JP2000184922A - 収納体 - Google Patents

収納体

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JP2000184922A
JP2000184922A JP36342898A JP36342898A JP2000184922A JP 2000184922 A JP2000184922 A JP 2000184922A JP 36342898 A JP36342898 A JP 36342898A JP 36342898 A JP36342898 A JP 36342898A JP 2000184922 A JP2000184922 A JP 2000184922A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャスターによる移動が容易であるととも
に、確実、強固な固定が可能であり、且つ施工性および
経済性に優れ、美観性および外観性も損われることのな
い、新しい収納体を提供する。 【解決手段】 収納本体(1)の地板部(2)と脚板部
(3)とによって形成された空間において、キャスター
部(8)とキャスター部(8)の上部に具備されたボル
ト・ナット昇降部(11)とを有する昇降キャスター手
段(7)が地板部(2)に昇降自在に取付けられてお
り、ボルト・ナット昇降部(11)によりキャスター部
(8)が上昇されるとともに、脚板部(3)が下降して
その下端面が床面(16)に当接し、当該脚板部(3)
により収納本体(1)が固定状態とされ、ボルト・ナッ
ト昇降部(11)によりキャスター部(8)が下降され
て床面(16)に当接するとともに、脚板部(3)の下
端面が上昇して、当該キャスター部(8)により収納本
体(1)が可動状態とされるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、収納体に
関するものである。さらに詳しくは、この発明は、キャ
スターによる移動が容易であるとともに、確実、強固な
固定が可能であり、且つ施工性および経済性に優れ、美
観性および外観性も損われることのない、新しい収納体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建物内には収納体がしばしば備
えられているが、従来では、この収納体の設置または移
動を容易ならしめるために、収納体自体を上下あるいは
上中下に分割可能としたものや、収納体の底部にキャス
ターを設けて転がし移動可能としたものが知られてい
る。
【0003】収納体の移動性からみると、キャスターに
より転がすだけで移動できるキャスター付きの方が優れ
ていることは明らかである。このキャスター付きの収納
体としては、たとえば、特開平10−137050や特
開平8−182543に開示されたものがある。前者の
収納体[特開平10−137050参照]は、たとえば
図13(a)(b)に例示したように、収納本体(ア)
の地板(イ)の下方にキャスター(エ)と上下移動可能
なアジャストボルト(ウ)が取り付けられ、アジャスト
ボルト(ウ)を回転操作により上下に移動させること
で、キャスター(エ)による移動可能状態およびアジャ
ストボルト(ウ)による固定状態が切り換えられるよう
になっているものであり、アジャストボルト(ウ)が上
方に浮き上がった状態でキャスター(エ)により所定の
設置位置まで収納本体(ア)が移動され、その設置位置
でアジャストボルト(ウ)を下方に突き出してキャスタ
ー(エ)が床面(オ)から浮き上がって収納本体(ア)
が固定される。
【0004】一方、後者の収納体[特開平8−1825
43参照]では、たとえば図14(a)(b)(c)に
例示したように、キャスター(エ)を取り付けたベース
(ク)と、ベース(ク)の上方に位置する昇降台(ケ)
と、ベース(ク)に対して昇降台(ケ)を昇降自在とす
る昇降機構(コ)とで構成された昇降機(サ)が、収納
本体(ア)の地板(イ)と周囲の脚板(シ)の間に設け
らた空間に組み込まれており、昇降機構(コ)は、上下
屈伸可能なくの字状のリンク部材(ス)が一対、ベース
(ク)と昇降台(ケ)との間において互いに向き合うよ
うに前後に具備され、且つこの一対のリンク部材(ス)
の中央部を貫通するようにネジ杆(セ)が螺合されてお
り、このネジ杆(セ)の回転によりリンク部材(ス)が
上下屈伸してベース(ク)に対して昇降台(ケ)を昇降
するようになっている。
【0005】昇降台(ケ)が上昇すると、収納本体
(ア)が持ち上げられて床面から浮き上がり、キャスタ
ー(エ)のみが床面に接触して移動可能状態となり、そ
の逆に昇降台(ケ)が下降すると、キャスター(エ)が
上昇するとともに収納体(ア)の脚板(シ)が床面
(オ)に当接して収納本体(ア)が固定される。なお、
昇降機(サ)の前方には、昇降機(サ)を隠す幕板
(タ)が地板(イ)の下面から設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図13(a)(b)および図14(a)(b)(c)に
例示した通りの従来の収納体では、以下のような種々の
問題点が存在している。すなわち、図13(a)(b)
に例示した収納体では、昇降可能なアジャストボルト
(ウ)のみによって収納本体(ア)を支持固定してい
る。そのアジャストボルト(ウ)は地板(イ)下方にお
いて側板(カ)間に備えられた補強部材としての角型鋼
管(キ)により補強されてはいるものの、床面(オ)と
の接触面積が小さいため、キャスター(エ)およびアジ
ャストボルト(ウ)さらには角型鋼管(キ)のために重
くなっている収納本体(ア)の十分に安全で、強固な固
定は困難であり、たとえば地震などがあった場合では収
納本体(ア)が倒れる危険性が高くなるといった問題が
ある。
【0007】図14(a)(b)(c)に例示した収納
体では、図13(a)(b)の収納体とは異なり、キャ
スター(エ)自体を昇降させ、収納本体(ア)の固定は
床面に当接した幕板(タ)および脚板(シ)によりなさ
れているので、確実な固定が実現されてはいるものの、
昇降機(サ)、特に昇降機構(コ)が非常に複雑な構造
であって、必然的に重くなり、このような重量のある昇
降機(サ)を収納本体(ア)に備え付けては収納体自体
が重くなるため、移動時に大きな力が必要となってキャ
スター(エ)による良好な移動性が却って阻害されてし
まうといった問題がある。
【0008】また、昇降機(サ)では、昇降台(ケ)の
水平昇降を図るために、ベース(ク)および昇降台
(ケ)の間において、ベース(ク)および昇降台(ケ)
各々の左右側枠部に、昇降可能な案内リンク部材(チ)
一対が左右対向して備えられているとともに、その案内
リンク部材(チ)の端部がスライド可能に嵌められてい
るガイド溝(ツ)が設けられており、案内リンク部材
(チ)が、昇降機構(コ)の昇降にともなって、その端
部がガイド溝(ツ)に沿って前後にスライドしながら昇
降されるようになっている。
【0009】このように、複雑な構成の昇降機構(コ)
の他に、水平昇降を実現する手段をも必要とした昇降機
(サ)は、重量がさらに重くなるだけでなく、部品点数
が多く複雑で作製にも時間がかかり、作製費用や取付け
費用等が高くなって経済的にも好ましいものではない。
さらにまた、図14(c)からも明らかなように、昇降
機構(コ)のネジ杆(セ)を回転操作するための回転ハ
ンドル(ソ)がネジ杆(セ)の先端に、幕板(タ)から
収納体前面に露出して備えられており、この回転ハンド
ル(ソ)は収納本体(ア)との一体感を得ておらず、収
納体全体の美観性が損なわれてしまっている。このた
め、上述したような昇降機(サ)を組込んだ収納体を作
製するには、外観性を考慮したデザインを回転ハンドル
(ソ)あるいは収納本体(ア)に施す必要があり、デザ
インに手間がかかるだけでなく、外観に制限が課されて
しまている。
【0010】上述したように従来の収納体は様々な解決
すべき問題点を有しており、より優れた移動性および固
定性等を有する収納体の実現が望まれている。ところ
で、上述の各従来収納体はその地板部における移動・固
定に関しては何らかの技術が加えられているものの、そ
の天板部における固定に関しては何ら意図されていな
い。
【0011】すなわち、家屋などの建物内に備えられた
通常の収納体では、部屋天井面と収納体天板部との間に
空間があいていることがしばしばであり、背の高い収納
体などでは底部が固定されていても天板が揺れやすく、
地震時等の倒壊の危険性が高い状態のものが多々ある。
このため、より確実、安全な設置固定を実現するため
に、天板部における部屋天井面との固定を可能ならしめ
た収納体、特にキャスター付きの可動式収納体の実現が
重要な課題となっている。
【0012】この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑
みてなされたものであり、従来技術の問題点を解消し、
キャスターによる移動が容易であるとともに、確実、強
固な固定が可能であり、且つ施工性および経済性に優
れ、美観性および外観性も損われることのない、新しい
収納体を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決する第一の発明として、収納本体の地板部
と脚板部とのによって形成された空間において、キャス
ター部とキャスター部の上部に具備されたボルト・ナッ
ト昇降部とを有する昇降キャスター手段が地板部に昇降
自在に取付けられており、ボルト・ナット昇降部により
キャスター部が上昇されるとともに、脚板部が下降して
その下端面が床面に当接し、当該脚板部により収納本体
が固定状態とされ、ボルト・ナット昇降部によりキャス
ター部が下降されて床面に当接するとともに、脚板部の
下端面が上昇して、当該キャスター部により収納本体が
可動状態とされるようになっていることを特徴とする収
納体を提供し、この収納体において、ボルト・ナット昇
降部は、キャスター部の上部および地板部の下部に固定
された一対のナットと、この一対のナットに螺合された
ボルトとを有しており、地板部は、ボルトが昇降自在に
挿入されるボルト用開口部を有しており、ボルトがボル
ト用開口部において昇降されて、一対のナットの間隔が
縮小拡大され、ボルト・ナット昇降部によりキャスター
部が昇降されるようになっていることをその態様として
いる。
【0014】また、この出願の発明は、第二の発明とし
て、昇降キャスター手段は補強板体を有しており、ボル
ト・ナット昇降部の一方のナットが補強板体を介して地
板部の下部に固定されていることや、収納本体の地板部
の下方において、地板部に対向した固定板体と固定板体
および地板部の間に昇降自在に具備されたボルト昇降部
とを有する昇降固定手段が備えられ、且つ床面に接した
キャスター部とキャスター部の上部に具備された支持部
とを有するキャスター移動手段が地板部と接離自在に備
えられており、ボルト昇降部の下降により、固定板体が
下降され床面に当接するとともに、支持部が地板部と離
れて、当該固定板体により収納本体が固定状態とされ、
ボルト昇降部の上昇により、固定板体が上昇され床面か
ら離れるとともに、支持部が地板部と接して、キャスタ
ー部により収納本体が可動状態とされるようになってい
ることを特徴とする収納体を提供し、この収納体におい
て、ボルト昇降部は、地板部において昇降自在とされて
いるボルト部と、ボルト部の下端に具備され、且つ固定
板体と固定されている固定板体固定部とを有しており、
地板部は、ボルト部が昇降自在に挿入されるボルト用開
口部を有しており、ボルト部がボルト用開口部において
昇降されるとともに、その下端の固定板体固定部を介し
て固定板体が昇降されるようになっていることや、支持
部が嵌着脱自在に挿入される嵌合凹部が地板部の下部に
備えられており、ボルト昇降部の昇降により、固定板体
が昇降されるとともに、支持部が嵌合凹部に嵌着脱され
て地板部と接離されるようになっていることや、支持部
が板状体または棒状体であることなどをその好ましい態
様としている。
【0015】さらにまた、この出願の発明は、第三の発
明として、収納本体の天板部の上方において、天板部に
対向した固定板体と固定板体および天板部の間に昇降自
在に具備されたボルト昇降部とを有する昇降固定手段が
備えられており、ボルト昇降部の上昇により、固定板体
が上昇され天井面に当接して、収納本体が固定状態とさ
れ、ボルト昇降部の下降により、固定板体が下降され天
井面から離れて、収納本体が非固定状態とされるように
なっていることを特徴とする収納体を提供し、この収納
体において、ボルト昇降部は、天板部において昇降自在
とされているボルト部と、ボルト部の上端に具備され、
且つ固定板体と接触している固定板体接触部とを有して
おり、天板部は、ボルト部が昇降自在に挿入されるボル
ト用開口部を有しており、ボルト部がボルト用開口部に
おいて昇降されるとともに、その上端の固定板体接触部
により固定板体が昇降されるようになっていることや、
ボルト昇降部のボルト部が天板部に昇降自在に固定され
ていることや、ボルト昇降部の固定板体接触部が固定板
部に固定されていることや、固定板体に、ボルト昇降部
の固定板体接触部が位置される凹部が設けられているこ
とや、昇降固定手段は、固定板体とボルト昇降部とを隠
す囲い体を有していることや、昇降固定手段が、天板部
の上方において着脱自在に備えられていることや、昇降
固定手段の位置決めのための薄板部が天板部の上面に備
えられていることなどをもその態様としている。
【0016】そして、上記の各収納体において、収納本
体の左右側面の両方または一方に、収納本体が複数並設
された場合における収納本体間の隙間を塞ぐ弾性体が着
脱自在に貼り付けられていることをも好ましい態様とし
て提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に沿って実施
例を示し、この発明の実施の形態についてさらに詳しく
説明する。
【0018】
【実施例】[実施例1]図1および図2は、この発明の
収納体の一実施例を示した地板部周辺の要部断面図であ
る。これら図1および図2に例示したこの発明の収納体
では、収納本体(1)の地板部(2)と脚板部(3)と
によって形成された空間において、キャスター部(8)
とこのキャスター部(8)の上部に具備されたボルト・
ナット昇降部(11)とを有する昇降キャスター手段
(7)が地板部(2)に昇降自在に取付けられており、
ボルト・ナット昇降部(11)によりキャスター部
(8)が上昇するとともに、脚板部(3)が下降してそ
の下端面が床面(16)に当接し、収納本体(1)が固
定状態とされ[図1参照]、また、ボルト・ナット昇降
部(11)によりキャスター部(8)が下降して床面
(16)に当接して収納本体(1)を押し上げるととも
に、脚板部(3)の下端面が上昇して、収納本体(1)
が可動状態とされる[図2参照]ようになっている。
【0019】これにより、昇降キャスター手段(7)の
ボルト・ナット昇降部(11)を昇降させるだけで収納
本体(1)の可動状態および固定状態を切換えることが
でき、収納本体(1)を、可動状態でキャスター部
(8)により容易に所定の床面(16)に移動させ、所
定の床面(16)にて上述したように固定状態に切換え
て収納本体(1)をその側板部(3)により確実に固定
することができる。
【0020】この場合さらに説明すると、たとえば図1
および図2の例では、キャスター部(8)は、キャスタ
ー(9)とこのキャスター(9)を回転可能に支持する
支持体(10)とを有している。ボルト・ナット昇降部
(11)は、キャスター部(8)の支持体(10)の上
部および地板部(2)の下部に固定され相対向した一対
のナット(12)(13)と、この一対のナット(1
2)(13)に螺合したボルト(14)とを有してい
る。さらに、地板部(2)は、ボルト(14)が昇降自
在に挿入されるボルト用開口部(15)を有している。
つまり、ボルト・ナット昇降部(11)は、キャスター
部(8)上に立設され、且つ地板部(2)に昇降自在に
固定されていることとなる。
【0021】そして、ボルト(14)がボルト用開口部
(15)において回転昇降されることにより、キャスタ
ー部(8)側のナット(12)および地板部(2)側の
ナット(13)の間隔が縮小拡大されて、キャスター部
(8)が昇降されるようになっている。ボルト・ナット
昇降部(11)のボルト(14)は、地板部(2)のボ
ルト用開口部(15)において、その上方から、つまり
収納本体(1)の内側からドライバーなどで回転操作す
ることができる。
【0022】この発明の収納体では、上述したような昇
降キャスター手段(7)が地板部(2)の四隅部に取付
けられており、各昇降キャスター手段(7)におけるボ
ルト・ナット昇降部(11)のボルト(14)を収納本
体(1)の内側から回転操作するだけで、収納本体
(1)の固定状態および可動状態を容易に切換えること
ができ、従来の収納体でも使われているキャスター部
(8)の他には、一対のナット(12)(13)および
ボルト(14)だけでキャスター部(8)を昇降自在と
しているため、単純構造、軽量、安価な昇降機構による
優れた移動性、且つ優れた固定性が実現されている。
【0023】図1および図2に示した例では、各昇降キ
ャスター手段(7)は、さらに、補強板体(17)をも
有しており、ボルト・ナット昇降部(11)の一方のナ
ット(13)が補強板体(17)を介して地板部(2)
の下部に固定されている。この補強板体(17)により
地板部(2)との取付け部分が補強されるので、昇降キ
ャスター手段(7)は、たとえば収納本体(1)の移動
時における強度がより向上され、移動の安全性を向上す
ることができる。補強板体(17)としては、たとえば
鉄製のものを用いることができる。
【0024】また、補強板体(17)が各昇降キャスタ
ー手段(7)に備えられている、つまり地板部(2)の
四隅部に固定された実施例を示しているが、たとえば、
一枚の補強板体(7)を地板部(2)下面の全域または
ほぼ全域に当接させて固定し、この補強板体(7)にボ
ルト・ナット昇降部(11)の一方のナット(13)を
固定させ、ボルト(14)は地板部(2)のボルト用開
口部(15)からこの補強板体(7)を貫通してボルト
(13)およびボルト(12)に螺合させておくように
してもよい。この場合には、補強板体(7)により、昇
降キャスター手段(7)とともに地板部(2)自体も補
強されることとなるので、収納本体(1)内に重い物が
収納された場合やその状態で移動された場合などにおい
ても、より十分な強度を確保できる。
【0025】なお、本実施例では、脚板部(3)は、収
納本体(1)の背板部(4)および側板部(図示してい
ない)と一体となったものとされている。また、収納本
体(1)の前面下方、つまり扉部(5)の下方には、上
述した昇降キャスター手段(7)を隠すように板体
(6)が設けられている。この板体(6)は、地板部
(2)の下面に取付けられており、台輪としても機能
し、昇降キャスター手段(7)の上昇により収納本体
(1)が固定状態にある時は、その下端面が床面(1
6)に当接して、脚板部(3)とともに収納本体(1)
を支持固定するようにもなる。
【0026】また、床面(16)上には、収納本体
(1)の移動時や固定時における傷付き防止等のため
に、たとえばシート状のパッキン(18)を設けておい
てもよい。 [実施例2]図3および図4は、この発明の別の収納体
の一実施例を示した地板部周辺の要部断面図である。
【0027】これら図3および図4に例示したこの発明
の収納体では、収納本体(1)の地板部(2)の下方に
おいて、地板部(2)に対向した固定板体(19)とこ
の固定板体(19)および地板部(2)の間に昇降自在
に具備されたボルト昇降部(20)とを有する昇降固定
手段(21)が備えられ、且つ床面(16)に接したキ
ャスター部(22)とこのキャスター部(22)の上部
に具備された支持部(23)とを有するキャスター移動
手段(24)が地板部(2)と接離自在に備えられてお
り、昇降固定手段(21)のボルト昇降部(20)の下
降により、固定板体(19)が下降され床面(16)に
当接して有能本体(1)を押し上げるとともに、キャス
ター移動手段(24)の支持部(23)が地板部(2)
と離れて、固定板体(19)により収納本体(1)が固
定状態とされ[図3参照]、また、ボルト昇降部(2
0)の上昇により、固定板体(19)が上昇され床面
(16)から離れるとともに、キャスター移動手段(2
4)の支持部(23)が地板部(2)と接して、キャス
ター部(22)により収納本体(1)が可動状態とされ
る[図4参照]ようになっている。
【0028】これにより、昇降固定手段(21)のボル
ト昇降部(20)を昇降させるだけで収納本体(1)の
可動状態および固定状態を切換えることができ、収納本
体(1)を、可動状態でキャスター移動手段(24)の
キャスター部(22)により容易に所定の床面(16)
に移動させ、所定の床面(16)にて上述したように固
定状態に切換えて昇降固定手段(21)の固定板体(1
9)により確実に固定することができる。
【0029】また、キャスター移動手段(24)が地板
部(2)と接離自在となっているので、昇降固定手段
(21)のボルト昇降部(20)が下降して収納本体
(1)が固定状態とされている際には、キャスター移動
手段(24)が地板部(2)から離れるようになり、こ
れによって、キャスター移動手段(24)の重みが地板
部(2)に、つまり収納本体(1)に付加されなくなる
ため、収納本体(1)の固定をより安全で、確実なもの
とならしめることができる。もちろん、昇降固定手段
(21)のボルト昇降部(20)が上昇して収納本体
(1)が可動状態とされている際には、キャスター移動
手段(24)の支持部(23)が地板部(2)下面に当
接し、且つキャスター部(22)も床面(16)に接し
ているので、収納本体(1)を確実に支持しながら、安
全で容易な移動を可能なものとしている。
【0030】図3および図4に例示した実施例について
さらに説明すると、昇降固定手段(21)におけるボル
ト昇降部(20)は、地板部(2)において昇降自在と
されているボルト部(25)と、このボルト部(25)
の下端に具備され、且つ固定板体(19)とたとえばネ
ジ(28)等により固定されている固定板体固定部(2
6)とを有している。地板部(2)は、ボルト昇降部
(20)のボルト部(25)が昇降自在に挿入されるボ
ルト用開口部(27)を有している。つまり、ボルト昇
降部(20)は、固定板体(19)上に立設され、且つ
地板部(2)に昇降自在に取り付けられていることとな
る。
【0031】そして、ボルト部(25)がボルト用開口
部(27)において昇降されるとともに、その下端の固
定板体固定部(26)を介して固定板体(19)が昇降
されるようになっている。ボルト昇降部(20)のボル
ト部(25)は、地板部(2)のボルト用開口部(2
7)において、その上方から、つまり収納本体(1)の
内側からドライバーなどで回転操作することができる。
【0032】一方、キャスター移動手段(24)では、
たとえば図5にも例示したように、キャスター部(2
2)は、キャスター(30)とこのキャスター(30)
を回転可能に支持する支持体(31)とを有している。
支持部(23)は、たとえば板状体または棒状体とする
ことができ、図3〜5の例では、断面略逆U字状の板体
(32)と、その逆U字部分に納められてる板体(3
3)とからなる板状体が用いられている。そして、この
板状体である支持部(23)の板体(33)の下面にキ
ャスター部(22)の支持体(31)が固定されてキャ
スター移動手段(24)が構成されている。
【0033】また、地板部(2)の下部には、このよう
なキャスター移動手段(24)の支持部(23)が嵌着
脱自在に挿入される嵌合凹部(34)が備えられていて
もよい。本実施例2では、この嵌合凹部(34)は、地
板部(2)の下面に固定された一対の台部材(35)間
に形成されており、ボルト昇降部(20)の昇降によ
り、固定板体(19)が昇降されるとともに、キャスタ
ー移動手段(24)の支持部(23)が嵌合凹部(3
4)に嵌着脱されて地板部(2)と接離されるようにな
る。
【0034】これにより、キャスター移動手段(24)
の支持部(23)が単に地板部(2)の下面に接するだ
けの場合よりも、嵌合凹部(34)に嵌着されている方
が、収納本体(1)の移動時に、キャスター移動手段
(24)が地板部(2)の下方において無駄に動いてし
まうことを防ぎ、よりスムーズで容易な移動が可能とな
る。
【0035】さらに、キャスター移動手段(24)の支
持部(23)では、嵌合凹部(34)へのより確実で、
ぶれの少ない嵌着を可能ならしめるために、たとえば、
断面略逆U字状の板体(32)の一対の下端縁部から一
対の支持板片(36)が外方に延設されていてもよく、
支持部(23)が嵌合凹部(34)に嵌着される際に
は、この一対の支持板片(36)それぞれが嵌合凹部
(34)を形成している台部材(35)に引っ掛かるよ
うになる。
【0036】嵌着とは逆に、支持部(23)が昇降固定
手段(21)のボルト昇降(20)の下降にともなって
嵌合凹部(34)から嵌脱される際には、支持部(2
3)が完全に嵌合凹部(34)から抜けてしまうのでは
なく、たとえば嵌合凹部(34)の深さや支持部(2
3)の厚さ寸法等を調整することにより、その上部の一
部分が嵌合凹部(34)内に残るようにされていること
が好ましく、これにより、固定状態において何らかの原
因でキャスター移動手段(24)だけが地板部(2)下
方において動いてしまうことを防ぐことができる。
【0037】本実施例2では、上述した嵌合凹部(3
4)を形成している台部材(35)は、昇降固定手段
(21)におけるボルト昇降部(20)の補強部材とし
ても機能している。すなわち、ボルト昇降部(20)の
ボルト部(25)が昇降自在に挿入されるボルト用開口
部(27)が、地板部(2)から台部材(3)に連通し
て設けられており、地板部(2)および台部材(3)の
厚みによりボルト部(25)自体の昇降時の強度が確保
されてもいる。
【0038】また、ボルト用開口部(27)には、いわ
ゆる鬼目ナット(29)が設けられていてもよく、この
鬼目ナット(29)によってよりスムーズで、耐久性良
くボルト昇降部(20)のボルト部(25)の昇降を行
うことができるようになる。なお、上述した昇降固定手
段(20)には、それ自身やキャスター移動手段(2
4)を隠す板体(37)が収納本体(1)の下方部に設
けられていてもよく、この板体(37)は台輪としても
機能する。 [実施例3]図6および図7は、この発明のさらに別の
収納体の一実施例を示した天板部周辺の要部断面図であ
る。
【0039】たとえばこれら図6および図7に例示した
ように、この発明の収納体では、収納本体(1)の天板
部(39)の上方において、天板部(39)に対向した
固定板体(40)と、この固定板体(40)および天板
部(39)の間に昇降自在に具備されたボルト昇降部
(41)とを有する昇降固定手段(42)が備えられて
おり、この昇降固定手段(42)により収納本体(1)
の天井面(38)に対する固定状態・非固定状態を切換
えることができる。すなわち、ボルト昇降部(41)の
上昇により、固定板体(40)が上昇され天上面(3
8)に当接して、収納本体(1)が固定状態とされ、ま
た、ボルト昇降部(41)の下降により、固定板体(4
0)が下降され天上面(38)から離れて、収納本体
(1)が非固定状態とされるようになっている。
【0040】したがって、昇降固定手段(42)のボル
ト昇降部(41)を昇降させるだけで、固定板体(4
0)を天井面(38)に押しつけ、または緩めるように
して、収納本体(1)を天井面(38)に対して突っ張
り固定し、または非固定とすることができる。よって、
天井面(38)との固定を実現できるだけでなく、固定
および非固定の自在切換えをも実現している。
【0041】なお、この昇降固定手段(42)は、たと
えば収納本体(1)の天板部(39)上において四隅部
に備えられることが好ましいが、天井面(38)との固
定効果が得られる限り、四隅部に限定されることなく、
所望の必要な箇所に備えられていてもよい。この場合さ
らに説明すると、図6および図7に示した例では、昇降
固定手段(42)におけるボルト昇降部(41)は、天
板部(39)において昇降自在とされているボルト部
(43)と、このボルト部(43)の上端に具備され、
固定板体(40)と接触している固定板体接触部(4
4)とを有しており、このようなボルト昇降部(41)
が備えらている天板部(39)は、ボルト部(43)が
昇降自在に挿入されるボルト用開口部(45)を有して
いる。そして、ボルト部(43)がボルト用開口部(4
5)において昇降されるとともに、その上端の固定板体
接触部(44)により固定板体(40)が昇降されるよ
うになっている。このボルト部(43)の昇降は、天井
面(39)の下方、つまり収納本体(1)の内側から、
ボルト用開口部(45)にドライバー等を差し込んで回
転操作するだけで行うことができる。
【0042】この例においてさらに具体的には、天板部
(39)の上面には台部材(48)が固定されており、
ボルト用開口部(45)は、天板部(39)とともにこ
の台座(48)をも連通して設けられている。ボルト部
(43)は、このような台座(48)上面において、ネ
ジ(47)等により固定されたいわゆるフローティング
ナット(46)を介して、ボルト用開口部(45)に向
けて昇降自在に固定されている。
【0043】また、ボルト部(43)の上端に具備され
た固定板体接触部(44)としては、この例では、いわ
ゆるアジャスタープラハートと呼ばれるものが用いられ
ており、この固定板体接触部(44)の固定板体(4
0)との接触をより確実なものとするために、固定板体
(40)には凹部(49)が設けられていもいる。この
凹部(49)に固定板体接触部(44)が嵌められるこ
とで、ボルト部(43)の昇降時、特に上昇時にズレが
生じにくくなり、より正確な固定板体(40)の押上げ
とともに、天井面(38)に対するしっかりとした押し
付けが可能となる。
【0044】図8および図9は、この発明の収納体の別
の一実施例を示したものであり、これら図8および図9
に例示した収納体では、昇降固定手段(42)における
ボルト昇降部(41)の固定板体接触部(44)が、固
定金具(50)およびネジ(51)を介して固定板体
(40)に固定されたものとなっている。ボルト部(4
3)は、前述の図6および図7の例と同様に、台部材
(48)および天板部(39)を連通して設けられたボ
ルト用開口部(45)に昇降自在に挿入されているが、
そのボルト用開口部(45)には、ボルト部(43)の
スムーズな昇降を可能とするために、いわゆる鬼目ナッ
ト(52)が設けられてもいる。
【0045】上述した図6および図7並びに図8および
図9に例示した各収納体では、昇降固定手段(42)
は、固定板体(40)とボルト昇降部(41)とを隠す
囲い体(53)を有していることが好ましく、これによ
り、昇降固定手段(42)において、固定板体(40)
がボルト昇降部(41)により昇降されると、あたかも
囲い体(53)から固定板体(40)のみが昇降してい
るように見え、ボルト昇降部(41)は常に隠されるこ
ととなるので、昇降固定手段(42)と収納本体(1)
との一体感を向上させることができ、昇降固定手段(4
2)により収納本体(1)の外観性が損われることがな
い。
【0046】また、このような昇降固定手段(42)は
着脱自在に収納本体(1)の天板部(39)に取り付け
られるようになっていてもよく、必要の無いときには取
り外し、天井面(38)との固定が必要である場合には
任意に天井部(39)に取付けることができる。この場
合には、さらに、天井部(39)の上面に、昇降固定手
段(42)の取付け位置決めのための薄板部(54)が
配設されていることが、より迅速な昇降固定手段(4
2)の取付けを図るために好ましい。
【0047】図10は、囲い体(53)を備えた昇降固
定手段(42)の、薄板部(54)を備えた天井部(3
9)への取付けの一例を示したものであり、この図10
に例示したように、昇降固定手段(42)を、天井部
(39)の四隅部に配設された薄板部(54)それぞれ
にあわせて簡単に位置決めし、取付けることができる。
この図10の例では、昇降固定手段(42)は、前述び
図6および図7に例示した手段と同じものとなってお
り、固定板体(40)とボルト昇降部(41)とは固定
されておらず別々とすることができ(固定されていても
よいことは言うまでもない)、固定板体(40)は、囲
い体(53)内に納まるようにボルト昇降部(41)上
に載置させるだけでよい。
【0048】ところで、上述した収納本体(1)を天板
部(39)において天井面(38)との固定を可能なら
しめるこの発明の収納体は、キャスターによる可動式の
収納体に対しても適用させることができることは言うま
でもない。特に、前述の図1〜図5に例示したような収
納本体(1)の地板部(2)において床面(38)との
固定・可動状態の切換えを可能ならしめるこの発明の収
納体に適用させることにより、可動状態をなんら阻害す
ることなく、さらに効果的に固定状態における固定を確
実なものとすることができる。
【0049】すなわち、たとえば図11に例示したよう
に、図1の収納体における昇降キャスター手段(7)と
図6の収納体における昇降固定手段(42)とを一つの
収納本体(1)に適用させた場合、収納本体(1)の固
定時には、昇降キャスター手段(7)におけるボルト・
ナット昇降部(11)の上昇によりキャスター部(8)
を上昇させるとともに、脚板部(3)の下端面が床面
(16)に当接されて、収納本体(1)の地板部(2)
において床面(16)との固定状態を確保し、その一方
で、昇降固定手段(42)におけるボルト昇降部(4
1)の上昇により固定板体(40)が押し上げられて天
井面(38)に当接されて、収納本体(1)の天井部
(39)における天井面(38)との突っ張り固定状態
を確保することができる。
【0050】また、収納本体(1)の移動時には、昇降
固定手段(42)におけるボルト昇降部(41)を下降
させて、固定板体(40)を下げて天井面(38)から
離し、収納本体(1)の天井部(39)と天井面(3
8)との固定状態を解除し、そして昇降キャスター手段
(7)におけるボルト・ナット昇降部(11)を下降さ
せて、キャスター部(8)を床面(16)に押し付ける
とともに、収納本体(1)を持ち上げて脚板部(3)を
床面(16)から離すようにすることで、収納本体
(1)のキャスター部(8)による可動状態を確保する
ことができる。
【0051】このように、両発明の地板部における固定
・可動状態切換え機構および天板部における固定・非固
定状態切換え機構を組み合わせることにより、収納本体
(1)の優れた可動性および固定性を実現することがで
きるようになる。なお、以上のような各収納体が複数連
続して並べられた場合には、収納本体(1)間に隙間が
生じしてしまうことも考えられるので、この発明では、
さらに、たとえば図12に例示したように、収納本体
(1)の左右側面、つまり左右側板部(56)の外面の
両方もしくは一方に隙間を塞ぐための発泡体等の弾性体
(55)が着脱自在に備えられていることが好ましい。
この弾性体(55)によって、隙間を塞いで、遮音およ
び遮光を図ることができ、また、着脱自在とすること
で、側面が見えるときなどの不要時には取り外すことも
できる。着脱自在とするには、たとえば着脱自在となる
程度の粘着性を有する粘着シートにより弾性体(55)
を貼り付けるようにしてもよい。
【0052】また、上述したこの発明の各収納体では、
地板部(2)の昇降キャスター手段(7)および昇降固
定手段(21)、ならびに天板部(39)の昇降固定手
段(42)の昇降時の回転操作を全て、収納本体(1)
の内側から、より具体的にはたとえば収納本体(1)の
地板部(2)および天板部(39)に設けられたボルト
用開口部(15)(27)(45)において収納本体
(1)の内側から、ドライバーなどにより行うことがで
きるので、前述の図14(a)(b)(c)に例示した
従来の収納体のように、回転ハンドル(ソ)のような回
転操作用手段を外に露出して設けるようにする必要がな
いため、収納本体(1)の美観性、外観性を損うことが
なく、デザインの制約もない。
【0053】もちろん、この発明は以上の例に限定され
るものではなく、細部については様々な態様が可能であ
ることは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、キャスターによる移動が容易であるとともに、確
実、強固な固定が可能であり、且つ施工性および経済性
に優れ、美観性および外観性も損われることのない、新
しい収納体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の収納体の一実施例を例示した地板周
辺の要部断面図であり、固定状態を示している。
【図2】図1の収納体における可動状態を例示した要部
断面図である。
【図3】この発明の別の収納体の一実施例を例示した地
板周辺の要部断面図であり、固定状態を示している。
【図4】図3の収納体における可動状態を例示した要部
断面図である。
【図5】キャスター移動手段の一例を示した要部斜視図
である。
【図6】この発明のさらに別の収納体の一実施例を例示
した天板周辺の要部断面図であり、固定状態を示してい
る。
【図7】図6の収納体における非固定状態を例示した要
部断面図である。
【図8】この発明の収納体の別の一実施例を例示した天
板周辺の要部断面図であり、固定状態を示している。
【図9】図7の収納体における非固定状態を例示した要
部断面図である。
【図10】囲い体を備えた昇降固定手段の薄板部を備え
た天井部への取付けの一例を示した斜視図である。
【図11】地板部における固定・可動状態切換え機構お
よび天板部における固定・非固定状態切換え機構を組み
合わせたこの発明の収納体の別の一実施例を例示した要
部断面図である。
【図12】この発明の別の一実施例である収納体を例示
した平面図である。
【図13】従来の収納体の一例を示した地板周辺の正面
図であり、(a)は収納体移動時の状態、(b)は収納
体固定時の状態を示している。
【図14】従来の収納体の別の一例を示した図であり、
(a)は地板周辺の要部断面図、(b)は昇降機の要部
斜視図、(c)は収納体全体の斜視図である。
【符号の説明】
1 収納本体 2 地板部 3 脚板部 4 背板部 5 扉部 6 板部 7 昇降キャスター移動手段 8 キャスター部 9 キャスター 10 支持体 11 ボルト・ナット昇降部 12,13 ナット 14 ボルト 15 ボルト用開口部 16 床面 17 補強板体 18 パッキン 19 固定板体 20 ボルト昇降部 21 昇降固定手段 22 キャスター部 23 支持部 24 キャスター移動手段 25 ボルト部 26 固定板体固定部 27 ボルト用開口部 28 ネジ 29 鬼目ナット 30 キャスター 31 支持体 32,33 板体 34 嵌合凹部 35 台部材 36 支持板片 37 板体 38 天井面 39 天板部 40 固定板体 41 ボルト昇降部 42 昇降固定手段 43 ボルト部 44 固定板体接触部 45 ボルト用開口部 46 フローティングナット 47 ネジ 48 台部材 49 凹部 50 固定金具 51 ネジ 52 鬼目ナット 53 囲い体 54 薄板部 55 弾性体

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納本体の地板部と脚板部とによって形
    成された空間において、キャスター部とキャスター部の
    上部に具備されたボルト・ナット昇降部とを有する昇降
    キャスター手段が地板部に昇降自在に取付けられてお
    り、 ボルト・ナット昇降部によりキャスター部が上昇される
    とともに、脚板部が下降してその下端面が床面に当接
    し、当該脚板部により収納本体が固定状態とされ、 ボルト・ナット昇降部によりキャスター部が下降されて
    床面に当接するとともに、脚板部の下端面が上昇して、
    当該キャスター部により収納本体が可動状態とされるよ
    うになっていることを特徴とする収納体。
  2. 【請求項2】 ボルト・ナット昇降部は、キャスター部
    の上部および地板部の下部に固定された一対のナット
    と、この一対のナットに螺合されたボルトとを有してお
    り、 地板部は、ボルトが昇降自在に挿入されるボルト用開口
    部を有しており、 ボルトがボルト用開口部において昇降されて、一対のナ
    ットの間隔が縮小拡大され、ボルト・ナット昇降部によ
    りキャスター部が昇降されるようになっている請求項1
    の収納体。
  3. 【請求項3】 昇降キャスター手段は補強板体を有して
    おり、ボルト・ナット昇降部の一方のナットが補強板体
    を介して地板部の下部に固定されている請求項2の収納
    体。
  4. 【請求項4】 収納本体の地板部の下方において、地板
    部に対向した固定板体と固定板体および地板部の間に昇
    降自在に具備されたボルト昇降部とを有する昇降固定手
    段が備えられ、且つ床面に接したキャスター部とキャス
    ター部の上部に具備された支持部とを有するキャスター
    移動手段が地板部と接離自在に備えられており、 ボルト昇降部の下降により、固定板体が下降され床面に
    当接するとともに、支持部が地板部と離れて、当該固定
    板体により収納本体が固定状態とされ、 ボルト昇降部の上昇により、固定板体が上昇され床面か
    ら離れるとともに、支持部が地板部と接して、キャスタ
    ー部により収納本体が可動状態とされるようになってい
    ることを特徴とする収納体。
  5. 【請求項5】 ボルト昇降部は、地板部において昇降自
    在とされているボルト部と、ボルト部の下端に具備さ
    れ、且つ固定板体と固定されている固定板体固定部とを
    有しており、 地板部は、ボルト部が昇降自在に挿入されるボルト用開
    口部を有しており、 ボルト部がボルト用開口部において昇降されるととも
    に、その下端の固定板体固定部を介して固定板体が昇降
    されるようになっている請求項4の収納体。
  6. 【請求項6】 支持部が嵌着脱自在に挿入される嵌合凹
    部が地板部の下部に備えられており、 ボルト昇降部の昇降により、固定板体が昇降されるとと
    もに、支持部が嵌合凹部に嵌着脱されて地板部と接離さ
    れるようになっている請求項4または5の収納体。
  7. 【請求項7】 支持部が板状体または棒状体である請求
    項4ないし6のいずれかの収納体。
  8. 【請求項8】 収納本体の天板部の上方において、天板
    部に対向した固定板体と固定板体および天板部の間に昇
    降自在に具備されたボルト昇降部とを有する昇降固定手
    段が備えられており、 ボルト昇降部の上昇により、固定板体が上昇され天井面
    に当接して、収納本体が固定状態とされ、 ボルト昇降部の下降により、固定板体が下降され天井面
    から離れて、収納本体が非固定状態とされるようになっ
    ていることを特徴とする収納体。
  9. 【請求項9】 ボルト昇降部は、天板部において昇降自
    在とされているボルト部と、ボルト部の上端に具備さ
    れ、且つ固定板体と接触している固定板体接触部とを有
    しており、 天板部は、ボルト部が昇降自在に挿入されるボルト用開
    口部を有しており、 ボルト部がボルト用開口部において昇降されるととも
    に、その上端の固定板体接触部により固定板体が昇降さ
    れるようになっている請求項8の収納体。
  10. 【請求項10】 ボルト昇降部のボルト部が天板部に昇
    降自在に固定されている請求項9の収納体。
  11. 【請求項11】 ボルト昇降部の固定板体接触部が固定
    板部に固定されている請求項9の収納体。
  12. 【請求項12】 固定板体に、ボルト昇降部の固定板体
    接触部が位置される凹部が設けられている請求項8ない
    し11のいずれかの収納体。
  13. 【請求項13】 昇降固定手段は、固定板体とボルト昇
    降部とを隠す囲い体を有している請求項8ないし12の
    いずれかの収納体。
  14. 【請求項14】 昇降固定手段が、天板部の上方におい
    て着脱自在に備えられている請求項8ないし13のいず
    れかの収納体。
  15. 【請求項15】 昇降固定手段の位置決めのための薄板
    部が天板部の上面に備えられている請求項14の収納
    体。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかの収納
    体において、収納本体の左右側面の両方または一方に、
    収納本体が複数並設された場合における収納本体間の隙
    間を塞ぐ弾性体が着脱自在に貼り付けられている収納
    体。
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