JPS632518A - バツクゲ−ジのプルバツク量決定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） この発明は、板金加工機のバックゲージのプルパック聞
決定装置に関する。

（従来の技術） 例えば板金の曲げ灘滅のような加工はでは、−般にバッ
クゲージが使用され、その突き当て部材を金型に対して
所定距離離れた位置にＪ５さ、板金の先端縁をその突き
当て部材に突き当てて位置決めし、バンチとグイとで曲
げ加工する構成である。

ところが、曲げ加工の途中で板金は曲げを受【ノて変形
し、その先端部が移ＣＩする。そのため、突き当て部材
の位置を曲げ加工前の位置に止どめておくと、加工中に
干渉が起り、板金に成型不良を起こすことがある。そこ
で、予め、プルバック品を決定しておき、曲げ加工の直
１１ａには突き当て部材を板金から退かけ、干渉をＭけ
る必要がある。

従来は、このプルバック吊を作業者が自分で決定し、Ｎ
Ｇ装置にキー人ｆＪする手順をとっていた。

しかしながら、このように作−業者の判断に・拍るので
は、作業性が悪く、能率的な加工を行うことができない
問題があった。

そのため、加工機の備えているＮＣＷ置が自ｖＪ的にバ
ックゲージのプルバック訂を決定し、それに基づいてバ
ックゲージの突き当て部材を自動的に駆動する装置の出
現が望まれていた。

（発明がｒＥ決しようとする問題点） 上記のように、従来からバックゲージのプルバック間の
自動決定装置の出現が望まれていた。

この発明は、この様な従来の問題に鑑みてなされたもの
であって、板金の曲げ加工に際し、自動的にバックゲー
ジのプルバック間を決定して駆動し、突き当て部材と板
金との干渉の防止ができるバックゲージのプルバック団
決定装置を提供することを目的とする。

［発明の構成コ （問題点を解決するための手段） この発明のバックゲージのプルバック聞決定装置は、バ
ックゲージの駆動手段と、板金の曲げ加工時の移動軌跡
の算出手段と、曲げ加工時に板金とバックゲージの突き
当て部材との干渉の有無を判断する干渉判断手段と、干
渉ありと判断されたときに、前記バックゲージ駆動手段
を干渉を回避ザるのに必要な距離だけプルバック駆動す
る制御手段とを備えて成るものである。

（ＶＦ：用） この発明のバックゲージのプルバックｍ決定装置では、
曲げ加工に先立って、板金が曲げ加工中に移動する軌跡
を予測し、バックゲージの突き当て部材との干渉の有無
な判断し、干渉が起こる恐れがあるときには、所定の距
離だけバックゲージをプルバックさせ、板金とバックゲ
ージの突き当て部材との干渉を防止する。

（実施例） 第１図に示す曲げ傭械１は、この発明の一実施例を適用
する加工機であって、上部エプロン３と下部エプロン５
とを有する。上部エプロン３の下方にはパンチ７を、下
部エプロン５の上方にはダイ９を夫々複数のボルト１１
で金型把持部材１３．１３を介して固定している。これ
は、ボルトを緩めた状態で上部エプロン３、あるいは下
部１ブロン５に例えば右方向から挿入し、ボルト１１゜
１１を適宜な位置でスパナ、レンチ等の工具を用いて固
定するものである。左右方向に延伸した工具台１５を設
けた前面カバー１７を前記下部エプロン５の前面に設け
ている。

移動式の揉布磐１つと移動式のフットベタル装首２１は
、下部エプロン５の界障指令や侵述するバックゲージの
位置ｉｌ＋　１２１１を行うものである。

この曲げｄ械１の上部エプロン３、下部エプロン５の間
のワーク加工空間部２３には、第２図に詳しく示されて
いるように、バックゲージ２５が：ｐけである。このバ
ックゲージ２５は、下部エプロン５の左右ｙ３付近に後
方に突出した複数の支持体２７を備えている。そして、
支持体２７は、電動ぼ２つによって駆動されるリードス
クリュー３１と、これに平行なリニアモーシコンガイド
３３からなっている。

上記のリードスクリュー３１とリニアモーションガイド
３３の上には、可動台３５が設けである。

この左右の可動台３５．３５間には、ビーム３７が水平
に渡してあり、昇降駆動部３９により高さ調整自在にな
っている。

バックゲージ２５は、このビーム３７に対して左右位置
決め自在に取付けである。そして、このバックゲージ２
５の前面に、突き当て部月４１が設けである。突き当て
部材４１の高さは、前記ビーム３７の昇降駆動部３９に
より行われる。

上記の曲げＲ械１により板金ワークＷの曲げ加工を行う
に当っては、まずワークＷを曲げ鍬械１の上部エプロン
３のパンチ７と、下部エプロン５のダイ９との間に差込
み、ワークＷの先端をバックゲージ２５の突き当て部材
４１の先端面に突き当てる。続いて、上部エプロン３に
対して下部エプロン５を駆動し、パンチ７とダイ９との
間で曲げ加工を行うのである。なお、これらの−連の作
業は、通常、加工機１が備えているＮＣ装置により自動
的に行う。

このような曲げ機械１におけるバックゲージのプルバッ
ク耐決定装首の実施例を、次に説明する。

第３図は、この発明の一実施例を示しており、バックゲ
ージ２５の突き当て部材４１を駆Ｃ１するバックゲージ
駆動装置４３、このバックゲージ駆動部ご４３の駆動量
を制御する制御装置／′Ｉ５を備えている。また、バン
チ７、ダイ９、ワークＷの曲げ加工指令情報からワーク
Ｗ先端の移動軌跡を算出する板金移動軌跡算出装置４７
を備えている。

さらに、この板金移動軌跡算出装置４７からの移動軌跡
算出信号と前記バックゲージ駆動装置４３からの突き当
て部材４１の位置信号とから、つぎの曲げ加工中に突き
当て部材４１とワークＷとの干渉が起こるかどうか判断
する干渉判断装置４９を備えている。

前記バックゲージ駆動装Ｈ４３は、前記第２図に示した
電動機２つ、リードスクリュー３１、及びリニアモーシ
ョンガイド３３から成る。

上記のバックゲージのプルバックＧ決定装置の動作につ
いて、次に説明する。

第４図を参照するに、曲げ加工に際し、まずバックゲー
ジ駆動装置４３によってバックゲージ２５が前後に位置
調整され、その突き当て部材４１の先端にワークＷの先
端縁を突き当て、次の曲げ加工線が丁度バンチ７とダイ
９との間の位置に来るように設定する。そして、バンチ
７とダイ９との間でワークＷを曲げ加工する。

ところが、この曲げ加工の際に、ワークＷが変形Ｖるた
め、その端縁Ｅは曲げ加工線部分Ｃを中心としてほぼ円
に近い軌跡を描くようにして上昇する。そのため、曲げ
加工線Ｃから端縁Ｅまでの距離Ｌ１が突き当て距離りよ
り長い場合、曲げ加工中にワークＷの端縁Ｅが突き当て
部材４１と干渉してしまい、正しい曲げ加工ができなく
なる。

そこで、このような曲げ加工に先立って、曲げ加工の途
中で干渉が起こらないかどうかを判断し、干渉の恐れが
ある場合には、突き当て部材４１を必要吊し２だけプル
バックさせ、干渉を避けなければならない。

そのための構成を次に、第５図および第６図を参照して
説明する。曲げ機械１が備えているＮＧ装置は、次の曲
げ加工に対して必要なバックゲージ２５の突き当て部材
４１の突き当て距離りを指令し、バックゲージ駆動装置
４３は突き当て部材４１を所定の位置に位置決めする。

（ステップ１板金移動軌跡算出装置４７はこの指令を受
けて、突き当て部材４１下面より下側にある端縁Ｅを抽
出し、曲げ加工ａＣからそのＩＸｐ　ＫＩ　Ｅまでの距
ｅＩＩＬ１を計算する。（ステップ１０３） 続いて、干渉判断装置４つが、前記突き当て距Ｉ’ｌｌ
と最長距ｆｉｆｆＬ１とを比較し、干渉の有無を判断す
る。（ステップ１０５） 干渉が起こると判断した場合には、バックゲージ２５に
対しプルパック量Ｌ２を設定する。（ステップ１０７）
このプルバック量の計算は、次の式による。

Ｌ２＝　（１１−Ｌ）＋ａ ここで、ａは余裕分として付加されるものである。

このようにしてプルパック量が設定されると、制御装置
４５はバックゲージ駆ｆ、ｌＪ装置４３に対してプルバ
ックｆｆ１１２分の駆動を行い、バックゲージ２５の突
き当て部材４１を必要吊プルバックさけ、曲げ加工中の
干渉の発生を防止し、円滑な曲げ加工を実現させる。

ｌ″Ｔｉ記ステップ１０５における干渉の有無を判断す
るときに、干渉の恐れがなければ、プルバックさせるこ
となく曲げ加工が実行される。

なＪ３、上記実施例では、曲げ加工中心線Ｃから端縁Ｅ
までの距離し１を直接に算出し、突ぎ当て距１１ｉ１［
Ｌと比較する手法を採用したが、この比較手法は特に限
定されることはない。したがって、曲げ加工前のワーク
の形状と突き当て部材とを座標として管理し、曲げ加工
後の形状と突き当て部材の形状との座標削Ｃ７を行ない
、その結果から干渉が起こりうるかどうか判断する手順
を採ることも、勿論可能である。

［発明の効果］ この発明は、上記の構成を有するため、曲げ加工に先立
って、曲げ加工の途中でバックゲージの突き当て部材と
板金との間で干渉が起こるかどうか判断し、干しが起こ
ると予測したときに１よ、バックゲージの突き当て部材
のプルバックｍを自動的に設定し、プルバックさぼるこ
とができる。そのため、従来のように作釆者に負担を掛
けろことなく、円滑な曲げ加工を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の適用された曲げは械の斜
視図、第２図は上記実施例の適用された曲げ機械におけ
るバックゲージの全体を示す斜視図、第３図はこの発明
の一実施〃１のブロック図、第４図は曲げ加工における
バックゲージの突き当て部材と板金の干渉状態を説明す
る図、第５図は上記実施例の動作を説明Ｔるフローチャ
ート、第６図は上記実施例の０１作を説明する説明図で
ある。 １・・・曲げ機械　７・・・パンチ ９・・・ダイ　２５・・・バックゲージ４１・・・突き
当て部材 ４３・・・バックゲージ駆動装置 ４５・・・１ｉｌｌｔｌｌ装置　４７・・・板金移動軌
跡Ｑ出装置４９・・・干渉判断装置 代理人　弁理士　　三　好　保　男 第３図 第４図 第６図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. バックゲージの駆動手段と、板金のバックゲージ側突出
   部の曲げ加工時の移動軌跡の算出手段と、前記移動軌跡
   算出手段による板金の曲げ加工時の移動軌跡と前記バッ
   クゲージの突き当て部材の先端部との干渉の有無を判断
   する干渉判断手段と、前記干渉判断手段が干渉ありと判
   断するときに、前記バックゲージ駆動手段を干渉を回避
   するのに必要な距離だけプルバック駆動させる制御手段
   とを備えて成るバックゲージのプルバック量決定装置。