JPS63227840A - 清涼感に優れた布帛 - Google Patents

清涼感に優れた布帛

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JPS63227840A
JPS63227840A JP62062006A JP6200687A JPS63227840A JP S63227840 A JPS63227840 A JP S63227840A JP 62062006 A JP62062006 A JP 62062006A JP 6200687 A JP6200687 A JP 6200687A JP S63227840 A JPS63227840 A JP S63227840A
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JP
Japan
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fabric
heat loss
moisture
humidity
temperature
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JP62062006A
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藤本 倍已
公一 斎藤
千春 平田
井上 佳保里
清水 保昭
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、衣服内の温湿度や着用者のおかれた環境の温
湿度などによって布帛が水分を吸収し、この吸湿をする
布帛が、身体の熱や該布帛と他布帛との間の空間などの
熱を吸収して着用者に快適感を与え得る清涼感に優れた
布帛に関する。
[従来の技術] 従来、快適な衣料をねらって、特公昭60−457号公
報、特開昭60−215835公報、実公昭60−40
612号公報などに記載の如く多くの提案がなされてい
る。
一般に、これらの発明は、吸湿性や吸水性の高い繊維と
疎水性の繊維を複合して快適な布帛を得ようとするもの
で、いずれも吸湿特性や吸水特性によって快適性を論じ
ている。しかし、一般に我々が清涼な衣料を必要とする
場合は、日本の初夏から初秋の気象つまり高温多湿環境
やあるいは春のように快適な気象であっても作業時のよ
うに人体の産熱量が多く、衣服の中の温湿度が高くなっ
た状態なのであり、人体からの発汗量から推定し、繊維
の吸湿・放湿間だけで快適感を得ようとするには無理が
ある。
一方、繊維が吸湿すると熱伝導率が高くなることは知ら
れているが、この概念を入れた清涼布帛の設計や発明は
少ない。
[発明が解決しようとする問題点] 合成繊維を主体としてなる衣服は、一般にムレ感などが
感じられるものでありこれが着用者に暑を感じさせるも
のであるが、本発明者らは、前記した繊維の吸湿下にお
ける熱移動現象に着目し、高温多湿環境下、あるいは作
業時のように比較的多くの発汗下で、衣服の中の温湿度
が高くなりやすい条件下での真の清涼感のある衣服を実
現し得る布帛について鋭意検討を重ねた結果、本発明の
合成繊維を主体としてなる布帛に到達したものである。
本発明の目的は、上記したような点に鑑み、特に、身体
の熱や布帛と布帛との間の空間等の熱を布帛が吸収する
熱損失という点に基本概念を置いた、合成繊維を主体と
してなる清涼感に優れた布帛を提供せんとするものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 上記した目的を達成するため、本発明の合成繊維を主体
としてなる清涼感に優れた布帛は、以下の構成からなる
ものである。
すなわ、ち、20’CX65%RHで水分平衡にされた
際の布帛の調理時熱損失が8.6にCal/′rIiH
r℃以上および/または20’CX95%RHで水分平
衡にされた際の布帛の調理時熱損失が12.9にcal
/mHr’c以上であることを特徴とする合成繊維を主
体としてなる清涼感に優れた布帛である。
[作用] 以下、図面等に基づいて、更に詳しく本発明について説
明する。
第1図は、72デニールのナイロンフィラメント糸と6
0デニールのポリエステルフィラメント糸の混繊糸を用
いて、32ゲージの編機で天竺に編成し、ナイロンフィ
ラメントのみを吸湿加工して調理時熱損失を種々変えた
目付110〜135g/TIiの編地について、紳士用
ドレスシャツを縫製し、それぞれの編地の20’CX6
5%RHで水分平衡にされた際の調湿時熱損失値と、3
0’CX60%RHの環境下で実着用し、椅子に15分
間腰掛けたときの15名のパネラ−の、第1図(A)は
衣服と肌の間の湿度の15名の平均値、第1図(B)は
衣服と肌の間の温度の15名の平均値、第1図(C)は
皮膚温度の15名の平均値との関係を示したものである
これらのグラフから明らかなように、この環境下で調理
時熱損失の高い衣服は、人体からの不感蒸泄の汗を衣服
が吸収し、この水分を吸収した衣服が、人体の熱を奪い
、皮膚温や衣服の中の温度上昇を抑制し、身体からの発
汗量を抑制して衣服の中の湿度上昇も抑制することがわ
かる。
さらに、第2図は、上記と同一の紳士ドレスシャツを同
一パネラ−で実着用テストした結果で、それぞれの編地
の20℃×95%RHで水分平衡にされた際の調湿時熱
損失値と、33℃X70%RHの環境下で椅子に30分
間腰掛けたときの15名のパネラ−による、第2図(D
>は衣服と肌の間の湿度の15名の平均値、第2図(E
)は衣服と肌の間の温度の15名の平均値、第2図(F
)は皮膚温度の15名の平均値との関係を示したもので
ある。この環境下において、第1図と同様に調理時熱損
失の高い衣服は、人体の熱を奪い、皮膚温や衣服の中の
温度上昇を抑制し、身体からの発汗量を抑制して衣服の
中の湿度上昇も抑制し清涼感を得るに効果があることが
認められる。
これらの結果と各パネラ−の実着用官能評価結果から本
発明者らの知見によれば、人体産熱量がやや多くなる条
件下では、布帛の調理時熱損失が20’CX65%RH
で水分平衡にされたものにつイテは3.5Kcal/T
l1Hr’c以上であれば清涼感が得られ、3.5Kc
al/7FfHr’c未満では良好な清涼感は得られな
い。そして、ざらに本発明者らの知見によれば、人体の
産熱量が多くなる条件下で、布帛の調理時熱損失が20
’CX95%RHで水分平衡にされたものについて12
.9Kcal/TdHr’c以上であれば清涼な状態を
保持できる条件範囲が広くなり、快適な清涼感を有する
布帛を得ることを可能にするものである。上記の2つの
条件の調理時熱損失特性は、両者を同時に満足するもの
がより好ましいものである。
本発明における調湿時熱損失の測定法は、本来実際に日
常衣料が着用される環境の気象条件や、衣料の内の温湿
度条件をベースにすることが望ましいが、できるだけ着
用状態に近くして、かつ測定の容易さを考慮して下記の
方法としたものである。すなわち、20’CX65%R
Hで水分平衡にされた際の熱損失を求めるには、まず、
予め20’CX65%RHに調湿した恒温恒湿槽もしく
は、デシケータ中に10X 10ctの試料を入れ24
時間以上放置し、吸湿させる。この試料をカド−チック
株式会社製KES−F7精密迅速熱物性測定装置の保温
測定法で、室内温湿度20’CX65%RH1熱板温度
40℃として熱板上に試料をのせる。のせた直後から5
秒おきに測定装置にパネルメータから熱損失(ワット)
を読みとり、読みとり10秒から60秒の範囲で読みと
り値の高い方から4点のデータを求め、測定試料5枚に
ついての平均値(W>から、次式で算出して求めるもの
である。
調湿時熱損失(Kcal/ TdHr’c )WXl 
00X60X60 4.2x20x1000 また、20℃×95%RHで水分平衡にされた際の熱損
失を求めるには、上記において20℃×95%RHで水
分平衡にして、他は同様にして求めるものである。
本発明の清涼感に優れた布帛は、該布帛を構成する合成
繊維に吸湿性を与えること、それに合わせて布帛設計を
適宜なものにすることにより得ることができる。かかる
合成繊維に吸湿性を付与する手段としては、合成繊維用
ポリマを重合する段階でアクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、マレイン酸、プラントリカルボン酸などのビ
ニルカルボン酸系化合物、あるいはアリルスルホン酸、
メタリルスルホン酸、スチレンスルホン酸などのビニル
スルホン酸系化合物、さらにはアクリルアミド、メタク
リルアミド、Nメヂロールメタクリルアミドなどのアミ
ド系ビニルモノマなどを共重合成分として用いる方法、
あるいはこれらのビニルモノマからなる重合体をブレン
ドして、製糸する方法がめる。さらにはポリアミドやポ
リエステル、ポリアクリロニトリル系合成繊維を製造し
た後、前述の各種モノマをグラフト重合する方法がある
が、企業的には後者のグラフト重合による方法が好まし
い。このグラフト重合としては、予めベンゾイルパーオ
キサイドなどの有機過酸化物、あるいは過硫酸アンモン
や過硫酸カリなどの無機過酸化物などの重合開始剤で前
処理しておき、次いで前述の七ツマ水溶液で加熱処理を
施こし、グラフト重合を行なう方法、あるいは重合開始
剤とモノマを同時処理する方法などがある。またモノマ
の繊維に対する処理方法としては、浴中加熱法、パッド
・シール加熱法、スプレ・シール加熱法、コーティング
・シール加熱法などがおる。
次に、本発明の所期の目的を良好に達成するためには、
グラフト重合などにより、多量のカルボキシル基やスル
ホン酸基あるいはアミド基を繊維内部に導入するのがよ
く、そのためにはグラフト重合効率の高い繊維材料を用
いることも重要なことである。具体的には繊維中に、第
2、第3成分としてポリエチレングリコール系化合物、
ポリブチレングリコール系化合物、あるいはポリエステ
ルにおいてはイソフタル酸や5−スルホ・イソフタル酸
などが共重合されていた方がグラフト重合効率が向上し
好ましい。
また、繊維中にシリカゲルやタンカルあるいはアルキル
スルホン酸やアルキルベンゼンスルホン酸などの水溶性
化合物を添加しておき、後で熱水処理やアルカリ減量処
理などにより該化合物を除去することにより、繊維表面
に多数の凸凹を付与し、グラフト重合をしやすくする方
法もある。
さらには、これらの手段を用い、繊維断面形状を異形化
する方法などがある。
これらの改質合成繊維100%からなる布帛で、本発明
の調湿時熱損失をねらい通り得るためには、おる程度高
い改質が必要とされ、カルボン酸やスルホン酸の導入量
としては4.6X10″4グラム当量/グラム以上の導
入が好ましい。これらの改質合成繊維に通常の合成繊維
おるいは天然繊維を混用すれば、清涼感以外の、例えば
肌触り、嵩高性、防シワ性、強度、寸法安定性などの内
いずれかの面から好ましい。なお混用率としては上記の
改質合成繊維が、少なくとも50重量%好ましくは70
重量%以上でおることが望ましい。
なおまた、上記した布帛の調湿時熱損失は、布帛に使用
されている繊維の各温湿度条件下での吸湿率にある程度
は関係するが、かならずしも比例するものではない。調
湿時熱損失を高くするためには、糸構造および布帛構造
をも適切なものにする必要があり、皮膚を想定した熱板
に接触する布帛の実質接触面積が高くなる糸構造や布帛
構造とすることがより好ましいと言える。そして、かか
る布帛の実質接触面積に関係する値として、布帛密度が
あり、すなわち、本発明者らの知見によれば、布帛密度
が、織物では3.OX’105Q/m″X上105Qく
は、4.5X10” g/v+”以上であるのがよく、
編物では2.4X105(j/m!以上、望ましくは、
3.0X10” Q/m’以上であるのがよく、この状
態では布帛の表面が偏平化され含気最も小さくなり、布
帛の実質接触面積が高くなるため、調湿時熱損失が確実
に高くなり好ましいものである。
なお布帛の密度は、予め20’CX65%RHに調湿し
た恒温恒湿槽もしくは、デシケータ中に10X10+f
flの布帛を入れ、24時間以上放置し調湿させた後、
20℃×65%RHの温調室内で重さl)を測定する。
さらに上記布帛を■大栄科学績器製作所製ダイヤルゲー
ジプレート面積10d、荷重10C1/riの条件で厚
さくmm)ヲ5カ所測定し、その平均値を次式で求めた
値である。
布帛密度(g/T11″) [実施例] 実施例1〜5と比較例1〜2 通常のポリエステルフィラメント糸60デニール・48
フイラメントの三角断面糸とナイロンフィラメント糸7
2デニール、26フイラメントの丸断面糸を空気混繊糸
とし、この混繊糸を用いて32ゲージの編機で天竺に編
成した後、通常のリラックス精練、170℃ヒートセッ
トを行ない、次の条件でナイロンフィラメント糸のみを
液中グラフト重合改質した。
メタクリル酸  10.0〜60.O%owf過硫酸ア
ンモン  1.0〜2.0%offで浴比1:15.9
0’CX60分間グラフト重合改質し5水準の編地を得
た。このグラフト重合改質編地を、炭酸ナトリウム20
%owf 、浴比1:15の条件で80’CX30分間
処理して、カルボキシル基をナトリウム置換した後、グ
ラフト重合改質前の170’Cヒ一トセツト編地ととも
に計6水準(本発明の実施例が4水準、比較例が2水準
)の編地を通常の方法で分散染料98℃×40分間中性
浴染色して、乾燥、仕上げセットした。
これらの編地の特性は、第1表に示すとおりでおる。
またこれらの編地を、紳士ドレスシャツに縫製し、これ
を実着用テストに供した。これらの結果と各パネラの実
着用官能評価結果から、人体産熱量がやや多くなる条件
下で、実施例1〜4品は清涼感があると評価され、比較
例はいずれも実施例量に比べて劣ると評価された。また
、人体産熱量が多くなる条件においては、布帛の調湿時
熱損失が20’CX95%RHで水分平衡にされた際に
、12、9Kcal/mHr℃以上であれば(実施例1
〜4)、清涼な状態を保持できる環境条件や作業条件の
範囲が広く極めて良好であると評価され、比較例1.2
のものは、この条件下では短時間の内に不快になるもの
でおるとの評価を受けた。
さらに、実施例5として、ナイロンステープル2.7X
38mmが55重最%、ポリエステルステープル1.2
dX38mmが45重量%の割合に混紡した綿番手40
番の混紡糸として、実施例1と同様の天竺編地でグラフ
ト重合改質をした編地を得た。この実施例5の20’C
X65%RHで水分平衡にされた際の吸湿率は4.7%
であった。なあ、実施例1の編地の20’CX65%R
Hで水分平衡にされた際の吸湿率は4.6%である。ま
た、実施例1の20’CX65%RHで水分平衡にされ
た際の調理時熱損失は9 、0 Kcal/ mHr’
Cl2O’CX 95%RHで水分平衡にされる際の調
理時熱損失は12 、9 Kcal/ TItHr’c
であり、実施例5の20’CX65%R1−1で水分平
衡にされた際の調理時熱損失は8 、8 Kcal/ 
TllHr℃、20’CX95%RHで水分平衡にされ
た際の調理時熱損失は11゜9 Kcal/ mHr℃
であった。このように、実施例1と実施例5では、平衡
吸湿率値ではほぼ同一の改質がされていると言えるが、
調理時熱損失は実施例1の方が明確に高い。これは、実
施例1がフィラメント糸の編地で布帛密度2.41X1
0Sg/−m3に対し、実施例5のものは紡績糸の編地
で布帛密度2.osx105g/m’であるため、実施
例1に比べて実施例5品は、糸の表面や編地の表面に毛
羽があり、測定時に皮膚を想定した熱板への実質接触面
積が小さく、ざらに編地構造内の空気層が多いことによ
って、熱板から編地が奪う熱量が少なくなったものと推
定される。この現象は、吸湿性はあるが毛羽のある綿、
羊毛などの天然繊維紡績糸や、天然l維と合成m雑の混
紡糸についても検討した結果、同様な傾向が認められた
。つまり、布帛の調理時熱損失は、布帛に使用されてい
る繊維の各温湿度条件下での吸湿率におる程度関係する
が、必ずしも比例しない特性であり、該繊維を用いた糸
設計、さらに該糸を用いた布帛設計にもよるものである
ざらに、実施例5の編地を実施例1と同様に紳士ドレス
シャツに縫製し、実着用テストした結果、実施例5品は
実施例1品に比べて、衣服と肌の間の湿度や温度および
皮膚温度がやや高くなる傾向にあることが認められた。
実施例6、比較例3〜4 イタコン酸を8モル%共重合したポリアクリロニトリル
系合成繊維からなる150デニール、50フイラメント
の三角断面糸を丸編みスムースジャージとなし、炭酸ナ
トリウム10CI10なる水溶液中で加熱昇温し、10
0℃X30分間処理をし、カルボキシル末端をナトリウ
ム置換した。次いで水洗乾燥し、実施例1と同様の条件
で熱損失を測定したところ、20’CX65%RHで水
分平衡にされたものは10.2Kcal/mHr’c、
20℃X95%RHで水分平衡にされたものは14.1
Kcal/ mHr’cであり、清涼感があるレベルと
評価された。
次に、比較例3として、通常のポリアクリロニトリル系
合成繊維からなる150デニール、50フイラメントの
三角断面糸を実施例6と同様に、丸編みスムースジャー
ジとなし、実施例6と同様に熱損失を測定したが、20
’CX65%RHで水分平衡にされた際は8.0Kca
l/mHr℃、20℃X95%RHで水分平衡にされた
際は(3,5Kcal#Hr℃と、実施例6と比べると
熱損失は小さく、清涼感の高い編地は全く得られなかっ
た。
なお、実施例6ならびに比較例3の編地の密度は、各々
4.1X105にl/T11’、3.9X105g/ 
m’であった。
ざらに比較例4として、実施例6と同様の原糸を用い、
仮撚加工糸とした後、丸編みスムースジャージを編成し
実施例6と同様にナトリウム置換処理を施したが、20
’CX65%RHで水分平衡ニサレタ際ニハ8 、4 
Kcal/ mHr’c、20’CX95%RHで水分
平衡にされた際には12.7Kcal#Hr”Cと清涼
感レベルの低いものになった。なお、このものの布帛密
度は2.37X105Cl/Tr13であった。
[発明の効果] 以上述べた通りの本発明の清涼感に優れた布帛によれば
、恒温多湿環境下おるいは軽作業時で、人体産熱量が多
くなるかまたはやや多くなる環境下を含む条件において
も、その衣服着用時の衣服と肌の間の湿度や温度および
皮膚温度の上昇を抑制し、清涼な状態を保持する条件範
囲を広くすることができ、また、あるいは良好な清涼感
を直接的に与えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(C)は、72デニールのナイロンフィ
ラメント糸と60デニールのポリエステルフィラメント
糸の混繊糸を用いた調湿時熱損失を種々変えている編地
について、20’CX 65%RHで水分平衡にされた
際の調理時熱損失値と、30’CX60%RHの環境下
で実着用したときのパネラ−による評価結果との関係を
示したものである。 第2図(D)〜(F)は、第1図に示した編地の20℃
×95%RHで水分平衡にされた際の調理時熱損失値と
、33℃×70%RHの環境下で椅子に30分間腰掛け
たときのパネラ−による評価結果との関係を示したもの
でおる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)20℃×65%RHで水分平衡にされた際の布帛
    の調湿時熱損失が8.6Kcal/m^2Hr℃以上お
    よび/または20℃×95%RHで水分平衡にされた際
    の布帛の調湿時熱損失が12.9Kcal/m^2Hr
    ℃以上であることを特徴とする合成繊維を主体としてな
    る清涼感に優れた布帛。
  2. (2)布帛が織物であり、該織物の密度が3.0×10
    ^5g/m^3以上であることを特徴とする特許請求の
    範囲第(1)項記載の合成繊維を主体としてなる清涼感
    に優れた布帛。
  3. (3)布帛が編物であり、該編物の密度が2.4×10
    ^5g/m^3以上であることを特徴とする特許請求の
    範囲第(1)項記載の合成繊維を主体としてなる清涼感
    に優れた布帛。
JP62062006A 1987-03-17 1987-03-17 清涼感に優れた布帛 Pending JPS63227840A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS504194A (ja) * 1973-04-28 1975-01-17
JPS605019U (ja) * 1983-06-24 1985-01-14 株式会社フジクラ 気中終端接続部における融雪装置
JPS60134036A (ja) * 1983-12-22 1985-07-17 東レ株式会社 糸または布帛
JPS6253454A (ja) * 1985-08-27 1987-03-09 帝人株式会社 吸水保温性編地

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