JPS61290009A - キヤリア治具 - Google Patents
キヤリア治具Info
- Publication number
- JPS61290009A JPS61290009A JP60131878A JP13187885A JPS61290009A JP S61290009 A JPS61290009 A JP S61290009A JP 60131878 A JP60131878 A JP 60131878A JP 13187885 A JP13187885 A JP 13187885A JP S61290009 A JPS61290009 A JP S61290009A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier jig
- adhesive tape
- tape
- jig
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Dicing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は半導体ウェハを複数個のチップにダイシングす
る際に用いて好適なキャリア治具に関するものである。
る際に用いて好適なキャリア治具に関するものである。
半導体装置の製造工程の一つに、所要の前処理を経て素
子が形成された半導体ウェハを複数個のチップに切断分
離するダイシング工程がある。現在、この工程ではキャ
リア治具と称する円形または方形の枠に粘着性のテープ
を貼着し、この粘着テープ上に半導体ウェハを貼り付け
た状態でウェハに折目状の切り溝を形成し、しかる後針
状の部材をテープの下側から突き上げることによりチッ
プを半導体ウェハから1個づつ分離して取り上げている
。
子が形成された半導体ウェハを複数個のチップに切断分
離するダイシング工程がある。現在、この工程ではキャ
リア治具と称する円形または方形の枠に粘着性のテープ
を貼着し、この粘着テープ上に半導体ウェハを貼り付け
た状態でウェハに折目状の切り溝を形成し、しかる後針
状の部材をテープの下側から突き上げることによりチッ
プを半導体ウェハから1個づつ分離して取り上げている
。
ところで、このキャリア治具は通常プラスチックやSU
S等の材料を用いて成形法やプレス法で形成している。
S等の材料を用いて成形法やプレス法で形成している。
このため、キャリア治具の表面は比較的に粗い状態にあ
り、この表面に粘着テープを貼り付ける場合にはテープ
の粘着性が悪く、ウェハを安定して支持することが難し
くなる。一方、一旦テープを貼り付けた後に時間を経る
と逆に表面が粗いことによりテープの粘着力が増大し、
ウェハのダイシング後にテープを剥がすことが困難にな
り、粘着材残りが生じてキャリア治具の洗浄が困難にな
る。
り、この表面に粘着テープを貼り付ける場合にはテープ
の粘着性が悪く、ウェハを安定して支持することが難し
くなる。一方、一旦テープを貼り付けた後に時間を経る
と逆に表面が粗いことによりテープの粘着力が増大し、
ウェハのダイシング後にテープを剥がすことが困難にな
り、粘着材残りが生じてキャリア治具の洗浄が困難にな
る。
また、前述したキャリア治具では粘着テープを貼り付け
る際にテープをキャリアに合わせてカットしているが、
この時のカッタによりキャリア治具に傷が付き易く、キ
ャリア治具の寿命を縮める原因になっている。
る際にテープをキャリアに合わせてカットしているが、
この時のカッタによりキャリア治具に傷が付き易く、キ
ャリア治具の寿命を縮める原因になっている。
本発明の目的は、粘着テープの粘着性を向上する一方で
これを剥がすことを容易にしてその取扱を良好なものに
できるとともに、治具における傷の発生を防止して寿命
の向上を図ることのできるキャリア治具を提供すること
にある。
これを剥がすことを容易にしてその取扱を良好なものに
できるとともに、治具における傷の発生を防止して寿命
の向上を図ることのできるキャリア治具を提供すること
にある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、所要の形状に形成したキャリア治具の少なく
とも粘着テープを貼り付ける部位の表面に硬質メッキを
施してその表面の滑らかさを高めかつ同時に表面硬度を
増大させることにより、粘着テープの粘着性を向上する
一方でその剥離を容易にし、かつ治具の寿命の向上を達
成するものである。
とも粘着テープを貼り付ける部位の表面に硬質メッキを
施してその表面の滑らかさを高めかつ同時に表面硬度を
増大させることにより、粘着テープの粘着性を向上する
一方でその剥離を容易にし、かつ治具の寿命の向上を達
成するものである。
第1図は本発明の一実施例を示しており、キャリア治具
1はプラスチック材を略円環状に一体成形して構成して
いる。このキャリア治具1はその内部開口2の内径寸法
はダイシングするウェハ径よりも幾分大きいことはいう
までもなく、また外周の一部には位置決め用の平坦切欠
部3を形成している。また、第2図に断面構造を示すよ
うに、キャリア治具1の表面には硬質メッキ層4を形成
している。本例では硬質クロムメッキを例えば無電解メ
ッキ法などによって形成している。このメッキ層4によ
り、キャリア治具1の表面は滑らかさが向上され、かつ
表面の硬度が向上される。
1はプラスチック材を略円環状に一体成形して構成して
いる。このキャリア治具1はその内部開口2の内径寸法
はダイシングするウェハ径よりも幾分大きいことはいう
までもなく、また外周の一部には位置決め用の平坦切欠
部3を形成している。また、第2図に断面構造を示すよ
うに、キャリア治具1の表面には硬質メッキ層4を形成
している。本例では硬質クロムメッキを例えば無電解メ
ッキ法などによって形成している。このメッキ層4によ
り、キャリア治具1の表面は滑らかさが向上され、かつ
表面の硬度が向上される。
このように構成されたキャリア治具1は、第3図のよう
に、その裏面に粘着テープ5が貼り付けられ、その上面
でかつ前記内部開口2内位置に半導体ウェハ6が貼り付
けられる。前記粘着テープ5の貼り付けに際しては、同
図のようにカッタ7を用いてテープ5の周囲の余分な部
分をカットしている。しかる上で半導体ウェハ6を折目
状にカット(ダイシング)し、チップを1個ずつピック
アンプすることはこれまでと同じである。
に、その裏面に粘着テープ5が貼り付けられ、その上面
でかつ前記内部開口2内位置に半導体ウェハ6が貼り付
けられる。前記粘着テープ5の貼り付けに際しては、同
図のようにカッタ7を用いてテープ5の周囲の余分な部
分をカットしている。しかる上で半導体ウェハ6を折目
状にカット(ダイシング)し、チップを1個ずつピック
アンプすることはこれまでと同じである。
したがって、このキャリア治具1では前記メッキ層4に
より表面の滑らかさが向上されているため、粘着テープ
5の貼り付は時にはテープ5の粘着材と治具表面とが密
接し良好な粘着を行わせることができ、これによりウェ
ハ6の支持を安定なものにできる。一方、キャリア治具
1の表面の滑らかさが向上されることにより、テープ5
の粘着強度が必要以上に増大されることもなく、ウェハ
のダイシング後にテープを比較的容易に剥がすことがモ
きる。これにより、粘着材の残りも殆ど無くなり、キャ
リア治具の洗浄を容易なものにすることもできる。因に
、本発明者の検討によれば、本例のキャリア治具とこれ
までのキャリア治具における粘着テープの粘着力の経時
変化は第4図に示す通りであり、本例のキャリア治具に
おいてはテープの粘着力が安定しており、これまでのち
のに比較して粘着初期に高く、その後に必要以上に増大
しないことは明らかである。
より表面の滑らかさが向上されているため、粘着テープ
5の貼り付は時にはテープ5の粘着材と治具表面とが密
接し良好な粘着を行わせることができ、これによりウェ
ハ6の支持を安定なものにできる。一方、キャリア治具
1の表面の滑らかさが向上されることにより、テープ5
の粘着強度が必要以上に増大されることもなく、ウェハ
のダイシング後にテープを比較的容易に剥がすことがモ
きる。これにより、粘着材の残りも殆ど無くなり、キャ
リア治具の洗浄を容易なものにすることもできる。因に
、本発明者の検討によれば、本例のキャリア治具とこれ
までのキャリア治具における粘着テープの粘着力の経時
変化は第4図に示す通りであり、本例のキャリア治具に
おいてはテープの粘着力が安定しており、これまでのち
のに比較して粘着初期に高く、その後に必要以上に増大
しないことは明らかである。
また、本例のキャリア治具によれば、メッキ層4により
表面硬度が向上されているので、前述した粘着テープ5
の貼り付は時に使用するカッタが触れても表面への傷の
発生を防止することができ、キャリア治具の寿命を向上
することもできる。
表面硬度が向上されているので、前述した粘着テープ5
の貼り付は時に使用するカッタが触れても表面への傷の
発生を防止することができ、キャリア治具の寿命を向上
することもできる。
(1)キャリア治具の表面に硬質メッキを施しているの
で、表面を滑らかにでき、粘着テープの粘着性を向上し
、ウェハを安定して支持することができる。
で、表面を滑らかにでき、粘着テープの粘着性を向上し
、ウェハを安定して支持することができる。
(2)硬質メッキにより表面を滑らかにしているので、
粘着テープの粘着力を必要以上に増大させることはなく
、容易に剥がすことができる。
粘着テープの粘着力を必要以上に増大させることはなく
、容易に剥がすことができる。
(3)硬質メッキにより表面の硬度が向上できるので、
カッタ等による傷の発生を防止し、寿命を向上できる。
カッタ等による傷の発生を防止し、寿命を向上できる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例にもとづき
具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。
具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。
例えば、硬質メッキは前述したクロムに限らず、他の金
属メッキを用いることもできる。また、キャリア治具の
材質もプラスチックに限らず金属(SUS等)を用いて
もよいことはいうまでもない。更に、キャリア治具の形
状も前述のものに限られるものではない。
属メッキを用いることもできる。また、キャリア治具の
材質もプラスチックに限らず金属(SUS等)を用いて
もよいことはいうまでもない。更に、キャリア治具の形
状も前述のものに限られるものではない。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である半導体ウェハのダイ
シング用のキャリア治具に適用した場合について説明し
たが、それに限定されるものではなく、粘着テープを利
用してウェハを支持する場合のキャリア冶具であれば同
様に適用できる。
をその背景となった利用分野である半導体ウェハのダイ
シング用のキャリア治具に適用した場合について説明し
たが、それに限定されるものではなく、粘着テープを利
用してウェハを支持する場合のキャリア冶具であれば同
様に適用できる。
第1図は本発明のキャリア治具の斜視図、第2図はその
要部の断面図、 第3図はウェハの支持状態を示す断面図、第4図は粘着
力を比較説明するためのグラフである。 ■・・・キャリア治具、2・・・内部開口、3・・・平
坦切欠部、4・・・硬質メッキ層、5・・・粘着テープ
、6・・・半導体ウェハ、7・・・カッタ。 第 1 図 第 2 図 第 3 図 第 4 図 ヨ娶(吟間)
要部の断面図、 第3図はウェハの支持状態を示す断面図、第4図は粘着
力を比較説明するためのグラフである。 ■・・・キャリア治具、2・・・内部開口、3・・・平
坦切欠部、4・・・硬質メッキ層、5・・・粘着テープ
、6・・・半導体ウェハ、7・・・カッタ。 第 1 図 第 2 図 第 3 図 第 4 図 ヨ娶(吟間)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、表面に粘着テープを貼り付け、この粘着テープ上に
半導体ウェハを貼り付けて支持するようにしたキャリア
治具であって、少なくとも前記粘着テープを貼り付ける
表面に硬質メッキを施したことを特徴とするキャリア治
具。 2、硬質メッキは硬質クロムメッキである特許請求の範
囲第1項記載のキャリア治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60131878A JPS61290009A (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | キヤリア治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60131878A JPS61290009A (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | キヤリア治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61290009A true JPS61290009A (ja) | 1986-12-20 |
Family
ID=15068251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60131878A Pending JPS61290009A (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | キヤリア治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61290009A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007335706A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | キャリア治具 |
JP2017220628A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 株式会社秋本製作所 | 半導体ウェハのダイシング用フレームおよびダイシング用フレームの製造方法 |
JP2021019163A (ja) * | 2019-07-23 | 2021-02-15 | 株式会社ディスコ | チップの製造方法 |
-
1985
- 1985-06-19 JP JP60131878A patent/JPS61290009A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007335706A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | キャリア治具 |
JP2017220628A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 株式会社秋本製作所 | 半導体ウェハのダイシング用フレームおよびダイシング用フレームの製造方法 |
JP2021019163A (ja) * | 2019-07-23 | 2021-02-15 | 株式会社ディスコ | チップの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4138304A (en) | Wafer sawing technique | |
EP1681713A4 (en) | SURFACE PROTECTION FILM AND SEMICONDUCTOR WAFER LAPPING METHOD | |
EP0362838A3 (en) | A method of fabricating semiconductor devices | |
EP0806793A3 (en) | Insulated wafer spacing mask for a substrate support chuck and method of fabricating same | |
US10418004B1 (en) | Guitar pick with an improved grip | |
EP0884771A3 (en) | Group III-V compound semiconductor wafer | |
JPS61290009A (ja) | キヤリア治具 | |
KR980006168A (ko) | 반도체 패키지의 디플레쉬 방법 | |
KR100231977B1 (ko) | 다이싱방법 | |
JPS6190434A (ja) | 電子素子の製造方法 | |
JP3939308B2 (ja) | ガラス成形用金型 | |
JPS6322676Y2 (ja) | ||
JP2005150418A (ja) | 電子部品の外部電極塗布用保持プレート | |
CN211848123U (zh) | 一种用于镀膜基片粘贴固定的嵌条 | |
JPH0831778A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
US20080045124A1 (en) | Sawing method for a wafer | |
JP2003086540A (ja) | 半導体装置の製造方法及びその製造装置 | |
CN118374781A (zh) | 一种夹具组件、镀膜工装及晶圆片固定方法 | |
JPS5915507Y2 (ja) | 半導体取着構造 | |
JP6452639B2 (ja) | 磁気ディスク用基板および磁気ディスク | |
JPH06191863A (ja) | 光学素子成形型 | |
JPH07132328A (ja) | 金属部材のコイニング加工方法 | |
JPH0383320A (ja) | 接着半導体基板及びその製造方法 | |
KR19980023392A (ko) | 에치디디용 기록재생헤드의 제조방법 및 그 기록재생헤드 | |
JPS61276988A (ja) | 電鋳層剥離方法 |