JP3429517B2 - プレスブレーキのラム位置制御装置 - Google Patents

プレスブレーキのラム位置制御装置

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  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレスブレーキのラム
位置制御装置に係り、詳しくは折曲げ加工時にワークと
機械との間に手や治具が挟まる事故等の発生を防止する
ようにしたものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プレスブレーキ等の折曲げ加工
機は、パンチ(上金型)またはダイ(下金型)をラムに
よって所定のデプス位置まで移動させることにより、こ
れら上下の金型間に介在されたワークを所定角度に折曲
げ加工するものである。ところで、この種の折曲げ加工
機としては、従来、例えば特公平3−43959号公報
に記載されているように、ラムの上昇用もしくは下降用
の足踏み式スイッチ(フットペダル装置)を設け、この
足踏み式スイッチの踏み込み操作によってラムの昇降制
御を行うようにした構造のものが知られている。このよ
うな構造の折曲げ加工機を用いてワーク(板材)の折曲
げ加工を行うには、作業者がワークの端部を手や治具な
どで掴んで該ワークの位置決めをした状態で足踏み式ス
イッチを踏み込み操作するようにする。その場合、実際
の作業に際しては、作業者はワークを掴んでいる手など
が挟まれないように、安全な位置で足踏み式スイッチを
放してラムを停止させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように足踏み式スイッチの操作により折曲げ加工を行う
ようにしたものでは、作業者の不注意によってワークを
掴んだまま足踏み式スイッチを踏み続けることがあり、
それによって手などがワークと機械との間に挟まれる事
故が発生する危険があった。また、このような事故をよ
り少なくするためには、実際の折曲げ作業に際してワー
クの安全なハンドリング位置を決めるべく試し曲げを行
う必要があり、そのために多くの工数が必要になって作
業が煩雑になるという問題点もあった。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑みてなされたも
のであって、ワークと機械との間に手などを挟む事故の
発生を未然に防ぐことができるとともに、試し曲げなど
の余分な工数を低減することのできるプレスブレーキの
ラム位置制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプレスブレ
ーキのラム位置制御装置は、ラムの昇降動により金型間
に介在されるワークを所定角度に折曲げ加工するプレス
ブレーキのラム位置制御装置であって、(a)曲げ製品
情報,加工情報および金型情報の各情報に基づいて折曲
げ加工の各工程におけるワークの中間形状を演算する中
間形状演算手段、(b)この中間形状演算手段により得
られるワークの中間形状と前記プレスブレーキの機械本
体寸法,金型外形寸法,金型取付寸法などの各情報に基
づいてワークと機械本体および金型との距離を演算する
距離演算手段および(c)この距離演算手段の出力を受
けワークと機械本体および金型との距離が所定の危険距
離に達するときその危険距離の直前位置を前記ラムの一
時停止位置として設定する一時停止位置設定手段を備え
ることを特徴とするものである。
【0006】また、同ラム位置制御装置は、前記構成に
加えて、前記一時停止位置設定手段の出力に基づきワー
クと機械本体および金型との距離が所定の危険距離にあ
ることを報知する報知手段を備えたものとすることがで
きる。
【0007】
【作用】本発明においては、曲げ製品情報,加工情報お
よび金型情報の各情報から折曲げ加工の各工程における
ワークの中間形状が演算され、こうして得られた中間形
状とプレスブレーキの機械本体寸法,金型外形寸法,金
型取付寸法などの各情報よりワークと機械本体および金
型との距離が演算される。そして、こうして演算された
距離が加工時にワークと機械本体等との間に手や治具が
挟まる危険距離にならないように、その直前位置がラム
の一時停止位置として設定される。
【0008】本発明は、また、一時停止位置設定手段の
出力に基づきワークと機械本体および金型との距離が所
定の危険距離にあることを報知する報知手段を備えたも
のとすると、作業者はラムが危険位置にあるのを容易に
知ることができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明によるプレスブレーキのラム位
置制御装置の具体的実施例について、図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例の全体システム図であ
る。この実施例において、プレスブレーキは、固定され
た図示しない水平テーブルと、この水平テーブルに対し
て昇降駆動されるラム1を備えている。水平テーブルの
上部には上面にV字状の型溝を有するダイ(下金型)2
が載置され、一方ラム1の下部にはダイ2に対向してパ
ンチ(上金型)3が取り付けられている。また、ダイ2
およびパンチ3の後方には前後,上下および左右方向に
移動可能とされたバックストップ(図示せず)が設けら
れている。そして、ダイ2とパンチ3との間には板状の
ワーク(被加工物)4が介在され、このワーク4の後端
縁をバックストップに突き当てた状態でラム1の駆動に
よってパンチ3を所定の高さ位置まで下降させることに
よりワーク4の折曲げ加工がなされる。
【0010】また、前記プレスブレーキの制御部である
NC装置5にはメーカ側の機械形状に関する情報やユー
ザ側の曲げ製品情報および金型情報などの各種情報が入
力され、このNC装置においてはそれら入力情報に基づ
いて各工程におけるバックストップの位置およびパンチ
3の追い込み量等の加工データが作成され、この加工デ
ータに基づいて機械およびハンドリング装置等の制御が
実行される。
【0011】前記NC装置5には、また動作フットスイ
ッチと上昇フットスイッチからなる2個のフットスイッ
チ(足踏み式スイッチ)が接続され、これらのフットス
イッチによりラム1の昇降動と速度切換との操作がなさ
れる。図2は、これらのフットスイッチの操作とラムの
作動の関係を示す線図である。図示のように、ラム1が
上限位置にあるときに動作フットスイッチをオン操作す
ると、ラム1においては大きな速度で上限位置から速度
切換位置まで下降され、この速度切換位置に到達した後
は所定の遅れ時間の後に小さい速度で下限位置まで下降
される。動作フットスイッチをそのまま踏み続けている
と、ラム1においては下限位置で所定の加圧タイマの設
定時間(tA )だけ停止され、その後、所定の遅れ時間
の後自動的に上限位置まで上昇される。なお、ラム1の
下降動作中に動作フットスイッチをリリース(オフ操
作)すると、その位置でラム1は停止される。また、こ
のように任意の位置でラム1を停止させた後上昇フット
スイッチをオン操作すると、ラム1においては上限位置
まで上昇される。ここで、加圧タイマは、ワーク4の目
標角度を得る位置(ラム下限位置)にてラム1によりワ
ーク4を加圧したまま停止させておくための時間設定用
タイマであり、下限位置を安定させるために設けられて
いる。
【0012】また、前述のラム1の作動説明においては
省略したが、ラム1の上限位置と下限位置との間は通常
パンチ3がワーク4に接触するラム位置であるシフトバ
ック位置が設けられる。このシフトバック位置ではラム
1の下降動作が停止されてバックストップが所定位置へ
移動される。前述のようなラム1の駆動制御を実行する
ために、前記NC装置5にはラム1に付設されたエンコ
ーダ6からのラム位置データが入力される。このラム位
置データに基づいて、NC装置5はラム1を駆動制御す
る駆動モータ7に出力する制御データを演算するように
する。
【0013】ところで、前述のようなプレスブレーキを
用いてワーク4の折曲げ加工を行うに際しては、作業者
はワーク4の端部を手や治具などで掴んで該ワーク4を
位置決めした状態でフットスイッチを踏み込み操作する
ようにする。その場合、作業者がうっかりミスによりワ
ークと機械本体あるいは金型との間に手などを挟む事故
の発生の危険があることから、本実施例では加工時にワ
ーク4と機械本体等との間の距離が危険距離になる直前
位置でラム1を自動的に一時停止させるようにし、それ
によって前記のような事故の発生を未然に防ぐようにし
ている。すなわち、具体的には、ワーク4の折曲げ加工
の各工程において、ラム1を順次下降させていってパン
チ3がワーク4に接触してから目標のデプス位置に達す
るまでの各段階でのワーク4の中間形状を演算し、次い
でそれら各中間形状におけるワーク4の各コーナー(折
曲げ部および端部)と機械本体等との距離を演算する。
次に、こうして求めた距離がワークと機械本体等との間
に手などを挟む危険距離に達しているかどうかを判定
し、この判定の結果危険距離に達しているというときに
はそのときのラム位置を一時停止位置デ−タとして取り
込む。そして、実際にフットスイッチを操作してラム1
の下降制御を行っているときに前記一時停止データが存
在する場合には、ラム1の下降動作を一時停止させて作
業者に対しメッセージ表示等の警告を発するようにす
る。
【0014】次に本実施例における前述の制御動作を図
3および図4に示されているフローチャート図に基づい
て説明する。なお、図3はラムの一時停止位置を決定す
るためのフローチャート図、図4はラムの作動制御のフ
ローチャート図であるとともに、これら図3および図4
においてA1〜A13およびB1〜B25は各ステップ
を示している。
【0015】i)ラム一時停止位置決定フローチャート
(図3) A1:与えられた製品図にしたがって製品情報を読み込
み、ダイ2のV幅,V角度,ダイ高さ,ダイ幅およびパ
ンチ3のパンチ高さ,パンチ角度等といった金型情報を
読み込む。そして、折曲げ加工の工程数Nに初期値1を
セットする。
【0016】A2:前記各入力情報に基づいてワーク4
とパンチ3との接触するラム位置(シフトバック位置)
を演算し、次いで、ワーク4と機械との距離を計算する
ため、計算回数Mに初期値1をセットする。 A3:前記ワーク4と機械との距離を計算するためのラ
ム位置を、前回のラム位置からパンチ3を0.1mmだ
け下降させた位置として設定する。
【0017】A4:ステップA3で設定した位置が目標
デプス位置より小さいかどうかを判定し、目標デプス位
置に達していなければ、ステップA5へ進み、目標デプ
ス位置に達していればステップA12へ進む。 A5:ステップA3で設定した位置でのワーク4の状態
(中間形状)を演算して、ワーク4の折曲げ部および端
部の数を示すコーナー数Lに初期値1をセットする。
【0018】A6:ワーク4の所定のコーナーと機械と
の距離を演算する。 A7:前記ステップA6で求められた距離がワーク4と
機械との間に手などを挟む危険距離に達しているかどう
かを判定し、危険距離に達していればステップA8へ進
み、危険距離に達していなければステップA9へ進む。 A8:ステップA3で計算したラム位置をラム1の一時
停止位置データとしてプログラムに登録する。
【0019】A9:全コーナーが終了したかどうかを判
定し、終了していなければステップA10へ進み、終了
していればステップA11へ進む。 A10:他のコーナーについての演算を行うため、コー
ナー数Lに1を加算してステップA6へ戻る。 A11:次のラム下降位置についての演算を行うため、
計算回数Mに1を加算してステップA3へ戻る。
【0020】A12:全工程が終了したかどうかを判定
し、終了していないときにはステップA13へ進み、終
了したというときにはこのフローを終える。 A13:次の工程についての演算を行うため、工程数N
に1を加算してステップA2へ戻る。 ii)ラム作動制御フローチャート(図4) B1:操作釦等の操作により動作プログラムをスタート
させて、NC動作プログラムを読み出し、次いで、NC
制御を行うラム以外の軸の移動を行う。
【0021】B2:フットスイッチ(動作フットスイッ
チ)をオン操作する。 B3:フットスイッチがオン作動しているかどうかを判
定し、オン作動しているときには次のステップB4へ進
み、オン作動していないときにはステップB2へ戻って
オン操作を繰り返す。 B4:ラム1を上限位置から大きな速度で下降させる。
【0022】B5:ラム1が速度切換位置に達したかど
うかを判定し、達しているときには次のステップB6へ
進み、達していないときには下降動作(S4)を続行す
る。 B6:速度切換位置を通過した後はラム1を小さな速度
で下降させる。 B7:シフトバックが有るかどうか、すなわちバックス
トップの動作がプログラムされているかどうかを判定
し、シフトバック有りの場合にはステップB8へ進み、
シフトバック無しの場合にはステップB11へ進む。
【0023】B8:ラム1がシフトバック位置すなわち
パンチ3がワーク4に接触するラム位置に達したかどう
かを判定し、シフトバック位置に達していれば次のステ
ップB9へ進み、達していなければステップB6に戻っ
てラム1の下降動作を続行する。 B9:ラム1を停止させて、バックストップを移動させ
る。
【0024】B10:フットスイッチがオン作動してい
るかどうかを判定し、オン作動しているときには次のス
テップB11へ進み、オン作動していないときにはオン
作動するまで待機する。 B11:ラム1を小さな速度で下降させる。 B12:ラム1の一時停止がプログラムされているかど
うかを判定し、一時停止有りの場合には次のステップB
13へ進み、一時停止無しの場合にはステップB16へ
進む。
【0025】B13:ラム1が一時停止位置に達したか
どうかを判定し、一時停止位置に達していれば次のステ
ップB14へ進み、達していなければステップB11に
戻ってラム1の下降動作を続行する。 B14:ラム1を一時停止させてメッセージ表示等の警
告を発生する。 B15:フットスイッチがオフからオンに切り換わった
かどうかを判定し、切り換わっていない場合にはラム1
は一時停止を続行し、切り換わった場合には次のステッ
プB16へ進む。なお、ラム1が一時停止した後フット
スイッチがオン作動を続行している間はラム1は停止し
たままである。
【0026】B16:ラム1を小さな速度で下降させ
る。 B17:ラム1が下限位置に到達したかどうかを判定
し、下限位置に到達したときには次のステップB18へ
進み、到達していなければステップB16へ戻って下降
動作を続行する。 B18:ラム1を停止させる。
【0027】B19:フットスイッチがオン状態での停
止時間が加圧タイマの設定時間(ラム1がワーク4を加
圧したまま停止させておく時間)より大きくなったかど
うかを判定し、大きくなったときには次のステップB2
0へ進み、設定時間に達していなければこの設定時間に
達するまで待機する。 B20:ラム1を大きな速度で上昇させる。
【0028】B21:ラム1が上限位置に達したかどう
かを判定し、達していれば次のステップB22へ進み、
達していなければステップB20へ戻って上昇動作を続
行する。 B22:ラム1を停止させる。 前述の図3に示すフローチャートにおいてワーク4のコ
ーナーと機械との距離の演算(ステップA6)は、例え
ば次のようにして行われる。
【0029】図5はコーナーA,Bを有するワーク4を
パンチ3によって折曲げた状態を示す図である。図にお
いて、ワーク4とパンチ3との接触点を原点Oとし、こ
の原点Oから各コーナーA,Bまでの距離すなわち線分
OA,OBの長さをそれぞれlA ,lB とし、今工程の
曲げによる各コーナーA,BのX軸とのなす角度を
θ A ,θB とすると、機械とコーナーAとの距離L
A は、次式で与えられる。
【0030】 LA =lA ・cosθA −F(lA ・sinθA )・・・ ここで、ラム中心からの機械の作業者側の外形寸法を座
標Yの関数F(Y)で示すものとする。したがって、前
記F(lA ・sinθA )は線分OAのY方向成分位置
での機械外形寸法を表す。また、機械とコーナーBとの
距離LB についても同様にして、次式で与えられる。
【0031】 LB =lB ・cosθB −F(lB ・sinθB )・・・ 前記θA ,θB は、曲げ途中でのワーク4の成形角(曲
げ角度)をθd とし、曲げられる前の状態での原点O’
(曲げられる前の原点)に対する各コーナーAとBの角
度をθA ’,θB ’とすると、次式で与えられる。 θA =θA ’+θd /2・・・ θB =θB ’+θd /2・・・ ところで、前記曲げ角度θd は、図6に示すように、ワ
ーク4の厚みをt,パンチ3の追い込み量をd,曲げア
ール(内側)をr,ダイ2のV幅をDVとした場合、次
式を満足する。
【0032】 tan(θd /2)=(DV/2)/(d+y)・・・ ここで、次式が成立する。 y=(r+t)/sin(θd /2)−(r+t) =(1/sin(θd /2)−1)(r+t)・・・ よって式から、次の式が成り立つ。
【0033】 tan(θd /2)=(DV/2)/(d+(1/sin(θd /2)−1 )(r+t)・・・ したがって、 d=DV/2tan(θd /2)−(1/sin(θd /2)−1)(r+ t)・・・ すなわち、曲げ角度θd は、追い込み量dによって式
を満たす値であることがわかる。
【0034】結局、式から、追い込み量dによっ
てθA ,θB が得られる。それによって機械とワークと
の距離LA ,LB が得られる。一般に、ワーク4のn番
目のコーナーに関して、機械とワークとの距離Ln は、
次式で与えられる。 Ln =ln ・cosθn −F(ln ・sinθn )・・・ なお、前記関数F(Y)は機械毎に異なるものとなるた
め、予めメーカーにて入力するものとする。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のようにプレスブレーキ
を用いてワークの折曲げ加工を行う際に、ワークと機械
本体および金型との距離が所定の危険距離に達する直前
位置がラムの一時停止位置として設定されるので、ワー
クと機械との間に作業者が手などを挟む事故の発生を未
然に防ぐことができ、また試し曲げなどの余分な工数を
低減することができる。
【0036】また、ワークと機械本体および金型との距
離が所定の危険距離にあることを報知する報知手段を備
えたものとすると、作業者はラムが危険位置にあるのを
容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体システム図
【図2】本発明の一実施例に係るプレスブレーキにおけ
るフットスイッチの操作とラムの作動との関係を示す線
【図3】本発明の一実施例に係るプレスブレーキにおけ
るラムの一時停止位置を決定するフローチャート図
【図4】本発明の一実施例に係るプレスブレーキにおけ
るラムの作動制御のフローチャート図
【図5】本発明の一実施例において機械とワークとの距
離の演算方法の一例を示す説明図
【図6】本発明の一実施例において機械とワークとの距
離の演算方法の一例を示す説明図
【符号の説明】
1 ラム 2 ダイ 3 パンチ 4 ワーク 5 NC装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラムの昇降動により金型間に介在される
    ワークを所定角度に折曲げ加工するプレスブレーキのラ
    ム位置制御装置であって、(a)曲げ製品情報,加工情
    報および金型情報の各情報に基づいて折曲げ加工の各工
    程におけるワークの中間形状を演算する中間形状演算手
    段、(b)この中間形状演算手段により得られるワーク
    の中間形状と前記プレスブレーキの機械本体寸法,金型
    外形寸法,金型取付寸法などの各情報に基づいてワーク
    と機械本体および金型との距離を演算する距離演算手段
    および(c)この距離演算手段の出力を受けワークと機
    械本体および金型との距離が所定の危険距離に達すると
    きその危険距離の直前位置を前記ラムの一時停止位置と
    して設定する一時停止位置設定手段を備えることを特徴
    とするプレスブレーキのラム位置制御装置。
  2. 【請求項2】 前記一時停止位置設定手段の出力に基づ
    きワークと機械本体および金型との距離が所定の危険距
    離にあることを報知する報知手段を備えることを特徴と
    する請求項1に記載のプレスブレーキのラム位置制御装
    置。
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