JPH0517976Y2 - - Google Patents
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- JPH0517976Y2 JPH0517976Y2 JP1987092968U JP9296887U JPH0517976Y2 JP H0517976 Y2 JPH0517976 Y2 JP H0517976Y2 JP 1987092968 U JP1987092968 U JP 1987092968U JP 9296887 U JP9296887 U JP 9296887U JP H0517976 Y2 JPH0517976 Y2 JP H0517976Y2
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- JP
- Japan
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- storage box
- headboard
- bed
- frame
- bed frame
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- 241000206471 Anemone quinquefolia Species 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
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- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Description
本考案は収納箱の内外にベツドを出し入れする
ことのできるヘツドボード付き収納型ベツドの改
良に関する。
ことのできるヘツドボード付き収納型ベツドの改
良に関する。
周知のとおり、収納型ベツドは、使用に際して
収納箱外に取り出されたベツド(ベツド用枠体)
が水平に倒され、不使用のとき、ベツド(ベツド
用枠体)が折り畳まれて収納箱内へ起立状態で収
納される。 この種のベツドの代表的なものは、複数の枠体
ユニツトが長さ方向に連結された二つ折りないし
三つ折り構成になつており、かかるベツド用枠体
を収納箱の内外にわたつて起倒自在に出し入れす
るために、当該枠体の頭部側が、収納箱内の下部
前側に支点を有して起倒回転自在に取りつけられ
ている。 この場合のベツド用枠体は、既述のとおり、こ
れを起倒回転させるための支点が収納箱内の下部
前側にあるので、当該枠体を収納箱内から取り出
した使用状態のとき、その頭部側(収納箱の背板
内面と枠体頭部との間)に、かなりの大きさの空
間が生じる。 このような空間が存在する場合、使用状態にお
ける収納箱内の体裁が損なわれ、ここから収納箱
の下部内奥へナイトキヤツプ用品などが落ちたり
もする。
収納箱外に取り出されたベツド(ベツド用枠体)
が水平に倒され、不使用のとき、ベツド(ベツド
用枠体)が折り畳まれて収納箱内へ起立状態で収
納される。 この種のベツドの代表的なものは、複数の枠体
ユニツトが長さ方向に連結された二つ折りないし
三つ折り構成になつており、かかるベツド用枠体
を収納箱の内外にわたつて起倒自在に出し入れす
るために、当該枠体の頭部側が、収納箱内の下部
前側に支点を有して起倒回転自在に取りつけられ
ている。 この場合のベツド用枠体は、既述のとおり、こ
れを起倒回転させるための支点が収納箱内の下部
前側にあるので、当該枠体を収納箱内から取り出
した使用状態のとき、その頭部側(収納箱の背板
内面と枠体頭部との間)に、かなりの大きさの空
間が生じる。 このような空間が存在する場合、使用状態にお
ける収納箱内の体裁が損なわれ、ここから収納箱
の下部内奥へナイトキヤツプ用品などが落ちたり
もする。
上述した空間対策として、ベツド用枠体の頭部
側にヘツドボードを備えつけてその空間部上面を
覆うことが考えられるが、この提案例において、
たとえば、ヘツドボードをベツド用枠体の頭部側
に固定したり収納箱内に固定した場合は、ヘツド
ボードの嵩張り分だけ、収納箱の容積を大きくし
なければならない。 さらに、収納箱の大型化を回避するための対策
として、たとえば、収納箱の内外に出し入れされ
るベツド用枠体とヘツドボードとを連動させて、
ヘツドボードを折り畳み自在にすることが考えら
れる。 しかし、ヘツドボードを折り畳み自在に構成す
るときは、自明のとおり、部品数、組立手数の増
加を招き、これに関連して、収納箱、ベツド用枠
体の構成も部分的に複雑化するので、製品のコス
トアツプが避けられない。 しかも、その折り畳み構成によつては、ヘツド
ボードが収納箱の背板内面から大きく遊離するこ
とがあるために、前記空間部の上面を覆うことが
できない。 ちなみに、実公昭46−2776号公報にみられる格
納ベツド装置の場合は、ベツド台と連動する背凭
れ(ヘツドボードに該当する構造物)が筺体の背
板内面から大きく遊離しているので、ベツド用枠
体の頭部側に生じる空間部の上面を覆うことがで
きず、部品数、組立手数の増加も解決することが
できない。 本考案はこのような技術的課題に鑑み、ベツド
用枠体の頭部側に生じる空間部の上面を覆うため
のヘツドボードを、簡潔な構成にてベツド用枠体
と連動させることのできるヘツドボード付き収納
型ベツドを提供しようとするものである。
側にヘツドボードを備えつけてその空間部上面を
覆うことが考えられるが、この提案例において、
たとえば、ヘツドボードをベツド用枠体の頭部側
に固定したり収納箱内に固定した場合は、ヘツド
ボードの嵩張り分だけ、収納箱の容積を大きくし
なければならない。 さらに、収納箱の大型化を回避するための対策
として、たとえば、収納箱の内外に出し入れされ
るベツド用枠体とヘツドボードとを連動させて、
ヘツドボードを折り畳み自在にすることが考えら
れる。 しかし、ヘツドボードを折り畳み自在に構成す
るときは、自明のとおり、部品数、組立手数の増
加を招き、これに関連して、収納箱、ベツド用枠
体の構成も部分的に複雑化するので、製品のコス
トアツプが避けられない。 しかも、その折り畳み構成によつては、ヘツド
ボードが収納箱の背板内面から大きく遊離するこ
とがあるために、前記空間部の上面を覆うことが
できない。 ちなみに、実公昭46−2776号公報にみられる格
納ベツド装置の場合は、ベツド台と連動する背凭
れ(ヘツドボードに該当する構造物)が筺体の背
板内面から大きく遊離しているので、ベツド用枠
体の頭部側に生じる空間部の上面を覆うことがで
きず、部品数、組立手数の増加も解決することが
できない。 本考案はこのような技術的課題に鑑み、ベツド
用枠体の頭部側に生じる空間部の上面を覆うため
のヘツドボードを、簡潔な構成にてベツド用枠体
と連動させることのできるヘツドボード付き収納
型ベツドを提供しようとするものである。
本考案は所期の目的を達成するために、前面に
開口部を有してベツド用枠体を収納するための収
納箱と、収納箱内に収納されるベツド用枠体とを
備え、ベツド用枠体を収納箱の内外にわたつて起
倒自在に出し入れするために、その枠体の頭部側
が、収納箱内の下部前側に支点を有して起倒回転
自在に取りつけられている収納型ベツドにおい
て、収納箱内の高さ方向の中間部にヘツドボード
が配置されていて、当該ヘツドボードの上端部側
が収納箱の背板内面に接近して収納箱の内部に上
下回転自在に枢着されていること、および、収納
箱内の下部に作動杆が配置されていて、当該作動
杆の下端部が、収納箱の側板内面の下部前側に上
下回転自在に枢着されているとともに、その作動
杆の長さ方向の中間部が、ベツド用枠体の頭部側
の側面より突出する受具を介して支えられている
こと、および、相対的に上位のヘツドボード自由
端部と、相対的に下位の作動杆上端部とが、互い
に当接していることを特徴とする。
開口部を有してベツド用枠体を収納するための収
納箱と、収納箱内に収納されるベツド用枠体とを
備え、ベツド用枠体を収納箱の内外にわたつて起
倒自在に出し入れするために、その枠体の頭部側
が、収納箱内の下部前側に支点を有して起倒回転
自在に取りつけられている収納型ベツドにおい
て、収納箱内の高さ方向の中間部にヘツドボード
が配置されていて、当該ヘツドボードの上端部側
が収納箱の背板内面に接近して収納箱の内部に上
下回転自在に枢着されていること、および、収納
箱内の下部に作動杆が配置されていて、当該作動
杆の下端部が、収納箱の側板内面の下部前側に上
下回転自在に枢着されているとともに、その作動
杆の長さ方向の中間部が、ベツド用枠体の頭部側
の側面より突出する受具を介して支えられている
こと、および、相対的に上位のヘツドボード自由
端部と、相対的に下位の作動杆上端部とが、互い
に当接していることを特徴とする。
本考案に係るヘツドボード付き収納型ベツドの
場合、相対的に上位にあるヘツドボードの自由端
部と、相対的に下位にある作動杆の上端部とが、
互いに当接している。 かかる構成において、収納箱内からベツド用枠
体を取り出してこれを水平に倒したとき、ベツド
用枠体の受具を介して支えられている作動杆が、
これの立ち上がり方向へ回転して、ヘツドボード
の自由端部を上方へ持ち上げる。 したがつて、ベツド用枠体を収納箱内から取り
出したとき、ヘツドボードは、収納箱の背板内面
からベツド用枠体の頭部側にわたり展開され、こ
れらの間に介在する空間部の上面を覆う。 さらに上記の構成において、収納箱内にベツド
用枠体を収納してこれを垂直に起こしたとき、既
述の受具により支えられている作動杆が、これの
倒れる方向へ回転して、ヘツドボードの自由端部
を下方へ回転(元の位置へ復帰)させる。 したがつて、ベツド用枠体を収納箱内に収納し
たとき、ヘツドボードは、収納箱の背板内面側へ
嵩張ることなく折り畳まれる。
場合、相対的に上位にあるヘツドボードの自由端
部と、相対的に下位にある作動杆の上端部とが、
互いに当接している。 かかる構成において、収納箱内からベツド用枠
体を取り出してこれを水平に倒したとき、ベツド
用枠体の受具を介して支えられている作動杆が、
これの立ち上がり方向へ回転して、ヘツドボード
の自由端部を上方へ持ち上げる。 したがつて、ベツド用枠体を収納箱内から取り
出したとき、ヘツドボードは、収納箱の背板内面
からベツド用枠体の頭部側にわたり展開され、こ
れらの間に介在する空間部の上面を覆う。 さらに上記の構成において、収納箱内にベツド
用枠体を収納してこれを垂直に起こしたとき、既
述の受具により支えられている作動杆が、これの
倒れる方向へ回転して、ヘツドボードの自由端部
を下方へ回転(元の位置へ復帰)させる。 したがつて、ベツド用枠体を収納箱内に収納し
たとき、ヘツドボードは、収納箱の背板内面側へ
嵩張ることなく折り畳まれる。
本考案に係るヘツドボード付き収納型ベツドの
実施例について、図面を参照して説明する。 第1図〜第3図に例示するように、ベツド用枠
体1は、頭部側の枠体ユニツト1aと足部側の枠
体ユニツト1bとを備え、両枠体ユニツト1a,
1b相互の突き合わせ端と、これら突き合わせ端
の側面わたつてあてがわれた連結金具2の両端と
が、ピン3,4により枢着されて、両枠体ユニツ
ト1a,1bが相対屈伸自在に連結されたもので
あり、これら枠体ユニツト1a,1b上にわた
り、マツトレス5が挟みこみ装填されている。 上記において、枠体ユニツト1aの後端下部に
は取手兼用脚部6が固定されており、枠体ユニツ
ト1bの後部側下方には脚部7がピン8にて枢着
されているともに、該取手兼用脚部6と連結金具
2とが連杆9により連結されている。 かくて、両枠体ユニツト1a,1bを備えたベ
ツド用枠体1は、第1図において、左方向へ折り
畳み自在なるよう組み立てられている。 ベツド用枠体1を収納するための収納箱10
は、左右の側板10a,10b、頂板10c、背
板10dを備え、前面に開口部10eが設けられ
た箱形構造からなり、開口部10eの下端には、
左右の側板10a,10bにわたる帯状の前面板
10fが取りつけられている。 この収納箱10の場合、二つに折り畳まれたベ
ツド用枠体1を起立状態で収納することのできる
大きさを有している。 扉11は、収納箱10の両側板10a,10b
の下部前縁部分にヒンジ12を介して上下開閉自
在なるよう枢着されている。 第1図を参照して明らかなように、扉11の内
面には、枠体ユニツト1aが装着されている。 したがつて、両枠体ユニツト1a,1b相互を
折り畳んで、扉11を第1図の反時計回り方向へ
閉じたとき、ベツド用枠体1は、第2図に示すよ
うに、収納箱10内に収納される。 ヘツドボード13は、収納箱10内の高さ方向
の中間部に配置されていて、これの上端部側が収
納箱10の背板19e内面に接近しており、収納
箱10の内部に上下回転自在に枢着されている。 より具体的には、ヘツドボード13の上端部両
側が収納箱10の両側板10a,10bで支えら
れた支軸14を介して枢着されており、かくて、
ヘツドボード13は、収納箱10内において背板
10dの内面沿いに折り畳み自在となつている。 略四角状のアーチ形をなす作動杆15は、収納
箱10内の下部に配置され、その両側杆部15
b,15bの下端が、支軸16,16を介して前
記両側板10a,10b内面の下部前側に枢着さ
れている。 かくて、作動杆15は、収納箱10内において
上下回転自在となつている。 これと対応して、頭部側の枠体ユニツト1aに
はその前端側の側面より突出するピン状の受具1
7,17が取りつけられており、これら受具1
7,17が、作動杆15の長さ方向の中間部、す
なわち、両側杆部15b,15bの長さ方向の中
間部を支えている。 この場合の相対関係においては、ヘツドボード
13の自由端部(下端部)が上位、作動杆15の
自由端部(上端部15a)が下位にあり、ヘツド
ボード13の自由端部と作動杆15の上端部15
aとが互いに当接している。 さらに、ヘツドボード13は、後述するベツド
使用状態において、収納箱10の背板10d内面
と頭部側枠体ユニツト1aとの間に生じる空間部
aの上面を覆うことのできる寸法を有している。 なお、図示例の場合、ヘツドボード13は、背
板10d側からベツド用枠体1側に向けて下降す
る傾斜状態に保持されるようになつているが、こ
れは頭部側枠体ユニツト1aと同等のレベル、す
なわち水平に保持されるものであつてもよい。 図中、18は作動杆15の下限の回転位置を規
制するためのストツパを示しており、このストツ
パ18は、収納箱10の両側板10a,10bの
内面から突設されている。 本考案に係るヘツドボード付き収納型ベツドの
使用例を以下に述べる。 取手兼用脚部6を把持した状態で、ベツド用枠
体1を第1図の時計回り方向(倒れる方向)へ回
転させて収納箱10内から取り出し、これを水平
に展開したとき、両枠体ユニツト1a,1bは、
同一平面上に伸び、かつ、立脚状態の各脚部6,
7を介して床面上に支持される。 このとき、ベツド用枠体1の受具17,17に
より支えられている作動杆15は、第1図の時計
回り方向(立ち上がり方向)へ回転し、ヘツドボ
ード13の自由端部を上方へ持ち上げる。 したがつて、ベツド用枠体1を収納箱10内か
ら取り出したとき、ヘツドボード13は、収納箱
10の背板10e内面からベツド用枠体1の頭部
側にわたり展開され、これらの間に介在する空間
部aの上面を覆う。 上述した状態において、ベツド用枠体1の両枠
体ユニツト1a,1bをマツトレス5と共に折り
畳むと、この操作に連動する連杆9を介して脚部
7が第1図の時計回り方向へ折り畳まれ、その
後、取手兼用脚部6を把持し、ヒンジ12を支点
として、ベツド用枠体1を扉11と共に第1図の
反時計回り方向へ回転させると、ベツド用枠体
1、マツトレス5が、第2図、第3図のごとく、
収納箱10内に起立状態にて収納され、収納箱1
0の開口部10eが扉11により閉じられる。 このとき、枠体ユニツト1aに付帯する受具1
7,17が第1図の反時計回り方向へ変位するの
で、これら受具17,17で支えられている作動
杆15は、自重およびヘツドボード13の重量を
受けて、かつ、支軸16,16を中心としてスト
ツパ18,18に当接するまで第1図の反時計回
り方向へ回転し、作動杆15に支持されていたヘ
ツドボード13は、支軸14を中心として時計回
り方向へ折り畳み回転し、背板10dに沿う。
実施例について、図面を参照して説明する。 第1図〜第3図に例示するように、ベツド用枠
体1は、頭部側の枠体ユニツト1aと足部側の枠
体ユニツト1bとを備え、両枠体ユニツト1a,
1b相互の突き合わせ端と、これら突き合わせ端
の側面わたつてあてがわれた連結金具2の両端と
が、ピン3,4により枢着されて、両枠体ユニツ
ト1a,1bが相対屈伸自在に連結されたもので
あり、これら枠体ユニツト1a,1b上にわた
り、マツトレス5が挟みこみ装填されている。 上記において、枠体ユニツト1aの後端下部に
は取手兼用脚部6が固定されており、枠体ユニツ
ト1bの後部側下方には脚部7がピン8にて枢着
されているともに、該取手兼用脚部6と連結金具
2とが連杆9により連結されている。 かくて、両枠体ユニツト1a,1bを備えたベ
ツド用枠体1は、第1図において、左方向へ折り
畳み自在なるよう組み立てられている。 ベツド用枠体1を収納するための収納箱10
は、左右の側板10a,10b、頂板10c、背
板10dを備え、前面に開口部10eが設けられ
た箱形構造からなり、開口部10eの下端には、
左右の側板10a,10bにわたる帯状の前面板
10fが取りつけられている。 この収納箱10の場合、二つに折り畳まれたベ
ツド用枠体1を起立状態で収納することのできる
大きさを有している。 扉11は、収納箱10の両側板10a,10b
の下部前縁部分にヒンジ12を介して上下開閉自
在なるよう枢着されている。 第1図を参照して明らかなように、扉11の内
面には、枠体ユニツト1aが装着されている。 したがつて、両枠体ユニツト1a,1b相互を
折り畳んで、扉11を第1図の反時計回り方向へ
閉じたとき、ベツド用枠体1は、第2図に示すよ
うに、収納箱10内に収納される。 ヘツドボード13は、収納箱10内の高さ方向
の中間部に配置されていて、これの上端部側が収
納箱10の背板19e内面に接近しており、収納
箱10の内部に上下回転自在に枢着されている。 より具体的には、ヘツドボード13の上端部両
側が収納箱10の両側板10a,10bで支えら
れた支軸14を介して枢着されており、かくて、
ヘツドボード13は、収納箱10内において背板
10dの内面沿いに折り畳み自在となつている。 略四角状のアーチ形をなす作動杆15は、収納
箱10内の下部に配置され、その両側杆部15
b,15bの下端が、支軸16,16を介して前
記両側板10a,10b内面の下部前側に枢着さ
れている。 かくて、作動杆15は、収納箱10内において
上下回転自在となつている。 これと対応して、頭部側の枠体ユニツト1aに
はその前端側の側面より突出するピン状の受具1
7,17が取りつけられており、これら受具1
7,17が、作動杆15の長さ方向の中間部、す
なわち、両側杆部15b,15bの長さ方向の中
間部を支えている。 この場合の相対関係においては、ヘツドボード
13の自由端部(下端部)が上位、作動杆15の
自由端部(上端部15a)が下位にあり、ヘツド
ボード13の自由端部と作動杆15の上端部15
aとが互いに当接している。 さらに、ヘツドボード13は、後述するベツド
使用状態において、収納箱10の背板10d内面
と頭部側枠体ユニツト1aとの間に生じる空間部
aの上面を覆うことのできる寸法を有している。 なお、図示例の場合、ヘツドボード13は、背
板10d側からベツド用枠体1側に向けて下降す
る傾斜状態に保持されるようになつているが、こ
れは頭部側枠体ユニツト1aと同等のレベル、す
なわち水平に保持されるものであつてもよい。 図中、18は作動杆15の下限の回転位置を規
制するためのストツパを示しており、このストツ
パ18は、収納箱10の両側板10a,10bの
内面から突設されている。 本考案に係るヘツドボード付き収納型ベツドの
使用例を以下に述べる。 取手兼用脚部6を把持した状態で、ベツド用枠
体1を第1図の時計回り方向(倒れる方向)へ回
転させて収納箱10内から取り出し、これを水平
に展開したとき、両枠体ユニツト1a,1bは、
同一平面上に伸び、かつ、立脚状態の各脚部6,
7を介して床面上に支持される。 このとき、ベツド用枠体1の受具17,17に
より支えられている作動杆15は、第1図の時計
回り方向(立ち上がり方向)へ回転し、ヘツドボ
ード13の自由端部を上方へ持ち上げる。 したがつて、ベツド用枠体1を収納箱10内か
ら取り出したとき、ヘツドボード13は、収納箱
10の背板10e内面からベツド用枠体1の頭部
側にわたり展開され、これらの間に介在する空間
部aの上面を覆う。 上述した状態において、ベツド用枠体1の両枠
体ユニツト1a,1bをマツトレス5と共に折り
畳むと、この操作に連動する連杆9を介して脚部
7が第1図の時計回り方向へ折り畳まれ、その
後、取手兼用脚部6を把持し、ヒンジ12を支点
として、ベツド用枠体1を扉11と共に第1図の
反時計回り方向へ回転させると、ベツド用枠体
1、マツトレス5が、第2図、第3図のごとく、
収納箱10内に起立状態にて収納され、収納箱1
0の開口部10eが扉11により閉じられる。 このとき、枠体ユニツト1aに付帯する受具1
7,17が第1図の反時計回り方向へ変位するの
で、これら受具17,17で支えられている作動
杆15は、自重およびヘツドボード13の重量を
受けて、かつ、支軸16,16を中心としてスト
ツパ18,18に当接するまで第1図の反時計回
り方向へ回転し、作動杆15に支持されていたヘ
ツドボード13は、支軸14を中心として時計回
り方向へ折り畳み回転し、背板10dに沿う。
本考案に係るヘツドボード付き収納型ベツドの
場合、つぎのような効果が得られる。 その一つは、ベツド使用時において、ベツド用
枠体の頭部側と収納箱の背板内面との間に生じる
空間部上面が、ヘツドボードにより覆われること
である。 したがつて、収納箱内の体裁が良好に保持され
るとともに、ヘツドボード上にナイトキヤツプ用
品、その他を置くことができ、前記空間部より収
納箱の下部内奥へナイトキヤツプ用品などを落と
しこむおそれもなくなる。 他の一つは、ベツド用枠体の出し入れ操作と連
動して、ヘツドボードを展開かつ折り畳みできる
ことである。 したがつて、収納型ベツドとしての操作性を確
保することができる。 さらに、他の一つは、ヘツドボードに関連する
部品が、作動杆、受具などで足るとともに、収納
箱、ベツド用枠体などの構成が複雑化しないこと
である。 したがつて、ヘツドボード付き収納型ベツドの
部品数、組立手数が大幅に増加せず、ひいては、
付加価値の高い収納型ベツドを安価に提供するこ
とができる。
場合、つぎのような効果が得られる。 その一つは、ベツド使用時において、ベツド用
枠体の頭部側と収納箱の背板内面との間に生じる
空間部上面が、ヘツドボードにより覆われること
である。 したがつて、収納箱内の体裁が良好に保持され
るとともに、ヘツドボード上にナイトキヤツプ用
品、その他を置くことができ、前記空間部より収
納箱の下部内奥へナイトキヤツプ用品などを落と
しこむおそれもなくなる。 他の一つは、ベツド用枠体の出し入れ操作と連
動して、ヘツドボードを展開かつ折り畳みできる
ことである。 したがつて、収納型ベツドとしての操作性を確
保することができる。 さらに、他の一つは、ヘツドボードに関連する
部品が、作動杆、受具などで足るとともに、収納
箱、ベツド用枠体などの構成が複雑化しないこと
である。 したがつて、ヘツドボード付き収納型ベツドの
部品数、組立手数が大幅に増加せず、ひいては、
付加価値の高い収納型ベツドを安価に提供するこ
とができる。
図面は本考案に係る収納型ベツドの一実施例を
示し、第1図はベツド使用状態の縦断側面図、第
2図、第3図はベツド収納状態の縦断側面図と正
面図である。 1……ベツド用枠体、1a……頭部側の枠体ユ
ニツト、1b……足部側の枠体ユニツト、10…
…収納箱、10a……収納箱の側板、10b……
収納箱の側板、10d……収納箱の背板、10e
……収納箱の開口部、13……ヘツドボード、1
5……作動杆、15a……作動杆の上端部、17
……受具。
示し、第1図はベツド使用状態の縦断側面図、第
2図、第3図はベツド収納状態の縦断側面図と正
面図である。 1……ベツド用枠体、1a……頭部側の枠体ユ
ニツト、1b……足部側の枠体ユニツト、10…
…収納箱、10a……収納箱の側板、10b……
収納箱の側板、10d……収納箱の背板、10e
……収納箱の開口部、13……ヘツドボード、1
5……作動杆、15a……作動杆の上端部、17
……受具。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 前面に開口部を有してベツド用枠体を収納する
ための収納箱と、収納箱内に収納されるベツド用
枠体とを備え、ベツド用枠体を収納箱の内外にわ
たつて起倒自在に出し入れするために、その枠体
の頭部側が、収納箱内の下部前側に支点を有して
起倒回転自在に取りつけられている収納型ベツド
において、 収納箱内の高さ方向の中間部にヘツドボードが
配置されていて、当該ヘツドボードの上端部側が
収納箱の背板内面に接近して収納箱の内部に上下
回転自在に枢着されていること、および、 収納箱内の下部に作動杆が配置されていて、当
該作動杆の下端部が、収納箱の側板内面の下部前
側に上下回転自在に枢着されているとともに、そ
の作動杆の長さ方向の中間部が、ベツド用枠体の
頭部側の側面より突出する受具を介して支えられ
ていること、および、 相対的に上位のヘツドボード自由端部と、相対
的に下位の作動杆上端部とが、互いに当接してい
ることを特徴とするヘツドボード付き収納型ベツ
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987092968U JPH0517976Y2 (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987092968U JPH0517976Y2 (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63202349U JPS63202349U (ja) | 1988-12-27 |
JPH0517976Y2 true JPH0517976Y2 (ja) | 1993-05-13 |
Family
ID=30955140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987092968U Expired - Lifetime JPH0517976Y2 (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517976Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-06-17 JP JP1987092968U patent/JPH0517976Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63202349U (ja) | 1988-12-27 |
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