JPS63229654A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は再生時にトラッキング制御などの種々の制御
をおこなうように構成された回転ヘッド型ヘリカルスキ
ャン式の磁気記録再生装置に関するものである。

［従来の技術］ ゛磁気記録再生装置においては、未記録部分の存在など
によって磁気テープ再生中に再生画面が消滅してしまう
場合がある。

従来の磁気記録再生装置において、このような再生画面
の消滅に対する的確な判断、その判断にもとづいて適切
な制御をおこなえるようになしたものは存在せず、手動
のトラッキング１１整つまみを操作するとか、画面を飛
ばし操作するとかの手段が採られていた。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来の磁気記録再生装置は、以上のように磁気テープの
再生中の画面消滅に対してトラッキング手動調整などを
おこなっていたが、このような調整操作は複雑であって
、操作に不慣れな使用者にとってはやりづらく、また誤
操作へよって却って悪い結果を招くとか、故障をひきお
こすなどの欠点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、再生画面の消滅に対し的確かつ迅速に対応さ
せることかできる磁気記録再生装置を提供することを目
的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明にかかる磁気記録再生装置は、回転ヘッドから
の再生信号に比例した出力を、そのレベルによってラン
ク分けし、再生時にそのランクを判別してサーボ系回路
および信号処理系回路を制御することを特徴とする。

［作用］ この発明によれば、再生信号出力のランク分けによって
トラッキング値の変化に対する再生信号出力の変化を定
量的に把握してパターン化し、これを記憶できる。これ
によって再生１時におけるトラッキングなどの自動制御
を容易、正確におこなうことかできるとともに、画面の
消滅に対してサーボ系回路および信号処理系回路の制御
により次の再生画面への早期移行やその間におけるテレ
ビジョン放送への切替などをおこなうことができる。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
。

第１図はこの発明の一実施例による磁気記録再生装置に
おけるサーボ系および信号処理系のコントロール回路図
であり、同図において、（１）は回転ドラム、（２）　
、（３）は上記回転ドラム（１）にとりつけられた回転
ヘッドであり、これらヘット（２）。

（３）により磁気テープ（７）上に記録された録画ヘッ
ド軌跡をトレースしながら再生ＦＭエンベロープをピッ
クアップする。（１３）はヘッドアンプ回路で、上記再
生ＦＭエンベロープを設定レベルまで増幅する。（１４
）はエンベロープ検波回路で、上記再生ＦＭエンベロー
プを検波し、これを直流電圧に変換する。（１５）はＡ
−Ｄ変換回路て、上記直流電圧をディジタル信号に変換
してマイクロコンピュータ（１６）に入力する。

（１２）はサーボメインＩＣ回路で、このサーボメイン
ＩＣ回路（１２）はキャプスタンモータ駆動回路（１０
）、ドラムモータ駆動回路（１１）を介して、キャプス
タンモータ（９）、ドラムモータ（４）それぞれの速度
および位相を制御するとともに、上記マイクロコンピュ
ータ（１６）からの指令をうけて、コントロールヘッド
（６）からピックアップされるコントロールパルスに対
して上記回転ヘッド（２）、（３）のテープ長手方向の
位置を相対的に調整するいわゆるトラッキングの自動調
整をおこなう。

（１７）は映像信号処理回路、（１８）はテレビチュー
ナで、それらの出力は上記マイクロコンピュータ（１６
）からの指令にもとづいて切換られるビデオスイッチ（
１９）を介してＲＦコンバータ（２０）に択一的に転送
される。（２３）は音声信号処理回路で、オーディオヘ
ット（２２）により磁気テープ（７）からピックアップ
される音声信号を入力し、この音声信号処理回路（２３
）および上記テレビチューナ（１８）の出力は、上記マ
イクロコンピュータ（１６）からの指令にもとづ↓Ａて
切換られるオーディオスイッチ（２４）を介して上記Ｒ
Ｆコンバータ（２０）に択一的に転送される。（２１）
は上記ＲＦコンバータ（２０）からの再生信号またはテ
レビジョン放送信号のＲＦ出力端子である。

なお、第１図中、（５）はドラムＰＧヘッド、（８）は
キャップスタン軸である。

つぎに、上記構成の動作について説明する。

再生を始めると、マイクロコンピュータ（１６）からサ
ーボメインＩＣ回路（１２）に対して、初期のトラッキ
ング値を指定する。その時の再生ＦＭエンベロープの値
を回転ヘッド（２）、（３）　、ヘッドアンプ回路（１
３）、エンベロープ検波回路（１４）、Ａ−Ｄ変換回路
（１５）を通じて上記マイクロコンピュータ（Ｉ６）に
入力しこれを記憶する。

この記憶に際して、再生ＦＭエンベロープの大きさをＡ
−Ｄ変換により量子化し、ランク分けした値を記憶する
。

次に、上記マイクロコンピュータ（１６）は、サーボメ
インＩＣ回路（１２）に対して、初期のトラッキング値
より△ｔ［■ｓ１だけ増加したトラッキング値を指定し
、サーボ系が安定したのち、上述と同様に、この時の再
生ＦＭエンベロープをマイクロコンビュータ（１６）に
入力し、量子化してこれを記憶する。

以上の作用を第２図のフローチャートにしたがって繰返
し、あるトラッキング範囲内での再生ＦＭエンベロープ
の変化パターンをマイクロコンピュータ（１６）内のメ
モリに記憶させる。

つまり、トラッキング値の変化に対するエンベロープの
大きさの変化か第３図のような場合、マイクロコンピュ
ータ（１６）内のメモリには、第４図のようなパターン
で記憶される。これにより、再生ＦＭエンベロープの最
大値におけるトラッキング値は、第４図において、エン
ベロープ最大ランク１４より２ランク下がった点ＡとＢ
の平均値、（Ａ＋Ｂ）／２によって算出できる。最終的
に、マイクロコンピュータ（１６）は（Ａ＋、Ｂ）／２
のトラッキング値をサーボメインＩＣ回路（１２）に対
して指定することにより、再生ＦＭエンベロープが最大
となる第４図中の０点に最適トラッキング点を自動的に
収束する。

上記の再生中において、再生画面が消滅すると、上記０
点での再生ＦＭエンベロープのランクか下かり、マイク
ロコンピュータ（１６）はエンベロープの最大点か移動
したとして、第２図のフローにしたがって、再度最適ト
ラッキング点を検知するように動作する。このとき、３
ランク以上の山が１つでもあればそこで収束されるが、
Ｄ点からＥ点までトラッキング値を動かしても全て３ラ
ンク未満である場合、マイクロコンピュータ（１６）は
、未記録部分であると判断し、サーボメインＩＣ回路（
１２）に対してキャプスタンモータ（９）が通常再生時
の５倍あるいは長時間再生モートにおいて９倍で走行す
るような指令をだす。それと同時にマイクロコンピュー
タ（１６）は、倍速中のノイズ画面のかわりに、テレビ
ジョン放送をモニタ画面に転送するために、ビデオスイ
ッチ（１９）を接点Ｂから接点Ａ側に切換えて、ＲＦコ
ンバータ（２０）へ送られていた上記映像信号処理回路
（１７）の出力をテレビチューナ（１８）の出力に切換
える。これと同様に、オーディオスイッチ（２４）も接
点Ｂから接点Ａ側に切換えて、オーディオヘット（２２
）出力から音声処理回路（２３）を経由してＲＦコンバ
ータ（２０）に送られていた音声信号に代えて、テレビ
チューナ（１８）出力の音声なＲＦコンバータ（２０）
に転送するような指令をだす。

このような倍速中、マイクロコンピュータ（１６）は、
再生ＦＭエンベロープを常に監視しつづけて、次の再生
画面が現われるまで倍速状態を続ける。そして、再生Ｆ
Ｍエンベロープの３ランク以上のものか現われた時点で
マイクロコンピュータ（１６）は、倍速状態から通常再
生にもどるようにサーボメインＩＣ回路（１２）に指令
をだし、テレビジョン放送から所定の再生画面に切換わ
るようにビデオスイッチ（１９）およびオーディオスイ
ッチ（２４）を接点Ｂ側に切換える。

なお、上記実施例においては、第４図のようにランクが
２から１５までの１５段階となっているが、ランク数は
いくらであってもよく、またランクは等間隔でなくても
よい、標準モードと長時間モードとでランク数やランク
の間隔が異なっていてもよい。

また、上記実施例では、未記録部分と判断するランクを
２以下としていたか、これもいくつであってもよい。

さらに、未記録部分と判断した場合、上記実施例では５
倍速（長時間モードでは９倍速）としたが、これも何倍
速であってもよいし、５″倍速再生でなくて、早送りで
もよい、このとき、再生ＦＭエンベロープはないので、
デツキをハーフローディングとして、コントロールパル
スの有無で再生゛７に復帰させるシステムとしてもよい
。

さらにまた、次の再生画面を検知しなくても、未記録部
分が１分以上続いたら、停止モードとなってもよいし、
停止モード経由で巻きもどしモードにして、テープ頭に
もどすといつつシステムでもよい。

第４図において、トラッキング値をＤからＥまで動かし
ているが、このような広い範囲でエンベロープを記憶す
る必要なく、トラッキング初期値をＦ点としてトラッキ
ング値を増やし、Ｂ点をみつけたところでトラッキング
値を減らし、Ａ点をみつけたところで０点に落ちつくと
いう記憶システムでもよい。

さらにまた、このパターンの記憶動作は、再生の始めに
１回のみおこなっても再生中宮時おこなってもよい。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、再生信号出力かトラ
ッキング値の変化に対してどのように変化するかを定量
的にランク分けし、再生時にそのランクを判別すること
により再生時におけるトラッキングの自動制御を非常に
高精度におこなうことができるとともに、再生画面の消
滅に対しては、倍速などによる飛び越し、さらにはテレ
ビジョン放送への切換といった的確かつ迅速な対応処理
をとることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による磁気記録再生装置の
サーボ系および信号処理系のコントロール回路図、第２
図はプログラムのフローチャート、第３図はトラッキン
グ値の変化と再生ＦＭエンベロープの変化とを示すグラ
フ、第４図はランク分けされた状態のグラフである。 （２）、（３）・・・回転ヘッド、（１２）−・・サー
ボメインＩＣ回路、　（１４）・・・エンベロープ検波
回路、（ｉｓ）−・・Ａ−Ｄ変換回路、　（１６）　−
・・マイクロコンピュータ、　（１７）−・・映像信号
処理回路、　（１８）・・・テレビチューナ、（１９）
−・・ビデオスイッチ、（２０）・・・ＲＦコンバータ
、（２３）・・・音声信号処理回路、（２４）・・・オ
ーディオスイッチ。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転ヘッドからの再生信号に比例した出力を得る
   手段と、その出力をレベルによつてランク分けする手段
   と、再生時にそのランクを判別してサーボ系回路および
   信号処理系回路を制御する手段とを備えたことを特徴と
   する磁気記録再生装置。
2. （２）上記ランクの判別・記憶・制御をマイクロコンピ
   ュータでおこなうように構成した特許請求の範囲第１項
   に記載の磁気記録再生装置。
3. （３）上記サーボ系回路がトラッキング制御用回路であ
   る特許請求の範囲第１項または第２項に記載の磁気記録
   再生装置。