JPH0117674B2 - - Google Patents

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JPH0117674B2
JPH0117674B2 JP54062542A JP6254279A JPH0117674B2 JP H0117674 B2 JPH0117674 B2 JP H0117674B2 JP 54062542 A JP54062542 A JP 54062542A JP 6254279 A JP6254279 A JP 6254279A JP H0117674 B2 JPH0117674 B2 JP H0117674B2
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enzyme
glycerol
enzyme preparation
medium
preparation according
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JP54062542A
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Atokinson Ansoni
Jon Buruton Kurisutofua
Jeimuzu Komaa Mikaeru
Jeimuzu Shaapu Richaado
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PABURITSUKU HERUSU LAB SAABISU BOODO
Original Assignee
PABURITSUKU HERUSU LAB SAABISU BOODO
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Publication date
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Publication of JPH0117674B2 publication Critical patent/JPH0117674B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/0004Oxidoreductases (1.)
    • C12N9/0006Oxidoreductases (1.) acting on CH-OH groups as donors (1.1)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/26Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase
    • C12Q1/32Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase involving dehydrogenase
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S435/822Microorganisms using bacteria or actinomycetales
    • Y10S435/832Bacillus

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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、改良されたグリセロールデヒドロゲ
ナーゼ酵素および該酵素の製法に係る。 グリセロールデヒドロゲナーゼ(GDH)酵素
は、臨床診断のための血清トリグリセライドの分
析の如き生化学分析および化粧品製造用ジヒドロ
キシアセトンの製造に有用である。しかし乍ら、
GDHの源は比較的少ししか知られておらず、然
も、従来公知で利用されている全てのGDT酵素
は、不安定であり、室温で溶液中2日間以下の半
減期を有するものである。たとえ凍結乾燥された
粉末であつても低温で貯蔵することが提唱されて
いる。 ある種の好熱性微生物が、室温又は高温下にお
いて溶液中で長期間安定であるGDH酵素を生産
することが知見された。 従つて、本発明は、アミノ酸組成:
【表】
【表】 及び、 (b)N末端アミノ酸配列:Ala1 Ala Glu Thr
Val5 Phe Ile Ser Pro Ala10 Lys Tyr Valを有
し、50mMのリン酸カリウムと10mMのβ−メル
カプトエタノールと0.1mMのフエニルメチルス
ルホニルフルオライド(PMSF)とから成るPH
6.8の緩衝溶液中3mg/mlの溶液として20℃で貯
蔵された場合、4日間以上の活性半減期(active
half−life)を有するグリセロールデヒドロゲナ
ーゼ酵素製剤を提供するものである。この酵素を
以下“耐熱性GDH酵素”と略称する。 本発明のグリセロールデヒドロゲナーゼは、バ
チルスステアロサーモフイラスRS93菌株の好熱
性微生物又はその好熱性GDH酵素を生産し得る
誘導菌(derivative)もしくは変異菌(mutant)
を培養し、次いで細胞を破壊して細胞破砕片から
該酵素を分離することによより生産され得る。前
記誘導菌又は前記変異菌としてSC7と記されたも
のを例示し得る。これらの菌株は、スコツトラン
ド、アバーデイーンのナシヨナルコレクシヨン
インダストリアル バクテリア(NCIB)に、登
録番号NCIB11400及びNCIB11401として既に寄
託されており、それぞれ工業技術院微生物工業技
術研究所(以下微工研と称する)に微生物保管委
託申請書受理番号(以下寄託受理番号と称する)
第4983号及び第4984号として寄託されている。 これらは、以下の諸性質により同定され得る。
【表】
【表】 ペフトン+水中での成長 60℃で24時間。最終濃度5%(w/v)NaCl
まで塩化ナトリウムに耐性を有する。 生 産 カタラーゼ + オキシターゼ + 硝酸塩還元酵素 − 亜硝酸塩還元酵素 − 更に、本発明の菌株は、下記試験に示される、
バチルスステアロサーモフイラスNCIB11270(又
は他の好熱性桿菌)の成長を抑制し得るバクテリ
オシンの生産により確認され得る。 約10乃至20コロニー/プレートを含有して一晩
培養された希釈プレートを調製する。得られるコ
ロニーを2時間クロロホルム蒸気に露らしせ殺菌
し、次いでプレートに通気してクロロホルムを除
去する。マツトグロース(mat growth)を形成
するに充分な濃度のNCIB11270懸濁液でこれら
を浸潤し、60℃で一晩培養する。RS93又はSC7
の1つの死減コロニーは、NCIB11270によつて
形成されたマツト中の非成長(no−growth)明
瞭域で囲まれている。この抑制を惹起するバクテ
リオシン因子はサーモシンと呼称され、分子量約
13000ダルトンの耐熱性グリコプロテインである
ことが判明した。 これらの菌株は、前記サーモシン用コードと考
えられ得る約3ミリオンダルトンの大きさのプラ
スミツドを含有している。 GDH生産能を保持する誘導菌および変異株は、
環境圧力調整(environmental pressure)の如
き標準方法によつて製造され得るか、又は、培養
中に自然に発生し得る。これらは、プロパン−
1,2−ジオール(GDH用物質であつて、耐熱
性桿菌によつて通常生産されるグリセロキナーゼ
用物質ではない)とクロラムフエニコールとで培
養し、次いでトリフエニルテトラゾリウムクロラ
イドで染色することにより同定され得る。 これらの菌株およびその誘導菌株もしくは変異
株は、一般に、グリセロール又はグリセロール類
を欠く培地においてさえもGDH酵素を生産する。
しかし乍ら、最大の生産量を得るためには、培養
基は、通常少なくとも0.05重量%以下好ましくは
4.0重量%以下のグリセロール又はグリセロール
類を含有している。最も好ましくは、培養基は
0.1乃至1.0重量%のグリセロール又はグリセロー
ル類を含有している。ここにいうグリセロール類
とは、多官能C3アルコール特に2つの酸基を含
有する多官能C3アルコールを包含るものであり、
例えばグリセリン酸、L−又はD−グリセルアル
デヒド、ジヒドロキシアセトン、3−メルカプト
プロパン−1,3−ジオール、プロパン−1,3
−ジオール又はプロパン−1,2−ジオールを指
称する。 いずれの場合に於いても、培養基は、天然物か
ら得られた栄養源例えばペプトン、酵母水解物、
牛肉エキス、カゼイン水解物等を含有する複合培
地か、又は無機および簡単な有機の栄養源を含有
する一定の塩培地でよい。 培地は、微生物が生長する温度、典型的には40
〜65℃特に50〜65℃、及びPH5〜8に調整され
る。又、培地は好気性下又は嫌気性下に調整され
得るが、しかし乍ら好気性下に調整されることが
好ましい。最適の培養期間がある(その後生産量
は低下する)ように思われる。最適の培養期間
は、使用される菌株及び培養条件に依存し、実験
によつて求められなければならない。しかし乍
ら、10乃至20時間の培養期間が適当であることが
判明した。 細胞破壊は、通常の技術例えば音波処理、ホモ
ゲナイゼイシヨン又は酵素処理等により行い得
る。その後、通常の酵素単離および精製技術が行
なわれ、例えばイオン−交換クロマトグラフイ
ー、リン酸カルシウムでの分別、硫酸アンモニウ
ム又は有機溶媒(例えば10〜20v/v%濃度のエ
タノール)を使用する沈澱、デキストラン、アガ
ロース又はアガロースポリアクリルアミド上でで
のゲル過、及び/又はヌクレオチド誘導細胞間
質又はスルホン酸置換クロロトリアゾニル(“プ
ロシオン”−商標名)染料での親和クロマトグラ
フイー(affinity chromatography)等で行なわ
れる。 上記したバチルス ステアロサーモフイラスの
菌株から生産された耐熱性GDH酵素は、典型的
に、それぞれの分子量が約60000の4つの等しい
又は同じようなサブ−ユニツトから成り、全分子
量が約240000±30000ダルトンである構造を有す
る。下記分析方法により均質化して試験すると、
該酵素は、30℃、PH8.5で、蛋白質1mg当り少な
くとも5単位通常10〜30単位の比活性度を有して
いる。類似の基質に対して同じような条件下で試
験すると、グリセロール(100%)に対する活性
度(Vmax)は次のとおりである。 3−メルカプト−プロパン−1,3−ジオール
49% プロパン−1,6−ジオール 16% プロパン−1,2−ジオール 165% ジヒヒドロキシアセトン <10% グリセリン酸 <10% ブランクのため正確に測定することは不可能であ
つた。 活性は高濃度のNH4 +イオンにより阻害され
る。プロテアーゼによる破壊を避けるために、酵
素を低温(約4℃)で精製することが好ましい。
しかし乍ら、一坦精製した後は、酵素を室温で保
存することが好ましい。 本発明による酵素製剤は、粗な細胞抽出物又は
部分的に若しくは高度に精製された製剤である。
該製剤は、凍結乾燥物又は他の固形物形態とし
て、又は分析されるべきグリセロールのレベルに
応じて0.1〜50単位/ml含有する水溶液として提
供され得る。 酵素製剤は、血清および培養基を含む広範囲の
サンプル中の、既に存在しているか又はアルカリ
加水分解又は酵素(例えばリパーゼ)作用により
グリセライドから放出されるグリセロール又はグ
リセロール類を定量するために使用され得る。 更に、本発明の別の観点によれば、サンプル中
のグリセロール又はグリセロール類を定量するた
めの方法が提供される。該方法は、少なくとも7
のPH好ましくは8〜8.8のPHの緩衝溶液中で、サ
ンプルをグリセロールデヒドロゲナーゼ酵素製剤
及びニコチンアミドアデニンジヌクレオチド
(NAD)に混合し、約340nmの光学密度の増加
を測定することから成る。次いで、光学密度の増
加率又は最終光学密度を標準溶液によつて得られ
たそれらと比較することにより、グリセロールが
算出される。増加率(△OD340)を使用する場合
には、△OD340の値が0.06〜0.12/分の範囲にな
るように、サンプルと標準とを希釈することが好
ましい。 分析を下記式に基づいて行なう。 グリセロール+NADGDH ――――→ ジヒドロキシアセ
トン+NADH この反応に基づく従来の分析に於いては、使用
されるPH値が高く(少なくとも9、通常10〜11)、
ジヒドロキシアセトンがエノール量体を形成して
酵素に関連のないNADの化学的還元を進行させ
るため、自触反応による不正確さを伴うという欠
点があつた。本発明の分析に於いては、低PHの使
用のための自触反応が避けられる。更に、緩衝系
がこの副反応の割合に影響を及ぼすことが知見さ
れた。この故に、緩衝剤は、アミン特にトリエタ
ノールアミン/HCl緩衝剤であることが好まし
い。勿論、リン酸塩の如き他の緩衝剤も使用し得
る。炭酸塩/重炭酸塩をも使用し得るが、むしろ
適当ではない。遊離のアンモニウムイオンは、上
記した阻止効果のため避けるべきである。 このように、本発明の酵素製剤は、試験キツト
の一部として有利に提供され得る。このキツト
は、乾燥物通常凍結乾燥粉又は水溶液としての酵
素を含有し、又、PHを8〜8.8の緩衝溶液とニコ
チンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)と
を含有する。キツトは、更に、標準グリセリン溶
液及びグリセリドから遊離グリセリドを放出する
ためのアルカリ性KOH若しくはリパーゼ溶液を
任意に含有し得る。 酵素が水溶液として存在する場合、その濃度
は、キツトの使用目的に応じて0.1〜50単位/ml
の範囲で広く変更し得、1種以上の酵素溶液が、
サンプル中の異なるグリセロールレベルを網羅す
るために、提供され得る。緩衝剤は、アミン特に
トリエタノールアミン緩衝剤であることが好まし
く、約8.5のPHを有していることが好ましい。
NAD溶液は適当な濃度であればよく、典型的に
10mg/mlの濃度である。 本発明の種々の観点の典型的具体例を実施例に
より詳説する。実施例に於いて使用する培地は次
のとおりである。バチルス ステアロサーモフイラス(BS)培地
g/ トリプテイツクミートダイジエスト(バクトトリ
プトン) 20 酵母エキス 10 FeCl3・6H2O 0.014 NnCl2・4H2O 0.03 K2SO4 2.6 MgSO4・7H2O 0.54 クエン酸 0.64 Na2HPO4・2H2O 6.4変性BS培地 g/ 下記の点において上記と異なる。 トリプトン 2.0 酵母エキス 50 K2SO4 6.0 泡止め剤(FD泡止め剤) 2.5 10N・NaOHでPH7.1±7.1に調整TSBアガー トリプトン(Oxoid L42)、1.72;ソーヤペプ
トン(Oxoid L44)、3.0;グルコース、2.5;
NaCl、5.0;K2HPO4、2.5;及びアガー(Oxoid
NO:1)、15.0を含有する(g/)。最終PHは
7.3である。CCl培地 NaH2PO42H2O、3.12;NH4Cl、5.04;KCl、
0.37;Na2SO4・1OH2O、3.22;クエン酸−水和
物、0.42;ZnO、0.002;FeCl36H2O、0.027;
MnCl2・4H2O、0.01;CuCl22H2O、0.00085;
CoCl2・6H2O、0.0024;H3BO3、0.00031;
MgO、0.05;CaCO3、0.01及びNa2MoO4
2H2O、0.0024をHCl中に溶解(g/)。最終濃
度は培地1当り0.295ml酸濃度である。PHを7.3
に調整。 使用する基本的菌株は、RS93と記される菌株
(NCIB11400および寄託受理番号第4983号として
寄託済み)である。誘導菌株は次のようにして得
られる。 回転培養器中60℃、150rpmで一晩培養された、
0.4g/100mlのグリセロールを含有するBS培地
中のRS93の200mlとうフラスコ液体培養から、い
くつかのTSBアガーの希釈プレートを調整した。
50〜100のコロニーを含む皿の複製プレートを、
ベルベチンパツド(velvetine pad)を使用して
調整した。次いで、最初のプレートを2時間クロ
ロホルム蒸気に露して殺菌した。次いで、これら
を、60℃で一晩培養すればマツトグロースを生起
するに充分な濃度のバチルス カルドリチカス
(B.caldolyticus)の懸濁液を含む水分の多いア
ガーで浸潤した。複製プレートもまた60℃で一晩
培養し、次いで1%(V/V)の1,2−プロパ
ンジオールと1.5%(W/V)のクロラムフエニ
コールの水溶液とで噴霧した。次いでプレートを
更に1時間60℃で培養し、PH7.5の1Mリン酸カリ
ウム緩衝液中10%トリ−フエニルテトラゾリウム
クロライド溶液で噴霧した。殺菌したプレートと
複製プレートとを比較し、阻止の最大域をもち且
つ深いピンク色に着色された単一のコロニーを複
製プレートから新しいプレートに移し、次いで一
晩培養した。これらのプレートを一規定生理食塩
中に懸濁して4%(V/V)グリセロール含有の
200mlBS培地に接種し、シエーカー上で60℃
150r.p.m.で一晩(16時間)培養した。細胞を4
℃で20分間13000gの遠心分離で集積し、β−メ
ルカプト−エタノールとPMSFとを含有するPH
7.5の100mMトリス−HCl100ml中に懸濁し、再
び20分間13000gで遠心分離した。同じ緩衝溶液
50mlをを用いて第2回目の洗浄を行ない、前記と
同じPH7.5の10mMトリス−HCl20ml中に懸濁し、
サンプルを氷浴中でできるだけ冷却して1分間の
音波処理を2回施した。各サンプルをGDH活性
および乾燥重量に対してチエツクした。最大の活
性度と細胞マス(cell mas)とを示す単離物を
保留し、SC7(NCIB11401、寄託受理番号第4984
号)と記した。 GDH生産能をもつ変異菌は、通常の環境圧力
調整技術(environmental pressure technique)
によつて発生し得、上記した酵素を生産すること
が判明した。 典型的な突然変異実験に於いて、SC7菌株を成
長するために使用されるBS培地のサンプルをア
ミノ酸分析した。このことから、菌株は、主とし
て、アミノ酸即ちアスパラギン酸、グルタミン
酸、アラニン、セリーンおよびグリシンを同化す
るものであることが判つた。従つて、アスパラギ
ン酸5mM、グルタミン酸5mM、アラニン5m
M、セリーン2mM、グリシン1mMおよびビオ
チン(1mg/)とグリセロール(2g/)と
を含有するCCl培地を調整した。この培地を介す
るSC7のいくつかの連続的移転の後、培地をTSB
アガー上に載置すると形態学上の変異菌が発生す
ることが認められた。単一のコロニーを単離する
とGDHを生産することが認められたが、BS培地
での培養におるSC7形態はへの復帰の割合が高い
ので、生産量を算出することは困難であつた。 分析方法 GDH活性度に対する分析を次の方法で行なつ
た。本明細書中の活性度は、この分析によつて測
定された活性度である。 基本試薬: (i) 0.25Mトリエタノールアミン−HCl(PH8.5) (ii) 1Mグリセロール (iii) 10mg/mlNAD(ニコチンアミドアデニンジヌ
クレオチド) H2O600μ、トリエタノールアミン−HCl溶液
200μ、NAD溶液25μおよび分析すべきサン
プル5〜200μを、つぼ(cuvette)(通路1cm)
内で混合した。30に予め平衡させた後、100μ
のグリセロール溶液を加えて反応を生起させた。 NADの還元を、スペクトル光度計手段で検知
し、340nmの溶液の吸収を観察することにより
求めた。水又は試薬ブランクのいずれかを使用し
た。単位を△OD340が0.06〜0.12/分の範囲にな
るように希釈して30℃で1分間当りに形成される
NADHのμmolで示した。 比較のため、トリエタノールアミン、リン酸塩
及び炭酸塩/重炭酸塩から成るPH8、8.5、9お
よび9.5の緩衝溶液中50μのサンプル(約0.5U/
ml)および酵素を含まない(ブランクを決定する
ため)50μの0.5Mジヒドロキシアセトンを使用
してこの方法を繰り返した。結果(△OD340)を
第1に示す。
【表】 〓

50 μ 0.52U/ml 〓トリエタノールア
ミン/HCl 0.39 0.49 − −
この第1表から、“ブランク”は低PH及びトリ
エタノールアミン緩衝溶液中で非常に減じられて
いることが判る。サンプル反応は低PHで減じてい
るが、PH8でも充分である。 実施例 1 400mlのフラスコ中で4g/のグリセロール
を含有するBS培地(上記で定義した)100ml中
で、B.ステアロサーモフイラスRS93を60℃で12
〜16時間200rpmで振とうしながら生長させた。
得られた細胞物質を集積し、GDH活性の分析を
行つた。酵素の収率は8単位/g乾燥細胞であ
り、0.03単位/ml培地であることが判明した。 実施例 2 グリセロールを含有させずに、実施例1と同様
に行うと、酵素の生産量は2単位/g乾燥細胞
(0.01単位/ml倍地)であつた。 実施例 3及び4 B.ステアロサーモフイラスSC7菌株を用いて実
施例1及び2を繰り返した。生産量はそれぞれ
0.14単位/ml培地及び0.03単位/ml培地であつ
た。 実施例 5 B.ステアロサーモフイラスSC7の1種培地
を、4g/のグリセロールを含有する撹拌BS
培地中で60℃で調整した。これと同様の20種培
地の種づけのために使用した。 グリセロールを含有しない400の変性BS培地
が60℃で入つている400培地容器を、前記20
種培地で種づけした。培地が光学密度0.8を有す
るまで、60℃、7.0±0.2の調整PH、1分に300
の空気の通気、及び250rpmの撹拌下で微生物の
生長を続けた。 500g/の水溶性グリセロール20を1時間
あたり1.5〜1.6の比率で600nmの光学密度が1.3
〜1.4に達するまでに加えた。総培養時間が19時
間に達した後、培地を室温まで冷却し、細胞を
デ・ラバル遠心分離機(De Laval centrifuge)
で採取した。細胞をリン酸塩緩衝液
(KH2PO4534g/Na2HPO4761gを200に調合
する)で洗滌する。8.0単位/g湿潤細胞(35単
位/g乾燥細胞)の比活性を示す細胞の総最終生
産量は湿つた状態で約16Kg(乾燥状態で4Kg)で
あり、400培地あたり128000単位の総収量であ
つた。 実施例 6 (精製) B.ステアロサーモフイラスRS93の湿潤細胞ペ
ースト40gを40mMリン酸カリウム(KP)、(PH
6.6)150mlで懸濁する。20Kサイクル/秒で5×
1分間の超音波処理により細胞を細砕する。
30000gで20分間遠心分離して細胞破砕物を除去
する。40mMKP(PH6.8)で新たにプレー平衡さ
せたDEAE−セルローズ(DE52;ワツトマン
バイオケミカルズ社製)で細胞抽出物をクロマト
グラフにかけた。細胞抽出物を1時間に60mlの割
合で110mlのカラム(14×3.2cm)に導入し、酵素
を直線状に変わる40から400mM KP(PH6.8)の
リン酸塩濃度勾配で、1時間に25mlの割合で総量
800mlを使用して溶離する。グリセロール デヒ
ドロゲナーゼは150から250mMリン酸塩の濃度の
間に溶離される。活性分画を集め、10mM KP
(PH6.8)で透析する。さらに活性分を50ml(6×
32cm)のトリアジン染料−アガローゼカラム(例
えば、英国特許出願番号3505/78に記載)に1時
間100mlの割合で導入する。前記カラムは、セフ
アローズ4B(商標名)に1.0〜2.0mgdye/gセフア
ローゼの割合で結合したプロシオン(商標名)レ
ツドHE−3B又はプロシオンレツドHE−7B(プ
ロシオンレツド誘導体、カラーインデツクスNo.
C118159)から構成されている(英国特許出願番
号第3505/78参照)。カラムを10mM KP(PH
6.8)200mlで洗滌する。酵素を10mM KP(PH
6.8)中1MKCl100mlで溶離する。 或いは又、グリセロール、デヒドロゲナーゼ
を、それぞれPH6.8又は7.5で10mM KPのイオ
ン強度でプロシオン グリーンHE−4BD/セフ
アローゼ4B又はプロシオン レツドHE−3B/
セフアローゼ4Bに吸収させ得る。緩衝溶液でカ
ラムを洗滌後、酵素を、4mMのNADを含有す
る10mM KPPH6.8又は7.5でそれぞれ溶離し得、
活性酵素を集め、限外ろ過膜(アミコン フラツ
トベツトPM10)で5mlの量まで濃縮する。次に
濃縮された酵素をゲルろ過するために交差結合ア
ガローゼ−ポリアクリルアミド共重合体(スウエ
ーデン国、LKB社製:ウルトロゲルAcA34)の
500mlカラム(100×2.5cm)へ1時間9mlの割合
で導入する。50mM KP(PH6.8)を展開溶媒と
し、分子量240000±30000のグリセロールデヒド
ロゲナーゼを採取する。プールした活性分画を
SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動にかけると
58000±5000に単一たん白質帯が出現する。最終
精製酵素は5〜10単位/mgの比活性を有してい
る。顕著な各精製段階での比活性を表2に示す。
【表】 ーゼ プール
ACA 34 プール 55 7.8
実施例 7 SC7菌株(実施例5)の細胞ペーストを使用し
て実施例6と同様におこなう。各段階の比活性を
表3に示す。 実施例 8 酵素はDEAEセルロースの古いサンプルや
EDAEデキストランゲル(セフアデツクス−商標
名)とは結合せず、新しい懸濁DEAEセルロース
と結することが知見された。ここでは、DEAE−
セルロースを使用しないこと以外は実施例7と同
様おこなう。PH7.5の30mM KPで細胞抽出物を
希釈し、次に30mM KP、PH7.5でプレー平衡さ
せたDEAE−デキストランゲル(セフアデツクス
A−50−フアルマシア)の110mlカラムへ1分60
mlの割合で通す。 カラムを通過した活性酵素溶液を次に実施例6
と同様にトリアジン−アガロースカラムへ導入す
る。各段階の比活性を表3に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 下記のアミノ酸組成: 【表】 【表】 及び、 (b) N末端アミノ酸配列:Ala1 Ala Glu Thr
    Val5 Phe Ile Ser Pro Ala10 Lys Tyr Val及
    び、 (c) 50mMのリン酸カリウムと10mMのβ−メル
    カプトエタノールと0.1mMのフエニルメチル
    スルホニルフルオライドとからなるPH6.8の緩
    衝溶液中3mg/mlの溶液として20℃で貯蔵した
    場合の4日間以上の活性半減期、 を有することを特徴とするグリセロールデヒドロ
    ゲナーゼ酵素製剤。 2 30℃で蛋白質1mg当り少なくとも5単位の比
    活性度を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の酵素製剤。 3 酵素活性量が0.1乃至50単位/mlである水溶
    液の形態にあることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項又は第2項に記載の酵素製剤。 4 凍結乾燥物又は他の固体形態にあることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載
    の酵素製剤。 5 バチルスステアロサーモフイラス
    NCIB11400、NCIB11401又はそれらのグリセロ
    ールデヒドロゲナーゼ生産誘導菌株若しくは変異
    菌株から得られる特許請求の範囲第1項乃至第4
    項のいずれかに記載の酵素製剤。
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