JPS63263711A - 薄膜コンデンサの製造方法 - Google Patents

薄膜コンデンサの製造方法

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JPS63263711A
JPS63263711A JP9891787A JP9891787A JPS63263711A JP S63263711 A JPS63263711 A JP S63263711A JP 9891787 A JP9891787 A JP 9891787A JP 9891787 A JP9891787 A JP 9891787A JP S63263711 A JPS63263711 A JP S63263711A
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thin film
dielectric
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film capacitor
silicon oxide
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江田 和生
哲司 三輪
豊 田口
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は耐電圧特性に優れた、特にマイクロ波回路に適
した薄膜コンデンサの製造方法に関するものである。
従来の技術 従来の薄膜コンデンサの代表的構造を第2図に示す。第
2図において、lはアルミナセラミック基板、3は真空
蒸着により形成した薄いクロムからなる金属層、4は同
じく真空蒸着により形成した金からなる金属層、5は化
学気相成長法により形成した酸化珪素層、6は真空蒸着
により形成した薄いクロムからなる金属層、7は同じく
真空蒸着により形成した金からなる金属層である。
この構造の代表的製造方法は、セラミック基板の上に、
電極を真空蒸着などによって形成し、その上に化学気相
成長(CVD)法などの方法によって酸化珪素などの誘
電体薄膜を堆積し、その上にやはり真空蒸着などの方法
によって、電極を形成するというものである。
発明が解決しようとする問題点 しかし、従来例のこのような単純な製法に基づくもので
は、第2図にみられるように、基板に用いるセラミック
表面の凹凸が、そのままその上に形成される電極、誘電
体膜に反映される。セラミック基板の表面は、単結晶と
異なり空孔が避は難く、数千オングストロームから数μ
mの凹凸があるのがごく普通であり、鏡面研摩したもの
でも数百から数千オングストロームの凹凸が存在する。
ところが薄膜コンデンサの場合には、誘電体膜の厚みが
数千オングストロームから数μmであり、この厚みに対
して、セラミック基板表面の凹凸は均一性に大きな影響
を与える。なかでも耐電圧特性に大きな影響を与える。
また電極表面の凹凸は、マイクロ波回路では大きな損失
要因となる。
本発明はかかる点に鑑みなされたもので、表面に多少の
凹凸のあるセラミック基板を用いても耐電圧特性に優れ
た、特にマイクロ波回路における損失の少ない薄膜コン
デンサの製造方法を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、セラミック基板上
に、熱処理によって誘電体薄膜となる物質を含む溶液を
塗布し、熱処理によって誘電体薄膜を形成後、電極を形
成し、その上に誘電体薄膜を形成し、その上に電極を形
成することによって、耐電圧特性の優れた、特にマイク
ロ波回路に適した薄膜コンデンサを提供するものである
作用 本発明は上記した製造方法により、薄膜コンデンサの耐
電圧特性が改善される。
実施例 以下本発明の薄膜コンデンサの製造方法の一実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の薄膜コンデンサをアルミナ基板に集積
化して形成する場合の構造の一実施例を示したものであ
る。第1図において、1はアルミナセラミック基板、2
は塗布熱処理により形成した珪素酸化物からなる誘電体
層、3は真空蒸着により形成した薄いクロムからなる金
属層、4は同じく真空蒸着により形成した金からなる金
属層、5は化学気相成長法により形成した酸化珪素層、
6は真空蒸着により形成した薄いクロムからなる金属層
、7は同しく真空蒸着により形成した金からなる金属層
である。
各層の厚みは、本実施例ではアルミナセラミック基板l
が635μm、誘電体層2が薄い部分で5000オング
ストローム、クロム層3が100人、金4が3000人
、酸化珪素層5が1μm。
クロム層6が100人、金層7が3000人である。
次に本実施例の素子の製造方法について述べる。
まずアルミナセラミック基板1の上に、アルキルシラノ
ール(RS r (OR) a  i Rはアルキル基
)をアルコールに溶かした溶液を塗布する。これは溶液
状であるため、セラミック基板上に、大きい(ぼみがあ
ってもそこを埋めて全体を平坦化する。
この様子は第1図の誘電体N2に示されている。
誘電体層2を塗布により形成後、これを300〜600
℃の空気中で熱処理することによって、溶媒が除去され
、アルキルシラノールが珪素酸化物に変化し、珪素酸化
物N2が形成される。この場合の珪素酸化物は、化学結
合の乱れたSiOが何重にも多重に接続されたもので、
一般に(−3iO−)nと表すことができ広い意味では
酸化珪素ということができる。ここでは化学気相成長法
で形成した酸化珪素が、主に2酸化珪素(SiO□)の
多結晶でありこれと区別するため、塗布熱処理により形
成した誘電体層2を珪素酸化物層と表現し、化学気相成
長法により形成した層5を、酸化珪素層と表現している
。真空蒸着により、クロム層3.金N4を所定の厚みに
形成する。
これらの金属層は、誘電体It!12の挿入により、は
ぼ平坦に形成される。クロム層3.金層4は薄膜コンデ
ンサの下側電極として働く0次に通常のホトリソグラフ
ィー法によりホトレジストマスクを形成し、このホトレ
ジストマスクによって、必要部分以外のクロムおよび金
層を湿式エツチングにより除去する0次に化学気相成長
によりシラン(SiJ)と酸素を基板上で反応させるこ
とにより、酸化珪素N5を形成する。これは前述のごと
く、主に2酸化珪素(SiO□)の多結晶である0次に
通常のホトリソグラフィー法によりホトレジストマスク
を形成し、このホトレジストマスクによって、酸化珪素
層5を湿式エツチングにより除去、次に真空蒸着により
クロム層6および金層7を形成、通常のホトリソグラフ
ィー法によりホトレジストマスクを形成し、このホトレ
ジストマスクによって、必要部分以外のクロムおよび金
層を湿式エツチングにより除去、上部電極を形成する。
士+←H剥鼾 本実施例の構造とすることにより、第1図かられかるよ
うに、基板表面に多少の凹凸があっても、耐電圧特性の
優れた薄膜コンデンサが得られる。
また1掘表面の凹凸が減少するため、マイクロ波におけ
る放射損失が減少する。
本実施例で用いたアルミナセラミック基板の表面の凹凸
は、約2000人であった。塗布熱処理方式の誘電体層
2を挿入しない場合の薄膜コンデンサの耐電圧が、約l
X105V/cnであったのに対して、本実施例の薄膜
コンデンサの耐電圧は、約lX10’V/cmであり、
耐電圧特性が約100倍向上していた。
さらに薄膜コンデンサ部分におけるマイクロ波でのti
失には、電極からの放射損失が太き(寄与している。本
実施例の構造では、下側電極の形状がほぼ平1uとなる
ため、この放射損失の低減に極めて有効である。したが
って特にマイクロ波集積回路に有効である。
本実施例では、電極としてクロムおよび金を用いたが、
これは単なるコンデンサの対向電極を形成するものであ
り、この材料に限る必要のないことは明らかである。
また本実施例では、電極の厚みとして特定の値を用いた
が、電極は電極として有効に動作するだけの厚みがあれ
ばよいことは明らかである。
また本実施例では、珪素酸化物N2および酸化珪素層5
の厚みとして特定の値を用いたが、所定の静電容量を得
られる厚みにすれば良いのであり、特定の値に限られる
ものではない。
また薄膜コンデンサの誘電体層部分を塗布、熱処理方式
で形成すると、耐電圧特性は良好なものが得られるが、
この方式では溶液状にして塗布するため、本質的に緻密
で密度の高い膜は得られず、また’*機シリコン(アル
キルシラノール)から無機の酸化珪素に変化させる方法
では、格子欠陥の少ない2酸化珪素を主体とする酸化珪
素膜は得られず、そのため誘電体損失(tanδ)の大
きいものしか得られない、誘電体損失(tanδ)の増
加はコンデンサとして好ましくないことは明らかである
。これに対して、化学気相成長法により形成した酸化珪
素膜は2酸化珪素を主体とする格子欠陥の少ない多結晶
体からなるため、良好な誘電体損失(tanδ)特性を
示す。しかし基板表面の形に忠実に堆積されるため、基
板の凹凸の平坦化には寄与せず、前述したごとく耐電圧
特性の優れたものが得られない。
また本実施例では塗布熱処理用物質として、アルキルシ
ラノールを用いたが、本発明の意図するところは、溶液
状にして塗布することにより表面の凹凸を平坦化するこ
とにあり、したがってこの材料に限られるものではなく
、塗布後安定な誘電体に変化させられるものであれば何
を用いても良いことは明らかである。
またマイクロ波回路基板として用いた場合、基板の誘電
率により、回路、特にマイクロストリップラインのイン
ピーダンスが影響を受ける。しかし本実施例の場合、基
板厚みに比べ、塗布熱処理誘電体層2の厚みが、極めて
小さいため、その影響は無視することができ、誘電率の
違いで基板上のマイクロ波回路に悪影響を及ぼすことは
ない。
また本実施例では基板としてアルミナセラミックを用い
たが、他のセラミック、単結晶、金属などの基板を用い
ても、表面の凹凸の低減効果は同様に得られ、それによ
り耐電圧特性の向上の図れ脂化する性質を生かして、セ
ラミック基板上の凹凸を平坦化することにより、その上
に形成する誘電体薄膜中のピンホールなどの欠陥を減少
させることによって、薄膜コンデンサの耐電圧特性を向
上させるとともに、電極を平坦化してマイクロ波におけ
る電極の放射損失を減少させるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構造の一実施例を示す断面図、第2図
は従来例の構造図である。 l・・・・・・アルミナセラミック基板、2・・・・・
・塗布熱処理方式により形成した誘電体層、3・・・・
・・クロム層、4・・・・・・金層、5・・・・・・化
学気相成長法により形成した酸化珪素層、6・・・・・
・クロム層、7・・・・・・金層。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 はか1名菓 1 図 第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セラミック基板上に、熱処理によって誘電体薄膜
    となる物質を含む溶液を塗布し、熱処理によって誘電体
    薄膜を形成後、電極を形成し、その上に誘電体薄膜を形
    成し、その上に電極を形成したことを特徴とする薄膜コ
    ンデンサの製造方法。
  2. (2)熱処理によって誘電体薄膜となる物質として、ア
    ルキルシラノールを用いたことを特徴とする特許請求の
    範囲第(1)項記載の薄膜コンデンサの製造方法。
JP62098917A 1987-04-22 1987-04-22 薄膜コンデンサの製造方法 Expired - Lifetime JPH07120609B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59115511A (ja) * 1982-12-17 1984-07-04 インタ−ナシヨナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−シヨン キヤパシタ構造体及びその製造方法
JPS609336A (ja) * 1983-06-27 1985-01-18 三菱電機株式会社 エレベ−タ用電源装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59115511A (ja) * 1982-12-17 1984-07-04 インタ−ナシヨナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−シヨン キヤパシタ構造体及びその製造方法
JPS609336A (ja) * 1983-06-27 1985-01-18 三菱電機株式会社 エレベ−タ用電源装置

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