JPS63209989A - メチン化合物を用いた記録材料 - Google Patents

メチン化合物を用いた記録材料

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JPS63209989A
JPS63209989A JP62043097A JP4309787A JPS63209989A JP S63209989 A JPS63209989 A JP S63209989A JP 62043097 A JP62043097 A JP 62043097A JP 4309787 A JP4309787 A JP 4309787A JP S63209989 A JPS63209989 A JP S63209989A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は情報記録材料として知られる感圧記録もしくは
感熱記録材料に関する。さらに詳細には一般式(1) (式中、Rは低級アルキル基を示し、Aは4−アミノフ
ェニル基もしくは3−インドリル基であって、該4−ア
ミノフェニル基のアミノ基はアルキル基、フェニル基も
しくはベンジル基で置換すれてもよく、また該3−イン
ドリル基はアルキル基、フェニル基もしくはベンジル基
で置換されてもよい、かつ他に分子中置換基としてハロ
ゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基もしくはアル
コキシ基を有してもよい。)で表される化合物を、一般
式(II) (式中、x1〜X、は同じ又は異なってもよく、水素原
子、ハロゲン電子、アルキルオキシカルボニル基、シク
ロアルキルオキシカルボニル基、アリールカルボニル基
もしくは置換スルホニル基を示す、)で表されるキノン
化合物とを反応発色せしめる事を特徴とする発色性記録
材料に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、感圧もしくは感熱記録材として、この分野で種々
の方式が提案されている。たとえば、ジアゾカップラー
及びジアゾニウム化合物を支持体上に塗工し、加熱によ
りカップリング発色を行うジアゾ怒熱記録材等である。
しかしながら、感圧もしくは感熱記録材として現在量も
多く使用されている方式は、ロイコ染料と通称される電
子供与性の無色ないし淡色の色素前駆体と、顕色剤と通
称される電子受容性化合物との間の一種の酸塩基反応に
基づく発色を利用したNCR方式である。
この方式による例えば感圧記録紙は、ロイコ染料を不揮
発性の油に溶解しこの溶液をマイクロカプセルに封入し
、該カプセルを紙に塗工した上用紙と、該ロイコ染料の
顕色剤を適当な結合剤及び顔料と共に紙上に塗工した下
用紙よりなる。
上用紙と下用紙の塗工面を対向し加圧する時、上用紙の
マイクロカプセルが破壊され内容が流出し、下用紙の顕
色剤と接触しここにロイコ染料と顕色剤との反応により
発色し像を生じる。
NCR方式は取扱簡便で素材の保存性も良好であるため
一般に広く使用されている方式ではあるが、発色反応は
一種の酸塩基反応に基づく造塩呈色であるから発色像の
安定性に重大な欠点を有する。すなわち、発色像は単な
る保存により退色する傾向がある。また体脂、動植物油
脂あるいは可塑剤のごとき極性油と接触すると系の平衡
が極性油に移り脱色を起こす、また、感熱記録材のよう
な発色剤と顕色剤とが同一層中に存在する記録材では、
アセトンやアルコールのような揮発性溶剤と接触すると
地の全面発色が起こり像が読めなくなる。このような現
象は表面に耐油性のコーティングを施す事によりあ乞程
度防止されうるが完全ではなく、何れは時間と共に、あ
るいは切断面からの油の浸透により像が影響を受ける。
この欠点は油脂と接触する可能性の高い分野にNCR方
式を適用する場合最も問題となるものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、既に従来の発色方式によらない新規な発
色方式を開発した(特開昭57−107882)。
本発明はこの発色方式を用いた記録材料に関する。
この方式は、メチン系化合物と酸化性有機化合物を用い
た酸化還元系発色を利用したものであり、発色像の安定
性は酸塩基系発色の像に比べ格段にすぐれ油脂類や可塑
剤による脱色をも示さないものである。
しかしながら、これまでの化合物は赤味暗色あるいは単
独で黒色に近い発色を呈する色原体を見出す事が困難で
あった0発明者等は、単独で黒色乃至暗色の発色を呈す
る化合物を求めて鋭意探索の結果、本発明に示した化合
物(I)がこのような性質を有している事を知り、検討
の結果本発明の記録材料を完成した。
ここに、感圧方式とは次のごとき方式をいう。
すなわち発色性化合物(ここでは一般式(1)の化合物
)と顕色性化合物(ここでは一般式(n)の化合物)と
が何らかの手段で隔離された素材となっており、これに
何らかの圧力を加えると発色性化合物と顕色性化合物と
が接触し反応発色して像を形成する記録材であって、例
えば発色性化合物を適当な溶剤に溶解し、これを適当な
壁材でマイクロカプセル化し、該マイクロカプセルを適
当な結着剤や汚染防止剤と共に支持体上に塗工した発色
性素材と、顕色性化合物を適当な結着剤や顔料等と共に
支持体上に塗工した顕色性素材よりなり、両者の塗工面
を対向し圧力を加える時、圧力に応じ該カプセルが破壊
され発色性化合物の溶液が流出し、顕色性化合物と反応
発色し像を形成する方式、あるいは該マイクロカプセル
と顕色剤とを同一支持体上に塗工した所謂セルフコンテ
インド感圧材、又は発色性物質の隔離材にカプセルでな
くロウ状物質を使用する方式等があげられる。
本発明による感圧記録材において、メチン化合物の溶液
を内蔵するマイクロカプセルは、従来NCR方式におい
て用いられたのと同じ素材が使用できる。子なわち、該
カプセルの壁材はゼラチンを用いたコアセルベーション
法カプセルの他、Ln−situ重合法に基く尿素−ホ
ルムアルデヒド樹脂系、メラミン−ホルムアルデヒド樹
脂系、ポリアミド系もしくはポリウレタン系等の各種が
使用可能であり、カプセル化の方法も従来公知の通用条
件に従って同様に実施しうる。
カプセルに内蔵される溶液の溶剤は従来公知の無極性溶
剤たとえば高沸点鉱油、フェ二ルキシリルエクン、水素
化ターフェニルあるいはアルキルナフタリン誘導体の他
、極性溶剤たとえばジフェニルエーテル類、アルキルフ
ェニルエーテル類、芳香族乃至脂肪族のエステル類たと
えばフタル酸ジアルキルエステル、燐酸トリアリールエ
ステル、脂肪酸アルキルエステル、コハク酸ジエステル
、ゲルタール酸ジエステル、アジピン酸ジエステル、ク
エン酸トリエステルあるいは乳酸エステルのごとき従来
NCR方式では用いえなかった溶剤が使用可能である事
は本発明の方法における非常に大きな利点である。
マイクロカプセル分散液と混合し塗工し発色剤層を作る
のに用いられる結着剤は、従来この用途に用いられてい
る各種材料たとえば殿粉、アラビアゴム、ポリビニルア
ルコールあるいはその他の合成結着剤が従来の場合と全
(同様に使用される。
また、汚染防止剤としては圧力への緩衝作用を有しかつ
該マイクロカプセルより若干大なる粒径を有する天然乃
至合成の微粒子体たとえば殿粉粒子、セルローズ微粉末
や合成高分子の中空粒子等従来この分野で用いられてい
る資材、又はラテックスの如き緩衝作用が大で筆圧では
カプセルは破壊されるが、通常の摩擦や積み重ねの圧力
ではカプセルの破壊を防止する膜材が従来品の構成の時
と同様に用いられる0以上の諸点はセルフコンテインド
方式に応用する場合も全く同様である。
本発明を感熱記録材に応用する場合、単一層に顕色剤と
発色剤が含まれる方式、もしくは別個の層に顕色剤と発
色剤を入れる方式いずれも従来公知の方法と全く同様に
本発明の化合物を適用する事ができる。
すなわち、適当な融点降下側、顔料、結着剤、滑剤、画
像安定化剤および顕色剤等の微粒化水分散液を本発明の
化合物の微粒化水分散液と混合し支持体上に塗工して感
熱記録体かえられ、またワックス状物質および他の助刻
と本発明のメチン化合物を混練し支持体上に塗工しイン
クシートとし、顔料、顕色剤および結着剤等を含む塗層
ををする受容シートと塗工面を対向し、インクシートの
裏面より加熱して転写発色もしくは昇華発色させる感熱
転写記録材を得る事もできる。
感熱記録剤に用いられる顔料は、炭酸石灰、タルク、カ
オリン、尿素−ホルマリン樹脂系フィラーあるいはその
他の合成樹脂系フィラー等この分野で従来公知のものが
使用できる。増感剤および画像安定化剤も従来この分野
で使用された化合物が、顕色剤の特性に応じて適宜使用
される0例えばステアリン酸アミドの如き脂肪酸アミド
類、脂肪族アミンの脂肪酸、芳香族酸もしくは異部環系
カルボン酸類のアミド乃至イミド類、脂肪族乃至芳香族
のスルホンアミド類、脂肪族乃至芳香族のカルボン酸も
しくはスルホン酸の脂肪族乃至芳香族ハイドロキシ化合
物のエステル類又は適当な融点の炭化水素化合物等であ
る。結着剤もポリビニルアルコール系、アクリル酸系お
よびそれらの共重合物系ないしそれらの配合物が従来の
系と全く同様に使用でき、その他各種の資材が従来の感
熱記録材の系と全く同様に使用できる。また、本発明に
用いられる記録材の支持体としては、セルロースを基体
とした紙、合成樹脂を基体とした合成紙、再生セルロー
スフィルム、合成もしくは半合成の高分子化合物を基体
としたフィルム等この分野で従来使用された素材が使用
できる。
本発明の一般式(I)のメチン化合物の例としては次の
如きものがあげられる。
4−メトキシ−4°−アミノ−4#−ジメチルアミノト
リフェニルメタン、4−メトキシ−4°−アミノ−4″
−ジエチルアミノトリフェニルメタン、4−メトキシ−
4“−アミノ−3”−メチル−4″−メチルアミノトリ
フェニルメタン、4−メトキシ−4゛−アミノー3′−
メチル−4″−エチルアミノトリフェニルメタン、3−
メチル−4−メトキシ−4°−アミノ−4″−ジメチル
アミノトリフェニルメタン、3−メチル−4−エトキシ
−4”−アミノ−4′″−ジエチルアミノトリフェニル
メタン、3−t−ブチル−4−メトキシ−4°−アミノ
−4”−ジメチルアミノトリフェニルメタン、3−シク
ロへキシル−4−メトキシ−4゛−アミノ−4m−ジメ
チルアミノトリフェニルメタン、3.3″−ジメチル−
4−メトキシ−4′−アミノ−4″−メチルアミノトリ
フェニルメタン、3.3”−ジメチル−4−エトキシ−
4゛−アミノ−4″−メチルアミノトリフェニルメタン
、3,5.3”−トリメチル−4−メトキシ−4゛−ア
ミノ−4”−メチルアミノトリフェニルメタン、3−L
−ブチル−4−メトキシ−4′−アミノ−3″−メチル
−4#−メチルアミノトリフェニルメタン、3−クロロ
−4−メトキシ−4゛−アミノ−4″−ジメチルアミノ
トリフェニルメタン、3−クロロ−4−メトキシ−4°
−アミノ−3”−メチル−4″−メチルアミノトリフェ
ニルメタン、4−メトキシ−4゛−アミノー42−メチ
ルベンジルアミノトリフェニルメタン、4−メトキシ−
4゛−アミノ−3#−メチル−4”−ベンジルアミノト
リフェニルメタン、4−メトキシフェニル−4′−アミ
ノフェニル−(4”−エチル−2″−メチルインドール
−32−イル−)メタン、4−メトキシフェニル−4°
−アミノフェニル−(1” 、2”−ジメチルインドー
ル−3”−イル−)メタン、4−メトキシフェニル−4
′−アミノフエニルー(1′°−メチル−2′−フェニ
ルインドール−31−イル−)メタン、4−メトキシフ
ェニル−4′−アミノフェニル−(1′−エチル−2”
−フェニルインドール−3″−イル−)メタン、4−メ
トキシフェニル−4”−アミノフェニル−(1’−n−
ブチル−2″−フェニルインドール−3″−イルー)メ
タン、3−メチル−4−エトキシフェニル−4′−アミ
ノフェニル−(1″−エチル−2”−メチルインドール
−3”−イル−)メタン、3−t−ブチル−4−メトキ
シフェニル−4“−アミノフェニル−(1”−メチル−
2′−フェニルインドール−3”−イル−)メタン、3
.4−ジメトキシフェニル−4”−アミノフェニル−(
1”−メチル−2”−フェニルインドール−3”−イル
−)メタン、3,5−ジメチル−4−メ゛トキシフェニ
ルー4′−アミノフェニル−(1”−メチル−2’−フ
ェニルインドール−32−イル−)メタン、3,4.5
− トリメトキシフェニル−4゛−アミノフェニル−(
1″−エチル−2”−メチルインドール−3”−イル−
)メタン、3−クロロ−4−メトキシフェニル−4′−
アミノフェニル−(1#−メチル−2′−フェニルイン
ドール−3”−イル−)メタンもしくは4−メトキシフ
ェニル−4”−アミノフェニル−(1″−ベンジル−2
1−フェニルインドール−3”−イル)メタン等があげ
られるが、この例には限定されない。
また本発明において用いる一般式(n)のキノン化合物
の具体的な例としては、2,3,5.6−テトラブロモ
−1,4−ベンゾキノン、2,3.5.6−テトラヨー
ド−1,4−ベンゾキノン、2.3,5.6−チトラエ
トキシカルポニルー1,4.ベンゾキノン、2.3,5
.6−チトラーi−フ′トキシカルボニル−1,4−ベ
ンゾキノン、3゜4.5.6−チトラープロビルオキシ
カルポニルー1.4−ペンゾキノン、2,5−ジェトキ
シカルボニル・1.4−ベンゾキノン、2.5−ジーn
−へキシルオキシカルボニル−1,4−ベンゾキノン、
2.5−ジ−シクロへキシルオキシカルボニル−1,4
−ベンゾキノン、2.5−ジベンゾイル−1,4−ベン
ゾキノン、2.5−ジ−n−ブトキシ力ルポニル−3,
6−ジクロル−1,4−ベンゾキノン、2I5−ジ−エ
トキシカルボニル−3,6−ジプロムー1.4−ベンゾ
キノン、2.5−ジ−n−オクチルオキシカルボニル−
3,6−ジプロムー1.4−ベンゾキノン、2.5−ジ
−ベンジルオキシカルボニル−3,6−ジクロルー1.
4−ベンゾキノン、2.5−ジベンゾイル−3,6−ジ
クロル−1,4−ベゾキノン、2.5−ジェトキシカル
ボニル−3,6−シフエニルスルホニルー1.4−ベン
ゾキノン、2,5−ジ−ミーブートキシカルボニル−3
,6−ジーp−トリルスルホニル−1,4−ベンゾキノ
ン、2.5−ジ−シクロへキシルオキシカルボニル−3
,6−ジーp−+−リルスルホニルー1.4−ベンゾキ
ノン、2.5−ジ−n−オクチルオキシカルボニル−3
,6−ジーp−シクロヘキシルフェニルスルホニル−1
,4−ベンゾキノン、2.5−ジーn−へキシルオキシ
カルボニル−3,6−ジー(3’、4’−ジメチルフェ
ニルスルホニル)−1,4−ベンゾキノン、3,4.5
.6−チトラエチルスルホニルー1.4−ベンゾキノン
、2,3.5.6−テトラ−n−オクチルスルホニル−
1,4−ベンゾキノン、2.5−ジ−シクロへキシルオ
キシカルボニル−3−ベンジルスルホニル−1,4−ベ
ンゾキノン、2,5−ジ−n−ブトキシカルボニル−3
−(P−トリル)−スルホニル−1,4−ベンゾキノン
、2.5−ジェトキシカルボニル−3−(2’、5’−
ジメチルフェニルスルホニル)−1,4−ベンゾキノン
、2.5−ジ−n−ブトキシカルボニル−3,6−ジー
n−ブトキシスルホニル−1,4−ベンゾキノン、2.
5−ジーP−トリルスルホニル−3,6−ジプロムー1
.4−ベンゾキノン、2−ベンゾイル−1,4−ベンゾ
キノン、2−フェニルスルホニル−1,4−ベンゾキノ
ン、2−(p−トリル)スルホニル−1,4−ベンゾキ
ノン、2−(4°−ジフェニルスルホニル)−1,4−
ベンゾキノン、2−ベンジルスルホニル−1,4−ベン
ゾキノンなどのベンゾキノン誘導体が例示されるが、も
ちろんこれらに限定されることはない。
(以下余白) 〔実施例〕 以下実施例により本発明を説明する0文中部とあは重量
部を意味する。
実施例−1 (1)メチン化合物中間体:4−アミノ−3゛−メチル
−4”−エトキシベンズヒドロールの合成バラニトロ塩
化ベンゾイル18.5部およびオルソクレゾールエチル
エーテル15部(少過剰)をテトラクロロエタン50部
に溶解し、水浴中冷却しつつ砕いた無水塩化アルミニウ
ム14部(少過剰)を少しずつ加える。加え終えて後徐
々に昇温しで40℃に1時間保った後氷水で分解し、水
蒸気蒸溜にてテトラクロロエタンと未反応物を追い出し
4−ニトロ−3゛−メチル−4゛−エトキシベンゾフェ
ノンの粗製品をほぼ定量的に得た。
鉄粉(60メツシユ篩を通した物)40部を濃塩酸1.
5部および水15部と混合し2時間加熱下かきまぜ腐食
し、キシレン70部および上記粗製4−ニトロ−3゛−
メチル−4′−エトキシベンゾフェノン25部を加え8
時間還流下にかきまぜ加熱した0次いで40%カセイソ
ーダ水溶液を熱時加えアルカリ性とし、熱時セライトを
引いた口紙上に口過し、鉄残さを2回少量の熱キシレン
で洗つた。口演と洗液を合し一夜冷蔵庫中に保存すると
、4−アミ/−3’−メチル−4′−エトキシベンゾフ
ェノンが結晶に析出した。これをこし取り少量の冷キシ
レンで洗い70″Cで乾燥機中乾燥し17部の結晶を得
た。
キシレン母液より2部回収し計19部で粗収率84.9
%であった。この粗生成物15部をカセイソーダ7部、
亜鉛末7部および95%エタノール50部と混合し6時
間還流下にかきまぜ加熱した0次いで熱時亜鉛末をこし
分け、メタノール少量で洗い口演と合せ溶液よりエタノ
ールを追い出し多量の水を加えて冷蔵庫中−夜保存した
。生成した固体をこし分は水洗、乾燥し粗製の目的物1
4.5部(対アミノケトン粗収率96.3%)を得た。
(2)メチン化合物:3,3”−ジメチル−4−エトキ
シ−4′−アミノ−42−メチルアミノトリフェニルメ
タンの合成 (1)で得た4−アミノ−3′−メチル−41−エトキ
ジベンズヒトロール5部を、■−メチルオルソトルイジ
ン2.5部(過剰)および濃塩酸4部と水15部の混合
物と共に24時間週流下に加熱し、カセイソーダでアル
カリ性とし、少量のハイドロサルファイドを加え水蒸気
蒸溜して、未反応物を回収した。
生成した飴様物質を冷却すると固化する。これをリグロ
インで加熱抽出し、リグロイン溶液を冷蔵庫中長時間保
存すると白色結晶を析出した。かきまぜ全体を結晶化さ
せ、母液を分ち、リグロインより再結晶し白色結晶を約
70%収率(粗ベンズヒドロールより計算)にて得た。
融点125〜126℃、元素分析値は次の通りであった
。(化合物の分子式は、Ct4H□NzOである。)計
算値   79.96  7.83  7.77(3)
感圧記録紙下用紙の作成 3.3″−ジメチル−4−エトキシ−4′−アミノ−4
“−メチルアミノトリフェニルメタンをフェニルキシリ
ルエタン(日本石油化学社製5MS−296)に溶解し
濃度(重量)3%の溶液とする。この溶液130部をと
り、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、
アクリル酸及びアクリロニトリルの2;15:9モル比
の共重合物6部を含む水溶液80部に加えホモミキサー
で乳化し、平均粒径3.5μの0油型エマルジヨンとし
た0次いでかきまぜながらメチル化メチロールメラミン
樹脂水溶液(不揮発分80%)25部を加え60℃に昇
温し2時間かきまぜ縮合を行い、冷却しマイクロカプセ
ルスラリー(約65%固形分)を得た。さらに28χア
ンモニア水でpH8,0とし残存ホルムアルデヒドを消
失させマイクロカプセルスラリー液を得た。カプセルの
平均粒径は約5μであった。このカプセルスラリーを用
い次の組成の水性塗工液を得た。
%(固形分重量) マイクロカプセル        20酸化殿粉(糊)
2.5 スチルト(殿粉粒子)       8この塗工液を上
質紙に乾燥塗工ii 4g/m”となるように塗工し、
上用紙を得た。
(4)感圧記録紙下用紙の作成 2.5−ジシクロへキシルオキシカルボニル−3−ベン
ジルスルホニル−1,4−ペンゾキノンヲ顕色剤とし、
少量のスルホン化スチレンオリゴマーを含む水溶液中で
微小硝子粒と共に高速でかきまぜ微粒化を行い、顕色則
含有率10%(重量)の微細分散液とした。この分散液
を用い次の水性塗工液を得た。
%(固形分重量) カオリン            20顕色剤    
         0.8酸化殿粉(糊)1.5 50%SBRラテックス      3.0この塗工液
を上質紙に乾燥塗工量6g/m”となるように塗工し、
下用紙を得た。
(5)発色試験 上用紙と下用紙の塗工面を合わせ、IBM社製電動タイ
プライタ−(IBM−65)でX文字を連続印字し発色
させた0発色像は肉眼では幾分青味を帯びた黒色であり
、日本電色社製Σ80機による測色結果は次の通りであ
った。
L値       67.36 a値       0.28 b値      −1,51 実施例−2 (1)  メチン化合物:4−アミノフェニル−3°−
メチル−4′−エトキシフェニル−(1′−エチル−2
″−フェニルインドール−3″−)イルメタンの合成実
施例−1の(1)で製造した4−アミノ−3°−メチル
−4° −エトキシベンズヒドロール4.6部および1
−エチル−2−フェニルインドール4.4部をメタノー
ル50部と混合し加熱溶解し、濃塩酸0.5部を加える
と直ちに着色し反応した。約5時間加熱還流下にかきま
ぜ、冷却し粗製の生成物をこしとり、メタノールで洗い
、少量のハイドロサルファイドおよびアルカリと共に水
蒸気蒸溜して付着した未反応物を除き、口過水洗後70
″Cの乾燥機中で乾燥し、キシレンより再結晶し、約7
0%収率で白色結晶を得た。融点:114〜116℃、
このものの元素分析値は次の通りであった。(化合物の
分子式はCs+HieN富0である。) 計算値   83.37  6.77  6.27(2
)発色試験 (1)で得たメチン化合物を用いて実施例−1の(3)
と同様にしてマイクロカプセル化し上用紙を得、実施例
−1と同様に感圧紙としての発色試験を行った。
結果は下の通りであった。
L値       76.03 a値       4.00 L値      −0,62 発色像の視感は紫味の暗色であった。
比較例−1 3−メチル−4−エトキシ−41,4″−ビス−ジメチ
ルアミノトリフェニルメタン(本発明外の化合物)を実
側例−1と同様にしてマイクロカプセル化、上用紙化し
感圧複写紙としての発色試験を行った。結果は下の通り
であった。
Lia         67.63 a値      −12,58 L値       0.52 発色像の視怒は緑色で、実施例と比較し著しく彩度大で
あった。
実施例−3 (1)感熱記録紙の作成 実施例−1の化合物を5%ポリビニルアルコール水溶液
中で微小硝子粒と共にかきまぜ微粒化し色原体含量10
%の水性分散液をえた。顕色剤に2.5−ジシクロへキ
シルオキシカルボニル−3−p−トルエンスルホニル−
1,4−ベンゾキノンを用い、5%ポリビニルアルコー
ル水溶液中同様にして微粒化し顕色剤の10%水性分散
液を得、同様にしてM 点降下剤(β−ナフトールベン
ゾニー日の20%水性分散液(5%ポリビニルアルコー
ル水溶液中)を作り、さらにその他ステアリン酸亜鉛の
20%水分散液、炭酸カルシウムの50%水分散液及び
タルクの25%水分散液を用意し、下の組成で混合しよ
くかきまぜ塗工液とした。(括弧内は全固形分中での固
体分の重量%を示す、) 色素分散液         1部(2,7%)顕色剤
分散液         #(2,7%)ステアリン酸
亜鉛分散液    #(5,4%)炭酸カルシウム分散
液    2部(27%)タルク分散液       
 4部(〃)融点降下剤分散液       〃(22
%)10%ポリビニルアルコール 水溶液            2部(13,5%)こ
の塗工液を上質紙に乾燥塗工量が6g/m”となるよう
に塗工し感熱複写紙を得た。
(2)感熱記録紙の発色試験 上に作成した感熱記録紙を、改造したオリベラティ社製
感熱プリンターP U−6000機でベタ発色(印加電
圧20V)させた、えられた発色像は肉眼では赤味の濃
黒色で280機による測色結果は下の通りであった。
L値       46.96 a値       8.00 L値       1.74 出願人  三井東圧化学株式会社 手続争甫正書(自発) 昭和62年5月29日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 16事件の表示 昭和62年特許願第  43097号 2、発明の名称 メチン化合物を用いた記録材料 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号4、補正に
より増加する発明の数  零を「メチル」と訂正する。
(2)明細書第22頁第7行目に「エチル」とあるのを
「メチル」と訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは低級アルキル基を示し、Aは4−アミノフ
    ェニル基もしくは3−インドリル基であって、該4−ア
    ミノフェニル基のアミノ基はアルキル基、フェニル基も
    しくはベンジル基で置換されてもよく、また該3−イン
    ドリル基はアルキル基、フェニル基もしくはベンジル基
    で置換されてもよい。かつ他に分子中置換基としてハロ
    ゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基もしくはアル
    コキシ基を有してもよい。)で表される化合物を、一般
    式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、X_1〜X_4は同じ又は異なってもよく、水
    素原子、ハロゲン原子、アルキルオキシカルボニル基、
    シクロアルキルオキシカルボニル基、アリールカルボニ
    ル基もしくは置換スルホニル基を示す。)で表されるキ
    ノン化合物とからなる発色性記録材料。
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