JP6329336B2 - Xリンク式昇降機構 - Google Patents

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Description

本発明は、病院用、在宅介護用、施設用、一般用等のベッドや診察台、あるいはテーブルリフト等に用いるXリンク式昇降機構に関するものである。
例えばベッドやテーブルリフトにおいて、昇降フレームを基部フレームに対して昇降させるための機構としては、平行リンク機構を用いた平行リンク式昇降機構やXリンク機構を用いたXリンク式昇降機構が多く用いられており、本発明は、後者の昇降機構に関するものである。
Xリンク式昇降機構の従来例として、例えば特許文献1や特許文献2では、Xリンク機構を構成する第1リンクと第2リンクの一端を夫々基部フレームと昇降フレームに回動可能に固定すると共に、他端に設けた移動部材を夫々昇降フレームと基部フレームに設けた案内部材に係合させた構成において、第2リンクの他端側に連結した作動リンクの先端に設けた移動部材を、第1リンクの他端側に設けた案内部材に係合し、第1リンクの一端側と移動部材間に直動アクチュエータを設けている。このためこの昇降機構において、昇降フレームは直動アクチュエータの短縮方向、即ち、引張方向の動作において上昇する。
また、他の従来例として特許文献3では、特許文献1、2と同様な構成において、第2リンクの他端側に駆動軸を設け、駆動軸に設けた押上腕の先端の移動部材を第1リンクの他端側に設けた案内部材に係合すると共に、上記駆動軸に設けた駆動腕と第2リンクの一端側との間に直動アクチュエータを設けている。このためこの昇降機構において、昇降フレームは直動アクチュエータの伸長方向の動作において上昇する。
このように従来のXリンク式昇降機構では、直動アクチュエータは、第1リンクと第2リンクの連結部を越えて、リンクの一端側と他端側間に設けられている。
以上のような従来のXリンク式昇降機構では以下に示すような欠点があった。
1.直動アクチュエータは、第1リンクと第2リンクの連結部を越えて、リンクの一端側と他端側間に設けられているので、昇降フレームを下降させた状態において、直動アクチュエータや押上腕等の昇降駆動用の要素が、フレーム内の広い面積を占有してしまうため、他の機能の機構要素を配置することが困難である。特に、最も下降させた状態での昇降フレームをできるだけ低位置にすることと、長ストローク化、即ち、最も上昇させた状態での昇降フレームをできるだけ高位置にすることの両立を図って、昇降駆動用の要素を大型化した場合には、困難性がより顕著となる。
2.直動アクチュエータの引張方向の動作において昇降フレームを上昇させるようにした構成では、仮に直動アクチュエータが破損した場合には、昇降フレームが落下してしまうため危険である。
そこで、このような欠点を解消するために、本発明者等は、先に特許文献4に示されるようなXリンク式昇降機構を提案した。
このXリンク式昇降機構は、図18、図19に示されるように、交差させ、回動可能に連結した第1リンク103と第2リンク104を平行に並置し、結合して構成したXリンクXを、基部フレーム101と昇降フレーム102間に配置し、第1リンク103と第2リンク104の一端部を、夫々基部フレーム101と昇降フレーム102の一端側に回動可能に固定すると共に、第1リンク103と第2リンク104の他端部には移動部材としてのローラー107、108を設けて、これらのローラー107、108を案内支持する案内部材109、110を、夫々昇降フレーム102と基部フレーム101の他端側に設けた構成である。そして、前記第2リンク104の他端側には、前記並置方向に平行な回動軸Oの回りに回動可能な駆動部材としての駆動軸111を設け、この駆動部材111には前記回動軸Oから第1リンク103の他端側方向に押上腕112を突出すると共に、第1リンク103の一端側方向に駆動113を突出させている。押上腕112の先端部を押上部として、そこに押上用ローラー114を設けると共に、この押上用ローラー114を案内支持する案内経路115を形成した案内部材116を設けた構成である。そして第1リンク103の他端側と駆動腕113の先端間に直動アクチュエータ117を連結している。
このようなXリンク式昇降機構では、押上部と駆動部を設けた駆動部材と、直動アクチュエータから成る昇降駆動用の要素を、いずれも第1リンクと第2リンクの他端側に構成しているので、昇降フレームは片持ち梁的な支持形態で支持され、第1リンクと第2リンクの一端側に昇降駆動用の要素が占有しないスペースを構成することができ、このスペースに他の機能の機構要素を配置する等、レイアウトの自由度が高い。
特開平8−217392号公報 特開2002−320651号公報 特開2005−348983号公報 特開2009−207642号公報
しかしながら以上のようなXリンク式昇降機構では、直動アクチュエータにより駆動され、Xリンクを介して昇降フレームを昇降させる駆動部材は、Xリンクと共に移動するため、機構要素の相対位置関係が動作範囲に渡って大きく変化する。このため、直動アクチュエータの所要軸力や、昇降フレームの昇降速度を、動作範囲に渡って所望の値とするように設計するのが困難である。
例えば上述した特許文献1−3では、駆動軸に設けた押上腕の先端の移動部材が係合して移動する案内部材は、いずれもリンクに沿った単なる直線状に形成されているため、直動アクチュエータの所要軸力や昇降フレームの昇降速度は動作範囲に渡って大きく変化する。
上述した特許文献4においては、案内部材116の案内経路115は、第1リンク103を水平に配置したと仮定した場合に、他端部寄りの個所119が上方に凸の山形状に形成することにより直動アクチュエータに加わる荷重を平均化して、過大な荷重を防ぐことを図っているが、必ずしも十分ではない。
即ち、特許文献4のXリンク式昇降機構において、直動アクチュエータを短縮状態から伸長させてXリンクにより昇降フレームを上昇させ、また逆動作により昇降フレームを下降させる際に直動アクチュエータに加わる軸力を、その動作範囲に渡って測定すると、図17中の一点鎖線に示すようになる。即ち、このXリンク式昇降機構において、直動アクチュエータに加わる軸力は、山形状の案内経路により動作範囲の中間では平均化が図られているが、昇降フレームの昇降動作範囲、そしてそれに対応する直動アクチュエータの伸縮動作範囲の両端側で軸力が大きく変動して大きくなり、最大軸力は最小軸力の約1.3倍にも達している。
このように直動アクチュエータに加わる軸力が動作範囲内において変動する場合、直動アクチュエータの定格は最大軸力に対応して設定しなければならないので、直動アクチュエータが大型化したり、定格に対する余裕度が低下する等の問題点がある。
以上のような課題に鑑み、本発明は、まず、直動アクチュエータの所要軸力や昇降フレームの昇降速度を動作範囲に渡って所望の値に設定することを可能とするXリンク式昇降機構を提供することを目的とするものである。
また本発明では、上記設定の一形態として、直動アクチュエータの所要軸力と昇降フレームの昇降速度を、動作範囲に渡って均一化することができるXリンク式昇降機構を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、本発明では、交差させ、回動可能に連結した第1リンクと第2リンクを平行に並置し、結合して構成したXリンクを、基部フレームと昇降フレーム間に配置し、前記第1リンクと前記第2リンクの一端部を、夫々前記基部フレームと前記昇降フレームの一端側に回動可能に固定すると共に、前記第1リンクと前記第2リンクの他端部には移動部材を設けて、これらの移動部材を案内支持する案内部材を、夫々前記昇降フレームと前記基部フレームの他端側に設けた構成のXリンク式昇降機構において、前記第2リンクの他端側には、前記並置方向に平行な回動軸の回りに回動可能な駆動部材を設け、この駆動部材には前記回動軸から前記第1リンクの他端側方向に突出した位置に押上部を設けると共に、前記第1リンクの一端側方向に突出した位置に駆動部を設けて、前記第1リンクの他端側と前記駆動部間に直動アクチュエータを連結し、また前記押上部に押上用ローラーを設けると共に、前記第1リンクの他端側に、その長さ方向に沿って前記押上用ローラーを案内支持する案内経路を形成した案内部材を設け、前記案内部材は、前記昇降フレームの昇降動作範囲と、それに対応する前記直動アクチュエータの伸縮動作範囲において、直動アクチュエータの伸縮量に対する前記昇降フレームの昇降量の割合が前記動作範囲に渡って設定され、設定された前記割合に対応する、昇降フレームと直動アクチュエータ及びXリンクの相対位置関係が満たされた状態で、前記直動アクチュエータの伸縮動作により前記押上用ローラーが前記第1リンクの他端側に沿って移動する軌跡に沿って前記案内経路が形成されているXリンク式昇降機構を提案する。
また本発明では、前記構成において、直動アクチュエータの伸縮動作範囲に対応する全伸縮量を等分すると共に、昇降フレームの昇降動作範囲に対応する全昇降量は、上記等分した数と同数で分割するものとし、この際、前記昇降フレームの分割された各位置における昇降量を設定することにより、前記直動アクチュエータの伸縮量に対する前記昇降フレームの昇降量の割合を前記動作範囲に渡って設定して、夫々の動作範囲内の分割された各位置における前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの位置を対応させ、前記動作範囲に渡って対応させた前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの各位置における、第1リンクの他端側に対する押上用ローラーの相対位置を求め、この相対位置の軌跡に対応して前記案内部材の前記案内経路が形成されているXリンク式昇降機構を提案する。
また本発明では、前記構成において、昇降フレームの昇降動作範囲に対応する全昇降量を等分すると共に、直動アクチュエータの伸縮動作範囲に対応する全伸縮量は、上記等分した数と同数で分割するものとし、この際、前記直動アクチュエータの分割された各位置における伸縮量を設定することにより、前記直動アクチュエータの伸縮量に対する前記昇降フレームの昇降量の割合を前記動作範囲に渡って設定して、夫々の動作範囲内の分割された各位置における前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの位置を対応させ、前記動作範囲に渡って対応させた前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの各位置における、第1リンクの他端側に対する押上用ローラーの相対位置を求め、この相対位置の軌跡に対応して前記案内部材の前記案内経路が形成されているXリンク式昇降機構を提案する。
また本発明では、前記構成において、直動アクチュエータの伸縮量に対する昇降フレームの昇降量の割合は、動作範囲に渡って一定に設定されているXリンク式昇降機構を提案する。そしてこの構成において、直動アクチュエータの伸縮動作範囲に対応する全伸縮量と昇降フレームの昇降動作範囲に対応する全昇降量の夫々を同数で等分して、夫々の動作範囲内の分割された各位置における前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの位置を対応させ、前記動作範囲に渡って対応させた前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの各位置における、第1リンクの他端側に対する押上用ローラーの相対位置を求め、この相対位置の軌跡に対応して前記案内部材の前記案内経路が形成されているXリンク式昇降機構を提案する。更にこの構成において、案内経路は、第1リンクを水平状態として仮定した場合、押上用ローラーの移動範囲の両端側において下方に凸の曲線状に形成されると共に中間部において上方が凸の曲線状に形成されているXリンク式昇降機構を提案する。
また本発明では、前記構成において、直動アクチュエータの伸縮量に対する昇降フレームの昇降量の割合は、昇降フレームが最も低い位置に支持されている状態に対応する動作範囲の一端側の近傍を除いて、動作範囲に渡って一定に設定されており、前記一端側の近傍においては他よりも小さく設定されているXリンク式昇降機構を提案する。
また本発明では、前記構成において、直動アクチュエータの伸縮量に対する昇降フレームの昇降量の割合は、昇降フレームが最も低い位置に支持されている状態に対応する動作範囲の一端側の近傍を除いて、動作範囲に渡って一定に設定されており、前記一端側の近傍においては他よりも大きく設定されているXリンク式昇降機構を提案する。
また本発明では、前記構成において、直動アクチュエータの伸縮量に対する昇降フレームの昇降量の割合は、動作範囲の両端側の夫々の近傍を除いて、動作範囲に渡って一定に設定されており、前記両端側の近傍においては小さく設定されているXリンク式昇降機構を提案する。
また本発明では、前記構成において、駆動部材は、並置した第2リンクの他端側間に設けた駆動軸として構成し、これに突設した押上腕と駆動腕の端部に夫々押上部と駆動部が設けられているXリンク式昇降機構を提案する。
また本発明では、前記構成において、駆動部材は、駆動軸と押上部及び駆動部が一体的に設けられているXリンク式昇降機構を提案する。
本発明のXリンク式昇降機構では、直動アクチュエータを伸長させると、その軸力が駆動部に加わって駆動部材が回動し、その回動により押上部に設けた押上用ローラーが案内経路を移動しながら案内部材を押し上げ、これにより第1のリンクの他端側が持ち上げられてXリンクを構成する第1リンクの他端側と第2リンクの一端側が回動上昇することにより、基部フレームに対して昇降フレームを上昇させることができる。直動アクチュエータを短縮させると逆の動作により、上昇状態の昇降フレームを基部フレーム方向に下降させることができる。
本発明では、案内部材は、昇降フレームの昇降動作範囲と、それに対応する直動アクチュエータの伸縮動作範囲において、直動アクチュエータの伸縮量に対する昇降フレームの昇降量の割合が前記動作範囲に渡って適宜に設定され、設定された前記割合に対応する、昇降フレームと直動アクチュエータ及びXリンクの相対位置関係が満たされた状態で、直動アクチュエータの伸縮動作により押上用ローラーが前記第1リンクの他端側に沿って移動する軌跡に沿って案内経路が形成されているため、直動アクチュエータを伸縮動作させて昇降フレームを昇降動作させる際、予め設定された伸縮量に対する昇降量の割合、従って予め設定された直動アクチュエータの軸力と昇降フレームの昇降速度を動作範囲に渡って満たすことができる。
例えば、設定例として、直動アクチュエータの伸縮量に対する昇降フレームの昇降量の割合が、動作範囲に渡って一定に設定されている場合には、昇降フレームの昇降動作範囲に対応する直動アクチュエータの伸縮動作範囲における軸力の変動を少なくし、同時に昇降フレームの昇降速度の変動を少なくして平均化することができる。
この際、昇降フレームが最も低い位置に支持されている状態に対応する動作範囲の一端側の近傍を除いて、動作範囲に渡って一定に設定し、前記一端側の近傍においては他よりも小さく設定して案内経路を形成することができる。
この設定では、昇降フレームを静止状態から上昇させる際に加わる衝撃的な荷重を緩和することができる。
一方、上記とは逆に、前記一端側の近傍においては他よりも大きく設定することができる。
この場合には、昇降機構の各要素の具体的設計において、昇降フレームを一端側の静止状態から上昇させる際に、昇降機構の要素に撓みが生じる場合にも、撓みによる動作の遅延を補償して、遅れのない円滑な動作での上昇を開始することができる。
更に、他の設定例として、直動アクチュエータの伸縮量に対する昇降フレームの昇降量の割合を、動作範囲の両端側の夫々の近傍を除いて、動作範囲に渡って一定に設定し、前記両端側の近傍においては小さく設定することができる。
例えば本発明のXリンク式昇降機構を介護用のベッドに適用した場合、ベッドを使用している人のベッドからの自立的な立ち上がり動作に対応して、前記一端側においては、その位置の調節をきめ細かく頻繁に行うことが多く、また介護の動作に際しては、前記他端側において、その位置の調節をきめ細かく頻繁に行うことが多いので、前記設定とすることにより、頻繁に調節を行う前記両端側においては昇降速度を遅くして安全性の向上や、きめ細かな調節を行えるという利点と共に、調節が少ない中間では昇降速度を上げることにより、両端側における動作の効率化を図ることができる。
上述したような案内部材の案内経路の設計においては、直動アクチュエータの伸縮動作範囲に対応する全伸縮量を等分すると共に、昇降フレームの昇降動作範囲に対応する全昇降量は、上記等分した数と同数で分割するものとし、この際、前記昇降フレームの分割された各位置における昇降量を設定することにより、前記直動アクチュエータの伸縮量に対する前記昇降フレームの昇降量の割合を前記動作範囲に渡って設定して、夫々の動作範囲内の分割された各位置における前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの位置を対応させ、前記動作範囲に渡って対応させた前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの各位置における、第1リンクの他端側に対する押上用ローラーの相対位置を求め、この相対位置の軌跡に対応して前記案内部材の前記案内経路を設計することができる。
また、上記とは逆に、昇降フレームの昇降動作範囲に対応する全昇降量を等分すると共に、直動アクチュエータの伸縮動作範囲に対応する全伸縮量は、上記等分した数と同数で分割するものとし、この際、前記直動アクチュエータの分割された各位置における伸縮量を設定することにより、前記直動アクチュエータの伸縮量に対する前記昇降フレームの昇降量の割合を前記動作範囲に渡って設定して、夫々の動作範囲内の分割された各位置における前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの位置を対応させ、前記動作範囲に渡って対応させた前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの各位置における、第1リンクの他端側に対する押上用ローラーの相対位置を求め、この相対位置の軌跡に対応して前記案内部材の前記案内経路を設計することができる。
直動アクチュエータの伸縮動作範囲に対応する全伸縮量と昇降フレームの昇降動作範囲に対応する全昇降量の夫々を同数で等分して、夫々の動作範囲内の分割された各位置における前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの位置を対応させ、前記動作範囲に渡って対応させた前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの各位置における、第1リンクの他端側に対する押上用ローラーの相対位置を求め、この相対位置の軌跡に対応して前記案内部材の前記案内経路を形成することにより、直動アクチュエータの軸力と昇降フレームの昇降速度を動作範囲に渡って均一に維持することができる。
以上の設定において、等分する数を大きくすれば、設計の手間は大きくなるが、よりきめ細かな設定を行うことができる。
本発明において、駆動部材は、並置した第2リンクの他端側間に設けた駆動軸として構成し、これに突設した押上腕と駆動腕の端部に夫々押上部と駆動部を設けたこと構成としたり、駆動軸と押上部及び駆動部が一体的に設けられた構成とすることができる。
本発明の実施の形態を示すもので、一部の要素を省略して示す説明的斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、昇降フレームが最も低い位置に支持されている状態の説明的側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、昇降フレームが図2の位置よりも上昇して支持されている状態の説明的側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、昇降フレームが図3の位置よりも更に上昇して支持されている状態の説明的側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、昇降フレームが図4の位置よりも更に上昇して支持されている状態の説明的側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、昇降フレームが最も高い位置に支持されている状態の説明的側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、図2中の直動アクチュエータと駆動部材を省略し、模式的に示した説明的側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、図3中の直動アクチュエータと駆動部材を省略し、模式的に示した説明的側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、図4中の直動アクチュエータと駆動部材を省略し、模式的に示した説明的側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、図5中の直動アクチュエータと駆動部材を省略し、模式的に示した説明的側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、図6中の直動アクチュエータと駆動部材を省略し、模式的に示した説明的側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、案内部材とその案内経路を拡大して示す第1リンクの要部拡大側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、案内部材とその案内経路を拡大して示す第1リンクの拡大斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、直動アクチュエータと駆動部材を拡大して示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態を示すもので、案内部材の案内経路の形状の設計手法を説明する説明的側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、案内部材の案内経路の形状の設計手法を説明する他の説明的側面図である。 直動アクチュエータの伸縮動作範囲における軸力の変化を本発明と従来との比較で示す説明図である。 従来のXリンク式昇降機構の一例を示す説明的拡散図である。 従来のXリンク式昇降機構の一例を示す説明的側面図である。
次に本発明に係るXリンク式昇降機構の実施の形態を図1〜図17を参照して説明する。
図において、符号1は基部フレーム、2は昇降フレームである。この昇降フレーム2は、本発明の昇降機構を構成する物品がベッドにおいては、ボトムを支持する床支持フレーム等、また物品がテーブルリフトではテーブル等である。
符号XはXリンクを示すもので、交差させ、回動可能に連結した第1リンク3と第2リンク4を平行に並置し、結合して構成している。符号5は連結部、6は並置して結合するための連結棒体である。
ここで、第1リンク3と第2リンク4の一端は、夫々基部フレーム1と昇降フレーム2に回動可能に固定すると共に、前記第1リンク3と第2リンク4の夫々の他端に設けた移動部材7、8を案内する案内部材9、10を昇降フレーム2と基部フレーム1の夫々に設けている。この実施の形態において、この場合、移動部材7、8はローラーとし、案内部材9、10は、ローラーを案内支持する溝形部材を横方向に向けた構成としている。この他、移動部材と案内部材は直動軸受機構を利用することもできる。またこの実施の形態においては、連結棒体6の両端部を前記基部フレーム1と昇降フレーム2に回動可能に固定している。
次に、第2リンク4の他端側には、前記並置方向に平行な回動軸Oの回りに回動可能な駆動部材11を設け、この駆動部材11には前記回動軸Oから前記第1リンク3の他端側方向に突出した位置に押上部12を設けると共に、前記第1リンク3の一端側方向に突出した位置に駆動部13を設けて、前記第1リンク3の他端側と前記駆動部13間に直動アクチュエータ14を連結している。そして押上部12に押上用ローラー15を設けると共に、前記第1リンク3の他端側に、その長さ方向に沿って前記押上用ローラー15を案内支持する案内経路16を形成した案内部材17を設けている。
図14に要部を拡大して示すように、この実施の形態において、駆動部材11は略三角形状の一対の支持枠18を連結棒体19で結合し、一方の連結棒体19の両端部を第2リンク4の他端側に設けた支持腕20に回動可能に支持すると共に、他方の連結棒体19に駆動腕21を突設した構成で、即ち、駆動軸としての連結棒体19と押上部12及び駆動部13が一体的に設けられた構成としたものである。しかしながら駆動部材11は、上述した図18、図19に示されるように、並置した第2リンクの他端側間に設けた駆動軸として構成し、これに突設した押上腕と駆動腕の端部に夫々押上部と駆動部を設けた構成とすることもできる。
ここで、案内部材17において押上用ローラー15を案内支持する案内経路16を説明すると、本発明では、案内部材17は、前記昇降フレーム2の昇降動作範囲と、それに対応する直動アクチュエータ14の伸縮動作範囲において、直動アクチュエータ14の伸縮量に対する前記昇降フレーム2の昇降量の割合が一定となる、昇降フレーム2と直動アクチュエータ14の相対位置関係が満たされた状態で、直動アクチュエータ14の伸縮動作により前記押上用ローラー15が前記第1リンク3の他端側に沿って移動する軌跡に沿って案内経路16を形成している。
以上の構成において、図2、図7に示すように、昇降フレーム2が基部フレーム1上で、最も低い位置に支持されている状態において、直動アクチュエータ14を伸長させると、その軸力が駆動部13に加わって駆動部材11が回転軸Oの回りに回動し、その回動により押上部12に設けた押上用ローラー15が案内経路16を移動しながら案内部材17を押し上げ、これにより第1のリンク3の他端側が持ち上げられてXリンクを構成する第1リンク3の他端側と第2リンク4の一端側が回動上昇することにより、基部フレーム1に対して昇降フレーム2を平行に上昇させることができる。即ち、図2、図7に示す状態から、図3、図4、図5;図8、図9、図10を経て、図6、図11に示すように、昇降フレーム2を基部フレーム1に対して最も高い位置に支持することができる。
そして図6、図11に示す状態において、直動アクチュエータ14を短縮させると逆の動作により、上昇状態の昇降フレーム2を基部フレーム1方向に下降させて、図2、図7に示す状態にもたらすことができる。
この際、本発明では、案内部材17は、昇降フレーム2の昇降動作範囲と、それに対応する直動アクチュエータ14の伸縮動作範囲において、直動アクチュエータ14の伸縮量に対する昇降フレーム2の昇降量の割合が一定となる、昇降フレーム2と直動アクチュエータ14及びXリンクXの相対位置関係が満たされた状態で、直動アクチュエータ14の伸縮動作により押上用ローラー15が前記第1リンク3の他端側に沿って移動する軌跡に沿って案内経路16が形成されている。実施の形態においては、案内経路16の形状は、第1リンク3を水平状態として仮定した場合、押上用ローラー15の移動範囲の両端側において下方に凸の曲線状に形成されると共に中間部において上方が凸の曲線状に形成されている。
案内部材17の案内経路16が上述したような形状となっていることから、昇降フレーム2の昇降動作範囲に対応する直動アクチュエータ14の伸縮動作範囲における軸力は、図17の実線に示すように伸縮動作範囲に渡って変動が少なく、平均化されていることがわかる。最大軸力は、従来の機構における約6750Nから約5850Nへと低減することができ、同じ直動アクチュエータを用いる場合には定格に対しての余裕度を大きくすることができ、また同程度の余裕度とする場合には直動アクチュエータをより小型化することができる。
上述したような案内部材17の案内経路16の設計においては、直動アクチュエータ14の伸縮動作範囲に対応する全伸縮量と昇降フレーム2の昇降動作範囲に対応する全昇降量の夫々を同数で等分して、夫々の動作範囲内の分割された各位置における前記直動アクチュエータ14と前記昇降フレーム2及びXリンクXの位置を対応させ、前記動作範囲に渡って対応させた前記直動アクチュエータ14と前記昇降フレーム2及びXリンクXの各位置における、第1リンク3の他端側に対する押上用ローラー15の相対位置を求め、この相対位置の軌跡に対応して前記案内部材17の前記案内経路16を形成することができる。
昇降フレームの昇降動作範囲 :450mm (450/45=10mm)
直動アクチュエータの伸縮動作範囲:203mm (203/45=4.51mm)
上述した昇降フレーム2の昇降動作範囲と、直動アクチュエータ14の伸縮動作範囲の夫々を45等分すると、1区分における夫々の変化量は、上記の括弧内の値となるので、例えば図15に示すように夫々の動作範囲内の等分された前記変化量で変化する各位置における前記昇降フレーム2と前記直動アクチュエータ14の位置を対応させ、それらの位置における押上用ローラー15の位置を求める。この対応動作においては、押上用ローラー15は自由に動けるものと仮定する。
こうすることにより、図16の上の図に示すように、第1リンク3の他端側に対する押上用ローラー15の相対位置を動作範囲に渡って求めることができ、その軌跡に対応して図16の下の図に示されるように、前記案内部材17の前記案内経路16の形状を求めることができる。
以上の実施の形態は、直動アクチュエータの伸縮量に対する昇降フレームの昇降量の割合を、動作範囲に渡って一定に設定することにより、昇降フレームの昇降動作範囲に対応する直動アクチュエータの伸縮動作範囲における軸力の変動を少なくし、同時に昇降フレームの昇降速度の変動を少なくして平均化することができるものであるが、この他、以下に示すような上記割合の設定により案内経路を形成することができる。
まず、上記割合を、昇降フレームが最も低い位置に支持されている状態に対応する動作範囲の一端側の近傍を除いて、動作範囲に渡って一定に設定し、前記一端側の近傍においては他よりも小さく設定して案内経路を形成することができ、この場合には、昇降フレームを静止状態から上昇させる際に加わる衝撃的な荷重を緩和することができる。
一方、上記とは逆に、上記割合を上記一端側の近傍においては他よりも大きく設定することができ、このように案内経路を形成した場合には、昇降機構の各要素の具体的設計において、昇降フレームを一端側の静止状態から上昇させる際に、昇降機構の要素に撓みが生じる場合にも、撓みによる動作の遅延を補償して、遅れのない円滑な動作での上昇を開始することができる。
また、上記割合を、動作範囲の両端側の夫々の近傍を除いて、動作範囲に渡って一定に設定し、前記両端側の近傍においては小さく設定して案内経路を形成することができ、この場合には、例えば本発明のXリンク式昇降機構を介護用のベッドに適用した場合、ベッドを使用している人のベッドからの自立的な立ち上がり動作に対応して、前記一端側においては、その位置の調節をきめ細かく頻繁に行うことが多く、また介護の動作に際しては、前記他端側において、その位置の調節をきめ細かく頻繁に行うことが多いので、前記設定とすることにより、頻繁に調節を行う前記両端側においては昇降速度を遅くして安全性の向上や、きめ細かな調節を行えるという利点と共に、調節が少ない中間では昇降速度を上げることにより、両端側における動作の効率化を図ることができる。
また例えば、昇降機構の要素の具体的設計において、昇降動作範囲内の、ある範囲において、要素に過大な荷重が加わるような場合においては、その範囲においては、前記割合を小さく設定することにより、要素に加わる荷重を軽減するようにすることができる。
以上のとおり、本発明のXリンク式昇降機構では、直動アクチュエータの所要軸力や昇降フレームの昇降速度を動作範囲に渡って所望の値に設定することが可能であり、用途や要望等に応じた昇降動作を行うXリンク式昇降機構を提供することができる。
上記設定の一形態として、直動アクチュエータの所要軸力と昇降フレームの昇降速度を、動作範囲に渡って均一化することができ、この場合には、直動アクチュエータの小型化や、定格に対する余裕度を上昇させることができる。
本発明のXリンク式昇降機構は、医療用や家庭用のベッドに利用する他、テーブルリフトに利用する等、産業上の利用可能性が大である。
1 基部フレーム
2 昇降フレーム
3 第1リンク
4 第2リンク
5 連結部
6 連結棒体
7、8、15 ローラー(移動部材)
9、10、17 案内部材
11 駆動部材
12 押上部
13 駆動部
14 直動アクチュエータ
16 案内経路
18 支持枠
19 連結棒体
20 支持腕
21 駆動腕
X Xリンク

Claims (9)

  1. 交差させ、回動可能に連結した第1リンクと第2リンクを平行に並置し、結合して構成したXリンクを、基部フレームと昇降フレーム間に配置し、前記第1リンクと前記第2リンクの一端部を、夫々前記基部フレームと前記昇降フレームの一端側に回動可能に固定すると共に、前記第1リンクと前記第2リンクの他端部には移動部材を設けて、これらの移動部材を案内支持する案内部材を、夫々前記昇降フレームと前記基部フレームの他端側に設けた構成のXリンク式昇降機構において、
    前記第2リンクの他端側には、前記並置方向に平行な回動軸の回りに回動可能な駆動部材を設け、
    この駆動部材には前記回動軸から前記第1リンクの他端側方向に突出した位置に押上部を設けると共に、前記第1リンクの一端側方向に突出した位置に駆動部を設けて、前記第1リンクの他端側と前記駆動部間に直動アクチュエータを連結し、
    また前記押上部に押上用ローラーを設けると共に、前記第1リンクの他端側に、その長さ方向に沿って前記押上用ローラーを案内支持する案内経路を形成した案内部材を設け、
    前記案内部材は、前記昇降フレームの昇降動作範囲と、それに対応する前記直動アクチュエータの伸縮動作範囲において、直動アクチュエータの伸縮量に対する前記昇降フレームの昇降量の割合が前記動作範囲に渡って一定に設定され、設定された前記割合に対応する、昇降フレームと直動アクチュエータ及びXリンクの相対位置関係が満たされた状態で、前記直動アクチュエータの伸縮動作により前記押上用ローラーが前記第1リンクの他端側に沿って移動する軌跡に沿って前記案内経路が形成されており、
    前記案内経路は、第1リンクを水平状態として仮定した場合、押上用ローラーの移動範囲の両端側において下方に凸の曲線状に形成されると共に中間部において上方が凸の曲線状に形成されており、
    前記昇降フレームの昇降速度を、前記昇降動作範囲にわたって均一化するようにしたことを特徴とするXリンク式昇降機構。
  2. 直動アクチュエータの伸縮動作範囲に対応する全伸縮量を等分すると共に、昇降フレームの昇降動作範囲に対応する全昇降量は、上記等分した数と同数で分割するものとし、この際、前記昇降フレームの分割された各位置における昇降量を一定に設定することにより、前記直動アクチュエータの伸縮量に対する前記昇降フレームの昇降量の割合を前記動作範囲に渡って一定に設定して、夫々の動作範囲内の分割された各位置における前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの位置を対応させ、前記動作範囲に渡って対応させた前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの各位置における、第1リンクの他端側に対する押上用ローラーの相対位置を求め、この相対位置の軌跡に対応して前記案内部材の前記案内経路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のXリンク式昇降機構。
  3. 昇降フレームの昇降動作範囲に対応する全昇降量を等分すると共に、直動アクチュエータの伸縮動作範囲に対応する全伸縮量は、上記等分した数と同数で分割するものとし、この際、前記直動アクチュエータの分割された各位置における伸縮量を一定に設定することにより、前記直動アクチュエータの伸縮量に対する前記昇降フレームの昇降量の割合を前記動作範囲に渡って設定して、夫々の動作範囲内の分割された各位置における前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの位置を対応させ、前記動作範囲に渡って対応させた前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの各位置における、第1リンクの他端側に対する押上用ローラーの相対位置を求め、この相対位置の軌跡に対応して前記案内部材の前記案内経路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のXリンク式昇降機構。
  4. 直動アクチュエータの伸縮動作範囲に対応する全伸縮量と昇降フレームの昇降動作範囲に対応する全昇降量の夫々を同数で等分して、夫々の動作範囲内の分割された各位置における前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの位置を対応させ、前記動作範囲に渡って対応させた前記直動アクチュエータと前記昇降フレーム及びXリンクの各位置における、第1リンクの他端側に対する押上用ローラーの相対位置を求め、この相対位置の軌跡に対応して前記案内部材の前記案内経路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のXリンク式昇降機構。
  5. 交差させ、回動可能に連結した第1リンクと第2リンクを平行に並置し、結合して構成したXリンクを、基部フレームと昇降フレーム間に配置し、前記第1リンクと前記第2リンクの一端部を、夫々前記基部フレームと前記昇降フレームの一端側に回動可能に固定すると共に、前記第1リンクと前記第2リンクの他端部には移動部材を設けて、これらの移動部材を案内支持する案内部材を、夫々前記昇降フレームと前記基部フレームの他端側に設けた構成のXリンク式昇降機構において、
    前記第2リンクの他端側には、前記並置方向に平行な回動軸の回りに回動可能な駆動部材を設け、
    この駆動部材には前記回動軸から前記第1リンクの他端側方向に突出した位置に押上部を設けると共に、前記第1リンクの一端側方向に突出した位置に駆動部を設けて、前記第1リンクの他端側と前記駆動部間に直動アクチュエータを連結し、
    また前記押上部に押上用ローラーを設けると共に、前記第1リンクの他端側に、その長さ方向に沿って前記押上用ローラーを案内支持する案内経路を形成した案内部材を設け、
    前記案内部材は、前記昇降フレームの昇降動作範囲と、それに対応する前記直動アクチュエータの伸縮動作範囲において、直動アクチュエータの伸縮量に対する昇降フレームの昇降量の割合は、昇降フレームが最も低い位置に支持されている状態に対応する動作範囲の一端側の近傍を除いて、動作範囲に渡って一定に設定され、前記一端側の近傍においては他よりも小さく設定されており、設定された前記割合に対応する、昇降フレームと直動アクチュエータ及びXリンクの相対位置関係が満たされた状態で、前記直動アクチュエータの伸縮動作により前記押上用ローラーが前記第1リンクの他端側に沿って移動する軌跡に沿って前記案内経路が形成されており、
    前記案内経路は、前記動作範囲の一端側の近傍を除いて、第1リンクを水平状態として仮定した場合、押上用ローラーの移動範囲の両端側において下方に凸の曲線状に形成されると共に中間部において上方が凸の曲線状に形成されており、
    前記直動アクチュエータの伸縮動作範囲において、前記一端側の近傍を除いて、昇降フレームの昇降速度を均一化するようにしたことを特徴とするXリンク式昇降機構。
  6. 交差させ、回動可能に連結した第1リンクと第2リンクを平行に並置し、結合して構成したXリンクを、基部フレームと昇降フレーム間に配置し、前記第1リンクと前記第2リンクの一端部を、夫々前記基部フレームと前記昇降フレームの一端側に回動可能に固定すると共に、前記第1リンクと前記第2リンクの他端部には移動部材を設けて、これらの移動部材を案内支持する案内部材を、夫々前記昇降フレームと前記基部フレームの他端側に設けた構成のXリンク式昇降機構において、
    前記第2リンクの他端側には、前記並置方向に平行な回動軸の回りに回動可能な駆動部材を設け、
    この駆動部材には前記回動軸から前記第1リンクの他端側方向に突出した位置に押上部を設けると共に、前記第1リンクの一端側方向に突出した位置に駆動部を設けて、前記第1リンクの他端側と前記駆動部間に直動アクチュエータを連結し、
    また前記押上部に押上用ローラーを設けると共に、前記第1リンクの他端側に、その長さ方向に沿って前記押上用ローラーを案内支持する案内経路を形成した案内部材を設け、
    前記案内部材は、前記昇降フレームの昇降動作範囲と、それに対応する前記直動アクチュエータの伸縮動作範囲において、直動アクチュエータの伸縮量に対する昇降フレームの昇降量の割合は、昇降フレームが最も低い位置に支持されている状態に対応する動作範囲の一端側の近傍を除いて、動作範囲に渡って一定に設定され、前記一端側の近傍においては他よりも大きく設定されており、設定された前記割合に対応する、昇降フレームと直動アクチュエータ及びXリンクの相対位置関係が満たされた状態で、前記直動アクチュエータの伸縮動作により前記押上用ローラーが前記第1リンクの他端側に沿って移動する軌跡に沿って前記案内経路が形成されており、
    前記案内経路は、前記動作範囲の一端側の近傍を除いて、第1リンクを水平状態として仮定した場合、押上用ローラーの移動範囲の両端側において下方に凸の曲線状に形成されると共に中間部において上方が凸の曲線状に形成されており、
    前記直動アクチュエータの伸縮動作範囲において、前記一端側の近傍を除いて、昇降フレームの昇降速度を均一化するようにしたことを特徴とするXリンク式昇降機構。
  7. 交差させ、回動可能に連結した第1リンクと第2リンクを平行に並置し、結合して構成したXリンクを、基部フレームと昇降フレーム間に配置し、前記第1リンクと前記第2リンクの一端部を、夫々前記基部フレームと前記昇降フレームの一端側に回動可能に固定すると共に、前記第1リンクと前記第2リンクの他端部には移動部材を設けて、これらの移動部材を案内支持する案内部材を、夫々前記昇降フレームと前記基部フレームの他端側に設けた構成のXリンク式昇降機構において、
    前記第2リンクの他端側には、前記並置方向に平行な回動軸の回りに回動可能な駆動部材を設け、
    この駆動部材には前記回動軸から前記第1リンクの他端側方向に突出した位置に押上部を設けると共に、前記第1リンクの一端側方向に突出した位置に駆動部を設けて、前記第1リンクの他端側と前記駆動部間に直動アクチュエータを連結し、
    また前記押上部に押上用ローラーを設けると共に、前記第1リンクの他端側に、その長さ方向に沿って前記押上用ローラーを案内支持する案内経路を形成した案内部材を設け、
    前記案内部材は、前記昇降フレームの昇降動作範囲と、それに対応する前記直動アクチュエータの伸縮動作範囲において、直動アクチュエータの伸縮量に対する昇降フレームの昇降量の割合は、動作範囲の両端側の夫々の近傍を除いて、動作範囲に渡って一定に設定され、前記両端側の近傍においては小さく設定されており、設定された前記割合に対応する、昇降フレームと直動アクチュエータ及びXリンクの相対位置関係が満たされた状態で、前記直動アクチュエータの伸縮動作により前記押上用ローラーが前記第1リンクの他端側に沿って移動する軌跡に沿って前記案内経路が形成されており、
    前記案内経路は、前記動作範囲の両端側の夫々の近傍を除いて、第1リンクを水平状態として仮定した場合、押上用ローラーの移動範囲の両端側において下方に凸の曲線状に形成されると共に中間部において上方が凸の曲線状に形成されており、
    前記直動アクチュエータの伸縮動作範囲において、前記動作範囲の両端側の夫々の近傍を除いて、昇降フレームの昇降速度を均一化するようにしたことを特徴とするXリンク式昇降機構。
  8. 駆動部材は、並置した第2リンクの他端側間に設けた駆動軸として構成し、これに突設した押上腕と駆動腕の端部に夫々押上部と駆動部が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のXリンク式昇降機構。
  9. 前記駆動部材は、一対の支持枠を一方及び他方の連結棒体で結合し、一方の連結棒体の両端部を第2リンクの他端側に設けた支持腕に回動可能に支持すると共に、他方の連結棒体に駆動腕を突設した構成で、即ち、駆動軸としての連結棒体と押上部及び駆動部が一体的に設けられた構成としたものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のXリンク式昇降機構。
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