JP2527475B2 - ヒンジ - Google Patents

ヒンジ

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JP2527475B2
JP2527475B2 JP1105687A JP10568789A JP2527475B2 JP 2527475 B2 JP2527475 B2 JP 2527475B2 JP 1105687 A JP1105687 A JP 1105687A JP 10568789 A JP10568789 A JP 10568789A JP 2527475 B2 JP2527475 B2 JP 2527475B2
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浩明 遠山
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株式会社ムラコシ精工
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、家具や冷蔵庫等の扉を開閉自在に取付ける
ヒンジに関するものである。
(従来の技術) 一般に、家具や冷蔵庫等の扉に用いるヒンジは、家具
や冷蔵庫等の本体側に取付けられる固定体と家具や冷蔵
庫等の扉側に取付けられる回動体とを軸にて直接的に連
結した軸連結方式と、本体側の固定体と扉側の回動体と
をリンクを介して軸着連結したリンク連結方式とがあ
る。
このうち、軸連結方式は、構造が比較的に簡単で、強
度の点でも有利であるが、扉を開けた場合に、扉のヒン
ジ側の一側部が本体の一側方に突出するため、本体のヒ
ンジ側の一側部を壁や他の家具の側部に接近させること
ができないという問題がある。
また、リンク連結方式は、構造が比較的に複雑で、し
かも、リンクの長さだけ荷重のモーメントが増すため、
軸連結方式に比べて、強度の点で不利であるが、2つの
リンクを平行的に用いることによって、扉を開けた場合
に、扉のヒンジ側の一側部を本体の一側方に突出させな
いようにして、本体のヒンジ側の一側部を壁や他の家具
の側部に接近させることも可能である。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、軸連結方式のヒンジは、リンク連結
方式のヒンジに比べて、構造が比較的に簡単で、強度の
点でも有利であるが、扉を開けた場合に、扉のヒンジ側
の一側部が本体の一側方に突出するため、本体のヒンジ
側の一側部を壁や他の家具の側部に接近させることがで
きないという問題がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、軸
連結方式のヒンジにおいて、扉を開けた場合に、扉のヒ
ンジ側の一側部を本体の一側方に突出させないようにす
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明のヒンジは、固定部材1の一端部に取付けられ
る固定体6と、この固定体6に支軸9を介して回動自在
に連結され上記固定部材1の前面を開閉する回動部材2
の一端部に取付けられる回動体8とを有し、上記固定部
材1の一端部に上記回動部材2の一端部を開閉自在に支
持するヒンジ3に関するものであって、上記固定体6
は、上記固定部材1に取付ける取付板部11及びこの取付
板部11に突設された水平状の連結板部12を有し、この連
結板部12にこの連結板12の外端部から上記取付板部11に
向かって上記支軸9を移動自在に挿通支持するガイド長
孔13を形成するとともに、このガイド長孔13の内側近傍
に位置して上記連結板部12に固定軸18を突設し、上記回
動体8は、上記回動部材2に取付ける取付板部15を有
し、この取付板部15に上記ガイド長孔13内に挿通した上
記支軸9を固定し、この支軸9から離間して上記取付板
部15に可動軸17を突設し、上記連結板部12の固定軸18と
上記取付板部15の可動軸17とをリンク19にて回動自在に
連結したものである。
(作用) 本発明のヒンジ3では、固定体6に対して回動体8を
支軸9を中心に開閉回動すると、固定体6の連結板部12
に突設した固定軸18と回動体8の取付板部15に突設した
可動軸17との間に連結したリンク19、及び、回動体8の
可動軸17と支軸9との間に仮想されるリンクの屈伸作用
によって、支軸9が連結板部12に形成されたガイド長孔
13に沿って進退移動される。
そして、上記支軸9がガイド長孔13の外端部に当接す
ることにより、回動体8を有する回動部材2は固定体6
を有する固定部材1の前面を閉じるとともに、上記支軸
9がガイド長孔13の内端部に当接することにより、回動
体8を有する回動部材2は固定体6を有する固定部材1
の前面を開けるようになる。
(実施例) 本発明のヒンジの一実施例を第1図ないし第5図を参
照して説明する。
図において、1は固定部材としての冷蔵庫の本体、2
は回動部材としての冷蔵庫の扉、3は扉2の右側上端面
と本体1の右側前面の間及び扉2の右側下端面と本体1
の右側前面の間に対称的に設けられた2つのヒンジのう
ちの一方の扉2と右側上端面と本体1の右側前面の間に
設けられたヒンジ、4は冷蔵庫に隣接した他の家具であ
り、扉2の本体1に対する内面の周辺部には図示しない
パッキンが無端状に取付けられている。
上記ヒンジ3は、上記本体1の右側前面部に2つのね
じ5で取付けられた固定体6と、上記扉2の右側上端面
に3つのねじ7で取付けられた回動体8とを有し、この
固定体6に回動体8が上下方向の支軸9により左右方向
に回動自在に連結されている。
そして、上記固定体6は、上記冷蔵庫の本体1の前面
部に取付ける取付板部11を有し、この取付板部11の右側
下部から前方に向かって連結板部12が水平状に折曲して
突設されている。また、この連結板部12の前部には右側
の外端部から上記取付板部11に向かって上記支軸9を移
動自在に挿通支持するガイド長孔13が弧状に形成されて
いるとともに、このガイド長孔13の内周部及びその開口
縁部に上記支軸9滑りをよくするための摺接部材14が嵌
着されている。さらに、上記ガイド長孔13の内側近傍に
位置して上記連結板部12の左側の内側部には上下方向の
固定軸18が下方に向かって突設されている。
また、上記回動体8は、上記扉2の右側上端面に取付
ける平板状の取付板部15を有し、この取付板部15は上記
固定体6の連結板部12の下側部に対向して配設されるも
ので、この取付板部15の右側の外端部には上記ガイド長
孔13内に移動自在に挿通した上記支軸9が一体に立設固
定され、この支軸9の上端部には上記摺接部材14の上縁
部に沿って摺動する抜け止め用の大径頭部9aが一体に突
設されている。また、上記取付板部15には上記支軸9か
ら左側に離間して左右方向の略中間部に位置して上下方
向の可動軸17が上方に向かって一体に突設されている。
さらに、上記取付板部15の可動軸17にはリンク19の一
端部が回動自在に連結されているとともに、このリンク
19の他端部が上記連結板部12の固定軸18に回動自在に連
結されている。なお、上記固定体6の連結板部12と上記
回動体8の取付板部15との間には上記支軸9を挿通した
プラスチック製のワッシャ22が介在され、また、回動体
8の取付板部15と上記リンク19の間には上記可動軸17を
挿通したプラスチック製のワッシャ23が介在され、さら
に、このリンク19と上記固定体6の連結板部12との間に
上記固定軸18を挿通したプラスチック製のワッシャ24が
介在されている。
つぎに、この実施例のヒンジ3は、上述した構成によ
り、回動体8を支軸9を中心に左右方向に開閉回動する
と、固定体6の連結板部12に突設した固定軸18と回動体
8の取付板部15に突設した可動軸17との間のリンク19、
及び、この回動体8の可動軸17と支軸9との間に仮想さ
れるリンクが、回動体8の回動にともなって強制的に屈
伸されるようになり、この屈伸作用によって支軸9が固
定体6の連結板部12に形成されたガイド長孔13に沿って
左右方向に移動される。
そして、第2図に示すように、冷蔵庫の扉2を左方に
向かって閉回動して、冷蔵庫の本体1の前面に扉2を閉
じた状態では、ヒンジ3の回動体8も扉2と同方向に回
動して、支軸9がガイド長孔13内の右側端部に移動され
る。また、逆に、第4図及び第5図に示すように、冷蔵
庫の扉2を右方に向かって回動して、冷蔵庫の本体1の
前面から扉2を開いた状態では、ヒンジ3の回動体8も
扉2と同方向に回動して、支軸9がガイド長孔13内の左
側端部に移動される。
したがって、扉2を閉じた第2図に示す状態から扉2
を開く際には、扉2のヒンジ3側の右側部が左方に移動
することになるので、扉2を開いても、扉2が本体1の
右側方に大きく突出することがなく、右側の隣接した他
の家具4が扉2の開閉の障害になり難く、このため、本
体1のヒンジ3側の右側部を他の家具4の側部に接近さ
せることができる。
また、このヒンジ3は、この実施例の冷蔵庫の扉2以
外に、一般的な家具等にも適用することができるが、と
くに、支軸9による軸連結方式のため、リンク連結方式
のヒンジに比べて、構造が比較的に簡単で、強度の点で
有利であるため、この実施例の冷蔵庫の扉2のように、
内面に物入れ等が設けられて大きい荷重が加わるものに
最適である。
(発明の効果) 上述したように、本発明によれば、ヒンジの回動体を
支軸を中心に回動すると、固定体の連結板部に突設した
固定軸と回動体の取付板部に突設した可動軸との間のリ
ンク、及び、この回動体の取付板部に突設した可動軸と
支軸との間に仮想されるリンクの屈伸によって、支軸が
固定体の連結板部に形成したガイド長孔に沿って移動す
るので、この回動体に取付けた回動部材の開閉に際し
て、この回動部材のヒンジ側の側部を、固定体を取付け
た固定部材の外側部に大きく突出させないようにするこ
とができ、このため、固定部材を隣接した壁や他の家具
等に接近させて整然と設置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のヒンジの一実施例の分解斜視図、第2
図はその平面図、第3図はその正面図、第4図はその異
なる状態の平面図、第5図はそのさらに異なる状態の平
面図である。 1……固定部材としての冷蔵庫の本体、2……回動部材
としての冷蔵庫の扉、3……ヒンジ、6……固定体、8
……回動体、9……支軸、11……取付板部、12……連結
板部、13……ガイド長孔、17……可動軸、18……固定
軸、19……リンク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部材の一端部に取付けられる固定体
    と、この固定体に支軸を介して回動自在に連結され上記
    固定部材の前面を開閉する回動部材の一端部に取付けら
    れる回動体とを有し、上記固定部材の一端部に上記回動
    部材の一端部を開閉自在に支持するヒンジであって、 上記固定体は、上記固定部材に取付ける取付板部及びこ
    の取付板部に突設された水平状の連結板部を有し、この
    連結板部にこの連結板部の外端部から上記取付板部に向
    かって上記支軸を移動自在に挿通支持するガイド長孔を
    形成するとともに、このガイド長孔の内側近傍に位置し
    て上記連結板部に固定軸を突設し、 上記回動体は、上記回動部材に取付ける取付板部を有
    し、この取付板部に上記ガイド長孔内に挿通した上記支
    軸を固定し、この支軸から離間して上記取付板部に可動
    軸を突設し、 上記連結板部の固定軸と上記取付板部の可動軸とをリン
    クにして回動自在に連結した ことを特徴とするヒンジ。
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