JPS6322472A - エレベ−タの群管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は並設されたエレベータのかごを一群として管
理する装置に関するものである。

一般に、建物内の交通状態に応じて、特定階のエレベー
タサービスを他の階床よりも優先することが要求される
。例えば、朝の出動時間帯では。

主階床（ロビー階）から昇り方向で乗車する人が多いの
で、主階床のサービスを他の階床よりも良くする必要が
あり、昼食時間帯では食堂階から乗車する人が多いとい
うことで１食堂階のサービス１ｒ、優先する必要がある
。また、特定階だけでなく。

かごが満員になったために通過された呼びの階だとか１
乗場に待客の積み残しが生じた階のように。

特にサービス状態が悪化している階床のサービスも優先
して行うことが要求される。

最近１乗場呼びをかごに割り当てる場合に、各乗場呼び
の待時間の予測値（以後、予測待時間という）を演算し
て、その予測待時間を用いて各乗場呼びの待時間が短く
なるように呼びを割り当てる方式１例えば予測待時間の
２乗値の総ａが最小となるかごに割り当てる方式などが
考えられている。

上記した割当方式は、各乗場呼びの待時間の長さだけを
その呼びのサービス状態の評価値にしている。すなわち
、待時間が長くなればなる程、サービス状態は悪くなる
と考え、その待時間が各乗場とも平等に短くなるように
呼びを割り当てている。しかし、上述したように乗場呼
びのサービス状態は単に呼びの待時間だけではなく１乗
場の待客数や１乗場の特殊性（会議室とか重役室など）
にも左右される。また、満貫通過されたり１乗場に積み
残されたりすることになれば待時間が長くなり、待客の
不満を高めることになるが、このようなことにもサービ
ス状態は影響される。

この発明は上記不具合を改良するもので、各乗場呼びの
評価値に基づいて乗場呼びを割当てる場合、上記評価値
を交通状態や各乗場の特殊性及びサービス状態に応じて
修正し、優先サービスを必要とする乗場に対して、相応
の優先サービスを与え、待客の不満を和らげることので
きるエレベータの群管理装置を提供することを目的とす
る。

以下、第１図〜第３図によりこの発明を４階昇り方向の
乗場に適用した一実施例について説明する。なお説明の
便宜上１号機〜３号機の３台が設置されている場合につ
いて示す。

第１図中、（Ｉ）は４階昇り呼びが登録されているとき
「１」、それ以外は「０」となる乗場呼び登録信号、（
２）は１点の人力信号が「０」から「１」になると時間
を計数し始め、１点の人力信号が「１」から「０」にな
ると零にリセットされるようなタイマで１乗場呼びが登
録されてから経過した時間（以後登録時間という。この
登録時間は現在までの待時間を表わしている。）を表わ
す信号（３）を出力する。（４）は上記登録時間信号（
３）を修正するための係数信号（５）及び（６）を設定
する４階昇り呼びに対応した修正係数設定回路で、上記
４階昇り呼びに対して優先度を付ける優先度設定手段で
ある。（７）は登録時間信号（３）を修正する回路で、
修正された登録時間（以後修正登録時間という）信号（
８）を出力する。（９）は乗算器、α０は加算器、　１
１）は０点に「１」の信号が入力されているとき１点の
入力信号全そのま１出力し０点に「０」の信号が入力さ
れているとき零を出力するゲート回路である。

なお４階は一般の事務室として使用されているものとす
る。

第２図は、１号機が４階昇り呼びを満貫通過するのを検
出する回路の一例で、２号機及び３号機についても同様
の回路が設けられている。

図中、α２は１号機に４階昇り呼びが割当てられている
とき「１」となる割当呼び信号、（Ｉ■は１号機のかご
内負荷が定格負荷の８０％以上のときにのみ「１」とな
る満員信号、６４は１号機が昇り方向で４階にいるとき
「１」となるかご位置信号。

α９は１号機が昇り方向のとき「１」降り方向のとき「
０」となるかご方向信号、α６１ｉｔ、１号機が４階の
かご呼びを持つときのみ「１」となるがご呼び信号、ａ
′Ｑはナントゲート、θ印はアンドゲート。

（１８ａ　）はその出力で１号機が４階昇り呼びを満貫
通過するとき「１」のパルスを持つような満貫通過検出
信号である。

第３図は修正係数設定回路（４）の−例であり１図中（
１８ａ）、（１８ｂ）、（１８ｃ）はそれぞれ１号機〜
３号機の４階昇り呼びに対する満貫通過検出信号、０Ｉ
−は４階昇り呼びが登録された後連続して満貫通過され
た回数信号Ｑυを計数して出力する満貫通過回数横用回
路、Ｖ４はオアゲート、（至）は１点に人力される信号
のパルスを計数するパルスカウンタで。

Ｒ点に「１」の信号が人力されると零にリセットされる
。ｅ１４．＠はノットゲート、（ハ）、＠は４階昇り方
向の乗場の特性（事務室）や、サービス状態。

また交通状態によってそれぞれ修正係数信号（５）。

（６）を演算する回路であり、演算回路（イ）は演算回
路（イ）と全く同様な回路構成である。（至）は乗算器
、翰は加算器、（至）は０１点の入力信号が「１」のと
きに工　点の入力信号を出力信号０υとして出力し。

０２点の人力信号が「１」のときに工２点の入力信号を
出力信号０υとして出力する選択回路、０乃。

（至）は４階昇り呼びの満貫通過に関係した定数値信号
、（ロ）は昇り方向の交通が混雑したことを検出したと
きのみ「１」となりそれ以外は「０」となる交通状態信
号、＠、０ηは交通状態信号（財）が「０」の場合４階
昇り方向の乗場の特性により設定される定数値信号、ｃ
ｌｌ、４３１は交通状態信号（財）が「１」の場合４階
昇り方向の乗場の特性により設定される定数値信号であ
る。

今、４階昇り呼びが登録されてから１５秒経過したとす
る。登録時間信号（３）は１５秒とタイマ（２）から出
力されているので、修正係数信号（５）及び（６）がそ
れぞれ１秒及び２秒と設定されている場合には乗算器（
９）、加算器ａ樟によりゲート回ｗＳｆｉυの１点には
１５ｘ１＋２−１７秒が入力される。ゲート回路ａｎの
０点には４階昇り呼びの登録信号＋１１の「１」が人力
されているので、結局修正登録時間信号（８）は１１秒
と出力される。一方４階昇り呼びがかごに応答されて登
録信号＋１１がリセットされると、ゲート回路Ｕυの０
点には「０」が入力されることになり、修正登録時間信
号（８１は零秒と出力される。

次に、４階昇り呼びが１号機に割当てられているとき、
１号機が満員となって、４階昇り呼びを満貫通過する場
合を考えてみる（第２図）。まず。

割当呼び信号０′Ａは「１」、満員信号Ｑｌは「１」。

かご方向信号（へ）は「１」、かご呼び信号（ｌ［９は
「ｏ」となり、ナントゲートσηの出力は「１」となっ
ている。かごが３階にいるときはかと位置信号ａ４は「
０」であり、アンドゲートα枠の出力信号（１８ａ）は
「０」となっている。次に、１号機が４階に達するとか
ご位置信号Ｉは「１」になるので、４階昇り方向の乗場
を通過中はアンドグー）Ｑ杓の出力信号（１８ａ）は「
１」となる。更に、４階昇り方向の乗場を通過して５階
に達すると、かご位置信号ａ４１は再び「０」となって
、アンドゲートα枠の出力信号（１８ａ）も再び「０」
となる。このようにして。

かご（ａＪが４階昇り呼びを満貫通過するときには。

「１」のパルスを持った満貫通過検出信号（１８ａ）が
得られることになる。

第３図に示す修正係数設定回路（４）では、満貫通過さ
れた回数によって修正係数が設定される。今。

４階昇り呼びが、呼び登録後初めて１号機によって満貫
通過されたばかりとすると、満貫通過検出信号（１８ａ
）はオアゲート（イ）を経てパルスカウンタ（ハ）の１
点に人力される。パルスカウンタ（ハ）の内容が１つカ
ウントアツプされて、満貫通過回数信号Ｑυは１となる
が、定数値信号Ｉ３ツが例えばＧ５と設定されているな
らば１乗算器（ハ）によりＱ、５Ｘ１−［１５が加算器
−に入力され、係数信号（５）は０，５だけ増加するこ
とになる。係数信号（６）も同様に定数値信号（至）が
例えば１０秒と設定されているならば、１０Ｘ１１０秒
だけ増加することになる。

満貫通過後、４階昇り呼びが１号機以外の適当なかごに
割り当て直されてそのかごに応答されると呼びは打ち消
される。したがって２乗場呼び登録信号ｉｌ＋は「０」
となり、ノットゲートＧ４の出力信号は「１」になるの
で、パルスカウンタ（ハ）の内容は零にリセットされる
。

また、修正係数信号（５１、（６）は交通状態によって
も設定値を変えることができる。今、普通の交通状態（
交通状態信号（財）＝「０」の状態）にあって４階昇り
方向の乗場に対して満貫通過は生じていす、４階昇り方
向の乗場の特殊性も加味して定数値信号（至）は１．定
数値信号ｃ３ηは２秒と設定されている場合を考える。

このとき９選択回路（至）の０２点にはノットゲート（
ハ）の出力信号の「１」が人力されているので１選択回
路（至）の出力信号０υは工２点の入力信号と等しく１
となる。加算器−には乗算器（２）の出力信号（−〇）
と出力信号Ｇυ（−１）が入力されるので、係数信号（
５）は結局０＋１−１と出力される。係数信号（６）も
同様にして０＋２−２秒が出力される。

次に、昇り方向の交通が混雑してそれが検出された場合
（交通状態信号（ロ）は「１」）を考える。

昇り方向混雑時には、４階昇り方向の乗場からの乗客も
増加すると考えられるので、４階昇り方向の乗場の特殊
性も加味して、定数値信号（至）、ＣＨＩをそれぞれ１
．５　、１０秒と設定したとすると１選択回路（至）の
Ｇ４点に「１」の信号が人力されるので。

出力信号６υは工１点の入力信号と等しく１．５となる
。したがって、係数信号（５）は加算器（イ）により０
十１．５−１．５と出力される。係数信号（６）も同様
に０＋１０−１０秒と出力される。このようにして。

普通の交通状態では、登録時間１５秒の４階昇り呼びは
ｌＸ１５＋２−１７秒の昇り呼びと見なされるのに対し
、昇り方向混雑時にはＬ５Ｘ１５＋１０−３２．５秒の
昇り呼びと見なされ、それだけ４Ｗｉ昇り呼びのサービ
スが重視されることになる。

この実施例においては１乗場呼びの登録時間を交通状態
や乗場の特殊性及び満貫通過の回数に応じて修正し、見
かけ上登録時間が長い呼びとしてサービス状態を評価す
るようにしたが、一般に各乗場呼びに対して修正係数を
設定する条件としては。

（７）連続して満貫通過された回数 （イ）満貫通過されたときの呼びの登録時間の長さり〕
満貫通過されたときの待客数 に）予報外れ（予報されているかご以外のかごがかと呼
びで先に到着すること）の回数 に）予報が外れたときの呼びの登録時間の長さく至）予
報が外れたとき、予報灯が点灯されてから経過した時間
（以後、予報遅れ時間という）（１）予報が外れたとき
の待客数 （至）満員積み残しが連続して生じた回数ｍ満員で積み
残された待客数 （ロ）満員積み残しが生じたときの呼びの登録時間の長
さ ■予報遅れ時間の長さ又は予報遅れ時間の予測値 （財）待客数又は予測待客数 に）予報されているかごが故障となってサービスできな
くなったとき などが考えられる。また、各乗場の特性としては。

地下階であるとか、玄関階であるとか、屋上階であると
か、サービス可能なかごの台数が少ない階床であるとか
のように、ビルの構造による特性や食堂階、会議室のあ
る階９重役室のある階などのように使用目的による特性
が考えられる。

また、この実施例では乗場呼びの登録時間の長さを見か
け上長くするような修正を行ったが２乗場呼びの予測待
時間（かごが上記呼びの乗場に到着するまでの予想時間
、すなわち到着予想時間と呼びの登録時間との和で求め
られる。）そのものを上述したのと同様にして修正する
ようにしてもよい。例えば、第１図における登録時間信
号（３）を公知の予測待時間演算装置により演算された
予測待時間信号で置き換えるだけでよい。また、修正さ
れた予測待時間を、修正された登録時間と公知の到着予
想時間演算装置で演算された到着予想時間との和で求め
るようにしてもよい。

更に、待時間を修正する関数は一次式に限るものではな
く、一般にはｎ次式など１種々の関数が考えられる。

上述のようにして、待時間（登録時間又は予測待時間）
が修正されると、上記修正された待時間を用いて乗場呼
びの割当が行われる。

例えば、まだどのかごにも割り当てられていない乗場呼
びが複数個ある場合に、その中で上記修正された待時間
が最も長い呼びを優先的に選択して、この割り当てるべ
き呼びとして選択された乗場呼びに対して、上記修正さ
れた予測待時間が最も短いかご、すなわち到着予想時間
が最小のかごを上記呼びに割り当てる方式が考えられる
。この場合優先すべき呼びの待時間を実際の待時間より
も見かけ上長口になるように修正するので、実際の待時
間が他の呼びの待時間よりも多少短くても他の呼びより
も先に選択さ“れてその分だけ条件の良いかと（例えば
空かと）に割り当てられる機会が増え、上記優先呼びの
待時間は相対的に短縮されることになる。また、上記修
正された予測待時間の２乗値を全乗場呼びについて加算
した値に最小となるかごに上記割り当てるべき呼びとし
て選択された呼びを割り当てる方式も考えられる。この
方式においては、予測待時間を２乗するため。

待時間が長くなるにつれてその重み付けの程度が加速度
的に大きくなり、待時間の長い呼びをより重視した割当
が行われる。この結果、長待ちの発生を減少させること
ができる。従って優先呼びの予測待時間が他の呼びの予
測待時間より多少短くても、見かけ上上記の他の呼びの
待時間よりも長目の待時間をもつ呼びとして扱われるた
め、その分だけ評価値（すなわち、予測待時間の２乗値
のａ和）に占める割合が増加して重視され、上記優先呼
びの待時間も他の呼びに比べて相対的に短縮されること
になる。このように、他の呼びとの待時間の相対比較を
伴う割当評価値に基づいた割当方式であれば、どのよう
な割当方式であってもよいことは言うまでもない。

以上説明したとおりこの発明では１乗場呼びの評価値を
交通状態や各乗場の特性、サービス状況等に応じて修正
し、これによって乗場呼びに対するかごの割当てを決定
するようにしたので、複数の乗場呼びの中で相対的に優
先サービスを必要とする乗場呼びに対して、相応の優先
サービスを与えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図はこの発明によるエレベータの群管理装
置の一実施例を示し、第１図は乗場呼びの登録時間を修
正する回路図、第２図は満貫通過を検出する回路図、第
３図は修正係数設定回路図である。 １１＋・・・４階昇り呼びの登録信号、（３）・・・同
左登録時間信号、（４）・・・修正係数設定回路、ｆ５
）、（６）・・・修正係数信号、（７）・・・修正回路
、（８）・・・修正登録時間信号。 （１８ａ）〜（１８ｃ）・・・１号機〜３号機４階昇り
呼び満貫通過検出信号、＋２１１・・・満貫通過回数検
出回路。 、　Ｃ１ｌ＋・・・同左回数信号、（ハ）、＠・・・演
算回路、０邊、（至）・・・定数値信号、（財）・・・
交通状態信号、Ｃ３６）〜（至）・・・定数値信号。 なお１図中同一部分は同一符号により示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のかごによつてサービスされる複数の階床の乗場呼
   びに対してそれぞれ第１の評価値及びこれらの第１の評
   価値を組合せて第２の評価値を演算し、上記乗場呼びの
   内から割り当てるべき乗場呼びを選択し、この選択され
   た乗場呼びを上記第２の評価値の小さいかごに割り当て
   るようにしたものにおいて、上記評価値演算の対象とな
   る上記乗場呼びに対応してそれぞれ優先度を優先すべき
   呼びほど大きな値に設定する優先度設定手段、及び上記
   優先度が大きくなるほど上記第１の評価値を大きな値に
   それぞれ修正する修正手段を備えたことを特徴とするエ
   レベータの群管理装置。