JP6606460B2 - 表裏ともに均一な表面品位を有する編物 - Google Patents

表裏ともに均一な表面品位を有する編物 Download PDF

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Description

本発明は、機能性繊維等の難染性繊維を含みながらも表面から見たときの染色斑が少なく、表裏ともに均一で綺麗な表面品位を有するパイル編物に関する。
インナーやミドルウエア等には、風合いが柔らかく、伸縮性が高く、しかも軽い編物が使用されている。更に、これらの編物は、表面がソリッドで綺麗な深みのある均一な色合いであると高級感が得られて商品価値が向上する。しかし、快適性や機能性を持つ繊維は染色できなかったり、十分な濃度で染色できないものが多いため、これらの繊維を含んだ編物は、機能性と均一な染色を両立することが難しかった。特に、カットファイバーの高機能繊維を用いた紡績糸の場合は、染まり難い高機能繊維の毛羽が表面に存在するため、染め面の高級感が著しく低下してしまう問題があった。
この問題を解決するための従来の試みの一例として、毛羽の少ない紡績糸に関する技術がある。例えば、特許文献1では、毛羽が少なく、ピリングになりにくいエア交絡紡績糸が提案されている。このエア交絡紡績糸は、毛羽が少ないことが特徴であるが、この紡績糸を使っただけでは、上記問題を充分に解消するには至らない。
また、編物の三層構造を工夫した試みの一例として、特許文献2には、表層と裏層の二層または表層と中間層と裏層の三層からなり、合成繊維とセルロース系短繊維を含む結束紡績糸が裏層に配置され、表層及び/又は中間層を構成する少なくとも一種の糸が裏層にニット及び又はタックで接結されていることを特徴とする編物が提案されている。しかし、この方法を用いた場合、紡績糸として風合いが硬くなりやすい結束紡績糸を使う必要があることや、重い編地になりやすい問題があった。
さらに、パイル編物の例として、特許文献3には、添糸編によって形成されたリバーシブル構造を有する編地が提案されている。しかし、単なるリバーシブル構造では、添糸は編地の片面を覆っているのみで裏面の地糸はむき出しになっており、地糸を隠すことはできなかった。また、薄くて軽い編地を作ったときには添糸と地糸がひっくり返りやすく、表面のパイル糸が裏面にも出て白剥きが起こり易い問題があった。
これらの問題に対して、出願人は、特許文献4において、均一で綺麗な表面品位を有する編物として、染色された一対の両面編み糸条に対して、裏面側に難染性繊維をオールニット及び/又はニットウエルトで配置した組織を形成し、表面側から難染性繊維がほとんど見えないようにしたものを提案した。しかし、特許文献4の方法は、片面のみ難染性繊維の飛出しを防止するだけであり、両面とも飛出しを防止するものではなかった。
このように従来の技術では、いずれも問題が存在し、紡績糸中の染まり難い繊維の混率を低く抑える必要があったり、特殊な糸構成にしたり、編地が分厚く重くなったりして汎用的に満足するものがないのが現状である。
特開2004−339650号公報 特開2014−043651号公報 特開平2−242953号公報 特許第5869719号
本発明は、かかる従来技術の現状に鑑み創案されたものであり、その目的は、機能性繊維等の難染性繊維を含んだ毛羽を持つ糸を使用していても編地の表裏ともに均一な染め面であり、深みのある高級な色調を表現することが可能なパイル編物を提供することにある。更には、軽量で高い保温性を兼ね備え、快適なインナーやミドラーの衣料に最適な編物を提供することにある。
本発明者らは、かかる目的を達成するために鋭意検討した結果、リバースパイル構造の編地として、地糸をパイル糸で表裏両面からサンドイッチ状に挟み込む構造に着目し、この構造を利用して難染性繊維を含む糸を完全に編地内部に配置することにより、難染性繊維が表裏面から殆ど見えず、また洗濯したときに難染性繊維が動いて表裏に毛羽が出てくることを防止できることを見出した。それに加えて、この編地は、薄くて軽い上に膨らみがあって保温性が高く、かつ高い通気性を兼ね備えるため、暖かく、湿気がこもらず、快適なインナーやミドラー衣料に最適な編地になることも見出した。
即ち、本発明は、上記の知見に基づいて完成されたものであり、以下の(1)〜(5)の構成を有するものである。
(1)リバースプレーティングパイルの三層構造からなり、地糸として難染性繊維を含む紡績糸を中層のみに配置し、この地糸をパイル糸で表裏両面からサンドイッチ状に挟み込む形態をとり、表層に起毛された側のパイル糸を配置し、裏層に起毛されない側のパイル糸を配置し、難染性繊維がアクリレート繊維、ポリアクリル酸繊維、モダアクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール繊維、アラミド繊維、液晶ポリエステル繊維、ポリアクリレート繊維、及び塩化ビニル繊維から選ばれる少なくとも一種の機能性繊維であり、紡績糸の英式番手が20〜100番手であり、表層のパイルと裏層が、繊度35〜90dtexのフィラメント糸で構成され、コース密度及びウェール密度がともに30〜45個/inchであり、目付が100〜250g/mであることを特徴とする編物。
(2)中層を構成する紡績糸とパイルを構成するフィラメントの繊度比が1:1〜1:4であることを特徴とする(1)に記載の編物。
(3)中層を構成する紡績糸が精紡交撚糸及び/又はコンパクトスピン糸であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の編物。
(4)中層を構成する紡績糸の強度が1.0g/dtex以上であり、3mm長の毛羽の数が0.2〜5.0個/10mであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の編物。
(5)パイルを構成するフィラメント糸の単糸繊度が0.6〜1.6dpfであることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の編物。
本発明の編物は、地糸をパイル糸で表裏両面から完全にサンドイッチ状に挟み込んだ構造からなるので、表裏面の両方から難染性繊維を含んだ紡績糸及びその毛羽がほとんど見えず、さらには洗濯を繰り返しても表裏に露出することがないため、表裏ともに均一で綺麗な表面品位を保つことができる。従って、本発明の編物は、非常に高機能であるが染まり難い繊維を用いても編地表裏両面に染まり難い糸が響かないため、例えば高強力な難染性繊維を用いて編地強度を高めたり、熱伝導性が低い難染性繊維を用いて保温性を高めたり、難染性の高吸放湿繊維を用いて衣服内湿度をコントロールして蒸れたり乾燥しすぎることを防ぐといった快適性や安全性について表裏の外観を損なわずに高めることができる。更には、本発明の編物は、軽量感と保温性があり、かつ高い通気性を持たせることができるので、インナー等の用途でも着用快適性に優れたものを提供することができる。
図1は、中層に紡績糸を配置して、パイル糸を両面から挟んだ構造の組織(リバースパイル)の説明図である。 図2は、ヤーンキャリアの概略図である。 図3は、シンカーの概略図である。 図4は、編針の概略図である。 図5は、リバースパイルにするためのカムによる、針、シンカーの動作線を示す。 図6は、リバースパイルにするための製編中の針、シンカーの動きとループ形成を示す。 図7は、リバースパイルにするための製編中の針、シンカーの動きとループ形成を示す。 図8は、リバースパイルにするための製編中の針、シンカーの動きとループ形成を示す。 図9は、編成動作により出来上がったリバースパイル編目を示す。 図10は、パイル厚みを示す編地断面写真である。 図11は、リバースパイルの組織(実施例1等で使用)を示す。 図12は、三層天竺の組織(比較例1で使用)を示す。 図13は、ダンボールニットの組織(比較例2で使用)を示す。 図14は、難染性繊維の毛羽数が0個/cmの編物の表面写真である。 図15は、難染性繊維の毛羽数が27個/cmの編物の表面写真である。
本発明の編物は、リバースパイル(リバースプレーティングパイルとも言う)の三層構造からなり、地糸として難染性繊維を含む紡績糸を中層に配置し、この地糸をパイル糸で表裏両面からサンドイッチ状に挟み込む形態をとることを特徴とする。具体的には、本発明の編物は、図1に示すように、表層に起毛された側のパイル糸が配置されることにより中層の地糸が表層のパイルの起毛で表側より見えなくなり、裏層に起毛されない側のパイル糸が配置されることにより中層の地糸が裏層の編目で裏側より見えなくなるような構造を有する。
図1のようなリバースパイル構造の編物は、従来公知の方法に基づいて作成することができるが、その一例を使用する編機の種類と仕様に基づいて説明する。編機としては、シンカーパイルを作ることができるシングルニットパイル編機を用いることが好ましい。パイル編機の市販品としては、例えば(株)福原精機製作所製のパイル編機VX−PLD、VX−PL4等を使用することができ、それ以外のパイル編機でも付属部品を変更したり、改造することにより使用することができる。本発明のリバースパイル構造の編物とするためには、カム、シンカー、針の構造、及び機械設定が重要である。以下に、これらの部位の説明と、これらを使ったリバースパイル構造の作り方を説明する。
ヤーンキャリアは、パイル糸及び地糸をシンカー及び針に正確に誘導するためのガイドである(図2参照)。パイル糸をシンカー(図3参照)の上部に掛け、更にパイル糸と地糸が編針(図4参照)に掛かるような位置に誘導する。
シンカーは、編成する糸(パイル糸、地糸)を定位置に針へ誘導し、パイルに必要な長さを確保するための部品である(図3参照)。パイル糸をシンカーの上部にパイルとして掛け、更にパイル糸と地糸をシンカーの下部に引っ掛けて編針(図4参照)に誘導する。リバースパイル構造とするためにはパイル用シンカーのシンカーノーズの上部に突起部を有するものが好ましく、パイルループを作る際にこの突起部に引っ掛かることでパイルループの大きさや張力がコントロールされる。具体的なシンカー形状としては、ヒンケルノーズシンカーが好ましい。
編針は、シンカーに誘導された糸(パイル糸、地糸)を同時に引っ掛けてパイル糸と地糸に編分ける。編み針は、たぬき針と呼ばれるリバースフック針を用いることが好ましい。糸が接触するフック針頂点付近の湾曲が緩やかになっており、パイル糸と地糸の両方を一度に引っかけて編針が上下動したときに、パイル糸と地糸の糸が入れ替わるのを防いで、パイル糸をシンカーループの外側、地糸をシンカーループの内側に維持する働きをする。
カムには、シンカーの動きをコントロールするシンカーカム、針の上下動をコントロールするニードルカムがあり、このカムによって編針とシンカーが最適な動きをする。このカムは、カムボックスとシンカーリングに設置されている。リバースパイル構造とするためには、シンカーカムの形状が非常に重要であり、編針が糸をつかんで更に下降してオールドループがノックオーバーする領域から、針が上昇する間までのシンカーの押し出しを遅らせるように設定する。これは、パイル糸がシンカーノーズの上部突起部側面に掛かってシンカーループに張力が高まるのを遅らせる。これにより、編針の最も引き下ろされて上昇する領域でのパイル糸にかかる張力を緩やかにして、地糸とパイル糸との入れ替りが起こらないようにする。また、オールドループがノックオーバーするときにもパイル糸に強い張力がかかってパイル糸と地糸との位置が入れ替わるのを防ぐことができる。
図5にリバースパイルにするためのカムによる、針、シンカーの動作線を示す。このようにシンカーの押し出し角度を設けることでパイルループに緊張を与えつつ、徐々に押し出すことができる。それにより地糸とパイル糸のリバーシブル性が確保できる。
次に、リバースパイルにするための製編中の針、シンカーの動きとループ形成を図6〜9で示す。図6は、地糸を針の外側に、パイル糸を内側に配置して引き込む状態を示す。図7は、針が上昇したとき、地糸によってループが上側に位置し、パイル糸によってループが下側に位置する状態を示す。図8は、新ループを作るための地糸、パイル糸を旧ループ内に引き込む状態を示し、シンカーに乗るパイル糸は、シンカーの上部突起の奥に誘導されている。図9は、編成動作により出来上がったリバースパイル編目を示す。上記以外にニードルループ側の構造について編地の外側にパイル糸、内側に地糸が安定するための編成テンションの調整が必要である。
本発明の編物は、その目的を達成するために表層(パイル面)及び裏層を構成する糸条が染色されているかまたは漂白された白色であることが好ましい。染色は、原着糸であっても、原綿を染色しても、糸染めでも後染めでもよく、特に限定されない。また、本発明の編物は、難染性繊維を含んだ紡績糸を中層のみに配置するが、難染性繊維としては、例えば、アクリレート繊維、ポリアクリル酸繊維、モダアクリル繊維、(超高分子)ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、液晶ポリエステル繊維、ポリアリレート繊維、塩化ビニル繊維等、濃色で均一に染めることが難しかったり、元々繊維が着色していて繊維が編地表面に見えると審美性が低下するような難染性の機能性繊維が挙げられる。ここで機能性とは、例えば一般の汎用繊維に比べて、高強力、高熱伝導あるいは低熱伝導、高吸湿、吸湿発熱、軽量、難燃、消臭、抗菌等の一般的な汎用繊維が持たない機能や性能を言う。これらの機能性繊維は、染まり難い代わりに編物に高い機能性を付加することができる。尚、これらの機能性繊維は、単独又は2種以上で使用することができる。
本発明の編物の中層において難染性繊維と混用しうる繊維(染色繊維)は、一般的な汎用繊維ならいずれも使用することができ、特に限定されない。例えば、ポリエステル、ナイロン、アクリルのような合成繊維、レーヨン、キュプラ、ポリノジック、溶剤紡糸セルロース等の再生繊維、アセテートのような半合成繊維、綿、麻等のセルロース繊維、羊毛や他の獣毛繊維、絹等の天然繊維を用いることができる。
中層に配置される紡績糸における難染性繊維の混率は、5〜100重量%が好ましく、より好ましくは5〜50重量%である。混率がこの範囲未満では、機能性繊維の性能が十分に活かされ難くなる。
本発明において使用される難染性繊維を含む紡績糸の毛羽数は、一般的なリング紡績糸における表面毛羽数の範囲であれば問題無く使用できる。勿論、毛羽が少ない形態の紡績糸が表面への毛羽の吹き出し防止には有利である。リング紡績糸の毛羽数は、総繊度、撚係数、及び毛焼きの有無によって変化するが、一般的な通常撚の糸であれば、糸長10mあたりの長さ3mm以上の毛羽数が50個以下である。また、洗濯での揉み処理を繰り返しても吹き出ししない好ましい毛羽の状態は、毛羽の長さ1mm以上の毛羽数が50〜1000個である。より好ましくは、長さ3mm以上の毛羽数が10個以下、長さ1mm以上の毛羽数が300個以下、さらにより好ましくは長さ3mm以上の毛羽数が0.2〜5.0個、長さ1mm以上の毛羽数が25個以下である。上記範囲を超えると、毛羽が非常に多い紡績糸を使った場合には、編地の表面外観に影響を及ぼす可能性がある。
本発明の中層を構成する紡績糸の紡績方法としては、リング精紡、MVS、中空スピンドル精紡等が挙げられるが、糸強度が高く、糸質も良く、また細番手化も容易であり、汎用性も高いリング精紡が好ましい。更に、紡績糸は、リング精紡糸の中でも比較的毛羽が少ない精紡交撚糸及び/又はコンパクトスピン糸がより好ましい。
本発明の中層を構成する紡績糸は、その強度が0.5gf/dtex以上であることが好ましい。より好ましくは、1.0gf/dtex以上である。リバースパイル構造の編地は地糸が実質的に出来上がった編地の強力を担うため、上記強度未満では出来上がった編地が本発明の用途に使用することが困難になりうる。逆に強度が高い分には問題はなく、染まり難い高強力繊維を用いることで高強力な編地とすることが可能である。
本発明の編物全体における難染性繊維の混率は、3〜50重量%、好ましくは4〜30重量%、より好ましくは5〜25重量%である。難染性繊維の混率が上記範囲未満の場合には、目的とする機能性が得られない可能性がある。
中層を構成する紡績糸の繊度は、英式番手で20〜100番手、好ましくは25〜80番手、より好ましくは30〜80番手の範囲である。繊度が上記範囲より太い場合、編地表面に毛羽が出やすくなり、また編地が分厚くなりやすく薄くて軽い編地にするのが難しくなる。また、上記範囲より細い場合、機能繊維の混率が低くなって、機能効果が得られにくくなったり、編地強度を保持するのが難しくなったりする。
表層(パイル)と裏層を構成する糸(パイル糸)は、紡績糸であっても、長繊維であっても、複合糸であっても構わないが、パイル糸が綺麗な目面を得るために長繊維であることが好ましい。パイル糸に用いる繊維素材(染色繊維)は、一般的な汎用繊維ならいずれも使用でき、特に限定されない。例えば、ポリエステル、ナイロン、アクリルのような合成繊維、レーヨン、キュプラ、ポリノジック、溶剤紡糸セルロース等の再生繊維、アセテートのような半合成繊維、綿、麻等のセルロース繊維、羊毛や他の獣毛繊維、絹等の天然繊維を用いることができる。
パイル糸を長繊維とする場合は、捲縮加工糸であることが好ましい。捲縮加工糸とは、仮撚法、擦過法、加撚−熱固定−解撚法、押込法、賦型法、複合捲縮法、開繊混繊法等の加工糸を言うが、本発明では、仮撚法により製造した仮撚加工糸が特に好ましい。捲縮加工糸の捲縮伸長率は25〜70%が好ましい。更に好ましくは、捲縮伸長率は40〜60%である。高捲縮とすることで、表層の厚みが増して表層表面の毛羽の飛出しを効果的に防ぐことができる。捲縮伸張率が上記範囲未満では、表層表面への毛羽防止効果が低下しやすくなり、上記範囲を越える場合には、編地の風合いが粗硬になりやすい。上述の高捲縮仮撚加工糸は、従来公知の方法により製造することができ、例えばスピンドル仮撚、フリクションデイスク仮撚、ベルト仮撚等の仮撚加工法を採用することができる。
本発明の編物に用いられるパイル糸は、その総繊度が30〜90dtex、好ましくは30〜85dtexであることが必要である。パイル糸の総繊度が上記範囲未満であると、地糸の難染性繊維が見えやすくなる。上記範囲を超えると、地糸は見えないが、本発明の用途に用いるには重い編地になってしまう。
パイル糸は、中層に配置する難染性繊維を含む紡績糸に比べて糸の繊度が100〜400%であることが好ましい。より好ましくは120%〜350%、更に好ましくは150〜300%である。表裏層を構成する糸の繊度が上記範囲未満になると、内層の難染性繊維の毛羽が表面に現れやすくなる。また、上記範囲を超えると、機能性繊維の混率が低くなりすぎて効果が得られにくくなる。
パイル糸を構成するフィラメント糸の単糸繊度は0.3〜2.0dpfであることが好ましい。より好ましくは0.6〜1.6dpfである。単糸繊度が上記範囲未満であると、パイル面のピリングが発生しやすくなるとともに、裏面が指のささくれや突起物に引っ掛かりやすくなる。上記範囲を超えると風合いが硬くなりやすい。
本発明の編物の製編において、編機のゲージは高いほど難染性繊維の毛羽の隠蔽性を上げることができる。糸の太さにより使えるゲージは限定されるが、インナー用途に好適に使える編地向けには、ゲージは20〜46G/インチが好適である。より好適には21〜41G/インチである。上記範囲より低いゲージでは、隠蔽性が低下するおそれがあり、上記範囲を超えると、非常に緻密な生地になるが、より細い糸を使う必要があり、製編性も低下しやすくなる。
本発明のパイル編地を作るときのパイル高さ(シンカー高さの設定)は1.3〜2.8mmとするのが好ましい。より好ましくは1.6〜2.4mmである。パイル高さが上記範囲未満では、地糸の難染性繊維が見えやすくなり、上記範囲を超えると、製編性が低下しやすい。
本発明の編物の密度は、編物を構成する糸の太さで変化するが、本発明に使用する紡績糸及びパイル糸の範囲であればコース密度及びウェール密度がともに30〜45個/inchである。より好ましくは30〜43個/inch、さらにより好ましくは32〜40個/inchである。両密度が上記範囲を下回ると難染性繊維の毛羽が表裏面に現れやすくなる。
本発明の編物は、一般的な丸編地の染色加工条件で加工すればよく、特に限定されない。但し、本発明の編地はパイル糸を起毛することが必要である。パイル糸は染色されただけであると、難染性繊維を含む紡績糸がパイルの隙間から見えてしまって綺麗な目面になりにくいが、起毛するとパイルの繊維がバラケて広がり、中層の紡績糸とその毛羽をうまく隠蔽して優雅で深みのある色調にすることができる。
本発明の編物は、その表裏層表面では、上述したように目視で観察したときにほとんど毛羽がみられないか、または目立たないことが特徴である。実施例に記載の表面毛羽の平均毛羽密度で見た場合、本発明の編物の表面で観察される難染性繊維の毛羽数は、1cmあたり15個以下、より好ましくは13個以下、特に好ましくは8個以下を達成することができる。また、10回の繰り返し洗濯後においても、本発明の編物の表層表面は綺麗であり、観察される難染性繊維の毛羽数は、1cmあたり18個以下、より好ましくは16個以下、特に好ましくは12個以下を達成することができる。
本発明の編物は、綺麗な染め面を要求される用途で使用されることが好ましく、衣料用途、主にインナー用途、シャツ等のミドラー用途等に好適に用いられる。そのため着用感を考慮すると、編物の目付は100〜250g/mの範囲である。好ましくは100〜200g/mである。更に好ましくは100〜180g/mである。目付が上記範囲未満であると、十分な保温性が得られにくくなる。上記範囲を超えると、編地が重たくなりすぎて着用感が悪くなりやすい。インナーやミドラーに好適に用いるためには、編物の厚みは1.0〜2.5mmにするのがよい。好ましくは1.3〜2.0mmである。特に好ましくは1.5〜1.8mmである。厚みが上記範囲未満になると、中層の紡績糸の毛羽が見えやすくなりやすい。上記範囲を超えると、分厚くなって重ね着したときの着用感が悪くなりやすい。更に軽量感に関係する嵩高性は、8.0〜15.0cm/gが好ましく、特に10〜12cm/gが好ましい。
本発明の編物は、上述のように構成されているので、保温性が高く、また通気性が高いため、身体から発散した湿気を素早く外気側に放出しやすい。従って、本発明の編物は、25〜40%の保温性を達成することができる。また、本発明の編物は、100〜150cc/cm・sの通気度を達成することができ、厚みがあり地糸が見えない緻密な編地にしては、優れた通気性である。
次に、実施例及び比較例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明で用いた各特性値の測定法は以下の通りである。
<紡績糸の番手>
JIS−L−1095−9.4.1の一般紡績糸試験法の正量テックス・番手測定の綿番手測定方法に準拠して測定した。
<紡績糸の強度>
計測器工業のテンシロン(引っ張り強度計)にて50回測定し、その平均値を算出した。
<紡績糸の毛羽数>
紡績糸の毛羽数は、敷島紡績(株)製のF−インデックステスターで測定した。1mm以上の毛羽数、3mm以上の毛羽数、及び5mm以上の毛羽数を糸長10mに渡り測定した。測定条件は1回の試験に対して各長さの毛羽数を5回測定し、その平均値を算出した。
<捲縮伸長率(%)>
適度なテンション調整装置を有するラップリール(周長1.125m)を用い、1/10(g/d)の荷重をかけて8巻きの綛を作る。これをフックにかけ、100℃の熱水中に無荷重の状態で5分間浸漬し、この試料を熱水中より取り出し湿潤状態のまま(2/10)×8×2×表示デニールのg数の荷重をかけ、1分後の長さaを測定する。次に、荷重を取り除き、無荷重の状態でフックにかけたまま60±2℃の乾燥機で30分間乾燥し、標準状態の試験室に1時間以上放置し、次に(2/1000)×8×2×表示デニールのg数の初荷重をかけ、1分後の長さbを測る。以下の式により、上記のa、bを用いて捲縮伸長率を算出する。試験回数は2回とし、その平均値で表わす(小数点以下1桁まで)。
捲縮伸長率(%)=[(a−b)/a]×100
<繊維の混率>
JIS−L1030−2の混用率試験法(溶解法により測定)に準拠して測定した。
<編地の厚み>
JIS−L1018−8.5.1 編地の厚さに準拠して測定した。
<編地の密度>
JIS−L1018−8.8 密度に準拠して測定した。
<編地の目付>
JIS−L1018−8.4.2 標準状態における単位面積当たりの質量に準拠して測定した。
<編地の通気度>
フラジール法にて通気度を測定した。
<編地の保温性>
カトーテック社製のサーモラボIIを用いて保温性を測定した。
<パイルの厚み>
編地をコース方向にカットして生地断面を(株)キーエンス製のデジタルマイクロスコープVHX−5000を用いて100倍に拡大し、パイル部分をマイクロスコープのスケールにて10回測定し、その平均値をパイルの厚みとした。参考として、図10にパイルの厚みを示した編地断面写真を示す。
<編地の嵩高性>
編地の厚みと目付の測定値を用いて以下の式により嵩高性を算出した。
嵩高性(cm/g)={編地の厚み(mm)/編地の目付(g/m)}×1000
<洗濯条件>
JIS−L0217−103法に従って洗濯した。乾燥は吊干しした。
<編地表裏面の難染性繊維の毛羽数>
(株)キーエンス製のデジタルマイクロスコープVHX−5000を用いて編地表面及び裏面に対して垂直にカメラをセットして観察し、倍率を50〜200倍で写真撮影した。写真に1000μmのメジャー(線)を表示させて、編地表面及び裏面1cm内にある難染性繊維の毛羽数を数えた。場所を変えて3回写真撮影して、数えた毛羽数の平均値を求めた。また、洗濯処理を10回行った場合も同様に写真撮影して難染性繊維の表面及び裏面の毛羽数を数えた。
表面及び裏面の毛羽が目立たない品位として、1cm内に毛羽数の平均が17個以下のものを○と判定した。若干毛羽が目立つ18〜22個のものを△、毛羽が非常に目立って表面品位が悪い23個以上のものを×として評価した。参考として、図14に難染性毛羽数0個/cmのときの表面写真、図15に毛羽数27個/cmの表面写真を示す。
<表面裏面のソリッド感>
編地の表面及び裏面の色の均一性を目視評価し、均一性の高いものは「良好」とし、中糸によって色の均一性に劣るものは、「中糸が見える」と記載した。
実施例1
ダイワボウ製レーヨン短繊維(1.3dtex、繊維長38mm)92重量%と難染性繊維として日本エクスラン工業製のアクリレート繊維エクス8重量%をOHARA製混打綿機にて混綿し、引き続き石川製作所製カード機を用いてカードスライバーとし、原織機製練条機に2回通して250ゲレン/6ydのスライバーを得た。更に、このスライバーを豊田自動織機製粗紡機に通して60ゲレン/15ydの粗糸を作成した。その後、豊田自動織機製リング精紡機により、粗糸を二本用い、ドラフト40倍、トラベラ回転数9000rpmで紡出して英式番手80/2のサイロコンパクト(SC)(コンパクト紡績×精紡交撚紡績法)により、中層用の紡績糸を得た。そのときの撚係数(K)は3.8(撚数29.4dtex(T)/inch)であった。次いで表裏層用の糸として東洋紡製ポリエステル仮撚加工糸56dtex(T)/72filament(f)を準備して福原産業製編機(パイル編機PL−II)30インチ−24ゲージを用いて、リバースパイル(パイル長2.2mm)を編成した。
編成したリバースパイル(図11参照)を、180℃でプレセットした後、日阪製作所製液流染色機NSタイプを用い、分散染色により仮撚加工糸56T/72fを染色し、次いで反応染色でレーヨン染色を実施した。染色後、乾燥工程を経て、イタリア製のLAMPERTI(ランペルティ社)製シンプ起毛機にてパイル側(表側)に起毛を施した後に、130℃で仕上げセットを行い仕上げを行った。それにより得られた編地は、表裏のいずれから見ても難染性のアクリレート繊維が見えず、高品位な編地を得ることができた。実施例1の編地の詳細と評価結果を表1に示す。
実施例2
地糸の紡績糸のアクリレート繊維をモダアクリル繊維に変えた以外は実施例1と同様の方法で編地を作成した。得られた編地は、実施例1と同様に表裏のいずれから見ても高品位であった。実施例2の編地の詳細と評価結果を表1に示す。
実施例3
表裏層用のパイル糸のポリエステル繊度を84T/72fに変えた以外は実施例1と同様の方法で編地を作成した。得られた編地は、実施例1と同様に表裏のいずれから見ても高品位であった。実施例3の編地の詳細と評価結果を表1に示す。
実施例4
地糸の紡績糸のアクリレート繊維の混率を30%に変えた以外は実施例1と同様の方法で編地を作成した。得られた編地は、難染性繊維の混率が高くなったにもかかわらず表裏のソリッド感が良好であった。実施例4の編地の詳細と評価結果を表1に示す。
実施例5
地糸の紡績糸のアクリレート繊維の糸番手を60/2に変えた以外は実施例1と同様の方法で編地を作成した。得られた編地は、難染性繊維の番手が太くなったにもかかわらず表裏のソリッド感が良好であった。実施例5の編地の詳細と評価結果を表1に示す。
実施例6
表裏層用のパイル糸のパイル長を1.5mmに変えた以外は実施例1と同様の方法で編地を作成した。得られた編地は、パイル長が短いにもかかわらず表裏のソリッド感が良好であった。実施例6の編地の詳細と評価結果を表1に示す。
実施例7
表裏層用のパイル糸のパイル長を2.7mmに変えた以外は実施例1と同様の方法で編地を作成した。得られた編地は、パイル長が長くなったことで保温性、膨らみ感が向上し、表裏のソリッド感が更に良好となった。実施例7の編地の詳細と評価結果を表1に示す。
実施例8
地糸に用いる紡績糸(レーヨン/アクリレート混)の紡績方法を、コンパクト紡績方法(C)とし、粗糸ゲレンを120ゲレン/15yd一本用いて40倍のドラフトとし、40/1の紡績糸とした以外は実施例1と同様の条件で編地を作成した。得られた編地は、若干、難染性繊維の毛羽数が増加したものの、十分良好なソリッド感を得ることができた。実施例8の編地の詳細と評価結果を表1に示す。
比較例1
表裏層を実施例1で用いたエステル加工糸56T/72fとし、中層を実施例8で用いたレーヨン/アクリレート混の通常リング紡績糸40/1として福原産業製シングル編機XL−3FAの編機にて交編し三層天竺(図12参照)を編成した。次いで実施例1と同様の方法にて染色加工、起毛を実施し、編地を作成した。得られた編地は、保温性が低く、難染性繊維の毛羽が編地の表裏から見えてソリッド感が低い編地となり、満足のいくものではなかった。比較例1の編地の詳細と評価結果を表1に示す。
比較例2
表裏層を実施例1で用いたエステル加工糸56T/72fとし、中層を実施例8で用いたレーヨン/アクリレート混の通常リング紡績糸40/1として福原産業製ダブルニットLPJ30“−20Gの編機にて交編したダンボールニット(図13参照)を編成した。次いで実施例1と同様の方法にて染色加工、起毛を実施し、編地を作成した。得られた編地は、難染性繊維の毛羽が編地の表裏から見えてソリッド感が低い編地となり、満足のいくものではなかった。比較例2の編地の詳細と評価結果を表1に示す。
比較例3
表層(パイル)の起毛を施さなかった以外は実施例1と同様の方法で編地を作成した。得られた編地は、パイル側か見たときに地糸に含まれる難染性繊維(アクリレート繊維)が見えてしまい、満足のいくものではなかった。また、保温性も低いものとなった。
本発明によれば、機能性繊維等の難染性繊維を含んだ毛羽を持つ糸を使用していても編地の表裏ともに均一な染め面であり、深みのある高級な色調を表現することが可能なパイル編物を提供することができる。

Claims (5)

  1. リバースプレーティングパイルの三層構造からなり、地糸として難染性繊維を含む紡績糸を中層に配置し、この地糸を、難染性繊維を含まないパイル糸で表裏両面からサンドイッチ状に挟み込む形態をとり、表層に起毛された側のパイル糸を配置し、裏層に起毛されない側のパイル糸を配置し、難染性繊維がアクリレート繊維、ポリアクリル酸繊維、モダアクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール繊維、アラミド繊維、液晶ポリエステル繊維、ポリアクリレート繊維、及び塩化ビニル繊維から選ばれる少なくとも一種の機能性繊維であり、紡績糸の英式番手が20〜100番手であり、表層のパイルと裏層が、繊度35〜90dtexのフィラメント糸で構成され、コース密度及びウェール密度がともに30〜45個/inchであり、目付が100〜250g/mであることを特徴とする編物。
  2. 中層を構成する紡績糸とパイルを構成するフィラメントの繊度比が1:1〜1:4であることを特徴とする請求項1に記載の編物。
  3. 中層を構成する紡績糸が精紡交撚糸及び/又はコンパクトスピン糸であることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の編物。
  4. 中層を構成する紡績糸の強度が1.0g/dtex以上であり、3mm長の毛羽の数が0.2〜5.0個/10mであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の編物。
  5. パイルを構成するフィラメント糸の単糸繊度が0.6〜1.6dpfであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の編物。
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