JP2006183416A - ドア施工方法及びドア構造 - Google Patents

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Hideji Mizukoshi
秀治 水越
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Abstract

【課題】
ドア枠を介さず扉体を取付け可能とし、仕切壁等建屋の躯体の工事をドア枠とは無関係に施工可能とし、又仕切壁の完成後充分余裕を持ってドアを取付けることを可能とするドア構造を提供する。
【解決手段】
扉14の一端上部をヒンジ軸19を介して開口部13上縁部に回転自在に支持し、扉の一端下部をヒンジ軸23を介して床11に回転自在に支持し、開口部に扉を取付けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビル、一戸建住宅、マンション等、建屋の出入口に設けられるドアの構造、特に内部の出入口に設けられる内装用ドアの施工方法及び構造に関するものである。
住宅の出入口用開口部、住宅内部を仕切る仕切壁に設けられる通路としての開口部には、開口部を開閉する為のドアが設けられる。
従来、開口部に設けられる一般的なドア構造としては特許文献1に示されるものがあり、図15により略述する。
図15中、1,1は床2と天井3間に掛渡して設けられた間柱であり、該間柱1,1の間に横桟4が設けられている。該横桟4と前記間柱1,1とで形成される開口部5にドアが設けられる。前記間柱1,1と前記横桟4が取付けられた後、前記間柱1と前記横桟4にドア枠7がスペーサ8を介して設けられていた。
前記ドア枠7の取付けが完了すると、前記ドア枠7の周囲を含む仕切壁6の最終的な仕上げが行れていた。又、扉体(図示せず)は、前記ドア枠7の縦枠部7aに蝶番を介して取付けられ、扉体の取付け時期は、前記仕切壁6の最終的な仕上げが終ってからとなっていた。
従来のドア構造では、扉体は前記ドア枠7を介して取付けられる構造となっており、扉体を取付ける為には該ドア枠7は必須の部材であり、又仕切壁の施工をする上でも、前記ドア枠7の取付けが完了しないと、仕切壁の最終的な仕上げができない為、前記仕切壁6の進捗状態に合わせて前記ドア枠7を入手することが要求された。
ところが、前記仕切壁6は施工現場毎に状況が異なっており、例えば該仕切壁6の厚みは施工現場毎に同一とは限らず、更に同一の施工現場でも一部の内壁が防音仕様となっている等、場所によって厚みが異なる場合があり、仕切壁6の開口寸法に合わせて事前に前記ドア枠7を製作しておくことが難しい。従って、最終的な仕切壁状態が明確になった時点で前記ドア枠7が製作され、施工現場に搬入されると言う手順を採っていた。
この為、前記ドア枠7は、短期での製作が余儀なくされ、又該ドア枠7の製作が遅れると施工の遅延を招く虞れがあった。
尚、前記ドア枠7と前記間柱1,1、前記横桟4間の取付け方法については種々提案がなされているが、いずれも前記ドア枠7を施工現場に搬入することが前提となっており、該ドア枠7の短期製作を解消するものではなかった。
特開平3−115690号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、ドア枠を介さず扉体を取付け可能とし、仕切壁等建屋の躯体の工事をドア枠とは無関係に施工可能とし、又仕切壁の完成後充分余裕を持ってドアを取付けることを可能とするドア構造を提供するものである。
本発明は、開口部の施工完了後、開口部上縁部に扉の一端上部を上ヒンジ軸を介して支持させ、扉の一端下部を下ヒンジ軸を介して床に支持させる様にしたドア施工方法に係り、又開口部の施工完了後、開口部上縁部に上縁材を取付け、扉の一端上部を上ヒンジ軸を介して支持させ、扉の一端下部を下ヒンジ軸を介して床に支持させる様にしたドア施工方法に係るものである。
又、本発明は、扉の一端上部をヒンジ軸を介して開口部上縁部に回転自在に支持し、扉の一端下部をヒンジ軸を介して床に回転自在に支持し、開口部に扉を取付けたドア構造に係り、又開口部上縁部に上縁材を取付け、該上縁材に扉の一端上部をヒンジ軸を介して回転自在に支持し、扉の一端下部をヒンジ軸を介して床に回転自在に支持し、開口部に扉を取付けたドア構造に係り、又扉の戸先側に引手が取付けられ、該引手が開口部縦縁に当接する戸当りを具備するドア構造に係り、又戸尻側に開口部縦縁面に当接するシール部材が設けられたドア構造に係り、又前記上縁材に戸当りを設けたドア構造に係り、又戸当りを有する引手を扉の戸先端面に取付け、該引手は前記戸当りが扉の厚み方向に位置調整可能に設けられたドア構造に係り、又扉の戸先側の開口部縦縁に縁部材が設けられたドア構造に係り、更に又扉の戸尻側にヒンジ部材が設けられ、該ヒンジ部材の上端部、下端部にそれぞれヒンジ軸、軸受具のいずれか一方が一体的に設けられたドア構造に係るものである。
本発明によれば、扉の一端上部をヒンジ軸を介して開口部上縁部に回転自在に支持し、扉の一端下部をヒンジ軸を介して床に回転自在に支持し、開口部に扉を取付けたので、縦枠、上枠が不要となり、現場施工作業が大幅に軽減し、又開口部の施工が扉の製作状況に影響されることなく、又扉の製作が開口部の施工の進捗状態に関係なく単独で進行でき、作業性が大幅に改善され、扉枠をなくすことができるので製作コストが低減し、又扉の取付けが開口部の精度に影響されないので、取付け時の調整作業等が軽減される。
又本発明によれば、開口部上縁部に上縁材を取付け、該上縁材に扉の一端上部をヒンジ軸を介して回転自在に支持し、扉の一端下部をヒンジ軸を介して床に回転自在に支持し、開口部に扉を取付けたので、扉の上端部の取付けについては開口部とは独立して作業が行え、現地での扉体の取付けに必要な工事は扉下端部をヒンジ軸で支持させるだけとなり、現地作業が大幅に減少し、作業性が向上する。
又本発明によれば、扉の戸先側に引手が取付けられ、該引手が開口部縦縁に当接する戸当りを具備するので、引手が戸当りと兼用となり、部品点数が減少し、構造が簡略化する。
又本発明によれば、戸尻側に開口部縦縁面に当接するシール部材が設けられたので、開口部にシール性が向上する。
又本発明によれば、前記上縁材に戸当りを設けたので、戸当りの為の開口部の縦縁が必要なくなり、扉を連設することが可能となる。
又本発明によれば、戸当りを有する引手を扉の戸先端面に取付け、該引手は前記戸当りが扉の厚み方向に位置調整可能に設けられたので、開口部縦縁の状態に合わせて適正な位置に戸当りを調整できる。
又本発明によれば、扉の戸先側の開口部縦縁に弾性を有する縁部材が設けられたので、扉閉鎖時の衝突音が軽減され、又指詰め等が防止される。
又本発明によれば、扉の戸尻側にヒンジ部材が設けられ、該ヒンジ部材の上端部、下端部にそれぞれヒンジ軸、軸受具のいずれか一方が一体的に設けられたので、扉の回転軸の芯出しを容易且つ高精度に行え、扉体の取付け施工の作業性が向上する等の優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
図1〜図5中、11は床、12は建屋の躯体の一部である壁、13は該壁12に設けられた開口部を示し、該開口部13に扉14が開閉可能に設けられる。
該開口部13の上縁部に上縁材15が取付けられ、該上縁材15の両端部には凹部16が形成され、該凹部16には前記壁12の内縁部がそれぞれ嵌合し、前記上縁材15の一端部には下面側から金属製の上軸受具17が埋設され、該上軸受具17は軸穴18が形成され、該軸穴18には後述する上回転ヒンジ軸19が回転自在に嵌合する様になっている。
前記上縁材15の下面には螺子止用の座刳り穴21が複数穿設され、該座刳り穴21を貫通する螺子30等の固着具により前記上縁材15が前記開口部13の上縁部に固着される。又、前記座刳り穴21には目隠しキャップ22が嵌装され、該キャップ22により前記座刳り穴21、前記螺子30の頭が隠される様になっている。尚、前記座刳り穴21を穿設する代りに溝を刻設し、該溝は溝カバーで覆う様にしてもよい。
前記上縁材15が上縁部に取付けられた状態で、該上縁材15の一部が前記壁12より水平方向に突出し庇部15aを形成する。該庇部15aは階段形状とされる等適宜な装飾が施される。尚、該庇部15a、前記凹部16については意匠上必要なければ省略し、前記上縁材15を例えば開口部上縁部と同平面形状としてもよい。
前記床11の前記上軸受具17の鉛直下方に、又該上軸受具17と同心に下回転ヒンジ軸23が埋設される。
前記扉14の一方の上端角部には前記上回転ヒンジ軸19が取付けられ、又該上回転ヒンジ軸19の鉛直下方の下端角部には下軸受具24が埋設され、該下軸受具24には前記下回転ヒンジ軸23が回転自在に嵌合する。前記上回転ヒンジ軸19が前記上軸受具17に嵌合し、前記下回転ヒンジ軸23が前記下軸受具24に嵌合した状態で、前記扉14は前記上回転ヒンジ軸19、前記下回転ヒンジ軸23を介して支持され、前記上回転ヒンジ軸19と前記下回転ヒンジ軸23の軸芯20を中心に回転自在となっている。
前記扉14の他方の端部(前記上回転ヒンジ軸19、前記下軸受具24とは反対側の端部(戸先部))には、前記扉14の上下全長に亘って引手25が螺子26等の固着具により固定される。前記引手25は、断面が概略T字状をしており、該引手25はアルミの押出し成形品、或は合成樹脂の一体成形品等が用いられる。尚、該引手25は前記扉14の上下全長でなくとも、一部であっても、或は部分的に複数箇所に設けられてもよい。
前記引手25は、脚部25aが前記螺子26により前記扉14の端面に固着されることで取付けられる。前記脚部25aの取付け面には前記扉14の厚みと同等の溝25bが形成されていることが好ましく、該溝25bに前記扉14の端部が嵌合することで、該扉14に対する前記引手25の位置決めが容易になる。
前記引手25の頭部の一片は前記扉14の端面より外側に向って延出し、前記壁12の縦縁12aに当接する戸当り25cとなっている。又頭部の他片は前記扉14の端面より内側に向って延出して取手部25dとなっており、該取手部25dと前記扉14との間に指が容易に挿入し得る程度の間隙27が形成される。該間隙27が形成されることで、前記取手部25dを持って前記扉14を開閉でき、又前記戸当り25cが前記縦縁12aと当接することで、前記引手25が戸当り及び取手として機能する。又前記取手部25dは取手25の全長でなく、例えば上下部分を除去して一部に形成してもよい。
図示していないが、前記縦縁12aの上端部、下端部に磁性体の金属、例えば鉄片を取付け、前記引手25の戸当り面にマグネットテープを貼設すれば、該マグネットテープと前記鉄片間の吸着力で前記扉14の閉状態が維持される。又、前記扉14の閉時、前記戸当り25cと開口部縦縁とが当接する際の衝撃を緩衝する為に、前記戸当り25c、縦縁のいずれか一方に緩衝材を設けてもよい。
前記扉14の前記軸芯20側の端面は該軸芯20を中心とした円柱面28に形成され、該円柱面28の厚み方向の中心にはシール部材29が設けられ、該シール部材29は前記円柱面28と前記壁12の縁面31間をシールする様になっている。又、前記扉14の他の3端面にもそれぞれシール材を設けてもよく、この場合扉14の気密性を高めることができる。
次に、扉14の施工手順について説明する。
前記開口部13が設けられた後、前記壁12の開口端面処理等を含む最終仕上げをする。例えば、図2中、破線で示す壁紙32を貼り、仕上げを完了する。
前記壁12の最終仕上げ後、該壁12の厚みを採寸する。尚、前記上縁材15の庇部15aのデザインについては、事前に顧客の選定を済ませておく。
前記上縁材15に前記凹部16を形成する。尚、該凹部16の加工は施工現場で完成された壁の厚みに合せて加工してもよいが、壁の厚みが設計寸法より分っている場合は、工場で加工する等して、予め凹部16を形成しておくこともできる。
前記扉14の上角部に前記上回転ヒンジ軸19を取付け、下角部に前記下軸受具24を設ける。前記上縁材15の下面に、前記上回転ヒンジ軸19と対応した位置に前記上軸受具17を取付ける。上記した前記上縁材15の加工、前記扉14への前記上回転ヒンジ軸19、下軸受具24の取付けは、工場での作業となる。
前記上縁材15、前記扉14を現場に搬入し、先ず前記上縁材15を前記開口部13の上縁部に取付ける。前記上縁材15の取付けが完了すると、下げ振り等を用いて前記上軸受具17の鉛直下方位置を求め、前記下回転ヒンジ軸23を前記床11に埋設する。
前記上回転ヒンジ軸19を前記上軸受具17に嵌合し、前記下軸受具24を前記下回転ヒンジ軸23に嵌合して、前記扉14を前記開口部13に取付ける。前記上回転ヒンジ軸19と下回転ヒンジ軸23との位置関係は鉛直線上に設けられるので、前記開口部13の施工精度、即ち該開口部13の縦縁の鉛直仕上げ精度に影響されることなく、前記扉14は正確に取付けられる。
前記扉14の取付け作業は、前記開口部13の該壁12の最終仕上げ完了後となり、該壁12の最終仕上げ作業は、前記扉14の取付けとは切離して行え、該扉14及び前記上縁材15の仕上り状態で、最終仕上げの工期が遅れるということがない。又、前記扉14も前記壁12の仕上げ状態に合わせる必要がないので、余裕を持って製作でき、加工も殆どが工場で行えるので、作業効率がよい。又、前記扉14、前記引手25は上下対称に製作できるので、形状等の変更無しに、右開き、左開きのいずれにも対応が可能である。
尚、前記上軸受具17を直接、前記開口部13の上縁部に埋設することも可能であり、この場合前記上縁材15も省略することができる。
又、施工手順としては、前記上回転ヒンジ軸19や前記下軸受具24の内、両方又は片方は、先に前記上軸受具17や前記下回転ヒンジ軸23に嵌合させ、その後、前記扉14を上軸受具17や下回転ヒンジ軸23に嵌合している前記上回転ヒンジ軸19や前記下軸受具24に取付ける手順としてもよい等、現場の状況に合せて適宜変更が可能である。
又、前記上縁材15を中空構造とし、該上縁材15側に前記上回転ヒンジ軸19を回転可能に設け、前記上縁材15内部にドアクローザを設け、該ドアクローザと前記上回転ヒンジ軸19とを連結し、又前記上軸受具17を前記扉14側に設ける様にし、前記上回転ヒンジ軸19と前記上軸受具17とはスプライン結合等回転が拘束される方法で嵌合することで、前記扉14をドアクローザにより自動的に閉鎖する様にしてもよい。更に、前記ドアクローザの代りに前記上縁材15内部に復帰スプリングを設け、前記上回転ヒンジ軸19を前記扉14の閉方向に付勢して前記扉14がバネ力により、閉鎖する様にしてもよい。
又、前記上軸受具17、前記下回転ヒンジ軸23を前記扉14に取付け、前記上回転ヒンジ軸19を上縁材15に設け、更に前記床11には下軸受具24を設けてもよい。
又、前記上縁材15の形状、特に庇部15aの形状は図6(A)、図6(B)に示される様に、顧客の希望に合わせて変更が可能である。
前記上縁材15に適宜な装飾を施すことで、化粧材としても機能し、又ヒンジ部に作用する荷重が上縁材15を介して開口部の上縁に分散して伝達される為、上縁部分を構成する部材の強度が小さい場合でも実施可能となる。又、ヒンジ部の軸芯20の位置決めを上縁材15が単体の状態で決定できるので、容易に行え作業性も良い。
図7に於いて第2の実施の形態について説明する。
更に、前記引手25についても適宜デザインの変更が可能であり、図7で示される様に、前記扉14の戸先の一部と戸当り25c、取手部25dとが一体に成形されたものであり、前記間隙27は半円柱状の形状となっている。又、前記引手25の材質を木材、或は木粉を圧縮成形したもの、樹脂成形品等とすれば、高級感がでると共に柔らかい雰囲気となって意匠性が向上する。更に又、縦枠が省略できるので、扉14周りの意匠性が向上する。
図8は第3の実施の形態を示し、該第3の実施の形態では、戸当り33を前記上縁材15の下面に設けた場合を示している。尚、前記戸当り33は前記上縁材15に対して別部品としても、或は一体に成形してもよい。この場合、前記上縁材15に戸当り33を設けることで、前記引手25については前記戸当り25cを省略することができ、前記扉14を複数連設することが可能となる。又、一対の扉14を左右対称に設けて観音開きドアとすることもでき、大きな開口部が得られる。
図9は第4の実施の形態を示し、一般的なピボットヒンジ34により前記扉14を支持する場合を示している。
ピボットヒンジ34を用いる場合で、前記壁12の厚みが小さい場合は、前記扉14の取付け位置を前記壁12の厚み中心よりずらしておく。前記扉14の端部の上下側面にピボットヒンジ34を取付け、前記床11及び前記開口部13の上縁下面にはそれぞれ前記ピボットヒンジ34のヒンジ軸34aが嵌合する軸受(図示せず)を設ける。尚、前記壁12の厚みが充分大きい場合は、前記扉14の取付け位置を前記壁12の厚み中心からずらさなくてもよい。
前記ピボットヒンジ34を前記軸受に嵌合させることで、前記扉14が取付けられる。前記ピボットヒンジ34は前記扉14の側面から取付けることになるので、該扉14に対して後付けが可能であり、作業手順の融通性が増す。
図10は第5の実施の形態を示しており、引手25の位置を調整可能としている。
引手25の脚部25aに螺子が貫通する孔(図示せず)が穿設され、該孔は前記扉14の厚み方向に延びる長孔となっている。前記脚部25aにはカバープレート35が重合され、該カバープレート35と前記脚部25aを貫通する螺子26により、前記脚部25aと前記カバープレート35とを共締する。前記脚部25aが前記カバープレート35に覆われることで、前記長孔が隠れ、前記引手25は前記長孔の範囲で位置調整が可能となり、前記壁12の厚みの変化に対して対応が可能となる。前記引手25の調整は前記螺子26を弛めた状態で、戸当り25cが縦縁12aに適正な位置で当接する様に、前記引手25の位置を調節し、位置が決ったら、前記螺子26を最終的に締込む。
図11は第6の実施の形態を示している。
前記壁12の戸先側の縦縁12aにゴム等の弾性部材、或は緩衝部材からなる縁部材36を設けたものである。前記壁紙32により前記縁部材36は覆われ、外見上は普通の壁縁と同じに見える様に仕上げられている。尚、前記縁部材36は露出する様縦縁12aに後付けされてもよい。
前記縦縁12aに前記縁部材36を設けることで、前記扉14の閉鎖時の衝突音を軽減できる。又、前記縁部材36を軟質弾性材とすることで、戸当り25cと前記縁部材36間に指等を挾んだ場合に、前記縁部材36が変形して怪我が防止できる。又、前記扉14の戸先側に緩衝部材を設けてもよく、更に前記縦縁12aに前記縁部材36を設けると共に前記扉14の戸先側にも緩衝部材を設けてもよい。
図12は第7の実施の形態を示しており、前記上回転ヒンジ軸19と前記下軸受具24とを一体化した場合を示している。前記扉14はヒンジ部材38を介して回転自在に設けられる様になっている。
前記ヒンジ部材38は前記扉14の戸尻部を形成する本体部39と、該本体部39の上端に形成された上回転ヒンジ軸19と、前記本体部39の下端に設けられた下軸受具24とを有している。前記本体部39には円柱面28が形成され、該円柱面28にはシール部材29(図3参照)が設けられ、前記ヒンジ部材38はユニット部品となっている。該ヒンジ部材38は、前記扉14の戸尻側端面に螺子等の所要の固着具41で固着される。
前記上回転ヒンジ軸19、前記下軸受具24の前記扉14への取付けは、前記ヒンジ部材38を前記扉14に取付けることで完了し、前記扉14に対して前記上回転ヒンジ軸19、前記下軸受具24の位置決めも同時に完了する。
前記ヒンジ部材38は前記扉14に対して上下逆に取付けることも可能であり、又該扉14の左右いずれの端面にも取付が可能である。従って、該扉14の開閉方向に左右されることなく、該扉14の取付けが可能である。尚、前記ヒンジ部材38は、一体成形で製作しても、機械加工で製作してもいずれでもよい。
前記扉14の取付け手順としては、先ず扉14に前記ヒンジ部材38を取付け、前記ヒンジ部材38の前記上回転ヒンジ軸19を前記上軸受具17(図5参照)に嵌合させ、前記下軸受具24を前記下回転ヒンジ軸23に嵌合させる様にしてもよく、或は先ず前記ヒンジ部材38を前記開口部13に取付け、その後前記扉14を前記ヒンジ部材38に取付ける様にしてもよい。
いずれの方法で施工しても、前記扉14にはヒンジ部材38取付けの為の加工をする必要がなく、又前記上回転ヒンジ軸19、前記下回転ヒンジ軸23は前記扉14に対して位置決めをする必要がなく、前記上回転ヒンジ軸19と前記下軸受具24との芯出しはヒンジ部材38の製作時に行えるので、精度が高く、又前記扉14の取付け施工の作業性が向上する。
図13、図14は第8の実施の形態を示しており、前記上回転ヒンジ軸19と前記下軸受具24とを一体化したヒンジ部材42を介して回転自在に設けられる様になっている。
該ヒンジ部材42は、本体部43と、該本体部43により一体化された上回転ヒンジ軸19、下軸受具24とを具備している。
又、前記本体部43は水平方向に延びる上辺部43a、下辺部43b、及び垂直部43cによってコの字状に形成されており、前記本体部43は前記扉14の上面、戸尻側端面、下面に掛渡って嵌合する様になっている。又、前記扉14の戸尻側下端部には前記下軸受具24が干渉しない様に逃げ部44が形成されている。
前記上回転ヒンジ軸19、前記下軸受具24の前記扉14への取付けは、前記本体部43を前記扉14の戸尻側端部に嵌合し、前記垂直部43c、上辺部43a、下辺部43bをそれぞれ螺子等の固着具41により、前記扉14に取付けることで完了する。本実施の形態に於いても、前記本体部43を前記扉14に取付けることで、該扉14に対して前記上回転ヒンジ軸19、前記下軸受具24の位置決めも同時に完了する。
尚、本実施の形態に於いて、前記本体部43に前記上回転ヒンジ軸19、及び前記下回転ヒンジ軸23を取付ける構成とすれば、前記扉14に前記逃げ部44等の追加加工をすることなく、前記ヒンジ部材42は前記扉14に対して上下逆に取付けることも可能であり、又該扉14の左右いずれの端面にも取付けが可能である。従って、扉14の開閉方向に左右されることなく、該扉14の取付けが可能となる。更に、前記上回転ヒンジ軸19と前記下軸受具24との芯出しは前記ヒンジ部材42の製作時に行えるので、高精度に加工できる。
尚、前記上縁材15、特に庇部15aの形状等は種々変更が可能であり、例えば該庇部15aに蛍光灯等の照明器具を埋設し、開口部を照明する様にしてもよい。
又、扉14に錠や、ノブを設けることも可能であり、この場合、ラッチ受けを前記開口部13の上縁、縦縁、或は上縁材15に設けることができる。
更に、前記開口部13の縦縁に保護材や戸当り材を設けてもよく、又前記上縁材15が設けられない場合は、開口部13の上縁に戸当りを設けてもよい。前記扉14を前記上回転ヒンジ軸19を介して前記上縁で支持し、前記扉14の上端と前記上縁間に間隙を形成し、該間隙に保護材を兼ねた飾り材を設け、該飾り材に庇等を形成してもよい。
本発明の第1の実施の形態を示す正面図である。 図1のA−A矢視図である。 図1のB−B矢視図である。 図2のC−C矢視図である。 本発明の第1実施の形態に於ける上ヒンジ、下ヒンジ部分を示す説明図である。 (A)(B)はそれぞれ上縁材の他の形状の一例を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す平断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す上部側面図である。 本発明の第4の実施の形態を示す平断面図である。 本発明の第5の実施の形態を示す平断面図である。 本発明の第6の実施の形態を示す平断面図である。 本発明の第7の実施の形態を示す斜視図である。 本発明の第8の実施の形態を示す斜視図である。 本発明の第8の実施の形態を示す分解斜視図である。 従来例を示す説明図である。
符号の説明
11 床
12 壁
13 開口部
14 扉
15 上縁材
17 上軸受具
19 上回転ヒンジ軸
20 軸芯
23 下回転ヒンジ軸
24 下軸受具
25 引手
25c 戸当り
25d 取手部
29 シール部材
33 戸当り
35 カバープレート
36 縁部材
38 ヒンジ部材
39 本体部
42 ヒンジ部材
43 本体部
44 逃げ部

Claims (10)

  1. 開口部の施工完了後、開口部上縁部に扉の一端上部を上ヒンジ軸を介して支持させ、扉の一端下部を下ヒンジ軸を介して床に支持させる様にしたことを特徴とするドア施工方法。
  2. 開口部の施工完了後、開口部上縁部に上縁材を取付け、扉の一端上部を上ヒンジ軸を介して支持させ、扉の一端下部を下ヒンジ軸を介して床に支持させる様にしたことを特徴とするドア施工方法。
  3. 扉の一端上部をヒンジ軸を介して開口部上縁部に回転自在に支持し、扉の一端下部をヒンジ軸を介して床に回転自在に支持し、開口部に扉を取付けたことを特徴とするドア構造。
  4. 開口部上縁部に上縁材を取付け、該上縁材に扉の一端上部をヒンジ軸を介して回転自在に支持し、扉の一端下部をヒンジ軸を介して床に回転自在に支持し、開口部に扉を取付けたことを特徴とするドア構造。
  5. 扉の戸先側に引手が取付けられ、該引手が開口部縦縁に当接する戸当りを具備する請求項3又は請求項4のドア構造。
  6. 戸尻側に開口部縦縁面に当接するシール部材が設けられた請求項3又は請求項4のドア構造。
  7. 前記上縁材に戸当りを設けた請求項4のドア構造。
  8. 戸当りを有する引手を扉の戸先端面に取付け、該引手は前記戸当りが扉の厚み方向に位置調整可能に設けられた請求項3又は請求項4のドア構造。
  9. 扉の戸先側の開口部縦縁に縁部材が設けられた請求項3又は請求項4のドア構造。
  10. 扉の戸尻側にヒンジ部材が設けられ、該ヒンジ部材の上端部、下端部にそれぞれヒンジ軸、軸受具のいずれか一方が一体的に設けられた請求項3又は請求項4のドア構造。
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