JPS63226690A - 気密室 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は気密室に関し、特に、空気が外側と等しい空気
圧で密閉された室よりなり、室に液体形態の水が通らな
いようにした物品に関する。

更に詳細には、本発明は路上車両、特に乗用車またはト
ラックに使用するための意図する気密室、に関する。路
上車両は室へ液体水が入ることに起因する腐食作用から
内容物を保護するために液体形態の水の進入に対して保
護されることが望ましい例えば電気的に操作される装置
を含む室をもつ物品を備えている。該物品の例は警笛ま
たはヘッドランプを包含する。路上車両に使用する場合
に、該物品は例えば気候の変化、標高の変化及び電気的
に操作される装置の使用により例えば発生する熱の発熱
作用の結果として室の内部の空気圧と室の外側の空気圧
に関連する変化を受ける。

路上車両を使用中の室の外側の空気圧と室の内部の空気
圧に関連する変動は、７５ｃｃの空気に関して１５分間
で３００ミリバ一ル程度の空気圧差に順応する能力をも
つ室を提供することが望ましいことになる。

警笛及びヘッドランプの室を軽量プラスチック部材から
造り、それら部材を水が進入しないように、且つそれら
部材の間を通って室に空気が出入りしないように一緒に
強固に堅締することが提唱されている。水の進入に対し
て密封されたこれらの室は、存在する大気圧に釣り合わ
せるために室の内部の空気圧を変化させることができる
若干の手段を備えない限りは、使用中に生ずる圧力変化
を受けた時に寸法が不安定性になり易い、充分な圧力変
化を可能にするために室に開口部を用意すれば、室への
液体形態の水を進入させ望ましくない、室の内部の空気
圧と外側の空気圧を等しくすることを可能にするための
改良された手段を提供する要求が継続している。

自動車用の警笛、特に乗用車及びトラック用の警笛は通
常電磁石が設置されている警笛本体収納箱よりなる室を
使用しており、警笛本体収納箱は該収納箱を保護し且つ
電磁石が動機する際に振動するように配列された隔膜に
より密封されており、それによって可聴の警戒音が発生
する。トーンディスクを警笛本体収納箱に設置して音を
変化させることができる。トランペットまたは同様の部
材を警笛本体収納箱に設置して隔膜を振動させることに
よって発生する音を更に変化させるか、または管理する
ことができる。湿気から電磁石を保護するために警笛本
体収納箱を密封することが実施されている。しかし、生
ずることがある空気圧変化に関係のなく警笛の許容でき
る音を発生させるために、収納箱内の空気圧を変化させ
ることができ、それによって隔膜のいずれの側の空気圧
も短時間に少なくとも実質上等しくなるようにできるこ
とが望ましい、隔膜と収納箱のリップの間に紙製のガス
ゲットを用いて収納箱のリップ上に隔膜を設置し、締付
環を使用することによって該隔膜、ガスケット及び収納
箱を締付けることが１つの手段である。この方法により
、満足のいく警笛が製造されるが、例えば組み立てが適
当でないか、または使用中の過度の湿潤のために紙製の
ガスケットは水の進入に対して満足でない密封性を導く
ことがある。より効果的な密封媒体を使用することによ
って密封の質を向上させる試みは車両の使用中に隔膜の
両側の圧力の均等化の問題を重要視した、。

英国特許第１，３２６，５５４号明細書にはポット形状
の収納箱、収納箱の前面開口部を密封する隔膜、隔膜と
協働し且つ隔膜により密封された収納箱の空間内に設置
された振動発生装置、及び収納箱の外部突出部を通って
収納箱の前記空間へ開口して空気を通過させるために充
分な寸法をもち、同時に水分の透過から保護された通路
よりなる可聴性警報装置が記載且つ特許請求されている
０通路は５ミクロン程度の寸法の、フィルターを貫通す
る気孔をもつフィルターを備えていることが開示されて
いる。フィルターはポリオレフィン、フルオロ炭化水素
またはポリウレタンの多孔質押出成形物、適宜シリコー
ンで処理した焼結セラミックス体または金属であること
ができる。湿潤から保護し且つ例えば別個の口金により
固定された多孔質フィルターを備えることができる特定
寸法の通路を提供することが必要であることは装置の製
造の際に制限を課する。更に、適当なフィルターとして
開示されているポリオレフィン類、フルオロ炭化水素類
、ポリウレタン類などの物質の多孔質押出成形物は湿潤
に対する保護を必要とすることが記載されている。一方
、シリコーンで表面処理した焼結セラミックスフィルタ
ーが開示されているが、これらの物質は多少高価で、長
期間にわたり使用するためには若干環れやす過ぎること
がある。

自動車のヘッドランプは通常電球及び収納箱のフランジ
へ固定されたレンズまたはガラスを収容するように形成
された収納箱よりなる水の進入に対して密封された室よ
りなる。収納箱内に設置された別個の部材であるか、ま
たは収納箱の内面上の反射性被膜であることができる反
射板が備えられている。水分から室の内容物を保護する
ためにレンズまたはガラスと収納箱の間の接合部を密封
することが行なわれている。しかし、使用中の空気圧変
化に拘わりのなく反射板の形状及び配置を含む寸法安定
性を確実にするために、収納箱内の空気圧を変化させて
環境圧力と釣り合わせることが望ましい。

フランス特許２２２５６８９号明細書には、ガスを通過
させることができるが、水の通過を防止する気孔をもつ
多孔質疎水性箱で覆われた開口部または通過をもつ気密
自動車用ヘッドランプが記載されている。焼結フッ素含
有ポリマーの箔が記載されている。箔の気孔率及びラン
プへの箔の取付けはランプから水を排除すると共にラン
プの内側と外側の空気圧差に順応させるための重要な因
子である。箔は耐久性のある密封手段により取付けられ
ているが、これらは比較的高価な物質であり、予め形成
しなければならない。

本発明の目的は液体形態の水の進入を封止し且つ内部の
空気圧と外部の空気圧を釣り合わせるために内部の空気
圧を変化させることができるように空気を密閉した改良
された室を提供するにある。

更に詳細に述べれば、本発明の目的は空気を透過するこ
とができるが、液体の水を透過しない隔膜を室の中の開
口部に提供するための簡単な方法を提供するにある。

本発明者らは今般室壁に設置された薄皮及び気泡層を備
えた選択された発泡シリコーンラバーよりなる部材によ
り、外部空気圧と内部空気圧の平衡化を達成することが
でき、７５ｃｃの体積の空気について１５分間以内で３
００ミリバ一ル程度の空気圧差に順応するに充分で液体
形態の水の進入を封止した室を得ることができることを
見出した。

１面によれば、本発明は空気が密閉された室であって、
室が液体形態の水の進入に対して封止され且つ室の外側
の空気圧と室の内部の空気圧の差異の影響下で空気を透
過することができる部材を備えた室をもつ物品において
、前記部材が室の外側の空気と接触するように配置され
た薄皮と室の内部の空気と接触するように配置された表
面をもつ主に連続気泡の微細気孔発泡体よりなる発泡シ
リコーンの気泡層であることを特徴とする物品を提供す
るにある。

該部材は室の壁に備えられた開口部に設置された栓状の
形態が好都合である。開口部の寸法及び部材の組成は室
の内部の空気圧を充分に変化させることができるように
選択される。°シかじ、開口部は大きすぎてはならず、
さもないと、密封部分を通過する水分の透過速度が許容
できないほと早いことがある。好都合には、開口部は直
径約５１１ＩＩｍの穴により提供することができる。

所望であれば、上述のような部材によりふさがれた１個
以上の開口部を室に提供することができる。

該部材の薄皮は元来空気に対して幾分透過性であるが、
液体形態の水に対して不透過性である。

該薄皮は約０．０５ｍｍ〜約０．２５ｗ＋ｍの厚さをも
っことが好ましく、約０．１１１１ｍ〜約０．２’＋ｍ
の厚さをもつことが最適であり、貫通孔がないことが好
ましいが、特に、気泡層が多量の独立気泡を含む場合に
は、若干の貫通孔は許容できる０発泡物質は薄皮用の構
造支持体としてのみならず、液体の水の透過に対する抵
抗手段として選択され、幾分多孔質である０部材が収納
される開口部の面積を考慮に入れて気孔度は空気透過性
と液体水の透過性を補完するように選択される。気泡層
は実質上均一な精度の気泡層が好ましく、連続気泡約６
０％以上、独立気泡約４０％以下、好ましくは連続気泡
約８０％以上、より好ましくは約９０％以上及び約５０
ｋｇ／ｍ３〜約２５０ｋｇ／＋１３の密度をもつ。

該部材は業界において既知の注型技法により形成するこ
とができる。既知のように、連続気泡と独立気泡の割合
は、発泡体が鋳型される条件を制御することにより、例
えば発泡性組成物を自由に膨張させることにより影響を
受けることがある。

シリコーン室温加硫性自己スキン形成性発泡組成物を大
気条件下で自由に膨張して均一に分配された気泡よりな
る内部構造及び内部構造と一体に結合した薄い外皮をも
つ発泡体すなわち前記薄皮と前記表面を提供する条件下
で鋳型成形することを含む操作により前記部材を形成す
ることが好ましい、該部材はその場で鋳型成形するか、
望ましい形状へ予め形成した後で、室の壁に挿入するこ
とができる。所望であれば、該部材を環へ注型すること
により遣った後で、鎖環を室の壁に形成された開口部に
設置してもよい。本発明に使用することが適当な組成物
は触媒例えばカルボン酸錫塩または白金化合物の存在下
でアルキル水素ポリシロキサン類とシラノール基をもつ
ポリシロキサンの間の化学反応により発泡及び硬化する
。

本発明に使用することが適当である錫塩はカルボン酸の
錫塩、特に、通常入手し易いカルボン酸の第１＃ｉ塩を
包含する。適当な物質の例はジブチル錫ジラウレート、
酢酸第１錫、ナフテン酸第１錫、安息香酸第１鍋、セバ
シン酸第１錫、コハク酸第１錫及びオクタン酸第１錫で
ある。白金触媒はシリカゲルまたは粉末炭素のようなキ
ャリア上に沈着させた白金から塩化第２白金、６水和物
形態または無水物形態のような白金塩及び第２塩化白金
酸塩及び白金錯体例えば第２塩化白金酸・６水和物とジ
ビニルテトラメチルジシロキサンから調製された白金錯
体までの範囲の任意の既知の形態のものでよい。

所望であれば、白金触媒を使用する場合には有利である
ことがある１種または２種以上のヒドロキシル化化合物
及びアルケニル基例えばビニル基をもつポリシロキサン
をも組成物中に含有することができる。

珪素と結合した水素をもつ適当なシロキサンは類は以下
の一般式で表される単位をもつポリマー類を含有する： ＲｐＨ３ｉｏ鰺ユムー 式中、Ｒはそれぞれ低級アルキル基またはフェニ１し其
　　　鋼　ｉ　　１４　４　４−　＋Ｌ　ｊｔ　シ実　
ｌ　　　　ｗｌ÷　１　→　す）を十　リ　−ある、こ
れらのアルキル水素ポリシロキサンはＲｎＳｉＯ４：Ｊ
Ｌ（式中、Ｒは上述と同意義をもち、ｎは１まなは２ま
なは３である）単位をも含有することができる。Ｒはそ
れぞれメチル基を表すことが好ましい、アルキル水素ポ
リシロキサンの好適な末端基はＲ５５ｉＯ＋７２（式中
、Ｒはそれぞれメチル基を表す）をもつ、適当なアルキ
ル水素ポリシロキサンはＭｅｚＳｉＯ単位が存在するか
、存在しないＭｅＨ８ｉｏ単位を含有し、約１０−’　
〜１０−’−２／秒、より好適には約１０″″ｓ〜５×
１０−５ｗ１２／秒程度の粘度をもつアルキル水素ポリ
シロキサンである。

珪素と結合したヒドロキシル基またはアルケニル基をも
つ適当なポリシロキサンは以下の一般式で表される単位
を含むポリマーを含有する：１・（Ｑ）ＳｉＯ早 式中、個々のＱはＯＨ基または炭素原子数２〜４個をも
つアルケニル基例えば−ＣＨ＝ＣＨ，基または一〇　Ｈ
ｔ　　ＣＨ＝　ＣＨ２基を表し、個々のＲは低級アルキ
ル基またはフェニル基例えばメチル基を表し、ｍは１ま
たは２である。また、これらのポリシロキサン類はＲＨ
８ｉ０４ｊＬ（式中、Ｒ及び！ｎは上述と同意義をもつ
）単位を含有する。これらの物質は液体であることが好
ましく、該物質の官能価は組成物の硬化中に必要な連鎖
延長及び架橋の程度に関して適当であるように選択され
る。珪素と結合するヒドロキシル基をもつポリシロキサ
ンは以下の一般式で表されるシラノール基で末端を停止
したポリジオルガノシロキサン類であることが好ましい
： 式中、個々のＲはメチル基であり、ｎはポリシロキサン
が約５Ｘ１０−’〜２．５　Ｘ　１０−”ｔａ”７秒す
なわち約２０　、ＯＯＯ〜約８０　、ＯＯＯ程度の数平
均分子量をもつような値である。好適な物質は約１．５
Ｘ１０−’〜約１．５　Ｘ　１０−”ｖａ”／秒程度の
粘度をもち、１分子当たり主として一般式Ｒｔ　Ｓ　ｉ
　０で表される単位と一般式Ｒ２（ＯＨ）Ｓ　ｉｏ　ｌ
／２で表される単位を２単位含有する。珪素と結合する
アルケニル基をもつ好適なポリシロキサン類はアルケニ
ル基がポリマーの珪素と結合する全有機基の約５％以下
を提供するポリシロキサンを含むことが好適である。ア
ルケニル基はポリシロキサン鎖の末端珪素原子へ結合す
るか、またはポリシロキサン鎖に沿った珪素原子と結合
するが、またはそれら両者であることができる。適当な
アルケニルポリシロキサン類はジメチルビニル基で末端
を停止した例えば約８．５　Ｘ　１０−２ｍ２７秒まで
の粘度をもつポリシロキサン類及びフェニルメチルビニ
ル基で末端を停止した例えば約２．５Ｘ１０−″４〜約
１０′″２１／秒の粘度をもつポリシロキサン類を包含
する。好適な物質において、個々のＲはメチル残基であ
る。

本発明に使用する組成物に使用されるヒドロキシル化化
合物はシリコーン化合物または有機化合物であることが
でき、例えば、モノヒドロキシ化合物、ジヒドロキシ化
合物またはトリヒドロキシ化合物であることができる。

適当な化合物は比較的低分子量すなわち短鎖有機２官能
ポリシロキサン類、例えば分子鎖中に２５個までのジメ
チルシロキサン単位をもつα、ω−ジヒドロキシポリジ
メチルシロキサン類を包含する。

本発明に使用するための組成物は連鎖停止剤として有効
な１官能ヒドロキシ化合物を含有することが好ましい、
該物質は組成物の使用により形成される発泡体の構造に
影響を及ぼし、該物質の使用は主に連続気泡発泡体が望
ましい場合に非常に望ましい、適当な１官能価ヒドロキ
シル化合物は低級脂肪族アルコール類、トリオルガノシ
ラノール類、例えば１分子当たり約２５までの短鎖シロ
キサン単位をもち且つヒドロキシル末端基またはヒドロ
キシル側鎖をもつ短鎖シロキサンであることができるオ
ルガノシロキサノール類、または−最大Ｒ３Ｓ　ｉ　Ｏ
Ｈ（式中、個々のＲは例えば低級アルキル基例えばメチ
ル基またはフェニル基であることができる）で表される
物質を包含する。

もつ物質例えばヒドロキシル化化合物を含有する。

適当な架橋剤は１分子当たり３個またはそれ以上の官能
基例えばヒドロキシル基をもつ物質を包含する。好適な
架橋剤は３個または４個以上のヒドロキシポリシロキサ
ン分子と結合してアルキル基に対応するアルコールを放
出するアルコキシシラン及び／またはその縮合生成物例
えばメチルトリメトキシシラン、ｎ−プロピルオルトシ
リケート及びエチルポリシリケートを包含する。

充填剤を本発明に使用する組成物に混合することができ
る。任意の所望の充填剤例えば金属酸化物、粘土、ヒユ
ームドシリカ、疎水性シリカ例えば微粉砕シリカをオル
ガノクロロシラン類、オルガノシロキサン漿、オルガノ
シラザン頚またはアルキルシラノール類で処理すること
により調製された疎水性シリカ及び粉末状ガラスを使用
することができる。

エキステンダー、界面活性剤、気孔寸法調整剤例えばフ
ッ素含有ポリシロキサン類のような他の気泡部材を提供
するために使用する発泡性ポリシロキサン組成物は２成
分系として提供することが好都合であり、混合した直後
に組成物を注型して該部材を得る０組成物は例えば分子
量約２００００〜約４００００をもつα、ωヒドロキシ
ポリジオルガノシロキサン１００重量部、分子量約２０
０〜約２０００をもつα、ωヒドロキシポリジオルガノ
シロキサン５〜２０重量部、トリメチルシロキシ基で末
端を停止したメチル水素ポリシロキサン１５〜３０重量
部、架橋剤３〜５重量部、連鎖停止剤５〜１５重量部及
び微粉砕充填剤２０〜３０重量部よりなるＡ部、及びカ
ルボン酸スズよりなるＢ部よりなることができる。該組
成物はＡ部１００重量部／Ｂ部７重量部程度の割合で混
合し、開口部へ注型すると、約３分間の混合中に約０　
、１　ｍｍ〜約０．２ｍ＋＊の厚さをもつ一体に形成さ
れた発泡した薄皮をもつ低密度発泡体（約１２０〜２０
０ｋｙ／ｍ’）を提供することができる。

他の面において、本発明は空気が密閉された室であって
、室が液体形態の水の進入に対して密封性で且つ室の外
側の空気圧と室の内部の空気圧の差異の影響下で空気を
透過することができる部材を備えた室をもつ物品への部
材の供給方法において、該部材を発泡可能なシリコーン
組成物を自由に膨張させる条件下で該組成物を所望の形
状に鋳型成形し、それによって前記部材が室の外側の空
気と接触さする薄皮と室の内部の空気と接触する表面と
をもつ主に連続気泡の微細気孔発泡体よりなる気泡層か
らなるシリコーン発泡体を形成させることを特徴とする
方法を提供するにある。

本発明を使用することによって、液体形態の水の進入を
封止し、更に室の内部の空気と室の外側の空気の間の圧
力の変化に順応することができる室をもつ物品を提供す
ることができる０発泡体上に形成された薄皮は部材の必
須部分であり、空気及び水に対して異なる透過性をもつ
膜として作用し、部材の発泡体構造は薄皮について好都
合な取付は及び前記膜を通過する空気に対して透過性で
もある好都合な固着手段を提供する。全ての市販のシリ
コーン発泡組成物が適当に特性を提供することができる
ものではないが、上述のような発泡シリコーン組成物を
使用することによって、比較的簡単で安価な技法を使用
して水の透過を効果的に封止し、更に室の内部の空気圧
と室の外側の空気圧を釣り合わせるに充分な透過性をも
つ室を反復的に製造することができる９本発明は種々の
物品、特に種々の気候条件下及び種々の高度で使用する
ことを意図する自動車のヘッドランプ及び警笛に使用す
ることが見出される。

本発明による物品は例えば室が収納箱と収納箱に固定さ
れたレンズまたはガラスにより区画されている自動車ヘ
ッドランプを製造することができる０反射板は収納箱内
に設置でき、収納箱の壁には部材を設置することができ
る。

以下に詳細に説明するように、本発明による物品は例え
ば自動車の警笛の形態とすることができ、この場合には
室は収納箱と該収納箱に固定された隔膜とにより区画さ
れ、電磁石は収納箱内に設置され、部材は収納箱の壁に
設置することができる。

自動車のＳ笛の刑罰の大発明の物品りごおいて隔膜及び
警笛本体収納箱は例えば接着剤またはシーラント例えば
シリコーン組成物を使用することによる密封することが
できる。同様に、本発明による自動車ヘッドランプのレ
ンズまたはガラス及び収納箱は接着剤またはシーラント
例えばシリコーン組成物を使用することにより密封する
ことができる。適当なシリコーン組成物はいわゆる室温
加硫性組成物例えば反応性ポリシロキサン類、架橋性シ
リコーン化合物及び充填剤を主体とする水分硬化性１液
性組成物である０種々の物質が工業的に入手でき、例え
ば英国特許第８６２５７６号明細書、同第９５７２５５
号明細書及び同第２１５２５２３号明細書に記載されて
いる。

自動車の警笛の場合において、所望であれば、トーンデ
ィスクを隔膜の近傍に設置し、警笛本体収納箱の周線へ
固定することができる。好都合には、トーンディスクは
隔膜及び収納箱を固定するために使用するような接着剤
またはシリコーンにより固定される。更に、トランペッ
ト部材例えば鋳型されたプラスチック構造体よりなり且
つ隔膜により発生する音のための適当な排出口をもつト
ランペット部材が収納箱へ固定できる。

本発明をより明確にするために、自動車用警笛の形態の
本発明の物品の一例を添付の図により以下に説明する。

図は自動車用警笛の側面部分断面図である。

警笛は空気を密閉した室（２）よりなる、この室は液体
形態の水を封止しており、室の外部空気圧と内部空気圧
の間の差異の影響下で空気を透過することができる部材
（４）を備えている。

室（２）は電磁石（８）を設置した収納箱（６）及び収
納箱へ固定された隔膜（１０）により区画されている。

収納箱（６）は通常円筒形の皿形状である。電磁石（８
）は収納箱へ固定されたコア（１４）及びコア上のコイ
ル（１６）よりなる、隔膜（１０）は収゛納箱（６）の
周線の環状フランジ（２０）へ固定されて収納箱の開口
部を大気中の水分の存在下で硬化してメタノールを放出
するポリシロキサン、架橋剤及び炭酸カルシウム充填剤
よりなる１液性ＲＴＶシーラントのビード（２２）によ
り密封する。コア（１４）が付勢されると、コアク１４
）へ引き付けられる物質片（２４）が隔膜（１０）へ固
定されている。該物質片はコイルに電流を通してコイル
を付勢するとコア（１４）に引き付けられる位置に設置
されている。すなわち、電磁石の作動により、隔膜（１
０）は振動を生ずる。収納箱の壁は直径５ｗ＋ｍの開口
部（２６）をもつ、開口部（２６）は後に詳述するよう
なポリシロキサン組成物から形成された部材（４）を収
納する。

部材（４）は室の外側の空気と接触するシリコーン組成
物の薄皮（３０）と室の内部の空気と接触するシリコー
ン組成物の薄皮により提供される表面（３２）をもつ気
泡層（２８）よりなる。

中央開口部（３５）を備え且つ隔膜（１０）と通常平行
に延びるトーンディスク（３４）はトーンディスク周線
部（３６）でビード（２２）を提供するために使用した
ものと同様のシーラント組成物のビード（３８）により
隔膜の周囲へ固定されている。

気泡層（２８）、該気泡層と一体の薄皮（３０）及び表
面（３２）よりなる部材（４）は開口部（２６）へ室温
加硫性発泡性組成物を注型し、該組成物を自由に膨張さ
せることにより形成された。使用する組成物はオクタン
酸第１スズ７重量部と以下に記載する組成物を混合する
ことにより形成されたポリシロキサン組成物よりなるも
のであった： ’Ｉ！ＬＪＬ　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｌ
ｉｔα、ωヒドロキシポリジメチルシロキサン分子量約
２１０００　　　　　　　　　　１００α、ωヒドロキ
シポリジメチルシロキサン分子量約９００　　　　　　
　　　　　　　１０ジフエニルメチルシラノール　　　
　　　　１０トリメチルキロキシ基で末端を停止したメ
チル水素ポリシロキサン 粘度３　Ｘ　１０−’ｍ２／秒（３０ｃＳｔ）２５℃　
　１０微粉砕充填剤　　　　　　　　　　　　　　２５
ｎ−プロピルオルトシリケート　　　　　　　　４気泡
層（２８）は約９０％の連続気泡及び約１０％の独立気
泡を備え且つ約１４０　ｋｙ／　ｍ）の密度をもつ微細
な気孔をもつ均一な発泡体であった。

【図面の簡単な説明】

図中、２・・・室、４・・・部材、６・・・収納箱、８
・・・電磁石、１０・・・隔膜、１４・・・コア、１６
・・・コイル、２０・・・環状フランジ、２２・・・ビ
ード、２４・・・物質片、２６・・・開口部、２８・・
・気泡層、３０・・・薄皮、３２・・・表面、３４・・
・トーンディスク、３５・・・中央開口部、３６・・・
トーンディスク周線部、３８・・・ビード。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、空気が密閉された室であって、室が液体形態の水の
   進入に対して密封され且つ室の外側の空気圧と室の内部
   の空気圧の差異の影響下で空気を透過することができる
   部材を備えた室をもつ物品において、前記部材が室の外
   側の空気と接触されるように配置された薄皮と室の内部
   の空気と接触するように配置された表面をもつ主に連続
   気泡の微細気孔発泡体よりなる発泡シリコーンの気泡層
   であることを特徴とする物品。 ２、気泡層が９０％の連続気泡及び１０％の独立気泡を
   もつ特許請求の範囲第１項記載の物品。 ３、部材がシリコーン組成物を自由に発泡させる条件下
   でシリコーン組成物を所望の形状に鋳型成形することを
   含む操作により形成される特許請求の範囲第１項記載の
   物品。 ４、物品は、室が電磁石を設置した収納箱及び収納箱へ
   固定された隔膜により区画され、部材が収納箱の壁に設
   置されている自動車用警笛の形態である特許請求の範囲
   第１項記載の物品。 ５、物品は、反射板を設置した収納箱及び収納箱へ固定
   されたレンズまたはガラスにより区画され、部材が収納
   箱の壁に設置されている自動車用ヘッドランプの形態で
   ある特許請求の範囲第１項記載の物品。 ６、部材が５０ｋｇ／ｍ＾３〜２５０ｋｇ／ｍ＾３の密
   度をもつ特許請求の範囲第１項記載の物品。 ７、室の壁の開口部に固定するためにの環であって、シ
   リコーン組成物の露出した外皮をもつ気泡層を備えた発
   泡したシリコーンラバー組成物で充填された環よりなる
   特許請求の範囲第１項記載の物品に使用するための部材
   。 ８、空気が密閉された室であって、室が液体形態の水の
   進入に対して密封され且つ室の外側の空気圧と室の内部
   の空気圧の差異の影響下で空気を透過することができる
   部材を備えた室をもつ物品への部材の供給方法において
   、該部材を発泡可能なシリコーン組成物を自由に膨張さ
   せる条件下で該組成物を所望の形状に鋳型成形し、それ
   によつて前記部材が室の外側の空気と接触する薄皮と室
   の内部の空気と接触する表面をもつ主に連続気泡の微細
   気孔発泡体よりなる発泡シリコーンの気泡層を形成させ
   ることにより形成することを特徴とする方法。 ９、部材をその場で鋳型成形する特許請求の範囲第８項
   記載の方法。 １０、部材が環中に鋳型成形され、次に室の壁の開口部
   に固定される特許請求の範囲第８項記載の方法。