JP2917250B2 - 背膝連動切換機構 - Google Patents

背膝連動切換機構

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JP2917250B2
JP2917250B2 JP9020790A JP2079097A JP2917250B2 JP 2917250 B2 JP2917250 B2 JP 2917250B2 JP 9020790 A JP9020790 A JP 9020790A JP 2079097 A JP2079097 A JP 2079097A JP 2917250 B2 JP2917250 B2 JP 2917250B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば背上げおよ
び膝上げ機能を有するベッド等において、背上げと膝上
げとを連動させたり、背上げ動作のみを行わせたりする
のを切り換えるための背膝連動切換機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、医療用ベッド、一般用(在宅用)
ベッドにかかわらず、ボトムの姿勢を調節する機能(背
上げ、膝上げ、ボトム昇降機能等)を備えたものが多く
出回っており、さまざまな機構のものが商品化されてい
る。例えば、背上げおよび膝上げ機能を備えたもので、
使用者の傷病状況や好みによって背上げと共に膝上げを
行うようにしたり、背上げのみを行うようにしたりする
機構を備えたものもあり、かかる動作を切り換え手段に
よって切り換えて動作を行うようにしている。この場
合、前記切り換え手段は、ベッドのサイド側に設けてい
るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのために、組み立て
の際に、設置場所によらず使用できるようにするため
に、すなわち、ベッドの左サイドを壁に寄せるようにす
るか、右サイドを寄せるようにするかいずれにおいても
設置ができるように、切り換え手段を左右両方向に取り
付け可能にしておく必要があった。また前記切り換え手
段に対しては、機構構造から、明確な操作感(機構的な
クリック感)が得られないために、確実に切り換えがな
されているか否か感知することができず、今一つ信頼性
に欠けるものであった。本発明は、かかる不都合を解決
するために提案されたものであって、例えば背上げおよ
び膝上げ機能を有するベッド等に設けた背膝連動切換機
構において、機構構造を明確な操作感が得られるように
すると共に、ベッド等を設置するにあたり、設置上の制
約が生じないように配置を考慮した、背膝連動切換機構
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、背上げ機構と膝上げ機構を備え、背
上げ動作のみと、背上げと共に膝上げを連動動作させる
のを切り換え可能に構成したベッド等において、背上げ
動作のみと、背上げと共に膝上げを連動動作させるのを
切り換えるための切換手段を備え、この切換手段は、背
上げ機構に連動する連動杆の他端部と連結したガイド部
材と、ガイド部材の後端側に回動自在に取り付けたレバ
ーとを有し、前記ガイド部材に、長穴を形成してこの長
穴に膝上げリンクの起動腕を、起動腕末端に取り付けた
ピン部材を遊動可能に嵌入し、前記ピン部材をレバーの
端部側に形成した凹部に係止することで拘束する構成と
し、前記レバーをガイド部材に対して変位させるための
切換レバーを有し、前記レバーをガイド部材に、ピン部
材をレバーの端部側に形成した凹部に係止するようにレ
バーを変位付勢するように取り付け、前記切換レバーに
より付勢力に抗してレバーを変位させて起動腕末端に取
り付けたピン部材をレバーの端部側の凹部から外すこと
で、背上げ動作のみを行うようにした。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる背膝連動切
換機構について、一つの実施の形態を示し、添付の図面
に基づいて以下説明する。図1に在宅用ベッド1の一例
を示し、この在宅用ベッド1は、分割形成されたボトム
2の背上げ、膝上げ機構、さらにはボトムの支持高さ調
節機構(昇降機構)を備えたもので、脚基体3に昇降脚
4を介して前記ボトム2の支持フレーム5に背上げ機構
6と、膝上げ機構7とを備えたものである。前記ボトム
2は、背に対応する背ボトム2aと、腰に対応する腰ボ
トム2bと、足に対応する足ボトム2cとを有し、前記
背ボトム2aと腰ボトム2b間に、また前記腰ボトム2
bと足ボトム2c間にそれぞれ適度な曲率で湾曲するよ
うに構成した湾曲ボトム2dを配設している。
【0006】前記背上げ機構6は、駆動源である直動駆
動機構(図示省略)の起動によって背ボトム2a裏面に
当接して、背ボトム2aを傾斜変位させる背上げリンク
8を有し、この背上げリンク8を構成する軸8aを、ボ
トム2を支える支持フレーム5の背ボトム2a側に近接
する位置に回動可能に設けている。一方、前記膝上げ機
構7は、支持フレーム5の足ボトム2c側に近接する位
置に、回動可能に設けた膝上げリンク9を構成する軸9
aを有している。前記膝上げリンク9の先端は、腰ボト
ム2bと足ボトム2c間の湾曲ボトム2d裏面に当接し
ている。以上のような背上げ機構6を構成する背上げリ
ンク8の軸8aと、膝上げ機構7を構成する膝上げリン
ク9の軸9aとを、連動杆10によって連動可能に連結
している(図3参照)。なお、図3では背上げリンク8
の図示を省略している。
【0007】前記連動杆10は、背上げリンク8の軸8
aに一端部を回動可能に取り付けてあり、一方、膝上げ
リンク9の軸9aとは、背上げと膝上げ動作を連動させ
たり、前記背上げ動作を単独で行わせたりするのを切り
換えるための背膝連動切換機構11を介して連結してい
る。
【0008】そして前記背膝連動切換機構11について
詳細に説明する。すなわち、背膝連動切換機構11は、
図2に示すように前記連動杆10の他端部と連結したガ
イド部材12と、ガイド部材12の後端側に回動軸pを
介して回動自在に取り付けたレバー13とを有してい
る。前記ガイド部材12には、長手方向に長穴14が形
成され、この長穴14に膝上げリンク9の軸9aに突設
した起動腕15を、起動腕15末端に取り付けたピン部
材16を遊動可能に嵌入している。そして、かかるピン
部材16は、レバー13の図中、左端側に形成した凹部
17に係止することで、長穴14の左端側に拘束され、
連動杆10と、膝上げリンク9の軸9aに突設した起動
腕15とを動力的に連動可能に固定する構成としてい
る。
【0009】また、前記レバー13は、鉤型形状を有し
ており、ガイド部材12の後端側に回動自在に取り付け
た回動軸pに近接した突部18に、レバー13を前記回
動軸pを中心に変位させるための切換レバー19を着脱
可能に設けている。また前記レバー13の下側縁部は、
レバー13を切換レバー19によって変位させた際、ガ
イド部材12における長穴14を遊動するピン部材16
を、レバー13先端の凹部17から外れた際に、案内摺
動するようにしている。そして、かかるレバー13とガ
イド部材12とは、回動軸p近傍箇所に捩りコイルばね
20が、レバー13を図中、反時計廻りに付勢するよう
に取り付けてある。
【0010】前記切換レバー19は、軸部21に握り部
22を備え、前記レバー13を捩りコイルばね20の付
勢力に抗して操作(スナップ操作)するようにしたもの
である。前記軸部21は、ガイド部材12の後端側に回
動自在に取り付けた回動軸pに近接した突部18に螺着
されている。また、前記軸部21は、図4、図5に示す
ように突部18に嵌合爪23を突設して、この嵌合爪2
3に嵌脱可能に構成することもできる。
【0011】以上のような構成の背膝連動切換機構11
において、レバー13を捩りコイルばね20の付勢力に
より、連動杆10の他端部と連結したガイド部材12に
沿うように切換レバー19の握り部22を操作してお
く。すなわちガイド部材12の長穴14に膝上げリンク
9の軸9aに突設した起動腕15を、起動腕15末端に
取り付けたピン部材16をレバー13の凹部17に係止
させて長穴14の左端側に拘束しておくと(図4参
照)、連動杆10と、膝上げリンク9は、連動杆10を
介して背上げリンク8と動力的に連動可能に連結した状
態となり、背上げ機構6における駆動源である直動駆動
機構を起動することで、背上げと共に、膝上げの動作を
行うことができる。
【0012】次に、背上げのみを行うときは、切換レバ
ー19の握り部22を握って下に曲げるようにスナップ
操作をする。すると、レバー13は、捩りコイルばね2
0の付勢力に抗して回動軸pを中心として図中、時計廻
りに変位し、起動腕15末端に取り付けたピン部材16
が、レバー13の凹部17から外れてガイド部材12の
長穴14を自在に遊動可能な状態となり(図6参照)、
背上げ動作を行っても、連動杆10と膝上げリンク9の
軸9aに突設した起動腕15とが連動状態が断たれた状
態となるので、背上げ動作のみを行うことができる。な
お、以上のような背膝連動切換機構11は、在宅用ベッ
ド1におけるボトム2の足側下方の支持フレーム5に配
置したので、在宅用ベッド1を部屋の壁に左右いずれの
サイドを寄せておくことができるなど設置する自由度が
大きい。
【0013】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、 (1)フット側での切り換え操作のため、レバーの取り
付け位置をベッドの設置箇所によって変える必要がな
い。 (2)レバーに付勢手段を用いたので、背膝連動と分離
との切換操作にあたり、明確な操作感(クリック感)を
もたらすことができ、操作上の不安感は解消された。 (3)切換レバーが着脱可能なため、支持フレーム梱包
時に、コンパクトにまとめることができる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる背膝連動切換機構が適用される
在宅用ベッドの一例を示す模式的側面説明図である。
【図2】本発明にかかる背膝連動切換機構の一例を示
す、模式的な拡大側面図である。
【図3】図1に示す背膝連動切換機構の配置構成を示し
た模式的な平面説明図である。
【図4】本発明にかかる背膝連動切換機構の別例におけ
る、連動動作を行う際の模式的な拡大側面図である。
【図5】図4に示す背膝連動切換機構の矢印A方向から
の矢視図である。
【図6】図4に示す背膝連動切換機構において、背上げ
のみを行う際の模式的な拡大側面図である。
【符号の説明】
1 在宅用ベッド 2 ボトム 2a 背ボトム 2b 腰ボトム 2c 足ボトム 2d 湾曲ボトム 3 脚基体 4 昇降脚 5 支持フレーム 6 背上げ機構 7 膝上げ機構 8 背上げリンク 8a 軸 9 膝上げリンク 9a 軸 10 連動杆 11 背膝連動切換機
構 12 ガイド部材 13 レバー 14 長穴 15 起動腕 16 ピン部材 17 凹部 18 突部 19 切換レバー 20 捩りコイルばね 21 軸部 22 握り部 23 嵌合爪

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背上げ機構と膝上げ機構を備え、背上
    げ動作のみと、背上げと共に膝上げを連動動作させるの
    を切り換え可能に構成したベッド等において、背上げ動
    作のみと、背上げと共に膝上げを連動動作させるのを切
    り換えるための切換手段を備え、この切換手段は、背上
    げ機構に連動する連動杆の他端部と連結したガイド部材
    と、ガイド部材の後端側に回動自在に取り付けたレバー
    とを有し、前記ガイド部材に、長穴を形成してこの長穴
    に膝上げリンクの起動腕を、起動腕末端に取り付けたピ
    ン部材を遊動可能に嵌入し、前記ピン部材をレバーの端
    部側に形成した凹部に係止することで拘束する構成と
    し、前記レバーをガイド部材に対して変位させるための
    切換レバーを有し、前記レバーをガイド部材に、ピン部
    材をレバーの端部側に形成した凹部に係止するようにレ
    バーを変位付勢するように取り付け、前記切換レバーに
    より付勢力に抗してレバーを変位させて起動腕末端に取
    り付けたピン部材をレバーの端部側の凹部から外すこと
    で、背上げ動作のみを行うようにしたことを特徴とする
    背膝連動切換機構。
  2. 【請求項2】 前記レバーをガイド部材に対して変位
    させるための切換レバーを、フットボード側から操作で
    きるように切換手段を配置せしめると共に、前記切換レ
    バーをレバーに着脱可能に装着する構成としたことを特
    徴とする請求項1記載の背膝連動切換機構。
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JP5024887B2 (ja) * 2008-03-31 2012-09-12 パラマウントベッド株式会社 背膝ボトム連動機構
WO2014185164A1 (ja) * 2013-05-15 2014-11-20 パラマウントベッド株式会社 ベッド装置
JP6232596B2 (ja) * 2013-09-21 2017-11-22 株式会社いうら ストレッチャーにおける背受と腰受と脚受の連動及び非連動機構

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