JPS5856709B2 - エレベ−タの群管理装置 - Google Patents

エレベ−タの群管理装置

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JPS5856709B2
JPS5856709B2 JP51129711A JP12971176A JPS5856709B2 JP S5856709 B2 JPS5856709 B2 JP S5856709B2 JP 51129711 A JP51129711 A JP 51129711A JP 12971176 A JP12971176 A JP 12971176A JP S5856709 B2 JPS5856709 B2 JP S5856709B2
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car
floor
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landing
call
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良雄 宮西
誠一 後藤
伸太郎 辻
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は並設されたエレベータを一群として管理する
装置に関するものである。
一般にビル内の交通が混雑してくると乗場でかごが満員
になって=部の待客が積み残されたり、またかごは乗場
に停止したが、すでに満員になっていたために1人も乗
車できなかったり、さらにまた、上記満員による待客の
積み残しによって待客の待時間はますます長くなるなど
といった不具合が生じやすくなる。
従来、上述のような不具合を減少させるためにかごの負
荷が所定値に達するとそのかごへの新たな乗場呼びの割
当を禁止したり、また乗場呼びを通過させるなどの方法
がとられていた。
また最近ではマッドスイッチなどの待客数検出装置や待
客数予測装置を各乗場に備えて、各乗場でのかご負荷を
予測し、その予測されたかご負荷が所定値を越えるよう
な範囲の乗場呼びの割当を禁止する方式などが考えられ
ている。
この方式においては予測待客数や予想かご負荷はある範
囲のばらつきを持っているために例えば予想かご負荷が
かご定員の90%程度でも実際に満員になったりするこ
とがあるので上記所定値は余裕をみてかご定員より小さ
い値(通常かご定員の80%負荷)に設定される。
従って予想かご負荷が所定値を越えていても必ずしも満
員になるとは限らない。
しかしながら上記した従来の方式ではかごが満員となっ
て待客を積み残すという危険性が低く、しかも短時間で
応答できるかごがあっても、かご負荷又は予想かご負荷
が所定値を越えたという理由で上記以外のかごに新たに
発生した乗場呼びを割り轟てるので、輸送効率は悪くな
りまた乗場での待時間も長くなることになっていた。
さらにまた、満員による待客の積み残しという不具合が
生じるのは多くはビル内の交通が混雑している場合であ
り、いずれのかごも満員又は満員に近い状態で乗客を輸
送しているわけであるから従来のように乗場呼びの割当
を禁止する方式では、まだかご負荷に余裕のあるかごま
で新たな乗場呼びの割当が禁止されていずれのかごにも
サービスされない乗場呼びが多くなり、従って乗場の待
客に対するサービスがますます悪(なることにもなって
いた。
上述の様に、ビル内の交通が混雑している場合に、従来
の方式は単にかごへの新たな乗場呼びの割当を禁止する
だけであり、かごが満員となって待客の積み残しが生じ
るという危険性を適確に把握し、どのかごに新たに発生
した乗場呼びを割り当てれば各乗場での待客の積み残し
を少なくできるかという点まで配慮されていなかったの
で、乗場の待客に対して良好なサービスを行うことがで
きなかった。
この発明の目的は、上述した従来の方式の欠点に鑑み、
各乗場での満員による待客の積み残しを減少させ、さら
に輸送効率を向上させることによって、乗場の待客に対
して良好なサービスを提供することにある。
この発明では各乗場での待客の積み残しの危険性がどの
程度あるかを把握するために予測待客数のばらつきを考
慮して、各乗場でかごが満員になる確率(以後、満員確
率という)を予測する。
いまある乗場での待客数の予測値(平均値)をに人とし
、この乗場で1人待っている確率を関数値f(Lk)、
かご到着時にかごが満員になるまで乗車可能な人数(以
後、乗込許容人数という)をN人とすれば、かごが待客
を積み残さずに出発できる確率qは であり、従ってこの乗場でかごが満員となって待客の積
み残しが生じる確率Pは と計算されることになる。
以下第1図〜第9図によりこの発明の一実施例を説明す
る。
なお説明の便宜上3台のかごが6階の建物に設置されて
いる場合について示すが、設置台数及び階床数には関係
なくこの発明が適用できることは言うまでもない。
第1図中、a”cはかご定員8人のかごで、それぞれか
ご負荷は300kg、420kg、300kgである。
1cはかごc内で登録された1階のかご呼び、2dはか
ごCに割り当てられた2階の降り呼びで、呼びが登録さ
れて16秒経過している。
3a〜3cはそれぞれかごa −c内で登録された3階
のかご呼び、4uは登録されたばかりの4階の昇り呼び
で、まだどのかごにも割り当てられていない。
5uはかごaに割り轟てられた5階の昇り呼びで呼びが
登録されて24秒経過している。
6dはかごbに割り蟲てられた6階の降り呼びで呼びが
登録されて10秒経過している。
第2−A図中、10はかご制御装置、11は乗場呼びが
登録されたことを記憶する乗場呼び登録装置、12は各
かご毎に割り当てられた乗場呼びを記憶する割当記憶装
置、13はかごに割り当てるための乗場呼びをひとつ選
択する乗場呼び選択装置、14は乗場呼び選択装置13
により選択された乗場呼びをかごに割り轟てるための割
当装置で15は割当装置14に設けられ、各かごが各乗
場で満員となる確率を予測し、その予測された満員確率
を、各乗場に対するサービス状態の評価値として出力す
るサービス状態評価装置、18も同じく、サービス状態
評価装置15から出力された満員確率があらかじめ設定
された条件を満たすようなかごを選択する割当条件判定
装置である。
第2−B図中15aはかごaのためのサービス状態評価
装置、17aはサービス状態評価装置15aに設けられ
、乗場呼び選択装置13により選択された乗場呼びをか
ごaに仮りに割り当ててみる仮割当装置、18a、19
aはかごaが各乗場に到着するまでの時間(到着時間)
を予測する、到着予想時間演算装置、20a 、 21
aはかごaの割当呼びの待時間を予測する予測待時間
演算装置、22a 、23aは各乗場でのかごaの満員
確率を予測する満員確率予測装置である。
なお、上記装置18a 、20a 、22aは、乗場呼
び選択装置13によって選択された乗場呼びを仮りにか
ごaに割り当てた場合についてそれぞれ到着予想時間、
予測待時間及び満員確率を演算する装置であり、一方、
上記装置19a、21a、23aは上記乗場呼びをかご
aに割り当てない場合についてそれぞれ到着予想時間、
予測待時間、及び満員確率を演算する装置である。
第1A図は乗場呼び選択装置130回路図の一例であり
、図中d1〜d10はそれぞれ1階昇り、・・・・・・
、5階昇り、6階降り、・・・・・・、2階降り方向の
乗場についての演算回路、d41はノアゲート、d42
はアンドゲート、pIU−p5U。
p6D−p2Dは、それぞれ1階昇り、・・・・・・、
5階昇り、6階降り、・・・・・・、2階降り方向の乗
場に対応した時刻にのみ周期的に「1」となるパルス列
信号である。
(例えば信号PIUは第3−B図に示すような信号であ
る。
)111U〜115U。116D〜112Dは乗場呼び
登録装置11の出力信号で、それぞれ1階昇り、・・・
・・・、5階昇り、6階降り、・・・・・・、2階降り
方向の乗場呼びが登録されている時のみ「1」となる乗
場呼び登録信号、121Ua〜125Ua、126Da
〜122Daは割当記憶装置12の出力信号でそれぞれ
1階昇り、・・・・・・、5階昇り、6階降り、・・・
・・・、2階降り方向の乗場呼びがかごaに割り当てら
れている時のみ「1」となる割当呼び信号、121 U
b〜125Ub 、 126Db 〜122Db及び1
21Uc〜125Uc、126Dc〜122Dcも同じ
く各乗場呼びがそれぞれかごb及びCに割り当てられて
いる時のみ「1」となる割当呼び信号である。
(以後、かごa−cに対応する装置及び信号には添字と
して小文字a、b、cを付記し区別することにする)。
131U〜135U、136D〜132Dは乗場呼び選
択装置13の出力信号でそれぞれ1階昇り、・・・・・
・、5階昇り、6階降り方向の乗場呼びが選択された時
のみ「1」となる選択乗場呼び信号である。
第4図はかごaのための仮割当装置17aの4階昇り方
向の乗場についての回路図の一例であり、他の乗場につ
いても同様の回路が必要である。
かごす、cに対応する仮割当装置17 b 、17 c
についても同様の回路で構成される。
図中170はオアゲート、171Ua175Ua 、1
76Da〜172Daは仮割当装置17aの出力信号で
それぞれ1階昇り、・・・・・・、5階昇り、6階降り
、・・・・・・ 2階降り方向の乗場呼びがかごaの割
当呼びであるか又は、かごaに仮割当された呼びである
時のみ「1」となる割当呼び信号である。
第5図はかごaのための到着予想時間演算装置18aの
回路図の一例であり、図中11〜f10はそれぞれ1階
昇り、・・・・・・、5階昇り、6階降り、・・・・・
・、2階降り方向の乗場についての演算回路、f41は
アンドゲート、f42はオアゲート、f43はノットゲ
ート、144.f45はG点に「1」の信号が入力され
ている、1点の入力信号をそのまま出力し、G点にrO
Jの信号が入力されている時、零を出力するようなゲー
ト回路f46は加算器、181 Ual 85Ua。
186Da〜182Daは上記到着予想時間演算装置1
8aの出力信号で、かごaがそれぞれ1階昇り、・・・
・・・、5階昇り、6階降り、・・・・・・、2階降り
方向の乗場に到着するまでの到着予想時間信号である。
また31Ua〜35Ua、36Da〜32Daはかごa
が1階上昇、・・・・・・、5階上昇、6階下降、・・
・・・・、2階下降になった場合のみ「1」となり、他
の場合はrOJとなるかご位置信号、41a〜46aは
、かごa内に設けられた呼び装置により1階〜6階のか
ご呼びが登録されている時のみ「1」となるかご呼び信
号、47aは昇り方向の乗場の演算回路11〜f5に入
力されるかご方向信号でかごaが上昇方向にある時「1
」となりそれ以外はrOJとなる。
また48aは降り方向の乗場の演算回路16〜f10に
入力されるかご方向信号でかごaが下降方向にある時「
1」となりそれ以外はrOJとなる。
501 Ua〜505Ua、506Da〜502Daは
かごaの運行方向を考慮したかご呼び信号でそれぞれ1
階上昇、・・・・・・、5階上昇、6階下降、・・・・
・・、2階下降のかご呼びという。
511U〜515U、516D〜512Dはかごがそれ
ぞれ1階昇り、・・・・・・、5階昇り、6階降り、・
・・・・・、2階降り方向の乗場でサービスするのに要
する時間信号(停止時間信号)、521U〜525U、
526D〜522Dはかごがそれぞれ1階昇り、・・・
・・・、5階昇り、6階降り、・・・・・・2階降り方
向の乗場から次の乗場に走行するのに要する時間信号(
走行時間信号)である。
例えば停止時間信号は10秒走行時間信号は2秒と設定
されるが、交通状態に応じて各乗場毎に異ならせてもよ
い。
第6図はかごaのための予測待時間演算装置20aの回
路図の一例であり、図中g1〜gIOはそれぞれ1階昇
り、・・・・・・、5階昇り、6階降り、・・・・・・
、2階降り方向の乗場についての演算回路、g41は1
点の入力信号がrOJから「1」になると時間を計数し
始め、1点の入力信号が「1」から「0」になるとリセ
ットされるようなタイマで乗場呼びが登録されてから経
過した時間(登録時間)を出力する。
g42は加算器、g43はG点に「1」の信号が入力さ
れている時1点の入力信号をそのまま出力し、G点にr
OJの信号が入力されている時、零を出力するようなゲ
ート回路である。
201 Ua 〜205Ua、206Da 〜202D
aは予測待時間演算装置20aの出力信号でそれぞれ1
階昇り、・・・・・・、5階昇り、6階降り、・・・・
・・、2階降り方向の乗場呼びがかごaに応答されるま
での予測待時間信号である。
かごaに割り当てられていない呼びに対しては予測待時
間信号は零となる。
第7−A〜第7−0図はかごaのための満員確率予測装
置2.2aの回路図の一例であり、第1−A図中61a
は、かごaの割当呼びに対して待客数を予測する装置、
h1〜h10はそれぞれ1階昇り、・・・・・・、5階
昇り、6階降り、・・・・・・、2階降り方向の乗場に
ついての演算回路、h41はノアゲート、h42は乗算
器h43 、h44は加算器、h45.h46はG点に
「1」の信号が入力されている時1点の入力信号をその
まま出力し、G点に「0」の信号が入力されている時零
を出力するようなゲート回路である。
511Ua〜615Ua。616 Da〜612Daは
待客数予測装置61aの出力信号で、それぞれ1階昇り
、・・・・・・ 5階昇り、6階降り、・・・・・・、
2階降り方向のかごaの割当呼びに対する予想待客数信
号(かごaに割り当てられていない呼びに対しては、予
想待客数信号は零となる)、621Ua〜625Ua、
626Da〜622Daは、同じくそれぞれ1階昇り、
・・・・・・、5階昇り、6階降り、・・・・・・ 2
階降り方向の乗場の予想待客数和信号であり、以下に示
す範囲内の乗場の予想待客数の和を表わす信号である。
すなわち(イ)かご方向と同方向・前方の乗場に対して
は、かご位置から上記乗場までのかごaの割当呼びの予
測待客数の和、(ロ)かご方向と逆方向の乗場に対して
は、かご前方の終端階から上記乗場までのかごaの割当
呼びの予測待客数の和、(/つかご方向と同方向・背後
の乗場に対しては、かご背後の終端階から上記乗場まで
の予測待客数の和を表わす信号である。
631U〜635U、636D〜632D及び641U
〜645U、646D〜642Dは、それぞれ1階昇り
、・・・・・・、5階昇り、6階降り、・・・・・・、
2階降り方向の乗場での待客数を予測するための定数値
信号で、例えば前者の定数値信号は各乗場共通に0.1
人/秒、後者の定数値信号は同じく1人と設定される。
上記定数値信号はもちろん交通状態に応じて乗場毎に異
ならせることも可能である。
651U〜655U、656D〜652Dは終端階を表
わすための信号で信号651U及び656Dのみが「1
」で他の信号はすべてrOJである。
第7−B図中66aは、かごaに乗車できる許容人数を
設定する装置、11〜ilOはそれぞれ1階昇り、・・
・・・・、5階昇り、6階降り、・・・・・・、2階降
り方向の乗場についての演算回路、i41゜i42はノ
ットゲート、i43.i44はアンドゲート、i45は
G点に「1」の信号が入力されている時、1点の入力信
号をそのまま出力し、G点にrOJの信号が入力されて
いる時、零を出力するようなゲート回路、i46.i4
γは加算器、i48は01〜G3点の中で「1」の信号
が入力されている点に対応する■1〜I3点の人力信号
を選択して出力する選択回路で例えば01点に「1」の
信号が入力されている場合には、11点の入力信号を出
力する。
661Ua〜665Ua。666Da〜662Daはそ
れぞれ1階昇り、・・・・・・5階昇り、6階降り、・
・・・・・、2階降り、方向の乗場の満員確率を計算す
るための乗込許容人数信号、67aはかごaのかご定員
信号、68aはかごaのかご負荷信号、69aはかごa
の負荷(重量)を人数に変換するための定数値信号で例
えば、60kg/人と設定される。
70はX点の入力信号をY点の入力信号で除算してその
商を出力する除算器、71はX点の入力信号からY点の
入力信号を減算してその結果を出力する減算器、72a
はかごaの乗込許容人数信号である。
また131U〜735U、736D〜732Dは、それ
ぞれ1階昇り、・・・・・“、5階昇り、6階降り、・
・・・・・、2階降り方向の乗場に対応した定数値信号
で、かご呼びがある時に乗込許容人数信号661 Ua
〜665Ua 、666Da 〜662Da、72aを
修正するために用いられる。
例えば、各乗場共通に1人と設定される。
もちろん、上記定数値信号は、交通状態に応じて乗場毎
に異ならせることも可能である。
第7−C図中、75aはかごaが満員となる確率の予測
値を演算する満員確率演算装置、j1〜j10はそれぞ
れ1階昇り、・・・・・・、5階昇り、6階降り、・・
・・・・、2階降り方向の乗場についての演算回路、j
41.j42は加算器、j43は乗算器、j44はX点
の入力信号をY点の入力信号で除算して、その商を出力
する除算器、j45はX点の入力信号からY点の入力信
号を減算して出力するが、もしその結果が、負の場合は
零に、1を越える場合には1に修正して出力するような
減算器である。
また2 21 Ua 〜225 Ua 、 226Da
〜222Daはそれぞれ1階昇り、・・・・・・、5階
昇り、6階降り、・・・・・・、2階降り方向の乗場で
かごaが満員となる確率信号、76〜79は、満員確率
の予測演算に使用される定数値信号で、例えばそれぞれ
2.9.2.10、のように設定される。
もちろん交通状態によって上記定数値信号16〜79の
値を異ならせることも可能である。
第8−A、第8−B図は割当条件判定装置18の回路図
の一例である。
第8−A図はかごaに関する部分の回路図で、かごb及
びCについても同様な回路が必要となる。
第8−A図中、k1〜に10、及び11〜110はそれ
ぞれ1階昇り、・・・・・・、5階昇り、6階降り、・
・・・・・ 2階降り方向の乗場についての演算回路、
11a−110aはそれぞれ上記演算回路11〜110
の出力信号、k41はノットゲート、k42はアンドゲ
ート、k43はオアゲート、141はX点の入力信号の
値からY点の入力信号の値を差し引いた値を出力する減
算器、142,143はG点に「1」の信号が入力され
ている時、1点の入力信号の値をそのまま出力しG点に
「0」の信号が入力されている時、零を出力するゲート
回路、144,145はアンドゲート231Ua 〜2
35Ua、236Da〜232Daはかごaのための満
員確率予測装置23aの出力信号でそれぞれ1階昇り、
・・・・・・、5階昇り、6階降り、・・・・・・、2
階降り方向の乗場でかごaが満員となる確率を表わす。
80aは所定の範囲の乗場を設定する回路、その出力信
号801Ua 〜805Ua 、806Da 〜802
Daは、それぞれ1階昇り、・・・・・・、5階昇り、
6階降り、・・・・・・、2階降り方向の乗場が、かご
aにとって所定の範囲内にある時「1」、そうでない時
rOJとなる信号、81aはかごaのための評価値を設
定する回路で、評価値信号810aを出力する。
82は加算器である。第8−B図は4階昇り方向の乗場
についての回路図で、他の乗場についても同様な回路が
必要となる。
図中144Ua〜144Uaはそれぞれかとa −cの
ための4階昇り呼びに対する割当記憶指令信号81b、
81cはかごb及びCのための評価値を設定する回路で
、それぞれ評価値信号810b、及び810cを出力す
る。
83は■8〜Io点の入力信号の中から最小値をもつも
のを選択し、それに対応した信号830a〜830Cを
出力する最小値選択回路である。
例えば■。点の入力信号810bが最小の場合、出力信
号830bのみが「1」となり他の信号830a及び8
30cは「0」と出力される。
84a〜84cはアンドゲートである。
第9図は割当記憶装置12のかごCのための回路のうち
、4階昇り方向の乗場についての回路図の一例であり、
他の乗場、他のかごについても同様の回路が必要である
図中85はノットゲート、86は記憶素子である。
今、第1図に示されるように4階昇り方向の乗場呼び4
uをかごに割り当てる場合について具体的に各回路の動
作を説明する。
まず、第3−A図の乗場呼び選択装置13の4階昇り方
向の乗場の回路d4について、4階昇り呼び4uは、ど
のかごにもまだ割り轟てられていないので割当呼び信号
124Ua、124Ub。
124UcはいずれもrOJであり、従ってノアゲ−)
d41の出力信号は「1」となる。
また乗場呼び登録信号114Uも「1」となっている。
一方、パルス列信号pIU−p5U、p6D〜p2Dは
ある周期で順に「1」のパルスをもつ信号であるからパ
ルス列信号p4Uが「1」になった時のみアントゲ−)
d42の出力信号、すなわち選択乗場呼び信号134U
は「1」となって4階昇り呼び4uが割り当てるべき呼
びとして選択されることになる。
もちろん、他の選択乗場呼び信号131U〜133U、
135U、136D〜132Dはすべて「0」である。
前に説明したように割当装置14は、乗場呼び選択装置
13によって選択された乗場呼びをかご毎に仮りに割り
当ててみて、その時の各割i呼びの満員確率を予測し、
その予測された満員確率が所定の条件を満たすかごを選
択して選択された乗場呼びに割り轟てる装置であるが説
明の便宜上、以後の説明においては、かごaに4階昇り
呼び4uが仮割当された場合を中心に進めていくことに
する。
さて、第4図に示す、仮割描装置17aの4階昇り方向
の乗場の演算回路において選択乗場呼び信号134Uは
「1」であるからオアゲート170の出力信号、すなわ
ち割当呼び信号174Uaは「1」となる。
またかごaは5階昇り5uに割り当てられているので割
当呼び信号125Uaは「1」、従って同じく割当呼び
信号175Uaも「1」となる。
かごす、cについても同様で、かごbの4階昇り方向の
割当呼び信号174b、6階降り方向の割当呼び信号1
26Db。
176Db及びかごCの4階昇り方向の割当呼び信号1
74Uc、2階降り方向の割当呼び信号122Dc 、
172Dcのみが「1」となる。
次に到着予想時間を演算する回路(第5図)において、
停止時間信号511U〜515U。
516D〜512Dはそれぞれ10秒に、通過時間信号
521U〜525U、526D〜522Dはそれぞれ2
秒に設定されている。
今かごaの4階昇り方向の乗場までの到着予想時間18
4Uaが3階昇り方向の乗場の演算回路f3によってす
でに14秒と演算されている場合を考える。
演算回路f4において、かごaは4階にかご呼びを持た
ないので、アンドゲートf41の出力、かご呼※び信号
504Uaは「O」、一方、割当呼び信号174Uaは
「1」であるから、ゲート回路f44のG点にはオアゲ
ートf42の出力信号「1」が入力される。
従ってゲート回路f44のI点に入力されている停止時
間信号514Uがそのまま加算器146に入力されるこ
とになり、加算器f46によって、ゲート回路f45の
■点には、14+2+10=28秒が入力される。
一方、かご位置信号35Uaは「OJ、従ってノットゲ
ートf43を経てゲート回路j45のG点には「1」の
信号が入力されるので1点の入力信号の値がそのまま出
力されて、到着予想時間信号185Uaは28秒となる
この信号185Uaは更に6階降り方向の乗場までの到
着予想時間信号186Daを演算するために演算回路j
5に入力される。
もしかごaが5階上昇にいる時には、かご位置信号35
Uaは「1」であり、従ってゲート回路f45によって
到着予想時間信号185Uaはリセットされ0秒と出力
される。
以上のようにして順々に各乗場までの到着予想時間信号
181 Ua〜185Ua 、 186Da 〜182
Daが演算される。
また、到着予想時間演算装置19aは同じく18aにお
ける割当呼信号171 Ua 〜175Ua、 176
Da〜172Daを割当呼信号121 Ua〜125U
a、 126Da 〜122Daで置き換えただけの装
置なので、演算装置19aによる到着予想時間も全く同
様に演算される。
第1図に示す場合には各割当呼びの乗場までの各かごの
到着予想時間は演算装置18a〜18c、及び19a〜
19cにより表1のように求められる。
さて、到着予想時間が演算されると次に予測待時間を演
算する回路(第6図)において、到着予想時間と乗場呼
びの登録時間が加算されて予測待時間が求められる。
4階昇り呼び4uは登録されたばかりなのでタイマg4
1の出力信号は0秒である。
従って加算器g42により到着予想時間信号184Ua
の14秒と加算され1.4十〇=14秒がゲート回路g
43の1点に入力される。
一方、割当呼び信号174Uaは「1」であるから結局
4階昇り呼びの予測待時間信号204Uaは14秒と出
力される。
かごaの割当呼びである5階昇り呼びの登録時間は24
秒であるので、同様にし※※て予測待時間信号205U
aは24+26=50秒と演算される。
また、予測待時間演算装置21aは同じく20aにおけ
る割当呼び信号171Ua 〜175Ua、 176D
a 〜172Daを同じ< 121 Ua 〜125U
a、126Da〜122Daで、到着予想時間信号18
1Ua〜185Ua。
186Da〜182Daを到着予想時間演算装置19a
による到着予想時間信号で置き換えただけの装置なので
演算装置21aによる予測待時間も全く同様に演算され
る。
第1図に示す場合には、各割当呼びの予測待時間は、演
算装置20a〜20c、及び21a〜21cにより表2
のように求められる。
次に、満員予測装置22aでは各乗場での満員確率が予
測演算されるがこの実施例では、乗客の到着がポアソン
分布に従うと仮定した場合について満員確率を予測する
かご到着時の、ある乗場での待客数の平均値かに人のと
き、待客が1人である確率f(1、k)は、ポアソン分
布の場合には で与えられるので、乗込許容人数がN人の時にかごが待
客を積み残さずに出発できる確率Pは(2)式及び(3
)式より で求められる。
しかし一般に、将来かとがある乗場に到着した時のかご
内果客数は不明であり、推定スるしかない。
従って、その場合の乗込許容人数Nは固定した値ではな
く、あるばらつきをもった確率分布になるので、(4)
式はもう少し複雑な式になる。
いま、現在のかご位置をS。
階、かごと同方向前方の割当呼びのある乗場をSl、・
・・・・・、Sn階とし、このS。
−Sn間にはかと呼びはないとする。乗場S1、・・・
・・・、S の待客数m1、・・・・・・、mnの平内
偵をに1、・・・・・・、knとすると、待客数m1、
・・・・・・、m はそれぞれ平均値に1、・・・・・
・、knのポアソン分布に従っているので、待客数の和
M−Σm、は加法性によって平均値に一、Σkii=1
1=1のボアノン
分布に従う。
従って、Sn階における待客数の和Mの分布は のポアソン分布になる。
またS 階での乗込許容 人数Nは であるので、Sn階で待客を積み残して出発する確率P
nは なる式で計算される。
Sl・・・・・・5n−1階で乗車した待客がSn階ま
での途中の階で降車することも考えて乗込許容人数Nを
設定した方がより正確に満員確率を計算できることは言
うまでもない。
また乗場S。
、・・・・・・、Sn間にかご呼びがないと仮定したけ
れども、かご呼びがある場合には乗込許容人数Nを修正
してもよい。
上述の説明はかごと同方向・前方の乗場についてであっ
たが、かごと逆方向の乗場、り・ごと逆方向背後の乗場
については、乗込許容人数N−かご定員として計算する
他は全(同様に考えることができる。
さて、各乗場の予測待客数を演算する回路(第7−A図
)において、定数値信号631U〜635U、636D
〜632Dはそれぞれo、i人/秒、同じ<641U〜
645U、646D〜642Dはそれぞれ1人と設定さ
れている。
今、3階昇り“方向の乗場の演算回路h3の出力である
予測待客数和信号623Uaが0人とすでに演算されて
いる場合を考える。
演算回路h4において4階昇り呼び4uのかごaによる
予測待時間信号204Uaは14秒であるので乗算器h
42及び加算器h44によってCLIX14+1=2.
4人がゲート回路h46のI点に入力される。
一方割轟呼び信号174Uaは「1」であるので、ゲー
ト回路h46のG点に「1」の信号が入力されることに
なり、結局4階昇り方向の乗場における予測待客数信号
514Uaは2,4人と出力される。
また、かご位置信号34Uaは「0」、終端階を表わす
信号654Uも「0」であるので、ノアゲートh41の
出力信号「1」となり、ゲート回路h45の1点の信号
623Uaがそのまま出力される。
加算器h43により、0+2.4=2.4人が予測待客
数和信号624Uaとなる。
ここで予測待客数和信号624Uaは、かごaのかご位
置階(すなわち、2階昇り方向の乗場)、3階昇り方向
の乗場、及び4階昇り方向の乗場の予測待客数信号61
2Ua、613Ua、及び614Uaの和を表わしてい
る。
上記信号624Uaは更に、5階昇り方向の乗場の予測
待客数和信号625 Uaを演算するために、演算回路
h5に入力される。
演算回路h5においても演算回路h4と同様に計算され
て予測待客数信号615Uaは0.lX50+1−6人
、予測待客数和信号625Uaは2.4+6=8.4人
と出力される。
もしかごaが4階上昇にいる時には、ノアゲー)h41
の出力信号はrOJとなるので結局予測待客数和信号6
24Uaは予測待客数信号614Uaと等しくなる。
また終端階における予測待客数和信号621 Ua及び
626Daもそれぞれ予測待客数信号611Ua及び6
16Daと等しくなる。
上述のようにして各乗場における予測待客数及び予測待
客敷料が順次求められていく。
次に、各乗場の満員確率を求めるための乗込許容人数を
演算する回路(第7−B図)においてかご定員信号6γ
aを8人、かご負荷を人数に変換するための定数値信号
69aを60kgと設定しているので、かごaのかご負
荷信号68aが300−の場合には除算器10により、
300/60 =5人と換算され、さらにかご定員信号
67aと減算器11によって乗込許容人数信号72aは
85=3人と計算される。
かご位置階での乗込許容人数は上記信号72aによって
与えられる。
また、終端階では一旦かご内乗客は降車してしまうので
1階昇り方向の乗場及び6階降り方向の乗場での乗込許
容人数ばかご定員(−8人)に等しくなる。
終端階を除く他の乗場では途中の階で降車する乗客もい
るのでこの実施例ではかご呼びのある乗場で乗込許容人
数に若干修正を加える。
もちろんどの乗場で何人降車するかを予想して修正すれ
ばより正確に乗込許容人数を計算できることは言うまで
もない。
今、3階昇り方向の乗場の演算回路i3において、乗込
許容人数信号663Uaが4人とすでに演算されている
場合を考える。
演算回路i4においてかご位置信号34Uaは「0」、
終端階を表わす信号654Uも「0」であるので選択回
路i48の01点にはノットゲー)i41゜i42及び
アントゲ−)i43によって「1」の信号が入力されて
いる。
02点及び03点にはもちろんrOJの信号が入力され
ている。
一方かごaは4階上昇のかご呼びを持たないので信号5
04Uaは「O」、従ってゲート回路i45の出力信号
は0人となり、加算器i46によって乗込許容人数信号
663aと加算されて4+0=4人が選択回路i48の
■点に入力される。
それ故4階昇り方向の乗場の満員確率を演算するための
乗込許容人数信号664Uaは4人と出力される。
上記信号664Uaは更に5階昇り方向の乗場に対する
乗込許容人数信号665Uaを演算するために演算回路
i5に入力される。
演算回路i5においても同様にして計算されて乗込許容
人数信号665Uaは4+O=4人と出力される。
かごaがもし4階上昇のかご呼びを持つならばかご呼び
信号504Uaは「1」となり、1人と設定された定数
値信号734Uが加算器i46に入力されて結局、乗込
許容人数信号664Uaは4+1−5人と出力されるこ
とになる。
また3階昇り方向の乗場に対する乗込許容人数信号66
3Ua(=4人)は、かご呼び信号503Uaが「1」
であることから、2階昇り方向の乗場の乗込許容人数信
号662Ua(−3人)に上記定数値信号733U(=
1人)が加算されて求められたことはあらためて説明す
るまでもない。
上述の様にして各乗場の満員確率を演算するための乗込
許容人数が順々に計算されていく。
以上説明したように各乗場での予測待客数和と乗込許容
人数が演算されると、次に満員確率演算回路(第7−C
図)において満員確率が予測演算される。
満員確率を簡単に予測演算するために、この実施例では
(4)式を近似した式、すなわち、なる式を用いる。
ただし上式で満員確率が1を越※;える場合には1と修
正し、また負の値をとるときは0と修正しなげればなら
ない。
4階昇り方向の乗場の演算回路j4において加算器j4
1 、j42、乗算器j43、除算器j44及び減算器
j45は上式を表わすように組み合わされている。
従って4階昇り方向の乗場の乗込許容人数信号664U
a及び予測待客数和信号624Uaがそれぞれ4人及び
2.4人と演算されている場合には満員確率信と負の値
をとるので結局0.0と出力されることになる。
5階昇り方向の乗場についても同様に計算され満員確率
信号225Uaは0.83と出力される。
上述の様にして各乗場の満員確率が予測演算される。
以上の説明は、かごaのための満員確率予測装置22a
についてであったが、かごす、cのための満員確率予測
装置22 b 、22 cについても全く同様である。
またかごaのため満員確率予測装置23aは、同じく予
測装置22aにおける割当呼び信号1γ1Ua〜1γ5
Ua、176Da 〜172Daを割当呼び信号121
Ua〜125Ua。
126Da〜122Daで、予測待時間信号201Ua
〜205Ua、 206Da〜202Daを予測待時間
演算装置21aにより演算された予測待時間信号で、置
き換えただけの装置なので、予測装置23aによる満員
確率231Ua 〜235Ua。
236Da〜232Daも全く同様にして計算される。
かごb及びCのための予測装置23b及び23cについ
ても同様である。
第1図に示す場合には、各割当呼びの乗場における予測
待客数(及び予測待客数和)は表3、乗込許容人数は表
4、そして満員確率は表5に示すように求められる。
以上説明したようにサービス状態評価装置15により各
かごが各乗場で満員となる確率を予測し、その予測され
た満員確率が各乗場に対するサービス状態の評価値とし
て出力されると、次に割当条件判定装置16によって、
満員確率が所定の条件を満たすようなかごを割当かごと
して選択する。
まずかごaに対して所定の範囲内にある乗場を設定する
回路80aでは、4階昇り呼びの乗場以遠でかご位置階
(2階上昇)直後までの乗場を所定の範囲と設定する。
すなわちかご位置階及び、3階昇り方向の乗場を除くす
べての乗場を所定の範囲内にある乗場として設定する。
4階昇り方向の乗場の演算回路に4において、所定の範
囲内にあることを表わす信号803aがすでにrOJと
演算されている場合を考える。
かご位置信号34Uaは「0」であるので、ノットゲー
トに41の出力信号は「1」然るに信号803aは「0
」であるから、アントゲ−)k42の出力信号は「O」
となる。
一方選択乗場呼び信号134Uは「1」であるから、オ
アゲートに43の出力信号、すなわち所定の範囲内にあ
ることを表わす信号804Uaは「1」となる。
更に上記信号804Uaは5階昇り方向の乗場に対する
信号805Uaを演算するために、演算回路に5に入力
される。
演算回路に5においてはかご位置信号35Uaは「O」
であるので、結局、信号805Uaも「1」と出力され
る。
この様にして信号806Da ・・・・・・り
り 802Da、801Uaと順に「1」の信号が伝えられ
ていくが、2階昇り方向の乗場の演算回路に2では、か
ご位置信号32Uaが「1」であるので、結局信号80
2Uaは「0」にリセットされる。
3階昇り方向の乗場に対する信号803Uaも「0」と
なる。
次に、かごaのための評価値を設定する回路81aでは
、割り当てるべく選択された乗場呼び、すなわち4階昇
り呼び4uをかごaに仮割当しない時と仮割当した時の
所定の範囲の乗場の満員確率の増加分の和を演算する。
4階昇り方向の乗場の演算回路14において、所定の範
囲を表わす信号804Uaは「1」、割当呼び信号17
4Uaも「1」なので満員確率信号224Uaの値0.
0は、そのままゲート回路142から出力される。
また割当呼び信号125UaはrOJなので満員確率信
号234Uaがいかなる値であっても、ゲート回路14
3の出力はOlOとなる。
従って減算器141の出力信号14aはo、 o −o
、 o = o、 oとなり、この値は加算器82に入
力される。
5階昇り方向の乗場の演算回路15においても同様に演
算され、信号15aは0.83−0.31〜0.52な
る値をもつ。
他の乗場の信号11a−13a。16a−110aはす
べて0.0である。
従って加算器82により評価値信号810は0.0+0
.52=0.52と計算される。
かごb及びCについても同様に計算されて表5の値から
、評価値信号810bは0.29+O,O=0.29同
じ<810cはo、 o + o、 o = o、 o
となることがわかる。
従って、4階昇り方向の乗場の回路(第8−B図)の最
小値選択回路83により、割当かごとして選択されたこ
とを表わす信号830cは「1」、他の信号830a及
び830bは「O」と出力される。
さらに選択乗場呼び信号134Uは「1」であるのでア
ントゲ−)84a〜84cの出力信号、すなわち4階昇
り呼びに対する割当記憶指令信号144Ua144Uc
はそれぞれ「0」、IQ、J、「1」となる。
他の乗場の回路においても同様に演算されるが、選択乗
場呼び信号131U〜133U、135U、136D〜
132DはすべてrOJであるので、割当記憶指令信号
144Ucを除くすべての割当記憶指令信号はrOJと
なる。
上述の様にして割当装置14によりかごCが4階昇り呼
びに対する割轟かごとして選択されるが、割当記憶装置
12のかごCの4階昇り方向の乗場の回路(第9図)に
おいては、割当記憶指令信号144Ucは「1」なので
、記憶素子86がセットされ割当呼びとして記憶される
4階昇り呼びが応答されると乗場呼び登録信号114U
はrOJとなり、ノットゲート85の出力信号により記
憶素子86はリセットされる。
以上説明したとおり、この実施例においては、割り当て
るべく選択された乗場呼びを各かごに仮りに割り当てた
時と割り当てない時の各乗場での満員確率を予測し、割
り当てるべく選択された乗場呼び以遠の割当呼びについ
て満員確率の増加分の総和が最小となるかごに上記乗場
呼びを割り当てるようにしたので、満員による待客の積
み残しは減少し、また輸送効率も向上できる。
第10図はこの発明の他の実施例を示し、割当判定装置
16のうち、かごaのための評価値を設定する回路81
aに相当する回路である。
図中m1〜m10は、G点に「1」の信号が入力されて
いる時、■点の入力信号をそのまま出力し、G点にrO
Jの信号が入力されている略零を出力するゲート回路、
m1a=m10aはその出力信号、n1〜nlOはアン
ドゲート、87は入力信号の中から最大の値をもつもの
を選択し出力する最大値選択回路である。
今、第1図に示すように、4階昇り呼び4uを割り当て
る場合を考える。
割当呼び信号171Ua〜175Ua、176Da 〜
172Daのうち、信号174Ua及び175Uaのみ
が「1」であり、しかも所定の範囲を表わす信号804
Ua及び805Uaも「1」であるのでゲート回路m4
及び〜5のG点には「1」の信号が入力される。
従って満員確率信号224Ua及び225Uaはそのま
まゲート回路m4及び〜5から出力され、表5の値から
出力信号m4aは0.0、同じ<m5aは0.83とな
ることがわかる。
他の信号m1 a〜m3a 2m6a”m1Oaはすべ
て0.0である。
従って最大値選択回路8γにより最大値が選択されかご
aの評価値信号810aは0.83となる。
同様にしてかごb及びCの評価値信号は表5の値から、
それぞれ0.29.0.15となることがわかる。
従ってこの実施例においてもかごCが4階昇り呼びの割
当かごとして選択されることになる。
この実施例は、割り当てるべく選択された乗場呼びを各
かごに仮りに割り当ててみて、各かご毎に所定の範囲の
乗場の満員確率の最大値を求め、その最大値が最も小さ
いかごに上記乗場呼びを割り尚てるようにした。
その結果、満員による待客の積み残しは減少し、また輸
送効率も向上できる。
上記各実施例では設定回路80aにより設定される所定
の範囲の乗場を (イ)割り当てるべく選択された乗場呼びをもつ乗場及
びその呼びより遠方でかご位置階直後までの乗場 としたが、もちろんこれに限るものではない。
所定の範囲の乗場としては、上記(イ)の他に例えば以
下に示すものが考えられ、いずれも設定回路80aを容
易に実現できる。
(ロ)割り当てるべく選択された乗場呼びをもつ乗場 ←→ 特別な取り扱いをすべき乗場(例えば食堂階、玄
関階、集会室階、その性交通量の多い乗場など) に)上記(ロ)の乗場と同方向でその乗場より前方にあ
る乗場 (ホ)上記←→の乗場と同方向でその乗場より前方にあ
る乗場 (ハ)上記(ロ)の乗場より遠方で上記(ハ)の乗場ま
での間にある乗場 (ト)上記←→の乗場より遠方で上記(ロ)の乗場まで
の間にある乗場 (力 上記←→の乗場より遠方で、かご位置階直後まで
の間にある乗場 (す)かご位置階からかごと同方向・前方の終端階まで
の間にある乗場 (ヌ)かごと逆方向の乗場 四 かごと同方向で、かごの背後の紙端階からかご位置
直後までの間にある乗場 (ヲ)かご位置階から最初のかご呼びまでの間のかごと
同方向の乗場 (ワ)上記(ロ)の乗場から最初のかご呼びのある乗場
までの間の乗場 (力 上記(〕→の乗場から最初のかご呼びのある乗場
までの間の乗場 (ヨ)かご位置階より遠方で上記←→の乗場までの間に
ある乗場 (り)上記(イ)〜(夕)の任意の組合せによる範囲の
乗場(L) 全乗場 もちろん、上記所定の範囲(イ)〜(りは、交通状態や
割り当てるべく選択された乗場呼びの階床・方向、かご
位置・方向、かご呼びのある階床・数等に応じて使い分
けるようにした方が良いことは言うまでもない。
さらにまた、上記各実施例では、それぞれ割当条件を (ソ)割り当てるべく選択された乗場呼びをかごに仮り
に割り当てた時の満員確率と割り当てない時の満員確率
の差(すなわち増加分)を所定の範囲の乗場について合
計した値が最小となるかごの場合 <”) 割り当てるべく選択された乗場呼びをかごに
仮りに割り当てた時に、所定の範囲の乗場の中で最大の
満員確率が最も小さくなるようなかごの場合 と設定し、上記条件を満たすかごを割当かごとして選択
したがもちろん、これに限るものではない。
割当条件としては、上記条件(ソ)、(ツ)の他に(至
)割り当てるべく選択された乗場呼びをかごに仮りに割
り当てた時、所定の範囲の乗場の満員確率の総和が最も
小さくなるかごの場合 (2)割り当てるべく選択された乗場呼びをかごに仮り
に割り当てた時、所定の範囲の乗場の中で、満員確率が
規定値を越えるような乗場の数が最も少なくなるかごの
場合 (う)所定の範囲の乗場の中で割り画てるべ(選択され
た乗場呼びをかごに仮りに割り当てた時の満員確率と割
り当てない時の満員確率の差(すなわち増加分)の、最
大値が最小となるようなかごの場合 (勾 上記(ツ)において最大の満員確率をもつ乗場の
満員確率の増加分が最も小さくなるようなかごの場合 (つ)上記(2)において仮割当したために、満員確率
が規定値を越えることになった乗場の数が最も少ないか
ごの場合 (轡 上記ソ)〜(つ)においてかご呼びのある乗場は
除くようにした場合 等が考えられる。
なお、割り当てるべく選択された乗場呼びを各かごに仮
りに割り当ててみて、その時の乗場全体の満員確率の総
和(かごが満員となる乗場の数の期待値)が最小となる
ようにかごを割り当てる場合は、第1の実施例と等価に
なることは言うまでもない。
また上記(オ→〜(4)の割当条件は容易に実現できる
ことも明白である。
例えば、上記条件(オ→においては第10図における最
大値選択回路87を加算器に置き換えればよく、上記条
件(2)の場合には、設定回路81aにおいて満員確率
が規定値を越える時のみ1を出力する回路を設け、その
出力信号を加算した値を評価値信号810aにするよう
にすればよい。
また上記条件(5′)の場合には第8−A図における加
算器82を最大値選択回路で置き換えればよい。
上記条件(四〜(イ)も同様である。
さらにまた、上記条件(ツ)、(オ→、(2)において
は割り当てるべく選択された乗場呼びをかごに仮りに割
り当ててみた場合を考えているが、もちろん、必ずしも
仮割尚する必要はない。
また交通状態、かご位置・方向、かご呼び、乗場呼び等
の状況に応じて割当条件を変えることもできるし、予測
待時間や予報外れ確率とも組み合わせて割当条件を設定
することもできる。
さらにまた、上記各実施例では乗客の到着がポアソン分
布に従うと仮定して、予測待客数と乗込許容人数とから
満員確率を近似計算したが、もちろんこれに限るもので
はない。
実際のビルにおけるエレベータ利用客の交通量実測結果
などから統計的に求めた確率分布により予測待客数の分
布を知り満員確率を予測することも考えられる。
いずれの方法にしてもこの発明における満員確率とは以
上説明したように予測待客数の確率分布やかご内果客数
の確率分布から計算されるものの他に、広義には「予測
待客数にはばらつきがある」ことを考慮して全員乗車で
きそうだけれども積み残しが生じるかも知れないという
危険性、また逆の意味であるが、積み残しが生じそうだ
けれども全員乗車できるかも知れないという可能性など
の性格を持ったものを含んでいる。
また上記各実施例では割り当てるべく選択された乗場呼
びに対してかごを1台選択して割り当てる場合を考えた
が、条件によっては2台以上のがごに割り当てるように
することもできる。
例えば、どのかごに割り当てても満員になる確率が高い
乗場呼びには、2台のかごを割り当てておいて、待客の
積み残しが生じたとしても、もう1台のかごがすぐサー
ビスできるようにすることもできる。
以上説明したように、この発明は、各かごが各乗場で満
員となる確率を予測し、この予測された満員確率が所定
の条件を満たすかごに割り当てるべく選択された乗場呼
びを割り当そるようにしたので、各乗場での満員による
待客の積み残しを減少させ、また、輸送効率も向上させ
ることができ、乗場の待客に対して良好なサービスを提
供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図はこの発明によるエレベータの群管理
装置の一実施例を示し、第1図はかごと各呼びの関係説
明図、第2−A図は全体の構成を示すブロック図、第2
−B図は第2−A図のサービス状態評価装置の構成を示
すフロック図、第3−A図は第2−A図の乗場呼び選択
装置の論理回路図、第3−B図はパルス列信号の波形図
、第4図は第2−B図の仮割尚装置の論理回路図、第5
図は第2−B図の到着予想時間演算装置の論理回路図、
第6図は第2−B図の予測待時間演算装置の論理回路図
、第7−A図〜第7−C図は第2B図の満員確率予測装
置の論理回路図、第8−A図および第8−B図は第2−
B図の割当条件判定装置の論理回路図、第9図は第2−
A図の割当記憶装置の論理回路図、第10図は第8−B
図の評価値設定回路の他の実施例を示す論理回路図であ
る。 10・・・・・・かご制御装置、11・・・・・・乗場
呼び登録装置、12・・・・・・割当記憶装置、13・
・・・・・乗場呼び選択装置、14・・・・・・割当装
置、16a・・・・・・割当条件判定装置、17a・・
・・・・仮割当装置、18a。 19a・・・・・・到着予想時間演算装置、20a、2
1a・・・・・・予測待時間演算装置、22a 、23
a・・・・・・満員確率予測装置、141 Ua 〜1
45Ua 。 146Da〜142Da・・・・・・割当記憶指令信号
、221Ua 〜225Ua 、226Da〜222D
a 。 231Ua 〜235Ua 、 236Da 〜232
Da−・・・満員確率信号、810a〜810c・・・
・・・評価値信号。 なお図中同一部分または相当部分は同一符号により示す

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 各かごが各乗場で満員となる確率を予測する満員確
    率予測手段を備え、上記予測された満員確率が所定の条
    件を満たすかごに割り当てるべく選択された乗場呼びを
    割り当てることを特徴としたエレベータの群管理装置。 2 割り当てるべく選択された乗場呼びを各かごに仮り
    に割り当てた時、所定の範囲の乗場の予測された満員確
    率の総和を最小にするようなかごに上記呼びを割り当て
    るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のエレベータの群管理装置。
JP51129711A 1976-10-28 1976-10-28 エレベ−タの群管理装置 Expired JPS5856709B2 (ja)

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JPS59177266A (ja) * 1983-03-25 1984-10-06 株式会社東芝 エレベ−タの群管理制御方法
JPS6031482A (ja) * 1983-08-01 1985-02-18 株式会社日立製作所 エレベ−タ−の群管理制御装置

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