JPS6323958B2 - - Google Patents
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- JPS6323958B2 JPS6323958B2 JP56007106A JP710681A JPS6323958B2 JP S6323958 B2 JPS6323958 B2 JP S6323958B2 JP 56007106 A JP56007106 A JP 56007106A JP 710681 A JP710681 A JP 710681A JP S6323958 B2 JPS6323958 B2 JP S6323958B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear wheel
- vehicle body
- body frame
- rod member
- bracket
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 33
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 24
- 230000000750 progressive effect Effects 0.000 description 11
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 5
- 239000000872 buffer Substances 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Vibration Dampers (AREA)
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は後輪を支持する後輪支持フレームの揺
動量に対して緩衝器の緩衝力増加量を漸進的に増
大できるようにしたプログレシブタイプの自動二
輪車の後輪緩衝装置に関する。
動量に対して緩衝器の緩衝力増加量を漸進的に増
大できるようにしたプログレシブタイプの自動二
輪車の後輪緩衝装置に関する。
例えば不整地等を走行する競技用自動二輪車の
後輪緩衝装置として、後端で後輪を支持し前端が
車体フレームに上下揺動自在に枢着された後輪支
持フレームの上方への揺動に対し、路面凹凸に追
従した後輪の上方への移動を吸収、緩衝する緩衝
器の圧縮量を漸進的に増加させ、緩衝力の増加量
を曲線カーブで増大するプログレシブなものとし
たものは知られている。
後輪緩衝装置として、後端で後輪を支持し前端が
車体フレームに上下揺動自在に枢着された後輪支
持フレームの上方への揺動に対し、路面凹凸に追
従した後輪の上方への移動を吸収、緩衝する緩衝
器の圧縮量を漸進的に増加させ、緩衝力の増加量
を曲線カーブで増大するプログレシブなものとし
たものは知られている。
かかるプログレシブタイプの後輪緩衝装置は、
後輪支持フレームに回動部材が上下回動自在に枢
着され、上端が車体フレームに枢着された緩衝器
の下端が該回動部材に連結され、車体フレームと
回動部材とが杆部材により連結されることにより
構成されており、後輪支持フレームの上方への揺
動により回動部材は上方へ移動するとともに、該
回動部材は杆部材に作用する軸方向荷重によつて
回動するため、緩衝器の圧縮ストロークは後輪支
持フレームの揺動量以上となり、緩衝力特性は上
記プログレシブなものとなつて路面から後輪を介
して車体に伝播するシヨツク荷重を有効に吸収で
きる等の利点を発揮する。
後輪支持フレームに回動部材が上下回動自在に枢
着され、上端が車体フレームに枢着された緩衝器
の下端が該回動部材に連結され、車体フレームと
回動部材とが杆部材により連結されることにより
構成されており、後輪支持フレームの上方への揺
動により回動部材は上方へ移動するとともに、該
回動部材は杆部材に作用する軸方向荷重によつて
回動するため、緩衝器の圧縮ストロークは後輪支
持フレームの揺動量以上となり、緩衝力特性は上
記プログレシブなものとなつて路面から後輪を介
して車体に伝播するシヨツク荷重を有効に吸収で
きる等の利点を発揮する。
ところで、以上の如く回動部材、杆部材から構
成されるプログレシブ機構を備えた自動二輪車に
おいては、部材の組み付け、取り外し、交換等の
整備性を向上させることが要望され、メインテナ
ンスに必要な手間、時間をできるだけ簡略化する
ことが望まれる。又、杆部材には上記の如く緩衝
器を圧縮せしめるさいに軸方向の荷重が作用し、
該荷重は大きいためこれに対抗する強度を得られ
るように杆部材の長さを短くすることが望まれ
る。
成されるプログレシブ機構を備えた自動二輪車に
おいては、部材の組み付け、取り外し、交換等の
整備性を向上させることが要望され、メインテナ
ンスに必要な手間、時間をできるだけ簡略化する
ことが望まれる。又、杆部材には上記の如く緩衝
器を圧縮せしめるさいに軸方向の荷重が作用し、
該荷重は大きいためこれに対抗する強度を得られ
るように杆部材の長さを短くすることが望まれ
る。
本発明は以上の如き要望に有効に応えるべく成
されたもので、本発明の目的は、回動部材と車体
フレームとを繋ぐ杆部材を車体フレームに直接連
結するのではなく、車体フレームに取り付けたブ
ラケツト部材を介して連結するようにし、以つて
杆部材の交換等における部材の組み付け、取り外
しの整備性、メインテナンス性を向上させ、且つ
車体フレームに後方へ突出して取り付けられるブ
ラケツト部材の突出長さ分だけ杆部材の長さを短
縮でき、強度、剛性の向上を図り得るようにした
自動二輪車の後輪緩衝装置を提供する処にある。
されたもので、本発明の目的は、回動部材と車体
フレームとを繋ぐ杆部材を車体フレームに直接連
結するのではなく、車体フレームに取り付けたブ
ラケツト部材を介して連結するようにし、以つて
杆部材の交換等における部材の組み付け、取り外
しの整備性、メインテナンス性を向上させ、且つ
車体フレームに後方へ突出して取り付けられるブ
ラケツト部材の突出長さ分だけ杆部材の長さを短
縮でき、強度、剛性の向上を図り得るようにした
自動二輪車の後輪緩衝装置を提供する処にある。
以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
いて詳述する。
第1図は本発明に係る装置が適用された自動二
輪車の全体側面図で、車体フレーム10はヘツド
パイプ11から後方へ延びるメインフレーム12
と、ヘツドパイプ11から下後方へ延びるダウン
チユーブ13と、メインフレーム12とダウンチ
ユーブ13を繋ぐ後部フレーム14とから構成さ
れ、エンジン15は該車体フレーム10の内部に
マウント配置される。後輪16は後輪支持フレー
ム17の後端で支持され、該後輪支持フレーム1
7の前後は後部フレーム14にピボツトシヤフト
18により上下揺動自在に枢着される。
輪車の全体側面図で、車体フレーム10はヘツド
パイプ11から後方へ延びるメインフレーム12
と、ヘツドパイプ11から下後方へ延びるダウン
チユーブ13と、メインフレーム12とダウンチ
ユーブ13を繋ぐ後部フレーム14とから構成さ
れ、エンジン15は該車体フレーム10の内部に
マウント配置される。後輪16は後輪支持フレー
ム17の後端で支持され、該後輪支持フレーム1
7の前後は後部フレーム14にピボツトシヤフト
18により上下揺動自在に枢着される。
第2図の通り後輪支持フレーム17には側面略
三角形状若しくは略逆L字状の回動部材20が配
置され、該回動部材20は後輪支持フレーム17
の車体前後方向中央部よりも前側に位置して配置
される。第3図の通り後輪支持フレーム17のク
ロスメンバー17aに突設した突部17b,17
bに回動部材20を構成する左右一対のプレート
20a,20aが上下回動自在にボルト21で枢
着され、該枢着は上部22と、該上部22の前端
22aから斜め下方へ延出形成された下部23と
によつて側面略三角形状若しくは略逆L字状に形
成された回動部材20の上部22の後端22bに
おいて成され、上端が車体フレーム10のブラケ
ツト24にボルト25で前後揺動自在に枢着され
た緩衝器26の下端が回動部材20の上部22の
前端22aにボルト27で連結される。
三角形状若しくは略逆L字状の回動部材20が配
置され、該回動部材20は後輪支持フレーム17
の車体前後方向中央部よりも前側に位置して配置
される。第3図の通り後輪支持フレーム17のク
ロスメンバー17aに突設した突部17b,17
bに回動部材20を構成する左右一対のプレート
20a,20aが上下回動自在にボルト21で枢
着され、該枢着は上部22と、該上部22の前端
22aから斜め下方へ延出形成された下部23と
によつて側面略三角形状若しくは略逆L字状に形
成された回動部材20の上部22の後端22bに
おいて成され、上端が車体フレーム10のブラケ
ツト24にボルト25で前後揺動自在に枢着され
た緩衝器26の下端が回動部材20の上部22の
前端22aにボルト27で連結される。
以上の如く緩衝器26は回動部材20の前端2
2aに連結されると、回動部材20は後輪支持フ
レーム17の上下揺動中心軸であるピボツトシヤ
フト18に近づくように後輪支持フレーム17の
車体前後方向中央部よりも前側に配置されている
ことにより、重量物となつている緩衝器26を第
1図の如くエンジン15の近辺に存在する車体重
心Gに近づけて配置することができるようにな
り、これにより車体重心G廻りの自動二輪車の慣
性モーメントを小さくできる。
2aに連結されると、回動部材20は後輪支持フ
レーム17の上下揺動中心軸であるピボツトシヤ
フト18に近づくように後輪支持フレーム17の
車体前後方向中央部よりも前側に配置されている
ことにより、重量物となつている緩衝器26を第
1図の如くエンジン15の近辺に存在する車体重
心Gに近づけて配置することができるようにな
り、これにより車体重心G廻りの自動二輪車の慣
性モーメントを小さくできる。
第3図の通りエンジン15の後部には左右のブ
ラケツト板28a,28aからなるエンジンハン
ガー用ブラケツト28が止着され、該ブラケツト
板28a,28aの外側面に後車輪支持フレーム
17の左右の部材であるサイドメンバー17cの
前端筒部17dが当てがわれ、左右に一対設けら
れる上記後部フレーム14の突部14a、該筒部
17d及びブラケツト板28aにピボツトシヤフ
ト18を共通して挿通することにより、エンジン
15の後部はハンガー用ブラケツト28を介して
車体フレーム10に後輪支持フレーム17ととも
に共締めされる。
ラケツト板28a,28aからなるエンジンハン
ガー用ブラケツト28が止着され、該ブラケツト
板28a,28aの外側面に後車輪支持フレーム
17の左右の部材であるサイドメンバー17cの
前端筒部17dが当てがわれ、左右に一対設けら
れる上記後部フレーム14の突部14a、該筒部
17d及びブラケツト板28aにピボツトシヤフ
ト18を共通して挿通することにより、エンジン
15の後部はハンガー用ブラケツト28を介して
車体フレーム10に後輪支持フレーム17ととも
に共締めされる。
後部フレーム14にはブラケツト部材30が用
意され、該ブラケツト部材30は前方へ延びる第
1延出部31と、後方へ延びる第2延出部32
と、第1、第2延出部31,32の中間部から前
上方へ延びる第3延出部33とからなる側面略T
字状の三足状となつており、第1延出部31が左
右の後部フレーム14間に架設したクロスメンバ
ー34の突部34aにボルト35で連結され、第
3延出部33の上端筒部33aがエンジンハンガ
ー用ブラケツト28のブラケツト板28a,28
aの間に挿入されて該第3延出部33がピボツト
シヤフト18により車体フレーム10に結合され
る。
意され、該ブラケツト部材30は前方へ延びる第
1延出部31と、後方へ延びる第2延出部32
と、第1、第2延出部31,32の中間部から前
上方へ延びる第3延出部33とからなる側面略T
字状の三足状となつており、第1延出部31が左
右の後部フレーム14間に架設したクロスメンバ
ー34の突部34aにボルト35で連結され、第
3延出部33の上端筒部33aがエンジンハンガ
ー用ブラケツト28のブラケツト板28a,28
aの間に挿入されて該第3延出部33がピボツト
シヤフト18により車体フレーム10に結合され
る。
以上により車体フレーム10にはブラケツト部
材30が取り付けられ、該取り付けはピボツトシ
ヤフト18、ボルト35の上下二箇所において成
される。車体フレーム10から後方へ突出したブ
ラケツト部材30の第2延出部32には杆部材3
6の前端がボルト37で枢着され、杆部材36の
後端は後輪支持フレーム17の下面側に突出した
回動部材20の上記下部23にボルト38で枢着
され、これにより車体フレーム10と回動部材2
0とを繋ぐ杆部材36の前端は車体フレーム10
側の一部材となつているブラケツト部材30を介
して車体フレーム10に連結される。このため、
杆部材36の組み付け、取り外し等の交換、整備
を車体フレーム10側の構成部材を分解すること
なく簡単、迅速に行え、整備性、メインテナンス
性の向上が達成され、加えて回動部材22、杆部
材36で構成されるリンク機構式のプログレシブ
機構40の設計自由度が増す。
材30が取り付けられ、該取り付けはピボツトシ
ヤフト18、ボルト35の上下二箇所において成
される。車体フレーム10から後方へ突出したブ
ラケツト部材30の第2延出部32には杆部材3
6の前端がボルト37で枢着され、杆部材36の
後端は後輪支持フレーム17の下面側に突出した
回動部材20の上記下部23にボルト38で枢着
され、これにより車体フレーム10と回動部材2
0とを繋ぐ杆部材36の前端は車体フレーム10
側の一部材となつているブラケツト部材30を介
して車体フレーム10に連結される。このため、
杆部材36の組み付け、取り外し等の交換、整備
を車体フレーム10側の構成部材を分解すること
なく簡単、迅速に行え、整備性、メインテナンス
性の向上が達成され、加えて回動部材22、杆部
材36で構成されるリンク機構式のプログレシブ
機構40の設計自由度が増す。
路面の凹凸により後輪16が上動し、後輪支持
フレーム17がピボツトシヤフト18を中心とし
て上方へ揺動すると、上部22の後端22bが後
輪支持フレーム17に枢着されている回動部材2
0も上方へ移動するとともに、回動部材20の下
部23にはボルト37を中心として円弧軌跡を描
く杆部材36が連結されているため、回動部材2
0は軸方向荷重が作用する杆部材36により第2
図中ボルト21を中心として時計方向へ回動し、
従つて緩衝器26は回動部材20の上方への移動
量に時計方向への回動量を加算した分だけ圧縮せ
しめられ、緩衝器26の緩衝力特性は後輪支持フ
レーム17の揺動量に対して漸進的な曲線カーブ
で増大するプログレシブ特性となり、既述の如く
緩衝器26が後輪支持フレーム17の前側に配置
されていても緩衝器26の圧縮ストロークを大き
くできる。
フレーム17がピボツトシヤフト18を中心とし
て上方へ揺動すると、上部22の後端22bが後
輪支持フレーム17に枢着されている回動部材2
0も上方へ移動するとともに、回動部材20の下
部23にはボルト37を中心として円弧軌跡を描
く杆部材36が連結されているため、回動部材2
0は軸方向荷重が作用する杆部材36により第2
図中ボルト21を中心として時計方向へ回動し、
従つて緩衝器26は回動部材20の上方への移動
量に時計方向への回動量を加算した分だけ圧縮せ
しめられ、緩衝器26の緩衝力特性は後輪支持フ
レーム17の揺動量に対して漸進的な曲線カーブ
で増大するプログレシブ特性となり、既述の如く
緩衝器26が後輪支持フレーム17の前側に配置
されていても緩衝器26の圧縮ストロークを大き
くできる。
緩衝器26が圧縮せしめられることによりこれ
の反力としての下向きの以上の如き緩衝力が発生
し、該緩衝力は回動部材20を介して後輪支持フ
レーム17に作用するが、回動部材20と後輪支
持フレーム17との連結部は回動部材20の後輪
22bであるため、荷重作用点はピボツトシヤフ
ト18から遠く離れ、緩衝器26がピボツトシヤ
フト18に近い比較的前側に配置されていても後
輪支持フレーム17の強度、剛性上有利な荷重作
用状態とすることができる。
の反力としての下向きの以上の如き緩衝力が発生
し、該緩衝力は回動部材20を介して後輪支持フ
レーム17に作用するが、回動部材20と後輪支
持フレーム17との連結部は回動部材20の後輪
22bであるため、荷重作用点はピボツトシヤフ
ト18から遠く離れ、緩衝器26がピボツトシヤ
フト18に近い比較的前側に配置されていても後
輪支持フレーム17の強度、剛性上有利な荷重作
用状態とすることができる。
第5図は緩衝器の緩衝力特性を示したグラフ
で、横軸を後輪支持フレームの上方への揺動角θ
とし、縦軸を緩衝器の緩衝力Fとしたものであ
る。プログレシブ機構40によりカーブA、若し
くはBの緩衝力特性が得られるが、θが小さな領
域では勾配が小さく、θがある程度大きくなると
Fが急激に大きくなるカーブAに対し、カーブB
の如くθの小領域でも大きな勾配を確保しつつカ
ーブAよりもθが小さな値の時にFを急激に大き
くできるようにするためには、第2図においてボ
ルト21,27,38部分を各頂点a,b,cと
する回動部材20の後方への開き角度∠abcを小
さくすればよく、回動部材20の形状設定により
緩衝力のプログレシブカーブを任意に決定でき
る。
で、横軸を後輪支持フレームの上方への揺動角θ
とし、縦軸を緩衝器の緩衝力Fとしたものであ
る。プログレシブ機構40によりカーブA、若し
くはBの緩衝力特性が得られるが、θが小さな領
域では勾配が小さく、θがある程度大きくなると
Fが急激に大きくなるカーブAに対し、カーブB
の如くθの小領域でも大きな勾配を確保しつつカ
ーブAよりもθが小さな値の時にFを急激に大き
くできるようにするためには、第2図においてボ
ルト21,27,38部分を各頂点a,b,cと
する回動部材20の後方への開き角度∠abcを小
さくすればよく、回動部材20の形状設定により
緩衝力のプログレシブカーブを任意に決定でき
る。
緩衝器26が全屈若しくはこれに近い領域まで
圧縮せしめられた時に緩衝器26の下向きの反力
は最大となり、杆部材36にはこれに応じて軸方
向荷重である引張力が作用する。このように緩衝
器26の下向きの反力が最大となつた時にボルト
35,37,38による車体フレーム10とブラ
ケツト部材30との連結部d、ブラケツト部材3
0と杆部材36との連結部e、杆部材36と回動
部材20との連結部cが一直線上に並ぶように設
定することにより、杆部材36に作用する後方へ
の引張力はブラケツト部材30に単なる引張力と
してのみ加わるようになり、ブラケツト部材30
には捻り力として作用せず、従つてブラケツト部
材30を軽量、小型できる。又、本実施例では既
述の如く上下二箇所でブラケツト部材30は車体
フレーム10に結合されているため、車体フレー
ム10への取付、結合強度は大きく、杆部材26
に作用する引張力に対して大きな強度を発揮す
る。
圧縮せしめられた時に緩衝器26の下向きの反力
は最大となり、杆部材36にはこれに応じて軸方
向荷重である引張力が作用する。このように緩衝
器26の下向きの反力が最大となつた時にボルト
35,37,38による車体フレーム10とブラ
ケツト部材30との連結部d、ブラケツト部材3
0と杆部材36との連結部e、杆部材36と回動
部材20との連結部cが一直線上に並ぶように設
定することにより、杆部材36に作用する後方へ
の引張力はブラケツト部材30に単なる引張力と
してのみ加わるようになり、ブラケツト部材30
には捻り力として作用せず、従つてブラケツト部
材30を軽量、小型できる。又、本実施例では既
述の如く上下二箇所でブラケツト部材30は車体
フレーム10に結合されているため、車体フレー
ム10への取付、結合強度は大きく、杆部材26
に作用する引張力に対して大きな強度を発揮す
る。
更に、ブラケツト部材30の第3延出部33は
車体フレーム10から後方へ突出しているため、
既述の通り回動部材20の開き角度∠abcを小さ
くしても、ブラケツト部材30と回動部材20と
を繋ぐプログレシブ機構40のリンクとしての杆
部材36の長さを短くすることができ、これによ
れば回動部材20を回動せしめるさいに作用する
軸方向荷重及び上記引張力に対する杆部材36の
強度、剛性を向上させることができる。
車体フレーム10から後方へ突出しているため、
既述の通り回動部材20の開き角度∠abcを小さ
くしても、ブラケツト部材30と回動部材20と
を繋ぐプログレシブ機構40のリンクとしての杆
部材36の長さを短くすることができ、これによ
れば回動部材20を回動せしめるさいに作用する
軸方向荷重及び上記引張力に対する杆部材36の
強度、剛性を向上させることができる。
以上の説明で明らかな通り本発明によれば、回
動部材と車体フレームとを連結する杆部材をブラ
ケツト部材を介して車体フレームに連結したた
め、杆部材等のプログレシブ機構を構成する部材
の整備性、メインテナンス性は向上し、杆部材等
の交換作業が簡単、迅速に行えるとともに、ブラ
ケツト部材はオーバーハング部材となつて後方へ
突出して車体フレームに取り付けられるため、該
突出量分だけ杆部材を短縮でき、従つて杆部材の
強度、剛性の向上を達成し、この種プログレシブ
機構式の後輪懸架装置の実用性を実現できる。
動部材と車体フレームとを連結する杆部材をブラ
ケツト部材を介して車体フレームに連結したた
め、杆部材等のプログレシブ機構を構成する部材
の整備性、メインテナンス性は向上し、杆部材等
の交換作業が簡単、迅速に行えるとともに、ブラ
ケツト部材はオーバーハング部材となつて後方へ
突出して車体フレームに取り付けられるため、該
突出量分だけ杆部材を短縮でき、従つて杆部材の
強度、剛性の向上を達成し、この種プログレシブ
機構式の後輪懸架装置の実用性を実現できる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は自動二輪車の全体側面図、第2図は第1図の要
部拡大図、第3図は第2図の分解斜視図、第4図
は第2図の4―4線断面図、第5図は緩衝器の緩
衝力特性を示すグラフである。 尚図面中、10は車体フレーム、17は後輪支
持フレーム、20は回動部材、26は緩衝器、3
0はブラケツト部材、36は杆部材である。
は自動二輪車の全体側面図、第2図は第1図の要
部拡大図、第3図は第2図の分解斜視図、第4図
は第2図の4―4線断面図、第5図は緩衝器の緩
衝力特性を示すグラフである。 尚図面中、10は車体フレーム、17は後輪支
持フレーム、20は回動部材、26は緩衝器、3
0はブラケツト部材、36は杆部材である。
Claims (1)
- 1 後輪支持フレームに上下回動自在に枢着した
回動部材に上端を車体フレームに枢着した緩衝器
の下端を連結し、車体フレームと該回動部材とを
杆部材により連結した自動二輪車の後輪緩衝装置
において、上記車体フレームと杆部材との間には
ブラケツト部材を介設し、このブラケツト部材は
車体前方に向つて延びて前記車体フレームと連結
される第1延出部と、車体後方へ延びて前記杆部
材と連結される第2延出部と、前上方へ延びてエ
ンジンに固着されているエンジンハンガー用ブラ
ケツトと連結される第3延出部とから形成したこ
とを特徴と自動二輪車の後輪緩衝装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/192,638 US4360214A (en) | 1979-10-04 | 1980-09-30 | Shock absorbing device for rear wheel of motorcycle |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5760984A JPS5760984A (en) | 1982-04-13 |
JPS6323958B2 true JPS6323958B2 (ja) | 1988-05-18 |
Family
ID=22710462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP710681A Granted JPS5760984A (en) | 1980-09-30 | 1981-01-19 | Shock absorber for rear wheel of autobicycle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5760984A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0784190B2 (ja) * | 1985-03-20 | 1995-09-13 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車等の車両におけるフレ−ム構造 |
JPS61218804A (ja) * | 1985-03-26 | 1986-09-29 | Yoshitaka Yamaguchi | 制御流体作動機構 |
JPH0440031U (ja) * | 1990-08-04 | 1992-04-06 | ||
CA2541040C (en) | 2005-03-29 | 2009-09-15 | Honda Motor Co., Ltd. | Cushion mounting structure of saddle-ride vehicle |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6117715A (ja) * | 1984-07-04 | 1986-01-25 | Hitachi Ltd | 電磁軸受制御方法および装置 |
-
1981
- 1981-01-19 JP JP710681A patent/JPS5760984A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6117715A (ja) * | 1984-07-04 | 1986-01-25 | Hitachi Ltd | 電磁軸受制御方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS5760984A (en) | 1982-04-13 |
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