JPS63235343A - 二軸配向ポリエステルフイルム - Google Patents

二軸配向ポリエステルフイルム

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JPS63235343A
JPS63235343A JP6914687A JP6914687A JPS63235343A JP S63235343 A JPS63235343 A JP S63235343A JP 6914687 A JP6914687 A JP 6914687A JP 6914687 A JP6914687 A JP 6914687A JP S63235343 A JPS63235343 A JP S63235343A
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polyester
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spherical silica
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Hideo Kato
秀雄 加藤
Hisashi Hamano
浜野 久
Kinji Hasegawa
欣治 長谷川
Norihiro Nomi
能美 慶弘
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は二軸配向ポリエステルフィルムに関し、更に詳
しくは平均粒径の異なる球状シリカ粒子を含有し、平坦
で、滑り性、耐削れ性等に優れた二軸配向ポリエステル
フィルムに関する。
[従来技術] ポリエチレンテレフタレートフィルムに代表されるポリ
エステルフィルムは、その優れた物理的。
化学的特性の故に、広い用途に用いられ、例えば磁気テ
ープ用、コンデンサー用、写真用、包装用。
OHP用等に用いられている。
ポリエステルフィルムにおいては、その滑り性や耐削れ
性がフィルムの製造工程よび各用途における加工工程の
作業性の良否、さらにはその製品品質の良否を左右する
大きな要因となっている。
特にポリエステルフィルム表面に磁性層を塗布し、磁気
テープとして用いる場合には、磁性層塗布時におけるコ
ーティングロールとフィルム表面との摩擦および摩耗が
極めて激しく、フィルム表面へのしねおよび擦り傷が発
生しやすい。また、磁性層塗布後のフィルムをスリン1
−シてオーディオ。
ビデオまたはコンピューター用テープ等に加工した後で
も、リールやカセット等からの引き出し、巻き上げその
他の操作の際に、多くのガイド部。
再生ヘッド等との間で摩耗が著しく生じ、擦り傷。
歪みの発生、さらにはポリエステルフィルム表面の削れ
等による白粉状物質を析出させる結果、磁気記録信号の
欠落、即ちドロップアウトの大きな原因となることが多
い。
一般に、フィルムの滑り性および耐削れ性の改良にはフ
ィルム表面に凹凸を付与することによりガイドロール等
との間の接触面積を減少せしめる方法が採用されており
、大別して(i)フィルム原料に用いる高分子の触媒残
渣から不活性の粒子を析出せしめる方法と、(ii)不
活性無機粒子を添加せしめる方法が用いられている。こ
れら原料高分子中の微粒子は、その大きさが大きい程、
滑り性の改良効果が大であるのが一般的であるが、磁気
テープ、特にビデオ用のごとき精密用途には、その粒子
が大きいこと自体がドロップアウト等の欠点発生の原因
ともなり得るため、フィルム表面の凹凸は出来るだけ微
細である必要があり、相反する特性を同時に満足すべき
要求がなされているのが現状である。
[発明の目的] 本発明者は、これらの不都合を解消し、粒子周辺のボイ
ドを少なくし且つフィルム表面が適度に粗れることによ
ってフィルムの滑り性と耐削れ性が向上し、しかも各用
途に適した表面性の二軸配向ポリエステルフィルムを得
るべく、殊にビデオテープ用、オーディオテープ用、コ
ンピューターテープ用等の磁気テープ用ポリエステルフ
ィルムを得るべく鋭意検討の結果、フィルム表面の突起
の形状をシャープにし、更に大粒子と小粒子とを特定の
組合せにすればフィルム表面が平坦でも滑り性及び耐削
れ性が大巾に改良されること、突起の形状をシャープに
する為にはフィルム内に存在する粒子は球状であるもの
が最も好ましいこと、球状に近い粒子としてはガラスピ
ーズをはじめ数多く存在するが、これらからは殊に磁気
テープ用としての表面特性を満足するフィルムを得るこ
とが難しいが、特定の球状シリカ粒子を大粒子と小粒子
の組合せて用いると上記特性を満足するフィルムの得ら
れることを見出し、本発明に到達した。
従って、本発明の目的は、ボイドが少なく、平坦で滑り
性、耐削れ性等に優れた二軸配向ポリエステルフィルム
を提供することにある。
[発明の構成・効果] 本発明の目的は、本発明によれば、ポリエステル中に第
1成分として平均粒径が0.6〜3μmでおりかつ粒径
比(長径/短径)が1.0〜1.2である球状シリカ粒
子を0.001〜2.5重量%含有し、かつ第2成分と
して平均粒径が0.7〜3.1μmでおりかつ粒径比(
長径/短径)が1.0〜1,2である球状シリカ粒子を
0.001〜2重量%含有することを特徴とする二軸配
向ポリエステルフィルムによって達成される。
本発明におけるポリエステルとは芳香族ジカルボン酸を
主たる酸成分とし、脂肪族グリコールを主たるグリコー
ル成分とするポリエステルである。
かかるポリエステルは実質的に線状であり、そしてフィ
ルム形成性特に溶融成形によるフィルム形成性を有する
。芳香族ジカルボン酸としては、例えばテレフタル酸、
ナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェノキシ
エタンジカルボン酸。
ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボ
ン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸。
ジフェニルケトンジカルボン酸、アンスラセンジカルボ
ン酸等を挙げることができる。脂肪族グリコールとして
は、例えばエチレングリコール、トリメチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコ
ールの如き炭素数2〜10のポリメチレングリコールあ
るいはシクロヘキサンジメタツールの如き脂環族ジオー
ル等を挙げることができる。
本発明において、ポリエステルとしては例えばアルキレ
ンテレフタレート及び/又はアルキレンナフタレートを
主たる構成成分とするものが好ましく用いられる。かか
るポリエステルのうちでも、例えばポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレートはもち
ろんのこと、例えば全ジカルボン酸成分の80モル%以
上がテレフタル酸及び/又は2.6−ナフタレンジカル
ボン酸であり、全グリコール成分の80モル%以上がエ
チレングリコールである共重合体が好ましい。その際全
酸成分の20モル%以下のジカルボン酸はテレフタル酸
及び/又は2,6−ナフタレンジカルボン酸以外の上記
芳香族ジカルボン酸であることができ、また例えばアジ
ピン酸、セパチン酸等の如き脂肪族ジカルボン酸;シク
ロへキチン−1,4−ジカルボン酸の如き脂環族ジカル
ボン酸等であることができる。また、全グリコール成分
の20モル%以下のグリコールは、エチレングリコール
以外の上記グリコールであることができ、あるいは例え
ばハイドロキノン、レゾルシン、2.2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン等の如き芳香族ジオール;
1,4−ジヒドロキシメチルベンゼンの如き芳香環を含
む脂肪族ジオール:ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等の
如ぎポリアルキレングリコール(ポリオキシアルキレン
グリコール)等であることもできる。
また、本発明で用いるポリエステルには、例えばとドロ
キシ安息香酸の如き芳香族オキシ酸:ω−ヒドロキシカ
プロン酸の如き脂肪族オキシ酸等のオキシカルボン酸に
由来する成分を、ジカルボン酸成分およびオキシカルボ
ン酸成分の総量に対し20モル%以下で共重合或いは結
合するものも包含される。
さらに本発明におけるポリエステルには実質的に線状で
ある範囲の量、例えば全酸成分に対し2モル%以下の量
で、3官能以上のポリカルボン酸又はポリヒドロキシ化
合物、例えばトリメリット酸、ペンタエリスリトールを
共重合したものをも包含される。
上記ポリエステルは、それ自体公知であり、且つそれ自
体公知の方法で製造することができる。
上記ポリエステルとしては、0−クロロフェノール中の
溶液として35℃で測定して求めた固有粘度が約0.4
〜約0.9のものが好ましい。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムはそのフィルム
表面に多数の微細な突起を有している。
それらの多数の微細な突起は本発明によればポリエステ
ル中に分散して含有される多数の球状シリカ粒子に由来
するものである。
かかる球状シリカ粒子を分散含有するポリエステルは、
通常ポリエステルを形成するための反応時、例えばエス
テル交換法による場合のエステル交換反応中あるいは重
縮合反応中の任意の時期、又は直接重合法による場合の
任意の時期に、球状シリカ粒子(好ましくはグリコール
中のスラリーとして)を反応系中に添加することにより
製造することができる。好ましくは、重縮合反応の初期
例えば固有粘度が約0.3に至るまでの間に、該球状シ
リカ粒子を反応系中に添加するのが好ましい。
本発明においてポリエステル中に分散含有させる球状シ
リカ粒子は粒径比(長径/短径)が1.0〜1.2、好
ましくは1.0〜1.15、更に好ましくは1.0〜1
.1であるものであり、個々の形状が極めて真球に近い
ものである。そして、この球状シリカ粒子は平均粒径が
0.6〜3μm、好ましくは0.6〜2μ鴎、更に好ま
しくは0.6〜1.5μmのもの(第1成分)と、平均
粒径が0.1〜3.1μ醜、好ましくは0.7〜2.1
μ−1更に好ましくは0.7〜1.6μ醜のものく第2
成分)との2種である。
かかる球状シリカ粒子は、従来から滑剤として知られて
いるシリカ粒子が10mμm程度の超微細な塊状粒子か
、これらが凝集して0.5μm程度の凝集物(凝集粒子
)を形成しているのとは著しく異なる点に特徴がある。
第1成分としての球状シリ力粒子の平均粒径が3μmを
こえると、表面平坦性が不充分となり、好ましくない。
また、第2成分としての球状シリカ粒子の平均粒径が3
.1μmをこえると表面平坦性が不充分となり、好まし
くない。
ここで、球状シリカ粒子の長径、短径1面積円相当径は
粒子表面に金属を蒸着してのち電子顕微鏡にて例えば1
万〜3万倍に拡大した像から求め、平均粒径2粒径比は
次式で求める。
平均粒径=測定粒子の面積円相高径の総和/・測定粒子
の数 粒径比=シリカ粒子の平均長径/ 該粒子の平均短径 また、これら球状シリカ粒子は粒径分布がシャープであ
ることが好ましく、分布の急峻度を表わす相対標準偏差
が0.5以下、更には0.4以下、特に0.3以下であ
ることが好ましい。
この相対標準偏差は次式で表わされる。
ここで、Di:個々の粒子の面積円相高径(μm)r5
二面積円相当径の平均値 Σ Di (=  i=1   >  (pm> n:粒子の個数 を表わす。
相対標準偏差が0.5以下の球状シリカ粒子を用いると
、該粒子が真球状で且つ粒度分布が極めて急峻であるこ
とから、フィルムの表面に形成される突起の分布は極め
て均一性が高く、突起高さのそろった滑り性の優れたポ
リエステルフィルムが得られる。第1成分の平均粒径と
第2成分の平均粒径とは少くとも0.1μmの差のある
ことが好ましい。また第1成分と第2成分の粒度分布は
実質的に互いに重ならないことが好ましい。
球状シリカ粒子は、上述の条件を満せば、その製法その
他に何ら限定されるものではない。例えば球状シリカ粒
子は、オルトケイ酸エチル[Si (OCzl(s> 
4 ]の加水分解から含水シリカ[Si (OH)4 
]単分散球をつくり、更にこの含水シリカ単分散法を脱
水化処理してシリカ結合[ミ5i−0−3i:=]を三
次元的に成長させることに製造できる(日本科学会誌’
81. No、9. P1503)。
S! (0CzHs) 4 + 4 H20→Si (
OH> 4 + 4C2H5Otl=Si−OH+HO
−3i=→ =Si−0−3i=+I−b。
本発明において第1成分としての球状シリカ粒子の添加
層は、ポリエステルに対して0.001〜2.5重辺%
であり、好ましくは0.005〜1.5重量%、更に好
ましくはo、 oi〜G、8型温%である。また第2成
分としての球状シリカ粒子の添加層は、ポリエステルに
対して0.001〜2重量%、好ましくは0.005〜
1.5重量%、更に好ましくは0.01〜0.8重層°
%の範囲内である。また第1成分の量より第2成分の量
が少ない方が好ましい。
第1成分及び第2成分の添加1が0.001重量%未満
では、滑り性や耐スクラッチ性の向上効果が不充分であ
る。また、第1成分及び第2成分の総添加量としては、
o、 oi〜 2.6 重1%、更には0゜02〜1.
3重量%、特に0.04〜0.8重量%であることが好
ましい。この総添加吊が多すぎると表面平坦性が低下し
、好ましくない。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは従来から蓄積
された二軸延伸フィルムの製造法に準じて製造できる。
例えば、所定量の球状シリカ粒子を含有するポリエステ
ルを溶融製膜して非晶質の未延伸フィルムとし、次いで
該未延伸フィルムを二輪方向に延伸し、熱固定し、必要
であれば弛緩熱処理することによって製造される。その
際、フィルム表面特性は、球状シリカ粒子の粒径2M等
によって、また延伸条件によって変化するので従来の延
伸条件から適宜選択する。また密度、熱収縮率等も延伸
、熱処理時の温度1倍率、速度等によって変化するので
、これらの特性を同時に満足する条件を定める。例えば
、延伸温度は1段目延伸温度(例えば縦方向延伸温度:
T1)が(Tg−10)〜(1g+45) ’Cの範囲
(但し、■g:ポリエステルのガラス転移温度)から、
2段目延伸温度(例えば横方向延伸温度:T2)が(T
1+5)〜(η+40)℃の範囲から選択するとよい。
また、延伸倍率は一軸方向の延伸倍率が2.5以上、特
に3倍以上でかつ面積倍率が8倍以上、特に10倍以上
となる範囲から選択するとよい。更にまた、熱固定温度
は180〜250℃、更には200〜230℃の範囲か
ら選択するとよい。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは従来のものに
比してボイドが極めて少ないという特徴を有する。この
球状シリカ粒子の周辺のボイドが小さい理由は、該粒子
のポリエステルへの親和性の良さと、更に粒子そのもの
が極めて真球に近いことから、延伸において粒子周辺の
応力が均等に伝播し、ポリエステルと粒子の界面の一部
に応力が集中しないこと、によると推測される。
本発明においては、その粒径分布が極めてシャープであ
る大小2種の球状シリカ粒子の添加により、ポリエステ
ルフィルム表面に形成された突起の分布は極めて均一性
が高く、大小突起のそれぞれの高さのそろったポリエス
テルフィルムが1jられる。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、均一な凹凸
表面特性、すぐれた滑り性、すぐれた耐スクラッチ性等
を有し、例えば擦り傷、白粉等の発生量が著しく少ない
という特徴を有する。この二軸配向ポリエステルフィル
ムはこれらの特性を活かして各種の用途に広く用いるこ
とができる。
例えば、磁気記録用例えばビデオ用、オーディオ用、コ
ンピューター用などのベースフィルムとして用いると、
優れた電磁変換特性、滑り性、走行耐久性等が得られる
。またコンデンナー用途に用いると、低い摩擦係数、す
ぐれた巻回性、低いつぶれ荷重、高い透明性等が得られ
る。上述のように、この二軸配向ポリエステルフィルム
は磁気記録媒体のベースフィルム特に磁気テープのベー
スフィルムに用いるのが好ましいが、これに限定される
ものでなく、電気用途、包装用途及び蒸着用フィルム等
の他の分野へも広く適用することが出来る。
更に、フィルムの片面又は両面に易接着処理例えば易接
着層コーティング、コロナ処理等の表面処理が施されて
いてもよく、またフィルムは帯電防止剤、紫外線吸収剤
2着色剤などの第3成分を含んでいても良い。
[実施例] 以下、実施例を掲げて本発明を更に説明する。
なお本発明における種々の物性値および特性は以下の如
く測定されたものである。
(1)球状シリカ粒子の粒径 粒子粒径の測定には次の状態がある。
(i)粉体から平均粒径1粒径比等を求める場合(11
)フィルム中の粒子の平均粒径9粒径比等を求める場合 (i)粉体からの場合 電顕試料台上に粉体を個々の粒子ができるだけ蛋ならな
いように散在せしめ、金スパッター装置により表面に金
薄膜蒸着層(層厚み200〜300人)を形成せしめ、
走査型電子顕微鏡にて1万〜3万倍の倍率で観察し、日
本レギュレーター■製ルーピックス< LuZeX)5
00にて少なくとも100個の粒子の長径(0*;)、
短径(DSi)及び面積円相光径(Di)を求める。そ
して、これらの次式で表わされる数平均値をもって、シ
リカ粒子の長径(Di)、短径(DS)。
平均粒径(r5)を表わす。
DJ!= (Σ Dj!i)/n。
i=1 Ds = (Σ [)St) /n。
i=1 回=(Σ [)i)/n i=1 (ii)フィルム中の粒子の場合 試料フィルム小片を走査型電子顕微鏡用試料台に固定し
、日本電子II製スパッターリング装置(JFC−11
00型イオンスパツタリング装置)を用いてフィルム表
面に下記条件にてイオンエツチング処理を施す。条件は
、ペルジャー内に試料を設置し、約10−3 Torr
の真空状態まで真空度を上げ、電圧0.25にV、電流
12.5mAにて約10分間イオンエツチングを実施す
る。更に同装置にて、フィルム表面に金スパッターを施
し、走査型電子顕微鏡にて例えば1万〜3万倍の倍率で
12寮し、日本レギュレーターH!!!/レーゼツクス
500にて少なくとも100個の粒子の長径(Dii)
短径(DSi)及び面積用相当径(Di)を求める。
以下、上記(ilと同様に行なう。
(2)シリカ粒子以外の粒子の粒径等 1)平均粒径 島津製作断裂CP−50型セントリフニゲルパーティク
ル サイズ アナライザー (Centrifugal Particle 5iz
e Analyser)を用いて測定し、得られた遠心
沈降曲線を基に算出した各粒径の粒子とその存在量との
積算曲線から、50マスパーセントに相当する粒径を読
み取り、この値を上記平均粒径とする(Bookr粒度
測定技術」日刊工業新聞社発行。
1975年1頁242〜247参照)。
2)粒径比 フィルム小片をエポキシ樹脂にて固定成形し、ミクロト
ームにて約600への厚みの超薄切片(フィルムの流れ
方向に平行に切断する)を作成する。この試料を透過型
電子顕微鏡(日立製作新製: H−800型)にてフィ
ルム中の滑剤の断面形状を観察し、滑剤の長袖と短軸の
比で表わす。
3)相対標準偏差値 球状シリカの場合と同様にして測定を行ない、球状以外
の粒子はフィルム厚み方向について、粒子の粒径比から
体積を算出し、等両法とした時の直径をもって粒径とし
、相対標準偏差を算出する。
(3)フィルム表面粗さくRa) 中心線平均粗さくRa)としてJIS−BO601で定
義される値であり、本発明では■小板研究所の触針式表
面粗さ計(SURFCORDER5E−30C)を用い
て測定する。測定条件等は次の通りである。
(a)触針先端半径   :2μm (b)測定圧力     : 30mg(C)カットオ
フ    : 0.25m1R(d)測定長     
 : 2.5111m(e)データーのまとめ方 同−資料について5回繰返し測定し、最も大きい値を1
つ除き、残り4つのデーターの平均値の小数点以下4桁
目を四捨五入し、小数点以下3桁目まで表示する。
(4)フィルムの摩擦係数(μk) 温度20℃、湿度60%の環境で、巾172インチに裁
断したフィルムを、固定棒(表面粗さ0.2μm)に角
度θ=πラジアンで接触させて毎分100CIIIの速
さで移動(摩擦)さぜる。入口テンションT1が30g
となるようにテンションコントローラーを調整した時の
出口テンション(T2二g)をフィルムが90m走行し
たのちに出口テンション検出機で検出し、次式で走行摩
擦係数μkを算出する。
μk = (2,303/θ) 10(1(T2/ T
I >=0.7331oa  (T2/30)(5)削
れ性 フィルムの走行面の削れ性を5段のミニスーパーカレン
ダーを使用して評価する。カレンダーはナイロンロール
とスチールロールの5段カレンダーであり、処理温度は
80℃、フィルムにがかる線圧は200kCI /cm
、フィルムスピードは50m /分で走行さぼる。走行
フィルムは全長 2000m走行さUた時点でカレンダ
ーのトップローラ−に付着する汚れでフィルムの削れ性
を評価する。
く4段階判定〉 ◎ナイロンロールの汚れ全くなし 0ナイロンロールの汚れほとんどなし Xナイロンロールが汚れる ××Xナイロンロールひどく汚れる (6)スクラッチ判定 磁気コーティングテープ(172インチ巾)を上記(4
)の摩擦係数測定装置を用いて、テープのベースフィル
ム面が固定棒に180°の角度で接触するようにかけ、
5 cm/sec速度で20m走行させ、これを30回
繰返した後の172インチ巾ベースフィルムの表面に入
ったスクラッチの太さ。
深さ、数を総合して次の5段階判定する。
く5段階判定〉 ◎ 172インチ巾ベースフィルムに全くスクラッチが
認められない 01/2インチrjJベースフィルムにほとんどスクラ
ッチが認められない △ 1/2インチ巾ベースフィルムにスクラッチが認め
られる(何本か) × 172インチ巾ベースフィルムに太いスクラッチが
何本か認められる xx  1/2インチ巾ベースフィルムに太く深いスク
ラッチが多数全面に認められる 実施例1〜3及び比較例1〜3 ジメチルテレフタレートとエチレングリコールを、エス
テル交換触媒として酢酸マンガンを、重合触媒として三
酸化アンチモンを、安定剤として亜燐酸を、更に滑剤と
して第1表に示す無機粒子を用いて、常法により重合し
、固有粘度(オルソクロロフェノール、35℃)0.8
2のポリエチレンテレフタレートを得た。
このポリエチレンテレフタレートのベレットを170℃
、3時間乾燥後押出機ホッパーに供給し、溶融温度28
0〜300℃で溶融し、この溶融ポリマーを間隔11I
IIIのスリツI〜状ダイを通して表面仕上げ0.3S
程度、表面温度20℃の回転冷却ドラム上に形成押出し
、210μmの未延伸フィルムを得た。
このようにして得られた未延伸フィルムを75℃にて予
熱し、更に低速、高速のロール間で15mm上方より9
00℃の表面温度のIRヒーター1本にて加熱し、低、
高速ロールの表面速度差により3.6倍に縦方向に延伸
し、急冷し、続いてステンターに供給し105℃にて横
方向に3.9倍延伸した。得られた二軸配向フィルムを
210℃の温度で10秒間熱固定し、厚み15μmの熱
固定二軸配向フィルムを得た。
このフィルムの特性を第1表に示す。
第1表から、比較例1のフィルムは走行時の摩擦係数が
高く耐スクラッチ性が悪く不満足なものであり、比較例
2のフィルムは走行時の摩擦係数が高くかつカレンダ一
工程にて白粉が発生し不満足なものであり、また比較例
3のフィルムは走行時の摩擦係数が高く、カレンダ一工
程にて白粉が発生しかつ耐スクラッチ性も不充分で不満
足なものであること、一方実施例1〜3に示される如く
、球状シリカを組み合せたものは、比較例1〜3に示さ
れる従来のものに比べ、表面は平坦でも滑り性、耐削れ
性及び耐スクラッチ性に優れた二軸配向ポリエステルフ
ィルムであることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリエステル中に、第1成分として平均粒径が0.
    6〜3μmでありかつ粒径比(長径/短径)が1.0〜
    1.2である球状シリカ粒子を0.001〜2.5重量
    %含有し、かつ第2成分として平均粒径が0.7〜3.
    1μmでありかつ粒径比(長径/短径)が1.0〜1.
    2である球状シリカ粒子を0.001〜2重量%含有す
    ることを特徴とする二軸配向ポリエステルフィルム。 2、球状シリカ粒子は下記式で表わされる相対標準偏差
    が0.5以下のものである特許請求の範囲第1項記載の
    二軸配向ポリエステルフィルム。 相対標準偏差={√[■^n_i_=_1(Di−@D
    @)^2]/n}/@D@ここで、Di:個々の粒子の
    面積円相当径(μm)@D@:面積円相当径の平均値 (=Σ^n_i_=_1Di/n)(μm)n:粒子の
    個数 を表わす。
JP6914687A 1987-03-25 1987-03-25 二軸配向ポリエステルフイルム Granted JPS63235343A (ja)

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Citations (6)

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