JP7019382B2 - 昇降装置 - Google Patents
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Description
昇降部と、
ベース部と、
前記昇降部と前記ベース部との間にX状に配置されたXリンクが平行に配置された少なくとも2つ以上のリンク部と、
それぞれの前記リンク部の前記Xリンクを水平方向にスライド可能に支持する支持部を構成するスライド孔を有する少なくとも2つの中央支持部材と、
2つの前記中央支持部材間に水平に配置され、中央から対向する位置に正ねじと逆ねじが螺刻された水平シャフトと、
前記水平シャフトに設けられたナット部材と、
前記ナット部材と前記Xリンクの支持部近傍との間に架設された水平リンク棒と、
を備え、
前記水平リンク棒の長さと、前記Xリンクの交差部と支持部の長さとが略同一の長さに形成されていることを特徴とする。
前記支持部は、前記Xリンクの端部近傍に形成されていることを特徴とするものであってもよい。
前記Xリンクが上下に2段以上配置されていることを特徴とするものであってもよい。
次に、本発明にかかる昇降装置100の第1実施形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。図1は第1実施形態にかかる昇降装置100の一部分解斜視図である。
第2実施形態にかかる昇降装置100が図3に示されている。第2実施形態にかかる昇降装置100は、第1実施形態にかかる昇降装置100は、Xリンク32が上下に2段形成されていたが、1段のみ有している。すなわち、右側のXリンク32は、2本のリンク棒31により1つのXリンク32のみが設けられている。また、第2実施形態においては、第1実施形態における昇降部20と中央支持部材35が一体に形成された昇降部一体型中央支持部材39が設けられている。Xリンク32は、ベース部10と昇降部一体型中央支持部材39との間に設けられており、Xリンク32を構成するリンク棒31f、リンク棒31gのうち、一方のリンク棒31fは下方側端部がベース部10の後方に回転自在に軸支されており、上方側端部が昇降部一体型中央支持部材39の前方側に形成された水平方向のスライド孔35aにスライド可能に支持されており、他方のリンク棒31gは、下方側端部がベース部10の前方に形成されたスライド孔13にスライド自在に支持されており、上方側端部が昇降部一体型中央支持部材39の後方側に形成された水平方向のスライド孔35aにスライド可能に支持されている。本実施形態においては、このリンク棒31の上方側端部が支持部となる。
以下、本実施形態にかかる昇降装置100の動作について詳細に説明する。例えば、実施例1では、第2実施形態のように、Xリンクが1段のタイプであって、Xリンク32のリンク棒31の長さを300mm、水平リンク棒の長さを150mmとしてある。また水平シャフト41の台形ねじが、時計周りに回転させた場合に、ナット部材43が中央に向かうように、それぞれ螺刻されている。
T=(W/α)×[{cos(θ2)×sin(θ1)}/{sin(θ2)×cos(θ1)}]
θ1及びθ2の角度が昇降時に一致することになる。そのため上記式の大括弧[ ]内は、常に1となり、所要トルクは一定となる。かかる条件においては、負荷が一定であるので、駆動モータに対しての減速比を大きくとる必要がなくなる。そこで、1:4の減速機により、高速トルク0.4N・m、無負荷回転数3000rpmのDCモータで、リンク初期角度θ1=10°で駆動したデータのグラフを図6に示す。図6の左側のグラフは、作動時間(sec)に対するリフト上昇量(mm)を表すグラフであり、右側のグラフは、作動中の作動時間(sec)に対する電動モータの回転数(rpm)を表すグラフである。かかるデータによれば、リフト上昇量は、上昇中のどの位置においても一定の速度を保ち、モータ回転数も一定であることがわかる。本条件では、300mmのリフト高さに到達するのに、6秒かかった。
一方、図7に示すような単純なXリンク式のジャッキ200の場合、負荷をW、リンク角度θ3、台形ねじのトルクからナットの推進力の変換係数をαとすると、台形ねじの所要トルクTは、
T=(W/α)×cos(θ3)/sin(θ3)
となる。上式からわかるとおり、リンク角度θ3が小さい場合は所要トルクは非常に大きくなり、ねじの回転に伴う上昇量はリンク角度が小さいほど大きくなる。リンク長さ300mm、リンク初期角度10°のジャッキを実施例と同様の電動モータを使用して、減速比1:12の減速機を用いて駆動させた場合のシミュレーション結果を図8に示す。図8の左側のグラフは、作動時間(sec)に対するリフト上昇量(mm)を表すグラフであり、右側のグラフは、作動中の作動時間(sec)に対する電動モータの回転数(rpm)を表すグラフである。かかる結果によれば、ジャッキの上昇に伴い、所要トルクが低減されることで、電動モータの回転数が上昇していることがわかる。逆にいうと、初期の所要トルクが大きい領域で動作できるよう減速機を設定する必要があるので、所要トルクが低くなると、モータの低負荷、高回転領域で動作せざるを得ないので、電動モータの性能を無駄にすることになる。
実施例2として、第1実施形態と同様の2段式のXリンク型の昇降装置100において、Xリンクのリンク棒31の長さ520mm、水平リンク棒42の長さは228mm、初期角度は、θ1が5.5°、θ2が5.1°に構成された昇降装置を使用し、高速トルク0.76N・m、無負荷回転数4000rpmのDCモータで、減速比1:8で駆動した。結果を図9に示す。図9の左側のグラフは、作動時間(sec)に対するリフト上昇量(mm)を表すグラフであり、右側のグラフは、作動中の作動時間(sec)に対する電動モータの回転数(rpm)を表すグラフである。実施例2にかかる昇降装置100は、レイアウトの制約上、リンク長さは完全に2:1ではなく初期角度も同じではないが、θ1とθ2が近い値で推移するので、所要トルクに大きな変動はなく、モータ回転数は、ほぼ一定の値で動作することがわかる。
Claims (3)
- 昇降部と、
ベース部と、
前記昇降部と前記ベース部との間にX状に配置され、支持部を有するXリンクが平行に配置された少なくとも2つ以上のリンク部と、
それぞれの前記リンク部の前記Xリンクの支持部を水平方向にスライド可能に構成するスライド孔を有する少なくとも2つの中央支持部材と、
2つの前記中央支持部材間に水平に配置され、中央から対向する位置に正ねじと逆ねじが螺刻された水平シャフトと、
前記水平シャフトに設けられたナット部材と、
前記ナット部材と前記Xリンクの支持部近傍との間に架設された水平リンク棒と、
を備え、
前記水平リンク棒の長さと、前記Xリンクの交差部と支持部の長さとが略同一の長さに形成されていることを特徴とする昇降装置。 - 前記支持部は、前記Xリンクの端部近傍に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
- 前記Xリンクが上下に2段以上配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の昇降装置。
Priority Applications (1)
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JP2017218359A JP7019382B2 (ja) | 2017-11-13 | 2017-11-13 | 昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017218359A JP7019382B2 (ja) | 2017-11-13 | 2017-11-13 | 昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019089617A JP2019089617A (ja) | 2019-06-13 |
JP7019382B2 true JP7019382B2 (ja) | 2022-02-15 |
Family
ID=66835780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017218359A Active JP7019382B2 (ja) | 2017-11-13 | 2017-11-13 | 昇降装置 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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2017
- 2017-11-13 JP JP2017218359A patent/JP7019382B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002101972A (ja) | 2000-09-28 | 2002-04-09 | Inax Corp | 昇降キャビネット |
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JP2014114163A (ja) | 2012-11-13 | 2014-06-26 | Agri-Light Lab Inc | 昇降装置と昇降システムとそれを用いた植物栽培システム |
Also Published As
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---|---|
JP2019089617A (ja) | 2019-06-13 |
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