JP3571381B2 - ドア - Google Patents

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JP3571381B2
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進 白石
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Fujita Corp
Howa Machinery Ltd
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、開放状態から自動的に閉まるように支持された扉を有するドアに関する。
【0002】
従来、扉を開放状態から自動的に閉まるように支持する手段として、種々の手段が用いられてきた。なかでも、図9に示すような、いわゆるドアクローザー50を扉51の上方で上框52と上枠53とに取付ける手段や、図10に示すような、ドアクローザーと同様な構造を埋込筐体60内に収納したフロアヒンジ61で軸吊りする手段は一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ドアクローザーを取付ける手段にしても、上記フロアヒンジで軸吊りする手段にしても、これら開閉器が室内側若しくは室外側に大きく突出することになるので、外観上美観を大変損ねるばかりか、開閉器を取付ける高さによっては危険になることもあった。また、扉を開ける際には、これら開閉器の閉じようとする抵抗力に勝る大きな力が必要となり大変であった。
【0004】
これに対し、これら開閉器をドア内部に収納して取り付けることも可能であったが、ドアの構造が複雑となるために加工が大変になるばかりか、優秀な専門の職人が必要になるなど、技術的にも、また人材的にも、さらにはコスト的にも問題であった。
【0005】
そこで本発明は、上記問題に鑑み、扉が開放状態から自動的に閉まり、それでいて構造が簡素で容易に製造することができ、しかも製造コストを低く抑えることができ、さらには外観上美観にも優れたドアを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では、先ず、ドア構造を簡素化するために、扉を開放状態から自動的に閉まるように支持する手段として、上部支持部材と下部軸受け部材とからなり、両者の接触面が斜面状に形成され、扉が開放するにつれて上部支持部材が傾斜接触面を摺動することにより扉が旋回上昇回転するグレビテイヒンジによる軸吊り手段、或いは蝶番などの吊金具で枢支するに際し、上下の吊金具の軸心を傾斜させる手段など、扉を旋回して回転開閉させて自重により自動的に閉まるように取付ける手段を採用することにした。
次に、本発明では、外観上の美観を整えるために、扉と上枠との間の隙間を外観上無くすように構成する一方、扉を開閉する際に扉が上枠に接触しないように構成したのである。
【0007】
すなわち、本発明のドアは、上枠を有するドア枠と、一側に開閉器を具備し、該一側を中心として回転しつつ上方移動して開放し、開放状態から自重により自動的に閉まるように支持された扉とからなるドアにおいて、扉閉鎖状態で、扉が上枠から開放側に出ないように形成すると共に、少なくとも扉上端閉鎖側端部と上枠との間を扉の最大垂直移動幅以上とし、かつ、扉上端開放側端部の上端と上枠の下面との間を余分な間隙が生じないように近接させて形成し、扉上端開放側端部乃至上枠開放側側端部の軸支部付近に切欠部を形成した構成を有するものである
【0008】
【作用】
本発明のドアによれば、扉を手で開放するに連れて、扉は旋回上昇回転し、垂直方向にも上昇移動する。よって、開放状態で手を放せば、扉は自重により自動的に閉まるようになっている。
一方、少なくとも扉上端閉鎖側端部と上枠との間を扉の最大垂直移動幅以上として形成してあるから、扉上端部を上枠に接触させないように開閉することができる。
また、扉を閉じれば、扉上端部と上枠との間には余分の隙間を残さずに閉じるから、美観を損なうことがない。
【0009】
さらに、扉上端部若しくは上枠の一側に切欠部を形成すれば、扉が旋回上昇回転する際に最後まで上枠下に残る扉上端の軸支部付近をも、上枠に接触させないように容易に開閉することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面によって説明する。
【0011】
本発明のドア1は、図1に示すように、上枠2及び縦枠3からなるドア枠4と、扉一側下端部近傍に設置したグレビテイヒンジ6及び扉一側上端部近傍におけるグレビテイヒンジ6の垂直上方位置に設置した上ヒンジ7により中心吊り又は持出し吊りされた扉5とからなるものである。該扉5は、図4に示すように、扉5は閉じた状態で上枠2内に完全に収納される一方、グレビテイヒンジ6、上ヒンジ7間を軸に旋回上昇回転し、開放状態から扉自らの荷重によって自動的に閉まるようになっている。
【0012】
ここで、上記グレビテイヒンジ6は、図2に示すように、上部支持部材6aと下部軸受け部材6bとからなり、接触面6cを斜面状に形成されたヒンジである。上部支持部材6aを扉5に埋設して固定し、下部軸受け部材6bを床面Aに同じく埋設して固定してあり、扉5を開放するにつれて上部支持部材6aが傾斜接触面6cを摺動し、扉5が螺旋状に回転するようになっている。
一方、上ヒンジ7は、図3に示すように、円筒部7aを有する上部軸受け部材7bと前記円筒部7aに対応した円柱軸7cを有する下部支持部材7dとからなるヒンジである。上部軸受け部材7bを上枠2に埋設して固定し、下部支持部材7dを扉5に埋設して固定してあり、上記グレビテイヒンジ6によって、扉5が垂直方向にも移動するのに対応して、円筒部7a内を円柱軸7cが上下移動し得るようになっている。
【0013】
このドア1は、図4に示すように、扉上面部8を水平状に形成し、この扉上面部8と上枠2の下面2aとの距離Lが扉5の最大垂直移動幅H以上となるように扉5を取付ける一方、扉開放側側面板部材9を前記扉上面部8から上方に適宜幅突出するように扉本体10に取付け、或いは扉本体10の表面板を立上げ形成し、側面板部材9の上端部9aと上枠2の下面2aとの間が余分な間隙とならないようにしてある。ここで、上端部9aと下面2aとの距離を距離Rとする。
【0014】
上記最大垂直移動幅Hとは、扉5が閉状態から最大開状態に至るまでに垂直方向に移動する幅である。この最大垂直移動幅Hは、主にグレビテイヒンジ6の構造により決定される。扉上面部8と上枠2の下面2aとの距離Lは、10〜20mm程度に形成するのが好ましい。
一方、側面板部材9の上端部9aと上枠2の下面2aとの間の距離Rは、5〜7mm程度に形成するのが好ましい。
【0015】
また、上記扉開放側側面板部材9の一側隅部には、図1に示すように、切欠部11を形成してある。
【0016】
この切欠部11は、扉5を開放する途中及び開放状態において扉上端部すなわち側面板部材9の軸支部付近の上端部9aが徐々に上昇して上枠2に接触するので、この接触し得る部分を切欠部として形成してある。すなわち、この切欠部11の大きさは、上記グレビテイヒンジ6の構造、上記距離R及び側面板部材9の厚さにより決定するものである。なお、この切欠部11の形状は、図1(A)に示すように、正面に見て長方形状に形成してもよいし、同図(B)のように、一側に向かって斜辺が傾斜する三角形状に形成してもよいし、或いは図示はしないが、傾斜した斜辺の軸支部を水平に形成し、或いはまた扇状に形成してもよい。
【0017】
このようにドア1を形成することにより、扉5を閉じた状態では、扉5が上枠2から開放側に出ることがないばかりか、扉5と上枠2との間には余分な間隙を生じさせることがなく、外観において美観を損なうことがない。
一方、扉上面部8と上枠2との距離Lを最大垂直移動幅H以上とすることにより、扉他側部において、図5に示すように、扉上面部8が上枠2に接触しないように扉5を開閉することができる。さらに、扉開放側側面板部材9の一側上端隅部に切欠部11を形成することにより、扉5を開放する際に最後まで上枠2下に位置する扉上端部一側であっても上枠2に接触しないように扉5を開閉することができる。
【0018】
上記ドア1の構造における上枠2は、図4に示すように、一般の上枠に比べて戸当り13の長さを長く形成すると共に戸当り13の両側に張り出した張出部14,15の位置を同じ高さに形成するようにしてもよいが、図6に示すように、戸当り13の戸当たり側の張出部14を反対側の張出部15よりも高い位置に形成して、戸当たり側における戸当り13の長さを見かけ上長く形成するようにしてもよい。
【0019】
なお、上記切欠部11は、図7に示すように、扉開放側側面板部材9の一側上端隅部に形成する代わりに、上枠2の一側端部近傍の下側隅部に切欠部12を形成するようにしてもよい。このように切欠部12を形成すれば、上記切欠部11を形成した場合と同様の効果を得ることができる
【0020】
また、上記グレビテイヒンジ6及び上ヒンジ7による軸吊りに代えて、図示はしないが、扉一側の上下に軸心が傾斜するように蝶番などの吊金具を取付けて枢支するようにしてもよい。
【0021】
図8(A)(B)は、上記ドア1とは異なる構成の実施例として、ドア20及びドア30の上部断面構造を示したものである。
【0022】
図8(A)に示すドア20は、扉上端部閉鎖側端部21から扉上端部開放側端部22までの中間部辺りまでを水平面23として形成して当該水平面23と上枠24の下面24aとの距離を上記最大垂直移動幅H以上とする一方、その開放側を扉上端部開放側端部22に向かう上り傾斜面25として形成して扉上端部開放側端部22、上枠24の下面24a間の距離を若干距離として形成したものである。
また、図8(B)に示すドア30は、扉上端部閉鎖側端部31と上枠32の下面32aとの距離を上記最大垂直移動幅H以上とする一方、扉上端部閉鎖側端部31から扉上端部開放側端部33までを扉上端部開放側端部33に向かう上り傾斜面34として形成して扉上端部開放側端部33、上枠32の下面32a間の距離を若干距離として形成したものである。
【0023】
すなわち、上記ドア1の構成の他、このように少なくとも扉上端閉鎖側端部と上枠との間を扉の最大垂直移動幅以上として形成する一方、扉上端開放側端部と上枠との間を若干距離としても、上記ドア1と同様の効果を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】
このように、本発明のドアによれば、扉が開放状態から自動的に閉まり、それでいて構造が簡素で容易に製造することができ、しかも製造コストを低く抑えることができ、さらには外観上美観にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるドアの一例(A)(B)を示した正面図である。
【図2】図1におけるグレビテイヒンジの取付状態を示した斜視図である。
【図3】同じく図1における上ヒンジの取付状態を示した斜視図である。
【図4】図1のドアの上部部分を示した部分拡大断面図である。
【図5】本発明の扉の他側部分の動作を示した部分拡大断面図である。
【図6】図1における上枠のー例を示した部分拡大断面図である。
【図7】図1とは異なるドアの構成例を示した正面図である。
【図8】図4とは異なる構成のドアの上部部分を示した部分拡大断面図である。
【図9】従来のドア構成例を示した斜視図である。
【図10】図9とは異なる従来のドア構成例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1,20,30 ドア
2 上枠
3 縦枠
4 ドア枠
5 扉
6 グレビテイヒンジ
7 上枠
8 扉上面部
9 側面板部材
10 扉本体
11,12 切欠部

Claims (1)

  1. 上枠を有するドア枠と、一側に開閉器を具備し、該一側を中心として回転しつつ上方移動して開放し、開放状態から自重により自動的に閉まるように支持された扉とからなるドアにおいて、扉閉鎖状態で、扉が上枠から開放側に出ないように形成すると共に、少なくとも扉上端閉鎖側端部と上枠との間を扉の最大垂直移動幅以上とし、かつ、扉上端開放側端部の上端と上枠の下面との間を余分な間隙が生じないように近接させて形成し、扉上端開放側端部乃至上枠開放側側端部の軸支部付近に切欠部を形成した構成を有するドア。
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