JPS63245672A - 新規なモノグリセリドリパ−ゼ、その製法およびそれを用いる分析法 - Google Patents
新規なモノグリセリドリパ−ゼ、その製法およびそれを用いる分析法Info
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- JPS63245672A JPS63245672A JP62080299A JP8029987A JPS63245672A JP S63245672 A JPS63245672 A JP S63245672A JP 62080299 A JP62080299 A JP 62080299A JP 8029987 A JP8029987 A JP 8029987A JP S63245672 A JPS63245672 A JP S63245672A
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- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/34—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase
- C12Q1/44—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase involving esterase
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、新規なモノグリセリドリパーゼ、その製法お
よびそれを用いる分析法、さらに膵リパーゼの酵素活性
測定法に関する。
よびそれを用いる分析法、さらに膵リパーゼの酵素活性
測定法に関する。
〈従来の技術〉
従来、微生物から高等動物まで広く存在が知られている
公知のモノグリセリドリパーゼは、モノグリセリドのみ
ならず、ジグリセリド、トリグリセリドにも作用するこ
とが知られており(酵素ハンドブック第424頁:昭和
57年12月1日朝倉書店発行)、さらに別のモノグリ
セリドリパーゼとしては、スタフィロコッカス(Sta
phyrococcus)属に属する菌株由来のものが
知られている(特開昭55−42532号公報)が、こ
の酵素は、基質特異性としてモノグリセリドの他にトリ
グリセリドにも作用するもので、その理化学的性質とし
て、至適p HはpH11、至適温度はエディオール(
Edial:ヤシ油エマルジョン)を基質とする場合に
37〜40℃をピークに37〜50℃の範囲で高活性を
示し、等電点は2.56、分子量は約174,000で
、さらに55℃以上で急速に失活し70℃での失活は1
0分以内に起こるものである。また、公知のリパーゼ活
性測定法としては、トリオレインを用いる比濁法、合成
基質を用いる発色法(特開昭61−254197号公報
)、分解した脂肪酸を滴定する滴定法、天然型基質であ
る1、2−ジグリセリドを合成基質として用いて生成す
る脂肪酸を酵素的に測定する方法等が知られている(特
開昭58−888号公報、特開昭59−91898号公
報)。
公知のモノグリセリドリパーゼは、モノグリセリドのみ
ならず、ジグリセリド、トリグリセリドにも作用するこ
とが知られており(酵素ハンドブック第424頁:昭和
57年12月1日朝倉書店発行)、さらに別のモノグリ
セリドリパーゼとしては、スタフィロコッカス(Sta
phyrococcus)属に属する菌株由来のものが
知られている(特開昭55−42532号公報)が、こ
の酵素は、基質特異性としてモノグリセリドの他にトリ
グリセリドにも作用するもので、その理化学的性質とし
て、至適p HはpH11、至適温度はエディオール(
Edial:ヤシ油エマルジョン)を基質とする場合に
37〜40℃をピークに37〜50℃の範囲で高活性を
示し、等電点は2.56、分子量は約174,000で
、さらに55℃以上で急速に失活し70℃での失活は1
0分以内に起こるものである。また、公知のリパーゼ活
性測定法としては、トリオレインを用いる比濁法、合成
基質を用いる発色法(特開昭61−254197号公報
)、分解した脂肪酸を滴定する滴定法、天然型基質であ
る1、2−ジグリセリドを合成基質として用いて生成す
る脂肪酸を酵素的に測定する方法等が知られている(特
開昭58−888号公報、特開昭59−91898号公
報)。
〈発明が解決しようとする問題点〉
前述の如く、従来のモノグリセリドリパーゼはモノグリ
セリドのみならず、ジグリセリド、トリグリセリドにも
作用するため、例えばリパーゼ活性測定におけるグリセ
リド合成基質から遊離するモノグリセリドのみを測定す
る方法には利用できないものであり、さらにスタフィロ
コッカス属に属する菌株からのモノグリセリドリパーゼ
も、トリグリセリドに作用しかつ分子量が大きく、至適
p Hも高く、さらに熱に対して不安定なもので使用し
得ないものであった。
セリドのみならず、ジグリセリド、トリグリセリドにも
作用するため、例えばリパーゼ活性測定におけるグリセ
リド合成基質から遊離するモノグリセリドのみを測定す
る方法には利用できないものであり、さらにスタフィロ
コッカス属に属する菌株からのモノグリセリドリパーゼ
も、トリグリセリドに作用しかつ分子量が大きく、至適
p Hも高く、さらに熱に対して不安定なもので使用し
得ないものであった。
〈問題を解決するための手段〉
本発明者らは、前述の問題点を鑑み、鋭意研究の結果、
鹿児島県霧島温泉の泉源周辺の土壌より分離したバチル
ス属に属する菌株H−165株が少なくとも下記の式(
a)の酵素反応を触媒し、(a)モノグリセリド+Hf
fiO−−→グリセロール+脂肪酸 基質特異性としてモノグリセリドに作用してジグリセリ
ドおよびトリグリセリドに作用しない新規なモノグリセ
リドリパーゼ(以下、本発明モノグリセリドリパーゼと
云うことがある)を産生ずることを見出し該酵素を精製
し、このバチルス属に属するバチルス ステアロサーモ
フィラス(Bac 1flus Stearother
mophilus ) H−165によるモノグリセリ
ドリパーゼが、基質特異性としてモノグリセリドに作用
してジグリセリドおよびトリグリセリドに作用しない極
めて優れた全く新規な酵素作用を示すことを見出し、か
つ至適pHがpH5付近、至適温度が75℃で最大の活
性を示し、等電点が4.6、分子量が27,000と小
さく、さらに熱安定性が70℃では殆ど失活せず90℃
で処理しても20%活性が残るという耐熱性のモノグリ
セリドリパーゼであって、新規かつモノグリセリド測定
において有用な酵素であることを見出した。
鹿児島県霧島温泉の泉源周辺の土壌より分離したバチル
ス属に属する菌株H−165株が少なくとも下記の式(
a)の酵素反応を触媒し、(a)モノグリセリド+Hf
fiO−−→グリセロール+脂肪酸 基質特異性としてモノグリセリドに作用してジグリセリ
ドおよびトリグリセリドに作用しない新規なモノグリセ
リドリパーゼ(以下、本発明モノグリセリドリパーゼと
云うことがある)を産生ずることを見出し該酵素を精製
し、このバチルス属に属するバチルス ステアロサーモ
フィラス(Bac 1flus Stearother
mophilus ) H−165によるモノグリセリ
ドリパーゼが、基質特異性としてモノグリセリドに作用
してジグリセリドおよびトリグリセリドに作用しない極
めて優れた全く新規な酵素作用を示すことを見出し、か
つ至適pHがpH5付近、至適温度が75℃で最大の活
性を示し、等電点が4.6、分子量が27,000と小
さく、さらに熱安定性が70℃では殆ど失活せず90℃
で処理しても20%活性が残るという耐熱性のモノグリ
セリドリパーゼであって、新規かつモノグリセリド測定
において有用な酵素であることを見出した。
本発明は、上記の知見に基づいて完成されたもので、少
なくとも、下記の式(a)の酵素反応を触媒し、基質特
異性としてモノグリセリドに作用してジグリセリドおよ
びトリグリセリドに作用しない新規なモノグリセリドリ
パーゼ、およびバチルス属に属する、少なくとも、下記
の式(a)の酵素反応を触媒し、基質特異性としてモノ
グリセリドに作用してジグリセリドおよびトリグリセリ
ドに作用しないモノグリセリドリパーゼ生産菌を培地に
培養し、培養物からモノグリセリドリパーゼを採取する
ことを特徴とする新規な該モノグリセリドリパーゼの製
法、ならびに被検液中のモノグリセリドを測定するに当
たり、被検液に、少なくとも、下記の式(a)の酵素反
応を触媒し、基質特異性としてモノグリセリドに作用し
てジグリセリドおよびトリグリセリドに作用しないモノ
グリセリドリパーゼを作用せしめ、次いで反応において
生成されたモノグリセリドの成分であるグリセロールま
たは脂肪酸のいづれか一方を測定することを特徴とする
モノグリセリドを含有する被検液の分析法、さらに被検
液中の膵リパーゼ活性測定において、少なくとも1:
2−ジグリセリド含有試薬に被検液の膵リパーゼを作用
せしめ、次いで遊離したモノグリセリドに少なくとも、
下記の式<a>の酵素反応を触媒し、基質特異性として
モノグリセリドに作用してジグリセリドおよびトリグリ
セリドに作用しないモノグリセリドリパーゼを作用せし
め、次いで反応において生成されたモノグリセリドの成
分であるグリセロールまたは脂肪酸のいづれか一方を測
定することを特徴とする被検液中の膵リパーゼ活性の測
定法に関するものである。
なくとも、下記の式(a)の酵素反応を触媒し、基質特
異性としてモノグリセリドに作用してジグリセリドおよ
びトリグリセリドに作用しない新規なモノグリセリドリ
パーゼ、およびバチルス属に属する、少なくとも、下記
の式(a)の酵素反応を触媒し、基質特異性としてモノ
グリセリドに作用してジグリセリドおよびトリグリセリ
ドに作用しないモノグリセリドリパーゼ生産菌を培地に
培養し、培養物からモノグリセリドリパーゼを採取する
ことを特徴とする新規な該モノグリセリドリパーゼの製
法、ならびに被検液中のモノグリセリドを測定するに当
たり、被検液に、少なくとも、下記の式(a)の酵素反
応を触媒し、基質特異性としてモノグリセリドに作用し
てジグリセリドおよびトリグリセリドに作用しないモノ
グリセリドリパーゼを作用せしめ、次いで反応において
生成されたモノグリセリドの成分であるグリセロールま
たは脂肪酸のいづれか一方を測定することを特徴とする
モノグリセリドを含有する被検液の分析法、さらに被検
液中の膵リパーゼ活性測定において、少なくとも1:
2−ジグリセリド含有試薬に被検液の膵リパーゼを作用
せしめ、次いで遊離したモノグリセリドに少なくとも、
下記の式<a>の酵素反応を触媒し、基質特異性として
モノグリセリドに作用してジグリセリドおよびトリグリ
セリドに作用しないモノグリセリドリパーゼを作用せし
め、次いで反応において生成されたモノグリセリドの成
分であるグリセロールまたは脂肪酸のいづれか一方を測
定することを特徴とする被検液中の膵リパーゼ活性の測
定法に関するものである。
(a)モノグリセリド十H10−−→
グリセロール+脂肪酸
まず、本発明によって得られる新規モノグリセリドリパ
ーゼは以下に述べる理化学的性質を有するものである。
ーゼは以下に述べる理化学的性質を有するものである。
+11作用;
モノグリセリド千H10−−−
グリセロール+脂肪酸
(モノグリセリドはα−またはβ−モノグリセリドのい
づれであってもよい) (2)分子量;27.ooo±2.700Cポリビニル
ゲル(商品名:TSK3000SW;東洋曹達社製)の
カラムを用い、0.2MNaC1を含む50mMリン酸
緩衝液(pH6,5)を移動層とするゲル濾過法により
測定〕 (3)至適pH;後記の酵素活性測定法に従い、緩衝液
としてジメチルグルタル酸緩衝液(pH4〜7、第1図
の−・−)、トリス−塩酸緩衝液(pH7〜9.5、第
1図の一〇−)を用いてモノラウリンと酵素とを10分
間反応せしめた後、2分間煮沸して酵素活性を失活させ
、反応を停止せしめ、37℃に保温し、生成したグリセ
リンの量を酵素的に測定した結果は、第1図の通りであ
って、至適pHはpH5付近であった。
づれであってもよい) (2)分子量;27.ooo±2.700Cポリビニル
ゲル(商品名:TSK3000SW;東洋曹達社製)の
カラムを用い、0.2MNaC1を含む50mMリン酸
緩衝液(pH6,5)を移動層とするゲル濾過法により
測定〕 (3)至適pH;後記の酵素活性測定法に従い、緩衝液
としてジメチルグルタル酸緩衝液(pH4〜7、第1図
の−・−)、トリス−塩酸緩衝液(pH7〜9.5、第
1図の一〇−)を用いてモノラウリンと酵素とを10分
間反応せしめた後、2分間煮沸して酵素活性を失活させ
、反応を停止せしめ、37℃に保温し、生成したグリセ
リンの量を酵素的に測定した結果は、第1図の通りであ
って、至適pHはpH5付近であった。
(4)至適温度;ビペスー水酸化ナトリウム(PIPE
S−NaOH) 緩i!j?(!E (pH7,3)を
用い、後記の酵素活性測定法に従い、第2図に示す各温
度での反応後、煮沸して反応を止め、生成したグリセリ
ンの量を酵素的に測定した結果は、第2図に示す通りで
あり、75℃で最大の活性を示した。
S−NaOH) 緩i!j?(!E (pH7,3)を
用い、後記の酵素活性測定法に従い、第2図に示す各温
度での反応後、煮沸して反応を止め、生成したグリセリ
ンの量を酵素的に測定した結果は、第2図に示す通りで
あり、75℃で最大の活性を示した。
(51pH安定性;本酵素液(1,OU/ml)を、1
0mMのジメチルグルタル酸−NaOH緩衝液(p H
4〜7、第3図の−・−)、トリス−塩酸緩衝液(pH
8〜9、第3図の一〇−)、グリシン−NaOH緩衝液
(pH9〜10、第3図の一△−)の各緩衝液で調製し
、75℃で10分間処理した後、その残存活性を後記の
酵素活性測定法に従って測定して、第3図の結果が得ら
れ、酵素活性はp H7〜8の範囲で安定であった。
0mMのジメチルグルタル酸−NaOH緩衝液(p H
4〜7、第3図の−・−)、トリス−塩酸緩衝液(pH
8〜9、第3図の一〇−)、グリシン−NaOH緩衝液
(pH9〜10、第3図の一△−)の各緩衝液で調製し
、75℃で10分間処理した後、その残存活性を後記の
酵素活性測定法に従って測定して、第3図の結果が得ら
れ、酵素活性はp H7〜8の範囲で安定であった。
(6)熱安定性;本酵素液(1,OU/ml)を10m
Mトリス−塩酸緩衝液(pH7,5)で調製し、第4図
の各温度で10分間加熱処理後その残存活性を後記の酵
素活性測定法に従って測定した結果は、第4図の結果が
得られ、酵素活性は70℃まで安定であった。
Mトリス−塩酸緩衝液(pH7,5)で調製し、第4図
の各温度で10分間加熱処理後その残存活性を後記の酵
素活性測定法に従って測定した結果は、第4図の結果が
得られ、酵素活性は70℃まで安定であった。
(7)等電点;pH4,6±0.4(キャリアアンフオ
ライトを用いる焦点電気泳動法により4℃、700Vの
定電圧で40時間通電した後、各両分の酵素活性を測定
した) (8)基質特異性;第1表に示す通り、α−モノラウリ
ンに対して最大の活性を示す。卵黄レシチン由来のジグ
リセリド、■、2−シリルイン、1.3−シリルインお
よびトリオレインには全(作用しない。
ライトを用いる焦点電気泳動法により4℃、700Vの
定電圧で40時間通電した後、各両分の酵素活性を測定
した) (8)基質特異性;第1表に示す通り、α−モノラウリ
ンに対して最大の活性を示す。卵黄レシチン由来のジグ
リセリド、■、2−シリルイン、1.3−シリルインお
よびトリオレインには全(作用しない。
(9)界面活性剤、金属イオンの影響;第2表に示す通
り、トリトンX−100およびコール酸等の界面活性剤
添加では高濃度領域において活性阻害が見られる。Ca
イオン、Mgイオン等の二価金弟1表 モノグリセリド
リパーゼの基質特異性ホ調製法:精製した卵黄レシチン
にホスホリパーゼCを作用させ、クロロホルム−メタノ
ールで抽出した両分を使用した。
り、トリトンX−100およびコール酸等の界面活性剤
添加では高濃度領域において活性阻害が見られる。Ca
イオン、Mgイオン等の二価金弟1表 モノグリセリド
リパーゼの基質特異性ホ調製法:精製した卵黄レシチン
にホスホリパーゼCを作用させ、クロロホルム−メタノ
ールで抽出した両分を使用した。
第2表 モノグリセリドリパーゼにおける界面活性剤、
金属イオンの影響 く酵素活性測定法〉 (**TOO3:N−エチルーN−(2−Aイドロキシ
−3−スルホプロピル)−メタ−トルイジン) 上記組成の反応液0.4mlに、10mMモノラウリン
(0,5%トリトンX−100水溶液)50μlを加え
、37℃で2〜3分間予備加温し50μlの酵素液を加
え、反応を開始する。正確に10分後、0.5%S D
S (Sodium dodecyl 5ulfat
e) 2 、 5 m lを加え反応を止める。分光
分析による比色測定の波長は550 nmで行い、酵素
活性は、1分間に1μmoleのグリセロールを生成す
る活性を1単位(I Uni t、 10. )とする
、また、この酵素活性測定法による酵素活性(力価)の
算出は次式に従う。
金属イオンの影響 く酵素活性測定法〉 (**TOO3:N−エチルーN−(2−Aイドロキシ
−3−スルホプロピル)−メタ−トルイジン) 上記組成の反応液0.4mlに、10mMモノラウリン
(0,5%トリトンX−100水溶液)50μlを加え
、37℃で2〜3分間予備加温し50μlの酵素液を加
え、反応を開始する。正確に10分後、0.5%S D
S (Sodium dodecyl 5ulfat
e) 2 、 5 m lを加え反応を止める。分光
分析による比色測定の波長は550 nmで行い、酵素
活性は、1分間に1μmoleのグリセロールを生成す
る活性を1単位(I Uni t、 10. )とする
、また、この酵素活性測定法による酵素活性(力価)の
算出は次式に従う。
%式%)
ΔA 550 : 550nmの波長における吸光度
2.95:発色液総fit(ml) 18.0 :過酸化水素ミリ分子吸光係数(c11!/
μmole) 50:使用酵素液N(μ1) 10:反応時間(分) 次に、本発明モノグリセリドリパーゼ生産菌の一例であ
るバチルス ステアロサーモフィラスH−165菌株の
菌学的性状は以下の通りである。
2.95:発色液総fit(ml) 18.0 :過酸化水素ミリ分子吸光係数(c11!/
μmole) 50:使用酵素液N(μ1) 10:反応時間(分) 次に、本発明モノグリセリドリパーゼ生産菌の一例であ
るバチルス ステアロサーモフィラスH−165菌株の
菌学的性状は以下の通りである。
A、肉眼的観察
50〜55℃、18〜44時間培養の結果は、次の通り
である。
である。
■普通寒天斜面培地
黄味を帯びた灰白色を呈し、線状に生育し、生育は良好
であり、可溶性色素は産生しない。
であり、可溶性色素は産生しない。
■普通寒天平面培地
黄味を帯びた灰色を呈し、円形で平らな金縁の集落を形
成するが、可溶性色素は産生じない。
成するが、可溶性色素は産生じない。
■液体培地
生育良好で一様に混濁する。
■BCPミルク壇地
不変である。
B、形態的特徴
Φ形および配列
まっすぐ又はやや曲がった端の丸い桿菌で、単独、二連
、たまに短連鎖する。
、たまに短連鎖する。
■大きさ
0.6〜0.8 X2.5〜4.0 μm。
■運動性
なし。
■芽胞
細胞の中央または端に近い位置に卵形または長円形の形
状を呈して存在する。大きさは0.8〜1゜2 Xl、
5〜2.0μmで菌体は芽胞により膨張する。
状を呈して存在する。大きさは0.8〜1゜2 Xl、
5〜2.0μmで菌体は芽胞により膨張する。
■多形成
なし。
C5生理的生化学的特徴
ダラム染色 十KOH反応
−抗酸性染色
−カプセル形成
−〇Fテスト(Hugh−Leifson培地) 変化
なしOFテスト(変法培地)”” O(酸化)嫌気
下での生育 −生育温度 60℃
+50℃十 47℃ + 生育pH8,6− 7,7+ 5.6 + 4.4 − 耐塩性 O% +3 %
+ 5 % − ゼラチンの加水分解 −デンプンの加
水分解 十カゼインの加水分解
−エスクリンの加水分解
十セルロースの加水分解 −アルギニン
の加水分解 十カタラーゼ産生
十オキシダーゼ産生
十ウレアーゼ産生(SSR培地) −ウレア
ーゼ産生(chris、培地) +インドール産生
−硫化水素産生
−アセトイン産生 −M
Rテスト −硝酸塩還元
十脱窒反応
−***培地組成 (NH4)zHPO41,Og MgSO,・ 7HtQ 0.2gグルコー
ス 10.0gBTB(0,2χ水溶液
> 10.0gKCl
0.2gイースト抽出物 1.0g寒
天 3.0g蒸蒸水水
1000.0m1(pH7,0) 利用性テスト(Simons培地) クエン酸塩 −マレイン酸塩
−リンゴ酸塩
“グルコン酸塩
十プロピオン酸塩 −マロン
酸塩 −コハク酸塩
十利用性テスト(christe
nsen培地)クエン酸塩
十マレイン酸塩 −リンゴ酸
塩 十グルコン酸塩
十プロピオン酸塩
十マロン酸塩 −コハ
ク酸塩 十グルコースよりガ
スの産生− 纏より酸の産生 CN源として(NH4) zllPOnを使用)アドニ
トール −しく+)−アラビノ
ース −セロビオース
+ヅルシトール −メ
ソーエリスリトール −フラクトース
+ガラクトース
−グルコース
+グリセリン +イノシトール
−イヌリン
−ラクトース
−マルトース +マンニ
トール +マンノース
+メレジトース
+メリビオース
+ラフィノース +L (+)
−ラムノース −〇−リボース
+サリシン
+ソルビトール −ソル
ボース −デンプン
+シュクロース
+トレハロース
+キシロース +上記の
菌学的性質から、零H−165菌株の菌学的特徴は、ま
っすぐ又はやや曲がった端の丸い非運動性桿菌、ダラム
陽性、大きさは0.6〜0.8×2.5〜4.0μmで
、芽胞を形成し芽胞によって菌体が膨張し、グルコース
を酸化的に分解して酸を産生し、カタラーゼおよびオキ
シダーゼ産生能陽性の高温性好気細菌であるといえる。
−抗酸性染色
−カプセル形成
−〇Fテスト(Hugh−Leifson培地) 変化
なしOFテスト(変法培地)”” O(酸化)嫌気
下での生育 −生育温度 60℃
+50℃十 47℃ + 生育pH8,6− 7,7+ 5.6 + 4.4 − 耐塩性 O% +3 %
+ 5 % − ゼラチンの加水分解 −デンプンの加
水分解 十カゼインの加水分解
−エスクリンの加水分解
十セルロースの加水分解 −アルギニン
の加水分解 十カタラーゼ産生
十オキシダーゼ産生
十ウレアーゼ産生(SSR培地) −ウレア
ーゼ産生(chris、培地) +インドール産生
−硫化水素産生
−アセトイン産生 −M
Rテスト −硝酸塩還元
十脱窒反応
−***培地組成 (NH4)zHPO41,Og MgSO,・ 7HtQ 0.2gグルコー
ス 10.0gBTB(0,2χ水溶液
> 10.0gKCl
0.2gイースト抽出物 1.0g寒
天 3.0g蒸蒸水水
1000.0m1(pH7,0) 利用性テスト(Simons培地) クエン酸塩 −マレイン酸塩
−リンゴ酸塩
“グルコン酸塩
十プロピオン酸塩 −マロン
酸塩 −コハク酸塩
十利用性テスト(christe
nsen培地)クエン酸塩
十マレイン酸塩 −リンゴ酸
塩 十グルコン酸塩
十プロピオン酸塩
十マロン酸塩 −コハ
ク酸塩 十グルコースよりガ
スの産生− 纏より酸の産生 CN源として(NH4) zllPOnを使用)アドニ
トール −しく+)−アラビノ
ース −セロビオース
+ヅルシトール −メ
ソーエリスリトール −フラクトース
+ガラクトース
−グルコース
+グリセリン +イノシトール
−イヌリン
−ラクトース
−マルトース +マンニ
トール +マンノース
+メレジトース
+メリビオース
+ラフィノース +L (+)
−ラムノース −〇−リボース
+サリシン
+ソルビトール −ソル
ボース −デンプン
+シュクロース
+トレハロース
+キシロース +上記の
菌学的性質から、零H−165菌株の菌学的特徴は、ま
っすぐ又はやや曲がった端の丸い非運動性桿菌、ダラム
陽性、大きさは0.6〜0.8×2.5〜4.0μmで
、芽胞を形成し芽胞によって菌体が膨張し、グルコース
を酸化的に分解して酸を産生し、カタラーゼおよびオキ
シダーゼ産生能陽性の高温性好気細菌であるといえる。
このような諸性状を有する本菌株は、芽胞を形成するダ
ラム陽性の好気性桿状細菌であることがらバチルス属に
属するものと判定される。さらに、本菌株のアセトイン
産生能、インドール産生能、グルコースよりガスの産生
能、嫌気下での生育能と同じ性状を示す他の菌種として
、バチルス ステアロサーモフィラス(Bacillu
s 5tearother+mophilus ):
(A)、バチルス アルカロフィラス(Bacillu
s alcalophilus ) : (B)
、バチルス バディウス(Bacillus badi
us ) : (c) 、バチルスフィルムス(B
acillus firmus ) : (D)が
挙げられるが、これらの菌種と本菌株の菌学的性状を比
較すると次の通りである〔+:陽性、−:陰性、d:菌
株によって異なる、ND:データなし〕。
ラム陽性の好気性桿状細菌であることがらバチルス属に
属するものと判定される。さらに、本菌株のアセトイン
産生能、インドール産生能、グルコースよりガスの産生
能、嫌気下での生育能と同じ性状を示す他の菌種として
、バチルス ステアロサーモフィラス(Bacillu
s 5tearother+mophilus ):
(A)、バチルス アルカロフィラス(Bacillu
s alcalophilus ) : (B)
、バチルス バディウス(Bacillus badi
us ) : (c) 、バチルスフィルムス(B
acillus firmus ) : (D)が
挙げられるが、これらの菌種と本菌株の菌学的性状を比
較すると次の通りである〔+:陽性、−:陰性、d:菌
株によって異なる、ND:データなし〕。
ABCD 本菌株
ダラム染色 + ++++
芽胞での
菌体の膨張 d −−−+
嫌気での生育 −一一一一
カタラーゼ + ++++
ゼラチン分解 + + )IQ +
−デンプン分解 + 十−++ カゼイン分解 d+++ −インドール産
生 −一一一一 アセトイン産生 −−一一一 硝酸塩還元 d−−d +クエン酸塩の
利用 d−−−− グルコース(ガス)−一−−− し−アラビノース(酸)d + −−−D〜グルコ
ース(酸) ++−+ +マンニトール(酸)
d+−+− D−キシロース(酸)d+−−+ 60℃での生育 +−−一十 以上の比較から、本菌株の性状は、バチルスステアロサ
ーモフィラス(Bcillus stearother
m。
−デンプン分解 + 十−++ カゼイン分解 d+++ −インドール産
生 −一一一一 アセトイン産生 −−一一一 硝酸塩還元 d−−d +クエン酸塩の
利用 d−−−− グルコース(ガス)−一−−− し−アラビノース(酸)d + −−−D〜グルコ
ース(酸) ++−+ +マンニトール(酸)
d+−+− D−キシロース(酸)d+−−+ 60℃での生育 +−−一十 以上の比較から、本菌株の性状は、バチルスステアロサ
ーモフィラス(Bcillus stearother
m。
philus)の性状とゼラチン分解性の点で異なるが
、その他の諸性状についてはよく一致した。よって、本
菌株をバチルス ステアロサーモフィラスに属するもの
と同定し、バチルス ステアロサーモフィラスH−16
5と命名し、本菌株は工業技術院微生物工業技術研究所
に[微工研菌寄第9166号(FERM P−916
6)Jとして寄託した。
、その他の諸性状についてはよく一致した。よって、本
菌株をバチルス ステアロサーモフィラスに属するもの
と同定し、バチルス ステアロサーモフィラスH−16
5と命名し、本菌株は工業技術院微生物工業技術研究所
に[微工研菌寄第9166号(FERM P−916
6)Jとして寄託した。
本発明において使用されるバチルス属に属するモノグリ
セリドリパーゼ生産菌としては、上記のバチルス ステ
アロサーモフィラスH−165はその一例であって、こ
の菌株に限らず、本発明モノグリセリドリパーゼを生産
する菌はすべて本発明において使用できる。
セリドリパーゼ生産菌としては、上記のバチルス ステ
アロサーモフィラスH−165はその一例であって、こ
の菌株に限らず、本発明モノグリセリドリパーゼを生産
する菌はすべて本発明において使用できる。
本発明のモノグリセリドリパーゼを製造するに当たり、
本発明モノグリセリドリパーゼ生産菌は、抗生物質およ
び酵素などの生産に使用される通常の方法で培養するこ
とができる。培養の形態は液体培養でも固体培養でもよ
いが、工業的にはモノグリセリドリパーゼ生産菌の細胞
をその生産用培地に接種し、深部通気攪拌培養を行うの
が望ましい。
本発明モノグリセリドリパーゼ生産菌は、抗生物質およ
び酵素などの生産に使用される通常の方法で培養するこ
とができる。培養の形態は液体培養でも固体培養でもよ
いが、工業的にはモノグリセリドリパーゼ生産菌の細胞
をその生産用培地に接種し、深部通気攪拌培養を行うの
が望ましい。
培地の栄養源としては、微生物の培養に通常用いられる
ものを広く使用することができる。炭素源としては同化
可能な炭素化合物であればよく、例えば、グルコース、
シュクロース、ラクトース、ガラクトース、マルトース
、マンニトール、ソルビトール、デキストリン、澱粉等
の炭水化物類、各種を機酸類、大豆油、オリーブ油等の
植物性油脂、ラード、鶏油等の動物性油脂などを使用で
きる。窒素源としては、利用可能な窒素化合物であれば
よく、例えば、ペプトン、粉末酵母エキス、肉エキス、
大豆粉、カゼイン、脱脂綿実粉等を使用できる。その他
、リン酸塩、マグネシウム、カルシウム、カリウム、ナ
トリウム、亜鉛、鉄、マンガン、ハロゲン等の種々の塩
類またはコーンスチブリカー、各種ビタミン類等が必要
に応じて使用される。
ものを広く使用することができる。炭素源としては同化
可能な炭素化合物であればよく、例えば、グルコース、
シュクロース、ラクトース、ガラクトース、マルトース
、マンニトール、ソルビトール、デキストリン、澱粉等
の炭水化物類、各種を機酸類、大豆油、オリーブ油等の
植物性油脂、ラード、鶏油等の動物性油脂などを使用で
きる。窒素源としては、利用可能な窒素化合物であれば
よく、例えば、ペプトン、粉末酵母エキス、肉エキス、
大豆粉、カゼイン、脱脂綿実粉等を使用できる。その他
、リン酸塩、マグネシウム、カルシウム、カリウム、ナ
トリウム、亜鉛、鉄、マンガン、ハロゲン等の種々の塩
類またはコーンスチブリカー、各種ビタミン類等が必要
に応じて使用される。
培養温度は、本発明モノグリセリドリパーゼ生産菌が発
育し、本酵素を生産する範囲内で適宜変更し得るが、4
0〜65℃、特に45〜50℃が好ましい。培養時間は
、培養条件によって異なるが、本酵素が最高力価に達す
る時期を見計らって適当な時期に培養を終了すればよく
、10〜22時間が好ましい。
育し、本酵素を生産する範囲内で適宜変更し得るが、4
0〜65℃、特に45〜50℃が好ましい。培養時間は
、培養条件によって異なるが、本酵素が最高力価に達す
る時期を見計らって適当な時期に培養を終了すればよく
、10〜22時間が好ましい。
かくして得られたモノグリセリドリパーゼ生産菌の培養
物から本発明モノグリセリドリパーゼを採取するのであ
るが、本酵素はその菌体内に含有されるので、得られた
培養物から濾過または遠心分離等の手段により集菌し、
この菌体を超音波処理、フレンチプレス処理、ガラスピ
ーズ処理等の機械的破壊手段やリゾチーム等の酵素的破
壊手段等の種々の菌体処理手段を適宜選択組み合わせて
、粗製の本発明モノグリセリドリパーゼ含有液が得られ
る。また、必要に応じて、トリトンX−tOO(商品名
)等の界面活性剤を添加してもよい。
物から本発明モノグリセリドリパーゼを採取するのであ
るが、本酵素はその菌体内に含有されるので、得られた
培養物から濾過または遠心分離等の手段により集菌し、
この菌体を超音波処理、フレンチプレス処理、ガラスピ
ーズ処理等の機械的破壊手段やリゾチーム等の酵素的破
壊手段等の種々の菌体処理手段を適宜選択組み合わせて
、粗製の本発明モノグリセリドリパーゼ含有液が得られ
る。また、必要に応じて、トリトンX−tOO(商品名
)等の界面活性剤を添加してもよい。
次いで、この粗製の本発明モノグリセリドリパーゼ含有
液から公知の、蛋白質、酵素等の単離・精製手段を用い
ることによりさらに精製された本発明モノグリセリドリ
パーゼを得ることができる。
液から公知の、蛋白質、酵素等の単離・精製手段を用い
ることによりさらに精製された本発明モノグリセリドリ
パーゼを得ることができる。
例えば、粗製の本発明モノグリセリドリパーゼ含有液に
、アセトン、メタノール、エタノール、イソプロパツー
ル等の有機溶媒を添加する分別沈澱法、硫安、食塩、硫
酸、アルミニウム等を添加する塩析沈澱法等により本酵
素を回収すればよい。さらにこの沈澱物は、分子篩別法
または各種のクロマトグラフィー法などにより電気泳動
法あるいは超遠心分析法等で単一のピークを示すまでに
精製すればよく、その精製手段としては、目的とする本
発明モノグリセリドリパーゼの性質を利用した手段を用
いればよく、例えば上記の沈澱物を水または緩衝液に熔
解した後、必要に応じて半透膜にて透析し、さらにDE
AE−セルロース、DEAE−セファセル、DEAE−
セファロース、DEAE−セファデックスA−50、D
EAE−トヨバール等のイオン交換樹脂や、セファデッ
クスG−100,G−75、セファクリルS−200等
のゲル濾過剤による分子篩クロマトを行えばよく、また
これらの手段を適宜組み合わせて電気泳動法または超遠
心分析法等により単一のピークを示すまで精製すればよ
く、その後必要に応じてWI!、例工ばマンニトール、
シ=II!、ソルビトール等、アミノ酸、例えばグルタ
ミン酸、グリシン等、ペプタイドまたは蛋白質として牛
血清アルブミン等の安定化剤を添加し、凍結乾燥等の処
理により精製された本酵素の粉体を得ることができる。
、アセトン、メタノール、エタノール、イソプロパツー
ル等の有機溶媒を添加する分別沈澱法、硫安、食塩、硫
酸、アルミニウム等を添加する塩析沈澱法等により本酵
素を回収すればよい。さらにこの沈澱物は、分子篩別法
または各種のクロマトグラフィー法などにより電気泳動
法あるいは超遠心分析法等で単一のピークを示すまでに
精製すればよく、その精製手段としては、目的とする本
発明モノグリセリドリパーゼの性質を利用した手段を用
いればよく、例えば上記の沈澱物を水または緩衝液に熔
解した後、必要に応じて半透膜にて透析し、さらにDE
AE−セルロース、DEAE−セファセル、DEAE−
セファロース、DEAE−セファデックスA−50、D
EAE−トヨバール等のイオン交換樹脂や、セファデッ
クスG−100,G−75、セファクリルS−200等
のゲル濾過剤による分子篩クロマトを行えばよく、また
これらの手段を適宜組み合わせて電気泳動法または超遠
心分析法等により単一のピークを示すまで精製すればよ
く、その後必要に応じてWI!、例工ばマンニトール、
シ=II!、ソルビトール等、アミノ酸、例えばグルタ
ミン酸、グリシン等、ペプタイドまたは蛋白質として牛
血清アルブミン等の安定化剤を添加し、凍結乾燥等の処
理により精製された本酵素の粉体を得ることができる。
以上の通り、本発明モノグリセリドリパーゼは少なくと
も、下記の式(a)の酵素反応を触媒し、下記の式(b
)、(c)の酵素反応を触媒せず、基質特異性としてモ
ノグリセリドに作用してグリセリドおよびトリグリセリ
ドに作用せず、さらに分子量が27,000±2,70
0.至適pHがpH5、至適温度が75℃で最大の活性
を示し、pH安定性がpH7〜8、等電点がpH4,6
±0.4、熱安定性が70℃まで安定であること等の理
化学的性質から、公知のモノグリセリドリパーゼと異な
ることが認められ、よって本発明モノグリセリドリパー
ゼは新規な酵素であることが明白である。
も、下記の式(a)の酵素反応を触媒し、下記の式(b
)、(c)の酵素反応を触媒せず、基質特異性としてモ
ノグリセリドに作用してグリセリドおよびトリグリセリ
ドに作用せず、さらに分子量が27,000±2,70
0.至適pHがpH5、至適温度が75℃で最大の活性
を示し、pH安定性がpH7〜8、等電点がpH4,6
±0.4、熱安定性が70℃まで安定であること等の理
化学的性質から、公知のモノグリセリドリパーゼと異な
ることが認められ、よって本発明モノグリセリドリパー
ゼは新規な酵素であることが明白である。
(a)モノグリセリド十HzO−−−→グリセロール+
脂肪酸 (b)ジグリセリド十H2O→−モノ グリセリド+脂肪酸 (c)トリグリセリド十HtO ジグリセリド+脂肪酸 さらに、被検液のモノグリセリドに、本発明の新規な酵
素モノグリセリドリパーゼを作用せしめ、次いで生成す
るグリセロールまたは脂肪酸のいづれか一方の測定を行
うことにより、モノグリセリドを含有してなる被検液の
分析を可能ならしめたものである。さらに、このモノグ
リセリドの新規な分析法は、例えば飲食物または体液等
に含まれるモノグリセリドの分析や、体液または血清な
どの中に存在する膵リパーゼの活性測定等の種々の分析
法として有用である。
脂肪酸 (b)ジグリセリド十H2O→−モノ グリセリド+脂肪酸 (c)トリグリセリド十HtO ジグリセリド+脂肪酸 さらに、被検液のモノグリセリドに、本発明の新規な酵
素モノグリセリドリパーゼを作用せしめ、次いで生成す
るグリセロールまたは脂肪酸のいづれか一方の測定を行
うことにより、モノグリセリドを含有してなる被検液の
分析を可能ならしめたものである。さらに、このモノグ
リセリドの新規な分析法は、例えば飲食物または体液等
に含まれるモノグリセリドの分析や、体液または血清な
どの中に存在する膵リパーゼの活性測定等の種々の分析
法として有用である。
即ち、本発明は被検液のモノグリセリドに、少なくとも
、下記の式(a)の酵素反応を触媒し、下記の式(b)
、(c)の酵素反応を触媒せず、基質特異性としてモノ
グリセリドに作用してジグリセリドおよびトリグリセリ
ドに作用しない新規なモノグリセリドリパーゼを作用せ
しめ、次いで反応において生成されたモノグリセリドの
成分であるグリセロールまたは脂肪酸のいづれか一方を
測定してなるモノグリセリドを含有する被検液の分析法
を提供するものである。
、下記の式(a)の酵素反応を触媒し、下記の式(b)
、(c)の酵素反応を触媒せず、基質特異性としてモノ
グリセリドに作用してジグリセリドおよびトリグリセリ
ドに作用しない新規なモノグリセリドリパーゼを作用せ
しめ、次いで反応において生成されたモノグリセリドの
成分であるグリセロールまたは脂肪酸のいづれか一方を
測定してなるモノグリセリドを含有する被検液の分析法
を提供するものである。
(a)モノグリセリド十HzO−−−−グリセロール+
脂肪酸 (b)ジグリセリド十H,O−−− モノグリセリド+脂肪酸 (c)トリグリセリド十HtO−−−→ジグリセリド+
脂肪酸 本発明におけるモノグリセリドを含有する被検液として
は、本発明の新規な酵素モノグリセリドリパーゼの基質
としてのモノグリセリドを含有してなるものであれば何
ら限定されるものではなく、飲食物中のモノグリセリド
含有被検液であってもよく、また膵リパーゼの活性を測
定するために、膵リパーゼ含有被検液に1.2−ジグリ
セリドを加えた後、一定条件下で反応生成せしめたモノ
グリセリドを含有する被検液であってもよい0例えば、
体液である膵リパーゼを含有する被検液において、これ
に膵リパーゼの基質である1、2−ジグリセリドならび
に非イオン性界面活性剤を加えて、一定の反応条件下で
反応せしめて、膵リパーゼの作用で基質である1、2−
ジグリセリドからモノグリセリドを生成させ、さらに該
生成モノグリセリドに本発明のモノグリセリドリパーゼ
を作用せしめて生成されるモノグリセリドの成分である
グリセロールまたは脂肪酸のいづれか一方を定量する、
膵リパーゼ基質の1.2−ジグリセリドと本発明のモノ
グリセリドリパーゼとを組み合わせてなる膵リパーゼ活
性測定法を挙げることができる。この反応被検液中、膵
リパーゼの活性を測定するに当り、膵リパーゼの作用を
高めるために添加される添加物としては、例えばコリパ
ーゼ、デオキシコール酸ナトリウム、塩化カルシウムお
よび塩化アンモニウム等があり、また基質の可溶化剤と
しては、コール酸ナトリウム等がある。
脂肪酸 (b)ジグリセリド十H,O−−− モノグリセリド+脂肪酸 (c)トリグリセリド十HtO−−−→ジグリセリド+
脂肪酸 本発明におけるモノグリセリドを含有する被検液として
は、本発明の新規な酵素モノグリセリドリパーゼの基質
としてのモノグリセリドを含有してなるものであれば何
ら限定されるものではなく、飲食物中のモノグリセリド
含有被検液であってもよく、また膵リパーゼの活性を測
定するために、膵リパーゼ含有被検液に1.2−ジグリ
セリドを加えた後、一定条件下で反応生成せしめたモノ
グリセリドを含有する被検液であってもよい0例えば、
体液である膵リパーゼを含有する被検液において、これ
に膵リパーゼの基質である1、2−ジグリセリドならび
に非イオン性界面活性剤を加えて、一定の反応条件下で
反応せしめて、膵リパーゼの作用で基質である1、2−
ジグリセリドからモノグリセリドを生成させ、さらに該
生成モノグリセリドに本発明のモノグリセリドリパーゼ
を作用せしめて生成されるモノグリセリドの成分である
グリセロールまたは脂肪酸のいづれか一方を定量する、
膵リパーゼ基質の1.2−ジグリセリドと本発明のモノ
グリセリドリパーゼとを組み合わせてなる膵リパーゼ活
性測定法を挙げることができる。この反応被検液中、膵
リパーゼの活性を測定するに当り、膵リパーゼの作用を
高めるために添加される添加物としては、例えばコリパ
ーゼ、デオキシコール酸ナトリウム、塩化カルシウムお
よび塩化アンモニウム等があり、また基質の可溶化剤と
しては、コール酸ナトリウム等がある。
さらに、この膵リパーゼ活性測定に使用されるモノグリ
セリドリパーゼは、上記した如く第本発明の新規な酵素
であってその使用量としては、被検液中の膵リパーゼに
よって生成されるモノグリセリドを加水分解するにたる
充分な量であればよく、通常0 、 I U/+I以
上好ましくは0.5〜20/1程度使用すればよく、ま
たこの時に用いられる本酵素は水溶液のまま、または緩
衝液を添加したものでもよく、さらに凍結乾燥したもの
でもよい・このようにして、該被検液体に本発明のモノ
グリセリドリパーゼを作用せしめ、一定時間インキュベ
ートせしめるのであるが、その反応時間、反応温度とし
ては酵素が充分に反応する程度であればよく、例えば反
応温度では30〜40℃、好ましくは37℃付近がよい
、かくして、この反応の結果、該被検液体中にグリセロ
ール、脂肪酸が生成され、次いでこれらのグリセロール
、脂肪酸のいづれか一方を測定するものである。
セリドリパーゼは、上記した如く第本発明の新規な酵素
であってその使用量としては、被検液中の膵リパーゼに
よって生成されるモノグリセリドを加水分解するにたる
充分な量であればよく、通常0 、 I U/+I以
上好ましくは0.5〜20/1程度使用すればよく、ま
たこの時に用いられる本酵素は水溶液のまま、または緩
衝液を添加したものでもよく、さらに凍結乾燥したもの
でもよい・このようにして、該被検液体に本発明のモノ
グリセリドリパーゼを作用せしめ、一定時間インキュベ
ートせしめるのであるが、その反応時間、反応温度とし
ては酵素が充分に反応する程度であればよく、例えば反
応温度では30〜40℃、好ましくは37℃付近がよい
、かくして、この反応の結果、該被検液体中にグリセロ
ール、脂肪酸が生成され、次いでこれらのグリセロール
、脂肪酸のいづれか一方を測定するものである。
グリセロールの測定においては、まずグリセロールを基
質とする酵素、例えばグリセロキナーゼを用いてグリセ
リンから生成されるグリセロ−3−リン酸をグリセロリ
ン酸オキシダーゼで酸化させるグリセロキナーゼ・グリ
セロリン酸オキシダーゼ法やグリセロールオキシダーゼ
を用いる方法が簡便かつ有効に使用でき、例えばグリセ
ロキナーゼ・グリセロリン酸オキシダーゼ法としては、
本発明のモノグリセリドリパーゼによってモノグリセリ
ドから生成されたグリセロールにグリセロキナーゼ0.
1〜100/+wl、アデノシン三リン酸(ATP)0
.1〜2.0mMおよび塩化マグネシウム2〜50mM
の添加でグリセロキナーゼを作用させることによりアデ
ノシンニリン酸(ADP)およびグリセロ−3−リン酸
が生成され、さらにこのグリセロ−3−リン酸にグリセ
ロリン酸オキシダーゼ2,0〜500/mlを作用させ
ることにより酸素を消費してジヒドロキシアセトンリン
酸および過酸化水素が生成される。従って、この反応に
おいて消費される酸素、または生成されるジヒドロキシ
アセトンリン酸および過酸化水素のいづれかを測定して
グリセロールを定量すればよい、消費される酸素の測定
としては酸素電極を用いることが簡便である。また、生
成された過酸化水素の測定としては、過酸化水素電極を
用いる方法や過酸化水素と反応してその色調に変化を生
ずる1種もしくは2種以上の呈色剤を含有する染料組成
物を用いることによって比色測定する等の方法が挙げら
れる。またこの呈色剤としては、例えば生成する過酸化
水素と反応して安定な赤色体を形成する4価チタン化合
物とキシレノールオレンジによる反応、あるいはN−エ
チル−N−(2−ハイドロキシ−3−スルホプロピル)
−メタ−トルイジン(以下T00Sと略す)あるいはフ
ェノール、4−アミノアンチピリンおよびパーオキシダ
ーゼによる反応を利用する方法などが挙げられる。さら
にこのTOO3あるいはフェノール、4−アミノアンチ
ピリンおよびパーオキシダーゼによる反応においては、
フェノールあるいはTOO8は全液量に対し0.OI〜
0.1%程度使用すればよく、4−アミノアンチピリン
は生成する過酸化水素量に対して、0.01〜0.1%
、好ましくは0.03%、さらにパーオキシダーゼは0
゜5〜10U/s+1使用すればよく、またこのように
調製された呈色剤は必要に応じて、本発明のモノグリセ
リドリパーゼとともに調製してもよく、次いで呈色反応
の結果呈色せしめた色調を適当な波長にて測定し、検量
線から過酸化水素を定量すればよい、さらに上記の呈色
剤の代りに、ホモバニリン酸などの螢光剤を用いて行っ
てもよい。
質とする酵素、例えばグリセロキナーゼを用いてグリセ
リンから生成されるグリセロ−3−リン酸をグリセロリ
ン酸オキシダーゼで酸化させるグリセロキナーゼ・グリ
セロリン酸オキシダーゼ法やグリセロールオキシダーゼ
を用いる方法が簡便かつ有効に使用でき、例えばグリセ
ロキナーゼ・グリセロリン酸オキシダーゼ法としては、
本発明のモノグリセリドリパーゼによってモノグリセリ
ドから生成されたグリセロールにグリセロキナーゼ0.
1〜100/+wl、アデノシン三リン酸(ATP)0
.1〜2.0mMおよび塩化マグネシウム2〜50mM
の添加でグリセロキナーゼを作用させることによりアデ
ノシンニリン酸(ADP)およびグリセロ−3−リン酸
が生成され、さらにこのグリセロ−3−リン酸にグリセ
ロリン酸オキシダーゼ2,0〜500/mlを作用させ
ることにより酸素を消費してジヒドロキシアセトンリン
酸および過酸化水素が生成される。従って、この反応に
おいて消費される酸素、または生成されるジヒドロキシ
アセトンリン酸および過酸化水素のいづれかを測定して
グリセロールを定量すればよい、消費される酸素の測定
としては酸素電極を用いることが簡便である。また、生
成された過酸化水素の測定としては、過酸化水素電極を
用いる方法や過酸化水素と反応してその色調に変化を生
ずる1種もしくは2種以上の呈色剤を含有する染料組成
物を用いることによって比色測定する等の方法が挙げら
れる。またこの呈色剤としては、例えば生成する過酸化
水素と反応して安定な赤色体を形成する4価チタン化合
物とキシレノールオレンジによる反応、あるいはN−エ
チル−N−(2−ハイドロキシ−3−スルホプロピル)
−メタ−トルイジン(以下T00Sと略す)あるいはフ
ェノール、4−アミノアンチピリンおよびパーオキシダ
ーゼによる反応を利用する方法などが挙げられる。さら
にこのTOO3あるいはフェノール、4−アミノアンチ
ピリンおよびパーオキシダーゼによる反応においては、
フェノールあるいはTOO8は全液量に対し0.OI〜
0.1%程度使用すればよく、4−アミノアンチピリン
は生成する過酸化水素量に対して、0.01〜0.1%
、好ましくは0.03%、さらにパーオキシダーゼは0
゜5〜10U/s+1使用すればよく、またこのように
調製された呈色剤は必要に応じて、本発明のモノグリセ
リドリパーゼとともに調製してもよく、次いで呈色反応
の結果呈色せしめた色調を適当な波長にて測定し、検量
線から過酸化水素を定量すればよい、さらに上記の呈色
剤の代りに、ホモバニリン酸などの螢光剤を用いて行っ
てもよい。
同様に、グリセロールオキシダーゼ法としては、上記の
通り生成されたグリセロールにグリセロールオキシダー
ゼ5〜50U/11作用させることにより酸素を消費し
てジヒドロキシアセトンおよび過酸化水素が生成される
ので、この生成された過酸化水素をグリセロキナーゼ・
グリセロリン酸オキシダーゼ法における酸素や過酸化水
素定量手段と同様にして定量すればよい、さらにグリセ
ロールの定量手段としては上述のグリセロリン酸オキシ
ダーゼの代りにグリセロリン酸デヒドロゲナーゼを用い
て生成する還元型NADを公知方法による定量手段を用
いて分析してもよく、さらにATPを用いてグリセロキ
ナーゼを作用させた場合においてATPから生成するA
DPを公知方法に基づいて測定してもよい。
通り生成されたグリセロールにグリセロールオキシダー
ゼ5〜50U/11作用させることにより酸素を消費し
てジヒドロキシアセトンおよび過酸化水素が生成される
ので、この生成された過酸化水素をグリセロキナーゼ・
グリセロリン酸オキシダーゼ法における酸素や過酸化水
素定量手段と同様にして定量すればよい、さらにグリセ
ロールの定量手段としては上述のグリセロリン酸オキシ
ダーゼの代りにグリセロリン酸デヒドロゲナーゼを用い
て生成する還元型NADを公知方法による定量手段を用
いて分析してもよく、さらにATPを用いてグリセロキ
ナーゼを作用させた場合においてATPから生成するA
DPを公知方法に基づいて測定してもよい。
また、例えば、膵リパーゼ活性測定において、膵リパー
ゼの基質となる1、2−ジグリセリドおよび非イオン性
界面活性剤およびこの作用を高める添加剤、基質の可溶
化剤、モノグリセリドからグリセロールおよび脂肪酸が
生成される作用を高める添加剤、生成されたグリセロー
ルを測定するための各酵素およびこの作用を高める添加
剤、生成した過酸化水素の定量のための呈色剤等は、必
要に応じて、本発明のモノグリセリドリパーゼとともに
調製してもよい、さらに膵リパーゼ活性測定において使
用し得る基質であるl、2−ジグリセリドおよび非イオ
ン性界面活性剤の種類、使用量については、特開昭59
−91898号公報を参照して適宜調製すればよい、そ
の際、膵リパーゼ活性測定法における、例えばレイト・
アッセイ(Rate assay)法としては、調製し
た反応液1゜5mlに膵リパーゼ活性測定のための検体
(血清)30μmを作用させ、37℃(30℃、25℃
でも可)で、550nmの波長にて連続的に比色測定す
る。またエンド・ポイン・アッセイ(Endpoint
assay )法としては調製した反応液1.Oml
に膵リパーゼ活性測定のための検体(血清)50μmを
作用させ、37℃で正確に30分間反応させた後、0.
5%5DSI、Omlを加え、550nmの波長にて比
色測定する。
ゼの基質となる1、2−ジグリセリドおよび非イオン性
界面活性剤およびこの作用を高める添加剤、基質の可溶
化剤、モノグリセリドからグリセロールおよび脂肪酸が
生成される作用を高める添加剤、生成されたグリセロー
ルを測定するための各酵素およびこの作用を高める添加
剤、生成した過酸化水素の定量のための呈色剤等は、必
要に応じて、本発明のモノグリセリドリパーゼとともに
調製してもよい、さらに膵リパーゼ活性測定において使
用し得る基質であるl、2−ジグリセリドおよび非イオ
ン性界面活性剤の種類、使用量については、特開昭59
−91898号公報を参照して適宜調製すればよい、そ
の際、膵リパーゼ活性測定法における、例えばレイト・
アッセイ(Rate assay)法としては、調製し
た反応液1゜5mlに膵リパーゼ活性測定のための検体
(血清)30μmを作用させ、37℃(30℃、25℃
でも可)で、550nmの波長にて連続的に比色測定す
る。またエンド・ポイン・アッセイ(Endpoint
assay )法としては調製した反応液1.Oml
に膵リパーゼ活性測定のための検体(血清)50μmを
作用させ、37℃で正確に30分間反応させた後、0.
5%5DSI、Omlを加え、550nmの波長にて比
色測定する。
一方、脂肪酸を測定する方法としては、まずモノグリセ
リドリパーゼの作用でモノグリセリドから遊離される脂
肪酸を出発物質としてアシル−CoAに変換せしめる酵
素の反応工程を出発工程とし、以後、前工程で得られる
酵素反応物質を次の工程における酵素反応基質として用
いて、その次の工程の酵素反応基質へ転換する反応工程
の組合せからなる数段階の工程を経る一連の逐次反応工
程と最終工程における出発工程で生成されたアシル−C
oAの転換反応とによるサイクリング反応を応用するも
のである。さらに詳しくは、これらの各工程は、出発工
程の脂肪酸からアシル−COA、次の工程のアシル−C
oAからデヒドロアシル−Co A sデヒドロアシル
−CoAからヒドロキシアシル−CoA、さらにヒドロ
キシアシル−CoAからケトアシル−Co A s次い
でケトアシル−CoAからアシル−CoAとなすアシル
C0Aへの転換反応工程であり、これらの工程を組合わ
せることにより、サイクリング反応として脂肪酸量を良
好に測定し得るものである。即ち、この反応の最終工程
で生成されたアシル−CoAは反応の・出発脂肪酸の鎖
長に比べて炭素数が2個少ないアシル基を有するもので
、さらにこのアシル−CoAはサイクリング反応により
順次にデヒドロアシル−CoA、ヒドロキシアシル−C
oA、/yドアシルーCoAとなり、次いでサイクリン
グ最終工程で再び2個炭素数を減じたアシル−CoAを
生成するサイクルを形成するため、脂肪酸の炭素数に応
じた高次のサイクリング反応を呈することになる。この
高次サイクルの過程におけるサイクル数に応じて、1モ
ル比の脂肪酸からサイクル工程の過程で生成または消費
される物質の高モル比の累積量を種々の手段により測定
することによって極めて高感度に検出できる変化量とし
て測定する。この測定において脂肪酸はfal、ATP
またはGTPとCoASHおよびアシル−CoA・シン
セターゼ活性に基く反応工程によりアシル−CoAとな
し、次いで(bl、アシル−CoAを酸素およびアシル
−CoA・オキシダーゼ活性に基く反応工程によりデヒ
ドロアシル−CoAとなし、さらに(c)、このデヒド
ロアシル−CoAを水およびエノイル−CoA・ヒドラ
ターゼ活性に基く反応工程によりヒドロキシアシル−C
oAとなし、そして(d)、このヒドロキシアシル−C
oAをNADおよび3−ヒドロキシアシル−CoA・デ
ヒドロゲナーゼ活性に基く反応工程によりケトアシル−
CoAおよび還元型NADとなし、最後に(e)、この
ケトアシル−CoAをCoASHおよび3−ケトアシル
−CoA・チオラーゼ活性に基(反応工程により(a)
、の反応工程で生ずるアシル−C,oAのアシル基にお
ける炭素数に比べて炭素数が2個少ないアシル基からな
るアシル−CoAを生成するとともにNADを還元して
還元型NADを生成する。即ち、この生成されたアシル
−CoAは、以後のそれぞれの反応工程の反応を経由し
てβ酸化を受けてアシル基の炭素数が2個少ないアシル
−CoAとなり、その際反応系において生成される物質
の検出できる変化量として、サイクリング反応の過程で
生成し蓄積する還元型NADを分光分析により測定すれ
ばよく、この還元型NADをNADに特異な吸収波長で
なく、還元型NADに特異な吸収波長である320nm
〜360nm近辺の分光分析に基づいて定量するか、ま
たはジアホラーゼおよび水溶性テトラゾリウム塩を含存
する水素伝達系色原体を用いて比色定量すればよい。
リドリパーゼの作用でモノグリセリドから遊離される脂
肪酸を出発物質としてアシル−CoAに変換せしめる酵
素の反応工程を出発工程とし、以後、前工程で得られる
酵素反応物質を次の工程における酵素反応基質として用
いて、その次の工程の酵素反応基質へ転換する反応工程
の組合せからなる数段階の工程を経る一連の逐次反応工
程と最終工程における出発工程で生成されたアシル−C
oAの転換反応とによるサイクリング反応を応用するも
のである。さらに詳しくは、これらの各工程は、出発工
程の脂肪酸からアシル−COA、次の工程のアシル−C
oAからデヒドロアシル−Co A sデヒドロアシル
−CoAからヒドロキシアシル−CoA、さらにヒドロ
キシアシル−CoAからケトアシル−Co A s次い
でケトアシル−CoAからアシル−CoAとなすアシル
C0Aへの転換反応工程であり、これらの工程を組合わ
せることにより、サイクリング反応として脂肪酸量を良
好に測定し得るものである。即ち、この反応の最終工程
で生成されたアシル−CoAは反応の・出発脂肪酸の鎖
長に比べて炭素数が2個少ないアシル基を有するもので
、さらにこのアシル−CoAはサイクリング反応により
順次にデヒドロアシル−CoA、ヒドロキシアシル−C
oA、/yドアシルーCoAとなり、次いでサイクリン
グ最終工程で再び2個炭素数を減じたアシル−CoAを
生成するサイクルを形成するため、脂肪酸の炭素数に応
じた高次のサイクリング反応を呈することになる。この
高次サイクルの過程におけるサイクル数に応じて、1モ
ル比の脂肪酸からサイクル工程の過程で生成または消費
される物質の高モル比の累積量を種々の手段により測定
することによって極めて高感度に検出できる変化量とし
て測定する。この測定において脂肪酸はfal、ATP
またはGTPとCoASHおよびアシル−CoA・シン
セターゼ活性に基く反応工程によりアシル−CoAとな
し、次いで(bl、アシル−CoAを酸素およびアシル
−CoA・オキシダーゼ活性に基く反応工程によりデヒ
ドロアシル−CoAとなし、さらに(c)、このデヒド
ロアシル−CoAを水およびエノイル−CoA・ヒドラ
ターゼ活性に基く反応工程によりヒドロキシアシル−C
oAとなし、そして(d)、このヒドロキシアシル−C
oAをNADおよび3−ヒドロキシアシル−CoA・デ
ヒドロゲナーゼ活性に基く反応工程によりケトアシル−
CoAおよび還元型NADとなし、最後に(e)、この
ケトアシル−CoAをCoASHおよび3−ケトアシル
−CoA・チオラーゼ活性に基(反応工程により(a)
、の反応工程で生ずるアシル−C,oAのアシル基にお
ける炭素数に比べて炭素数が2個少ないアシル基からな
るアシル−CoAを生成するとともにNADを還元して
還元型NADを生成する。即ち、この生成されたアシル
−CoAは、以後のそれぞれの反応工程の反応を経由し
てβ酸化を受けてアシル基の炭素数が2個少ないアシル
−CoAとなり、その際反応系において生成される物質
の検出できる変化量として、サイクリング反応の過程で
生成し蓄積する還元型NADを分光分析により測定すれ
ばよく、この還元型NADをNADに特異な吸収波長で
なく、還元型NADに特異な吸収波長である320nm
〜360nm近辺の分光分析に基づいて定量するか、ま
たはジアホラーゼおよび水溶性テトラゾリウム塩を含存
する水素伝達系色原体を用いて比色定量すればよい。
脂肪酸の測定に際して、使用される酵素、試薬について
は特開昭58−51899号公報および特開昭59−9
1898号公報を参照して適宜調製すればよい。
は特開昭58−51899号公報および特開昭59−9
1898号公報を参照して適宜調製すればよい。
以上の通りに、調製された、本発明の新規なモノグリセ
リドリパーゼを使用してなる分析法は、その生成するグ
リセロールまたは脂肪酸のいづれか一方を測定すること
によって、例えば、飲食物または体液等に含まれるモノ
グリセリドの分析や、体液または血清等の中に存在する
膵リパーゼの活性測定等の種々の分析に使用される有用
なものである。
リドリパーゼを使用してなる分析法は、その生成するグ
リセロールまたは脂肪酸のいづれか一方を測定すること
によって、例えば、飲食物または体液等に含まれるモノ
グリセリドの分析や、体液または血清等の中に存在する
膵リパーゼの活性測定等の種々の分析に使用される有用
なものである。
次に、実施例を挙げて、本発明を具体的に説明するが本
発明は何ら実施例によりて限定されるものではない。
発明は何ら実施例によりて限定されるものではない。
実施例1 (菌体の培養)
ペプトン1.0%、粉末酵母エキス0.5%、ミルクカ
ゼイン1.0%、NaC10,2%、K、HPO40,
1%、Mg5O,−IHz 00゜05%、オリーブ油
0.5%からなる培地(pH7,0)100mlを12
0℃、20分間滅菌処理した後、これと同一組成の寒天
培地上で50℃15時間前培養したバチルス ステアロ
サーモフィラスH−165の種菌を上記の培地に移植し
、50℃で25時間振とう培養を行った。10時間目頃
から生育した菌体内にモノグリセリドリパーゼ活性が見
出された。活性がピークに達した時(0,1+1/重l
)培養を止め3000回転10分間の遠心分離を行い、
菌体を集めた。
ゼイン1.0%、NaC10,2%、K、HPO40,
1%、Mg5O,−IHz 00゜05%、オリーブ油
0.5%からなる培地(pH7,0)100mlを12
0℃、20分間滅菌処理した後、これと同一組成の寒天
培地上で50℃15時間前培養したバチルス ステアロ
サーモフィラスH−165の種菌を上記の培地に移植し
、50℃で25時間振とう培養を行った。10時間目頃
から生育した菌体内にモノグリセリドリパーゼ活性が見
出された。活性がピークに達した時(0,1+1/重l
)培養を止め3000回転10分間の遠心分離を行い、
菌体を集めた。
実施例2 (酵素の抽出・精製)
実施例1と同様にして得られた培養液1.000m1
(500ml容三角フラスコ10本分)からの菌体を
10mMリン酸緩衝液(pH7,0)200mlにQi
し、超音波処理(200W、10分間)を行って酵素を
可溶化した。可溶化液を15、OOOrpmlO分間遠
心分離して澄明な上清液175m1を得、この上清液に
冷アセトン350m1を加えて酵素を沈澱させた。この
沈澱物を65m1の10%硫安を含む10mMリン酸緩
衝液(p H7,0)に溶解後、オクチル−セファロー
ス()奪ルマシア製)を充填したカラム(3,5x5c
m)に通し酵素を吸着させた。カラムの未吸着成分を1
0%硫安を含むリン酸緩衝液(pH7,0)50mlで
洗浄し、次いで10mM IJン酸緩衝液(p H7,
0)で洗浄後、3%トリトンx−iooで酵素をカラム
から溶出させた。
(500ml容三角フラスコ10本分)からの菌体を
10mMリン酸緩衝液(pH7,0)200mlにQi
し、超音波処理(200W、10分間)を行って酵素を
可溶化した。可溶化液を15、OOOrpmlO分間遠
心分離して澄明な上清液175m1を得、この上清液に
冷アセトン350m1を加えて酵素を沈澱させた。この
沈澱物を65m1の10%硫安を含む10mMリン酸緩
衝液(p H7,0)に溶解後、オクチル−セファロー
ス()奪ルマシア製)を充填したカラム(3,5x5c
m)に通し酵素を吸着させた。カラムの未吸着成分を1
0%硫安を含むリン酸緩衝液(pH7,0)50mlで
洗浄し、次いで10mM IJン酸緩衝液(p H7,
0)で洗浄後、3%トリトンx−iooで酵素をカラム
から溶出させた。
lフラクションlQmlとして分画し、その結果は第5
図に示す通りである。その活性画分(No。
図に示す通りである。その活性画分(No。
22−25)を集め、アミコン社製限外濾過膜で4ml
にまで濃縮を行った後、10 m lの冷アセトンで酵
素を沈澱せしめ、3000rpm、10分間遠心分離し
て沈澱を回収後、これを10mMリン酸緩衝1(pH7
,0)5mlに熔解後、500m1の同緩衝液に対して
20時間透析を行い、凍結乾燥し精製された酵素3mg
(3,8U/mg)が得られた。
にまで濃縮を行った後、10 m lの冷アセトンで酵
素を沈澱せしめ、3000rpm、10分間遠心分離し
て沈澱を回収後、これを10mMリン酸緩衝1(pH7
,0)5mlに熔解後、500m1の同緩衝液に対して
20時間透析を行い、凍結乾燥し精製された酵素3mg
(3,8U/mg)が得られた。
実施例3(膵リパーゼ活性測定法)
グリセロキナーゼ・グリセロリン酸オキシダーゼ法反応
液組成(GK−GPO法〕 1グリセロリン酸オキシダーゼ 20.OU/m
lグリセロールオキシダーゼ法反応液組成CGo法〕1
.2−シリルイン 1.0+mM**
**バッファーとしては、グツドの各種バッフy−BB
S、Bicine、DIPSOlEPPS、HEPES
.、HEPPSO,MOPS、POPS、TAPS、T
APSO1TES%Tr 1cineおよびトリス−塩
酸、ジメチルグルタル酸、イミダゾール等を使用できる
。また、ToO8の代りにフェノールを用いてもよい。
液組成(GK−GPO法〕 1グリセロリン酸オキシダーゼ 20.OU/m
lグリセロールオキシダーゼ法反応液組成CGo法〕1
.2−シリルイン 1.0+mM**
**バッファーとしては、グツドの各種バッフy−BB
S、Bicine、DIPSOlEPPS、HEPES
.、HEPPSO,MOPS、POPS、TAPS、T
APSO1TES%Tr 1cineおよびトリス−塩
酸、ジメチルグルタル酸、イミダゾール等を使用できる
。また、ToO8の代りにフェノールを用いてもよい。
■レイト・アッセイ (Rate assay)法上記
組成の反応液1.5mlに30μlのヒト血清を加え、
混合した後、37℃で550 nmの吸光度を分光光度
計(島津VV−250)を用いて、連続的に記録し、3
分目以降の1分間当りの吸光度の増加速度を測定した。
組成の反応液1.5mlに30μlのヒト血清を加え、
混合した後、37℃で550 nmの吸光度を分光光度
計(島津VV−250)を用いて、連続的に記録し、3
分目以降の1分間当りの吸光度の増加速度を測定した。
リパーゼ活性は次式により算出した。結果を、aK−c
po法については第3表、GO法については第4表に示
す。
po法については第3表、GO法については第4表に示
す。
第3表 (GK−GPO法〕
第4表 CGo法〕
リパーゼ活性測定(U/L )
=吸光度増加(A550nm) /分×」Jl−Ig、
ら ×」」遁−Xl、OOO is、e: 過酸化水素発色のミリ分子吸光係数(c
m”/ μ5ole) 1.53: 反応液全容!(mり 旦: mlへの換算 1.000: tへの換算 ■エンド・ポイン・アッセイ(IEnd point
assay )法 同−組成の反応液1.Qmlに50μmのヒト血清を加
え、混合した後、37℃で30分間反応後、0.5%5
DS1.Qmlで反応を止め、550nmの吸光度を測
定した(AS)。
ら ×」」遁−Xl、OOO is、e: 過酸化水素発色のミリ分子吸光係数(c
m”/ μ5ole) 1.53: 反応液全容!(mり 旦: mlへの換算 1.000: tへの換算 ■エンド・ポイン・アッセイ(IEnd point
assay )法 同−組成の反応液1.Qmlに50μmのヒト血清を加
え、混合した後、37℃で30分間反応後、0.5%5
DS1.Qmlで反応を止め、550nmの吸光度を測
定した(AS)。
また、盲検として1,2−ジグリセリド、コリパーゼ、
デオキシコール酸を添加していない反応液で同様の操作
を行い、ブランクとした(AB)。
デオキシコール酸を添加していない反応液で同様の操作
を行い、ブランクとした(AB)。
リパーゼ活性は次式により算出した。結果を、GK −
GPO法については第5表、GO法については第6表に
示す。
GPO法については第5表、GO法については第6表に
示す。
第5表 (GK−GPO法〕
第6表 (Go法)
リパーゼ活性測定(U/L ’)
15.6: 過酸化水素発色のミリ分子吸光係数(c
m”/μmole) 1.000: 1への換算 2.05j 反応液全容!(■l) 実施例4(モノグリセリドの測定) グリセロキナーゼ・グリセロリン酸オキシダーゼ法反応
液組成(GK−GPO法〕 グリセロールオキシダーゼ法反応液組成CGo法〕**
**バッファーとしては、グツドの各種バッフy−BE
S、Bicine、DIPSOlEPPS、HEPES
、HEPPSO,MOPS、POPS、TAPS、TA
PSOlTES、Tr 1cinoおよびトリス−塩酸
、ジメチルグルタル酸、イミダゾール等を使用できる。
m”/μmole) 1.000: 1への換算 2.05j 反応液全容!(■l) 実施例4(モノグリセリドの測定) グリセロキナーゼ・グリセロリン酸オキシダーゼ法反応
液組成(GK−GPO法〕 グリセロールオキシダーゼ法反応液組成CGo法〕**
**バッファーとしては、グツドの各種バッフy−BE
S、Bicine、DIPSOlEPPS、HEPES
、HEPPSO,MOPS、POPS、TAPS、TA
PSOlTES、Tr 1cinoおよびトリス−塩酸
、ジメチルグルタル酸、イミダゾール等を使用できる。
また、ToO8の代りにフェノールを用いてもよい。
上記各反応液3.0mlにモノグリセリド(1−モノオ
レイン)O〜0.5μ5oleを含有する検体50μl
を加え、GK−GPO法により37℃で15分間発色反
応を行った後、500nmの吸光度を測定した。第5図
に示す様に、0.5μ5oleのモノグリセリド量まで
比例した直線が得られた。
レイン)O〜0.5μ5oleを含有する検体50μl
を加え、GK−GPO法により37℃で15分間発色反
応を行った後、500nmの吸光度を測定した。第5図
に示す様に、0.5μ5oleのモノグリセリド量まで
比例した直線が得られた。
また、GO法も同様に0.5μ5oleのモノグリセリ
ド量まで比例した直線が得られたものである。
ド量まで比例した直線が得られたものである。
第1図は、本発明モノグリセリドリパーゼの至適p)1
曲線、第2図は同酵素の至適温度曲線、第3図は同酵素
のpH安定性曲線、第4図は同酵素の熱安定性曲線、第
5図は同酵素品精製工程の溶出曲線、第6図はモノグリ
セリドの検量線を示すものである。 第 1 図 1 九 P’r’1 pH 第2図 支 1&/¥− 辰にシIL入(・C) 第3図 P ’r”+ 9 ’it−’r’LH 第4図 外 を足・阻 反N:/&度(00) 第 5 図 ↑ /♂五着当 第6図 七ノ イ しイン:/ル爪(p、mol已)特許庁長官
小 川 邦 夫 殿 1.事件の表示 昭和62年特許願第80299号 2、発明の名称 新規なモノグリセリドリパーゼ、その製法およびそれを
用いる分析法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 静岡県田方郡大仁町三福632番地の1自 発 5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 明細書第14頁第6行の「移動層」を「移動相同第14
頁第11行の「−〇−」を「−へ−」と訂正する。 同第15頁第5行の「−・−」を「−〇−」と訂正する
。 同頁第6行のr−0−Jを「−・− 」と訂正する。 同第16頁第2行から第6行の「(8)基質特異性・・
・・作用しない。」を以下の通り訂正する。 「(8)基質特異性;後述の本発明モノグリセリドリパ
ーゼ酵素活性測定測定法に従った条件下において、本発
明モノグリセリドリパーゼの基質特異性を調べた結果、
第1表に示す通り、α−モノラウリンに対して最大の活
性を示した。卵黄レシチン由来のジグリセリド、1,2
−シリルイン、1.3−シリルインおよびトリオレイン
を基質として用いた場合、本発明モノグリセリドリパー
ゼの存在において該基質から加水分解されたグリセロー
ルは検出されなかった理由から、本発明モノグリセリド
リパーゼは基質としてジグリセリド、トリグリセリドに
は作用しないものと判断された。 さらに、本発明モノグリセリドリパーゼのβ−モノグリ
セリドの基質に対する作用について説明する。 ■基質としてα−リルオイルーβ−オレオイル−ジグリ
セリドを用い酵素作用によって、遊離される脂肪酸の高
速液体クロマトグラフィー(HPLC)による確認 i)α−リルオイルーβ−オレオイル−ジグリセリド0
.5削g、非イオン性界面活性剤(トリトンx−i o
o、 シグマ社製)1.8B 、デオキシオール酸
3.8mg 、コリパーゼ20単位、塩化カルシウム0
.15mg、 0.1MN −トリ (ヒドロキシメチ
ル)メチル−3−アミノプロパンスルフォン酸(TAP
S)−NaOH(pH8,3)200 /11の組成の
反応液1.0 mβに膵由来リパーゼ50μ!を加え、
37°C・10分間反応せしめその後反応を停止し、こ
の15μ6t−HpLcに注入して下記の条件にて分析
した。 カラム: Zorbox 00S(4,6mm 12I
X25c、m)溶 媒ニアセトニトリル: H,O(9
6:4)検 出:紫外部吸収 205rv+ 流 速: 1.2 mA!/mi n その結果、リルン酸がリテンションタイム23分に検出
され、オレイン酸は検出されなかった。 このα位に結合したリルン酸の検出結果から、α、β−
ジグリセリドの基質に対しては、膵リパーゼはα位にの
み作用し加水分解するものと判明し、かつβ−オレオイ
ル−モノグリセリドが生成されると判断した。 ii)上記と同じ組成の反応液に本発明モノグリセリド
リパーゼ0.5単位を添加し同様の操作を行ない、遊離
される脂肪酸をHP L Cで検出した。その結果、リ
テンションタイム23分にリルン酸が、31分にオレイ
ン酸が確認された。その結果から、本発明モノグリセリ
ドリパーゼは、膵リパーゼによってα、β−ジグリセリ
ドから生成したβ−モノグリセリドを基質として作用し
、β位に結合したリルン酸を遊離することが判明した。 かつこれによりα、β−ジグリセリドから遊離されたグ
リセロールを検出した。 05gとしてα、β−ジグリセリドを用いる本発明モノ
グリセリドリパーゼの基質特異性i)基質として下記の
α、β−ジグリセリドについて膵リパーゼおよび本発明
モノグリセリドリパーゼを用いて、膵リパーゼによりα
位を加水分解せしめ、生成されたβ−モノグリセリドに
本発明モノグリセリドリパーゼを作用せしめて′t1離
されるグリセロールを分析した結果、基質α−オレオイ
ル−β−バルミトイル−ジグリセリド、α−バルミトイ
ル−β〜オレオイルージグリセリド、α、β−シリルイ
ルグリセリドについてすべてグリセロールが検出された
。なお、膵リパーゼ単独使用の場合は、グリセロールは
検出されなかった。」明細書第22頁第4行の「多形成
」を「多形性」と訂正する。 同第28頁第2行の「カタラーゼ」を「カタラーゼ産生
」と訂正する。 FERM BP−1673)jを加入する・同第31
頁第20行の「硫酸、アルミニウム」を「硫酸ナトリウ
ム」と訂正する。 同第32頁第2行から4行の「分子篩・・・・分析法等
で」を「分子篩、各種のクロマトグラフィー法、電気泳
動法あるいは超遠心分析法等を適宜組合せ用いて」と訂
正する。 同第33頁第6行から第7行の「グリセリド」を「ジグ
リセリド」と訂正する。 同第37頁第16行の「グリセリン」を「グリセロール
」と訂正する。 、同第38頁第20行の「染料」を「染色」と訂正する
。 同第39頁第9行の「方法」を「試薬」と訂正する。 同第56頁第8行の「第5図」を「第6図」と訂正する
。 7、添付書類の目録
曲線、第2図は同酵素の至適温度曲線、第3図は同酵素
のpH安定性曲線、第4図は同酵素の熱安定性曲線、第
5図は同酵素品精製工程の溶出曲線、第6図はモノグリ
セリドの検量線を示すものである。 第 1 図 1 九 P’r’1 pH 第2図 支 1&/¥− 辰にシIL入(・C) 第3図 P ’r”+ 9 ’it−’r’LH 第4図 外 を足・阻 反N:/&度(00) 第 5 図 ↑ /♂五着当 第6図 七ノ イ しイン:/ル爪(p、mol已)特許庁長官
小 川 邦 夫 殿 1.事件の表示 昭和62年特許願第80299号 2、発明の名称 新規なモノグリセリドリパーゼ、その製法およびそれを
用いる分析法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 静岡県田方郡大仁町三福632番地の1自 発 5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 明細書第14頁第6行の「移動層」を「移動相同第14
頁第11行の「−〇−」を「−へ−」と訂正する。 同第15頁第5行の「−・−」を「−〇−」と訂正する
。 同頁第6行のr−0−Jを「−・− 」と訂正する。 同第16頁第2行から第6行の「(8)基質特異性・・
・・作用しない。」を以下の通り訂正する。 「(8)基質特異性;後述の本発明モノグリセリドリパ
ーゼ酵素活性測定測定法に従った条件下において、本発
明モノグリセリドリパーゼの基質特異性を調べた結果、
第1表に示す通り、α−モノラウリンに対して最大の活
性を示した。卵黄レシチン由来のジグリセリド、1,2
−シリルイン、1.3−シリルインおよびトリオレイン
を基質として用いた場合、本発明モノグリセリドリパー
ゼの存在において該基質から加水分解されたグリセロー
ルは検出されなかった理由から、本発明モノグリセリド
リパーゼは基質としてジグリセリド、トリグリセリドに
は作用しないものと判断された。 さらに、本発明モノグリセリドリパーゼのβ−モノグリ
セリドの基質に対する作用について説明する。 ■基質としてα−リルオイルーβ−オレオイル−ジグリ
セリドを用い酵素作用によって、遊離される脂肪酸の高
速液体クロマトグラフィー(HPLC)による確認 i)α−リルオイルーβ−オレオイル−ジグリセリド0
.5削g、非イオン性界面活性剤(トリトンx−i o
o、 シグマ社製)1.8B 、デオキシオール酸
3.8mg 、コリパーゼ20単位、塩化カルシウム0
.15mg、 0.1MN −トリ (ヒドロキシメチ
ル)メチル−3−アミノプロパンスルフォン酸(TAP
S)−NaOH(pH8,3)200 /11の組成の
反応液1.0 mβに膵由来リパーゼ50μ!を加え、
37°C・10分間反応せしめその後反応を停止し、こ
の15μ6t−HpLcに注入して下記の条件にて分析
した。 カラム: Zorbox 00S(4,6mm 12I
X25c、m)溶 媒ニアセトニトリル: H,O(9
6:4)検 出:紫外部吸収 205rv+ 流 速: 1.2 mA!/mi n その結果、リルン酸がリテンションタイム23分に検出
され、オレイン酸は検出されなかった。 このα位に結合したリルン酸の検出結果から、α、β−
ジグリセリドの基質に対しては、膵リパーゼはα位にの
み作用し加水分解するものと判明し、かつβ−オレオイ
ル−モノグリセリドが生成されると判断した。 ii)上記と同じ組成の反応液に本発明モノグリセリド
リパーゼ0.5単位を添加し同様の操作を行ない、遊離
される脂肪酸をHP L Cで検出した。その結果、リ
テンションタイム23分にリルン酸が、31分にオレイ
ン酸が確認された。その結果から、本発明モノグリセリ
ドリパーゼは、膵リパーゼによってα、β−ジグリセリ
ドから生成したβ−モノグリセリドを基質として作用し
、β位に結合したリルン酸を遊離することが判明した。 かつこれによりα、β−ジグリセリドから遊離されたグ
リセロールを検出した。 05gとしてα、β−ジグリセリドを用いる本発明モノ
グリセリドリパーゼの基質特異性i)基質として下記の
α、β−ジグリセリドについて膵リパーゼおよび本発明
モノグリセリドリパーゼを用いて、膵リパーゼによりα
位を加水分解せしめ、生成されたβ−モノグリセリドに
本発明モノグリセリドリパーゼを作用せしめて′t1離
されるグリセロールを分析した結果、基質α−オレオイ
ル−β−バルミトイル−ジグリセリド、α−バルミトイ
ル−β〜オレオイルージグリセリド、α、β−シリルイ
ルグリセリドについてすべてグリセロールが検出された
。なお、膵リパーゼ単独使用の場合は、グリセロールは
検出されなかった。」明細書第22頁第4行の「多形成
」を「多形性」と訂正する。 同第28頁第2行の「カタラーゼ」を「カタラーゼ産生
」と訂正する。 FERM BP−1673)jを加入する・同第31
頁第20行の「硫酸、アルミニウム」を「硫酸ナトリウ
ム」と訂正する。 同第32頁第2行から4行の「分子篩・・・・分析法等
で」を「分子篩、各種のクロマトグラフィー法、電気泳
動法あるいは超遠心分析法等を適宜組合せ用いて」と訂
正する。 同第33頁第6行から第7行の「グリセリド」を「ジグ
リセリド」と訂正する。 同第37頁第16行の「グリセリン」を「グリセロール
」と訂正する。 、同第38頁第20行の「染料」を「染色」と訂正する
。 同第39頁第9行の「方法」を「試薬」と訂正する。 同第56頁第8行の「第5図」を「第6図」と訂正する
。 7、添付書類の目録
Claims (24)
- (1)少なくとも、下記の式(a)の酵素反応を触媒し
、基質特異性としてモノグリセリドに作用してジグリセ
リドおよびトリグリセリドに作用しない新規なモノグリ
セリドリパーゼ。 (a)モノグリセリド+H_2O→ グリセロール+脂肪酸 - (2)モノグリセリドリパーゼが下記の理化学的性質を
有する特許請求の範囲第1項記載の新規なモノグリセリ
ドリパーゼ。 [1]分子量:27,000±2,700 [2]至適pH:pH5付近 [3]至適温度:75℃付近で最大の活性を示す[4]
pH安定性:pH7〜8(75℃、10分間処理) [5]熱安定性:70℃まで安定である(pH7.5、
10分間処理) [6]等電点:pH4.6±0.4 - (3)バチルス属に属する、少なくとも、下記の式(a
)の酵素反応を触媒し、基質特異性としてモノグリセリ
ドに作用してジグリセリドおよびトリグリセリドに作用
しないモノグリセリドリパーゼ生産菌を培地に培養し、
培養物から該モノグリセリドリパーゼを採取することを
特徴とする新規なモノグリセリドリパーゼの製法。 (a)モノグリセリド+H_2O→ グリセロール+脂肪酸 - (4)バチルス属に属する該モノグリセリドリパーゼ生
産菌が、バチルス ステアロサーモフィラスである特許
請求の範囲第3項記載の製法。 - (5)バチルス ステアロサーモフィラスに属する該モ
ノグリセリドリパーゼ生産菌が、バチルス ステアロサ
ーモフィラスH−165(FERMP−9166)であ
る特許請求の範囲第4項記載の製法。 - (6)被検液中のモノグリセリドを測定するに当たり、
被検液に、少なくとも、下記の式(a)の酵素反応を触
媒し、基質特異性としてモノグリセリドに作用してジグ
リセリドおよびトリグリセリドに作用しないモノグリセ
リドリパーゼを作用せしめ、次いで反応において生成さ
れたモノグリセリドの成分であるグリセロールまたは脂
肪酸のいづれか一方を測定することを特徴とするモノグ
リセリドを含有する被検液の分析法。 (a)モノグリセリド+H_2O→ グリセロール+脂肪酸 - (7)被検液中のモノグリセリドが、被検液中で1,2
−ジグリセリドに膵リパーゼを作用させることにより遊
離したモノグリセリドである特許請求の範囲第6項記載
の分析法。 - (8)グリセロールの測定において、生成グリセロール
にグリセロールオキシダーゼ、またはグリセロキナーゼ
およびグリセロリン酸オキシダーゼを作用させることに
より生成する過酸化水素を測定してなる特許請求の範囲
第6項記載の分析法。 - (9)過酸化水素の測定において、過酸化水素の存在下
で色調変化を受けることができる1種もしくは2種以上
の呈色剤を含有する染色組成物を用いる特許請求の範囲
第8項記載の分析法。 - (10)染色組成物が、パーオキシダーゼを含有してな
る特許請求の範囲第9項記載の分析法。 - (11)パーオキシダーゼを0.5〜10U使用してな
る特許請求の範囲第10項記載の分析法。 - (12)染色組成物の呈色剤が4−アミノアンチピリン
とN−エチル−N−(2−ハイドロキシ−3−スルホプ
ロピル)−メタ−トルイジンまたはフェノールとパーオ
キシダーゼからなる特許請求の範囲第9項記載の分析法
。 - (13)脂肪酸の測定において、下記の反応工程(a)
.、(b).、(c).、(d).、(e).、(a)
.脂肪酸をアシル−CoAにする反応工程、(b).ア
シル−CoAをデヒドロアシル−CoAにする反応工程
、 (c).デヒドロアシル−CoAをヒドロキシアシル−
CoAにする反応工程、 (d).ヒドロキシアシル−CoAをケトアシル−Co
Aにする反応工程、 (e).ケトアシル−CoAをアシル−CoAにする反
応工程、 および検出できる反応工程経由生成物の量的変化を測定
する工程である特許請求の範囲第6項記載の分析法。 - (14)反応工程(a).、(b).、(c).、(d
).、(e).において、 (a).反応工程が、脂肪酸とCoASHとATPまた
はGTPおよびアシル−CoA・シンセターゼ活性に基
く反応工程、 (b).反応工程が、アシル−CoAと酸素およびアシ
ル−CoA・オキシダーゼ活性に基く反応工程、 (c).反応工程が、デヒドロアシル−CoAと水およ
びエノイル−CoA・ヒドラターゼ活性に基く反応工程
、 (d).反応工程が、ヒドロキシアシル−CoAとNA
Dおよび3−ヒドロキシアシル−CoA・デヒドロゲナ
ーゼ活性に基く反応工程、 (e).反応工程が、ケトアシル−CoAとCoASH
および3−ケトアシル−CoA・チオラーゼ活性に基く
反応工程、 である特許請求の範囲第13項記載の分析法。 - (15)検出できる反応工程経由生成物の量的変化を測
定する工程が、反応工程によって生成する還元型NAD
を定量する工程である特許請求の範囲第13項記載の分
析法。 - (16)生成する還元型NADの定量が、NADに特異
な吸収波長でなく、還元型NADに特異な吸収波長であ
る320nm〜360nm近辺の分光分析に基づく定量
である特許請求の範囲第15項記載の分析法。 - (17)生成する還元型NADの定量が、還元型NAD
の水素原子の受容能を有する水素伝達系色原体の発色に
よる定量である特許請求の範囲第15項記載の分析法。 - (18)還元型NADの水素原子の受容能を有する水素
伝達系色原体がジアホラーゼおよび水溶性テトラゾリウ
ム塩を含有する水素伝達系色原体である特許請求の範囲
第17項記載の分析法。 - (19)被検液中の膵リパーゼ活性測定において、少な
くとも1,2−ジグリセリド含有試薬に被検液の膵リパ
ーゼを作用せしめ、次いで遊離したモノグリセリドに少
なくとも、下記の式(a)の酵素反応を触媒し、基質特
異性としてモノグリセリドに作用してジグリセリドおよ
びトリグリセリドに作用しないモノグリセリドリパーゼ
を作用せしめ、次いで反応において生成されたモノグリ
セリドの成分であるグリセロールまたは脂肪酸のいづれ
か一方を測定することを特徴とする被検液中の膵リパー
ゼ活性の測定法。 (a)モノグリセリド+H_2O→ グリセロール+脂肪酸 - (20)グリセロールの測定において、生成グリセロー
ルにグリセロールオキシダーゼ、またはグリセロキナー
ゼおよびグリセロリン酸オキシダーゼを作用させること
により生成する過酸化水素を測定してなる特許請求の範
囲第19項記載の測定法。 - (21)過酸化水素の測定において、過酸化水素の存在
下で色調変化を受けることができる1種もしくは2種以
上の呈色剤を含有する染色組成物を用いる特許請求の範
囲第20項記載の測定法。 - (22)染色組成物が、パーオキシダーゼを含有してな
る特許請求の範囲第21項記載の測定法。 - (23)パーオキシダーゼを0.5〜10U使用してな
る特許請求の範囲第22項記載の測定法。 - (24)染色組成物の呈色剤が4−アミノアンチピリン
とN−エチル−N−(2−ハイドロキシ−3−スルホプ
ロピル)−メタ−トルイジンまたはフェノールとパーオ
キシダーゼからなる特許請求の範囲第21項記載の測定
法。
Priority Applications (6)
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JP62080299A JPS63245672A (ja) | 1987-04-01 | 1987-04-01 | 新規なモノグリセリドリパ−ゼ、その製法およびそれを用いる分析法 |
US07/171,272 US5079158A (en) | 1987-04-01 | 1988-03-21 | Novel monoglyceride lipase and its production process. |
EP88105103A EP0285101B1 (en) | 1987-04-01 | 1988-03-29 | Novel monoglyceride lipase, its production process, and analytical method making use of same |
DE3889577T DE3889577T2 (de) | 1987-04-01 | 1988-03-29 | Monoglycerid-Lipase, ihre Herstellungsverfahren und analytische Methode zu ihrer Verwendung. |
KR1019880003676A KR960015263B1 (ko) | 1987-04-01 | 1988-04-01 | 신규의 모노글리세라이드 리파제를 이용한 모노글리세라이드의 분석방법 |
US07/668,169 US5162201A (en) | 1987-04-01 | 1991-03-12 | Analytical method making use of monoglyceride lipase |
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JP62080299A JPS63245672A (ja) | 1987-04-01 | 1987-04-01 | 新規なモノグリセリドリパ−ゼ、その製法およびそれを用いる分析法 |
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JP62080299A Pending JPS63245672A (ja) | 1987-04-01 | 1987-04-01 | 新規なモノグリセリドリパ−ゼ、その製法およびそれを用いる分析法 |
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