JPH0646664A - 脱穀機における穀粒選別部の制御装置 - Google Patents

脱穀機における穀粒選別部の制御装置

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JPH0646664A
JPH0646664A JP22345792A JP22345792A JPH0646664A JP H0646664 A JPH0646664 A JP H0646664A JP 22345792 A JP22345792 A JP 22345792A JP 22345792 A JP22345792 A JP 22345792A JP H0646664 A JPH0646664 A JP H0646664A
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JP
Japan
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sorting
amount
detection sensor
grading
grain
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Pending
Application number
JP22345792A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Kawamura
芳弘 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理能力を調整自在な脱穀機において、選別
精度を飛躍的に向上させる。 【構成】 選別フイン23に供給される被選別物の量を
検知する供給量検知センサ18と、選別フイン23に残
留する被選別物の量を検知する残留量検知センサ19と
を設けると共に、両センサの検知値に基づいて選別フイ
ン23の開度を自動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン、ハーベス
タ等に搭載される脱穀機における穀粒選別部の制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】今日、こ
の種脱穀機においては、脱穀処理された被選別物から穀
粒を漉過選別する選別部に、選別処理能力を調整するた
めの処理能力調整機構を設けると共に、該処理能力調整
機構を、選別部に供給される被選別物の量に基づいて自
動制御すべく構成して選別精度の向上を計ることが提唱
されている。しかるに、前記選別部における実際の処理
量は、穀粒の大小、濡れ材であるか否か等の穀粒条件で
大きく変化するため、仮令選別部の処理能力を供給量に
基づいて正確に制御したとしても、実際の処理量が不足
して飛散粒が増大したり、所謂オーバーフローが発生す
る惧れがある一方、実際の処理量が過剰になつた場合に
は、一番物中に夾雑物が多量に混入することになり、何
れにしても選別精度の低下を招来してしまうのが実状で
あつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる脱穀機に
おける穀粒選別部の制御装置を提供することを目的とし
て創案されたものであつて、脱穀処理された被選別物か
ら穀粒を漉過選別する選別部に、選別処理能力を調整す
るための処理能力調整機構を設けると共に、該処理能力
調整機構を、選別制御部からの制御指令により自動制御
可能に構成してなる脱穀機であつて、該脱穀機に、選別
部に供給される被選別物の量を検知する供給量検知セン
サと、選別部に残留する被選別物の量を検知する残留量
検知センサとを設け、さらに前記選別制御部には、供給
量検知センサおよび残留量検知センサの検知量に基づい
て選別部の処理能力を自動制御する処理能力自動制御手
段を設けたことを特徴とするものである。そして本発明
は、この構成によつて、被選別物の供給量および残留量
に基づいて処理能力を自動制御して選別精度の著しい向
上を計ることができるようにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はコンバインに設けられる脱
穀部であつて、該脱穀部1は、フイードチエン2、挟扼
レール3、扱胴4、受網5、唐箕6、処理胴7、排塵フ
アン8、一番漏斗9、二番漏斗10、揚穀筒11、二番
還元筒12、揺動選別体13等を備えるが、これらの基
本構成は何れも従来通りである。
【0005】前記揺動選別体13は、後述する上下二段
の第一および第二揺動選別部14、15を備えるが、第
一揺動選別部14の始端側を形成する波板状の揺動移送
板14a上には、受網5から漏下した被選別物の増減に
伴つて上下するフロート状の検知ローラ16と、該検知
ローラ16の上下位置を検知するポテンシヨメータ17
とで構成された供給量検知センサ18が配設されてい
る。即ち、供給量検知センサ18は、検知ローラ16の
上下動に基づいて揺動選別体13に供給される被選別物
の量を検知するようになつている。
【0006】さらに、19は第一揺動選別部14の終端
側に設けられる漉過選別部20上に配設された残留量検
知センサであつて、該残留量検知センサ19は、漉過選
別部20上における被選別物の増減に伴つて上下するフ
ロート状の検知ローラ21と、該検知ローラ21の上下
位置を検知するポテンシヨメータ22とで構成されてい
る。つまり、残留量検知センサ19は、検知ローラ21
の上下動に基づいて漉過選別部20における被選別物の
残留量検知を行うようになつている。
【0007】また、23は前記漉過選別部20を構成す
る選別フインであつて、該選別フイン23は、所定間隔
を存して複数並設されるものであるが、各選別フイン2
3の左右両縁上端部は、揺動選別体13のフレーム13
aに固設される上側プレート24に前後揺動自在に支持
される一方、左右両縁下端部は、可動な下側プレート2
5に連結状に枢支されている。そしてこの下側プレート
25をモータ26の駆動で前後移動せしめることにより
選別フイン23の開度を調整可能であるが、さらに下側
プレート25には、選別フイン23の開度を検知するべ
くワイヤ26を介してフイン開度検知センサ(ポテンシ
ヨメータ)27が連結されている。
【0008】一方、第二揺動選別部15は、第一揺動選
別部14で漉過選別された穀粒をさらに漉過選別するべ
く、選別フイン23の下方で、かつ第一漏斗9の上方に
位置するよう配設されるものであるが、このものは、選
別始端側を形成する波板状の揺動移送板28と、選別終
端側を形成するクリンプ網29とを備え、さらに揺動移
送板28の下部には、クリンプ網29を目塞ぎするべく
前後移動自在な波板状の目塞ぎ板30を備えている。そ
して実施例においては目塞ぎ板30に一体的に連結され
るラツク31をモータ32の駆動で前後移動せしめるこ
とにより目塞ぎ板30による目塞ぎ量調整が可能である
が、目塞ぎ板30には、目塞ぎ量を検知するべくワイヤ
33を介して目塞ぎ量検知センサ(ポテンシヨメータ)
34が連結されている。
【0009】またさらに、35は制御部であつて、該制
御部35は、所謂マイクロコンピユータ(MPU、RO
M、インタフエース等を含む)を用いて構成される制御
ユニツトであるが、このものは、前記供給量検知センサ
18、残留量検知センサ19、フイン開度検知センサ2
7、目塞ぎ量検知センサ34に加え、自動制御をON−
OFFする自動スイツチ36、作業機クラツチの断続状
態を検知する作業機クラツチスイツチ37、前処理部
(刈取り部)において茎稈が搬送されているか否かを検
知する茎稈(メイン)センサ38、車速に対応する前処
理部の回転を検知する前処理回転センサ39等から信号
を入力する一方、これら入力した信号に基づく判断によ
つて、モータ26、32等に作動信号を出力するように
なつている。即ち、制御部35は、前記各センサの検知
に基づいて選別フイン23の開度量を自動制御するフイ
ン開度制御や目塞ぎ板30の目塞ぎ量を自動制御する目
塞ぎ制御を行うが、そのうち本発明が要旨とするフイン
開度制御を以下に詳述する。
【0010】さて、前記フイン開度制御では、まず自動
スイツチ36および作業機クラツチスイツチ37がON
状態であるかを判断し、そして両スイツチ36、37が
ONの場合には、以下に示す演算式に基づいて適正なフ
イン開度Faを演算する。但し、Kは比例定数、H1は
供給量検知センサ18の検知値、HAは供給量検知セン
サ18の検知値H1と残留量検知センサ19の検知値H
2との差を示すものとする。 Fa=K×(H1/HA) 即ち、供給量検知センサ18の検知値H1と残留量検知
センサ19の検知値H2との差HAに基づいて前記漉過
選別部20における実際の処理量を判断し、該処理量が
不足している場合にはフイン開度Faを増加させる一
方、処理量が過剰の場合にはフイン開度Faを減少させ
ており、故に、漉過選別部20における実際の処理量
が、穀粒の大小、濡れ材であるか否か等の穀粒条件に拘
らず常に一定に維持されるようになつている。さらに本
実施例では、フイン開度Faを、供給量検知センサ18
の検知値H1と残留量検知センサ19の検知値H2との
差HAに逆比例させる許りでなく、供給量検知センサ1
8の検知値H1に比例して増加させるようになつてい
る。つまり、漉過選別部20に対する供給量が増加する
のに伴つて飛散粒の増大やオーバーフローの可能性が高
まるため、これら不都合を未然に回避すべく漉過選別部
20の処理能力を上げるようになつている。因みに、フ
イン開度Faを演算した後は、これを実際のフイン開度
Fと比較すると共に、両者を一致させるべくモータ26
を作動制御するようになつている。
【0011】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、第一揺動選別部14の漉過選別部20は、選別フ
イン23の開度量調整に基づいて処理能力が自動制御さ
せることになるが、前記フイン開度Fは、漉過選別部2
0に供給される被選別物の量を検知する供給量検知セン
サ18の検知値H1と、漉過選別部20に残留する被選
別物の量を検知する残留量検知センサ19の検知値H2
とに基づいて決定されることになる。即ち、両検知値H
1、H2の差HAに基づいて漉過選別部20における実
際の処理量を判断し、該処理量が一定となるようフイン
開度を制御しているため、漉過選別部20における実際
の処理量が、穀粒の大小、濡れ材であるか否か等の穀粒
条件に拘らず常に一定に維持されることになる。従つ
て、実際の処理量が不足して飛散粒が増大したり、オー
バーフローが発生する不都合を確実に防止できるうえ
に、処理量の過剰によつて一番物中に夾雑物が多量に混
入する不都合も解消でき、この結果、選別精度を飛躍的
に向上させることができる。
【0012】しかも、前記実施例においては、フイン開
度Faを、供給量検知センサ18の検知値H1に比例し
て増加させるため、供給量の増加に伴つて発生し易くな
る飛散粒やオーバーフローの発生を確実に阻止すること
ができる。
【0013】尚、本発明は、前記実施例に限定されない
ものであることは勿論であつて、例えば供給量検知セン
サや残留量検知センサの個数は、前記実施例の様に各一
個に限定されることなく、適宜増加することは自由であ
る。特に、前記実施例の様に漉過選別部を多段状に形成
したものでは、各漉過選別部に残留量検知センサを設け
て処理能力の制御を行うようにすることもでき、そして
この場合には、各漉過選別部における実際の処理量を一
定に維持して選別精度の飛躍的な向上を計ることができ
る。
【0014】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、選別部の処理能力を自動制御する
ものでありながら、該自動制御は、選別部に供給される
被選別物量および選別部に残留する被選別物量の変化に
基づいて行われることになる。即ち、被選別物の供給量
および残留量に基づいて選別部における実際の処理量を
判断しながら処理能力調整を行い得ることになり、従つ
て、穀粒の大小、濡れ材であるか否か等の穀粒条件にも
対応した処理能力調整が可能になる。この結果、処理量
の不足に基づく飛散粒の増大やオーバーフローの発生を
確実に防止することができる許りか、処理量の過剰によ
つて一番物中に夾雑物が多量に混入する不具合も解消で
きることになり、もつて選別精度の著しい向上を計るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀機の内部を示す斜視図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上要部側面図である。
【図4】制御機構の概略構成を示すブロツク図である。
【図5】フイン制御のフローチヤートである。
【図6】作用を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 脱穀部 13 揺動選別体 14 第一揺動選別部 15 第二揺動選別部 18 供給量検知センサ 19 残留量検知センサ 23 選別フイン 30 目塞ぎ板 35 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀処理された被選別物から穀粒を漉過
    選別する選別部に、選別処理能力を調整するための処理
    能力調整機構を設けると共に、該処理能力調整機構を、
    選別制御部からの制御指令により自動制御可能に構成し
    てなる脱穀機であつて、該脱穀機に、選別部に供給され
    る被選別物の量を検知する供給量検知センサと、選別部
    に残留する被選別物の量を検知する残留量検知センサと
    を設け、さらに前記選別制御部には、供給量検知センサ
    および残留量検知センサの検知量に基づいて選別部の処
    理能力を自動制御する処理能力自動制御手段を設けたこ
    とを特徴とする脱穀機における穀粒選別部の制御装置。
JP22345792A 1992-07-30 1992-07-30 脱穀機における穀粒選別部の制御装置 Pending JPH0646664A (ja)

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JP22345792A JPH0646664A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 脱穀機における穀粒選別部の制御装置

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JP22345792A JPH0646664A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 脱穀機における穀粒選別部の制御装置

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JPH0646664A true JPH0646664A (ja) 1994-02-22

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ID=16798456

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JP22345792A Pending JPH0646664A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 脱穀機における穀粒選別部の制御装置

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JP (1) JPH0646664A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62143488A (ja) * 1985-11-27 1987-06-26 ポラロイド コ−ポレ−シヨン 光信号増幅装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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