JP2002101972A - 昇降キャビネット - Google Patents
昇降キャビネットInfo
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- JP2002101972A JP2002101972A JP2000295868A JP2000295868A JP2002101972A JP 2002101972 A JP2002101972 A JP 2002101972A JP 2000295868 A JP2000295868 A JP 2000295868A JP 2000295868 A JP2000295868 A JP 2000295868A JP 2002101972 A JP2002101972 A JP 2002101972A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】昇降するキャビネット本体の内側の収納スペー
スを狭めないようにすること。 【解決手段】キャビネット本体3を昇降機構4で昇降さ
せるものにおいて、設置床Fとキャビネット本体3の底
板3dとの間の空間Sに、昇降機構4が設けられたこ
と。設置床Fに台座12dを介して昇降機構4を配置す
ることもある。 【効果】キャビネット本体3の内側に昇降機構4を張り
出させることがないため、キャビネット本体3の内側の
収納スペース3sを狭めることがない。
スを狭めないようにすること。 【解決手段】キャビネット本体3を昇降機構4で昇降さ
せるものにおいて、設置床Fとキャビネット本体3の底
板3dとの間の空間Sに、昇降機構4が設けられたこ
と。設置床Fに台座12dを介して昇降機構4を配置す
ることもある。 【効果】キャビネット本体3の内側に昇降機構4を張り
出させることがないため、キャビネット本体3の内側の
収納スペース3sを狭めることがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャビネット本体
を使用し易い高さに調整ができる昇降キャビネットに関
するものである。該キャビネット本体は、洗面台、流し
台又は調理台等を構成するものに適用される。
を使用し易い高さに調整ができる昇降キャビネットに関
するものである。該キャビネット本体は、洗面台、流し
台又は調理台等を構成するものに適用される。
【0002】
【従来の技術】従来、昇降キャビネットとしては、高さ
調節できる昇降洗面化粧台が特開平11−164786
号公報に記載されている。この昇降洗面化粧台は、床面
に設置された固定枠に対して、底板のないキャビネット
本体を構成する昇降枠が上下移動可能に設けられ、昇降
枠の内側に、上下方向に延びるネジ棒等からなる昇降機
構が設けられている。
調節できる昇降洗面化粧台が特開平11−164786
号公報に記載されている。この昇降洗面化粧台は、床面
に設置された固定枠に対して、底板のないキャビネット
本体を構成する昇降枠が上下移動可能に設けられ、昇降
枠の内側に、上下方向に延びるネジ棒等からなる昇降機
構が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の昇
降洗面化粧台は、上下方向に延びる昇降機構が、キャビ
ネット本体の内側に形成された収納空間に向かって張り
出しているため、収納スペースを狭める問題がある。
降洗面化粧台は、上下方向に延びる昇降機構が、キャビ
ネット本体の内側に形成された収納空間に向かって張り
出しているため、収納スペースを狭める問題がある。
【0004】本発明は、上記問題に鑑み、キャビネット
本体の内側に形成された収納スペースを狭めない昇降キ
ャビネットの提供を目的とする。
本体の内側に形成された収納スペースを狭めない昇降キ
ャビネットの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】キャビネット本体の収納
スペースを狭めないようにするために請求項1記載の本
発明が採用した手段は、キャビネット本体を昇降機構で
昇降させるものにおいて、設置床とキャビネット本体の
底板との間の空間に、昇降機構が設けられたことを特徴
とする昇降キャビネットである。本発明にあっては、キ
ャビネット本体の内側に昇降機構を張り出させることが
ないため、キャビネット本体の内側の収納スペースを狭
めることがない。
スペースを狭めないようにするために請求項1記載の本
発明が採用した手段は、キャビネット本体を昇降機構で
昇降させるものにおいて、設置床とキャビネット本体の
底板との間の空間に、昇降機構が設けられたことを特徴
とする昇降キャビネットである。本発明にあっては、キ
ャビネット本体の内側に昇降機構を張り出させることが
ないため、キャビネット本体の内側の収納スペースを狭
めることがない。
【0006】施工を簡単にするために請求項2記載の本
発明が採用した手段は、キャビネット本体を昇降機構で
昇降させるものにおいて、設置床に設置される台座とキ
ャビネット本体の底板との間の空間に、昇降機構が設け
られ、該台座と該キャビネット本体の底板とに該昇降機
構が連結されていることを特徴とする昇降キャビネット
である。本発明にあっては、キャビネット本体の内側に
昇降機構を張り出させることがないため、キャビネット
本体の内側の収納スペースを狭めることがないと共に、
台座とキャビネット本体の底板とに昇降機構が連結され
ているために、設置床に台座を設置して施工できる。
発明が採用した手段は、キャビネット本体を昇降機構で
昇降させるものにおいて、設置床に設置される台座とキ
ャビネット本体の底板との間の空間に、昇降機構が設け
られ、該台座と該キャビネット本体の底板とに該昇降機
構が連結されていることを特徴とする昇降キャビネット
である。本発明にあっては、キャビネット本体の内側に
昇降機構を張り出させることがないため、キャビネット
本体の内側の収納スペースを狭めることがないと共に、
台座とキャビネット本体の底板とに昇降機構が連結され
ているために、設置床に台座を設置して施工できる。
【0007】施工や点検の作業を容易にするために請求
項3記載の本発明が採用した手段は、前記空間の手前側
に開口部が形成され、該開口部が着脱自在な蹴込み板で
覆われた請求項1又は2記載の昇降キャビネットであ
る。本発明にあっては、蹴込み板を取り外した開口部を
介して、昇降機構の調整等の作業ができる。
項3記載の本発明が採用した手段は、前記空間の手前側
に開口部が形成され、該開口部が着脱自在な蹴込み板で
覆われた請求項1又は2記載の昇降キャビネットであ
る。本発明にあっては、蹴込み板を取り外した開口部を
介して、昇降機構の調整等の作業ができる。
【0008】昇降機構の背丈を低くしてキャビネット本
体の収納スペースを狭めないようにするために請求項4
記載の本発明が採用した手段は、前記昇降機構は、前記
キャビネット本体を昇降させる仰伏揺動自在なリンク
と、水平に設けた回転自在なネジ棒と、該ネジ棒に螺合
して該リンクに連結する水平移動自在なナットとを備
え、該ネジ棒の回転に伴い水平移動する該ナットで該リ
ンクを仰伏させて前記キャビネット本体を昇降させるよ
うにした請求項1,2又は3記載の昇降キャビネットで
ある。本発明にあっては、昇降機構が、伏倒してキャビ
ネット本体を降下させるリンク及び水平状態のネジ棒で
構成されるため、キャビネット本体を降下させた状態に
おける昇降機構の背丈を低くすることができる。
体の収納スペースを狭めないようにするために請求項4
記載の本発明が採用した手段は、前記昇降機構は、前記
キャビネット本体を昇降させる仰伏揺動自在なリンク
と、水平に設けた回転自在なネジ棒と、該ネジ棒に螺合
して該リンクに連結する水平移動自在なナットとを備
え、該ネジ棒の回転に伴い水平移動する該ナットで該リ
ンクを仰伏させて前記キャビネット本体を昇降させるよ
うにした請求項1,2又は3記載の昇降キャビネットで
ある。本発明にあっては、昇降機構が、伏倒してキャビ
ネット本体を降下させるリンク及び水平状態のネジ棒で
構成されるため、キャビネット本体を降下させた状態に
おける昇降機構の背丈を低くすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る昇降キャビネ
ットを図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
ットを図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0010】(第1の実施の形態)図1及び図2は本発
明に係る昇降キャビネットの第1の実施の形態を示すも
のであって、図1(A)はキャビネット本体が上昇した
状態の中間省略した右側断面図、同図(B)はキャビネ
ット本体が降下した状態の中間省略した右側断面図、図
2は一部を破断すると共に中間省略して示す正面図であ
る。
明に係る昇降キャビネットの第1の実施の形態を示すも
のであって、図1(A)はキャビネット本体が上昇した
状態の中間省略した右側断面図、同図(B)はキャビネ
ット本体が降下した状態の中間省略した右側断面図、図
2は一部を破断すると共に中間省略して示す正面図であ
る。
【0011】本実施の形態に係る昇降キャビネット1
は、設置床Fに設置される台枠2と、台枠2に昇降自在
に内嵌するキャビネット本体3と、設置床Fとキャビネ
ット本体3の底板3dとの間の空間Sに設けられた昇降
機構4とを備えている。台枠2は、左右板2a,2b
と、左右板2a,2bを連結する背板2c及び手前の連
結板2dとで組み立てられている。台枠2は、設置床F
に設置される台座(図示略)を備え、台座上に昇降機構
4を配置することもある。キャビネット本体3は、左右
板3a,3bと、左右板3a,3bを連結する背板3c
及び底板3dと、手前に開閉自在に設けた扉3e,3e
とで組み立てられている。キャビネット本体3は、用途
に応じて、天井部に洗面器、流し又は天板等(図示略)
が設けられる。キャビネット本体3は、扉3eの代わり
又は扉3eと共に、引き出し(図示略)を設けることも
ある。
は、設置床Fに設置される台枠2と、台枠2に昇降自在
に内嵌するキャビネット本体3と、設置床Fとキャビネ
ット本体3の底板3dとの間の空間Sに設けられた昇降
機構4とを備えている。台枠2は、左右板2a,2b
と、左右板2a,2bを連結する背板2c及び手前の連
結板2dとで組み立てられている。台枠2は、設置床F
に設置される台座(図示略)を備え、台座上に昇降機構
4を配置することもある。キャビネット本体3は、左右
板3a,3bと、左右板3a,3bを連結する背板3c
及び底板3dと、手前に開閉自在に設けた扉3e,3e
とで組み立てられている。キャビネット本体3は、用途
に応じて、天井部に洗面器、流し又は天板等(図示略)
が設けられる。キャビネット本体3は、扉3eの代わり
又は扉3eと共に、引き出し(図示略)を設けることも
ある。
【0012】前記昇降機構4は、上下の基板4a,4a
と、上下の基板4a,4aに揺動自在に連結した二本の
リンク4b,4cを折曲自在に連結した前後二組のリン
ク機構4d,4dと、前後二組のリンク機構4d,4d
の中間連結部4e,4eを連結する水平なネジ棒4f
と、ネジ棒4fを正逆回転させる着脱自在な操作ハンド
ル4gとを備え、ネジ棒4fを操作ハンドル4gで回動
することで、前後二組のリンク機構4d,4dの各リン
ク4b,4cを仰伏揺動させて上方の基板4aを昇降さ
せるようにしてある。昇降機構4は、キャビネット本体
3の底板3d及び設置床Fに、上下の基板4a,4aを
ビス等で連結して固定配置される。
と、上下の基板4a,4aに揺動自在に連結した二本の
リンク4b,4cを折曲自在に連結した前後二組のリン
ク機構4d,4dと、前後二組のリンク機構4d,4d
の中間連結部4e,4eを連結する水平なネジ棒4f
と、ネジ棒4fを正逆回転させる着脱自在な操作ハンド
ル4gとを備え、ネジ棒4fを操作ハンドル4gで回動
することで、前後二組のリンク機構4d,4dの各リン
ク4b,4cを仰伏揺動させて上方の基板4aを昇降さ
せるようにしてある。昇降機構4は、キャビネット本体
3の底板3d及び設置床Fに、上下の基板4a,4aを
ビス等で連結して固定配置される。
【0013】前記昇降機構4は、背側の中間連結部4e
にナットを介してネジ棒4fを螺合しているが、両側の
中間連結部4e,4eの各々にナットを介してネジ棒4
fを螺合して、ネジ棒4fを前後移動させないようにす
ることもある。また、昇降機構4は、左右の中央に一組
を配置する以外に、前記空間Sの左右両側寄りの各々に
一組つづ配置することも、または、ネジ棒4fを左右方
向に沿わせる状態にして、空間Sの前後両側寄りの各々
に一組つづ配置することも可能である。更に、昇降機構
4は、操作ハンドル4gで昇降操作する以外に、ネジ棒
4fを電動モータ(図示略)で正逆回転して昇降させる
ように構成することもある。
にナットを介してネジ棒4fを螺合しているが、両側の
中間連結部4e,4eの各々にナットを介してネジ棒4
fを螺合して、ネジ棒4fを前後移動させないようにす
ることもある。また、昇降機構4は、左右の中央に一組
を配置する以外に、前記空間Sの左右両側寄りの各々に
一組つづ配置することも、または、ネジ棒4fを左右方
向に沿わせる状態にして、空間Sの前後両側寄りの各々
に一組つづ配置することも可能である。更に、昇降機構
4は、操作ハンドル4gで昇降操作する以外に、ネジ棒
4fを電動モータ(図示略)で正逆回転して昇降させる
ように構成することもある。
【0014】前記台枠2は、前記空間Sの手前側に開口
部2eが形成され、開口部2eが着脱自在な蹴込み板5
で覆われている。蹴込み板5は、キャビネット本体3に
着脱自在に取り付けられており、通常は取り付け状態で
あるが、操作ハンドル4gを用いるとき又は昇降機構4
の調整作業を行うときには取り外される。蹴込み板5
は、上端側を連結した前後板5a,5aの間に、中間板
5bが昇降自在に挿入され、キャビネット本体3の昇降
に応じて中間板5bが出入りして、台枠2の開口部2e
を覆うようにしてある。
部2eが形成され、開口部2eが着脱自在な蹴込み板5
で覆われている。蹴込み板5は、キャビネット本体3に
着脱自在に取り付けられており、通常は取り付け状態で
あるが、操作ハンドル4gを用いるとき又は昇降機構4
の調整作業を行うときには取り外される。蹴込み板5
は、上端側を連結した前後板5a,5aの間に、中間板
5bが昇降自在に挿入され、キャビネット本体3の昇降
に応じて中間板5bが出入りして、台枠2の開口部2e
を覆うようにしてある。
【0015】前記昇降キャビネット1は、キャビネット
本体3の内側に昇降機構4を張り出させることがないた
め、キャビネット本体3の内側の収納スペース3sを狭
めることがない。昇降キャビネット1は、昇降機構4が
伏倒してキャビネット本体3を降下させるリンク4b,
4c及び水平状態のネジ棒4fで構成されるため、キャ
ビネット本体3を降下させた状態における昇降機構4の
背丈を低くすることができ、従来に比べ広い収納スペー
ス3sを確保させることが可能となる。
本体3の内側に昇降機構4を張り出させることがないた
め、キャビネット本体3の内側の収納スペース3sを狭
めることがない。昇降キャビネット1は、昇降機構4が
伏倒してキャビネット本体3を降下させるリンク4b,
4c及び水平状態のネジ棒4fで構成されるため、キャ
ビネット本体3を降下させた状態における昇降機構4の
背丈を低くすることができ、従来に比べ広い収納スペー
ス3sを確保させることが可能となる。
【0016】(第2の実施の形態)図3乃至図5は本発
明に係る昇降キャビネットの第2の実施の形態を示すも
のであって、図3(A)はキャビネット本体が上昇した
状態の中間省略した右側断面図、同図(B)はキャビネ
ット本体が降下した状態の中間省略した右側断面図、図
4はキャビネット本体の底板を一部破断して示す平面
図、図5は昇降機構をスケルトン化して示す斜視図であ
る。
明に係る昇降キャビネットの第2の実施の形態を示すも
のであって、図3(A)はキャビネット本体が上昇した
状態の中間省略した右側断面図、同図(B)はキャビネ
ット本体が降下した状態の中間省略した右側断面図、図
4はキャビネット本体の底板を一部破断して示す平面
図、図5は昇降機構をスケルトン化して示す斜視図であ
る。
【0017】本実施の形態に係る昇降キャビネット11
は、設置床Fに設置される台枠12と、台枠12に昇降
自在に内嵌するキャビネット本体13と、台枠12の台
座12dとキャビネット本体13の底板13dとの間の
空間Sに設けられた左右二組の昇降機構14,14とを
備えている。台枠12は、左右板12a,12bと、左
右板12a,12bを連結する背板12c及び台座12
dとで組み立てられている。キャビネット本体13は、
左右板13a,13bと、左右板13a,13bを連結
する背板13c及び底板13dと、手前に開閉自在に設
けた扉13e,13eとで組み立てられている。キャビ
ネット本体13は、用途に応じて、天井部に洗面器、流
し又は天板等(図示略)が設けられる。
は、設置床Fに設置される台枠12と、台枠12に昇降
自在に内嵌するキャビネット本体13と、台枠12の台
座12dとキャビネット本体13の底板13dとの間の
空間Sに設けられた左右二組の昇降機構14,14とを
備えている。台枠12は、左右板12a,12bと、左
右板12a,12bを連結する背板12c及び台座12
dとで組み立てられている。キャビネット本体13は、
左右板13a,13bと、左右板13a,13bを連結
する背板13c及び底板13dと、手前に開閉自在に設
けた扉13e,13eとで組み立てられている。キャビ
ネット本体13は、用途に応じて、天井部に洗面器、流
し又は天板等(図示略)が設けられる。
【0018】前記昇降機構14,14の各々は、上下四
枚の基板14aと、上下二枚の基板14a,14aに揺
動自在に連結すると共に中間連結部14eに連結する二
本のリンク14b,14cからなる前後二組のリンク機
構14d,14dと、二組のリンク機構14d,14d
の中間連結部14e,14eに形成したナットに螺合す
る水平なネジ棒14fとを備え、ネジ棒14fを駆動装
置14gで正逆回転することで、二組のリンク機構14
d,14dの各リンク14b,14cを仰伏揺動させて
上方の各基板14aを昇降させるようにしてある。上方
前後及び下方前後に二枚づつ設けられる基板14a,1
4aは、連結して一枚で形成することもある。駆動装置
14gは、二組の昇降機構14,14に共通するもので
あって、ネジ棒14f,14fに取着したスプロケット
14h,14hに張架したチエーン14iと、正逆回転
自在な駆動モータ14mと、一方のネジ棒14fに取着
したスプロケット14jと駆動モータ14mに取着した
スプロケット14kに張架したチエーン14nとを備
え、駆動モータ14mでネジ棒14f,14fを同期回
転させるようにしてある。なお、駆動装置14gは、駆
動モータ14mを手動操作ハンドル(図示略)に置換し
て、手動で操作できるようにすることも可能である。左
右の各昇降機構14は、キャビネット本体13の底板1
3d及び台枠12の台座12dに、上下の各基板14a
をビス等で連結して固定される。
枚の基板14aと、上下二枚の基板14a,14aに揺
動自在に連結すると共に中間連結部14eに連結する二
本のリンク14b,14cからなる前後二組のリンク機
構14d,14dと、二組のリンク機構14d,14d
の中間連結部14e,14eに形成したナットに螺合す
る水平なネジ棒14fとを備え、ネジ棒14fを駆動装
置14gで正逆回転することで、二組のリンク機構14
d,14dの各リンク14b,14cを仰伏揺動させて
上方の各基板14aを昇降させるようにしてある。上方
前後及び下方前後に二枚づつ設けられる基板14a,1
4aは、連結して一枚で形成することもある。駆動装置
14gは、二組の昇降機構14,14に共通するもので
あって、ネジ棒14f,14fに取着したスプロケット
14h,14hに張架したチエーン14iと、正逆回転
自在な駆動モータ14mと、一方のネジ棒14fに取着
したスプロケット14jと駆動モータ14mに取着した
スプロケット14kに張架したチエーン14nとを備
え、駆動モータ14mでネジ棒14f,14fを同期回
転させるようにしてある。なお、駆動装置14gは、駆
動モータ14mを手動操作ハンドル(図示略)に置換し
て、手動で操作できるようにすることも可能である。左
右の各昇降機構14は、キャビネット本体13の底板1
3d及び台枠12の台座12dに、上下の各基板14a
をビス等で連結して固定される。
【0019】前記昇降機構14は、前後各組のリンク機
構14dの二本のリンク14b,14cを、空間Sの内
側に向かって折り曲げることで、前後の基板14a,1
4aの間の距離Dを大きくして、キャビネット本体13
の底板13dの前後両側寄りを支持できるようにしてあ
る。昇降機構14は、二組のリンク機構14d,14d
の中間連結部14e,14eに形成したナットに、ネジ
棒14fの前後両側を螺合させることで、空間S内でネ
ジ棒14fを前後方向へ移動させずに、キャビネット本
体13の底板13dの前後寄りを支持できるようにして
ある。キャビネット本体13は、底板13dの前後寄り
が昇降機構14で支持されることにより、前後方向へ傾
かせる安定した起立状態を維持できる。なお、昇降機構
14は、ネジ棒14fを左右方向に沿わせる状態で、空
間Sに配置することも可能である。
構14dの二本のリンク14b,14cを、空間Sの内
側に向かって折り曲げることで、前後の基板14a,1
4aの間の距離Dを大きくして、キャビネット本体13
の底板13dの前後両側寄りを支持できるようにしてあ
る。昇降機構14は、二組のリンク機構14d,14d
の中間連結部14e,14eに形成したナットに、ネジ
棒14fの前後両側を螺合させることで、空間S内でネ
ジ棒14fを前後方向へ移動させずに、キャビネット本
体13の底板13dの前後寄りを支持できるようにして
ある。キャビネット本体13は、底板13dの前後寄り
が昇降機構14で支持されることにより、前後方向へ傾
かせる安定した起立状態を維持できる。なお、昇降機構
14は、ネジ棒14fを左右方向に沿わせる状態で、空
間Sに配置することも可能である。
【0020】前記台枠12は、前記空間Sの手前側に開
口部12eが形成され、開口部12eが着脱自在な蹴込
み板15で覆われている。蹴込み板15は、キャビネッ
ト本体13に着脱自在に取り付けらた前板15aと、台
枠12に着脱自在に取り付けらた後板15bとからな
り、前板15aと後板15bとを重合させるようにして
ある。蹴込み板15は、前記実施の形態に係る蹴込み板
5(図1(B)参照)に置換することも可能である。
口部12eが形成され、開口部12eが着脱自在な蹴込
み板15で覆われている。蹴込み板15は、キャビネッ
ト本体13に着脱自在に取り付けらた前板15aと、台
枠12に着脱自在に取り付けらた後板15bとからな
り、前板15aと後板15bとを重合させるようにして
ある。蹴込み板15は、前記実施の形態に係る蹴込み板
5(図1(B)参照)に置換することも可能である。
【0021】前記昇降キャビネット11は、台枠12の
台座12dとキャビネット本体13の底板13dとに昇
降機構14が連結されているために、設置床Fに台座1
2dを設置して施工できる。昇降キャビネット11は、
キャビネット本体13の内側に昇降機構14を張り出さ
せることがないため、キャビネット本体13の内側の収
納スペース13sを狭めることがない。昇降キャビネッ
ト11は、昇降機構14が伏倒してキャビネット本体1
3を降下させるリンク14b,14c及び水平状態のネ
ジ棒14fで構成されるため、キャビネット本体13を
降下させた状態における昇降機構14の背丈を低くする
ことができ、従来に比べ広い収納スペース13sを確保
させることが可能となる。
台座12dとキャビネット本体13の底板13dとに昇
降機構14が連結されているために、設置床Fに台座1
2dを設置して施工できる。昇降キャビネット11は、
キャビネット本体13の内側に昇降機構14を張り出さ
せることがないため、キャビネット本体13の内側の収
納スペース13sを狭めることがない。昇降キャビネッ
ト11は、昇降機構14が伏倒してキャビネット本体1
3を降下させるリンク14b,14c及び水平状態のネ
ジ棒14fで構成されるため、キャビネット本体13を
降下させた状態における昇降機構14の背丈を低くする
ことができ、従来に比べ広い収納スペース13sを確保
させることが可能となる。
【0022】(その他の実施の形態)本発明に係る昇降
キャビネットは、前記第1,2の実施の形態に限定され
るものではなく、適宜変更されることもある。例えば、
昇降機構は、仰伏揺動するリンクを用いた機構に限定さ
れるものではなく、図示は省略したが、圧縮空気又は水
道水圧で伸縮するシリンダ、又は、圧縮空気で膨らむ空
気袋等に置換することも可能である。
キャビネットは、前記第1,2の実施の形態に限定され
るものではなく、適宜変更されることもある。例えば、
昇降機構は、仰伏揺動するリンクを用いた機構に限定さ
れるものではなく、図示は省略したが、圧縮空気又は水
道水圧で伸縮するシリンダ、又は、圧縮空気で膨らむ空
気袋等に置換することも可能である。
【0023】
【発明の効果】請求項1及び2記載の本発明は、キャビ
ネット本体の内側に昇降機構を張り出させることがない
ため、キャビネット本体の収納スペースを狭めることが
なく、従来に比べ広い収納スペースを確保させることが
可能となる。請求項2記載の本発明は、設置床に台座を
設置することで簡単に施工できる。
ネット本体の内側に昇降機構を張り出させることがない
ため、キャビネット本体の収納スペースを狭めることが
なく、従来に比べ広い収納スペースを確保させることが
可能となる。請求項2記載の本発明は、設置床に台座を
設置することで簡単に施工できる。
【0024】請求項3記載の本発明は、蹴込み板の取り
外された開口部を介して、昇降機構に対する施工や点検
の作業が容易にできる。請求項4記載の本発明は、昇降
機構の背丈を低くできるため、従来に比べ広い収納スペ
ースを確保させることが可能となる。
外された開口部を介して、昇降機構に対する施工や点検
の作業が容易にできる。請求項4記載の本発明は、昇降
機構の背丈を低くできるため、従来に比べ広い収納スペ
ースを確保させることが可能となる。
【図1】本発明に係る昇降キャビネットの第1の実施の
形態を示すものであって、(A)はキャビネット本体が
上昇した状態の中間省略した右側断面図、(B)はキャ
ビネット本体が降下した状態の中間省略した右側断面図
である。
形態を示すものであって、(A)はキャビネット本体が
上昇した状態の中間省略した右側断面図、(B)はキャ
ビネット本体が降下した状態の中間省略した右側断面図
である。
【図2】同実施の形態において、一部を破断すると共に
中間省略して示す正面図である。
中間省略して示す正面図である。
【図3】本発明に係る昇降キャビネットの第2の実施の
形態を示すものであって、(A)はキャビネット本体が
上昇した状態の中間省略した右側断面図、(B)はキャ
ビネット本体が降下した状態の中間省略した右側断面図
である。
形態を示すものであって、(A)はキャビネット本体が
上昇した状態の中間省略した右側断面図、(B)はキャ
ビネット本体が降下した状態の中間省略した右側断面図
である。
【図4】同実施の形態において、キャビネット本体の底
板を一部破断して示す平面図である。
板を一部破断して示す平面図である。
【図5】同実施の形態における昇降機構をスケルトン化
して示す斜視図である。
して示す斜視図である。
3(13)…キャビネット本体、3d(13d)…底
板、4(14)…昇降機構、F…設置床、12d…台
座、4b,4c(14b,14c)…リンク、4f(1
4f)…ネジ棒
板、4(14)…昇降機構、F…設置床、12d…台
座、4b,4c(14b,14c)…リンク、4f(1
4f)…ネジ棒
Claims (4)
- 【請求項1】キャビネット本体を昇降機構で昇降させる
ものにおいて、設置床とキャビネット本体の底板との間
の空間に、昇降機構が設けられたことを特徴とする昇降
キャビネット。 - 【請求項2】キャビネット本体を昇降機構で昇降させる
ものにおいて、設置床に設置される台座とキャビネット
本体の底板との間の空間に、昇降機構が設けられ、該台
座と該キャビネット本体の底板とに該昇降機構が連結さ
れていることを特徴とする昇降キャビネット。 - 【請求項3】前記空間の手前側に開口部が形成され、該
開口部が着脱自在な蹴込み板で覆われた請求項1又は2
記載の昇降キャビネット。 - 【請求項4】前記昇降機構は、前記キャビネット本体を
昇降させる仰伏揺動自在なリンクと、水平に設けられた
回転自在なネジ棒と、該ネジ棒に螺合して該リンクに連
結する水平移動自在なナットとを備え、該ネジ棒の回転
に伴い水平移動する該ナットで該リンクを仰伏させて前
記キャビネット本体を昇降させるようにした請求項1,
2又は3記載の昇降キャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000295868A JP2002101972A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 昇降キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000295868A JP2002101972A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 昇降キャビネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002101972A true JP2002101972A (ja) | 2002-04-09 |
Family
ID=18778229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000295868A Pending JP2002101972A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 昇降キャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002101972A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010155662A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Mitsubishi Electric Corp | ジャッキ昇降装置 |
CN104310272A (zh) * | 2014-10-30 | 2015-01-28 | 芜湖杰诺科技有限公司 | 一种液压阀门密封试验用升降存储车 |
JP2019089617A (ja) * | 2017-11-13 | 2019-06-13 | 株式会社今仙電機製作所 | 昇降装置 |
-
2000
- 2000-09-28 JP JP2000295868A patent/JP2002101972A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010155662A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Mitsubishi Electric Corp | ジャッキ昇降装置 |
CN104310272A (zh) * | 2014-10-30 | 2015-01-28 | 芜湖杰诺科技有限公司 | 一种液压阀门密封试验用升降存储车 |
JP2019089617A (ja) * | 2017-11-13 | 2019-06-13 | 株式会社今仙電機製作所 | 昇降装置 |
JP7019382B2 (ja) | 2017-11-13 | 2022-02-15 | 株式会社今仙電機製作所 | 昇降装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041201 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050726 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060711 |