JPS6322676Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6322676Y2
JPS6322676Y2 JP15658483U JP15658483U JPS6322676Y2 JP S6322676 Y2 JPS6322676 Y2 JP S6322676Y2 JP 15658483 U JP15658483 U JP 15658483U JP 15658483 U JP15658483 U JP 15658483U JP S6322676 Y2 JPS6322676 Y2 JP S6322676Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mount frame
adhesive tape
opening
semiconductor wafer
adhered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15658483U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6063943U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15658483U priority Critical patent/JPS6063943U/ja
Publication of JPS6063943U publication Critical patent/JPS6063943U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6322676Y2 publication Critical patent/JPS6322676Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、半導体ウエハを収容するための開口
をほゞ中央部に有する板状部材からなり、この板
状部材の一方の面である被接着面に上記開口をほ
ぼ覆うようにして接着された接着テープにより上
記半導体ウエハを上記開口内で位置決め保持する
ように構成された半導体ウエハ用マウントフレー
ムに関するものである。
一般に、IC,LSI及びVLSI等の半導体装置を
製造する場合、半導体ウエハの状態で種々のウエ
ハ処理を施し、一枚のウエハに多数の半導体装置
を形成した後、これを分割して個々の半導体装置
(チツプ)を得ている。この半導体ウエハの分割
は、その表面に格子状の切り溝を入れて切断する
こと(ダイシング工程)により行なわれる。その
際、切断によつて各チツプが分離散乱しないよう
に、通常、半導体ウエハを上述のようなマウント
フレームの中央開口内に位置せしめ、マウントフ
レームと半導体ウエハの裏面に跨つて接着テープ
を貼着し、半導体ウエハをマウントフレームに固
定した後で切断している。
ところが、この方法には、従来、次のような問
題点があつた。即ち、この方法においては、マウ
ントフレームとその中央開口内に位置決めされた
半導体ウエハとに接着テープを貼付する際、通
常、ロール状に巻かれた巾広の接着テープを所定
量繰り出して、これをマウントフレームのほゞ全
面にわたつて貼付し、次いで、マウントフレーム
の中央開口及びその周辺部分のみを残して接着テ
ープを切断除去する方法がとられている。ところ
が、接着テープを切断除去する際、従来のマウン
トフレームでは、その周辺部分に貼付された接着
テープの残余部分がマウントフレームから剥がれ
難く、このため、供給リールと巻取リールとの間
に架張されて間欠的に走行する接着テープにマウ
ントフレームが貼り付いてしまつて、マウントフ
レーム及び半導体ウエハを載置していたテーブル
からこれらが離れてしまい、自動のテープ貼機を
停止して人手によつて剥がしてテーブルに載置し
なおさなければならなかつたり、或いは、テーブ
ル上に落下してウエハが損傷するというような事
故があつた。
本考案は上述のような問題点に鑑みてなされた
ものであつて、マウントフレームのほゞ中央部に
設けられた開口の周囲部分を、マウントフレーム
の他の部分よりも接着テープに接着され易いよう
に構成することによつて、マウントフレームが接
着テープの残余部分から剥がれ易くなるようにし
たものである。
以下、本考案を実施例につき図面を参照して説
明する。なお、以下の実施例においては、マウン
トフレームの外形が角型のものについてのみ説明
するが、本考案は丸形その他各種形状のマウント
フレームにも適用可能である。
第1図は本考案の第1の実施例を示した平面図
である。マウントフレーム1はステンレススチー
ルで構成されており、そのほゞ中央部に、半導体
ウエハ2を収容するための円形開口3が形成され
ている。図示のように、半導体ウエハ2はほゞ円
形に構成されており、その外周部に、結晶方位を
特定するためのオリエンテーシヨンフラツトと呼
ばれる直線部4が設けられている。そして、半導
体ウエハ2は、この直線部4を所定方向に位置合
せした状態で、マウントフレーム1の開口3の中
央位置に収容される。一方、マウントフレーム1
の外周部にも、搬送、位置づけ等に利用され得る
種々の切欠き5が設けられている。
接着テープ6は、仮想線で示すように、マウン
トフレーム1及び半導体ウエハ2に面して、図の
手前側に架張されている。そして、マウントフレ
ーム1及び半導体ウエハ2をこの接着テープ6に
相対的に押圧することによつて、接着テープ6を
マウントフレーム1及び半導体ウエハ2に夫々貼
付する。次いで、仮想線で示すカツテイングライ
ン7に沿つて接着テープ6を円形に切断し、この
円形部分を除いた接着テープ6の残余部分をマウ
ントフレーム1から剥離する。
このようにして、マウントフレーム1の開口3
を覆うようにして架張された状態で接着テープ
6′が貼付される。一方、半導体ウエハ2は、こ
の架張された接着テープ6′に接着されることに
より、マウントフレーム1の開口3内に位置決め
保持される。
ところが、既述したように、従来は、接着テー
プ6の残余部分、即ち、円形部分6′を除いた外
側部分をマウントフレーム1から剥離する際に、
この部分がマウントフレーム1から剥がれ難いと
いう問題点があつた。そこで、本実施例において
は、次のようにして、この問題を解決している。
即ち、マウントフレーム1の被接着面(図に表
われている面)は、接着テープ6′が接着される
開口3の周囲部分8が比較的滑面に構成され、そ
の他の部分、即ち、上記周囲部分8の外側部分9
が粗面に構成されている。このような構成によつ
て、接着テープ6は、開口3の周囲部分に対して
接着し易く、その外側部分9に対しては接着し難
くなる。従つて、接着テープ6を切断した後、こ
の接着テープ6の残余部分がマウントフレーム1
の外側部分9から剥がれ易くなり、供給リールと
巻取リール(いずれも図示せず)との間に架張さ
れた接着テープ6にマウントフレーム1が貼り付
いてしまう不都合の生じることが防止される。一
方、マウントフレーム1の開口3に架張された接
着テープ6′は、滑面に構成された開口3の周囲
部分8に接着しているので、この部分から剥がれ
難く、後の各処理工程中に不用意に剥がれるよう
なことがない。
マウントフレーム1の被接着面を上記のように
処理する場合、開口3の周囲部分8は通常の鏡面
仕上げでも充分であるが、接着テープ6′との間
の接着力を強化するために約0.1S〜0.2S程度の鏡
面に仕上げるのがより好ましい。一方、この周囲
部分以外の外側部分9は、特に鏡面仕上げしない
状態のステンレススチールでよいが、例えば、サ
ンドブラストやエツチング等の方法によつて
560S程度の粗面に構成するのがより好ましい。
なお、上記実施例においては、マウントフレー
ム1をステンレススチールで構成したが、このマ
ウントフレーム1は、他の金属、セラミツクス、
或いは、ガラス繊維で補強したポリエチレンテレ
フタレート(FRPET)等の合成樹脂によつても
構成することができる。これらの場合でも、マウ
ントフレーム1の被接着面は、上述したとほゞ同
様な表面処理によつて滑面と粗面とに構成され
る。また、マウントフレーム1を合成樹脂の鋳型
成形によつて製造する場合には、成形型の内側面
を滑面と粗面とに構成し、この成形型の面状態が
そのまま成形品に写されるようにして成形すれば
よい。
第2図は本考案の第2の実施例を示す縦断面図
である。マウントフレーム1は、開口3の周囲部
分を構成するリング状部材12とこのリング状部
材12の外側部分を構成する別部材13とから構
成されている。リング状部材12は比較的接着テ
ープが接着し易い材料、例えば、上述した
FRPET等の合成樹脂によつて構成することがで
きる。一方、外側部材13は、接着テープが接着
し難いような材料(言いかえると、接着テープか
ら剥離し易い材料)、例えば、テフロン(デユポ
ン社の商標名)やポリアミド・イミド樹脂のよう
なもので構成すればよい。
リング状部材12と外側部材13とは、接着や
圧入等の方法によつて互いに結合されてよい。た
だし、特に、圧入によつて結合させる場合には、
リング状部材12及び外側部材13の熱膨張率が
殆ど等しいか、或いは、リング状部材12の熱膨
張率が外側部材13の熱膨張率よりも少し大きい
ように構成するのがよい。
本例において、接着テープは、例えば、図の上
面14に接着され、リング状部材12と外側部材
13との境界部分15にほゞ沿つて切断される。
第3図は本考案の第3の実施例を示す縦断面図
である。本例は、上述した第2の実施例の変形例
であつて、上述したリング状部材12と同じ材料
で構成された薄いリング状部材18が、マウント
フレーム1の被接着面19と開口3の一部分にお
いてのみ露出している。マウントフレーム1の他
の部分20は、上述した第2実施例の外側部材1
3と同じ材料で構成される。リング状部材18と
他の部分20とは接着等によつて結合されてよ
い。被接着面19に貼付された接着テープはやは
りリング状部材18と他の部分20との間の境界
部分21にほゞ沿つて切断される。
第4図は本考案の第4の実施例を示す縦断面図
である。本例においては、マウントフレーム1の
本体部24が、例えば、鏡面仕上げされたステン
レススチールやFRPET等の接着テープが接着し
易い材料で構成されている。そして、マウントフ
レーム1の被接着面25には、接着テープが接着
されるべき開口3の周囲部分26を除いた部分
に、既述したテフロン等の接着テープが接着し難
い材料からなる表面層27が形成されている。な
お、図では表面層27の厚みを誇張して示してい
るが、この表面層27の厚みは数μ或いはそれ以
外であつてよい。また、この表面層27を形成す
る方法としては、従来周知の方法が用いられてよ
い。
このような構成によつて、マウントフレーム1
の被接着面25は、接着テープが接着されるべき
開口3の周囲部分26では接着テープが接着し易
い材料からなる本体部24が露出しており、接着
テープが容易に剥離されなければならない外側部
分は、接着テープが接着し難い表面層27で覆わ
れている。
第5図は本考案の第5の実施例を示す縦断面図
である。本例では、マウントフレーム1の被接着
面30において、接着テープが接着されるべき開
口3の周囲部分31がマウントフレーム1の他の
部分よりも少し高くなるように構成されている。
マウントフレーム1を構成する材料としては、既
述したステンレススチールやFRPET等でよい。
また、周囲部分31の高さは0.5mm以上が好まし
い。
このように構成することによつて、マウントフ
レーム1の被接着面30を接着テープに相対的に
押圧したときに、高く構成された開口3の周囲部
分31が他の部分よりも接着テープに接着され易
くなり、この結果、周囲部分31以外の部分から
接着テープを剥離し易くなる。なお、周囲部分3
1と他の部分との境界をなす段部32の稜角があ
まり大きすぎると上述した効果が小さくなるの
で、この稜角は90゜若しくはそれ以下であるのが
好ましい。
第6図は本考案の第6の実施例を示す縦断面図
である。本例では、マウントフレーム1の被接着
面35における開口3の周囲部分に、接着テープ
が接着し易い材料、例えば、塩化ビニルからなる
リング状テープ36が貼付されている。マウント
フレーム1の本体部37は、例えば鏡面仕上げさ
れていないステンレススチールやFRPET等であ
つてよい。また、リング状テープ36の厚みは約
70〜150μ程度であるのが好ましい。
このように構成すると、既述した第2及び第3
実施例と第5実施例との夫々の効果が相乗される
ので非常に効果的である。
なお、以上説明した実施例においては、マウン
トフレーム1の開口3を完全に覆うようにして接
着テープを貼付したが、接着テープは開口3を部
分的に覆うように貼付されてもよい。
以上説明したように、本考案によれば、半導体
ウエハ用マウントフレームの接着テープに対する
被接着面において、この接着テープが接着される
べき開口の周囲部分がこの周囲部分以外の部分よ
りも上記接着テープに対して接着され易いように
構成している。
従つて、切断された接着テープの残余部分がマ
ウントフレームから剥がれ易くなり、マウントフ
レームが接着テープの上記残余部分に貼り付いて
しまうことがない。それ故、マウントフレーム及
び半導体ウエハを載置しているテーブルからこれ
らが離れてしまう不都合を防止することができ
る。一方、マウントフレームの開口内に架張され
た接着テープは、接着テープに対して接着され易
いように構成された開口の周囲部分に貼付される
ので、各処理工程中に不用意に剥がれるようなこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示すマウント
フレームと半導体ウエハの平面図、第2図は本考
案の第2の実施例を示すマウントフレームの縦断
面図、第3図は本考案の第3の実施例を示すマウ
ントフレームの縦断面図、第4図は本考案の第4
の実施例を示すマウントフレームの縦断面図、第
5図は本考案の第5の実施例を示すマウントフレ
ームの縦断面図、第6図は本考案の第6の実施例
を示すマウントフレームの縦断面図である。 なお図面に用いた符号において、1……マウン
トフレーム、2……半導体ウエハ、3……開口、
6……接着テープ、14,19,25,30,3
5……被接着面、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 半導体ウエハを収容するための開口をほゞ中
    央部に有する板状部材からなり、この板状部材
    の一方の面である被接着面に上記開口をほゞ覆
    うようにして接着された接着テープにより上記
    半導体ウエハを上記開口内で位置決め保持する
    ように構成された半導体ウエハ用マウントフレ
    ームにおいて、上記開口の周囲部分がこの周囲
    部分以外の部分よりも上記接着テープに対して
    接着され易いように上記マウントフレームの上
    記被接着面を構成したことを特徴とする半導体
    ウエハ用マウントフレーム。 2 上記被接着面において、上記開口の上記周囲
    部分以外の部分を粗面に構成したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項に記載の半
    導体ウエハ用マウントフレーム。 3 上記被接着面において、上記開口の上記周囲
    部分を上記接着テープが接着し易い材料で構成
    し、この周囲部分以外の部分を上記接着テープ
    が接着し易い材料で構成したことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の半導体
    ウエハ用マウントフレーム。 4 上記被接着面において、上記開口の上記周囲
    部分以外の部分に上記接着テープが接着し難い
    表面層を形成したことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第3項に記載の半導体ウエハ用マ
    ウントフレーム。 5 上記被接着面において、上記開口の上記周囲
    部分が他の部分よりも相対的に高くなるように
    構成したことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の半導体ウエハ用マウントフ
    レーム。
JP15658483U 1983-10-07 1983-10-07 半導体ウエハ用マウントフレ−ム Granted JPS6063943U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15658483U JPS6063943U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 半導体ウエハ用マウントフレ−ム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15658483U JPS6063943U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 半導体ウエハ用マウントフレ−ム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6063943U JPS6063943U (ja) 1985-05-07
JPS6322676Y2 true JPS6322676Y2 (ja) 1988-06-22

Family

ID=30345467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15658483U Granted JPS6063943U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 半導体ウエハ用マウントフレ−ム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6063943U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4693545B2 (ja) * 2005-08-16 2011-06-01 信越ポリマー株式会社 半導体ウェーハのダイシング用フレーム
JP5004515B2 (ja) * 2006-06-16 2012-08-22 信越ポリマー株式会社 キャリア治具
JP5636266B2 (ja) * 2010-11-16 2014-12-03 株式会社ディスコ ワークの加工方法及びダイシングテープ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6063943U (ja) 1985-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5897743A (en) Jig for peeling a bonded wafer
JPH03250616A (ja) S01基板の製造方法
JPS6322676Y2 (ja)
KR19980033319A (ko) 광학 박피 및 팩키지
JP2521459B2 (ja) 半導体チツプの製造方法
JPS6222439A (ja) ウエ−ハ保護テ−プ
JPS624341A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2862582B2 (ja) 接着半導体基板及びその製造方法
JPH042146A (ja) ウエハ保持具
JP7386550B2 (ja) 無電解めっき用シリコンウェハの製造方法
JPS63298245A (ja) ペリクルの製造方法
JP2645849B2 (ja) 半導体ウエハー固定用マウントテーブル及び半導体ウエハーのダイシング方法
JPS639922A (ja) ウエハ接合装置
JPS6379344A (ja) 半導体素子
JPS644339B2 (ja)
JPS6331971A (ja) 接着テ−プのフレ−ムへの貼付方法
JPH09155855A (ja) 単結晶加工用貼付台及び単結晶の加工方法
JPS61276344A (ja) ダイシングテ−プ
JP4011178B2 (ja) 半導体装置の製造方法、それに使用する樹脂基板及びテープ
JPS61290009A (ja) キヤリア治具
JPS60109217A (ja) 半導体チツプ収納用トレイ
JPH03185852A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05218178A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体チップ配列装置
JPS63247932A (ja) スタンパの製造方法
JP2002003798A (ja) 電子部品固定用シート、シート固定枠及び電子部品固定構造