JP3356124B2 - 展示ケース - Google Patents

展示ケース

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JP3356124B2
JP3356124B2 JP19510899A JP19510899A JP3356124B2 JP 3356124 B2 JP3356124 B2 JP 3356124B2 JP 19510899 A JP19510899 A JP 19510899A JP 19510899 A JP19510899 A JP 19510899A JP 3356124 B2 JP3356124 B2 JP 3356124B2
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佳弘 山内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケース全体の大形
化を招くことなく、安定した設置状態と良好な移動状態
とを容易に切り換え得るようにした展示ケースに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】展示ケースには、その展示空間に展示品
を収納した状態で所定位置に安定設置できる機能が要求
されるだけでなく、展示品の入替えや展示場の模様替え
等のために必要に応じて容易に移動できるものであるこ
とが望まれる。そこで、従来の展示ケースには、移動を
容易にするためにキャスタを設けるとともに、このキャ
スタと同時に床に接地し得る位置と床から浮上した位置
との間で昇降し得るようにアジャスタを取り付けてお
き、通常設置時はこのアジャスタを接地させて使用する
が、移動時にはこのアジャスタをスパナ等の工具を用い
てキャスタの機能を妨げない位置にまで移動させるよう
にしているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ものは、移動の度にアジャスタを個々に操作する作業が
必要となり、そのためには一旦展示品を取り出した後、
展示ケースを傾倒させてアジャスタを浮かせる等の操作
を行わなければならない場合もあり、更に別途工具も必
要になるなど、作業に多大な手間と労力が必要になる。
しかも、展示ケースには上記のように常にキャスタが付
帯しており、このキャスタに加えて昇降可能な状態でア
ジャスタを配置しておかなければならないが、展示ケー
スには通常、ガラス製のケース本体の下方位置に、展示
空間の雰囲気を調節するための調湿トレーや照明器具等
の調節機構の収納部が設けてあり、この収納部を外側か
ら覆う位置に腰パネルと称される化粧パネルが取り付け
てあるため、この化粧パネルに一定のストロークを見込
んでアジャスタを取り付けるためには、化粧パネルの下
端と床との間にそのストロークを許容する大きな隙間を
確保しておかなければならず、見苦しくなることが避け
難いものとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、アジャスタの取付状態とキャスタの
取付構造とを改良工夫することにより、ケース全体の大
形化を招くことなく、且つ簡単な操作を通じて、アジャ
スタ、キャスタ何れをも選択的に切り換えて機能させる
ことができるように構成することとしている。
【0005】
【発明の実施の形態】そのために、本発明の展示ケース
は、床上に移動可能に配置される台車と、この台車の上
方に設定した展示空間を包囲する位置に設けられるガラ
ス板等により構成されるケース本体とを具備してなり、
これら台車とケース本体との間に形成される隙間を、前
記展示空間の雰囲気を調節するための調節機構の収納部
として設定するとともに、前記ケース本体に支持させて
これら台車及び収納部の周囲を覆う位置に化粧部材を配
置してなるものにおいて、前記化粧部材の下端部にアジ
ャスタを設けるとともに、前記収納部内に位置させて台
車とケース本体或いはケース本体に一体的に付帯する部
位との間を、少なくとも台車をアジャスタと同時に床に
接地する位置とアジャスタよりも優先して床に接地する
位置との間で相対移動させる移動機構を介して連結して
いるとともに、前記移動機構を作動させることにより、
前記台車に対して前記アジャスタを取り付けた前記化粧
部材を上動させて前記アジャスタを床から浮上させ得る
ようにしていることを特徴とする。
【0006】このような構成のものであれば、アジャス
タ及びキャスタの双方が展示ケースに付帯した状態で、
移動機構によって台車がアジャスタに邪魔されずに走行
し得る状態と台車の走行機能がアジャスタによって制限
される状態とが選択的に切り換えられるので、移動の度
に個々のアジャスタを工具を用いて操作する作業等が一
切不要となる。特に、移動機構を作動させると、台車と
アジャスタが同時に床に接地する位置から、見掛け上台
車に対してアジャスタを取り付けた化粧部材が上動し、
その結果、アジャスタが床から浮上するものであるた
め、このような作動に展示ケースを傾倒させる作業等は
一切不要なものとなる。しかも、アジャスタは化粧部材
に取り付けられ、移動機構による作動はこれらアジャス
タと化粧部材の相対位置関係を一定に保ってなされるた
め、通常設置時に化粧部材の下端部と床との隙間を極力
小さく設定しておくことができ、展示ケースの外観が損
なわれる不都合を有効に解消することができる。さら
に、本発明の移動機構は、ケース本体と台車の間に既に
存在している収納部、すなわち展示空間の雰囲気を調節
するための調湿トレーや照明器具等の調節機構の収納部
に組み込むものであるため、別途に組み込みスペースを
確保する必要がなく、展示ケース全体の大形化も有効に
回避することが可能となる。
【0007】また、本発明の他の実施態様として、床上
に移動可能に配置される台車と、この台車の上方に設定
した展示空間を包囲する位置に設けられるガラス板等に
より構成されるケース本体とを具備してなり、これら台
車とケース本体との間に形成される隙間を、前記展示空
間の雰囲気を調節するための調節機構の収納部として設
定するとともに、前記ケース本体に支持させてこれら台
車及び収納部の周囲を覆う位置に化粧部材を配置してな
るものにおいて、前記化粧部材の下端部にアジャスタを
設けるとともに、前記収納部内に位置させて台車とケー
ス本体或いはケース本体に一体的に付帯する部位との間
を、少なくとも台車をアジャスタと同時に床に接地する
位置とアジャスタよりも優先して床に接地する位置との
間で相対移動させる移動機構を介して連結しているとと
もに、移動機構が、下端部を台車に連結され上端部をケ
ース本体或いはケース本体に一体的に付帯する部位に連
結されたXリンクを主体として構成されていることを特
徴とする展示ケースが挙げられる。この場合、Xリンク
の交叉角度を変更するためのハンドルを移動機構に付帯
させておくことが望ましい。
【0008】本発明のさらに他の実施態様として、床上
に移動可能に配置される台車と、この台車の上方に設定
した展示空間を包囲する位置に設けられるガラス板等に
より構成されるケース本体とを具備してなり、これら台
車とケース本体との間に形成される隙間を、前記展示空
間の雰囲気を調節するための調節機構の収納部として設
定するとともに、前記ケース本体に支持させてこれら台
車及び収納部の周囲を覆う位置に化粧部材を配置してな
るものにおいて、前記化粧部材の下端部にアジャスタを
設けるとともに、前記収納部内に位置させて台車とケー
ス本体或いはケース本体に一体的に付帯する部位との間
を、少なくとも台車をアジャスタと同時に床に接地する
位置とアジャスタよりも優先して床に接地する位置との
間で相対移動させる移動機構を介して連結しているとと
もに、台車が、キャスタを介して床に接地するように構
成されていることを特徴とする展示ケースも挙げられ
このようなものであれば、台車の良好な滑動性を確
保することができる。 床上に移動可能に配置される台車
と、この台車の上方に設定した展示空間を包囲する位置
に設けられるガラス板等により構成されるケース本体と
を具備してなり、これら台車とケース本体との間に形成
される隙間を、前記展示空間の雰囲気を調節するための
調節機構の収納部として設定するとともに、前記ケース
本体に支持させてこれら台車及び収納部の周囲を覆う位
置に化粧部材を配置してなるものにおいて、前記化粧部
材の下端部にアジャスタを設けるとともに、前記収納部
内に位置させて台車とケース本体或いはケース本体に一
体的に付帯する部位との間を、少なくとも台車をアジャ
スタと同時に床に接地する位置とアジャスタよりも優先
して床に接地する位置との間で相対移動させる移動機構
を介して連結している展示ケースの調節機構の具体例と
しては、展示空間の湿度を調節する調湿トレーであるも
のや、展示空間を照明するための照明器具であるもの等
が挙げられる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この展示ケースは、図1〜図3に示すよう
に、台車1と、展示品が収容されるケース本体2とを具
備し、これら台車1とケース本体2との間に調節機構3
を配置するとともに、これら台車1及び調節機構3を目
隠しする位置に化粧部材4を配置してなるものである。
【0010】具体的に説明すると、台車1は、アングル
状の縦フレーム11及び横フレーム12を枠体状に接合
し、その四隅下面にキャスタ13を取着してなるもの
で、これらのキャスタ13を介して床F上に移動可能に
接地させられている。ケース本体2は、前記台車1の上
方に設定した展示空間Sを包囲する位置に配置されるも
ので、4枚の側面ガラス21の上端側を1枚の上面ガラ
ス22で蓋封し、下面側を開放してなる筐状のものであ
る。
【0011】一方、調節機構3は、前記展示空間Sの雰
囲気を調節するためのもので、具体的な図示はしていな
いが、展示空間Sの湿度を調節する調湿トレーや、展示
空間Sを照明するための照明器具の部品等を挙げること
ができる。つまり、この調節機構3は、前記台車1とケ
ース本体2との間に形成される隙間を収納部Xとし、こ
の収納部Xの上方空間に配置されているものである。
【0012】また、化粧部材4は、前記ケース本体2の
側面ガラス21の下端側に略面一をなすように一体的に
取り付けて固定された4枚の化粧パネル41により構成
され、台車1及び収納部Xの周囲を覆う位置に配置され
ている。そして、この実施例では、前記化粧部材4の下
端部4aにアジャスタ42を設けるとともに、前記収納
部X内に位置させてケース本体2と台車1の間を、移動
機構5を介して連結している。
【0013】アジャスタ42は、前記化粧部材4を構成
する化粧パネル41の突き合わせコーナー部の下端部4
aに取着されている。移動機構5は、第1リンクメンバ
51及び第2リンクメンバ52の長手方向ほぼ中間位置
を支軸53を介して連結した一対のXリンク5Aを主体
として構成されるもので、前記台車1の縦フレーム11
に対して、各々のXリンク5Aの第1リンクメンバ51
の下端部51aを支軸51xを介して回転可能に取り付
けるとともに、その取付位置から偏位した位置に各々の
Xリンク5Aの第2リンクメンバ52の下端部52aを
支軸52y及び長孔52zを介してスライド可能に係合
させている。また、この移動機構5は、Xリンク5Aの
上方にアングル状の縦フレーム61及び横フレーム62
を枠体状に接合してなる台座6を備え、この台座6の縦
フレーム61に対して、各々のXリンク5Aの第2リン
クメンバ52の上端部52aを支軸52xを介して回転
可能に取り付けるとともに、その取付位置から偏位した
位置に各々のXリンク5Aの第1リンクメンバ51の上
端部51bを支軸51y及び長孔51zを介してスライ
ド可能に係合させている。そして、このXリンク5Aの
交叉角度を変更するためのハンドル54を該移動機構5
に付帯して設けている。このハンドル54は、アーム5
4aと、このアーム54aの先端に折り畳み可能に取り
付けた取手54bとを具備し、アーム54aの基端が台
座6の横フレーム62にスラストベアリング54cを介
して回転可能に取り付けられている。一方、前記台座6
の対向する横フレーム62間にはねじ軸63が回転可能
に支持され、また、前記Xリンク5Aを構成する第1リ
ンクメンバ51の上端部近傍部間は連結杆55によって
連結されており、この連結杆55の中央部にナット部材
56が取り付けられている。そして、このナット部材5
6に前記ねじ軸63をねじ作用で嵌め合わせており、ハ
ンドル54の操作を通じてねじ軸63を回転させ、これ
によりナット部材56を縦方向にねじ送りすることによ
って、第1リンクメンバ51の上端部51b及び第2リ
ンクメンバ52の下端部52aを各々対応する長孔51
z、52zに沿ってスライド移動させ、このときXリン
ク5Aの交叉角度を変化させつつ、前記台座6を昇降さ
せ得るようにしている。なお、上記長孔51z、52z
は、縦フレーム11、61の内面に取着したブラケット
7に形成されている。
【0014】つまり、この実施例は、収納部Xのうち、
調節機構3が設けられている上方空間を除く部位、すな
わちその下方空間を利用して移動機構5を配置している
ものであり、ケース本体2はこの調節機構3上に位置づ
けられて、該調節機構3と共に移動機構5の台座6の昇
降に伴って昇降動作するようになっている。つまり、台
車1のキャスタ13を床F上に接地させた状態で外部か
ら観察すると、台車1のキャスタ13がアジャスタ42
と同時に床Fに接地する図4の位置から、ハンドル54
の操作に伴い、キャスタ13が接地したままで化粧部材
4及びケース本体2が上動し、これに伴ってアジャスタ
42が図1〜図3に示すように床Fから浮上するという
挙動をとる。なお、この実施例では、前記調節機構3の
上面側に、展示品を載置するための展示床が形成され
る。なお、図において符号8で示すものはXリンク5A
の作動を通じた台座6の一定以上の降下を禁止するスト
ッパである。
【0015】以上のようにして、この実施例の展示ケー
スは、常にアジャスタ42及びキャスタ13の双方が展
示ケースに付帯しており、移動機構3によって台車1が
アジャスタ42に邪魔されずに走行し得る図1〜図3に
示す状態と台車1の走行機能がアジャスタ42によって
制限される図4に示す状態とが選択的に切り換え可能で
あるため、移動の度にアジャスタ42を個々に工具を用
いて操作するような作業が一切不要となる。特に、移動
機構3を作動させると、台車1とアジャスタ42が同時
に床Fに接地する図4の位置から、見掛け上台車1に対
してアジャスタ42を取り付けた化粧部材4が上動して
ゆき、その結果、図3に示すようにアジャスタ42が床
Fから浮上するものであり、アジャスタ42を接地させ
るときは単にその逆の動作を行うだけであって、このよ
うな作動に展示ケースを傾倒させるといった作業は一切
不要である。したがって、作業経験の少ない者が操作し
たとしても、確実に所期の切り換え操作を実現すること
ができる。しかも、アジャスタ42は化粧部材4に取り
付けられ、移動機構3による作動はこれらアジャスタ4
2と化粧部材4の相対位置関係を一定に保ってなされる
ため、通常設置時には化粧部材4の下端部4aと床Fと
の隙間δ(図4参照)を極力小さく設定しておくことが
でき、展示ケースの外観が損なわれる不都合を有効に解
消することができる。さらに、本実施例の移動機構5
は、ケース本体2と台車1の間に既に存在している収納
部、すなわち展示空間Sの雰囲気を調節するための調湿
トレーや照明器具等の調節機構3を収納するために確保
されている収納部Xのデッドスペースに単に組み込むだ
けのものであるため、別途に組み込みスペースを確保す
る必要がなく、展示ケース全体の大形化も有効に回避す
ることが可能となる。
【0016】特に、移動機構5を、下端部を台車1に連
結され上端部をケース本体2と一体的に連続する部位す
なわち台座6に連結された一対のXリンク5Aを主体と
して構成しているため、構造簡素でありながら大きな上
載荷重に耐えることができ、また一対のXリンク5Aの
対向隙間に収納部Xの収納空間が確保されるため、他の
種々の調節機構をその確保された収納空間に収納するこ
ともできる。しかも、Xリンク5Aはねじ送り機構を利
用したハンドル54によって容易にその交叉角度を変更
できるものであるため、軽微かつ軽快な操作で通常設置
状態と移動可能状態とを簡単に切り換えることができ、
使い勝手を一層良好なものにすることができる。台車1
もキャスタ13を利用したものであるため、段差等に対
する乗り上げ機能に優れ、首振り旋回可能なものを用い
れば小回りも利くものにすることが容易となる。
【0017】以上のように、この実施例の展示ケース
は、展示空間Sの湿度を調節する調湿トレーや展示空間
Sを照明するための照明器具の部品等と共に移動機構5
をそれらの収納部X内にコンパクトに組み込んで所期の
目的を達成することが可能となる。なお、各部の具体的
な構成は、図示実施例のものに限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載される効果を奏する。すなわち、本
発明の展示ケースは、ケース本体側にあって調節機構の
収納部を台車と共に隠蔽するための化粧部材にアジャス
タを設け、また収納部内に位置させて台車とケース本体
側とを移動機構により連結して、この移動機構により台
車をアジャスタと同時に床に接地する位置とアジャスタ
よりも優先して床に接地する位置との間で相対移動させ
るようにしたものである。
【0019】このため、常にアジャスタ及びキャスタの
双方を展示ケースに付帯させておくことができ、アジャ
スタごとの個別の操作やそのための展示ケースの傾倒作
業等を不要にして、取扱いの便を格段に向上させること
ができる。その上、アジャスタは化粧部材に取り付けら
れ、移動機構による移動によってはアジャスタと化粧部
材の相対位置関係は変わらないため、通常設置時に化粧
部材の下端部と床との隙間を極力小さく設定して展示ケ
ースに良好な外観を確保することができる。さらに、本
発明の移動機構は、ケース本体と台車の間に既に存在し
ている調節機構のための収納部のデッドスペースに単に
組み込むだけであるため、別途に組み込みスペースを確
保する必要がなく、展示ケース全体の大形化も有効に回
避することが可能となる。
【0020】以上において、移動機構をXリンクを主体
として構成すれば、構造簡素でありながら大きな上載荷
重に耐えるものにすることができ、またXリンク間にも
収納空間を開放して他の種々の調節機構に対する収納の
余地を残しておくことができる。特に、Xリンクをハン
ドル操作によって駆動できるようにしておくと、使い勝
手は一層良好なものとなる。更に、Xリンクをねじ送り
機構によって操作可能なように構成しておくと、軽微か
つ軽快な操作で展示ケースの通常設置状態と移動可能状
態とを簡単に切り換えることができ、使い勝手を一層良
好なものにすることができる。
【0021】一方、台車がキャスタを介して床に接地す
るものであれば、段差等に対する乗り上げ機能に優れ、
首振り旋回可能なものを用いれば小回りも利く便利なも
のにすることができる。以上のように、この実施例の展
示ケースは、展示空間の湿度を調節する調湿トレーや展
示空間を照明するための照明器具の部品等と共に移動機
構をそれらの収納部内にコンパクトに組み込んで所期の
目的を達成することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を一部省略して示す斜視図。
【図2】同正面図。
【図3】同側面図。
【図4】図2に対応した作用説明図。
【符号の説明】
1…台車 2…ケース本体 3…調節機構 4…化粧部材 5…移動機構 5A…Xリンク 13…キャスタ 42…アジャスタ 54…ハンドル F…床 S…展示空間 X…収納部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47F 3/00 A47F 5/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床上に移動可能に配置される台車と、この
    台車の上方に設定した展示空間を包囲する位置に設けら
    れるガラス板等により構成されるケース本体とを具備し
    てなり、これら台車とケース本体との間に形成される隙
    間を、前記展示空間の雰囲気を調節するための調節機構
    の収納部として設定するとともに、前記ケース本体に支
    持させてこれら台車及び収納部の周囲を覆う位置に化粧
    部材を配置してなるものにおいて、 前記化粧部材の下端部にアジャスタを設けるとともに、
    前記収納部内に位置させて台車とケース本体或いはケー
    ス本体に一体的に付帯する部位との間を、少なくとも台
    車をアジャスタと同時に床に接地する位置とアジャスタ
    よりも優先して床に接地する位置との間で相対移動させ
    る移動機構を介して連結しているとともに、 前記移動機構を作動させることにより、前記台車に対し
    て前記アジャスタを取り付けた前記化粧部材を上動させ
    て前記アジャスタを床から浮上させ得るようにしている
    ことを特徴とする展示ケース。
  2. 【請求項2】床上に移動可能に配置される台車と、この
    台車の上方に設定した展示空間を包囲する位置に設けら
    れるガラス板等により構成されるケース本体とを具備し
    てなり、これら台車とケース本体との間に形成される隙
    間を、前記展示空間の雰囲気を調節するための調節機構
    の収納部として設定するとともに、前記ケース本体に支
    持させてこれら台車及び収納部の周囲を覆う位置に化粧
    部材を配置してなるものにおいて、 前記化粧部材の下端部にアジャスタを設けるとともに、
    前記収納部内に位置させて台車とケース本体或いはケー
    ス本体に一体的に付帯する部位との間を、少なくとも台
    車をアジャスタと同時に床に接地する位置とアジャスタ
    よりも優先して床に接地する位置との間で相対移動させ
    る移動機構を介して連結しているとともに、 移動機構が、下端部を台車に連結され上端部をケース本
    体或いはケース本体に一体的に付帯する部位に連結され
    たXリンクを主体として構成されていることを特徴とす
    展示ケース
  3. 【請求項3】移動機構が、Xリンクの交叉角度を変更す
    るためのハンドルを付帯していることを特徴とする請求
    項2記載の展示ケース。
  4. 【請求項4】床上に移動可能に配置される台車と、この
    台車の上方に設定した展示空間を包囲する位置に設けら
    れるガラス板等により構成されるケース本体とを具備し
    てなり、これら台車とケース本体との間に形成される隙
    間を、前記展示空間の雰囲気を調節するための調節機構
    の収納部として設定するとともに、前記ケース本体に支
    持させてこれら台車及び収納部の周囲を覆う位置に化粧
    部材を配置してなるものにおいて、 前記化粧部材の下端部にアジャスタを設けるとともに、
    前記収納部内に位置させて台車とケース本体或いはケー
    ス本体に一体的に付帯する部位との間を、少なくとも台
    車をアジャスタと同時に床に接地する位置とアジャスタ
    よりも優先して床に接地する位置との間で相対移動させ
    る移動機構を介して連結しているとともに、 台車が、キャスタを介して床に接地するように構成され
    ていることを特徴とする展示ケース
  5. 【請求項5】床上に移動可能に配置される台車と、この
    台車の上方に設定した展示空間を包囲する位置に設けら
    れるガラス板等により構成されるケース本体とを具備し
    てなり、これら台車とケース本体との間に形成される隙
    間を、前記展示空間の雰囲気を調節するための調節機構
    の収納部として設定するとともに、前記ケース本体に支
    持させてこれら台車及び収納部の周囲を覆う位置に化粧
    部材を配置してなるものにおいて、 前記化粧部材の下端部にアジャスタを設けるとともに、
    前記収納部内に位置させて台車とケース本体或いはケー
    ス本体に一体的に付帯する部位との間を、少なくとも台
    車をアジャスタと同時に床に接地する位置とアジャスタ
    よりも優先して床に接地する位置との間で相対移動させ
    る移動機構を介して連結しているとともに、 調節機構が、展示空間の湿度を調節する調湿トレーであ
    ることを特徴とする展示ケース
  6. 【請求項6】床上に移動可能に配置される台車と、この
    台車の上方に設定した 展示空間を包囲する位置に設けら
    れるガラス板等により構成されるケース本体とを具備し
    てなり、これら台車とケース本体との間に形成される隙
    間を、前記展示空間の雰囲気を調節するための調節機構
    の収納部として設定するとともに、前記ケース本体に支
    持させてこれら台車及び収納部の周囲を覆う位置に化粧
    部材を配置してなるものにおいて、 前記化粧部材の下端部にアジャスタを設けるとともに、
    前記収納部内に位置させて台車とケース本体或いはケー
    ス本体に一体的に付帯する部位との間を、少なくとも台
    車をアジャスタと同時に床に接地する位置とアジャスタ
    よりも優先して床に接地する位置との間で相対移動させ
    る移動機構を介して連結しているとともに、 調節機構が、展示空間を照明するための照明器具である
    ことを特徴とする展示ケース
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