JP2020002495A - 柄を有するアウター衣料用編地 - Google Patents

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Abstract

【課題】伸縮性が高く、通気性が良く、耐摩耗性が高い、柄を有するアウター衣料用編地、特に、快適に活動できる制服、ユニフォーム、学生服等に最適なジャケット、詰襟服、ブレザー、並びにスラックスのための編地を提供する。【解決手段】ニットループとウエルトのみからなるリブ組織のダブルニットであって、編地の表面は柄糸と地糸から構成されており、柄糸及び地糸は、単糸繊度が1.5〜4.5dtex、総繊度が50〜350dtexであるポリエステル仮撚加工糸からなり、表面のコース密度が45〜90個/2.54cm、ウエール密度が45〜70個/2.54cmであり、JIS−L1096のマーチンデール法における摩耗耐久性が3万回以上であることを特徴とする。【選択図】なし

Description

本発明は、伸縮性が高く、摩耗性に優れた、柄を有するアウター衣料用編地、及びその編地を用いたアウター衣料に関する。
学生服等のブレザーは、合成繊維や羊毛が多用された織物が多く用いられている。この理由として、学生は非常に活発に活動するため、ピリングや摩耗等が起こり易いが、織物だと比較的耐久性の良いものが作れるためである。しかし、織物は、経糸と緯糸が緻密に交差して互いに強く拘束しているために通気性が悪く、柔軟性・伸縮性にも劣ることが着用時の快適性を阻害する要因になっている。また、織物は、経緯の伸度が少ないので、着用して身体を大きく動かしたときに、活発な動きに追従しにくく、行動時の着心地が悪くなり易かった。
一方、編地は、伸縮性があり、活発な動きを阻害しにくく行動時の着心地を悪くしにくい利点があるが、構造上ピリングが起こり易く耐摩耗性が低いので、この用途にはこれまで使われていなかった。一方、耐摩耗性に優れた編物を得るための方策として、ポリエステル繊維において、延伸処理後、特定範囲の弛緩熱処理を行なうことで、耐摩耗性が改善されたポリエステル繊維を含有する編物が提案されている(特許文献1参照)。しかし、この編物は、繊維が擦られることによるフィブリル化現象を抑制することはできても、編物に十分な耐摩耗性を付与するには至っていない。
また、従来は織物が担っていたジャケット、コートにおいて、ピリングを改善することで編物を適用する例として特許文献2が提案されている。この方法では、共重合ポリエステルからなる短繊維と吸湿性繊維からなり、且つ芯鞘構造を有し、鞘成分の短繊維束が芯成分の短繊維束の周りにほぼ一定の間隔で巻き付いており、実質的に無撚りである紡績糸を使うことによりピリング性を改善している。しかし、この編物では、特殊なポリエステル原料を用いて特別な紡績糸を使う必要があり、編物の規格が限定されることから使い難い問題があった。
特開2012−31528号公報 特開2015−203159号公報
本発明は、上記のような従来技術の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、伸縮性が高く、通気性が良く、耐摩耗性が高い、柄を有するアウター衣料用編地を提供することであり、特に、快適に活動できる制服、ユニフォーム、学生服等に最適なジャケット、詰襟服、ブレザー、並びにスラックスを提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を進めてきた結果、織柄を有する編地でありながら、編みループを小さくし、且つ編地表面をフラットにする手段を講ずることによって、摩擦したときに局部的に摩擦されるのを防ぐこと、また、表面を構成する糸が摩耗しにくい構成を持つことによって、織柄を形成して編地の持つ膨らみや伸縮性を維持しながらも、耐摩耗性に優れた編地を提供することができることを見出し、本発明の完成に至った。
即ち、本発明は、以下の(1)〜(8)の構成を有するものである。
(1)ニットループとウエルトのみからなるリブ組織のダブルニットであって、編地の表面は柄糸と地糸から構成されており、柄糸及び地糸は、単糸繊度が1.5〜4.5dtex、総繊度が50〜350dtexであるポリエステル仮撚加工糸からなり、表面のコース密度が45〜90個/2.54cm、ウエール密度が45〜70個/2.54cmであり、JIS−L1096のマーチンデール法における摩耗耐久性が3万回以上であることを特徴とするアウター衣料用編地。
(2)表面を構成する隣り合う1対の糸が基本組織における表面の針全てに一つ毎のニットループを形成する組織であることを特徴とする(1)に記載のアウター衣料用編地。
(3)厚みが0.35〜1.3mmであり、目付が150〜300g/mであることを特徴とする(1)又は(2)に記載のアウター衣料用編地。
(4)捲縮伸長率が30%以上のポリエステル仮撚加工糸が、表面を構成する糸の50重量%以上を構成することを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のアウター衣料用編地。
(5)表面を構成する柄糸と地糸の総繊度比が0.8〜1.25であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のアウター衣料用編地。
(6)少なくとも編地の表面側に撥水加工を施していることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載のアウター衣料用編地。
(7)(1)〜(6)のいずれかに記載の編地を用いていることを特徴とするアウター衣料。
(8)アウター衣料がブレザー、ジャケット、詰襟服又はスラックスであることを特徴とする(7)に記載のアウター衣料。
本発明によれば、織柄の審美性を有しながら、織物には無い柔軟性、伸縮性、並びに高通気性を有する、耐摩耗性に優れた編地を提供することができる。かかる特徴を有する本発明の編地を、制服、ユニフォーム、学生服等に最適なジャケット、詰襟服、ブレザーやスラックスなどのアウター衣料に用いることにより、着用者は活動的な作業や運動を快適に行なうことができる。
図1は、実施例1で使用したツイル柄の編組織図を示す。 図2は、実施例4で使用した千鳥柄の編組織図を示す。 図3は、実施例5で使用したダイヤ柄の編組織図を示す。 図4は、比較例1で使用したカノコリバースの編組織図を示す。 図5は、比較例3で使用したサージ(ツイル)の織組織図を示す。
本発明の編地は、ニットループとウエルトのみからなるリブ組織のダブルニットであり、編地の表面は、柄糸と地糸から構成されている。柄糸と地糸は、編地の嵩高性や耐摩耗性の観点からポリエステル仮撚加工糸からなることが好ましい。仮撚加工されるフィラメントは、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維を用いることができる。本発明の編地では、捲縮伸長率が30%以上のポリエステル仮撚加工糸を用いることが好ましい。捲縮伸長率が30%以上であると繊維同士の絡まりが強くなり単糸が引き出されにくくなる。捲縮伸長率が30%以上のポリエステル仮撚加工糸は、表面を構成する糸の50重量%以上を構成することが好ましい。より好ましくは66重量%以上である。捲縮伸長率が30%以上のポリエステル仮撚加工糸が、表面を構成する糸の上記構成割合未満になると、繊維が引っ張り出されやすくなり耐摩耗性が低下しやすくなる傾向がある。
本発明の編地は、主に柄物として用いるので、表面の地糸又は柄糸のどちらかを異色染めにしたり、白色微粒子の含有量が低い繊維や逆に含有量が多い繊維を混用したり、染色性の違う繊維を混繊した糸を使用したり、異形繊維を混用することで、光沢感や発色濃淡の違いで柄を強調することができる。このため、使用する柄に応じて適宜フルダル糸やブライト糸、異種繊維(編物を構成する主たる繊維とは異なる染料で染着する繊維)を使用してもよい。
本発明の編地を異色染めで柄物にする場合に、地糸又は柄糸に通常のポリエステル繊維に比べて、分散染料の染着性の違うポリエステル繊維を用いることで分散染料の染着差を利用して柄を目立つようにするのが好ましい。この染着性の違うポリエステル繊維としては、ポリエチレンテレフタレート繊維に対して、例えばポリブチレンテレフタレート繊維、ポリトリメチレンテレフタレート繊維、共重合ポリエチレンテレフタレート繊維等が挙げられる。更にはポリエチレンテレフタレート繊維の製糸条件を調整して分散染料に染まりやすくさせたものでもよい。共重合ポリエチレンテレフタレート繊維にはカチオン染料可染性ポリエステルがより好ましく用いられる。地糸又は柄糸にカチオン可染性ポリエステル繊維や原液着色繊維(原着繊維)を交編してもよい。もし羊毛等の熱劣化し易い異繊維を編物に混用するような場合は、常圧可染性のカチオン可染性ポリエステル繊維や原着繊維を用いて染色温度を下げることで羊毛の劣化を防ぐこともできる。この染着性を変化させたポリエステル繊維は、編地の表面を構成する糸全体の混率を20〜90重量%にするのが好ましい。より好ましくは30〜80重量%である。更に好ましくは40〜70重量%である。この混率にすると、ブレザーやジャケットに必要な中色〜極濃色での色柄出しが可能となる。
柄糸及び地糸の単糸繊度は、1.5〜4.5dtexの太い糸を用いることが好ましい。より好ましくは1.7〜4.0dtexである。太い糸は、編地表の面を構成する糸のうち75重量%以上の割合で混用することが好ましい。より好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは85重量%以上である。混用割合が上記範囲未満では、耐摩耗性を高める効果が低下しやすい。柄糸及び地糸の総繊度は50〜350dtexであることが好ましい。より好ましくは75〜180dtexである。総繊度が上記範囲未満では、生地が薄くなりアウター用途に使いにくくなり、上記範囲を超えると、高密度にするのが難しくなったり風合いが硬くなりやすくなる。柄糸及び地糸の総繊度比は、0.8〜1.25であることが好ましい。柄糸及び地糸の総繊度比が上記範囲を外れると、編物表面の凹凸が大きくなり易く、これにより繊維が引っ掛かりやすくなり耐摩耗生の低下に繋がりやすい。
織物のジャケット地などでは、織柄物が多用されており、本発明の編地でもダブル編機を使って織柄を再現することができるが、編地は、ダイヤル針とシリンダー針の位置がずれているリブゲーティングで編まれる。尚、本発明ではリブゲーティングで編まれる編組織全てをリブ組織と呼ぶ。リブ組織にするとより高い針密度で編み立てることができ、高密度の編地とすることができる。また、本発明の編地の基本組織は、ニットループとウエルトのみからなる組織であり、タックループは基本組織に含めない。タックループが入ると、組織が緻密になりにくく、編地表面に凸凹が起こり易いので耐摩耗性が低下しやすいためである。次に、編地の表面では、隣接する地糸と柄糸の一対で片表面の針全てに一個毎のニットループが作られる組織(見かけ上のallニット組織)とすることが好ましい。こうすることで、(i)表面のウエルトループがニットループに隠れることができ、また、(ii)表面のニットループの大きさが均一にでき、更に、(iii)表面のニットループとウエルトが重なって細密充填構造をとり、編地密度を高めることができるという利点がある。
更に、図1を用いて、本発明の編地の表面の柄糸、地糸の編構造を具体的に説明する。図1の組織はニットループとウエルトのみからなり、ツイル柄の組織をなす。F1と3、F4と6、F7と9、F10と12で表糸を形成する。F1、2、4、5、7、8、10及び11で裏面を形成する。F1と3、F4と6、F7と9、F10と12は対となって、シリンダーの全針にニットを形成する。このため、F1、4、7、10には表面でウエルトを含む組織があるが、ウエルト部分にF3、6、9、12のニットが充当されるために、ウエルトは編地の内側に隠れて見かけ上は全針上にニットループが形成される。これにより、見かけ上オールニットの凹凸の少ない表面構造となり、また一対の糸同士が充填細密な構造となり耐摩耗性の向上に寄与している。因みにツイルの柄はF1、4、7、10で織物の綾目(経糸)を表現し、F3、6、9、12で緯糸を表現している。
本発明における編地の柄としては、例えば、チェック、千鳥格子、ダイヤ、ドット、ストライプ、水玉、ディンプル、その他の幾何学模様や、ツイル、カルゼ、ピッケ、ヘリンボン等の織柄に似せた編柄にすることができる。実際の柄を形成する際にニットループとウエルトを上記比率にしたうえで、目的の柄を形成する例として、図2は千鳥格子柄、図3はダイヤ柄の編組織図が挙げられる。
本発明では、編地の密度設計も重要である。適度なタテヨコのループ密度に調整することで、上記の編組織とあいまって編地でありながら、ハイゲージのダブル編機で編成して高密度に仕上げられる。本発明の編地では、染色加工上がりのウエール密度は、45〜70個/2.54cmである。より好ましくは45〜60個/2.54cm、さらに好ましくは50〜60個/2.54cmである。ウエール密度が上記範囲より低いと、柔軟性が高くなりすぎてハリ、コシが得られにくくなり、上記範囲より高いと、使う糸が細くする必要があるため生地が薄くなりすぎたり、ヨコ方向のストレッチが小さくなり過ぎて着用感が悪くなりうる。また、本発明の編地では、染色加工上がりのコース密度は、45〜90個/2.54cmである。より好ましくは45〜80個/2.54cm、さらに好ましくは45〜75個/2.54cmである。コース密度が上記範囲より低いと、柔軟性が高くなりすぎてハリ、コシが得られにくくなり、上記範囲より高いと、生地が硬くなり、また通気性が低くなり蒸れ感が高まりやすい。
本発明の編地は、使用する糸に対して比較的ハイゲージな丸編機を用いることにより高密度に編み立てることができる。本発明では、出合いはリブゲージングとしたダブルニット編機が採用される。針床における編針の密度(ゲージ)は、1インチ(2.54cm)あたり24本以上とするのが好ましい。より好ましい編機ゲージは28〜46本/2.54cmである。ジャケット等のアウター用途であれば、32〜40本/2.54cmが更に好ましい。編機ゲージが上記範囲を超えると、より細い糸を用いる必要があり、アウター衣料に必要な厚みが得られにくくなる。上記範囲より少ないと、ざっくりした密度の粗い編物になって耐摩耗性が低下し、風合いも柔らかくなりすぎる傾向がある。
本発明の編地は、従来の編地に比べて経緯の伸度を低く抑えるために、100ウエール(W)当りの糸長を制限して編み込むことが好ましい。編地を構成している全ての糸の平均糸長として、90〜280mm/100Wとするのが好ましい。編柄を作るときのウエルトループの比率と編地を構成する糸長を適正な範囲とすることで、保形性とハリコシを編地に付与することができる。より好ましくは120〜250mm/100Wである。平均糸長が上記範囲未満では、安定的に生産するのが難しくなり、編み欠点が発生し易くなる。また、上記範囲を超えると、編地の伸度が高くなって本発明の効果が得られにくくなりやすい。
本発明の編地の目付は、ブレザーやジャケットに使われてきた羊毛織物の目付に近いものを使用することが好ましく、150〜300g/mとするのがよい。好ましくは160〜280g/m、より好ましくは175〜260g/mである。目付が上記範囲を越えると、編地が自重で垂れて厚ぼったく感じやすく、上記範囲未満であると、スーツ内側のシャツや下着が見えやすくなって見栄えが悪くなりやすい。本発明の編地の厚みは、0.35〜1.3mmとするのが好ましい。より好ましくは0.5〜1.2mmであり、さらに好ましくは0.6〜1.0mmである。上記範囲より薄い編地では、透け感が強くなりすぎる傾向になり、上記範囲を超えると、肉感が付き過ぎてカジュアルスーツの外観や着用感になりやすく、ブレザーやジャケットに使い難くなる。
本発明の編地を染色加工する場合、一般的なフィラメント編地の加工方法で行えばよく、本発明の編地には、所定の吸水加工、撥水加工や各種の機能加工を施してもよい。撥水加工を施す場合には、撥水加工剤は、合成繊維に使用される通常の撥水剤を用いることができるが、シリコーン系撥水剤、フッ素系撥水剤、炭化水素系撥水剤を用いると繊維表面の平滑性が高まり、耐摩耗性が向上することから特に好ましい。また、仕上げ加工でアクリル系樹脂やポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、酢酸ビニル樹脂、エポキシ系樹脂、等の硬仕上加工を行うことでハリ、コシを高めると同時に摩耗耐久性も向上できる。
本発明の編地は、上述のような構成を有するので、JIS−L1096のマーチンデール法における摩耗耐久性が3万回以上であり、さらには4万回以上であることができる。
本発明の編地は、40〜100cc/cm・sec、さらには50〜100cc/cm・secの通気性を達成することができる。この数値は、従来のブレザーやジャケットに使用されている一般的の羊毛織物の通気性が5〜30cc/cm・sec程度であることを考えると、極めて高い値である。
本発明の編地は、織物と比べて良く伸びることも重要な特徴である。本発明の編地の伸縮性は、JIS−L1096の伸長率においてタテ、ヨコ方向で20〜80%、特に25〜70%を達成することができる。この良好な伸縮性により、着用快適性に優れたブレザーやジャケットを得ることができる。
以下に実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例における各性能評価は、以下の方法により行った。
(捲縮伸長率)
適度なテンション調整装置を有するラップリール(周長1.125m)を用い、1/10(g/d)の荷重をかけて8巻きの綛を作る。これをフックにかけ、100℃の熱水中に無荷重の状態で5分間浸漬し、この試料を熱水中より取り出し湿潤状態のまま(2/10)×8×2×表示デニールのg数の荷重をかけ、1分後の長さaを測定する。次に、荷重を取り除き、無荷重の状態でフックにかけたまま60±2℃の乾燥機で30分間乾燥し、標準状態の試験室に1時間以上放置し、次に(2/1000)×8×2×表示デニールのg数の初荷重をかけ、1分後の長さbを測る。下記の式により、上記のa、bを用いて捲縮伸長率を算出する。試験回数は2回以上とし、その平均値で表わす(小数点以下1桁まで)。
捲縮伸長率(%)=(a−b/a)×100
(編地密度)
JIS−L1096 8.6.2の編物の密度に準拠して編地のコース密度(個/2.54cm)、ウェール密度(個/2.54cm)を測定した。目視で測定する際、コース方向又はウエール方向に組織図上で最もニットループが多いところを選んで、そのニットループ数を測定して編地密度とした。
(編地の目付)
JIS−L1096 8.3.2A法の標準状態における単位面積当たりの質量に準拠して編地の目付を測定した。
(編地の厚み)
JIS−L1096 8.4A法の厚さに準拠して編地の厚みを測定した。測定条件の一定圧力は23.5kPaで行った。
(通気度)
JIS−L−1096 8.26.1に規定されている通気度(フラジール形法 A法)に準拠して編地の通気度を測定した。
(耐摩耗性)
マーチンデール法 JIS L1096のマーチンデール法に準じて耐摩耗性を測定した。3万回以上の耐久性を持つものを合格とする。
(伸縮率)
JIS L1096B−1法(定荷重伸長法、荷重14.7N)に準じてタテ、ヨコの伸縮率を測定した。
(ジャケットを着用したときの上半身の動きやすさ)
生地をジャケットになるように縫製した後、中肉中背の30才男性が着用して、両手を横に拡げて、背骨を軸に両手/両肩を水平に回旋したときの動きやすさ(動きに対する生地の抵抗)を感覚値として、動きやすい:○>△>×:動きにくいの順で三段階評価を行った。
(実施例1)
33インチ、36ゲージのダブル丸編機(福原精機製作所製、V−4AL)を用いて、リブゲージングで図1に示す完全組織F1からF12からなるツイル柄の生機を製編した。その際、給糸口F1、F2、F4、F7、F8、F10には酸化チタン微粒子を0.5重量%練りこんだ丸断面のポリエチレンテレフタレート繊維(SD)である84dtex(T)36フィラメント(f)のピン仮撚加工糸(単糸繊度2.33dtex、捲縮伸長率30.5%)を用いた。F3、F6、F9、F12にはポリブチレンテレフタレート(PBT)の丸断面糸である84T24fの仮撚加工糸(単糸繊度3.5dtex、捲縮伸長率51.4%)を用いた。そして、F5、F11にはセミダル丸断面ポリエステルスパン40/1番手を用いた。各フィーダーの糸長は、F1、4、7、10を240mm/100Wとし、F3、6、9、12の糸長を150mm/100Wとし、F2、5、8、11の糸長を130mm/100Wとした。編地表面における捲縮伸長率30%以上の仮撚加工糸の使用比率は100重量%であった。
出来上がった生機を開反し、ヒラノテクシード製ピンテンターを用いて160℃×2分のプリセットを行い、その後、下記の処方で精練、染色、仕上げ加工を行なった。
精練処方:日阪製作所製液流染色機NSタイプを用いて里田加工 ノニゾールN 1g/l、日華化学 ネオクリスタル CG1000 0.5g/l、ソーダ灰0.5g/l、浴比1:15、95℃×30分。
染色処方:日阪製作所製液流染色機NSタイプ、浴比1:15 130℃×45分で酢酸0.2g/l pH=4、明成化学 ディスパーN 700 0.5g/l、日華化学 ネオクリスタル GC1000 0.5g/l、分散染料Kayalon Polyester Blue BD−S conc 2.0%owf で染色後、遠心脱水、乾燥(120℃×3分)を行ない、以下の条件で仕上げ剤を付与した。仕上げ剤のピックアップは70%であった。
アサヒガード AG−082(明成化学工業製 撥水加工剤)2% ows(on the weight of solution)
その後、最終セットをピンテンター160℃×2分の条件で行ない、性量調整し、最終生地を得た。仕上げでは縦に若干引っ張って仕上げた。仕上がった編地の密度はコース数56個/2.54cm、ウェール数53個/2.54cmであった。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例2)
33インチ、36ゲージのダブル丸編機(福原精機製作所製、V−4AL)を用いて、リブゲージングで実施例1と同じ図1に示す完全組織F1からF12からなるツイル柄の生機を製編した。その際、給糸口F1、F2、F4、F7、F8、F10には酸化チタン微粒子を0.5重量%練りこんだ丸断面のポリエチレンテレフタレート繊維(SD)である84T36fのピン仮撚加工糸(単糸繊度2.33dtex、捲縮伸長率30.5%)を用いた。F3、F6、F9、F12にはPTT/PBT複合糸(東レ製、T−400)の84T36fの仮撚加工糸(単糸繊度3.5dtex、捲縮伸長率42.5%)を用いた。そして、F5、F11にはセミダル丸断面ポリエステルスパン40/1番手を用いた。各フィーダーの糸長は、F1、4、7、10を240mm/100Wとし、F3、6、9、12の糸長を150mm/100Wとし、F2、5、8、11の糸長を130mm/100Wとした。編地表面における捲縮伸長率30%以上の仮撚加工糸の使用比率は100重量%であった。実施例1に準じた工程で染色加工を行い、その後同様の仕上げを行った。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例3)
33インチ、36ゲージのダブル丸編機(福原精機製作所製、V−4AL)を用いて、リブゲージングで実施例1と同じ図1に示す完全組織F1からF12からなるツイル柄の生機を製編した。その際、給糸口F1、F2、F4、F7、F8、F10には酸化チタン微粒子を0.5重量%練りこんだ丸断面のポリエチレンテレフタレート繊維(SD)である84T24fのピン仮撚加工糸(単糸繊度3.5dtex、捲縮伸長率41.6%)を用いた。F3、F6、F9、F12にはポリブチレンテレフタレート(PBT)の丸断面糸である84T24fの仮撚加工糸(単糸繊度3.5dtex、捲縮伸長率51.4%)を用いた。そして、F5、F11にはセミダル丸断面ポリエステルスパン40/1番手を用いた。各フィーダーの糸長は、F1、4、7、10を240mm/100Wとし、F3、6、9、12の糸長を150mm/100Wとし、F2、5、8、11の糸長を130mm/100Wとした。編地表面における捲縮伸長率30%以上の仮撚加工糸の使用比率は100重量%であった。実施例1に準じた工程で染色加工を行い、その後同様の仕上げを行った。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例4)
33インチ、36ゲージのダブル丸編機(福原精機製作所製、V−4AL)を用いて、リブゲージングで実施例1と同じ図1に示す完全組織F1からF12からなるツイル柄の生機を製編した。その際、給糸口F1、F2、F4、F7、F8、F10には酸化チタン微粒子を2.0重量%練りこんだ丸断面のポリエチレンテレフタレート繊維(FD)である84T48fのピン仮撚加工糸(単糸繊度1.75dtex、捲縮伸長率36.8%)を用いた。F3、F6、F9、F12にはカチオン可染ポリエステルの丸断面糸(CD)である84T36fの仮撚加工糸(単糸繊度2.33dtex、捲縮伸長率24.6%)を用いた。そして、F5、F11にはセミダル丸断面ポリエステルスパン40/1番手(SD)を用いた。各フィーダーの糸長は、F1、4、7、10を240mm/100Wとし、F3、6、9、12の糸長を150mm/100Wとし、F2、5、8、11の糸長を130mm/100Wとした。編地表面における捲縮伸長率30%以上の仮撚加工糸の使用比率は50重量%であった。実施例1に準じた工程で染色加工を行い、カチオン可染ポリエステル糸が通常ポリエステルより濃く染まるように(トーントーン)染色して、その後同様の仕上げを行った。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例5)
30インチ、36ゲージのダブル丸編機(福原精機製作所製、LPJ)を用いて、リブゲージングで図2に示す完全組織F1からF12からなる千鳥柄の生機を製編した。その際、給糸口F1、F2、F4、F5、F7、F8、F10、F11には酸化チタン微粒子を0.5重量%練りこんだ丸断面のポリエチレンテレフタレート繊維(SD)である84T36fのピン仮撚加工糸(単糸繊度2.33dtex、捲縮伸長率30.5%)を用いた。F3、F6、F9、F12にはカチオン可染ポリエステルの丸断面糸である84T34fの仮撚加工糸(単糸繊度2.33dtex、捲縮伸長率24.6%)を用いた。各フィーダーの糸長は、F1、4を290mm/100Wとし、F2、5、8、11の糸長を145mm/100Wとし、F3、6の糸長を104mm/100Wとし、F7、F9の糸長を188mm/100Wとした。編地表面における捲縮伸長率30%以上の仮撚加工糸の使用比率は53重量%であった。実施例1に準じた工程で染色加工を行った。ただし、カチオンポリエステルのみ染色するため、分散染料の代わりに分散型カチオン染料Kayacryl Black R−ED 3.5%owfを用いた。その後同様の仕上げを行った。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例6)
30インチ、36ゲージのダブル丸編機(福原精機製作所製、LPJ)を用いて、リブゲージングで図3に示す完全組織F1からF18からなるダイヤ柄の生機を製編した。その際、給糸口F1、F2、F4、F7、F8、F10、F11、F16、F17には酸化チタン微粒子を0.5重量%練りこんだ丸断面のポリエチレンテレフタレート繊維(SD)である84T36fのピン仮撚加工糸(単糸繊度2.33dtex、捲縮伸長率30.5%)を用いた。F3、F6、F9、F12、F15、F18には黒原着ポリエステルの丸断面糸である84T36fの仮撚加工糸(単糸繊度2.33dtex、捲縮伸長率31.6%)を用いた。F5、F14には羊毛1/90を用いた。各フィーダーの糸長は、F1、4、9、10、13、18を200mm/100Wとし、F2、5、7、8、11、14、16、17の糸長を123mm/100Wとし、F3、6、12、15の糸長を132mm/100Wとした。編地表面における捲縮伸長率30%以上の仮撚加工糸の使用比率は100重量%であった。実施例1に準じた工程で染色加工を行った。ただし、カチオンポリエステルのみ染色するため、分散染料の代わりに分散型カチオン染料Kayacryl Black R−ED 3.5%owfを用いた。又、羊毛保護剤を併用して染色温度を120℃として羊毛の損傷を抑えた。その後同様の仕上げを行った。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例7)
33インチ、32ゲージのダブル丸編機(福原精機製作所製、V−4AL)を用いて、リブゲージングで実施例1と同じ図1に示す完全組織F1からF12からなるツイル柄の生機を製編した。その際、給糸口F1、F2、F4、F7、F8、F10には酸化チタン微粒子を0.5重量%練りこんだ丸断面のポリエチレンテレフタレート繊維(SD)である84T36fのピン仮撚加工糸(単糸繊度2.33dtex、捲縮伸長率30.5%)を用いた。F3、F6、F9、F12にはポリブチレンテレフタレート(PBT)の丸断面糸である84T24fの仮撚加工糸(単糸繊度3.5dtex、捲縮伸長率51.4%)を用いた。そして、F5、F11にはセミダル丸断面ポリエステルスパン40/1番手を用いた。各フィーダーの糸長は、F1、4、7、10を260mm/100Wとし、F3、6、9、12の糸長を160mm/100Wとし、F2、5、8、11の糸長を135mm/100Wとした。編地表面における捲縮伸長率30%以上の仮撚加工糸の使用比率は100重量%であった。実施例1に準じた工程で染色加工を行い、その後同様の仕上げを行った。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(比較例1)
実施例1と同じ編機に同じ図1に示す完全組織F1からF12からなるツイル柄の生機を製編した。その際、給糸口F1、F2、F4、F7、F8、F10には酸化チタン微粒子を0.5重量%練りこんだ丸断面のポリエチレンテレフタレート繊維(SD)である110T/96fのピン仮撚加工糸(単糸繊度1.15dtex、捲縮伸長率25.8%)を用いた。F3、F6、F9、F12にはポリブチレンテレフタレート(PBT)の丸断面糸である56T24fの仮撚加工糸(単糸繊度2.33dtex、捲縮伸長率53.5%)を引きそろえて用いた。そして、F5、F11にはセミダル丸断面ポリエステルスパン40/1番手を用いた。各フィーダーの糸長は、F1、4、7、10を290mm/100Wとし、F3、6、9、12の糸長を175mm/100Wとし、F2、5、8、11の糸長を150mm/100Wとした。編地表面における捲縮伸長率30%以上の仮撚加工糸の使用比率は50重量%であった。実施例1に準じた工程で染色加工を行い、その後同様の仕上げを行った。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(比較例2)
33インチ、22ゲージのダブル丸編機(福原精機製作所製、LPJ)を用いて、リブゲージングで図4に示す完全組織F1からF8からなるカノコリバース柄の生機を製編した。その際、給糸口F1、3、5、7には酸化チタン微粒子を0.5重量%練りこんだ丸断面のポリエチレンテレフタレート繊維(SD)である110T48fのピン仮撚加工糸(単糸繊度2.29dtex、捲縮伸長率28.6%)を用いた。F2、4、6、8にはセミダル丸断面ポリエステルスパン40/1番手を用いた。各フィーダーの糸長は、F1、3、5、7を380mm/100Wとし、F2、4、6、8の糸長を330mm/100Wとした。編地表面における捲縮伸長率30%以上の仮撚加工糸の使用比率は0重量%であった。実施例1に準じた工程で染色加工を行い、その後同様の仕上げを行った。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す
(比較例3)
オーストラリア産メリノ種の羊毛50重量%、単糸繊度2.0dtex、54mmカットのポリエステル短繊維50重量%を混綿して、カード、練条、粗紡、精紡工程を通して1/52番手(メートル番手)の紡績糸を作製した。この紡績糸を経緯に用いて図5に示す織組織のサージ(2/2ツイル)を作製した。この生機を一般的な羊毛混用織物の一般的な工程条件で整理加工した。染色については、羊毛保護剤を併用して染色温度を120℃として羊毛の損傷を抑える以外は実施例1と同様に行ってポリエステルを染色した。この織物は目付250g/m、経密度62本/2.54cm、緯密度56本/2.54cmであった。出来上がった織物の詳細と評価結果を表1に示す。
Figure 2020002495
本発明によれば、織柄の審美性を有しながら、織物には無い柔軟性、伸縮性、並びに高通気性を有する、耐摩耗性に優れた編地を提供することができる。本発明の編地をアウター衣料に用いることにより、活動的な作業や運動を快適に行なうことができる。
即ち、本発明は、以下の(1)〜()の構成を有するものである。
(1)ニットループとウエルトのみからなるリブ組織のダブルニットであって、編地の表面は柄糸と地糸から構成されており、柄糸及び地糸は、単糸繊度が1.5〜4.5dtex、総繊度が50〜350dtexであるポリエステル仮撚加工糸からなり、表面のコース密度が45〜90個/2.54cm、ウエール密度が45〜70個/2.54cmであり、JIS−L1096のマーチンデール法における摩耗耐久性が3万回以上であること、表面を構成する柄糸と地糸の総繊度比が0.8〜1.25であること、及び捲縮伸長率が30%以上のポリエステル仮撚加工糸が、表面を構成する糸の50重量%以上を構成することを特徴とするアウター衣料用編地。
(2)表面を構成する隣り合う1対の糸が基本組織における表面の針全てに一つ毎のニットループを形成する組織であることを特徴とする(1)に記載のアウター衣料用編地。
(3)厚みが0.35〜1.3mmであり、目付が150〜300g/mであることを特徴とする(1)又は(2)に記載のアウター衣料用編地。
)少なくとも編地の表面側に撥水加工を施していることを特徴とする(1)〜()のいずれかに記載のアウター衣料用編地。
)(1)〜()のいずれかに記載の編地を用いていることを特徴とするアウター衣料。
)アウター衣料がブレザー、ジャケット、詰襟服又はスラックスであることを特徴とする()に記載のアウター衣料。

Claims (8)

  1. ニットループとウエルトのみからなるリブ組織のダブルニットであって、編地の表面は柄糸と地糸から構成されており、柄糸及び地糸は、単糸繊度が1.5〜4.5dtex、総繊度が50〜350dtexであるポリエステル仮撚加工糸からなり、表面のコース密度が45〜90個/2.54cm、ウエール密度が45〜70個/2.54cmであり、JIS−L1096のマーチンデール法における摩耗耐久性が3万回以上であることを特徴とするアウター衣料用編地。
  2. 表面を構成する隣り合う1対の糸が基本組織における表面の針全てに一つ毎のニットループを形成する組織であることを特徴とする請求項1に記載のアウター衣料用編地。
  3. 厚みが0.35〜1.3mmであり、目付が150〜300g/mであることを特徴とする請求項1又は2に記載のアウター衣料用編地。
  4. 捲縮伸長率が30%以上のポリエステル仮撚加工糸が、表面を構成する糸の50重量%以上を構成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアウター衣料用編地。
  5. 表面を構成する柄糸と地糸の総繊度比が0.8〜1.25であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアウター衣料用編地。
  6. 少なくとも編地の表面側に撥水加工を施していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアウター衣料用編地。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の編地を用いていることを特徴とするアウター衣料。
  8. アウター衣料がブレザー、ジャケット、詰襟服又はスラックスであることを特徴とする請求項7に記載のアウター衣料。
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