値を越
えた場合には、アクチェータ４２により、両仕上調節板
４０を、第３図に二点鎖線で示すように回転選別胴２７
の回転方向Ａと同じ方向に回動するものである。

籾の脱作選別作業に際して、脱■機構２における籾供給
ホッパー５に籾を供給すると、脱■機構２において脱珪
された摺落米は、その直下の摺落米風選部１７において
籾殻が除かれたのち、ハケソトコンベヤ２１、シュート
３５及び摺落米受樋３３を介して再回転選別胴２７内に
おける供給側２７ａに供給される。

このようにして再回転選別胴２７内における供給側２７
ａに供給された摺落米は、回転選別胴２７の回転により
成る高さまで掻き上げられたのち底面に落下する流動繰
り返す流動層を成形した状態で、排出側２７ｂに向って
移送される。この流動移送の途次において摺落米中の玄
米は、凹所３０に嵌まった状態で比較的高い位置まで持
ち上げて落下し、摺落米のうち籾は前記玄米よりも低い
位置より落下する運υノを行うことにより、玄米受樋３
１には玄米のみが、ＩＮ落米受樋３３には玄米と籾とが
入ることになる。

玄米受樋３１に入った玄米は、シュート３６に合流した
のち前記玄米用風選部１８に流下し、ここで小米が除か
れるように仕上げ選別されたのち、ハゲソトコンヘヤ２
４にて機外に取り出される。

一方、（Ｎ落米受樋３３に入った玄米及び籾は、摺落米
風還部１７からの摺落米と共に、回転選別胴２７内に戻
って再び選別が行なわれる。

また、筒回転選別胴２７内をその排出側２７ｂに向って
流動しながら移動する摺落米は、玄米が玄米受樋３１に
入るように除かれることにより、排出側２７ｂに近付く
につれて殆ど籾のみとなり、前記籾種き揚げ羽根３７に
よって掻き揚げられたのち籾シュート３８を介しで脱性
機構２における籾供給ボンパー５に還流して再度の脱稈
作用が行なわれるのである。

そして、前記の脱枠選別作業に際して、脱■機構２にお
ける籾供給ホンパー５に、水分の多い籾が供給されると
、この水分の多い籾は、回転選別胴２７の内面との間に
おける摩擦係数が、水分の少ない籾の場合よりも大きい
ため、回転選別胴２７の回転による持ち上げ高さか高く
なって、玄米受樋３１に入る籾の数が多くなるが、籾供
給ホンパー５に供給される籾の水分が多くなると、水分
センサー４３からの信号を入力とする制御回路４４が、
玄米受樋３１の各々における仕上調節板４０のアクチェ
ータ４２に出力を出して、両仕上調節板４０を、実線の
位置から二点鎖線の位置へと回動することより、前記玄
米受樋３１における開口面積を自動的に狭めることにな
るから、水分の多い籾が玄米受Ｍ１３１に入るのを阻止
することができるのである。

なお、前記実施例は、水分センサー４３を、脱■機構２
における籾供給ホンパー５に設けた場合であったが、こ
の水分センサー４３は、回転選別胴２７内に設けても良
いことは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による実施例制御装置の制御回路図、第
２図は籾摺選別機の縦断正面図、第３図は第２図のＩＩ
Ｉ−ＤＩ視拡大断面図、第４図は脱■機構の拡大編断正
面図である。１・・・・風選装置、２・・・・脱■機構、３・・・・
回転式選別機構、２７・・・・回転選別胴、３０・・・
・凹所、３１・・・・玄米受樋、４０・・・・仕上調節
板、４２・・・・仕上調節板用アクチェータ、４３・・
・・水分センサー、４４・・・・制御回路。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、脱■機構と、内周面に多数個の凹所を形成した
横向きの回転選別胴内に玄米受樋を設けた回転式選別機
構とから成る籾摺選別機において、前記回転式選別機構
の玄米受樋における左右側板のうち回転選別胴内におけ
る摺落米の掻き上げ側の側板の上端に、回転選別胴の円
周方向に回動自在に構成した仕上調節板を設ける一方、
前記脱■機構又は回転選別胴には、籾に含まれる水分を
検出するための水分センサーを設け、該水分センサーと
前記仕切調節板とを、籾の水分が多いとき仕切調節板が
回転選別胴の回転方向と同じ方向に回動するように関連
したことを特徴とする籾摺選別機における制御装置。