JPS63241964A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Publication number
JPS63241964A
JPS63241964A JP7660187A JP7660187A JPS63241964A JP S63241964 A JPS63241964 A JP S63241964A JP 7660187 A JP7660187 A JP 7660187A JP 7660187 A JP7660187 A JP 7660187A JP S63241964 A JPS63241964 A JP S63241964A
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JP
Japan
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film
insulating film
layer
region
base
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Application number
JP7660187A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Katsumata
勝又 康弘
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPS63241964A publication Critical patent/JPS63241964A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は主として高速論理動作もしくは高周波領域に
おけるアナログ動作回路用のバイポーラ型の半導体装置
の製造方法に関する。
(従来の技術) 高速論理動作もしくは高周波領域におけるアナログ動作
に適したバイポーラ型トランジスタは、垂直方向での接
合深さを浅く形成する、埋込酸化膜や溝切構造等による
素子分離を行なって基板とコレクタ間の寄生容量を低減
する、微細リソグラフィ技術と自己整合技術とによりベ
ース、コレクタ間及びベース、エミッタ間の寄生容」の
低減化とベース抵抗の低減化を図る、等の神々の手段を
採用することで性能向上を達成してきている。
すなわち、上記手段が採用される以前のトランジスタは
第2図の断面図に示すように構成されている。このトラ
ンジスタはnpn型の場合であり、n型基板あるいはn
型エピタキシャル層40内にp型のベース拡散領域41
を形成し、さらにこのベース拡散領域41内にn型のエ
ミッタ拡散領域42を形成している。そしてベース拡散
領域41とエミッタ拡散領域42それぞれの表面と接触
するように金属からなるベース電極43とエミッタ電極
44とを形成している。
一般に、バイポーラトランジスタの高周波特性改善のた
めには、寄生抵抗、寄生容量の低減、特にベース抵抗r
 bb’ とコレクタ、ベース接合容量Cjcの低減が
必須とされている。第2図に示される従来構造のトラン
ジスタの場合、r bb’ は主にベース電極43のコ
ンタクト位置からエミッタ拡散w4[42までの距IL
1で決り、この距111tL1を小さくすればr bb
’ は低減できる。ところが、距離L1の低減の限界は
、電極43及び44のコンタクトホールに対する合せ余
裕と、電極金属のフォトリソグラフィ工程における設計
ルールに依存する距離L2で決まってしまう。また、接
合容量cjcについては、ベース拡!lil域41の幅
L3を小さくすれば低減されるが、この限界も電極金属
のフォトリソグラフィ工程における設計ルールで決まっ
てしまう。このため、この従来の構造ではベース抵抗r
 bb’ とコレクタ、ベース接合容1cjcの低減を
効果的に行なうことはできない。
そこで、従来ではこれを改善するものとして、特公昭5
7−41826号公報に記載されているものが知られて
いる。この公報に記載されているトランジスタは、多結
晶シリコン層によるベース引き出し電極構造を採用して
おり、その断面図を第3図に示す。このトランジスタも
npn型の場合であり、n型基板もしくはn型エピタキ
ャル層50内にはp型のベース拡散領域51が形成され
、さらにこのベース拡散領域51内にはn型のエミッタ
拡散領[52が形成されている。そしてエミッタ拡散領
域52上には金属、例えばアルミニュームからなるエミ
ッタ電NM53が接触するように形成され、ベース拡散
領域51についてはベース拡散領域51とベース電極5
4との間をpゝ型の多結晶シリコンfi155を介して
接続するようにしている。このような構造にすると、ベ
ース拡散領域51をベースTi極54の下部まで延長し
て形成する必要がなくなり、ベース拡散領域51の幅L
4を小さくすることができる。これにより、ある程度ま
でコレクタ、ベース接合容ICjcが低減されている。
また、この構造の場合、ベース抵抗r bb’ は主に
多結晶シリコン模55とベース拡゛散領域51とのコン
タクトからエミッタ拡散領域52までの距!ffL5で
決り、この値はある程度低減することができる。
しかしこの方法では、ベース拡散領域51、多結晶シリ
コン膜55とベース拡rI1.領域51とのコンタクト
位置及びこのコンタクトとエミッタ拡散領域52の瓶敗
窓の位置等が自己整合で決定されず、コレクタ、ベース
接合容ff1cjc及びベース抵抗r bl+’を十分
に低減することができない。
ベース電極引き出し用多結晶シリコン層とエミッタ拡散
領域の拡散窓を自己整合で形成し、ベース抵抗r bb
’ を低減した例として従来では、米国特許第4234
362号の発明が知られている。この特許発明によるト
ランジスタの製造方法を第4図の断面図で説明する。ま
ず、p型の基板60にn+型の埋込拡散領域61を形成
した後、その上にn型エピタキシャルli!62を成長
させる。この場合には素子分離に溝切り分離構造を採用
しており、素子間の分離に深い満63を、コレクタ電極
用き出し領域とベース、エミッタ領域の分離に浅い溝6
4をそれぞれ形成している。素子分離後、素子領域以外
には絶縁膜65を形成し、さらにp型のベース拡散領域
66を形成することによって第4図(a)の#l造を得
る。次に、第4図(b)に示すように、ベース引き出し
電極用のp+型多結晶シリコンH67及び絶縁膜68を
成長させた後、フォトリソグラフィ技術を用いて、活性
ベース領域及びコレクタN極位置69上の多結晶シリコ
ン層67を蝕刻する。その後、全面に絶縁Il@70を
成長させた状態が第4図(C)である。ここで反応性イ
オン蝕刻法等の異方性蝕刻を行なうと、第4図(d)に
示すように絶縁膜70が絶縁ll65及び多結晶シリコ
ン間67の側壁のみに残る。この側壁に残った絶縁膜7
0により多結晶シリコン層67とエミッタ拡散用窓71
の分離をサブミクロン程度の寸法で行ない、この後、n
型のエミッタ拡散領14!72を形成して第4図(e)
のような構造を得る。
この方法では、エミッタ拡散領域72とベース電渣引き
出し用多結晶シリコン層67との間隔を自己整合で決め
ることができ、ベース抵抗r bb’ は十分低減され
ているが、ベース拡散領域66は自己整合で決まらず、
ベース、コレクタ接合容ff1cjcは十分低減されて
いない。また、第4図(1))における多結晶シリコン
層67の蝕刻は、加工精度のよい反応性イオン蝕剣法を
用いると、将来、活性ベース電極引を形成するp型の単
結晶シリコン層66の表面にプラズマ・ダメージやスパ
ッタ・ダメージが入る、単結晶シリコン層との選択比が
とれない、等の問題がある。多結晶シリコン層67の蝕
刻にウェット蝕刻法を用いた場合にはプラズマ・ダメー
ジやスパッタ・ダメージは入らないが、反面、寸法加工
精度が低下する、下地膜との選択性がとれない、等の問
題がある。
ベース領域を外部ベース領域と内部ベース領域とで構成
し、このベース領域とエミッタ領域とを自己整合により
決めることができる従来の方法として、rELEcTR
ONIcs  LETTER8第19巻、第 8号、1
983年 4月14日」の第 283頁ないし第284
頁におけるT、3akai他によるrGIGABIT 
 LOGICBIPOLARTECHNOLOGY :
ADVANCEDSUPER5ELF−ALIGNED
  PROCESS  TECHNOLOGYJが知ら
レテイる。ここに記載されているトランジスタの製造方
法を第5図の断面図で説明する。まず、p型の基板80
にn+型の埋込層81を形成した後、その上にn型エピ
タキシャル層82を成長させる。その後、素子分離を埋
込酸化膜83で行なっている。素子分離後、埋込酸化膜
83以外の領域にシリコン酸化膜84を成長させ、さら
に全面にシリコン窒化膜85を形成し、コレクタ電穫取
り出し領[82A上のシリコン酸化膜84及びシリコン
窒化膜85を選択的に除去する。次に全面に無添加の多
結晶シリコン膜86、シリコン窒化膜87を成長させ、
余分な領域のシリコン窒化膜87の蝕刻後、これをマス
クに多結晶シリコン膜86の選択酸化を行ない、成長し
たシリコン酸化膜88によりベース電極引き出し用多結
晶シリコン[98G八とコレクタ?[引き出しfll上
の多結晶シリコン膜86Bの分離を行なう。次にベース
電極引き出し用多結晶シリコン膜86B上のシリコン窒
化膜87を剥離し、ベース電極引き出し用多結晶シリコ
ン1I8GAにp型不純物を添加した後、将来、活性ベ
ース領域となる部分の多結晶シリコン膜86を蝕刻し、
第5図(a)のような構造を得る。
次に、ベース電極引き出し用多結晶シリコン膜86A表
面にシリコン酸化+1!#89を成長させた後、これを
マスクに下地のシリコン窒化膜85、シリコン酸化膜8
4を蝕刻する。このとき、第5図(1))に示すように
、オーバーハング部分90が形成されるようにする。次
に全面に無添加の多結晶シリコン膜を成長させると、上
記オーバーハング部分9oにも多結晶シリコン膜91が
成長する。次にこの多結晶シリコン膜91を蝕刻し、オ
ーバーハング部分90のみに残して第5図(C)の構造
を得る。次に上記多結晶シリコン膜91の表面を酸化し
て、シリコン酸化膜89を基板に達するまで成長させる
。このとき、ベース電極引き出し用多結晶シリコン膜8
6Aからp型の不純物がn型エピタキシャル層82中に
拡散され、外部ベース領域92が形成される。
さらに内部ベース領域93を形成した後、全面に多結晶
シリコン膜94を成長させ、その後、反応性イオン蝕刻
法等の異方性蝕刻法を用いて多結晶シリコン膜94の蝕
刻を行なうと、シリコン酸化l1189の側面にのみ多
結晶シリコン膜94が残る。次にこれをマスクにエミッ
タ拡散用の窓を開口して第5図(d)の構造を得る。第
5図(e)の工程では、このエミッタ拡散用窓を通し、
n+型多結晶シリコン層95よりn型不純物を拡散しエ
ミッタ拡散領域96を形成した後に、金属配線97を形
成し、素子が完成する。
この方法によれば、外部ベース領域92、内部ベース1
ia93、エミッタ領域96が自己整合され、ベース抵
抗rbb’、ベース、エミッタ接合容量Cjcの十分な
低減がなされている。しかし、オーバーハング部分90
を多結晶シリコンで埋めた後に、余分な多結晶シリコン
を取り除く工程があるが、このときドライ蝕刻法を用い
ると下地の単結晶n型エピタキシャル層82にプラズマ
によるダメージが入る、蝕刻選択性がとれない等の問題
がある。また、ウェット蝕刻法を用いると蝕刻選択性が
とりにくい、加工精度が落ち、オーバーハング部分90
に多結晶シリコンが均一に残らない、等の問題がある。
ところで、異方性蝕刻法は半導体装置を製造する際の加
工寸法精度を高くすることができるという利点を有して
おり、この異方性蝕刻法はこの種の半導体装置の製造方
法には必要不可欠である。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来技術では、異方性蝕刻法により活性領域
に損傷が入る、製造歩留りが低い、量産性に欠ける、ベ
ース抵抗の低減が図れない、等の種々の欠点がある。
この発明は上記のような事情を考慮してなされたもので
あり、その目的は、異方性蝕刻法による損傷を活性領域
に与えることなくかつ^い加工精度を有したまま、ベー
ス抵抗の十分な低減を図ることができ、しかも製造歩留
りが高くかつ量産性の高い半導体装置の製造方法を提供
することにある。
「発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明の半導体装置の製造方法は、第1導電型の半導
体基体上に第1の絶縁膜並びに第1の非単結晶半導体層
を順次成長させる工程と、この上に耐酸化性の第2の絶
縁膜、この第2の絶縁膜と蝕刻選択比を有する第3の絶
縁膜及び耐酸化性の第4の絶縁膜からなる第1の絶縁層
を選択的に形成する工程と、表面に耐酸化性の第5の絶
縁膜とこの第5の絶縁膜と選択蝕刻性を有する第6の絶
縁膜を順次成長させる工程と、異方性蝕刻法により上記
第5、第6の絶縁膜を上記第1の絶縁層の側面に残す工
程と、上記工程で残された第6の絶縁膜を除去する工程
と、上記第5の絶縁膜をマスクとしてその周囲の基体表
面を選択的に酸化し埋込酸化層を形成する工程と、上記
工程で残された第5、第4の絶縁膜を除去するとともに
上記第3の絶縁層の下部に上記第2の絶縁膜及び第1の
非単結晶半導体層によるオーバーハング部を形成する工
程と、異方性蝕刻法により上記埋込酸化層と第3の絶縁
膜との間を露出させる工程と、全面に第2の非単結晶半
導体層を形成する工程と、上記第3の絶縁膜上の第2の
非単結晶半導体層を選択的に除去する工程と、上記第2
の非単結晶半導体層に第2導電型の不純物を添加する工
程と、上記第3の絶縁膜を除去する工程と、上記第2の
非単結晶半導体層を熱酸化してその表面に酸化膜を形成
するとともに第2の非単結晶半導体層中の不純物を上記
基体内に拡散して第2導電型の第1半導体領域を形成す
る工程と、上記第2の絶縁膜と第1の非単結晶半導体層
を除去する工程と、上記第1半導体領域に隣接する基体
表面に第2導電型の不純物を導入して第2半導体領域を
形成する工程と、第1導電型の不純物を上記第2半導体
領域に導入する工程とから構成されている。
(作用) この発明の方法では、n型単結晶基板あるいはn型エピ
タキシャル層上に500人程0の第1のシリコン酸化膜
、1000人程度0第1の多結晶シリコン膜を形成した
後、1000人程度0第1のシリコン窒化膜、5000
人程度0第2のシリコン酸化膜からなる第1の絶縁層を
形成する。次に将来活性ベース領域となる部分を除いて
第1の絶縁層を蝕刻し、第1の多結晶シリコン膜を露呈
させる。このとき、第1の多結晶シリコン膜は、第1の
絶縁層と蝕刻選択性を有するため、蝕刻停止の目安とな
り、下地のn型単結晶基板あるいはn型エピタキシャル
層に損傷を与えない。また、集積回路の場合、素子分離
用酸化膜、フィールド酸化膜の目減りを防止する効果が
ある。
次に全面に1000人程度0第3のシリコン窒化膜と1
000人程度0第3のシリコン酸化膜を成長させた後に
異方性蝕刻を行なうと、第3のシリコン酸化膜が第1の
絶縁層の側面にのみ残り、この側面に残った第3のシリ
コン酸化膜をマスクに第3のシリコン窒化膜が第1の絶
縁層の周囲に自己整合的にバターニングされる。このと
きも第1の多結晶シリコン膜が蝕刻停止の目安となり、
下地n型単結晶基板あるいはn型エピタキシャル層に対
する損傷、フィールド酸化膜の目減りを防ぐ効果がある
さらに第3のシリコン酸化膜を剥離した後、第3のシリ
コン窒化膜をマスクに選択酸化を行ない、外部ベース拡
散用の窓を自己整合的に決定する。
次に第3のシリコン窒化膜、第2のシリコン酸化膜を剥
離する。このとき第2のシリコン酸化膜上の第1のシリ
コン窒化膜も側面が蝕刻され、オーバーハング構造が得
られる。さらに第1の多結晶シリコン膜を剥離し、全体
を異方性蝕刻し、第2のシリコン窒化膜の外側にある第
1のシリコン酸化膜を蝕刻して単結晶層を露呈させた後
に第2の多結晶シリコン膜を成長させ、さらに全面にレ
ジストを塗布する。このとき第1の絶縁層上にはレジス
トが薄く塗布され、この後に全面を蝕刻すると、第1の
絶縁層上の第2の多結晶シリコン膜の蝕刻速度が速くな
り、第1の絶縁層上以外の位置に第2の多結晶シリコン
膜を残すことができる。
このとき、活性ベース領域は第1の絶縁層で保護されて
おり、異方性蝕刻の損傷は入らない。
次に第2のシリコン酸化膜を剥離し、第2の多結晶シリ
コン族を酸化する。このとき、第1のシリコン窒化膜の
下は酸化されず、また、第1のシリコン窒化膜をオーバ
ーハング状に形成した箇所は酸化され、この酸化膜によ
り自己整合的にエミッタ拡散領域と外部ベース領域とが
分離される。
(実施例) 以下、図面を参照しての実施例を説明する。第1図(a
)ないし第1図(n)はこの発明の半導体装置をnpn
型のバイポーラトランジスタの製造方法に実施した場合
の工程を順を追って示した断面図である。
まず、n型のシリコン半導体基板10上にn4型層11
を形成する。このn+型層11はn+埋込層と呼ばれて
いるものであり、コレクタの寄生抵抗を低減するために
形成している。そして、このn+型P11の形成方法は
、アンチモン、ヒ素等のn型不純物を熱拡散法で基板1
0に導入することにより形成してもよいし、またはイオ
ン注入法を用いて形成することもできる。また、このn
+型層11はフォトリソグラフィ技術を用いて、将来、
npnトランジスタが形成される位置の下部に選択的に
形成する。次に、エピタキシャル成長法を用いて、全面
にn型のエピタキシャル層12を例えば1μmないし2
μm程度成長させる。この後、素子分離を行なう。この
素子分離の技術には、pn接合を利用する方法、選択酸
化を利用する方法、溝切構造を利用する方法、等種々が
あるが、この実施例では埋込酸化膜を用いることにする
。すなわち、埋込酸化PA13を基板10とエピタキシ
ャル−12どの境界部分及びエピタキシャル層12内に
それぞれ熱酸化法により選択的に成長させることにより
、他のトランジスタとの素子分離を行なうとともにベー
ス、エミッタ領域12AとコレクタN極取り出し領域1
23との素子分離を行なう。さらに、分離されたコレク
タ電極取り出し領IIi!12Bには、コレクタ寄生抵
抗を低減させる目的で、フォトリソグラフィ技術を用い
て選択的にn型の不純物を導入する。この不純物導入工
程は、素子分離前に熱拡散法またはイオン注入法により
導入するようにしてもよいし、あるいは素子分離後に熱
拡散法またはイオン注入法により導入するようにしても
よい。
この後、表面のシリコン酸化膜を除去してエピタキシャ
ルP12からなるベース、エミッタ領[12Aとコレク
タ電極取り出しwA域1213を露呈した後、例えば熱
酸化法によりシリコン酸化膜(sio2)14を500
人程堆積長させる。次に全面に減圧化学的気相成長法(
減圧CVD法)などにより多結晶シリコン摸15を、同
じく減圧CVD法などによりシリコン窒化膜(SiN)
1i3をそれぞれ1000人程度成長させる。さらに全
面に減圧CVD法もしくは常圧CVD法によりシリコン
酸化膜17を500o人程度、減圧CVD法によりシリ
コン窒化膜18を2000人程度堆積ぞれ成長させる(
第1図(a))。
なお、これらシリコン窒化Il!16.18及びシリコ
ン酸化[7の成長方法は、プラズマを利用した化学的気
相成長法によっても可能である。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、CF4等のガス
を用いた反応性イオン蝕刻法により上記シリコン窒化8
118、シリコン酸化pA17及びシリコン窒化膜16
を順次蝕刻する。この蝕刻は、多結晶シリコンpIA1
5の表面を露呈させたところで停止させることが可能で
あり、分離用の埋込酸化1]i13の目減りと、エピタ
キシャル層12に対して損傷が与えられることの両方が
防止できる。次に減圧CVD法によりシリコン窒化II
!119を1000人程度1シリコン酸化l!20を3
000人程度堆積ぞれ成長させて、第1図(b)のよう
な構造を得る。なお、このシリコン窒化WA19及びシ
リコン酸化ll*20の成長にプラズマを用いたCVD
法を利用することができる。
次に第1図(C)に示すように、コレクタ電極取り出し
領域123上のみに有機物からなるレジスト21を大き
な形状でバターニングして残し、CF4等のガスを用い
た反応性ドライ蝕剣法等の異方性蝕刻を施し、シリコン
窒化plA18、シリコン酸化膜17、シリコン窒化膜
16の側面並びにレジスト21の下、すなわちコレクタ
電極取り出し領域123上にのみシリコン酸化膜20と
シリコン窒化膜19を残す。なお、この異方性蝕刻の際
にも多結晶シリコン幌15の表面を露呈させたところで
停止させることが可能であり、分離用の埋込酸化M#1
3の目減りと、エピタキシャル層12に対して損傷が与
えられることの両方が防止できる。次に、レジスト21
をIS!I素プラズマ中で燃焼させる等の方法により剥
離し、緩衝フッ酸水溶液等でシリコン酸化膜20を除去
することにより第1図(d)のような構造を得る。この
とき、分離用の埋込酸化膜13上は多結晶シリコン11
915で保護されているため、この膜13の模厚の目減
りは生じない。
次に、第1図(e)に示すように、シリコン窒化119
をマスクに選択酸化を行ない、ベース、エミッタ領域+
2Aにシリコン酸化膜22を3000六■叶成長させる
この後、CF4などのガスを用いた等方性プラズマ蝕刻
法を用い、シリコン酸化膜19及びシリコン窒化l11
18、コレクタ電極取り出し領域123上の多結晶シリ
コン躾15を除去し、さらに第1図(f)に示すように
シリコン酸化11117の下部にオーバーハング部23
を0.3μmはど形成する。
続いて全面をCF4などのガスを用いた異方性蝕刻法に
より蝕刻し、シリコン酸化J117の下に位置している
部分のシリコン酸化膜14のみを残して他は除去する。
このとき、外部ベース領域用の拡散窓25が、第1図(
g)に示すように自己整合的に形成される。次に、多結
晶シリコン膜26を減圧CVD法により4000人〜5
ooo人の厚みに成長させた後、有機物としてのレジス
ト27を全面に塗布する。このとき、第1図1)に示す
ように、シリコン酸化膜17上にはレジスト27が薄り
塗布され、これをCQ2等のガスを用いたプラズマ蝕刻
法等により全面を蝕刻する。これにより、シリコン酸化
[917上でのレジスト27の蝕刻が早く終了し、多結
晶シリコン膜26がシリコン酸化膜17上から除去され
、結局、第1図(h)のような構造が得られる。
続いて上記レジスト27を酸素プラズマ雰囲気中で燃焼
させる等の方法により剥離した後、多結晶シリコン膜2
6を堆積し、ベース、エミッタ領域12Aとコレクタf
f1A取り出し領域123とがそれぞれ独立してしかも
充分に覆われるような大きな範囲でパターニングを行な
い多結晶シリコン膜26A。
’   26Bを形成する。さらにレジスト28を塗布
し、第1図(i)に示すように、これをコレクタ電極取
り出し領域12B上の多結晶シリコン膜26Bが露出す
るような形状にバターニングした後、これをマスクに例
えばイオン注入法によりリン(P)等のn型不純物を多
結晶シリコンAa26Bに添加する。
この後、上記レジスト28を除去した後、新たにレジス
ト2つを塗布し、第1図(j)に示すように、これをベ
ース、エミッタm[12A上の多結晶シリコンMQ26
Aが露出するような形状にバターニングした後、これを
マスクに例えばイオン注入法によりボロン(B)等のn
型不純物を多結晶シリコン膜26Aに添加した後、シリ
コン酸化膜17を例えば緩衝フッ酸水溶液等により剥離
する。
次に、上記レジスト29を除去した後、多結晶シリコン
pIA26A、 26Bを熱酸化法等によって酸化し、
それぞれの表面に4000人程度0シリコン酸化膜30
を形成する。このとき、第1図(k)に示すように、予
めn型不純物が添加されているベース電極用の多結晶シ
リコン膜26Aから不純物が拡散され、p+型の外部ベ
ース領域31が形成される。また、予めn型不純物が添
加されている多結晶シリコンII!126Bからも不純
物が拡散され、前記コレクタ電極取り出し領域123の
位置にnlのコレクタ補償拡散領域12Gが形成される
。さらに、オーバーハング部下に埋め込まれた多結晶シ
リコン酸化突26Aが醇化されてシリコン酸化llm3
0′ となり、これによりp+ベース領域とエミッタ拡
散領域とが分離される。
次に、第1図i)に示すように、シリコン窒化膜16と
、多結晶シリコン1115をCF4などのガスを用いた
等方性プラズマ蝕刻法等により!II 離し、イオン注
入法等によりボロン等の不純物をベース。
エミッタ領域12Aに添加することにより、内部ベース
領域32を形成する。
次にCF4などのガスを用いた等方性プラズマ蝕剣法あ
るいは緩衝フッ酸水溶液による蝕刻法等により、シリコ
ン酸化膜14を除去することにより、第1図(m)に示
すようにエミッタ拡散領域形成用の窓を自己整合的に形
成する。エミッタ拡散はこの窓からヒ素(As)等のn
型不純物をイオン注入法により導入してもよいし、ある
いはn型不純物を添加した多結晶シリコン1lI33に
より拡散によって形成するようにしてもよい。また予め
多結晶シリコンg!33にボロンとヒ素を添加しておき
、ボロンとヒ素の拡散係数の差を利用し、同時に拡散を
行なって内部ベース領域32とエミッタ領域34を形成
するようにしてもよい。
最後に第1図(n)に示すよように、全面にシリコン酸
化膜35を成長させた後にコンタクトホールを開口し、
全面にアルミニューム等の金属をスパッタリング法等に
より堆積し、これをパターニングしてコレクタミル36
、エミッタ電場37、ベース電極38をそれぞれ形成す
ることによりnpnトランジスタが完成する。
このように上記実施例の製造方法では、単結晶シリコン
層に対して損傷を与える塩素系ガスプラズマを用いたド
ライ蝕刻が行われるときに、将来、エミッタ領域34が
形成される活性領域(内部ベース領t132)上にシリ
コン窒化膜16が常に残されている。このため、活性領
域の表面は塩素系ガスプラズマの雰囲気にさらされず、
損傷を受けることがない。従って、異方性ドライ蝕刻技
術が有する高い寸法精度を利用して、トランジスタの寸
法の縮小化が実現できる。
また、第1図(k)で示すように、シリコン窒化膜1G
の側壁と隣接する多結晶シリコン膜26Aの酸化により
、多結晶シリコンIll 26Aによるベース引き出し
電極と、この後のi1図(m)の工程で形成されるエミ
ッタ領域34との分離を行なうようにしているので、両
者がシリコン酸化膜30′の膜厚という最少の寸法でし
かも自己整合で分離される。
さらに、第1図(e)の工程ではシリコン窒化膜19を
マスクに選択酸化を行ない、ベース、エミッタ領域12
A内にシリコン酸化膜22を成長させるようにしている
ので、ベース、エミッタ領域12Aの有効面積が小さく
なり、この後に形成される外部ベース領域31と内部ベ
ースwA域32からなるベース#A域全体の面積も小さ
くなるので、ベース抵抗r bb’ の十分な低減を図
ることができるとともにコレクタ、ベース接合容fic
jcの十分な低減も図ることができる。
しかもこの実施例の方法では何等特殊な工程がないので
、製造歩留りの向上と高い量産性とを得ることができる
なお、上記実施例ではベース引き出し電極を多結晶シリ
コン膜で構成する場合について説明したが、これは一般
にポリサイドと称されているように、下層が多結晶シリ
コン膜で上層がモリブデン、チタン、タングステン、等
の高融点金属とシリコンとの化合物からなる膜の二層構
造で構成するようにしてもよい。なお、上記実施例で使
用される多結晶シリコン膜26は非単結晶シリコンの一
例として使用されているものであり、このような非単結
晶シリコンとしては他にアモルファスシリコン等も使用
できる。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、異方性蝕刻法に
よる活性領域に対する損傷の発生を防止することができ
、またベース抵抗の十分な低減を図ることができ、しか
も製造歩留りが高くかつ量産性の高い半導体装置の製造
方法を提供すること。
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の方法による製造工程を示
す断面図、第2図はないし第5図はそれぞれ従来例の断
面図である。 10・・・n型のシリコン半導体基板、11・・・n1
型明、12・・・n型のエピタキシャル層、12A・・
・ベース、エミッタ領域、12B・・・コレクタ電極取
り出し領域、12C・・・コレクタ補償拡散領域、13
・・・埋込酸化膜、14・・・シリコン酸化膜、15・
・・多結晶シリコン膜、1G・・・シリコン窒化膜、1
1・・・シリコン酸化膜、18・・・シリコン窒化膜、
19・・・シリコン窒化膜、20・・・シリコン酸化膜
、21・・・レジスト、22・・・シリコン酸化膜、2
3・・・オーバーハング部、25・・・外部ベース11
用の拡散窓、26・・・多結晶シリコン膜、27.28
.29・・・レジスト、30.30’ ・・・シリコン
酸化膜、31・・・外部ベース領域、32・・・内部ベ
ース領域、33・・・多結晶シリコン暎、34・・・エ
ミッタ領域、35・・・シリコン酸化膜、36・・・コ
レクタN極、37・・・エミッタ電極、38・・・ベー
ス電極。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1導電型の半導体基体上に第1の絶縁膜並びに
    第1の非単結晶半導体層を順次成長させる工程と、この
    上に耐酸化性の第2の絶縁膜、この第2の絶縁膜と蝕刻
    選択比を有する第3の絶縁膜及び耐酸化性の第4の絶縁
    膜からなる第1の絶縁層を選択的に形成する工程と、表
    面に耐酸化性の第5の絶縁膜とこの第5の絶縁膜と選択
    蝕刻性を有する第6の絶縁膜を順次成長させる工程と、
    異方性蝕刻法により上記第5、第6の絶縁膜を上記第1
    の絶縁層の側面に残す工程と、上記工程で残された第6
    の絶縁膜を除去する工程と、上記第5の絶縁膜をマスク
    としてその周囲の基体表面を選択的に酸化し埋込酸化層
    を形成する工程と、上記工程で残された第5、第4の絶
    縁膜を除去するとともに上記第3の絶縁膜の下部に上記
    第2の絶縁膜及び第1の非単結晶半導体層によるオーバ
    ーハング部を形成する工程と、異方性蝕刻法により上記
    埋込酸化層と第3の絶縁膜との間を露出させる工程と、
    全面に第2の非単結晶半導体層を形成する工程と、上記
    第3の絶縁膜上の第2の非単結晶半導体層を選択的に除
    去する工程と、上記第2の非単結晶半導体層に第2導電
    型の不純物を添加する工程と、上記第3の絶縁膜を除去
    する工程と、上記第2の非単結晶半導体層を熱酸化して
    その表面に酸化膜を形成するとともに第2の非単結晶半
    導体層中の不純物を上記基体内に拡散して第2導電型の
    第1半導体領域を形成する工程と、上記第2の絶縁膜と
    第1の非単結晶半導体層を除去する工程と、上記第1半
    導体領域に隣接する基体表面に第2導電型の不純物を導
    入して第2半導体領域を形成する工程と、第1導電型の
    不純物を上記第2半導体領域に導入する工程とを具備し
    たことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. (2)前記第2の非単結晶半導体層を形成した後にその
    表面に有機物を塗布し、異方性蝕刻法により蝕刻を行な
    って表面を平坦化することにより、第2の非単結晶半導
    体層を選択的に除去するようにした特許請求の範囲第1
    項に記載の半導体装置の製造方法。
  3. (3)前記第1及び第2の非単結晶半導体層の代わりに
    ポリサイド層を用いるようにした特許請求の範囲第1項
    に記載の半導体装置の製造方法。
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