JPS63226646A - 迅速処理性に優れた漂白定着液 - Google Patents

迅速処理性に優れた漂白定着液

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JPS63226646A
JPS63226646A JP25505487A JP25505487A JPS63226646A JP S63226646 A JPS63226646 A JP S63226646A JP 25505487 A JP25505487 A JP 25505487A JP 25505487 A JP25505487 A JP 25505487A JP S63226646 A JPS63226646 A JP S63226646A
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JP
Japan
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bleach
general formula
fixing
carbon atoms
formula
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Application number
JP25505487A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Kobayashi
一博 小林
Shigeharu Koboshi
重治 小星
Satoru Kuze
哲 久世
Naoki Takabayashi
高林 直樹
Moeko Hagiwara
茂枝子 萩原
Hiroaki Kobayashi
弘明 小林
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/42Bleach-fixing or agents therefor ; Desilvering processes

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は漂白定着液に関し、詳しくはl!彰用感光材料
に適用して迅速処理化を達成できる漂白定着液に関する
[発明の背景] 現在、高感度高沃臭化銀乳剤を用いた撮影用感光材料の
脱銀処理は漂白工程と定着工程が別々に行われている。
本発明者等は上記撮影用感光材料の脱銀処理の簡略化お
よび迅速化を図るため、漂白と定着を一浴で処理する漂
白定着処理化を検討してきた。
その検討の中で、上記漂白定着液としては、液保存性お
よび得られる色素画像の復色不良の発生等の観点から従
来からpHが高い領域で使用することが有利であるとさ
れ、その高pH領域で優れた脱銀能力を有する漂白剤を
探索した結果、本発明者等は種々のアミノポリカルボン
酸鉄錯体の中でもジエチレントリアミン五酢酸第2鉄錯
塩(DTPA−Fell塩)が脱銀速度、得られる色素
画像の復色性および漂白定着液の経時保存性を満足でき
るものとして提案してきた。(特開昭60−13423
8号、同 60−130738号、同 6G−1367
44号等) 上記DTPA−Fen塩は、PHが高い領域、具体的に
は約pH7〜つという範囲で上記の如くの特性を満足で
きるものであるが、かかるEIH領域ではアンモニアガ
スが発生し易く、狭い空白で現像処理を行う際には作業
環境上好ましくない点を有していた。さらに、感光材料
を長期にわたり処理した際の経時において、漂白定着液
中に第1鉄イオンの蓄積に起因すると考えられる脱銀能
力の低下と復色不良が発生することがわかってきた。
上記の欠点について詳細に検討を加えた結果、第1鉄イ
オンの蓄積は、漂白定着液のpHに大きく依存し、さら
に一定のI)H以上では処理した際の経時において、通
常漂白剤として用いられているアミノポリカルボン酸鉄
錯塩に共通して起こる問題点であることがわかった。
本発明者等は、さらに検討を続けた結果、特定の低いp
H域でかつ特定のアミノポリカルボン酸第2鉄N塩を組
み合わせて用いることにより、上記第1鉄イオンの蓄積
に起因すると考えられる脱銀能力の低下と復色不良が同
時に解決され、さらに保存安定性が改良されかつアンモ
ニアガスの発生も解消されることを見い出し本発明を為
すに至ったものである。
[発明の目的] 従って、本発明の第一の目的は撮影用写真感光材料に適
用して前記欠点を解決し、迅速処理化を可能にした漂白
定着液を提供することにある。本発明の第二の目的は、
アンモニアガスの発生がなく、作業環境上好ましい漂白
定着液の提供にある。
[発明の構成] 本発明の上記目的は撮影用ハロゲン化銀写真感光材料を
漂白定着する処理液において、譲渡のpHが3.0〜6
.8の範囲にあり、かつ下記一般式[I]で示される化
合物を配位子とする第2鉄錯塩並びに下記一般式[I]
〜[V]でそれぞれ示される化合物から選ばれる少なく
とも1つの化合物を配位子とす゛る第2鉄錯塩を含有す
る漂白定着液により達成された。
一般式[i] (式中、R1は水素原子または低級アルキル基を表わし
、11 + 、 II 2および113(よそれぞれ0
〜3の整数を表わす。但し、n l 、!12およびR
3の合計は2乃至4の整数であり、 R+ 数の総和は3以上である。) 一般式[Trl (式中、R2は炭素数1〜5のアルキル基、ヒドロキシ
置換された炭素1に1〜5のアルキル基または−→CH
2)−6COOHを表わし、R4、R5およびR6はそ
れぞれ1または2を表わす。)一般式[[1[] (式中、n 7 d3よびR9はそれぞれO〜3の整数
を表わし、R8は1〜3の整数を表わす。但し、R7、
nQ J5よびR9の合計は2以上である。)一般式[
IV ] (式中、R3J3よびR1はそれぞれ水素原子、ヒドロ
キシ置換された炭素数1〜3のアルキル基またはカルボ
ギシ@挽された炭素数1〜2のアルキル基を表わし、R
5およびR6はそれぞれ水素原子またはヒドロキシ置換
されたフェニル基を表わす。R,? 、 Ra 、R9
および1り1oはそれぞれ水素原子またはヒドロキシ置
換された炭素数1〜3のアルキル基を表わづ“、@シ、
1(7とRe 、R9とRhoはそれぞれ結合して炭素
数5〜8の環を形成してもよい、n toおJ:びn 
11はそれぞれ1〜3の整数を表わし、n 12はO〜
4の整数を表わす。)一般式[V] (式中、n 13は1〜8の整数を表わす。)[発明の
具体的構成1 本発明の漂白定着液には、一般式[IIで示される化合
物を配位子とする第2鉄銘塩が用いられる。
一般式[IIにおいて、R+ としては好ましくは水素
原子である。また、 →CH2寸? El澹+CH2−竜とお1ノる炭素原子
敗の総和の最も好ましくは3T−ある。
以下、一般式[IIで示される化合物の好ましい具体例
を示す。
例示化合物 上記例示一般式[I]で示される化合物の第2鉄錯塩の
中では好ましくは、例示化合物(I−1)、(I−2)
および(1−3)を配位子として用いる第2鉄錯塩であ
る。ざらに、例示化合物No、(I−1)、(I−2)
および(I−3)の中でも溶解性の点から(I−1>、
(I−2)を用いることが特に好ましく、本発明の目的
の効果等積々の点を鑑みると、(I−1)e用いること
が本発明において最も好ましい。
一般式[II]〜[V]で示される化合物の好ま421
テ仁イし令殉 上記一般式[工]で示される化合物を配位子とする第2
鉄錯塩および一般式[II]〜[V]で示される化合物
を配位子とする第2鉄錯塩は、フリーの酸(水素塩)と
しても用いられるが、対温としてナトリウム塩、カリウ
ム塩、リチウム塩等のアルカリ金属塩、もしくはアンモ
ニウム塩、または水溶性アミン塩例えばトリエタノール
アミン塩等としても用いることができる。好ましくはカ
リウム塩、ナトリウム塩及びアンモニウム塩が使われる
本発明の漂白定着液において、本発明の一般式[I]で
示される化合物を配位子とする第2鉄錯塩並びに一般式
[II]〜[V]で示される化合物を配位子とする第2
鉄錯塩の合計量に対し、後者の第2鉄錯塩を1モル%〜
95モル%の範囲で使用することが好ましく、より好ま
しくは5モル%〜90モル%、最も好ましくは10モル
%〜80モル%の範囲で使用される。
また本発明に於いて、脱銀、復色性及び保存安定性の総
合性能から、最も効果の高いのは、一般式[I]で示さ
れる化合物とIV−3またはIV−7との組み合わせで
、特にI−1とIV−7との組み合わせ、I−2とTV
−7の組み合わせがとりわけ効果が高い。
本発明の一般式[I]で示される化合物並びに一般式[
I]〜[VIでそれぞれ示される化合物から選ばれる少
なくとも1つの化合物を配位子とする第2鉄詣塩は、本
発明の漂白定着液中本発明の効果を得る量であればいか
なる量でも用いられるが、第2鉄錯塩濃度が高くなりす
ぎると、漂白定着液の保存性が劣化し、一方、第2鉄錯
塩の濃度が低すぎると、脱銀性能と復色性能が劣化する
従って通常その合計量で0,02〜1.30モル/lの
範囲で用いることが好ましく、0.10〜1.20モル
/Hの範囲で用いることがより好ましい。特に0.20
〜0.80モル/4の範囲で用いられると本発明の効果
を良好に奏し好ましい。
本発明では、本発明の漂白定着液に前記一般式[I]で
示される化合物を配位子とする第2鉄錯塩並びに一般式
[nl−[V’lで示される化合物から選ばれる少なく
とも1つの化合物を配位子とする第2鉄錯塩を併用する
ことにより、本発明の漂白定着液の持つ優れた脱銀及び
復色性能を維持したまま、保存安定性が改良されること
に特徴がある。
一般に種々の特性を改良するために、数種の漂白剤を併
用することは知られており、例えばリサーチディスクロ
ージャー24023 (4月、 1984)には、慢色
不良、スティンや空気酸化速度の改良のため、数種の漂
白剤を混合して漂白液中に添加する技術が開示されてい
る。
しかしながら、一般式[I]で示される化合物を°配位
子とする第2鉄錯塩に一般式[I[]〜[V]で示され
る化合物を配位子とする鉄錯塩を添加することにより本
発明の漂白定着液の保存安定性を著しく改良できるとい
う事実は全く知られておらず、また、本発明の粗にの漂
白定着液であっても、DHが本発明の範囲からはずれる
場合には、保存安定性の改良効果がないこと、本発明以
外の漂白剤の組み合わせでは、I)Hが本発明の範囲で
も保存安定性の改良効果がないことから、容易に推定で
きない驚くべき事実である。
本発明の漂白定着液は、pH3,0未満では亜硫酸ガス
発生のため、またDH6,8より高ければ本発明の効果
が不充分のためそのl)H範囲はpH3,0〜6.8で
あり、このpH領域であればいかなるpHでも用いるこ
とができるが、脱銀性と復色性の他に、各種鉄塩の低温
時の溶解性亜硫酸イオンより発生する亜′@激ガス臭気
を考えると、pH4,0〜6.7で用いることが好まし
く、特に pH5,0〜6.5で用いることが最も好ま
しい。
本発明の漂白定着液中には、保存安定性を向上させるた
めさらに亜硫醒塩及び/又は亜1i!Ilイオンを放出
できる化合物を含有することが好ましい。
このような化合物としては、亜硫酸アンモニウム、亜硫
酸ナトリウム、亜iaカリウム、亜硫酸水素ナトリウム
、亜m1ll!水素カリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム
、ホルムアルデヒド重亜硫酸付加物等が挙げられる。
これらの化合物は、本発明の漂白定着液1r当リ0.0
001モルから2,0モル、好ましくは0.001モル
から 1.3モル、最も好ましくは0.01モルから0
.9モル以下で使用される。
本発明の漂白定着液に含ませるハロゲン化銀定着剤とし
ては通常の定着処理に用いられるようなハロゲン化銀と
反応して水溶性の錯塩を形成する化合物、例えばチオ硫
酸カリウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ@酸アンモニウ
ムの如きチオ硫酸塩、チオシアン醒カリウム、チオシア
ン酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウムの如きチオ
シアン酸塩、チオ尿素、チオエーテル、高濃度の臭化物
、ヨウ化物等がその代表的なものである。これらの定着
剤は5g//!以上、好ましくは50a/1以上、より
好ましくは70’al1以上溶解できる範囲の量で使用
できる。
本発明の漂白定着液は、種々の添加剤を含むことができ
る。添加剤としては、特にアルカリハライドまたはアン
モニウムハライド、例え°ば臭化カリウム、臭化ナトリ
ウム、塩化ナトリウム、臭化アンモニウム、沃化カリウ
ム、沃化ナトリウム、沃化アンモニウム等を含有させる
ことが望ましい。
本発明の漂白定着液には硼酸、硼砂、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重
炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、酢酸、酢酸ナトリウ
ム、水酸化アンモニウム等の各種の塩からなるpH1l
笥剤を単独であるいは2種以上組合せて含有せしめるこ
とができる。ざらにまた、各種の蛍光増白剤や消泡剤あ
るいは界面活性剤や防ぽい剤を含有せしめることもでき
る。
またアセチルアセトン、ホスホノカルボン酸、ポリリン
酸、有機ホスホン酸、オキシカルボン酸、ポリカルボン
酸、ジカルボン酸及びアミノポリカルボン酸等の有機キ
レート剤あるいはニトロアルコール、硝酸塩等の安定剤
、アルカノールアミン等の可溶化剤、有機アミン等のス
ティン防止剤、その他の添加物や、メタノール、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒を
適宜含有せしめることができる。
本発明の漂白定着液には漂白促進剤を用いることが好ま
しく、例えば特願昭60−160943号等に記載され
る化合物を用いることができ、下記一般式[A〜工]〜
[A −[V ]に示される化合物を用いることが本発
明の効果を良好に奏し好ましい。
一般式[A−11 式中、Qlは含窒素へテロ環(5〜6員の不飽和環また
は飽和環が縮合しているものち含む)を形成するに必要
な原子群を表わし、R1は水素原またはアルキル基を表
わす。但し、Q′はQl と同義である。
一般式[A−III 式中、R2およびR3はそれぞれ水素原子、炭素原子数
1〜6のアルキル基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ア
ミノ基、炭素原子数1〜3のアシル基、アリール基また
はアルケニル基を表わす。
Aは 又はn1価のへテロ環残基(5〜6員の不飽和環が縮合
しているものも含む)を表わし、Xは−S、−〇または
−NR“を表わす。ここで、RおよびR′はそれぞれR
2およびR3と同義、X′はXと同義、2は水素原子、
アルカリ金属原子、アンモニウム基、アミン基、含窒素
へテロ環残基、アルキル基、または 原子を表わし、R“は水素原子、炭素原子数1〜6のア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環残
基(5〜6員の不飽和環が縮合しているものも含む)ま
たはアミノ基を表わし、n1〜n6および1111〜l
l15はそれぞれ1〜6の整数を表わす。Bは炭素原子
数1〜6のアルキレン基をR4およびR5はそれぞれR
2およびR3とI?1illlである。但し、R4およ
びR5はそれぞれ−B−8zを表わしてもよく、またR
2とR3、RとR’ 、RsとR5はそれぞれ結合して
環を形成してもよい。
なお、該式で表わされる化合物はエノール化体およびそ
の塩も含む。
一般式[A−1111 R・、 /Y・−(B・−8←Z・ ++。
R。
式中、R6およびR7はそれぞれ水素原子、炭素原子数
1〜6のアルキル基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ア
ミムL炭素原子数1〜3のアシル基、アリール基、アル
ケニル基または−8+−3−7+ を表わす。但し、R
sとR7は結合して環を形成してもよい。Ylは N−
または Cl−1−を表わし、B1は炭素原子数1〜6
のアルキレン基を表わし、zlは水素原子、アルカリ金
属原子、アンモニウム基、アミムL含窒素へテロ環残基
または \R7 の整数を表わす。] 一般式[A−IVI (G’ )z 式中、Arは2価のアリール基またはアリール基と酸素
原子および/もしくはアルキレン基とを組みあわせた2
価の有機基を表わし、B2およびB3はそれぞれ低級ア
ルキレン基を表わし、R8、Rs、RhoおよびR11
はそれぞれヒドロキシ置換低級アルキル基を表わし、X
およびYはそれぞれ0または1を表わす。G′はアニオ
ンを表わし、2は0.1または2を表わす。
以下、本発明に好ましく用いられる漂白促進剤例示化合
物 (A−1)        (A−2)(A−3) (A−4) (A−5) (A−6) (A−7) H,N−C5NHNHCS−NH。
(A−9) 漂白促進剤の添加量は本発明の漂白定着液12当り約0
.01〜100gの範囲で用いるのが好ましく、さらに
、0.05〜50gが好ましく、特に好ましくは0.0
5〜15CIである。
近年、公害負荷低減及び処理液コストの低減の目的から
低補充化が行なわれるが、本発明の漂白定着液も低補充
化に適用して好ましい。この時、本発明の漂白定着液中
にヨウ素イオンの蓄積が起こることが予想される。従来
、ヨウ素イオンの蓄積は、脱銀速度の低下をもたらすこ
とが知られているが、本発明の漂白定着液では、ヨウ素
イオンの蓄積によっても脱銀性が実質的に低下しないば
かりか、驚くべきことに、発色現像処理後水洗工程等洗
浄工程を経ることなく、漂白定着液に浸漬される場合に
も未露光部の濃度上昇(いわゆるカブリ)がほとんど起
こらないことが明らかとなった。
この時ヨウ素イオンは漂白定着液にo、 ooosモル
/j!u上含有することが好ましく、より好ましくは、
漂白定着液に0.001モル/1以上含有することが好
ましい。
本発明の漂白定着液による処理時間は特に限定はないが
処理時間の短縮のため10分以下で処理することが好ま
しく、特に本発明では7分以下の迅速処理が可能である
本発明の漂白定着液の温度は80″C以下で使用される
が、望ましくは55℃以下、最も好ましくは45℃以下
で使用される。又蒸発等を抑えて使用するのが望ましい
上記本発明の漂白定着液は、撮影用ハロゲン(ヒ銀写真
感光材料であればいかなるハロゲン化銀写真感光材料で
も適用できる。具体的に好ましくは沃化銀含有率が0.
5モル%以上、ざらに好ましくは1モル%以上含有する
高感度沃臭化銀乳剤を用いた感光材料であることが好ま
しい。
本発明の漂白定着液は、上記撮影用ハロゲン化銀写真感
光材料を発色現像後、直ちに漂白定着する処理液として
用いてもよいし、発色現像後、水洗又はリンス又は停止
等の処理を行った後の漂白定着処理液として用いてもよ
く、ざらに発色現像後に前定着処理を行った後の漂白定
着処理液として用いてもよい。また、本発明の漂白定着
液による処理の後、水洗処理し、その後安定化処理して
もよいし、水洗処理工程を省略もしくは水洗水量を極端
に低減する特開昭57−8543号に記載の多段向流安
定化処理技術や、特開昭58−14834号公報に記載
されているような水洗代替処理液による処理技術に適用
することもできる。また、発色現像、漂白定着、水洗等
の工程の他に硬膜、中和、黒白現像、反転、少S水洗工
程等、必要に応じて各種の補助工程が付加されてもよい
本発明に適用できる撮影用ハロゲン化銀写真感光材料に
用いるハロゲン化銀乳剤としては、常法により化学増感
することができ、増感色素を用いて、所望の波長域に光
学的に増感できる。
ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安定剤等を加え
ることができる。該乳剤のバインダーとしては、ゼラチ
ンを用いるのが有利である。
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜することが
でき、又、可塑剤、水不溶性又は難溶性合成ポリマーの
分散物(ラテックス)を含有させることができる。
カラー写真用感光材料の乳剤層には、カプラーが用いら
れる。
更に色補正の効果を有しているカラードカプラー、競合
カプラー及び現像主薬の酸化体とのカップリングによっ
て現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀溶剤
、調色剤、硬膜剤、カブリ剤、カブリ防止剤、化学増感
剤、分光増感剤、及び減感剤のような写真的に有用なフ
ラグメントを放出する化合物が用いることができる。
感光材料には、フィルタ一層、ハレーション防止層、イ
ラジェーション防止層等の補助謂を設けることができる
。これらの層中及び/又は乳剤層中には現象処理中に感
光材料から流出するかもしくは漂白される染料が含有さ
せられてもよい。
感光材料には、マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活性
剤、色カブリ防止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促
進剤を添加できる。
支持体としては、ポリエチレン等をラミネートした紙、
ポリエチレンテレフタレートフィルム、バライタ紙、三
酢酸セルロース等を用いることができる。
[実施例] 以下、実施例によって本発明の詳細な説明するが、これ
により本発明の実施態様が限定されるものではない。
実施例1 (実験1) トリアセテートフィルムベース上にハレーション防止層
及びゼラチン層を設けこの上に赤感性ハロゲン化銀乳剤
層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、黄色コロイド銀を含有
するフィルタ一層及び青感性ハロゲン化銀乳剤層を総体
の銀量が100cf当り931111になるよう塗布し
た。上記の乳剤層は沃化銀のモル%が約5.0%の沃臭
化銀であり。この際、青感性ハロゲン化銀乳剤層にはイ
エローカプラーとして下記(Y−1)、緑感性ハロゲン
化銀乳剤層には、マゼンタカプラーとして下記(M−1
)、赤感性ハロゲン化銀乳剤層にはシアンカプラーとし
て下記(C−1)を用い、各乳剤層にはそれぞれ増感色
素、硬膜剤及び延展割等通常の添加剤を加えた。このよ
うにして得られたハロゲン化銀カラーネガ感光材料を試
料として用いた。
イエローカプラー(Y−1) マゼンタカプラー(M−1> シアンカプラー(C−1) この試料をピースに裁断し、常法に従って模型露光を与
えたものを用い、次の工程に従ってピース用処理装置を
用いて処理(以下、半環処理と称する)を行った。
処理工程 処理温度(’C)槽数  処理時間1発色現
像  37.8    1槽  3分15秒2漂白定着
  37.8    1槽  4分20秒3水  洗 
30〜34    2槽   4分20秒4安  定 
30〜34    1槽   2分10秒5乾  燥 発色現象液、漂白定着液及び安定液は以下のものを使用
した。
[発色現像7N、] 炭酸カリウム            30g炭酸水素
ナトリウム        2.5g亜硫酸カリウム 
         s、o g臭化ナトリウム    
      1.2g沃化カリウム         
   2鵬9ヒドロキシアミン硫酸塩       2
.5g塩化ナトリウム          o、e g
ジエチレントリアミン五酢酸 ナトリウム            260gN−エチ
ル−N−β−ヒドロ キシエチル−3−メチル−4− アミノアニリン硫W1塩        4.5g水酸
化カリウム           1,2a水を加えて
12に仕上げ、水酸化ナトリウム又は20%硫酸を用い
てp)(10,06に調整した。
[漂白定着液] 表1に示す有機酸の第2鉄 アンモニウム錯塩       表1記載量チオ@廐ア
ンモニウム(70%溶液)300.β亜硫酸アンモニウ
ム          59銀粉末         
      2.0g水を加えて全量を11とし、酢酸
とアンモニア水でDHを表1に示す様に調整した。
[安定液] ホルマリン(37%水溶液)      2−コニダッ
クス(小西六写真工業社製) 5−水を加えて12とし
た。
表  1 表 1 (続き) 表  1   (vtき) 上記処理後の漂白定着液を開口比率10Cv’/4(一
般の自動現像機に相当する開口条件であり、12の漂白
定着液に対して、10cfの空気接触面積を有している
ことを意味する。)で、38℃、1週間の経時保存し、
保存後の漂白定着液を用いて上記処理を再び行なった。
処理後のフィルム試料(漂白定着液の経時保存前後のそ
れぞれ)の最高濃度部の残留銀@(1G/ df)を蛍
光X線法により測定し、さらにシアン色素濃度をサクラ
光電瀧度計PDA−65[小西六写真工業■製]を用い
て復色率を測定した。
上記表2より、本発明に係わる有機酸第2鉄錯塩を組み
合わせて用いて、pH3,0〜6.8の領域の漂白定着
液を使用する際には、経時保存の如何にかかわらず、残
留銀も少なく、かつ復色率も良好であることが判る。
(実験2) 前記(実験1)で用いた漂白定着液N 0.3の有機酸
の第2鉄錯塩の濃度および組み合せを下記表3に示す如
く変化させ漂白定着液N0.6−1〜8−10をll製
した。該漂白定着液を用いて実wA1の感材を処理し、
得られた処理後の漂白定着液を実験1と同様に経時保存
し、この経時保存漂白定着液を用いて、脱銀性能及び復
色性能を実験1と同様に測定し表3に併せて示した。
また、1週間保存後、さらに開口比率を10倍にして保
存を続は沈澱の発生が生じるまでの日数を目視にて観察
した。
以上の結果をまとめて表3に示す。
表3 表 3(続き) 寝 沈澱発生までの日数で示す。
表3より明らかなように、一般式[工]と一般式UI]
〜[V]から選ばれる少なくとも1つとを組み合わせた
漂白剤の併用により I)H3,0〜6.8の領域での
保存安定性の向上効果が大きく、時にp)−14,0〜
DH6゜7で、とりわけDH5,(1〜6.5で良好な
結果を得ることがわかる。
(実験3) 実験1で用いた漂白定着液N0.1.3.4及び5を使
用し、実験2と同様の実験を繰り返した。
ただしここでは有el酸の第2鉄錯塩の濃度及び併用す
る有機酸の第2鉄錯塩を表4のように変化させpHを6
.0とした。
表4より明らかなように、本発明の有機酸の第2鉄錯塩
の組み合わせのみが、良好な脱銀性、復色性及び保存安
定性を示すことがわかる。またとりわけニー1とrV−
3まなはIV−7の組み合わせ、I−2とIV−3また
はIV−7の組み合わせ、I−3とrV−3またはIV
−7の組み合わせの時、保存性の改良効果が高く、特に
I−1とTV−7の組み合わせ、I−2とIV−7の組
み合わせが良好であることがわかる。
(実験4) 実験1で用いた漂白定着液N o、 3を用い、実験2
と同様の実験を繰り返した。ただしここでは有機酸の第
2錯塩の組成を表5の如く変化させ、表5より明らかな
ようにIV−7の第2鉄錯塩が  ・1モル%〜95モ
ル%の範囲でほぼ良好な結果を得るが、とりわけ5モル
%〜90モル%、特に10モル%〜80モル%の範囲で
脱銀、復色及び保存性能共に良好な結果を得ることがわ
かる。
以上の実験1〜実!J4の結果より、本発明の漂白定着
液、即ちpHが3.0〜6.8の範囲で一般式[I]で
示される化合物を配位子とする第2鉄錯塩並びに一般式
[I]〜[V]から選ばれる少なくとも1つの化合物を
配位子とする漂白定着処理液は、特に経時保存後におい
ても優れた脱銀性能を有し、復色不良の発生も良好に防
止され、さらに保存安定性も良好であることがわかる。
なお、本発明の漂白定着液はアンモニア臭は全くないも
のであった。
実施例2 実施例1の実験1で用いた漂白定着液N o、 3.4
及び5を用いて実施例1の実験2と同様の実験を繰り返
した。ただしここでは、併用した2種類の第2鉄錯塩の
比率は変えずに第2鉄錯塩の濃度8表6の如く変化させ
、pHを5,0とした。結果ε表6に合せて示した。
表6より明らかなように、本発明の漂白定着液の中でも
、特に漂白剤の含有匿が0.02モル/y〜1,30モ
ル/2、好ましくは0.10〜1.20モル/2、さら
に好ましくは0.20〜0.8モル/llの範囲であれ
ば、経時保存しても脱銀及び復色能力は高くかつ硫化ま
での日数が長い良好な漂白定着液であることがわかる。
実施例3 実施例1の実験1で使用した漂白定着液NO61,3,
4及び5を用いて実施l!1111の実験1と同様の実
験を繰り返した。ただしここでは、第2鉄″錯塩の濃度
を下記表7の如くとし、漂白定着液のpHを6.0とし
た。
経時保存後実施例1の実験1と同様に脱銀能力の評価を
行い結果を表7に記載した。
また処理後の試料を、CNK−4基準処理(小西六写真
工業カラーネガ処理)に従って漂白及び定着処理を施こ
し残存銀を完全に除いた後に、マゼンタ色素の透過濃度
を測定してこの値をDq+とじた。次に実施例1の実験
1と同様に発色現像を行った後、CNK−4基11!処
理に従って漂白及び定着処理した試料のマゼンタ色素の
透過濃度を測定し、この値をDG2とした。DGl と
DG2の差を求める(ΔDa)ことにより、マゼンタス
表7から明らかなように、比較の漂白定着液では、Kl
の添加によってマゼンタスティンは小さくなるが、脱銀
能力が大きく低下ジる。しかし本発明の漂白定着液では
、Klの添加によりマゼンタスティンが低く抑えられる
一方、脱銀能力の低下が小さく良好な結果が得られた。
実施例4 実施例1の実験1において調製した漂白定着液No、1
−1および3−1において、pHを6,0とし漂白促進
剤を下記表8に示す如くに添加した以外は同様にして、
漂白定着液No、1−21〜1−26および3−31〜
3−36を調製した。
得られた漂白定着液を用いて、実Mlにおける漂白定着
時4分20秒を3分15秒とした以外は、実t!列1の
実験2と同様の評価を行った。
結果を表8に示す。
表8より、漂白促進剤を添加した時には、漂白定着時間
を短くしても本発明の漂白定着液は保存によっても脱銀
性、復色性および保存性のいずれも良好な効果を維持で
きるのに対して、本発明外の漂白定着液は、調製直後の
場合はいずれも効果があったが保存により脱銀性と復色
性および保存性が更に劣化することが明らかとなった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 撮影用ハロゲン化銀写真感光材料を漂白定着する処理液
    において、該液のpHが3.0〜6.8の範囲にあり、
    かつ下記一般式[ I ]で示される化合物を配位子とす
    る第2鉄錯塩並びに下記一般式[II]〜[V]でそれぞ
    れ示される化合物から選ばれる少なくとも1つの化合物
    を配位子とする第2鉄錯塩を含有することを特徴とする
    漂白定着液。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は水素原子または低級アルキル基を表わ
    し、n_1、n_2およびn_3はそれぞれ0〜3の整
    数を表わす。但し、n_1、n_2およびn_3の合計
    は2乃至4の整数であり、 ▲数式、化学式、表等があります▼における炭素原子数
    の総和は3以上である。) 一般式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_2は炭素数1〜5のアルキル基、ヒドロキ
    シ置換された炭素数1〜5のアルキル基または−(CH
    _2)_n__6COOHを表わし、n_4、n_5お
    よびn_6はそれぞれ1または2を表わす。)一般式[
    III] ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、n_7およびn_9はそれぞれ0〜3の整数を
    表わし、n_8は1〜3の整数を表わす。但し、n_7
    、n_8およびn_9の合計は2以上である。)一般式
    [IV] ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_3およびR_4はそれぞれ水素原子、ヒド
    ロキシ置換された炭素数1〜3のアルキル基またはカル
    ボキシ置換された炭素数1〜2のアルキル基を表わし、
    R_5およびR_6はそれぞれ水素原子またはヒドロキ
    シ置換されたフェニル基を表わす。R_7、R_8、R
    _9およびR_1_0はそれぞれ水素原子またはヒドロ
    キシ置換された炭素数1〜3のアルキル基を表わす。但
    し、R_7とR_8、R_9とR_1_0はそれぞれ結
    合して炭素数5〜8の環を形成してもよい。n_1_0
    およびn_1_1はそれぞれ1〜3の整数を表わし、n
    _1_2は0〜4の整数を表わす。)一般式[V] ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、n_1_3は1〜8の整数を表わす。)
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