JP2017025435A - 表面品位が均一な編物 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能性糸等の染まらない繊維を含んだ糸、特に機能性糸の毛羽を持つ糸を使用していても編地の表面が均一な染め面であり、深みのある高級な色調を表現することが可能な編物を提供する。【解決手段】染色された一対の両面編み糸条に対して、裏面側に染色されない繊維を含む紡績糸条をオールニット及び/又はニットウエルトで配置した組織からなることを特徴とする編物。裏面側に配置されない紡績糸条は、染色されない機能性繊維を5〜100重量%含む。本発明の編物は、快適性の高いインナーやミドルウェアに使用するのに好適である。【選択図】図1

Description

本発明は、機能性繊維等の染色されない繊維を含みながらも表面から見たときの染色斑が少なく、均一で綺麗な表面品位を有する編物に関する。
インナーやミドルウエア等には、風合いが柔らかく、伸縮性が高く、しかも軽い編物が使用されている。更に、これらの編物は、表面がソリッドで綺麗な深みのある均一な色合いであると高級感が得られて商品価値が向上する。しかし、快適性や機能性を持つ繊維は染色できなかったり、十分な濃度で染色できないものが多いため、これらの繊維を含んだ編物は、機能性と均一な染色を両立することが難しかった。特に、カットファイバーの高機能繊維を用いた紡績糸の場合は、染まらない高機能繊維の毛羽が表面に存在するため、染め面の高級感が著しく低下してしまう問題があった。
この問題を解決するための従来の試みの一例として、毛羽の少ない紡績糸に関する技術がある。例えば、特許文献1では、毛羽が少なく、ピリングになりにくいエア交絡紡績糸が提案されている。このエア交絡紡績糸は、毛羽が少ないことが特徴であるが、この紡績糸を使っただけでは、上記問題を充分に解消するには至らない。
また、編物の構造を工夫した試みの一例として、特許文献2には、添糸編によって形成されたリバーシブル構造を有する編地が提案されている。しかし、この方法では、添糸と地糸がひっくり返りやすく、染まらない糸が表面に出て白剥きが起こり易い問題があった。また一方では、特許文献3には、表層と裏層の二層または表層と中間層と裏層の三層からなり、合成繊維とセルロース系短繊維を含む結束紡績糸が裏層に配置され、表層及び/又は中間層を構成する少なくとも一種の糸が裏層にニット及び又はタックで接結されていることを特徴とする編物が提案されている。この方法を用いた場合、紡績糸として風合いが硬くなりやすい結束紡績糸を使う必要があることや、重い編地になりやすい問題があった。
このように従来の技術では、いずれも問題があり、紡績糸中の染まらない繊維の混率を低く抑えなくてはならなかったり、特殊な糸構成にしたり、編地が分厚く重くなったりして汎用的に満足するものがないのが現状である。
特開2004−339650号公報 特開2009−215669号公報 特開2014−043651号公報
本発明は、かかる従来技術の現状に鑑み創案されたものであり、その目的は、機能性糸等の染まらない繊維を含んだ糸、特に機能性糸の毛羽を持つ糸を使用していても編地の表面が均一な染め面であり、深みのある高級な色調を表現することが可能な編物を提供することにある。更には、軽量で高い伸縮性を兼ね備え、快適なインナーやミドラーの衣料に最適な編物を提供することにある。
本発明者らは、かかる目的を達成するために鋭意検討した結果、2本の糸で1×1リブ編が二重に重なった組織構造(両面編組織)が、この一対の糸で見掛け1コースを形成するため非常に緻密な構造をとることができることに着目し、この構造を利用して染色されない繊維を含む糸を裏側の特定の位置に配置して、その両側からこの緻密な両面編み組織で挟み込む構造をとることによって、染色されない繊維が表面からは殆ど見えず、また洗濯したときに染色されない繊維が動いて表面に毛羽が出てくることを防止できることを見出した。それに加えて、この編地の表面に嵩高な糸を用いて、編地全体をニットループのみで組織することで、インナーやミドラー衣料に必要な伸縮性や軽量性を兼ね備えた編地を提供できることも見出した。
即ち、本発明は、上記の知見に基づいて完成されたものであり、以下の(1)〜(8)の構成を有するものである。
(1)染色された一対の両面編み糸条に対して、裏面側に染色されない繊維を含む紡績糸条をオールニット及び/又はニットウエルトで配置した組織からなることを特徴とする編物。
(2)裏面側に配置された紡績糸条が、染色されない繊維を5〜100重量%含み、染色されない繊維が、アクリレート繊維、ポリアクリル酸繊維、ポリフェニレンベンズオキサゾール繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、アラミド繊維、ポリフェニレンサルファイト繊維、液晶ポリエステル繊維、ポリアクリレート繊維、及びポリパラフェニレン繊維からなる群から選択される少なくとも1種の繊維であることを特徴とする(1)に記載の編物。
(3)染色された一対の両面編みとオールニット又はニットウエルトとで配置した組織として3コースで一完全の組織からなることを特徴とする(1)又は(2)に記載の編物。
(4)染色された一対の両面編みを構成する糸として、沸水収縮率差が10%以上異なる異収縮繊維を混用した紡績糸を使用することを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の編物。
(5)染色された一対の両面編みを構成する糸として、捲縮伸長率25〜70%の仮撚加工糸を使用することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の編物。
(6)染色された一対の両面編みからなる表面を起毛していることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の編物。
(7)染色された一対の両面編みからなる表面に存在する染色されない繊維の本数が1cm当り15本以下であることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の編物。
(8)編地の組織が全てニットループで構成され、目付が100〜250g/mであり、定荷重法によるタテ、ヨコの伸度の平均が70〜100%であり、且つ定荷重法によるタテ、ヨコの伸長回復率の平均が90〜100%であることを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の編物。
本発明の編物は、染色された一対の両面編み糸条に対して、裏面側に染色されない繊維をオールニット及び/又はニットウエルトで配置した組織からなるので、表面側が非常に緻密な構造を形成し、その結果、表面側から染色されない繊維がほとんど見えず、さらには洗濯を繰り返しても表面側に露出することがないため、均一で綺麗な表面品位を保つことができる。従って、本発明の編物は、非常に高機能であるが染まり難い繊維を用いても編地表面側に染まらない糸が響かないため、例えば熱伝導性が低い或いは高い繊維を肌側に用いて接触温感や冷感を高めたり、高吸放湿繊維を用いて衣服内湿度をコントロールして蒸れたり乾燥しすぎることを防ぐといった快適性や安全性について外観を損なわずに高めることができる。更には、本発明の編物は、軽量感があり、かつ伸縮性を持たせることができるので、インナー等の用途でも着用快適性に優れたものを提供することができる。
図1は、裏層にオールニットで紡績糸を配置して、その両面編みを挟んだ構造の組織(ダイヤロック)である。 図2は、裏層にニットウエルトで紡績糸を配置して、その両面編みを挟んだ構造の組織(ウェルトダイヤロック)である。 図3は、タックリバース組織(比較例1で使用)を示す。 図4は、モックロディ組織(比較例2で使用)を示す。 図5は、ポンチローマ組織(比較例3で使用)を示す。 図6は、モックロイヤル組織(比較例4で使用)を示す。 図7は、ウエルトリップル組織(比較例5で使用)を示す。 図8は、染色しない毛羽数が0個/cmの編物の表面写真である。 図9は、染色しない毛羽数が16個/cmの編物の表面写真である。 図10は、染色しない毛羽数が27個/cmの編物の表面写真である。
本発明の編物は、一対の糸で1×1リブ編が二重に重なった組織(両面編組織)に、染色されない繊維を含む紡績糸を裏側の隣接した位置に配置する組織からなるものであり、最小基本構造として3コースで完全組織となるものである。この最小基本構造の組織は、図1または図2の組織で表わすことができる。図1は、一対の両面編み組織に隣接して裏面にオールニットで紡績糸を配置したものである。また、図2は、一対の両面編み組織に隣接して裏面にニットウエルトで紡績糸を配置したものである。図1、図2の組織は、一般的な組織名を持たないので、本発明者らは、図1の組織をダイヤロック、図2の組織をウエルトダイヤロックと呼ぶことにする。この二つの基本組織をそれぞれ単独で用いてもよいし、組み合わせて使用してもよい。しかし、インナーやミドラー等の肌に近い衣料では、肌の伸縮性に追随する伸度を持つと着心地よく着用することができるため、そのような用途に用いる場合は、編物全体がニットループで編み上げるダイヤロック組織が好適である。
本発明の編物の組織においては、少なくとも一対の両面編みを構成する糸条は染色されていることが必要である。染色は、原着糸であっても、原綿を染色しても、糸染めでも後染めでもよく、特に限定しない。また、本発明の編物は、染色されない短繊維を裏面のみに配置するが、染色されない繊維としては、例えば、アクリレート繊維、ポリアクリル酸繊維、(超高分子)ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、、ポリフェニレンサルファイト繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、液晶ポリエステル繊維、ポリアリレート繊維等の高機能繊維が挙げられる。これらの高機能繊維は、単独又は2種以上で使用することができる。これらの機能性繊維は、染まり難い代わりに編物に高機能性を付加することが可能である。勿論、染色しない汎用繊維を用いても良い。
染色しない繊維と混用しうる繊維(染色繊維)は、一般的な汎用繊維なら何でも使用でき、特に限定されない。例えば、ポリエステル、ナイロン、アクリルのような合成繊維、レーヨン、キュプラ、ポリノジック、溶剤紡糸セルロース等の再生繊維、アセテートのような半合成繊維、綿、麻等のセルロース繊維、羊毛や他の獣毛繊維、絹等の天然繊維を用いることができる。
裏面側に配置される紡績糸における染色されない短繊維の混率は、5〜100重量%が好ましく、より好ましくは10〜100重量%である。混率がこの範囲未満では、機能性繊維の性能が十分に活かされ難くなる。
本発明において使用される染色されない繊維を含む紡績糸の毛羽数は、一般的なリング紡績糸における表面毛羽数の範囲であれば問題無く使用できる。勿論、毛羽が少ない形態の紡績糸が表面への毛羽の吹き出し防止には有利であるが、本発明は、毛羽が多い一般的なリング紡績糸でもうまく吹き出しを防止できる。リング紡績糸の毛羽数は、総繊度、撚係数、及び毛焼きの有無によって変化するが、一般的な通常撚の糸であれば、糸長10mあたりの長さ3mm以上の毛羽数が50個以下である。また、洗濯での揉み処理を繰り返しても吹き出ししない好ましい毛羽の状態は、毛羽の長さ1mm以上の毛羽数が50〜1000個である。より好ましくは、長さ3mm以上の毛羽数が10個以下、長さ1mm以上の毛羽数が300個以下、さらにより好ましくは長さ3mm以上の毛羽数が5個以下、長さ1mm以上の毛羽数が25個以下である。上記範囲を超える毛羽が非常に多い紡績糸を使った場合には、編地の表面外観に影響を及ぼす可能性はある。
本発明の紡績糸の紡績方法としては、リング精紡、MVS、中空スピンドル精紡等が挙げられる。このうち、特にリング精紡が好ましい。糸強度が高く、糸質も良く、また細番手化も容易であり、汎用性も高いためである。
本発明の編物における染色されない繊維の混率は、3〜50重量%、好ましくは5〜30重量%、より好ましくは7〜25重量%である。染色されない繊維の混率が上記範囲未満の場合には、目的とする機能性が得られない可能性がある。
紡績糸の繊度は、英式番手で10〜120番手であることが好ましく、より好ましくは20〜60番手である。番手が上記範囲より太い場合、編地表面に毛羽が出やすくなる。また、上記範囲より細い場合、機能繊維の混率が低くなって、機能効果が得られにくくなる。
両面編みを構成する一対の糸は、特に限定しないが、それぞれ同じ糸であることが好ましい。一対の糸がそれぞれ繊度が違ったり、物性が違うと裏面の染色しない繊維を隠蔽する効果が低下しやすくなる場合がある。また、両面編みの糸は、裏面に配置する染色されない繊維を含む紡績糸に比べて糸の繊度が50〜300%であることが好ましい。より好ましくは70%〜200%、更に好ましくは80〜150%である。表面を構成する糸の繊度が上記範囲未満になると、裏面の染色しない繊維の毛羽が表面に現れ易くなる。また、上記範囲を超えると、機能繊維の混率が低くなり過ぎて効果が得られにくくなる。
両面編みに用いる糸の繊維素材(染色繊維)は、一般的な汎用繊維なら何でも使用でき、特に限定されない。例えば、ポリエステル、ナイロン、アクリルのような合成繊維、レーヨン、キュプラ、ポリノジック、溶剤紡糸セルロース等の再生繊維、アセテートのような半合成繊維、綿、麻等のセルロース繊維、羊毛や他の獣毛繊維、絹等の天然繊維を用いることができる。
また、両面編みを構成する糸は紡績糸であっても、長繊維であっても、複合糸であっても構わないが、これが紡績糸の場合は、沸水収縮率差が10%以上異なる異収縮繊維を混用した紡績糸にするのが好ましい。より好ましくは、沸水収縮率差は15〜50%である。沸水収縮率差が上記数値以上異なる異収縮繊維を混用すると、収縮差が発現したときに糸内に空隙ができてバルキーな糸になり、染色されない繊維を隠蔽する効果が高まる。編物の目付に対して厚みが大きくなるため、軽い編地を作ることができ、着用快適性が向上する。
また、両面編みを構成する糸を長繊維とする場合は、捲縮加工糸であることが好ましい。捲縮加工糸とは、仮撚法、擦過法、加撚−熱固定−解撚法、押込法、賦型法、複合捲縮法、開繊混繊法等の加工糸を言うが、本発明では、仮撚法により製造した仮撚加工糸が特に好ましい。捲縮加工糸の捲縮伸長率は25〜70%が好ましい。更に好ましくは、捲縮伸長率は40〜60%である。高捲縮とすることで、表層の厚みが増して表層表面の毛羽の飛出しを効果的に防ぐことができる。捲縮伸張率が上記範囲未満では、表層表面への毛羽防止効果が低下しやすくなり、上記範囲を越える場合には、編地の風合いが粗硬になりやすい。上述の高捲縮仮撚加工糸は、従来公知の方法により製造することができ、例えばスピンドル仮撚、フリクションデイスク仮撚、ベルト仮撚等の仮撚加工法を採用することができる。
本発明の編物の製編において、編機のゲージは高いほど染色されない毛羽の隠蔽性を上げることができる。糸の太さにより使えるゲージは限定されるが、インナー用途に好適に使える編地向けにはゲージは20〜46G/インチが好適である。より好適には21〜41G/インチである。上記範囲より低いゲージでは、隠蔽性が低下するおそれがあり、上記範囲を超えると、非常に緻密な生地になるが、より細い糸を使う必要があり、製編性も低下しやすくなる。
本発明の編物は、染色されない繊維を含む紡績糸を、隣接する両側の両面編組織で挟み込んだ緻密な組織になっている。この両面編み組織は一対の2本の糸で1コースとなる。表面からみたときのコース密度は、両面編みを構成する糸の太さで変化するが、例えば英式番手30〜45s(197〜131dtex)の場合、20コース/インチ以上とするのが好ましい。より好ましくは25〜40コース/インチである。コース密度が上記範囲を下回ると裏側の染色しない繊維の毛羽が面に現れやすくなる。また、表面から見たときのウエール密度は、20〜50ウエール/インチが好適であり、さらには30〜40ウエール/インチが好適である。ウエール密度が上記範囲を下回っても裏面の染色しない繊維が吹き出しやすくなる。また、英式番手46〜70s(130〜84dtex)の場合、30コース/インチ以上とするのが好ましい。より好ましくは35〜60コース/インチである。コース密度が上記範囲を下回ると裏側の染色しない繊維の毛羽が面に現れやすくなる。また、ウエール密度は30〜70ウエール/インチが好適であり、さらには35〜60ウエール/インチが好適である。ウエール密度が上記範囲を下回っても裏面の染色しない繊維が吹き出しやすくなる。
本発明の編物は、一般的な丸編地の染色加工条件で加工すればよく、特に限定されない。本発明の編地を染色した場合に染色されない毛羽が目立たず綺麗な目面になるが、起毛するとそれが顕著になる。例えば、針布起毛して毛足が長いと優雅で深みのある色調になるが、このときに染色されない毛羽が目立つと高級感が台無しになる。しかし、本発明では、表面に染色されない毛羽が殆ど見えないので、優雅で深みのある目面を表現することが可能である。
本発明の編物の表層表面では、上述したように目視で観察したときにほとんど毛羽がみられないか、または目立たないことが特徴である。実施例に記載の表面毛羽の平均毛羽密度で見た場合、本発明の編物の表面で観察される染色されない繊維の毛羽数は、1cmあたり15個以下、より好ましくは10個以下、特に好ましくは5個以下となる。また、10回の繰り返し洗濯後においても、本発明の編物の表層表面は綺麗であり、観察される染色されない繊維の毛羽数は、1cmあたり18個以下、より好ましくは12個以下、特に好ましくは8個以下と優れている。
また、本発明の編物は、ダイヤロックを採用した場合、JIS−L−1096のB法(定荷重法)で測定した伸度が、タテ・ヨコの平均で70%以上と伸縮性に富む。この特性は、編物に柔軟性をもたらし、特に肌の動きに追随することが必要なインナー等の衣類では重要な特性である。
本発明の編物は、綺麗な染め面を要求される用途で使用されることが好ましく、衣料用途、主にインナー用途、シャツ等のミドラー用途等に好適に用いられる。そのため着用感を考慮して、目付は100〜250g/mの範囲が好ましく、特に150〜220g/mが好ましい。厚みは0.6〜2.0mmが好ましく、特に1.0〜1.5mmが好ましい。更に軽量感に関係する嵩高性は6.15〜8.5cm/gが好ましく、特に6.3〜8.0cm/gが好ましい。
本発明の編物をインナー用途に使用する場合の好適な伸度は、タテ、ヨコの伸度の平均が60〜120%、より好ましくは70〜100%である。伸度の平均が上記範囲を下回ると、身体の動きに追随しずらく、運動したときに不快になりやすい。上記範囲を超えると、編地の表面に染色しない繊維の毛羽が発生しやすくなる。また、本発明の編物のタテ、ヨコの伸長回復率の平均は85%以上が好ましい。より好ましくは90〜100%である。本発明の編物は、このように伸長回復率が優れるので保形性が良好であり、運動した後のシルエットも良好である。
次に、実施例及び比較例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明で用いた各特性値の測定法は以下の通りである。
<紡績糸の番手>
JIS−L−1095−9.4.1の一般紡績糸試験法の正量テックス・番手測定の綿番手測定方法に準拠して測定した。
<捲縮伸長率(%)>
適度なテンション調整装置を有するラップリール(周長1.125m)を用い、1/10(g/d)の荷重をかけて8巻きの綛を作る。これをフックにかけ、100℃の熱水中に無荷重の状態で5分間浸漬し、この試料を熱水中より取り出し湿潤状態のまま(2/10)×8×2×表示デニールのg数の荷重をかけ、1分後の長さaを測定する。次に、荷重を取り除き、無荷重の状態でフックにかけたまま60±2℃の乾燥機で30分間乾燥し、標準状態の試験室に1時間以上放置し、次に(2/1000)×8×2×表示デニールのg数の初荷重をかけ、1分後の長さbを測る。以下の式により、上記のa、bを用いて捲縮伸長率を算出する。試験回数は2回とし、その平均値で表わす(小数点以下1桁まで)。
捲縮伸長率(%)=[(a−b)/a]×100
<沸水収縮率>
繊維のトウを把持板に固定して10mg/dの荷重をかけ1mの長さにマークする。100℃×15分のスチーミング後マークした長さL(cm)を測定し、次式によって沸水収縮率を算出する。
沸水収縮率=[(100−L)/100]×100(%)
<繊維の混率>
JIS−L1030−2の混用率試験法(溶解法により測定)に準拠して測定した。
<編地の厚み>
JIS−L1018−8.5.1 編地の厚さに準拠して測定した。
<編地の密度>
JIS−L1018−8.8 密度に準拠して測定した。
<編地の目付>
JIS−L1018−8.4.2 標準状態における単位面積当たりの質量に準拠して測定した。
<編物の嵩高性>
編物の厚みと目付の測定値を用いて以下の式により嵩高性を算出した。
嵩高性(cm/g)={編地の厚み(mm)/編地の目付(g/m)}×1000
<洗濯条件>
JIS−L0217−103法に従って洗濯した。乾燥は吊干しした。
<編地表面の染色しない繊維の毛羽数>
(株)キーエンス製のデジタルマイクロスコープVHX−5000を用いて編地表面に対して垂直にカメラをセットして観察し、倍率を50〜200倍で写真撮影した。写真に1000μmのメジャー(線)を表示させて、編地表面1cm内にある染色しない繊維の毛羽数を数えた。場所を変えて3回写真撮影して、数えた毛羽数の平均値を求めた。また、洗濯処理を10回行った場合も同様に写真撮影して染色しない繊維の表面毛羽数を数えた。
表面毛羽が目立たない品位として、1cm内に毛羽数の平均値が15個以下のものを○と判定した。若干毛羽が目立つ16〜20個のものを△、毛羽が非常に目立って表面品位が悪い21個以上のものを×として評価した。参考として、図8に染色しない繊維の毛羽数0個/cmのときの編物の表面写真、図9に毛羽数16個/cmの表面写真、図10に毛羽数27個/cmの表面写真を示す。
<伸長性および伸長回復性>
JIS−L1096−8.16.1伸び率 D法(定荷重法)、および8.16.2伸長回復率 E法(繰り返し定荷重法)を繰返し回数1回にて測定した。
<柔軟性>
10人のモニターで編物の柔軟性を比較評価した。編物の柔軟性は、実施例1の仕上がり品を◎とし、比較例5の柔軟性を×として、実施例1の仕上試料より少し柔軟性が劣る場合は○、比較例5より柔軟性はあるが柔軟性が乏しい場合は△として4段階評価とした。
<表面ソリッド感>
編地表面の色の均一性を目視評価し、均一性の高いものから良好、悪い、非常に悪いの3段階評価を行った。
実施例1
日本エクスラン工業製のアクリル短繊維(単繊維繊度1.0dtex、繊維長38mm、沸水収縮率2%、タイプK862)60重量%と、レンチング社製 ハイウエットモジュラスレーヨン「モダール(登録商標)」(単繊維繊度1.2dtex、繊維長38mm)40重量%をOHARA製混綿機を用いて混綿した。引き続き石川製作所製カード機を用いてカードスライバーとし、原織機製練条機に2回通して250ゲレン/6ydのスライバーを得た。更に、このスライバーを豊田自動織機製粗紡機に通して100ゲレン/15ydの粗糸を作成した。そして、豊田自動織機製リング精紡機を用いてドラフト33倍、トラベラ回転数9000rpmで紡出して英式番手40′sの紡績糸1を得た。そのときの撚係数(K)は3.8(撚数29.4T/inch)であった。
染色しない糸として、日本エスクラン工業製の吸放湿繊維“エクス”(アクリレート繊維、単繊維繊度2.0dtex、繊維長37mm、20℃65%RHでの水分率27%、タイプG50H−2.0T)30重量%と、レンチング社製「モダール(登録商標)」(単繊維繊度1.2dtex、繊維長38mm)70重量%を紡績糸1と同様にして紡績して英式番手40′sの紡績糸2を得た。
紡績糸1の2本を両面編みとし、紡績糸2を裏にオールニットに交互編みして図1の組織のダイヤロックを編製した。編機は30インチ−22ゲージ LPJ(福原精機製)を使用した。この編地における裏面の紡績糸の混率は34重量%、染色しない繊維(アクリレート)の混率は10重量%であった。この編地を精練後、レーヨンを反応染料(Drimarene Black P−BLN)で黒色に染色した後、アクリルをカチオン染料(Kayacryl Black R−ED)で黒色に染色して開反・仕上を行って、アクリレート繊維を編地の肌側に含んだ吸放湿快適な編地を作製した。この編地の詳細と評価結果を表1に示す。以下の実施例、比較例の編地についても同様に詳細と評価結果を表1に示す。
実施例2
酸化チタンを0.5重量%練り込まれた、丸断面の84dtex、フィラメント数48のポリエステルフィラメントを三菱重工製スピンドル仮撚機LS−6を用いて、1ヒーターにて仮撚り加工して捲縮伸長率50%の仮撚加工糸1を作製した。
染色しない繊維として、東洋紡製ポリフェニレンサルファイド繊維「プロコン」(単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)30重量%と、超長綿「スーピマ」70重量%を用いて,混綿混紡した後、カードスライバーとし、練条機に2回通して250ゲレン/6ydのスライバーとした。更に、このスライバーから60ゲレン/15ydの粗糸を作成した。そして、精紡機を用いてドラフト40倍、トラベラ回転数9000rpmで紡出して英式番手60′sの紡績糸3を得た。そのときの撚係数(K)は3.8(撚数29.4T/inch)であった。
この仮撚加工糸を両面編みに用い、上記紡績糸3を裏面に配してダイヤロック組織(図1)にて製編した。編機は30インチ−32ゲージ LIL−8(福原精機製)を使用した。紡績糸3の編地内混率は37重量%、プロコンの編地内混率は11重量%であった。この編地を開反して、プレセット・精練・漂白後、ポリエステルを分散染料(Dianix Black K−B)で、綿を反応染料(Drimarene Black P−BLN)で黒色に染色した後、柔軟剤を付与してファイナルセットして、プロコンを肌側に用いた接触温感の高い編地を仕上げた。
実施例3
実施例1の編地の染色後、起毛油剤を付与して、開反後に表面を針布起毛した。その後、テンターで仕上げた。
実施例4
実施例1の紡績糸2をオールニットにせず、図2に記載のように1ウエール毎にウエルトを配置したウエルト−ニット組織として裏面に配置した以外は、実施例1と同様に製編して染色加工を行って編地を仕上げた。
実施例5
日本エクスラン工業製の高収縮アクリル短繊維(単繊維繊度1.0dtex、繊維長38mm、沸水収縮率18%、タイプK817)40重量%と、日本エクスラン工業製のアクリル短繊維(単繊維繊度1.0dtex、繊維長38mm、沸水収縮率2%、タイプK862)20重量%を用いて、紡績糸中のアクリル繊維の混率を60重量%とした以外は紡績糸1と同じ方法で英式番手40′sの紡績糸4を得た。紡績糸1の代わりに紡績糸4を両面編み部に用いて交編した以外は、実施例1と同様に編立て、染色加工を行って編地を仕上げた。
実施例6
染色しない繊維としてダイワボウ製のポリプロピレン短繊維(単繊維繊度1.6dtex、繊維長35mm)60重量%と、レンチング社製「モダール(登録商標)」(単繊維繊度1.2dtex、繊維長38mm)40重量%を用いて、紡績糸2と同様にして紡績して英式番手40′sの紡績糸5を得た。紡績糸2の代わりに紡績糸5を裏面に配置した以外は、実施例1と同様に編立て、染色加工を行って接触温感と保温性に優れる編地を仕上げた。
実施例7
染色しない繊維として“プロコン”(単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)を100重量%用いた以外は、紡績糸2と同様に紡績して英式番手40′sの紡績糸6を得た。紡績糸2の代わりに紡績糸6を裏面に配置した以外は、実施例1と同様に編立て、染色加工を行って編地を仕上げた。
比較例1
編組織をダイヤロックの代わりに図3のタックリバースにした以外は、実施例1と同様に編み立て、染色加工を行って編地を仕上げた。紡績糸2は、図3のF3に使用して編み上げた。仕上がった編地は、エクス繊維の毛羽が表面に多く現れて埃が付着したように見えて、均一で深みのある黒色にならなかった。
比較例2
編組織をダイヤロックの代わりに図4のモックロディにした以外は、実施例1と同様に編み立て、染色加工を行って編地を仕上げた。この際、表面のウエルト−ニット(F00)は紡績糸1を用いて、裏側のウエルト−ニット(F2、F5)にのみ紡績糸2を用いて編み立てた。仕上がった編地は、エクス繊維の毛羽が表面に多く現れて埃が付着したように見えて、均一で深みのある黒色にならなかった。また、この編地は、伸度が少ない編地となり、身体の動きに追随する柔軟性は得られなかった。
比較例3
編組織をダイヤロックの代わりに図5のポンチローマにした以外は、実施例1と同様に編み立て、染色加工を行って編地を仕上げた。この際、表面のオールニット(天竺部F00)は紡績糸1を用いて、裏側のオールニット(天竺部F2)にのみ紡績糸2を用いて編み立てた。仕上がった編地は、表面のエクス繊維の毛羽が目立って綺麗な黒色にはならなかった。また、この編地には伸縮性はあるが、厚みと目付が高すぎてアウターに使用できてもインナー用途には目付的に使い難いものとなった。
比較例4
編組織をダイヤロックの代わりに図6のモックロイヤルにした以外は、実施例1と同様に編み立て、染色加工を行って編地を仕上げた。この際、裏面の一対のウエルト−ニット(F2)に紡績糸2を用いて編み立てた。仕上がった編地は、表面のエクス繊維の毛羽が目立って綺麗な黒色にはならなかった。また、この編地も伸度が少なく、柔軟な編地ではなかった。
比較例5
編組織をダイヤロックの代わりに図7のウエルトリップルにした以外は、実施例1と同様に編み立て、染色加工を行って編地を仕上げた。この際、裏面の2対のウエルト−ニット(F1、F2、F3、F4)に紡績糸2を用いて編み立てた。仕上がった編地の表面には、エクス繊維の毛羽が非常に多く、綺麗な黒色にはならなかった。また、この編地も伸度が少なく、柔軟な編地にはならなかった。
本発明の編物は、表面側が非常に緻密な構造を形成し、その結果、表面側から染色されない繊維がほとんど見えず、さらには洗濯を繰り返しても表面側に露出することがないため、均一で綺麗な表面品位を保持することができる。
即ち、本発明は、上記の知見に基づいて完成されたものであり、以下の(1)〜(8)の構成を有するものである。
(1)染色され難い繊維を含む紡績糸条が、それに隣接する両側の染色された一対の両面編み糸条で挟まれるように、染色された一対の両面編み糸条に対して、染色されい繊維を含む紡績糸条をオールニット及び/又はニットウエルトで配置した組織からなること、及び染色され難い繊維が、アクリレート繊維、ポリアクリル酸繊維、ポリフェニレンベンズオキサゾール繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、アラミド繊維、ポリフェニレンサルファイト繊維、液晶ポリエステル繊維、ポリアクリレート繊維、及びポリパラフェニレン繊維からなる群から選択される少なくとも1種の繊維であることを特徴とする編物。
(2)染色され難い繊維を含む紡績糸条が、染色されい繊維を5〜100重量%含むことを特徴とする(1)に記載の編物。
(3)染色された一対の両面編みとオールニット又はニットウエルトとで配置した組織として3コースで一完全の組織からなることを特徴とする(1)又は(2)に記載の編物。
(4)染色された一対の両面編みを構成する糸として、沸水収縮率差が10%以上異なる異収縮繊維を混用した紡績糸を使用することを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の編物。
(5)染色された一対の両面編みを構成する糸として、捲縮伸長率25〜70%の仮撚加工糸を使用することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の編物。
(6)染色された一対の両面編みからなる表面を起毛していることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の編物。
(7)染色された一対の両面編みからなる表面に存在する染色されい繊維の本数が1cm当り15本以下であることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の編物。
(8)編地の組織が全てニットループで構成され、目付が100〜250g/mであり、定荷重法によるタテ、ヨコの伸度の平均が70〜100%であり、且つ定荷重法によるタテ、ヨコの伸長回復率の平均が90〜100%であることを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の編物。

Claims (8)

  1. 染色された一対の両面編み糸条に対して、裏面側に染色されない繊維を含む紡績糸条をオールニット及び/又はニットウエルトで配置した組織からなることを特徴とする編物。
  2. 裏面側に配置された紡績糸条が、染色されない繊維を5〜100重量%含み、染色されない繊維が、アクリレート繊維、ポリアクリル酸繊維、ポリフェニレンベンズオキサゾール繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、アラミド繊維、ポリフェニレンサルファイト繊維、液晶ポリエステル繊維、ポリアクリレート繊維、及びポリパラフェニレン繊維からなる群から選択される少なくとも1種の繊維であることを特徴とする請求項1に記載の編物。
  3. 染色された一対の両面編みとオールニット又はニットウエルトとで配置した組織として3コースで一完全の組織からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の編物。
  4. 染色された一対の両面編みを構成する糸として、沸水収縮率差が10%以上異なる異収縮繊維を混用した紡績糸を使用することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の編物。
  5. 染色された一対の両面編みを構成する糸として、捲縮伸長率25〜70%の仮撚加工糸を使用することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の編物。
  6. 染色された一対の両面編みからなる表面を起毛していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の編物。
  7. 染色された一対の両面編みからなる表面に存在する染色されない繊維の本数が1cm当り15本以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の編物。
  8. 編地の組織が全てニットループで構成され、目付が100〜250g/mであり、定荷重法によるタテ、ヨコの伸度の平均が70〜100%であり、且つ定荷重法によるタテ、ヨコの伸長回復率の平均が90〜100%であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の編物。
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