JP3070818U - ドア一体型の欄間構造 - Google Patents

ドア一体型の欄間構造

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JP3070818U
JP3070818U JP2000000532U JP2000000532U JP3070818U JP 3070818 U JP3070818 U JP 3070818U JP 2000000532 U JP2000000532 U JP 2000000532U JP 2000000532 U JP2000000532 U JP 2000000532U JP 3070818 U JP3070818 U JP 3070818U
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JP2000000532U
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Inventor
伸一郎 佐藤
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しんたくハウス工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアを閉めた状態でも室内の換気及び採光が
可能であり、ドアを開放した場合には床面から天井近く
まで開放した一体の空間を形成できる。従って、従来に
ない解放感を得ることができると共に、換気性及び採光
性に優れており、しかも長尺物の搬入出を容易に行なう
ことができる。 【解決手段】 建物の躯体1に設けられる枠体2は縦長
の冂状に形成してある。枠体2内にはドア4がヒンジ
5、5を介して開閉可能に設けてある。枠体2内の上方
はドア4によって横長の開口からなる欄間6が画成して
ある。欄間6を開閉可能に閉塞する欄間板7は一対の支
持金具によって枠体2に取着してある。欄間板7は垂直
状態から水平状態に開くことができ、ドア4と共に開放
した場合は、欄間縁がないので敷居1Aから天井1Bに
至る高さの開口を形成できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、建屋の躯体に設けることにより、室内の換気と採光、長尺物の搬入 出及び室内の開放感の確保に極めて有効なドア一体型欄間の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、洋室及び和室のいずれにも、室内の採光或は換気、更には装飾を図るた めに欄間を設けることが行なわれている。欄間自体は開口部であるが、欄間を形 成する構造には種々のタイプがあり、躯体に固定した固定型欄間構造、和室等に 設けられる填め込み・取り外し型欄間構造、引き違い型欄間構造、固定羽或は可 動羽を有するルーバー型欄間構造、更には可動自在な欄間板を所望の位置に係止 可能な可動型の欄間構造等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来技術のうち、固定型欄間構造にあっては、欄間板が開放しないか ら室内の換気ができないという欠点があり、インテリア上の意匠的意味合いしか 持たないものである。引き違い型欄間構造は、欄間板を横方向にスライドさせる ので換気性は確保できるが、開口面積の半分しか開放できないので換気性が劣る という欠点があるし、洋式ドアの上に配設する欄間としては適当でないという欠 点がある。また、填込み式欄間構造は欄間板を両手で一旦上方に持ち上げて外す 必要があるので、踏み台等を使用しなければ開放できないという欠点がある。
【0004】 また、ルーバー型欄間構造は多くの金属部品で構成してあるし、取付作業も面 倒であるために高価であるという欠点や、工場製作のために設備投資の必要もあ り簡単には製作できないという問題がある。更に、ワイヤ巻き取り式や電動式欄 間構造も知られているが、高価であるという欠点がある。そして、従来の欄間構 造に共通する欠点は、ドアの枠体と欄間縁が別体に構成してあるため、ドアおよ び欄間板を開放しても開放感が得られないし、建築費及び施工の手間を要すると いう欠点がある。
【0005】 本考案は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもので、ドアを閉めた状態で も室内の換気及び採光ができるし、ドアと共に開放した場合には床面から天井近 くまで開放した一体の空間を形成できるので、既存の家屋では得られなかった室 内の開放感を得ることができると共に換気性及び採光性に優れており、しかも開 口高さを得られるので長尺物を室内に搬入出するといった作業を容易に行うこと が可能であるという実用性に優れたドア一体型の欄間構造を提供することを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、建屋の躯体に設け られる縦長冂状の枠体と、該枠体内に開閉可能に設けられたドアと、該ドアの上 部に位置して前記枠体内に形成される欄間と、前記枠体に取付金具を介して俯仰 動可能に設けられ、該欄間を開閉する欄間板とからなる。
【0007】 そして、前記取付金具は、前記枠体と欄間板との間に埋設した状態に設ける構 成にするとよい。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、1は建屋の 躯体で、床面ともなる敷居1A、天井1B、壁部1C等から構成してある。2は 該躯体1に設けた枠体で、該枠体2は一対の縦桟2A、2Aと、該縦桟2A、2 Aの上端に架設した横桟2Bとから縦長冂状に形成してあり、敷居1Aから天井 1Bにかけて躯体1に固設してある。そして、枠体2の内面には一対の縦桟3A 、3Aと横桟3Bからなる縦長冂状の戸当3が取着してある。
【0009】 4は枠体2の内側に嵌合したドアを示す。該ドア4は従来のドアと基本的に同 一のもので、枠体2の一方の縦桟2Aに設けた一対のヒンジ5、5を介して開閉 可能に支持されている。6は前記ドア4によって枠体2内の上方に画成された欄 間を示し、該欄間6は横長矩形の開口からなっている。7は前記欄間6を開閉自 在に閉塞する欄間板で、該欄間板7はドア4とほぼ同じ厚さの平板からなってい る。
【0010】 8、8は該欄間板7をドア4の上端4Aとの間に微小隙間を存して枠体2に支 持する一対の取付金具で(但し、一方のみ図示。)、該各取付金具8は縦方向に ガイド溝を有し、縦桟2Aに固定された固定ガイド片8Aと、該固定ガイド片8 Aの下端側に長手方向一端側が枢支された連結アーム片8Bと、欄間板7の幅方 向両側面7A、7Aに陥没した状態で固着され、前記連結アーム片8Bの他端側 が長手方向略中間に枢支された欄間板支持片8Cと、該欄間支持片8Cの上端側 に枢支され、前記固定ガイド片8Aのガイド溝に案内されて縦方向に摺動する連 結スライド駒8Dとから構成してある。
【0011】 本実施の形態は上述の構成からなっており、ドア4の機能及び操作は従来のド アと異なるところはない。他方、欄間6を開閉する欄間板7の操作は、欄間板7 の下端側を矢示イ方向に押し出すことにより、連結アーム片8Bは一端側を支点 にして回転し、同時に連結スライド駒8Dが固定ガイド片8Aを摺動しながら降 下する結果、欄間板7は上端側が降下し、下端側が上昇するように作動する。
【0012】 このように、本実施の形態においては欄間板7は枠体2に対して枢支させずに 、支持金具8の連結アーム片8Bと連結スライド駒8Dの2点で固定ガイド片8 Aに支持させた構成にしたから、垂直状態から水平状態までの任意の角度に開く ことができるし、またその状態を保持することができる。そして、ドア4及び欄 間板7を全開状態にすることにより、図5に示すように敷居1Aから天井1Bに 至る高さの高い開口を形成することができる。
【0013】 なお、本考案において欄間板を枠体に俯仰動可能に支持する支持金具は、本実 施の形態に示すものに限られるものではなく、枠体に対して俯仰動可能で、かつ 任意の開放状態の角度に保持可能であれば他の支持金具を用いてもよいものであ る。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。 (1)ドアと欄間との間に仕切材が無いから、ドアと共に欄間板を開放した場合 には床面から天井近くまで開口した一体の空間を形成できるので、既存の家屋で は得られなかった室内の開放感を得ることができると共に、換気性及び採光性に 優れている。 (2)ドアと欄間との間に仕切材が無いから、欄間板の開閉操作を下方から容易 に行なうことが可能であり操作性に優れている。 (3)ドアと欄間との間に仕切材が無いから、長尺物を室内に搬入し或は搬出す る作業を容易に行うことができるという実用性に優れた効果がある。 (4)欄間板は支持金具により枠体に対して俯仰動可能に設けて任意の角度に開 くようにしてあるから、室内の換気量や採光量を任意に調整することができる。 (5)支持金具は、枠体と欄間板との間に埋設して露出しない状態に設けてある から、室内の美観を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係るドア一体型の欄間構
造の正面図である。
【図2】図1中のII−II矢示方向断面図である。
【図3】欄間を閉めた状態に支持する取付金具の説明図
である。
【図4】欄間を開放した状態に支持する取付金具の説明
図である。
【図5】ドアと欄間を共に開放した状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 躯体 2 枠体 4 ドア 6 欄間 7 欄間板 8 支持金具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋の躯体に設けられる縦長冂状の枠体
    と、該枠体内に開閉可能に設けられたドアと、該ドアの
    上部に位置して前記枠体内に形成される欄間と、前記枠
    体に取付金具を介して俯仰動可能に設けられ、該欄間を
    開閉する欄間板とから構成してなるなるドア一体型の欄
    間構造。
  2. 【請求項2】 前記取付金具は、前記枠体と欄間板との
    間に埋設した状態に設けてあることを特徴とする請求項
    1記載のドア一体型の欄間構造。
JP2000000532U 2000-02-07 2000-02-07 ドア一体型の欄間構造 Expired - Lifetime JP3070818U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011184885A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Eidai Co Ltd 上部パネルユニット及び開閉用金具
JP2012036581A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Enomoto Co Ltd 欄間パネル用金具及びこの金具により欄間に取り付けられた欄間パネル構造、ならびに、この欄間パネルを欄間に取り付ける方法

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