JPS63197768A - 昇降装置を備える移動観覧席 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、多目的ホールに使用され、観覧席とフロアを
兼用しうるようにした昇降装置を備える移動観覧席に関
する。

（従来の技術） 多目的ホールでは、フロアの有効利用を計るために、利
用する人数や、利用目的に合わせて、側方に移動可動と
した観覧席の数を増減させて、フロア全体を使用したり
、あるいは部分的に使用したりするようにしている。

この種の観覧席としては１階段状に並列して設けられた
椅子を折り畳んだ後、これらの椅子を支持する段床を、
後位の段床の下側に順次入れ子式に収納するようにした
移動観覧席等が知られている。

（発明が解決しようとする問題点） 上述したような入れ子式の観覧席は、壁ぎわに。

収縮させて収納するが、最終的に折り畳まれた観覧席、
及びこれらを伸縮するための移動装置を設置するための
床面積が、利用できないため、フロアスペースが小さく
なってしまう。

そこで、Ｓｔ覧席を昇降式のフロアの下面に移降自在に
収納し、収納時には、フロア自体を利用できるようにす
ることが考えられる。

しかし、観覧席をフロアの下面に収納するには。

設置スペースが小さくて済むこと、また、施工が容易で
あり、費用が掛からないこと、補修点検が筒中、である
こと等が要求されるため、これらの条件を満たすような
移動観覧席が望まれている。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上述事情に鑑みなされたもので、使用時には
フロア上面より突出し、かつ不使用時には、フロア下面
に没するように昇降装置に支承された観覧席を中空箱状
の段床内に出没自在に収納し、該段床を水平方向に並置
して、その上面でフロアを形成させてなるものである。

（作　用） 各観覧席を段床から突出することによって観覧席が形成
され、この観覧席を段床に収納すれば、上面をフロアと
して使用できる。

（実施例） 以下１本発明の第１実施例を、第１図ないし第４図に基
いて説明する。

（１）は、横長の中空箱状をなす段床で、前後及び左右
方向にそれぞれが上下動自在に並置されるとともに、第
３図に想像線で示す昇降手段（Ａ）をもって、使用時に
は、後方を高段とする階段状に配置しつるようになって
いる。

（２）は、中央における段床（１）（１）間に設けられ
た若干幅の狭い中空箱状をなす段床、すなわちスチップ
で、左右の側板（２ａ）　（２ａ）の中、一方の右側の
段床（１）の側板（１ａ）に固着されている。

第２図に示すように１段床（１）の上面後縁寄りには、
左右の幅−ばいに、矩形状の開口（３）が設けられ、こ
の開口（３）の前後下縁には、垂直にガイド板（ｌｂ）
　（ｌｂ）が連設されている。

段床（１）の底板（１ｃ）には、左右に間隔をへだて。

て、１対の孔（４）（４）が穿設されるとともに、この
孔（４）　（４）にそれぞれ対向して、正面視下向きコ
字形をなす取付片（５）　（５）をもって、上下方向に
開口し、昇降装置の一方を構成する左右１対の固定ナツ
ト（６）（６）が、底板（ｌｃ）に固着されている。

（７）は、横長矩形状の蓋で、開口（３）の上面後縁に
下端部が枢着されて、開口（３）を開閉自在に覆ってい
る。

（８）は床板で、開口（３）を除く段床（１）の上面を
覆い、前記蓋（７）が閉塞されたとき、これと共に同一
平面となってフロア（９）を形成するようになっている
。

次に、常時は段床（１）内の部屋（１０）内に収納され
、使用時には床板（８）上に突出される出没自在な昇降
座席ユニット（１１）について説明する。

（１２）は基板で、前記開口（３）より若干小寸の水平
板状をなし、その下面前後縁よりそれぞれ垂下されたス
ライド板（１３）　（１３）の外面が、前記ガイド板（
ｌｂ）　（ｌｂ）と摺接しうるようになっている。

基板（１２）上には、左右方向に６つの座席を有する観
覧席（１４）が固着されている。

この観覧席（１４）は、基板（１２）に取付けられた左
右方向の水平杆（１５ａ）、及びこの水平杆（１５ａ）
に等間隔に立設された垂直杆（１５ｂ）からなるフレー
ム（１５）と、背（１６ａ）及び座（１６ｂ）からなる
折り畳み自在な６脚の椅子（１６）とからなっているが
、これらの自動式に折り畳み可能な観覧席（１４）の構
造は。

一般的なものであるから、説明は省略する。

（１７）は、昇降装置の他方を構成する左右１対のねじ
杆で、軸部（１７ａ）と雄ねじ部（１７ｂ）とからなり
。

その軸部（１７ａ）の上端部外周は軸受（１８）を介し
て前記基板（１２）に枢着され、垂直軸回りに回転自在
となっている。

各軸部（，１７ａ）の上端部寄りの外周には、スプロケ
ット（１９）が一体回転可能に取付けられ、同じく下端
部寄りの外周は、前記スライド板（１３）から水平に突
出するガイドリブに取付けられた軸受（２０）に枢支さ
れている。

（２１）は、駆動手段となるモータで、基板（１２）の
下面に取付けたブラケット（２２）に取付けられ、こ。

のモータ（２１）の出力軸に取付けたスプロケット（２
３）と、前記スプロケット（１９）　（１９）間には、
無端チェーン（２４）が巻回されている。

上述した昇降座席ユニット（１１）は、その雄ねじ（１
７ｂ）の下端部を、段床（１）の部屋（１０）内の前記
固定ナツト（６）に螺合するように、開口（３）内に落
とし込むことによって、段床（１）の開口（３）より、
出没自在に取付けられる。

椅子（１６）を折り畳み、モータ（２１）を正転させる
と、雄ねじ（１７ｂ）と固定ナツト（６）の螺合によっ
て。

第３図右側に示すように、部屋（１０）内に昇降座席ユ
ニット（１１）が収納される。

蓋（７）を閉じると、床板（８）と蓋（７）とにより。

平面となるフロア（９）が形成される。

昇降座席ユニット（１１）を使用するには、蓋（７）を
開き、モータ（２１）を逆転させる。これによって。

基板（１２）は上昇し、スライド板（１３）　（１３）
はガイド板（ｌｂ）　（Ｉｂ）に案内されて、開口（３
）より若干上方に定置される。

椅子（１６）の背（１６ａ）及び座（１６ｂ）を展開す
ることにより、観覧席として使用することができる。

第３図に示すように、前後の各段床（１）　（１）の床
面高さを変えることによって、各椅子（１６）を前後方
向に階段状に配置させたり、あるいは同じ床面に並べる
こともできる。

第４図に示すように、中央の観覧席間に設けられる各ス
テップ（２）の上面後部に開口（２５）が形成され、昇
降自在な基板（２６）がこれを閉塞している。

また、基板（２６）及びステップ（２）の上面を、それ
ぞれ床板（２７）　（２８）が覆っている。

基板（２６）の昇降機構は、サイズが小寸であるだけで
、前述した昇降座席ユニット（１１）と同様であるため
、同部品には同符号を付して、説明は省略する。

次に、第５図及び第６図について、本発明の第２実施例
について説明する。

（２９）は、平面視横長矩形枠状をなす基台で、後面を
開口する前部溝材（２９ａ　）と、前面を開口する後部
溝材（２９ｂ）、及びこれら両溝材（２９ａ）　（２９
ｂ）を連結する前後方向の間隔材（２９（：）とからな
ってい。

る。

基板（２９）の上部開口は、カバー（３０）で閉塞され
ている。

（３１）　（３２）は、前後１対をなす四節平行リンク
で、同形のため、一方の前部側の四節平行リンク（３１
）を説明する。これは、正面視が平行四辺形に連結ピン
（３３）で互いに連結された上リンク（３４）、下リン
ク（３５）、及び左右１組の揺動リンク（３６）　（３
６）からなっている。

下リンク（３４）は、中空横長箱状の段床（３７）の底
抜（３７ａ）に設置した取付片（３８）をもって、水平
をなすように段床（３７）に固定されている。

上リンク（３３）は、前記基台（２９）の前部溝材（２
９ａ）の溝内で、左右方向に摺動自在に嵌挿されている
。

同じく、後部の四節平行リンク（３２）の上リンクは、
後部溝材（２９ｂ）に摺動自在に嵌挿され、これら前後
の四節平行リンク（３１）　（３２）相互は、前記連結
ピン（３３）をもって、互いに連動するようになってい
る。

基台（２９）の下面前縁には、左右を向くスライド板（
３９）　（３９）が垂下され、各スライド板（３７）の
左端部下縁には、水平軸回りに回る車輪（４０）が枢着
され、段床（３７）の左側内壁（３７ｂ）に転勤可能に
摺接されている。

（４１）は、昇降装置（４２）の一方を構成するねじ杆
で、その下端部（４１ａ）は、段床（３７）に設けられ
た軸受（４３）に、垂直軸回りに回転自在に枢支されて
いる。

（４４）は、昇降装置（４２）の他方を構成する固定ナ
ツトで、前方のスライド板（３９）の中央部下縁に固定
され、この固定ナツト（４４）には、前記ねじ杆（４１
）の上端部が螺合されている。

ねじ杆（４１）の上端面（４１ｂ）には、係合部、例え
ば溝（４１ｃ）が切設され、外部の回転駆動手段（４５
）例えば、電動装置の係合部（４６）を、基台（２９）
の前記カバー（３０）に設けられた蓋（４７）を開けて
、挿入係合することにより、ねじ杆（４１）を１段床（
３７）の外部より回転しうるようになっている。

なお、基台（２９）上には、１２席の椅子を備える観覧
席（４８）が取付けられているが、この自動式に折。

り畳み自在な観覧席（４８）　、及び段床（３７）の構
造は。

第１実施例と同構造であるから、説明は省略する。

外部の回転駆動手段（４５）によって、ねじ杆（４１）
を正転させることにより、四節平行リンク（３１）（３
２）に支承された基台（２９）は、左方の車軸（４０）
が転動することにより、円滑に上方に上昇して、第５図
に示す使用状態となる。

ねじ杆（４１）を逆転することにより、四節平行リンク
（３１）　（３２）の揺動リンク（３６）　（３６）は
、想像線で示すように回動して、基台（２９）が段床（
３７）内に下降し、観覧席（４８）が段床（３７）に収
納されるため、段床（３７）上面がフロアとして使用で
きる。

上述の実施例では、外部の回転駆動手段をモーターを備
える電動装置としたが、これに代えて、手段操作による
ハンドルとしてもよい。

（変形例） 上述した実施例においては、段床内に設けた昇降装置で
観覧席を載置した基板、あるいは基台を昇降させたが、
基板あるいは基台を省略し直接観覧席のフレームを、直
接昇降させるようにしてもよい。

各段床に昇降手段を設けて階段状とせず、嚇に段床から
観覧席が突設された場合、これらの椅子が、同高で並列
的に配設されるような構造とすることもできる。

（発明の効果） 段床から、昇降装置により観覧席を突出させた場合には
、観劇等の観覧席として使用できる。

段床内に、昇降装置をもって観覧席を降下させて収納し
た場合には、段床上面を平面のフロアとして、スポーツ
等に使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例を示す縦断面図。 第２図は、同じ＜ｎ−ｎ線における横断面図、第３図は
、同じ＜ｍ−ｍ線における縦断面図、第４図は、同じ＜
　ｒＶ−ｒＶ線における縦断面図、第５図は５本発明の
第２実施例を示す縦断面図、第６図は、同じ＜　ＶＩ−
ＶＩ線における縦断面図である。 （１）段床　　　　　　　　（２）ステップ（３）開口
　　　　　　　　（４）孔 （６）固定ナツト　　　　　（７）蓋 （８）床板　　　　　　　　（９）フロア（１０）部屋
　　　　　　　（１１）昇降座席ユニット（１２）基板
　　　　　　　（１３）スライド板（１４）Ｉｔ！覧席
　　　　　　　（１５）フレーム（１６）椅子　　　　
　　　（１７）ねじ杆（１８）　（２０）軸受　　　　
　（１９）　（２３）スプロケット（２１）モータ　　
　　　　　（２４）無端チェーン（２５）開口　　　　
　　　（２６）基板（２７）　（２ｇ）床板　　　　　
（２９）基台、（３０）カバー　　　　　　（３１）　
（３２）四節平行リンク（３３）連結ピン　　　　　　
（３７）段床（３９）スライド板　　　　（４０）車軸
（４１）ねじ杆　　　　　　（４２）昇降装置（４３）
軸受　　　　　　　　（４４）固定ナツト（４５）回転
駆動手段　　　（４７）蓋手続補正書（自発） 昭和６２年４月７　日

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）使用時にはフロア上面より突出し、かつ不使用時
   には、フロア下面に没するようにして昇降装置に支承さ
   れた観覧席を、中空箱状の段床内に出没自在に収納し、
   各段床を水平方向に並置して、その上面でフロアを形成
   させたことを特徴とする昇降装置を備える移動観覧席。
2. （２）段床が、昇降手段に連係され、上下動自在となっ
   ている特許請求の範囲第（１）項に記載の昇降装置を備
   える移動観覧席。
3. （３）昇降手段が、各段床毎に配設され、これにより、
   各段床を、階段状に段差をなして配設しうるようにした
   特許請求の範囲第（１）項又は第（２）項に記載の昇降
   装置を備える観覧席。
4. （４）段床が、観覧席を出没させる開口と、該開口を不
   使用時に閉塞する開閉自在な蓋を備えてなる特許請求の
   範囲第（１）項乃至第（３）項のいずれかに記載の昇降
   装置を備える移動観覧席。
5. （５）昇降装置が、観覧席あるいは段床の一方に設けら
   れたナット及び該ナットと螺合する他方のねじ杆との組
   合せからなり、該ねじ杆を回転駆動手段を介して回転さ
   せることにより、観覧席を出没させるようにしてなる特
   許請求の範囲第（１）項乃至第（４）項のいずれかに記
   載の記載の昇降装置を備える移動観覧席。
6. （６）ナットを段床に固定し、該ナットに螺合するねじ
   杆の上端を観覧席の下面に、垂直軸回りに回転自在に枢
   支してなる特許請求の範囲第（５）項に記載の昇降装置
   を備える移動観覧席。
7. （７）ねじ杆が、左右１対設けられ、かつ回転伝動機構
   を介して互いに連係されている特許請求の範囲第（６）
   項に記載の昇降装置を備える移動観覧席。
8. （８）ナットが、観覧席に固定され、かつ下端部が段床
   内底面に垂直軸回りに回転自在に枢支されたねじ杆の上
   端部を、前記ナットに螺合してなる特許請求の範囲第（
   ５）項に記載の昇降装置を備える移動観覧席。
9. （９）ねじ杆は、その上端部に回転駆動手段と、着脱自
   在に連結しうる係合部を備えている特許請求の範囲第（
   ８）項に記載の昇降装置を備える移動観覧席。
10. （１０）観覧席が、段床に下辺が固着された四節平行リ
    ンクの上辺に支承され、平行を保って昇降自在となって
    いる特許請求の範囲第（８）項に記載の昇降装置を備え
    る移動観覧席。