JPS63263625A

JPS63263625A - 磁気ヘツドの製造方法

Info

Publication number: JPS63263625A
Application number: JP9628287A
Authority: JP
Inventors: Tomoaki Iguchi; 井口　知昭
Original assignee: FDK Corp
Current assignee: FDK Corp
Priority date: 1987-04-21
Filing date: 1987-04-21
Publication date: 1988-10-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は磁気ヘッドの製造方法に関し、より具体的に
は、コア部材の両側部をスライダで挟持した構造の磁気
ヘッドの製造方法に関する。

（従来の技術）フロッピーディスクなどの記録媒体へのデータの書込・
読出しあるいは消去に用いられる磁気ヘッドは、種々の
ものがあり、その中の１つとしていわゆるバルク型と称
される第７図に示すものがある。

、−すなわち、同図に示すように、略Ｅ字状に形成され
た書込・読出、消去用のコア部材１の両側にセラミック
ス等の非磁性材からなるスライダ２が接合されて磁気ヘ
ッドが構成される。

そして、コア部材１はフェライト等の強磁性材から形成
され、断面略矩形状のＩバーコア３ａ。

３ｂを背中合せにガラス接着し、両■バーコア３ａ、３
ｂの間外側部にそれぞれ断面略し字状のＵバーコア４ａ
、４ｂを、各■バーコア３ａ　、　３ｂと組み合わされ
て略Ｅ字状になるように配置するとともに、接合面をガ
ラス接着することにより一体化され形成されている。

そして、各■バーコア３ａ　、３ｂとＵバーコア４ａ　
、４ｂとの接合面が書込・読出用ギャップ５ａまたは消
去用ギャッ７５ｂとなる。この書込・読出用ギャップ５
ａの両側端は切除されて切除部６ａが形成され、ギャッ
プ幅並びに位置が調整されており、また、消去用ギャッ
プ５ｂの中央部に凹部６ｂが穿設され、その凹部６ｂの
両側がそれぞれ消去用ギャップ５ｂとして機能するよう
になっている。

なお、上記した切除部６ａと凹部６ｂ内には、ガラス材
７が、充填され、均−面となるようにしである。

また、上記磁気ヘッドのギャップ５ａ、５ｂが形成され
た面が記録媒体と対向する摺動面８となる。

そして従来、この磁気ヘッドを製造するには、まず、２
本の１バーコア３ａ　、３ｂを接合するとともに、Ｕバ
ーコア４ａ、４ｂを接合してコア部材１を形成した後、
その両側にスライダ２をガラスあるいは樹脂接合してい
る。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、磁気ヘッドの磁気性能を向上させるため
には、磁気ヘッドの摺動面８を記録媒体と均一に当接さ
せる必要があり、スライダ２とコア部材１とは、その摺
動面８を正確に同一面となるように接合しなければなら
ない。しかし、正確に位置合わせを行なうのは難しく、
その相対位置決めＭ度のバラツキが摺動面８の加工精度
および特性のバラツキの要因となりやすい。

また、スライダ２が非磁性材のため、外部磁界の影響を
受けやすく、さらにコア部材１とスライダ２の材質が違
うために両者の摩耗の度合いも異なり、記録媒体と磁気
ヘッドの接触が悪くなり、特性劣化の要因となりやすい
。

この発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、摺動面が高精度
で得られ、高信頼性の磁気ヘッドの製造方法を提供する
ことにある。

（問題点を解決するための手段）上記の目的を達成するために、この発明では、書込・読
出用ギャップと消去用ギャップが形成されたバルクコア
の両側にスライダを有する磁気ヘッドの製造方法におい
て、強磁性材からなる■コアとＵバーコアとを接合して
バルク型ボンドバーを形成し、そのボンドバーの摺動面
側にコア部とスライダ部とを区画形成すべくスリット加
工を施すとともに、該スリットにガラスを充填し、その
後前記スライダとバルクコアとを形成すべく前記バルク
型ボンドバーの不要部を＃ＩＪｌｌｉ加工することを特
徴とする。

（作　用）上記構成の磁気ヘッドの製造方法によれば、■バーコア
とＵバーコアとを接合してバルク型ボンドバーを形成し
、このバルク型ボンドバーの摺動面にスリット加工を施
してコア部とスライダ部とを区画形成するため、両槽動
面は確実に同一面となり、高精度の摺動面となる。また
スライダ部はコア部と同一な強磁性材で形成されるため
、外部磁界によるノズルをシールドし、エラーが少ない
信頼性の高い磁気ヘッドが得られる。

（実施例）以下、この発明の好適な実施例について添附図面を参照
にして詳細に説明する。

第１〜６図はこの発明に係る磁気ヘッドの製造方法の一
実施例の工程図を示している。

第１図に示すように、フェライト等の強磁性材から形成
され、断面略矩形状の１バーコア１０ａ。

１０ｂを背中合せにガラス接着し、両■バーコア１０ａ
、１０ｂの間外側部にそれぞれ断面略コ字状のＵバーコ
アｌｌａ、１１ｂを、各１バーコア１０ａ、ｉｏｂとの
間に空間部が形成されるように配置するとともに接合面
をガラス接着することにより一体化され、バルク型ボン
ドバー１２が形成されている。このバルク型ボンドバー
１２は、多数の磁気へ、ラドが同時に形成できるよう適
宜な艮ざに形成される。

そして、このバルク型ボンドバー１２の記録媒体に対向
する摺動面１３（第１図上面側）には、書込・読出用ギ
ャップ１４ａおよび消去用ギャップ１４ｂを形成すべく
、その各Ｉバーコア１０ａ。

１０ｂとＵバーコア１１ａ、１１ｂとの接合面上の適宜
位置にギャップ用孔が形成され、その孔にギャップ用ガ
ラス１５が溶融充填される。つまり、ギャップ用孔に充
填されたギャップ用ガラス１５間が各ギャップとなる。

次に、第２図に示すように、バルク型ボンドバー１２の
摺動面１３に、その各コア１０ａ、１０ｂ、１１ａ、１
１ｂの接合線に対して直交するように所定の深さのスリ
ット加工が施され、そのスリット１６にてｍ動面１３に
コア部１７ａとスライダ部１８　ａとが形成される。

すなわら、ギャップ１４ａ、１４ｂに対応した位置に２
本のスリット１６．１６が施され、その間に幅Ｗのコア
部１７ａが形成され、その前後両側にスライダ部１８ａ
が形成される。

このスリット１６．１６に、第３図に示すように板ガラ
スあるいはガラス棒が挿入された後、加熱溶融されてス
リット１６．１６にガラス充填部１９が形成される。す
なわち、非磁性材であるガラス材によりコア部１７ａと
スライダ部１８ａを磁気的に分°離するのである。また
、このスリット１６．１６に充−するガラスは、その加
熱溶融中、各■バーコア１０ａ、１０ｂおよびＵバーコ
ア１１ａ、ｌｌｂをガラス接着したガラス層が溶融しな
いよう、そのコア接着用ガラスより低融点のガラスを使
用する。

次に、書込・読出用Ｕバーコア１１ａおよび消去用Ｕバ
ーコア１１ｂの下部で、各！バーコア１０ａ、１０ｂと
接触している不要部２０を、第４図に示すように切断除
去し、Ｕバーコア１１ａ。

１１ｂを略し字状に形成する。

次いで、スライダ部１８ａの下方部、すなわち、各Ｉバ
ーコア１０ａ、１０ｂとＵバーコア１１ａ。

１１ｂとの上方接合部の下端位置から、下側（第４図中
破線で示した個所）の不要部２１．を切断除去し、第５
図に示すように、所定幅Ｗを有するコア１７と所定高さ
Ｈを有するスライダ１８とが連続した状態で形成される
。このとき、スライダ１８とコア１７との接合部全面に
は、上記したスリット１６内に充填されたガラスが介在
されるようにスリット１６の深さが調整されている。

そして、第５図に示すように、コア１７とスライダ１８
が連続した状態から隣接するコア１７゜１７間のスライ
ダ１８の中間部を切断することにより、第６図に示すよ
うに、所定幅Ｙを有する磁気ヘッド２２の単体が製造さ
れる。

このようにして製造された磁気ヘッドは、従来の磁気ヘ
ッドと相違してコアとスライダが同一材料、すなわちフ
ェライト等の強磁性材から構成されることになる。

（発明の効果）以上実施例で説明したように、この発明に係る磁気ヘッ
ドの製造方法によれば、■バーコアとＵバーコアを接合
して形成したバルク型ボンドバーの接触面にスリット加
工を施してコア部とスライダ部とを形成するので、同一
部品からコア部並びにスライダ部が形成されることにな
りその摺動面を高精度に加工できる。

また、スライダ部が強磁性材のため、本発明により製造
された磁気ヘッドの記録媒体に対する走行性、耐摩耗性
が均一かつ一段と向上し、ヘッドタッチも安定し、信頼
性が＾くなるとともに外部誘導ノイズをシールドしエラ
ーが少なくなる。

【図面の簡単な説明】

第１〜６図は本発明の磁気ヘッドの製造方法の一実施例
を示す製造工程図、第７図は従来の製造方法で製造され
た磁気ヘッドを示す斜視図である。１０ａ、１０ｂ・・・・・・■バーコア１１ａ、１１ｂ
・・・・・・Ｕバーコア１２・・・・・・バルク型ボン
ドバー１３・・・・・・摺動面１４ａ、１４ｂ・・・・・・ギ、ヤップ１６・・・・・
・スリット　　　１７・・・・・・コ　ア１８・・・・
・・スライダ　　　１９・・・・・・ガラス充填部特許
出願人　　　　　　　富士電気化学株式会社代　理　人
　　　　　　　　　弁理士　−色健輔同　　　　　　　
　　　　弁理士　松本雅利第７図

Claims

【特許請求の範囲】

書込・読出用ギャップと消去用ギャップが形成されたコ
アの両側にスライダを設けた磁気ヘッドの製造方法にお
いて、強磁性材からなる断面略矩形のＩバーコアと断面
略コ字状のＵバーコアとを両者間に空間部が生じるよう
に対向配置した後接合してバルク型ボンドバーを形成し
、該バルク型ボンドバーの記録媒体に対向する摺動面側
にコア部とスライダ部とを区画形成すべくスリット加工
を施すとともに該スリットにガラス等の非磁性材を充填
し、その後該バルク型ボンドバーの該コア部と該スライ
ダ部の下方の不要部を切断加工して該コアと該スライダ
を形成することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。