JP6346768B2 - 編地、繊維製品、及び編地の製造方法 - Google Patents
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Description
前記ポリエステル糸条は、酸化チタンを1.0〜5.0質量%含有し、異形度が2.0〜10.0である異形断面ポリエステルフィラメントからなり、かつ、トータル繊度が56〜110dtexであるポリエステル糸条であり、
前記セルロース系紡績糸は、トータル番手が70〜120番手であり、かつ、前記ポリエステル糸条よりも細いセルロース系紡績糸であり、
前記ポリウレタン弾性糸は、トータル繊度16〜33dtexのポリウレタン弾性糸であって、
前記編地は、一方の表面に前記ポリエステル糸条から主に形成される層を有し、他方の表面に前記セルロース系紡績糸から主に形成される層を有するように、前記ポリエステル糸条、セルロース系紡績糸、及びポリウレタン弾性糸により天竺組織で編成され、
前記編地の厚みが0.1〜0.6mmであることを特徴とする編地に関する。
トータル番手が70〜120番手であり、前記ポリエステル糸条よりも細いセルロース系紡績糸、及び、
トータル繊度が16〜33dtexのポリウレタン弾性糸をこの順に配して、天竺組織をなすように編成する工程を含むことを特徴とする、前記編地の製造方法に関する。
本発明の編地は、ポリエステル糸条、セルロース系紡績糸、及びポリウレタン弾性糸を含む編地であって、
前記ポリエステル糸条は、酸化チタンを1.0〜5.0質量%含有し、異形度が2.0〜10.0である異形断面ポリエステルフィラメントからなり、かつ、トータル繊度が56〜110dtexであるポリエステル糸条であり、
前記セルロース系紡績糸は、トータル番手が70〜120番手であり、かつ、前記ポリエステル糸条よりも細いセルロース系紡績糸であり、
前記ポリウレタン弾性糸は、トータル繊度16〜33dtexのポリウレタン弾性糸であって、
前記編地は、一方の表面に前記ポリエステル糸条から主に形成される層を有し、他方の表面に前記セルロース系紡績糸から主に形成される層を有するように、前記ポリエステル糸条、セルロース系紡績糸、及びポリウレタン弾性糸により天竺組織で編成され、
前記編地の厚みが0.1〜0.6mmであることを特徴とする。
本発明で用いるポリエステル糸条は、酸化チタンを1.0〜5.0質量%含み、異形度が2.0〜10.0である異形断面ポリエステルフィラメントからなり、トータル繊度が56〜110dtexであればよい。
扁平度=(基幹部の長辺の長さ)/(基幹部の短辺の長さ)
凸部と基幹部との厚さ比=(凸部の高さ)/(基幹部の短辺の長さ)
本発明で用いるセルロース系紡績糸は、トータル番手が70〜120番手であり、前記ポリエステル糸条よりも細いものであればよい。
本発明で用いるポリウレタン弾性糸は、トータル繊度が16〜33dtexのものであればよい。
本発明の編地は、一方の表面に前記ポリエステル糸条から主に形成される層を有し、他方の表面に前記セルロース系紡績糸から主に形成される層を有するように、天竺組織で編成されていることを特徴とする。ここで、「主に」とは、層を構成する成分中、最も比率が高いことを意味し、前記ポリエステル糸条から主に形成される層は、実質的にはポリエステル糸条から構成されるものであり、前記セルロース系紡績糸から主に形成される層は、実質的にはセルロース系紡績糸から構成されるものである。
本発明の編地の製造方法としては、前記ポリエステル糸条、前記セルロース系紡績糸、前記ポリウレタン弾性糸を用意し、3層ベア天竺組織をなすように編成する工程を含む方法により、製造することができる。
本発明の編地は、例えば、各種インナーウェア、Tシャツ、布団の側地など、涼感性などが求められる各種繊維製品全般に適用することができる。
透過型顕微鏡(「BH−2 UMA」、オリンパス(株)製)を用いて、ポリエステルフィラメントの異形断面における内接円と外接円の直径を測定し、下記式を用いて異形度を計算した。
異形度=(外接円の直径)/(内接円の直径)
透過型顕微鏡(「BH−2 UMA」、オリンパス(株)製)を用いて、ポリエステルフィラメントの断面の基幹部の長辺の長さと短辺の長さを測定し、下記式を用いて扁平度を計算した。なお、扁平度は、任意の10点の平均値とした。
扁平度=(基幹部の長辺の長さ)/(基幹部の短辺の長さ)
透過型顕微鏡(「BH−2 UMA」、オリンパス(株)製)を用いて、ポリエステルフィラメントの断面の凸部の高さと、基幹部の短辺の長さを測定し、下記式を用いて凸部と基幹部との厚さ比を計算した。なお、比は、任意の10点の平均値とした。
凸部と基幹部との厚さ比=(凸部の高さ)/(基幹部の短辺の長さ)
JIS L1095 9.22.2B法に基づいて測定した。具体的には、セルロース系紡績糸へ垂直な一方向の平行光線を当て、セルロース系紡績糸から見て光源と反対側に設置された遮蔽板に毛羽の影像を写し、写し出された5mm以上の毛羽数が毛羽指数に該当する。測定としては、F−INDEXテスター(シキボウ(株)製)を用いて試料長10mで30回測定し、その平均値を毛羽指数とした。
(セルロース系紡績糸の製造)
単繊維繊度0.9dtex、平均繊維長34mmのマイクロリヨセル単繊維を、混打綿、カード、練条及び粗紡の各工程へ順次投入し、40ゲレン/30ヤードの粗糸を得た。次に、繊維束集束装置が配設された、豊田自動織機(株)製コンパクト精紡機(コンパクトスピニングシステムを導入したリング精紡機)へ、上記で得た粗糸2本を投入した。糸道の間隔が8mmとなるようにトランペットの位置を調整し、32倍のトータルドラフトを付与して、2本の粗糸をそれぞれ繊維束とした。続いて、巻き取ることなく繊維束を繊維束集束装置へ間隔7mmで供給し、回転ローラと補助ローラとの間を回転する通気エプロンを介して吸引部から吸引作用を施して収束させた。収束後、巻き取ることなくニップ点間隔4mmでニップして下流に送り出し、撚係数3.6で交撚し、200番手双糸の精紡交撚糸100番手として巻き取り、セルロース系紡績糸を得た。得られたセルロース系紡績糸の5mm以上の毛羽指数は、10個/10mであった。
編地を構成する糸として、断面形状が図1に示すような矢印型の異形断面ポリエステルテレフタレート(PET)フィラメント(異形度:2.3、扁平度:3.0、凸部と基幹部との厚さ比:0.8、酸化チタン(平均粒径:0.5μm)の含有率:2質量%)からなるポリエステル糸条(84dtex/48f)、上記で得られたセルロース系紡績糸、ポリウレタン弾性糸(トータル繊度:22dtex、商品名:ロイカC805、旭化成せんい(株)製)を用意した。
(セルロース系紡績糸の製造)
単繊維繊度0.9dtex、平均繊維長34mmのマイクロリヨセル単繊維を、混打綿、カード、練条及び粗紡の各工程へ順次投入し、50ゲレン/30ヤードの粗糸を得た。次に、繊維束集束装置が配設された、豊田自動織機(株)製コンパクト精紡機(コンパクトスピニングシステムを導入したリング精紡機)へ、上記で得た粗糸2本を投入した。糸道の間隔が8mmとなるようにトランペットの位置を調整し、32倍のトータルドラフトを付与して、2本の粗糸をそれぞれ繊維束とした。続いて、巻き取ることなく繊維束を繊維束集束装置へ間隔7mmで供給し、回転ローラと補助ローラとの間を回転する通気エプロンを介して吸引部から吸引作用を施して収束させた。収束後、巻き取ることなくニップ点間隔4mmでニップして下流に送り出し、撚係数3.6で交撚し、160番手双糸の精紡交撚糸80番手として巻き取り、セルロース系紡績糸を得た。得られたセルロース系紡績糸の5mm以上の毛羽指数は、10個/10mであった。
実施例1の(編地の作製)において、上記セロルース系紡績糸を用いた以外は実施例1と同様にして、総合混率(ポリエステル糸条/セルロース系紡績糸/ポリウレタン弾性糸)が50/45/5(質量%)、目付けが170g/m2、コース数C58/インチ、ウェール数W40/インチの編地を得た。得られた編地は、外側表面層にポリエステル糸条からなる層が配され、内側表面層(肌側の層)に実質的にセルロース系紡績糸からなる層が配されていた。ポリウレタン弾性糸からなる層は、一部はセルロース系紡績糸からなる層の上に配されていたものの、大部分はセルロース系紡績糸からなる層の中にもぐり込んでいた。
(セルロース系紡績糸の製造)
平均単繊維繊度1.3dtex、平均繊維長38mmの綿単繊維を、混打綿、カード、練条及び粗紡の各工程へ順次投入し、40ゲレン/30ヤードの粗糸を得た。次に、繊維束集束装置が配設された、豊田自動織機(株)製コンパクト精紡機(コンパクトスピニングシステムを導入したリング精紡機)へ、上記で得た粗糸2本を投入した。糸道の間隔が8mmとなるようにトランペットの位置を調整し、32倍のトータルドラフトを付与して、2本の粗糸をそれぞれ繊維束とした。続いて、巻き取ることなく繊維束を繊維束集束装置へ間隔7mmで供給し、回転ローラと補助ローラとの間を回転する通気エプロンを介して吸引部から吸引作用を施して収束させた。収束後、巻き取ることなくニップ点間隔4mmでニップして下流に送り出し、撚係数3.6で交撚し、200番手双糸の精紡交撚糸100番手として巻き取り、セルロース系紡績糸を得た。得られたセルロース系紡績糸の5mm以上の毛羽指数は、13個/10mであった。
実施例1の(編地の作製)において、上記セロルース系紡績糸を用いた以外は実施例1と同様にして、総合混率(ポリエステル糸条/セルロース系紡績糸/ポリウレタン弾性糸)が55/40/5(質量%)、目付けが160g/m2、コース数C60/インチ、ウェール数W40/インチの編地を得た。得られた編地は、外側表面層にポリエステル糸条からなる層が配され、内側表面層(肌側の層)に実質的にセルロース系紡績糸からなる層が配されていた。ポリウレタン弾性糸からなる層は、一部はセルロース系紡績糸からなる層の上に配されていたものの、大部分はセルロース系紡績糸からなる層の中にもぐり込んでいた。
実施例1の(編地の作製)において、ポリエステル糸条のトータル繊度又はポリウレタン弾性糸の繊度を表1記載のように変更する以外は実施例1と同様にして、各々表1記載の総合混率、厚さ、目付け及び密度を有する編地を得た。なお、得られた編地の層構成は、実施例1と同様であった。
実施例1の(編地の作製)において、ポリエステル糸条として、丸断面ポリエステル加工糸(84dtex/36f)、セルロース系紡績糸として、単繊維繊度0.9dtex、平均繊維長34mmのマイクロリヨセル単繊維を、混打綿、カード、練条及び粗紡の各工程へ順次投入し、80ゲレン/30ヤードの粗糸を準備し、通常のリング精紡機で生産したマイクロリヨセル100/1(100番手の単糸、5mm以上の毛羽指数:40個/10m)を用いた以外は実施例1と同様にして、総合混率(ポリエステル糸条/セルロース系紡績糸/ポリウレタン弾性糸)が55/40/5(質量%)、目付けが155g/m2、コース数C60/インチ、ウェール数W40/インチの編地を得た。得られた編地は、外側表面層にポリエステル糸条からなる層が配され、内側表面層(肌側の層)に実質的にセルロース系紡績糸からなる層が配されていた。ポリウレタン弾性糸からなる層は、一部はセルロース系紡績糸からなる層の上に配されていたものの、大部分はセルロース系紡績糸からなる層の中にもぐり込んでいた。
実施例1の(編地の作製)において、ポリエステル糸条として、丸断面ポリエステル加工糸(167dtex/48f)、セルロース系紡績糸として、単繊維繊度1.3dtex、平均繊維長38mmのリヨセル単繊維を、混打綿、カード、練条及び粗紡の各工程へ順次投入し、120ゲレン/30ヤードの粗糸を準備し、通常のリング精紡機で生産したリヨセル60/1(60番手の単糸、5mm以上の毛羽指数:45個/10m)を用いた以外は実施例1と同様にして、総合混率(ポリエステル糸条/セルロース系紡績糸/ポリウレタン弾性糸)が61/36/3(質量%)、目付けが185g/m2、コース数C54/インチ、ウェール数W38/インチの編地を得た。得られた編地は、外側表面層にポリエステル糸条からなる層が配され、内側表面層(肌側の層)に実質的にセルロース系紡績糸からなる層が配されていた。ポリウレタン弾性糸からなる層は、一部はセルロース系紡績糸からなる層の上に配されていたものの、大部分はセルロース系紡績糸からなる層の中にもぐり込んでいた。
実施例1の(編地の作製)において、ポリエステル糸条として、丸断面ポリエステル加工糸(44dtex/36f)、セルロース系紡績糸としてマイクロリヨセル140/1(140番手の単糸、5mm以上の毛羽指数:30個/10m)を用いた以外は実施例1と同様にして、総合混率(ポリエステル糸条/セルロース系紡績糸/ポリウレタン弾性糸)が47/45/8(質量%)、目付けが120g/m2、コース数C65/インチ、ウェール数W40/インチの編地を得た。得られた編地は、外側表面層にポリエステル糸条からなる層が配され、内側表面層(肌側の層)に実質的にセルロース系紡績糸からなる層が配されていた。ポリウレタン弾性糸からなる層は、一部はセルロース系紡績糸からなる層の上に配されていたものの、大部分はセルロース系紡績糸からなる層の中にもぐり込んでいた。
実施例1で使用したポリエステル糸条(84dtex/48f)とセルロース系紡績糸を用いてリバーシブル天竺組織としたこと以外は、実施例1と同様にして、総合混率(ポリエステル糸条/セルロース系紡績糸)が58/42(質量%)、目付けが125g/m2、コース数C50/インチ、ウェール数W38/インチの編地を得た。得られた編地は、外側表面層にポリエステル糸条からなる層が配され、内側表面層(肌側の層)にセルロース系紡績糸からなる層が配されていた。
編地を構成する糸として、編地の外側表面層に実施例1で使用したポリエステル糸条(84dtex/48f)、内側表面層に実施例1で使用したセルロース系紡績糸を配し、実施例1で用いたポリウレタン弾性糸(22dtex、商品名:ロイカC805、旭化成せんい(株)製)も交編したベアタックリバーシブル(ダブルニット組織)で編成された生機とすること以外は、実施例1と同様にして、総合混率(ポリエステル糸条/セルロース系紡績糸/ポリウレタン弾性糸)が50/40/10(質量%)、目付けが200g/m2、コース数C64/インチ、ウェール数W42/インチの編地を得た。得られた編地は、外側表面層にポリエステル糸条からなる層が配され、内側表面層(肌側の層)にセルロース系紡績糸からなる層が配されていた。ポリウレタン弾性糸からなる層は、一部はセルロース系紡績糸からなる層の上に配されていたものの、大部分はセルロース系紡績糸からなる層の中にもぐり込んでいた。
編地を構成する糸として、実施例1で使用したポリエステル糸条(84dtex/48f)とセルロース系紡績糸とを用いて、タックリバーシブル(ダブルニット組織)で編成された生機とすること以外は実施例1と同様にして、総合混率(ポリエステル糸条/セルロース系紡績糸)が60/40(質量%)、目付けが140g/m2、コース数C52/インチ、ウェール数W36/インチの編地を得た。得られた編地は、外側表面層にポリエステル糸条からなる層が配され、内側表面層(肌側の層)にセルロース系紡績糸からなる層が配されていた。
編地を構成する糸として、実施例1で用いたポリエステル糸条(84dtex/48f)とポリウレタン弾性糸(22dtex、商品名:ロイカC805、旭化成せんい(株)製)によるベア天竺組織で編成された生機とすること以外は、実施例1と同様にして、総合混率(ポリエステル糸条/ポリウレタン弾性糸)91/9(質量%)、目付けが120g/m2、コース数C64/インチ、ウェール数W40/インチの編地を得た。得られた編地では、ポリエステル糸条からなる層の中にポリウレタン弾性糸からなる層の大部分がもぐり込んでいた。
実施例1の(編地の作製)において、ポリエステル糸条として、断面形状が図1に示すような矢印型の異形断面ポリエステルフィラメント(異形度:2.3、扁平度:3.0、凸部と基幹部との厚さ比:0.8、酸化チタンの含有率:0.5質量%)からなるポリエステル糸条(84dtex/48f)を用いた以外は、実施例1と同様にして、(ポリエステル糸条/セルロース系紡績糸/ポリウレタン弾性糸)が55/40/5(質量%)、目付けが155g/m2、コース数C60/インチ、ウェール数W40/インチの編地を得た。得られた編地は、外側表面層にポリエステル糸条からなる層が配され、内側表面層(肌側の層)にセルロース系紡績糸からなる層が配されていた。ポリウレタン弾性糸からなる層は、一部はセルロース系紡績糸からなる層の上に配されていたものの、大部分はセルロース系紡績糸からなる層の中にもぐり込んでいた。
ポリウレタン弾性糸として、ポリウレタン弾性糸(トータル繊度:44dtex、商品名:ロイカC805、旭化成せんい(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして、総合混率(ポリエステル糸条/セルロース系紡績糸/ポリウレタン弾性糸)が53/37/10(質量%)、目付けが190g/m2、コース数C62/インチ、ウェール数W42/インチの編地を得た。得られた編地は、外側表面層にポリエステル糸条からなる層が配され、内側表面層(肌側の層)にセルロース系紡績糸からなる層が配されていた。ポリウレタン弾性糸からなる層は、一部はセルロース系紡績糸からなる層の上に配されていたものの、大部分はセルロース系紡績糸からなる層の中にもぐり込んでいた。
実施例1の(編地の作製)において、ポリエステル糸条として、ポリエステル加工糸(56dtex/48f)、セルロース系紡績糸として、通常のリング精紡機で生産したマイクロリヨセル80/1(80番手単糸、5mm以上の毛羽指数:40個/10m)を用いた以外は実施例1と同様にして、総合混率(ポリエステル糸条/セルロース系紡績糸/ポリウレタン弾性糸)が40/53/7(質量%)、目付けが160g/m2、コース数C59/インチ、ウェール数W40/インチの編地を得た。得られた編地は、外側表面層にポリエステル糸条からなる層が配され、内側表面層(肌側の層)にセルロース系紡績糸からなる層が配されていたが、ポリエステル糸条よりセルロース系紡績糸のほうが太いため、外側表面層のポリエステル糸条からなる層の表面にセルロース系紡績糸がちらつくように現れていた。また、ポリウレタン弾性糸からなる層は、一部はセルロース系紡績糸からなる層の上に配されていたものの、大部分はセルロース系紡績糸からなる層の中にもぐり込んでいた。
測定波長領域280〜400nmにおいて、分光光度計を用いて、試験片に照射した紫外線の透過率(%)を測定し、次式に従い遮蔽率(%)を算出した。
遮蔽率(%)=100−透過率(%)
カトーテック(株)製のKES−F7サーモラボII試験機を用いて、熱板にセンサーを重ね、試料との温度差(△T:20℃)を一定にした後、センサーを試験片に接触させた時の瞬間的な熱移動量(Q−max(W/cm2))を測定した。
カトーテック(株)製のKES−F8通気性試験機を用いて、シリンダーのピストン運動によって定流量空気を試料に送り、大気中へ試料を通して放出、吸引する機構で、10秒以内に試料による圧力損失を半導体差圧ゲージを用いて測定した。
天秤の上に乗せたガラス板の上に0.6gの蒸留水を中央部に滴下した。10cm×10cmにカットした測定試料の内側表面(肌側面)に水分が接するように試料を乗せた後、質量変化を測定し、残留水分率が10%に至るまでの時間を測定した。
測定試料について、絶乾状態の質量W1を秤量後、測定試料を20℃、65%R.H.の環境下に24時間放置後の試料質量W2を測定し、下記式により吸湿率を求めた。
吸湿率(%)={(W2−W1)/W1}×100
JIS L1096B−1法(定荷重法)により、幅50cm、長さ300mmの試験片をたて方向及びよこ方向に3枚ずつ調整し、全幅をつかむように引張試験機にセットした後、200mm間隔(L0)に印を付け14.7Nの荷重を加えた。1時間保持後の印間の長さ(L1)を測定した。荷重を取り除き、1時間後に初荷重を加えて印間の長さ(L2)を測定し、次式によって伸長回復率(%)を求めた。
伸長回復率(%)={(L1−L2)/(L1−L0)}×100
黒画用紙の約5mm上に、測定試料の内側表面(肌側面)が前記黒画用紙側になるように保持し、試料側からランプ光を照射して画用紙中央の温度を熱電対で経時的に測定した。試験は位置を入れ替えて3回測定し、そのデータを平均した値を試験結果とした。また、比較例1の結果に対する比較評価を行った。
(測定条件)
使用ランプ:アイランプ<スポット>PRS100V500W、岩崎電気(株)製
照射距離:50cm
照射時間:15分間
得られた編地の肌面(内側表面層)をハンドリングによる官能評価により、次の3段階で評価した。
○:良好(ソフト感に優れる)
△:やや不良(ソフトではあるが、若干ペーパーライクな風合いが残る)
×:不良(ソフト感に欠けるペーパーライクな風合い)
2 凸部
3 基幹部の長辺
4 基幹部の短辺
5 凸部の高さ
6 異形断面の内接円
7 異形断面の外接円
8 ポリエステル糸条
9 セルロース系紡績糸
10 ポリウレタン弾性糸
Claims (6)
- ポリエステル糸条、セルロース系紡績糸、及びポリウレタン弾性糸を含む編地であって、
前記ポリエステル糸条は、酸化チタンを1.0〜5.0質量%含有し、異形度が2.0〜10.0である異形断面ポリエステルフィラメントからなり、かつ、トータル繊度が56〜110dtexであるポリエステル糸条であり、
前記セルロース系紡績糸は、トータル番手が70〜120番手であり、かつ、前記ポリエステル糸条よりも細いセルロース系紡績糸であり、
前記ポリウレタン弾性糸は、トータル繊度16〜33dtexのポリウレタン弾性糸であって、
前記編地は、一方の表面に前記ポリエステル糸条から主に形成される層を有し、他方の表面に前記セルロース系紡績糸から主に形成される層を有するように、前記ポリエステル糸条、セルロース系紡績糸、及びポリウレタン弾性糸により天竺組織で編成され、
前記編地の厚みが0.1〜0.6mmであることを特徴とする編地。 - 編地が、前記ポリエステル糸条、前記セルロース系紡績糸、及び前記ポリウレタン弾性糸をこの順で配して、3層ベア天竺組織で編成されていることを特徴とする請求項1に記載の編地。
- 前記ポリエステル糸条、セルロース系紡績糸、及び、ポリウレタン弾性糸の混率が、ポリエステル糸条40〜60質量%、セルロース系紡績糸30〜50質量%、ポリウレタン弾性糸3〜10質量%であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の編地。
- 前記セルロース系紡績糸がリヨセル繊維からなり、かつ、5mm以上の毛羽指数が20個/10m以下であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の編地。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の編地を用いたことを特徴とする繊維製品。
- 酸化チタンを1.0〜5.0質量%含有し、異形度が2.0〜10.0である異形断面ポリエステルフィラメントからなるトータル繊度56〜110dtexのポリエステル糸条、
トータル番手が70〜120番手であり、前記ポリエステル糸条よりも細いセルロース系紡績糸、及び、
トータル繊度が16〜33dtexのポリウレタン弾性糸をこの順に配して、天竺組織をなすように編成する工程を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の編地の製造方法。
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